JP3045502B1 - 裁断機 - Google Patents

裁断機

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JP3045502B1
JP3045502B1 JP11160837A JP16083799A JP3045502B1 JP 3045502 B1 JP3045502 B1 JP 3045502B1 JP 11160837 A JP11160837 A JP 11160837A JP 16083799 A JP16083799 A JP 16083799A JP 3045502 B1 JP3045502 B1 JP 3045502B1
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Abstract

【要約】 【課題】 ストッパの高さを簡単かつ容易に、しかも圧
盤の運転を停止することなく極めて高精度に調整する。 【解決手段】 裁断機は、上下に配設された一対の圧盤
1と、圧盤1に装着されるトムソン刃2と、圧盤1を互
いに接近する方向に駆動するシリンダー3と、圧盤1の
間隔を制御するストッパ4とを備える。裁断機は、シリ
ンダー3で圧盤1を互いに接近させて、トムソン刃2で
シートSを所定の形状に裁断する。ストッパ4は、圧盤
1の間の複数カ所に配設されて、圧盤1の停止位置を特
定する。ストッパ4は、垂直方向に往復運動する上下台
5と、ネジ棒6を回転させて上下台5を上下に移動させ
る上下機構7と、ネジ棒6を回転させるモーター8と、
モーター8の回転を制御する制御回路9とを備える。制
御回路9がモーター8の回転を制御してモーター8でネ
ジ棒6を回転し、ネジ棒6で上下台5を所定の位置に移
動して停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂シートや
紙等のシートをトムソン刃で裁断する裁断機に関する。
【0002】
【従来の技術】裁断機は、成形した合成樹脂シートを裁
断してトレイ等を製造し、あるいは、複数のシートを積
層して、一方のシートを裁断しないで片方のシートを裁
断する、いわゆるハーフカットに使用される。トレイ等
の製造に使用される合成樹脂シートの裁断機は、成形し
た合成樹脂シートを裁断して複数の成形パーツを製造す
る。複数のシートを積層して、一方のシートを裁断する
裁断機は、たとえば、シール等の製造に使用される。シ
ールは、粘着層のあるシールシートを、剥離紙の上に接
着し、シールシートをトムソン刃でハーフカットして製
作される。
【0003】トムソン刃でシートを裁断する裁断機は、
シートを完全に裁断することが大切である。しかしなが
ら、実際には、トムソン刃の全体を均一にシートに押し
付けて裁断するのは非常に難しい。トムソン刃の全体を
均一にシートに押圧できないと、シートを完全に裁断で
きなくなる。この弊害を解消するために、従来の裁断機
は、図1に示すように、圧盤1の四隅にストッパ25を
配設している。シリンダー3で押圧される圧盤1は、ス
トッパ25に当接する位置まで押し下げられて、トムソ
ン刃2でシートSを裁断する。ストッパ25は図2の断
面図に示すように、複数枚の調整シム26を積層して高
さを調整できるようにしている。調整シム26の枚数や
厚さで、ストッパ25の高さは調整される。調整シム2
6を多くしてストッパ25を高くすると、プレス状態に
おける圧盤1の間隔は広くなる。ストッパ25を低くす
ると、圧盤1の間隔は狭くなる。したがって、たとえ
ば、図1のAで示す隅部でトムソン刃2がシートSを完
全に裁断できないときには、A部のストッパ25を低く
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図2に示すストッパ2
5は、高さの調整に手間がかかるばかりでなく、運転し
ながら圧盤1の停止位置を調整できない欠点がある。そ
れは、上の圧盤1を上昇させた状態で、調整シム26を
脱着して枚数を変更し、あるいは厚さが異なる調整シム
26に入れ換えるからである。さらに、調整シム26に
は、たとえば0.05mmや0.02mmの厚さのもの
を使用するので、1枚の調整シム26の厚さよりも正確
にストッパ25の高さを調整できない欠点もある。シー
ルを製作するハーフカットの裁断機は、トムソン刃2の
位置を10μmの単位で高精度に調整することが要求さ
れる。
【0005】さらに、多数の枚数の調整シムを積層して
いるストッパは、使用するにしたがって、高さが多少変
化する欠点もある。それは、積層している調整シムが、
圧盤を押圧してストップさせるときに叩かれて、変形す
るからである。さらに困ったことに、使用するにしたが
ってストッパの高さが微妙に低くなるとき、圧盤を運転
しながら、高さを調整できないために、圧盤を上昇させ
て調整シムを交換する必要がある。さらに、調整シムを
交換してからしばらくすると、再びストッパの高さが低
くなる傾向があり、トムソン刃の全体を理想的な状態で
停止させるのは、極めて煩雑な手間を必要とする。
【0006】本発明は、このような欠点を解決すること
を目的に開発されたものである。本発明の重要な目的
は、ストッパの高さを簡単かつ容易に、しかも圧盤の運
転を停止することなく極めて高精度に調整できる裁断機
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の裁断機は、前述
の目的を達成するために下記の構成を備える。裁断機
は、上下に配設された一対の圧盤1と、一方の圧盤1に
装着されるトムソン刃2と、一対の圧盤1を互いに接近
する方向に駆動するシリンダー3と、シリンダー3で駆
動される一対の圧盤1の間隔を制御するストッパ4とを
備える。裁断機は、シリンダー3で圧盤1を互いに接近
させる方向に駆動して、トムソン刃2の対向位置に配設
しているシートSをトムソン刃2で所定の形状に裁断す
る。
【0008】さらに、本発明の請求項1の裁断機は、以
下の全ての構成を有する。 (a) ストッパ4は、一対の圧盤1の間の複数カ所に
配設されて、圧盤1の停止位置を特定する。 (b) ストッパ4は、一方の圧盤1に装着されてい
る。 (c) ストッパ4は、垂直方向に往復運動する上下台
5と、この上下台5をネジ棒6を回転させて上下に移動
させる上下機構7と、上下機構7のネジ棒6を回転させ
るモーター8と、モーター8の回転を制御する制御回路
9とを備え、制御回路9がモーター8の回転を制御し
て、モーター8でネジ棒6を回転し、ネジ棒6で上下台
5を所定の位置に移動して停止させる。
【0009】さらに、本発明の請求項2の裁断機は、上
下機構7が、水平に配設されるネジ棒6と、このネジ棒
6にねじ込まれる雌ネジ孔10Bを有すると共に、上面
をネジ棒6の軸方向に向かって傾斜するテーパー面10
Aとしているテーパー台10と、テーパー台10のテー
パー面10Aに摺動するように配設してなる傾斜摺動面
5Aを下面に有し、それ自体はガイド11を介して上下
に移動できるように配設してなる上下台5とを有する。
この構造の上下機構7は、モーター8がネジ棒6を回転
させると、テーパー台10がネジ棒6の軸方向に移動し
て、傾斜摺動面5Aを介して上下台5を上下に移動させ
る。
【0010】さらに、本発明の請求項3の裁断機は、上
下機構7が、垂直の姿勢に配設されると共に、上端に上
下台5を連結しているネジ棒6と、このネジ棒6をねじ
込んでいる雌ネジ孔23Aを有すると共に、それ自体は
水平面内で回転できるが上下に移動しないように配設さ
れてなるウォームホイール23と、このウォームホイー
ル23に噛み合ってウォームホイール23を回転させる
ウォーム24とを備える。この構造の上下機構7は、ウ
ォーム24がモーター8に回転されると、ウォームホイ
ール23が回転して、ネジ棒6が上下に移動される。
【0011】さらに、本発明の請求項4の裁断機は、制
御回路9がネジ棒6の回転を検出するロータリーセンサ
ー14と、ネジ棒6の回転位置を記憶する記憶回路20
とを備え、記憶回路20に記憶する位置にネジ棒6を回
転させて、上下台5を定位置に配設している。
【0012】さらに、本発明の請求項5の裁断機は、記
憶回路20が、複数のトムソン刃2に対応するネジ棒6
の回転位置を複数に記憶しており、トムソン刃2を交換
したときに、記憶している回転位置にネジ棒6を回転さ
せて上下台5を所定の位置に配設している。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための裁断機を例示するもので
あって、本発明は裁断機を下記のものに特定しない。
【0014】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0015】図3の概略図に示す裁断機は、上下に水平
に配設された一対の圧盤1と、一方の圧盤1に装着され
るトムソン刃2と、一対の圧盤1を互いに接近する方向
に駆動するシリンダー3と、シリンダー3で駆動される
一対の圧盤1の間隔を制御するストッパ4とを備える。
【0016】図に示す裁断機は、上方の圧盤1にトムソ
ン刃2を固定すると共に、下方の圧盤1を固定して、上
方の圧盤1をシリンダー3で上下に往復運動させてい
る。ただ、本発明の裁断機は、下方の圧盤にトムソン刃
を固定することもできる。また、上方の圧盤を固定し
て、下方の圧盤を上下に往復運動するように駆動するこ
ともできる。
【0017】図3の裁断機の詳細図を図4ないし図6に
示している。図4は平面図、図5は側面図、図6は正面
図である。これ等の図に示す裁断機は、圧盤1の四隅に
垂直に駆動用のシリンダー3を配設している。シリンダ
ー3はロッド3Aの上端を上の圧盤1に固定している。
4本のシリンダー3は一緒に駆動されて、上の圧盤1を
水平の姿勢で上下に移動させる。
【0018】ストッパ4は、圧盤1の停止位置を特定す
るために、一対の圧盤1の間の複数カ所に配設される。
図に示す裁断機は、圧盤1の四隅に4組のストッパ4を
配設している。ただし、本発明の裁断機は、必ずしも4
組のストッパを配設する必要はなく、たとえば、3組の
ストッパを三角の頂点位置に配設し、あるいは、5組以
上のストッパを圧盤1の周縁部に配設することもでき
る。
【0019】ストッパ4は、一方の圧盤1に装着され
る。図に示す裁断機は、下の圧盤1の上面にストッパ4
を配設している。図示しないが、上の圧盤の下面にスト
ッパを固定することもできる。
【0020】ストッパ4の垂直断面図を図7に示す。こ
の図のストッパ4は、垂直方向に往復運動する上下台5
と、この上下台5を、回転するネジ棒6で上下に移動さ
せる上下機構7と、上下機構7のネジ棒6を回転させる
モーター8と、モーター8の回転を制御する制御回路9
とを備える。このストッパ4は、制御回路9でモーター
8の回転を制御し、モーター8がネジ棒6を回転させ
て、ネジ棒6で上下台5を所定の位置に移動して停止さ
せる。
【0021】上下機構7は、水平に配設されるネジ棒6
と、このネジ棒6にねじ込まれる雌ネジ孔10Bを有す
ると共に、上面をネジ棒6の軸方向に向かって傾斜する
テーパー面10Aとしているテーパー台10と、テーパ
ー台10のテーパー面10Aに摺動するように配設して
なる傾斜摺動面5Aを下面に有し、それ自体はガイド1
1を介して上下に移動できるように配設してなる上下台
5とを備える。この上下機構7は、モーター8がネジ棒
6を回転させると、テーパー台10がネジ棒6の軸方向
に移動して、傾斜摺動面5Aを介して上下台5を上下に
移動させる。
【0022】ネジ棒6は、両端部を支持するベアリング
12で回転できるように、水平の姿勢でフレーム13に
連結される。図に示すネジ棒6は、右端をロータリーセ
ンサー14に連結して、左端にはモーター8に連結され
るプーリー15を固定している。プーリー15はベルト
16を介してモーター8に連結され、モーター8でネジ
棒6を回転させる。
【0023】テーパー台10は、図8に示すように、両
側に配設されたガイド側壁17でもって、回転しないで
ネジ棒6の軸方向に移動される。したがって、テーパー
台10は、ガイド側壁17の内面を摺動しながらネジ棒
6の軸方向に移動できるように配設される。ガイド側壁
17は、テーパー台10の両側面を挟むように垂直に固
定される。さらに、テーパー台10は、ネジ棒6に沿っ
て軸方向に移動できるように、両端面とフレーム13と
の間に隙間を設けて配設される。
【0024】上下台5は、上下方向には移動できるが、
水平方向には移動しないように、フレーム13に連結し
ている。上下台5を水平方向に移動させないように、上
下台5の周囲にガイド側壁17を垂直に固定している。
上下台5は、ガイド側壁17の内面を摺動して、上下に
移動する。上下台5は下面に傾斜摺動面5Aを設けてい
るので、図5の矢印で示すように、テーパー台10をネ
ジ棒6で軸方向に移動させると、上下に移動する。
【0025】上下台5は、上面にスペーサー18を固定
している。スペーサー18は脱着できるように、止ネジ
19を介して上下台5の上面に固定している。脱着でき
るスペーサー18を固定しているストッパ4は、スペー
サー18を交換してストッパ4の高さを大幅に調整でき
る。
【0026】ネジ棒6を回転させるモーター8は制御回
路9で制御される。制御回路9は、図9のブロック図に
示すように、各々のモーター8の回転を制御する。図の
制御回路9は、ネジ棒6の回転を検出するロータリーセ
ンサー14と、ネジ棒6の回転位置を記憶する記憶回路
20と、各々のモーター8の回転を制御するコントロー
ラー21と、操作盤22とを備える。
【0027】ロータリーセンサー14にはロータリーエ
ンコーダーが使用される。ロータリーセンサー14はネ
ジ棒6の回転位置を検出してコントローラー21に入力
する。ネジ棒6の回転をロータリーセンサー14で検出
する制御回路9は、ネジ棒6の回転を極めて高い精度に
制御して、上下台5の位置を正確に調整できる特長があ
る。ただ、本発明の裁断機は、必ずしもネジ棒の回転を
ロータリーセンサーで検出する必要はない。たとえば、
ネジ棒をサーボモーターで回転して、ロータリーセンサ
ーを省略することもできる。サーボモーターは、コント
ローラーから出力される信号で、回転位置が制御され
る。
【0028】記憶回路20は、圧盤1に装着されるトム
ソン刃2に最適な、各々のストッパ4の高さを記憶して
いる。記憶回路20は、ネジ棒6の回転位置としてスト
ッパ4の高さを記憶している。図の裁断機は、4組のス
トッパ4を備えるので、4組のストッパ4の高さを、ネ
ジ棒6の回転位置として記憶している。裁断機は、複数
のトムソン刃2を脱着して使用される。この裁断機は、
複数のトムソン刃2に対応するネジ棒6の回転位置を記
憶回路20に記憶させる。この裁断機は、トムソン刃2
を交換したときに、記憶している回転位置に各々のネジ
棒6を回転させて、各々のストッパ4の上下台5を所定
の高さに調整する。
【0029】コントローラー21は、記憶回路20に記
憶されるネジ棒6の回転位置と、ロータリーセンサー1
4から入力されるネジ棒6の回転位置とを比較して、モ
ーター8を回転させる。記憶回路20に記憶されるネジ
棒6の回転位置と、ロータリーセンサー14から入力さ
れるネジ棒6の回転位置が同じになると、モーター8の
回転を停止させる。
【0030】さらに、コントローラー21は、操作盤2
2から入力される信号でモーター8を回転させる。たと
えば、操作盤22から、特定のネジ棒6を1回転正転さ
せる信号が入力されると、コントローラー21はモータ
ー8を回転して特定されたネジ棒6を1回転正転させ
る。
【0031】操作盤22は、トムソン刃2を選択する選
択キー22Aと、ストッパ4を特定するストッパキー2
2Bと、上昇または降下を選択する上下キー22Cと、
ストッパ4の上下の移動量を特定するテンキー22Dと
を備える。
【0032】選択キー22Aは、圧盤1に装着されるト
ムソン刃2を選択するもので、たとえば、圧盤1に10
種類のトムソン刃2を脱着して使用する場合、1〜10
のキーを備える。操作盤22の選択キー22Aが押され
て、トムソン刃2を特定する信号がコントローラー21
に入力されると、コントローラー21は、記憶回路20
に記憶している位置に各々のネジ棒6を回転させて、各
々のストッパ4の高さを調整する。
【0033】さらに、図に示す操作盤22は、ストッパ
キー22Bと上下キー22Cとテンキー22Dを操作し
て、各々のストッパ4の高さを調整できる。ストッパキ
ー22Bで上下するストッパ4を特定し、さらに、上下
キー22Cでストッパ4の上下方向を特定し、さらにテ
ンキー22Dでストッパ4を上昇させる高さを調整す
る。たとえば、ストッパキーAと上昇キーと10のテン
キーが操作されると、この信号がコントローラー21に
入力され、コントローラー21は、ストッパAを10μ
m上昇させるようにネジ棒6を回転させる。
【0034】本発明の裁断機は、ストッパの構造を以上
の構造に特定しない。他の構造のストッパ4を図10と
図11に示す。この図のストッパ4は、上下台5を上下
に移動させる上下機構7を、垂直の姿勢に配設して上端
に上下台5を連結しているネジ棒6と、このネジ棒6を
ねじ込んでいる雌ネジ孔23Aを有しかつ、それ自体は
水平面内で回転できるが上下に移動しないように配設さ
れてなるウォームホイール23と、このウォームホイー
ル23に噛み合ってウォームホイール23を回転させる
ウォーム24とを備える。上下台5は、上下に移動でき
るが、水平面内で回転しないように、フレーム13に連
結される。この構造は、上下台5の周囲にガイド側壁1
7を設ける図5のストッパ4と同じ構造で実現できる。
【0035】このストッパ4は、ウォーム24をモータ
ー8で回転して、ネジ棒6を上下に移動して、上下台5
の高さを調整する。この構造のストッパ4は、ウォーム
24にロータリーセンサー14を連結して、ウォーム2
4の回転を制御する。モーター8を制御する制御回路9
は、図5に示すストッパ4と同じ構造にできる。ただ
し、この構造のストッパ4は、ウォーム24の回転位置
を記憶回路20に記憶して、ストッパ4の高さを制御す
る。
【0036】
【発明の効果】本発明の裁断機は、ストッパの高さを簡
単かつ容易に、しかも圧盤の運転を停止することなく極
めて高精度に調整できる特長がある。それは、本発明の
裁断機が、上下に配設された一対の圧盤の複数カ所に配
設されたストッパで圧盤の間隔を制御して圧盤の停止位
置を特定しており、さらに、ストッパは、垂直方向に往
復運動する上下台と、ネジ棒を回転させて上下台を上下
に移動させる上下機構と、ネジ棒を回転させるモーター
と、モーターの回転を制御する制御回路とを備え、制御
回路がモーターの回転を制御して、モーターでネジ棒を
回転し、ネジ棒で上下台を所定の位置に移動して停止さ
せているからである。この構造のストッパは、モーター
で回転されるネジ棒によって上下台の位置を上下に移動
させて、ストッパの高さを調整できる。このため、本発
明の裁断機は、従来のように調整シムを積層、交換して
ストッパの高さを調整することなく、制御回路でモータ
ーの回転を制御して、ストッパの高さを簡単かつ容易
に、しかも極めて高精度に調整できる特長がある。さら
に、本発明の裁断機は、モーターで回転されるネジ棒で
ストッパの高さを調整するので、圧盤の運転を停止する
ことなくストッパの高さを調整できる特長もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の裁断機の圧盤の平面図
【図2】従来の裁断機の概略側面図
【図3】本発明の実施例の裁断機の概略側面図
【図4】本発明の実施例の裁断機の平面図
【図5】図4に示す裁断機の側面図
【図6】図4に示す裁断機の正面図
【図7】図5に示す裁断機のストッパの垂直断面図
【図8】図6に示す裁断機のストッパの拡大正面図
【図9】本発明の実施例の裁断機の制御回路のブロック
【図10】本発明の他の実施例の裁断機のストッパの一
部断面正面図
【図11】図10に示す裁断機のストッパの側面図
【符号の説明】
1…圧盤 2…トムソン刃 3…シリンダー 3A…ロッド 4…ストッパ 5…上下台 5A…傾斜摺動面 6…ネジ棒 7…上下機構 8…モーター 9…制御回路 10…テーパー台 10A…テーパー面
10B…雌ネジ孔 11…ガイド 12…ベアリング 13…フレーム 14…ロータリーセンサー 15…プーリー 16…ベルト 17…ガイド側壁 18…スペーサー 19…止ネジ 20…記憶回路 21…コントローラー 22…操作盤 22A…選択キー
22B…ストッパキー 22C…上下キー 22D…テンキー 23…ウォームホイール 23A…雌ネジ孔 24…ウォーム 25…ストッパ 26…調整シム S…シート

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に配設された一対の圧盤(1)と、一
    方の圧盤(1)に装着されるトムソン刃(2)と、一対の圧盤
    (1)を互いに接近する方向に駆動するシリンダー(3)と、
    シリンダー(3)で駆動される一対の圧盤(1)の間隔を制御
    するストッパ(4)とを備え、シリンダー(3)で圧盤(1)を
    互いに接近させる方向に駆動して、トムソン刃(2)の対
    向位置に配設しているシート(S)をトムソン刃(2)で所定
    の形状に裁断するように構成された装置であって、以下
    の全ての構成を有することを特徴とする裁断機。 (a) ストッパ(4)は、一対の圧盤(1)の間の複数カ所
    に配設されて、圧盤(1)の停止位置を特定する。 (b) ストッパ(4)は、一方の圧盤(1)に装着されてい
    る。 (c) ストッパ(4)は、垂直方向に往復運動する上下
    台(5)と、この上下台(5)をネジ棒(6)を回転させて上下
    に移動させる上下機構(7)と、上下機構(7)のネジ棒(6)
    を回転させるモーター(8)と、モーター(8)の回転を制御
    する制御回路(9)とを備え、制御回路(9)がモーター(8)
    の回転を制御して、モーター(8)でネジ棒(6)を回転し、
    ネジ棒(6)で上下台(5)を所定の位置に移動して停止させ
    る。
  2. 【請求項2】 上下機構(7)が、水平に配設されるネジ
    棒(6)と、このネジ棒(6)にねじ込まれる雌ネジ孔(10B)
    を有すると共に、上面をネジ棒(6)の軸方向に向かって
    傾斜するテーパー面(10A)としているテーパー台(10)
    と、テーパー台(10)のテーパー面(10A)に摺動するよう
    に配設してなる傾斜摺動面(5A)を下面に有し、それ自体
    はガイド(11)を介して上下に移動できるように配設して
    なる上下台(5)とを有し、モーター(8)がネジ棒(6)を回
    転させると、テーパー台(10)がネジ棒(6)の軸方向に移
    動して、傾斜摺動面(5A)を介して上下台(5)を上下に移
    動させるように構成してなる請求項1に記載される裁断
    機。
  3. 【請求項3】 上下機構(7)が、垂直の姿勢に配設され
    ると共に、上端に上下台(5)を連結しているネジ棒(6)
    と、このネジ棒(6)をねじ込んでいる雌ネジ孔(23A)を有
    すると共に、それ自体は水平面内で回転できるが上下に
    移動しないように配設されてなるウォームホイール(2
    3)、このウォームホイール(23)に噛み合ってウォームホ
    イール(23)を回転させるウォーム(24)とを備え、ウォー
    ム(24)がモーター(8)に回転されて、ネジ棒(6)が上下に
    移動させるように構成してなる請求項1に記載される裁
    断機。
  4. 【請求項4】 制御回路(9)がネジ棒(6)の回転を検出す
    るロータリーセンサー(14)と、ネジ棒(6)の回転位置を
    記憶する記憶回路(20)とを備え、記憶回路(20)に記憶す
    る位置にネジ棒(6)を回転させて、上下台(5)を定位置に
    配設する請求項1に記載される裁断機。
  5. 【請求項5】 記憶回路(20)が、複数のトムソン刃(2)
    に対応するネジ棒(6)の回転位置を複数に記憶してお
    り、トムソン刃(2)を交換したときに、ネジ棒(6)を記憶
    している回転位置に回転させて上下台(5)を所定の位置
    に配設する請求項4に記載される裁断機。
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