JPH0217054Y2 - - Google Patents

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JPH0217054Y2
JPH0217054Y2 JP1982102491U JP10249182U JPH0217054Y2 JP H0217054 Y2 JPH0217054 Y2 JP H0217054Y2 JP 1982102491 U JP1982102491 U JP 1982102491U JP 10249182 U JP10249182 U JP 10249182U JP H0217054 Y2 JPH0217054 Y2 JP H0217054Y2
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JP
Japan
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outer frame
frame material
cement
fibers
lightweight
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JP1982102491U
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JPS5860711U (ja
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  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は建築用軽量基本部材に関する。 住宅の建築にプレハブ構法が普及し、その多く
はパネル構法が採用されている。しかし、この構
法は一般に900mm前後の固有の単位長さ(モジユ
ール寸法)の設定を必要とし、その整数倍の範囲
でしか平面設計の自由度がないという欠点があ
る。その結果としてパネルの工場生産では、パネ
ルの種類を多くしなければならない。また、従来
のパネルは比較的重く、工場生産されたパネルの
流通過程に難点があり、現場での施工も困難なた
め大型機械の使用により行なつている。 本考案の目的は自由度の大きい注文プレハブ住
宅や、各種構築物を可能にする新しい構法に適し
た軽量で強度が大で、かつ耐火性を有する建築用
基本部材を提供することである。 本考案は繊維配合硬化性無機物質からなる中空
の外枠材と、該外枠材の中空を充たしており、か
つ珪酸カルシウム成形体、発泡石こう成形体、合
成樹脂発泡体よりなる群から選ばれた比重0.5以
下の軽量材料からなる芯材より形成されており、
前記外枠材の断面形状が正方形もしくは長方形の
短辺の隣接する2つの頂角部分をその辺の
1/√2+1の長さの斜辺を有する直角2等辺三角 形に切欠くとともに、該切欠いた三角形を他の2
つの頂角部分に平行移動させて付加せしめた如き
8角形であり、かつその断面形状を包囲する最小
の四角形の長辺と短辺の比が1〜3:1である棒
状の建築用軽量基本部材を提供するものである。 以下、図面に基いて本考案の基本部材の形状に
ついて説明する。第1図は本案の基本部材の1態
様を示す見取図であり、第2図は本考案の基本部
材の断面形状の態様を示したものである。図中、
符号1が外枠材、符号2が芯材である。図示した
ように本考案の基本部材は全体の形状が棒状であ
る。また、外枠材1の断面形状は、正方形もしく
は長方形の短辺の隣接する2つの頂角部分をその
辺の
【式】の長さの斜辺を有する直角2等 辺三角形に切欠くとともに、該切欠いた三角形を
他の2つの頂角部分に平行移動させて付加せしめ
た如き8角形である。なお、上記した断面形状に
おける各辺の寸法は使用目的等を考慮して適宜決
定すればよい。外枠材の断面形状を包囲する最小
の四角形(第2図の点線部分参照)の長辺laと短
辺lbの比は通常1〜3:1程度とすることが強
度、設計上の自由度等の点より望ましい。また本
考案の基本部材の厚さについても制限的ではない
が、通常は60〜120mmとし、壁厚と同一寸法であ
ることが望ましい。長さについても通常は10m以
下であり任意に選定すればよく、必要に応じて切
断あるいは接合して用いることができる。さら
に、外枠材の肉厚についても材質を考慮して適宜
決定すればよく、通常は壁厚の1/200乃至1/5とす
る。 外枠材を形成する繊維配合硬化性無機物質とし
ては、ポルトランドセメント、アルミナセメン
ト、焼石こう等の自硬性セメント、石灰スラグセ
メント、高炉セメント、キーンスセメント等の潜
在水硬性セメント、石灰シリカセメント、シリカ
セメント、フライアツシユセメント、オキシクロ
ライドセメント、水ガラス、石灰、ドロマイトプ
ラスター等の混合セメントなどに繊維物質を配合
したものがある。ここで繊維物質としてはガラス
繊維、耐アルカリガラス繊維、シリカ繊維、シラ
ス繊維、岩綿、金属繊維、炭素繊維、アスベスト
等の無機繊維および天然繊維(たとえば綿、麻、
羊毛など)、合成繊維(たとえばポリエチレン繊
維、ポリプロピレン繊維、ポリ塩化ビニリデン繊
維、ポニ塩化ビニル繊維、ポリエステル繊維な
ど)やパルプ等の有機繊維を使用することがで
き、繊維の形態は任意であり長繊維から短繊維ま
で、さらにはクロス、マツト等であつてもよい。
これら繊維の配合量についても制限がなく、使用
目的に応じて決定すればよい。 次に、芯材については軽量材料を用いることが
必要であり、具体的な材料として珪酸カルシウム
成形体、発泡石こう成形体、パーライト、シラス
バルーンなどの無機材料、合成樹脂発泡体などの
有機材料があげられる。無機材料としてはとりわ
け密度0.1〜0.2g/cm2、圧縮強さ3〜15Kg/cm2
度の珪酸カルシウム成形体が好ましい。また、合
成樹脂発泡体の例としてはポリスチレン、ポリウ
レタン、尿素樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレ
ンなどの発泡体がある。なお、各種繊維物質(上
記したもの)や粒状物などを芯材として使用する
場合は、結合剤と共に用いることが望ましい。い
ずれにしても、芯材は比重1.0以下、通常は0.5以
下のものを用いる必要がある。 本考案の軽量基本部材は前記のように外枠材と
芯材とからなる二重構造であることに特色があ
り、かかる基本部材の製造方法としては成形され
た芯材の外周に外枠材を形成する、外枠材を予め
製造した後、芯材を適当な結合材と共に充てんす
る、外枠材を予め製造した後、未発泡の芯材を充
てんし発泡成形を行なう等の方法がある。このよ
うにして得られた基翻部材は、外枠材と芯材が一
体となり軽量にもかかわらず、すぐれた強度特性
を有する。 本考案の軽量基本部材はそのままで柱、鴨居、
敷居、垂木等として使用できるほか、基本部材同
士あるいはさらに適当な結合部材を用いて接合し
て壁、床、天井、屋根等として用いることができ
る。この場合、接合は適当な接着材やボルト、ナ
ツト、釘等の接合器具を用いることにより行な
う。第3A図〜第3F図は基本部材の接合状態を
例示したものである。なお、基本部材の表面に化
粧紙、木皮、突板、プラスチツクシート等の表面
材を固着したり、塗料その他の材料を吹付け、刷
毛塗り等により塗布して仕上げることもできる。 本考案の基本部材は軽量で、かつ高強度であ
り、しかも耐熱性、断熱性等にすぐれ、これらの
性質は材料の選定により要求を満足させることが
可能である。さらに、連続生産も可能であるこ
と、住宅建築の際に設計上の自由度が大きいこ
と、基本部材同士の接合によるパネル製造は工場
生産および現場作業の両方を選択できること等の
特色を有している。特に、外枠材の材質として硬
化性無機物質を使用しているため、耐火性にすぐ
れ一般住宅はもとより、カプセルハウス、倉庫、
冷凍庫等の建設に対し有用である。 次に、本考案の参考例を示す。 参考例 1 珪酸カルシウム角棒状体(86mm×86mm×2000
mm、密度0.2g/cm2)の周囲にMgO30重量%、
MgCl230重量%、NaPO31重量%および水39重量
%からなるセメントミルクを十分に含浸させたガ
ラス繊維マツト(チヨツプドストランドマツト
450g/m2)を2層まきつけて硬化し、外枠材厚
さ2mmの基本部材を得た。 この基本部材の重量は7700gであり、曲げ強度
は615Kg/m2(JIS−A−1414.6.9、スパン距離
1800mm)であつた。 参考例 2 実施例1と同じ芯材に焼石こう70重量%、水20
重量%およびガラス繊維(チヨツプドストランド
長さ30mm)10重量%からなる組成の石こうスラリ
ーを付着、硬化させて外枠材厚さ2mmの基本部材
を得た。 この基本部材の重量は6800gであり、曲げ強度
は290g/m2(JIS−A−1414.6.9、スパン距離
1800mm)であつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の基本部材の1態様を示す見取
図、第2図は本考案の基本部材の態様を示す断面
図、第3A図〜第3F図は本考案の基本部材の接
合状態の態様を示す断面図である。図中、1は外
枠材、2は芯材、3は結合部材である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 繊維配合硬化性無機物質からなる中空の外枠
    材と、該外枠材の中空を充たしており、かつ珪
    酸カルシウム成形体、発泡石こう成形体、合成
    樹脂発泡体よりなる群から選ばれた比重0.5以
    下の軽量材料からなる芯材より形成されてお
    り、前記外枠材の断面形状が正方形もしくは長
    方形の短辺の隣接する2つの頂角部分をその辺
    の【式】の長さの斜辺を有する直角2等 辺三角形に切欠くとともに、該切欠いた三角形
    を他の2つの頂角部分に平行移動させて付加せ
    しめた如き8角形であり、かつその断面形状を
    包囲する最小の四角形の長辺と短辺の比が1〜
    3:1である棒状の建築用軽量基本部材。 (2) 外枠材が自硬性セメント、潜在水硬性セメン
    トおよび混合セメントよりなる群から選ばれた
    硬化性無機物質に繊維を配合してなるものであ
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の基本部
    材。
JP10249182U 1982-07-08 1982-07-08 建築用軽量基本部材 Granted JPS5860711U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10249182U JPS5860711U (ja) 1982-07-08 1982-07-08 建築用軽量基本部材

Applications Claiming Priority (1)

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JP10249182U JPS5860711U (ja) 1982-07-08 1982-07-08 建築用軽量基本部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5860711U JPS5860711U (ja) 1983-04-23
JPH0217054Y2 true JPH0217054Y2 (ja) 1990-05-11

Family

ID=29897134

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10249182U Granted JPS5860711U (ja) 1982-07-08 1982-07-08 建築用軽量基本部材

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6141884U (ja) * 1984-08-23 1986-03-17 三菱電機株式会社 多気筒形回転圧縮機

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5412255Y2 (ja) * 1974-11-12 1979-05-30

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6141884U (ja) * 1984-08-23 1986-03-17 三菱電機株式会社 多気筒形回転圧縮機

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JPS5860711U (ja) 1983-04-23

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