JP3045847U - 多重層軽量コンクリート板 - Google Patents

多重層軽量コンクリート板

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JP3045847U JP1996010279U JP1027996U JP3045847U JP 3045847 U JP3045847 U JP 3045847U JP 1996010279 U JP1996010279 U JP 1996010279U JP 1027996 U JP1027996 U JP 1027996U JP 3045847 U JP3045847 U JP 3045847U
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友道 丹羽
文広 杉山
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友道 丹羽
文広 杉山
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】外部からの破壊行為に対して容易に破られない
よう多重層構造とした多重層軽量コンクリート板の提
供。 【解決手段】成形箱体4の底部に生コンクリート又はモ
ルタル2を流し込み、任意の形状の発泡スチロール等の
細片1を生コンクリート又はモルタル2の中に入れ混練
りした軽量コンクリート3を該モルタル等層2の上部に
流し込んで一体構造とし乾燥させてなる。

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の属する技術分野】
建築工法としては通常,湿式工法と乾式工法があります。湿式工法は、工事現 場で型枠を組立て、その中に生コンクリートを注入して行うもので、コンクリー トが固まるまで1週間〜2週間を必要としていた。 建築期間の短縮のために行われるようになったのが乾式工法で、これはあらか じめ工場で生産,乾燥させたコンクリート部材を鉄骨に取り付けてなる工法であ ります。 本考案は乾式工法で使用されるコンクリート板であります。
【従来の技術】
乾式工法に使用するコンクリート板は、発泡コンクリート板が主で、その他と してはセメント・砂を水で混練りしたモルタル100%のもの、セメント・砂・ 砂利及び水を混練りしたコンクリート100%のものがあり、たまにガラス砕片 とか石炭灰の焼結材を混入したリサイクル目的のものが散見されておりましたが 、みな同一材質による一層構造であった。
【考案が解決しようとする課題】
従来の発泡コンクリート板は断熱性・防音性・軽量性及び加工性がすぐれてい て、工場,事務所,店舗,マンション等の外壁材,天井材及び床材として広く使 用されてきましたが、前述の特徴のうち、加工性をよく検討してみると便利であ った反面、外部からは極めて破壊され易い弱点があったのであります。 即ち 工作用のカッターナイフのみで容易に切り開らき鉄筋金網5はクリッパーで簡単 に切断されうるので、施錠のみにより安心して外出したり、事務所や店舗を夜間 無人とすることは極めて危険であることが考えられるのであります。 本考案は、断熱性(保温性)・防音性・軽量性を保持しながら非破壊性という か防犯性をも付加せんとするものであります。
【問題を解決する手段】
建築物等の破壊行為は、外部からの作業で行われます。従ってコンクリート板 等の表面の強度を従来のコンクリート又はモルタル100%の強度に維持すれば 問題は解決できるものであります。 本考案は図1に示すように成形箱体4型の底部に生コンクリート又はモルタル 2 100%のものを流し込み、その上部に断熱性・防音性・軽量性を維持させ るため空気を多量に含み、そのうえ耐圧性のある物質、即ち発泡スチロール・発 泡スチレン・発泡ウレタン又はスポンジゴム等の細片1を適量混入し、混練りし た軽量コンクリート等3を流し込み、両層を一体として乾燥させてなることとし たものであります。また表面強度をコンクリート又はモルタル2で保持しながら 、裏面で断熱性(保温性)・防音性・軽量性を得させる構造としては、図3に示 すように、従来からの発泡コンクリート板6を成形箱体4の底部に入れ、上部に 生コンクリート又はモルタル2 100%のものを流し込んで一体構成としても よいものであり、更には、図4に示すように鉄骨等に取り付けるためのボルト孔 の位置に30〜70mm位の空洞孔11を設けた発泡スチロール板7を成形箱体 4の底部に入れ、別に用意した発泡スチロール・合成樹脂又はゴム等で作られて いる支柱9の突立孔10を該箱体4底部のピン8に挿入して固定し、生コンクリ ート又はモルタル2を流し込んだとき該コンクリート等が空洞孔11に流入する ことにより発泡スチロール板7と表面のコンクリート等層2の相互が一体となり 、支柱9を除去したとき取付ボルト挿入孔となる多重層軽量コンクリート板とし てもよいものであります。
【考案実施の形態】
従来のコンクリート板は発泡コンクリート板にせよ、また他材質を混入したコ ンクリート板にせよ、いわゆる一層構造でなっておりました。 本考案は強度の高いコンクリート,モルタル等100%の層2を表面に、そし て空気を多量に含み防音性,保温性の効果を有する材質を混練りした軽量コンク リート又はモルタル3を裏面になるよう流し込んで一体化させるか、コンクリー ト又はモルタル100%の板と、それとは異質で断熱性(保温性)及び防音性を 具備し構成されている軽量板、即ち発泡コンクリート板6又は発泡スチロール板 7とを表裏一体として構成させてして多重層軽量コンクリート板としたものであ ります。
【実施例】
以上は二重層構造の軽量コンクリート板について説明しましたが、図2に示す ように大地震に耐えうるよう強度を高くするため三重層構造として行うことも可 能であり、また二重層構造・三重層構造はコンクリート板等2と軽量コンクリー ト板3、発泡コンクリート板6又は発泡スチロール板7を別々に製造し、あとで 接着してもできるもので、この場合も本考案のうちであることを付記します。
【考案の効果】
従来の発泡コンクリート板は断熱性・防音性・軽量性にすぐれ、そのうえ加工 性もよかったため建築物に大量使用されていたが、外部からの破壊行為には究め て弱いという欠点を内包していたのであります。 本考案は従来の発泡コンクリートの利点である断熱性(保温性)・防音性・軽 量性を裏面に具備しながら表面はコンクリート又はモルタル層2によって強度を 高く保持することとしたもので実用的であります。また発泡スチロール細片1は スーパー等で肉、魚等を購入したときのトレー等、家庭廃棄物を資源として再利 用することもできるので国家的にみても有意義であります。
【提出日】平成9年1月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】 【考案の属する技術分野】
建築工法としては通常、湿式工法と乾式工法があります。湿式工法は、工事現 場で型枠を組立て、その中に生コンクリートを注入して行うもので、コンクリー トが固まるまで1週間〜2週間を必要としていた。 建築期間の短縮のために行われるようになったのが乾式工法で、これはあらか じめ工場で生産、乾燥させたコンクリート部材を鉄骨に取り付けてなる工法であ ります。 本考案は、乾式工法で使用されるコンクリート板であります。
【従来の技術】
乾式工法に使用するコンクリート板は、発泡コンクリート板が主で、その他と してはセメント・砂を水で混練りしたモルタル100%のもの、セメント・砂・ 砂利及び水を混練りしたコンクリート100%のものがあり、たまにガラス砕片 とか石炭灰の焼結材を混入したリサイクル目的のものが散見されておりましたが 、みな同一材質による一層構造であった。
【考案が解決しようとする課題】
従来の発泡コンクリート板は断熱性・防音性・軽量性及び加工性がすぐれてい て、工場・事務所・店舗・マンション等の外壁材、天井材及び床材として広く使 用されてきましたが、前述の特徴のうち、加工性をよく検討してみると便利であ った反面、外部からは極めて破壊され易い弱点があったのであります。 即ち 発泡コンクリート板は工作用のカッターナイフのみで容易に切り開らき 鉄筋金網が露出したところで、クリッパーにより簡単に切断開孔が行え、従って 施錠のみにより安心して外出したり、事務所や店舗を夜間無人とすることが極め て危険であったのであります。 本考案は、断熱性(保温性)・防音性・軽量性を保持しながら非破壊性という か防犯性をも付加せんとするものであります。
【問題を解決する手段】
建築物等の破壊行為は、外部からの作業で行われます。従ってコンクリート板 等の表面の強度を、従来のコンクリート又はモルタル100%の強度に維持すれ ば、問題は解決できるものであります。 本考案は、図1に示すように成形箱体4の底部に生コンクリート又はモルタル 2 100%のものを流し込み、その上部に断熱性・防音性・軽量性を維持させ るため、空気を多量に含み、そのうえ耐圧性のある物質、即ち発泡スチロール・ 発泡スチレン・発泡ウレタン又はスポンジゴム等の細片1を適量混入し、混練り した軽量コンクリート等3を流し込み、両層を一体として乾燥させてなることと したものであります。
【考案実施の形態】
従来のコンクリート板は発泡コンクリート板にせよ、また他材質を混入したコ ンクリート板にせよ、いわゆる一層構造でなっておりました。 本考案は強度の高いコンクリート、モルタル等100%の層2を表面に、そし て空気を多量に含み防音性、保温性の効果を有する材質を混練りした軽量コンク リート又はモルタル3を裏面になるよう構成させるてなるのもであります。本構 成は比重の大きいコンクリート、モルタル100%2が下層となり、比重の小さ い軽量コンクリート3が上層で型枠内に流し込まれる結果各層が安定し、強度保 持のためには理想的であります。
【実施例】
以上は二重層構造の軽量コンクリート板について説明しましたが、図2に示す ように大地震に耐えうるよう強度を高くするため三重層構造として行うことも可 能であり、また二重層構造・三重層構造はコンクリート板等2と軽量コンクリー ト板3を別々に製造し、あとで接着してもできるもので、この場合も本考案のう ちであることを付記します。
【考案の効果】
従来の発泡コンクリート板は断熱性・防音性・軽量性にすぐれ、そのうえ加工 性もよかったため建築物に大量使用されていたが、外部からの破壊行為には究め て弱いという欠点を内包していたのであります。 本考案は従来の発泡コンクリートの利点である断熱性(保温性)・防音性・軽 量性を裏面に具備しながら表面はコンクリート又はモルタル層2によって強度を 高く保持することとしたもので実用的であります。また発泡スチロール細片1は スーパー等で肉、魚等を購入したときのトレー等、家庭廃棄物を資源として再利 用することもできるので国家的にみても有意義であります。
【図面の簡単な説明】
図1…二重層軽量コンクリート板の断面略図 図2…三重層軽量コンクリート板の断面略図 図3…発泡コンクリート板とコンクリート板等の二重構
造を示す断面略図 図4…発泡スチロール板とコンクリート板等の二重構造
を示す断面略図 図5…支柱の断面略図 図6…発泡スチロール板の平面略図
【符号の説明】
1……発泡スチロール等 2……生コンクリート又はモルタル 3……軽量コンクリート 4……成形箱体 5……鉄筋金網 6……発泡コンクリート板 7……発泡スチロール板 8……ピン 9……支柱 10……突立孔 11……一体化空洞孔
【手続補正書】
【提出日】平成9年1月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 多重層軽量コンクリート板
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】 図1…二重層軽量コンクリート板の断面略図 図2…三重層軽量コンクリート板の断面略図
【符号の説明】 1……発泡スチロール粒等 2……生コンクリート又はモルタル 3……軽量コンクリート 4……成形箱体 5……鉄筋金網
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図 1】
【図 2】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形箱体4の底部に生コンクリート又はモ
    ルタル2を流し込み、任意の形状の発泡スチロール等の
    細片1を生コンクリート又はモルタル2の中に入れ混練
    りした軽量コンクリート3を該モルタル等層2の上部に
    流し込んで一体構造とし乾燥させてなる多重層軽量コン
    クリート板。
  2. 【請求項2】成形箱体4の底部に発泡コンクリート板6
    を入れ、その上部に生コンクリート又はモルタル2を流
    し込み、一体構造としてなる多重層軽量コンクリート
    板。
  3. 【請求項3】鉄骨等に取付けられるボルト孔の位置に3
    0〜70mm位の空洞孔11を設けた発泡スチロール板
    7を成形箱体4の底部に入れ、別に作られている発泡ス
    チロール支柱9の孔10をピン8に差し込んで立て、生
    コンクリート又はモルタル2を流し込み、該発泡スチロ
    ール板7と一体構造としてなる多重層軽量コンクリート
    板。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009196333A (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 Takahashi Curtain Wall Kogyo Kk Pcパネルの製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5324097A (en) * 1976-08-16 1978-03-06 Earth Chemical Co Production of pyretrine by tissue culture

Patent Citations (1)

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