JP3045525U - 先送り事項管理用カード移動式スケジュール帳 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 日程の変更や、後日再実行を必要とするよう
な先送り事項が発生した場合に、その管理が容易にで
き、なおかつ訂正や書き写しに伴って事項が見え難くな
ることのないスケジュール管理をおこなう。 【解決手段】 複数枚の台紙３からなるスケジュール帳
本体１は、その台紙３上にカード受け４を有する。この
カード受け４に、スケジュール書き込み用カード２を差
し込み、移動させることで、先送り事項を管理する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、先送り事項を管理するための、カード及びカード受けを有するスケ ジュール帳に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のスケジュール帳は、複数の紙が単に綴じられページが構成されたもので あったため、一度記載した事項を後日再実行したい場合や、または一度記載した 事項が、日程変更となり先送りになった場合には、該当箇所に再度書き写す必要 があった。また、書き写すことによって、スケジュール帳の記載及び訂正が増え 、事項が見え難くなることによって管理がし難くなる傾向にあった。更に、電子 手帳を使用して管理する場合には、画面の大きさの制約を受けることから、スケ ジュール全体を一目で把握することが難しい傾向にあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

書き写す作業は、時間的、労働的に無駄である。従って、記載したい事項を綴 じられた紙に記載するのではなく、カードに記載することによって、後日忘れる ことなく再実行したい場合やスケジュールが変更になったときに、そのカードを 単に該当箇所に移動させるだけで、スケジュール管理を容易に行おうとするもの である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、カード受けを有する台紙にカードを差し込むことによってスケジュ ール管理を迅速に行なおうとするものであるが、後日確実に確認及び再実行した い場合や、日程が変更になったような場合には、差し込んであるカードを別の箇 所に位置を変えることにより問題を解決している。

【０００５】

【考案の実施の形態】 台紙にはカードを差し込むための多数のカード受けがある。このカード受けに カードを差し込み挿入することによって、カードが安定する。カードはいつでも 何度でも他のカード受けに移動させることが可能である。

【０００６】

【実施例】

以下、添付図面に従って、ふたつの実施例を説明する。ひとつの実施例は、受 験勉強に用いる場合であり、もうひとつの実施例はビジネスに用いる場合である 。１はスケジュール帳本体、２はスケジュール書き込み用カードである。３はス ケジュール帳を構成する台紙、４は台紙上に存在するカード受けである。

【０００７】 まず、受験勉強においては、問題演習をしていく上で、１回目に解けなかった 問題を、ある一定の時間をおいて再度解いてみる必要がある。例えば、５月１２ 日（月）に解いてみた英語の基礎問題集１６頁の設問４が解けなかったので、１ 週間後の５月１９日（月）に再挑戦してみようと決めたとする。この場合、スケ ジュール書き込み用カード２に、５月１２日基礎問題集１６頁設問４と書き、５ 月１９日（月）の英語の欄に差し込んでおく。５月１９日（月）になれば、１９ 日（月）の部分に差し込まれたカードを見て、再挑戦すればよいことになる。も し、１９日（月）にも解くことができなければ、３回目に挑戦しなくてはならな いが、この日を２４日（土）と決めたのであれば、前回と同じように、このカー ドに５月１９日と記載した後、２４日（土）の欄に再度差し込み直せばよい。

【０００８】 本考案のスケジュール帳を使用した場合、スケジュール書き込み用カード２を 見ることによって、今まで何回挑戦してきて、それはいつといつだったのかの履 歴が一目でわかるようになるという利点がある。従来のスケジュール帳では、こ のことを把握するためには過去の該当頁を丹念に見ていく必要があった。

【０００９】 更に、本考案のスケジュール帳を使用した場合、カードの枚数を数えることに より、携わった設問数を容易に把握することも可能となる。従来のスケジュール 帳では、何度も挑戦した設問が多数ある場合、記載事項が多いため、いかにも勉 強したかのような錯覚に捕われやすく、結局のところ、いくつの設問が自分の実 力で解けるようになったのかの判断が甘くなる欠点があった。

【００１０】 スケジュール帳本体１の縦の欄は、使う人の志望校の配点や得意不得意科目を 総合的に判断して、力点を置いて取り組みたい教科の面積を広く設定できるよう に、罫線は自分自身で自由に位置を決定し引くことができるようになっている。

【００１１】 スケジュール書き込み用カード２は、複数の色のものを用意することで、問題 集別に使い分ける等の利便性が更に増すことになる。

【００１２】 スケジュール書き込み用カード２の一部は、切り取り部５となっており、例え ば終了した設問のカードの切り取り部５を切り取っておくことで、終了した設問 と現在先送り中の設問とを分類することも可能となる。

【００１３】 次に、ビジネスにおいても受験勉強用と基本的な考え方は同じである。但し、 スケジュール帳本体１は教科欄のかわりに時刻が記載されており、スケジュール 書き込み用カード２には得意先との商談等を記入していくことになる。次回商談 日時の該当箇所にカードを移動させることにより、容易にスケジュール管理がで き、突然の時刻変更等にも更にカードを移動させるだけで容易に対応することが できる。しかも、スケジュール書き込み用カード２には、過去の履歴が記入され ているため、初回商談日から既に何日経過していて、今回が何度目の商談である か等の把握が一目でできる。

【００１４】

【考案の効果】

上述の様に、本考案のスケジュール帳を使用することにより、先送り事項が省 労力で容易に、かつ確実に管理できるとともに、過去の履歴を一目で把握するこ ともできる。更に、突然のスケジュール変更にも即座に対応できる。また、この とき記載量が増加するわけではないので、見難くなるという不都合も生じない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の先送り事項管理用カード移動式スケジ
ュール帳受験勉強用の見開き図である。

【図２】本考案の先送り事項管理用カード移動式スケジ
ュール帳ビジネス用の見開き図である。

【符号の説明】

１ スケジュール帳本体 ２ スケジュール書き込み用カード ３ スケジュール帳を構成する台紙 ４ カード受け ５ 切り取り部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 先送り事項を記入するためのカード及び
   そのカードを保持するためのカード受けを設け、次回繰
   り越し日の該当場所にカードを移動させることにより、
   先送り事項を何度でも繰り返し管理できることを特徴と
   するスケジュール帳。