JP3045424U - 屈曲自在リボン - Google Patents

屈曲自在リボン

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JP3045424U
JP3045424U JP1997006857U JP685797U JP3045424U JP 3045424 U JP3045424 U JP 3045424U JP 1997006857 U JP1997006857 U JP 1997006857U JP 685797 U JP685797 U JP 685797U JP 3045424 U JP3045424 U JP 3045424U
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bag
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JP1997006857U
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Inventor
建太郎 川崎
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川崎リボン工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 織物としてのリボン生地の暖かみのある風合
いを生かした屈曲自在の結着材を提供する。 【解決手段】 長さ方向に連続する細長袋状部2を具え
るリボン生地3の全体を一括に製織する。前記細長袋状
部2内に金属製線材5を挿入し、該線材5と細長袋状部
2とを接着一体化する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、袋の入れ口を絞って封止状態で保持する結着材等として好 適に利用できる屈曲自在リボンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
食品等を収容した袋の入れ口を絞って封止状態で保持するために一般に用いら れている結着材aとしては、図10〜11に示すように、表裏2枚の樹脂テープ b,b間で、接着剤cを介在させて、該樹脂テープbの長手中央線に沿って配置 した金属線材dを挾着し、両樹脂テープb,bと金属線材dとを接着一体化した 構成のものであった。その使用に際しては、前記結着材aを、図12に示すよう に、袋eの絞った入れ口部分e1に巻付けて後、所要に捻って結着するものであ った。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら前記従来の結着材は、物を結着するという機能面では問題がない としても、平滑表面の光沢が目立って冷たさを感じさせ、実用一点張りの印象が 強いものであった。
【0004】 そこで本考案者は、結着機能の満足と併せて前記結着部分の装飾性をも向上さ せんとして、織物の暖かみに着眼し、図13〜14に示すような、リボン生地f の細長袋状部g内に金属線材hを遊挿してなる屈曲自在リボンjを結着材として 転用することを想到した。
【0005】 しかし、かかるリボンjを、図15に示すように袋eの入れ口部分の結着に用 いたときは、金属線材hと細長袋状部gとが遊離状態にあるために、この結着材 j1を捻ったとき、前記金属線材hが、細長袋状部gの長さ方向で相対的に容易 に移動できることから、リボン生地fが捻られるに伴い、この捻られた部分でリ ボン生地fの収束kが生じて、同図に示すように、金属線材の端部分nがリボン 生地の端部mから突出状態となり、見栄えが悪いばかりか該突出した端部分nで 怪我をする恐れもあった。
【0006】 そこで本考案は、織物としてのリボン生地の暖かみのある風合を生かしつつ金 属線材の突出の問題を生じさせることのない、例えば結着材として用いて好適で ある屈曲自在リボンの提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本考案は以下の手段を採用する。 即ち本考案に係る屈曲自在リボンは、長さ方向に連続する細長袋状部を具える リボン生地の全体が一括に製織されると共に、該細長袋状部内に、屈曲可能且つ 該屈曲形態が保持され得る線材が挿入せしめられ、且つ該線材と細長袋状部とが 接着一体化されてなることを特徴とするものである。この屈曲自在リボンは、例 えば、ある物に巻回され且つ所要に捻って使用される結着材として用いると好ま しい。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1〜2において本考案に係る屈曲自在リボン1は、長さ方向に連続する細長 袋状部2を具えるリボン生地3の全体が一括に製織されると共に、該細長袋状部 2内に、屈曲可能且つ該屈曲形態が保持され得る線材5(例えば細い銅線やステ ンレス線等)が挿入せしめられ、且つ該線材5と細長袋状部2とが接着一体化さ れてなるものである。
【0009】 前記リボン生地3は、リボン生地の構成のために従来一般に用いられている糸 を使用し、細長袋状部2を含めて全体が一括に製織されている。その表裏面6, 7は、例えば縞模様を有するが、無地であってもよい。
【0010】 かかる構成を有する屈曲自在リボン1は、例えば次のように製造される。これ を図3〜5に基づいて説明すると、長さ方向に連続する細長袋状部2を具える前 記リボン生地3の全体を一括に製織しながら、該細長袋状部2内に前記線材5を 順次挿入するものとし、併せて該細長袋状部2内に、前記線材5の周囲を取り囲 む如く且つ線材5の長さ方向に沿って、熱融着性糸9の複数本を配置する(図3 〜4)。その後、該線材5が挿入された細長袋状部2に、加熱しながら押圧作用 を与える熱プレスを施すことにより、前記熱融着性糸9を溶融させ、図5に示す ように、その溶融物10を介して細長袋状部2と線材5とを接着一体化するので ある。前記熱プレスは、例えば、リボン生地3の全体を加熱ローラ間で所要圧力 に挾持して行なうものとし、この熱プレス作用によって同時に、製織時に生じた リボン生地3のしわも伸ばす。
【0011】 なお、細長袋状部2の内面側に配置する熱融着性糸9の本数は、細長袋状部2 と線材5とを接着させるに必要な溶融物の量を考慮して設定される。
【0012】 このようにして製造された屈曲自在リボン1は、例えば図6に示すように、食 品等が収容された袋11の入れ口部分11aを絞って後、この部分で巻回される と共に数回捻られることにより結着される。又は図7に示すように、恰も蝶結び したように結着され、これらの結着部分12を装飾できる。
【0013】 又本考案に係る屈曲自在リボン1は、結果的に見て、線材と細長袋状部とが接 着一体化されておればよいのであり、その接着一体化の手段は、前記手段に特定 されるものではない。
【0014】 なお本考案に係る屈曲自在リボンは、リボン生地に適度の硬さを付与するため に、リボン生地の表面に適宜の樹脂塗布加工が施されることもある。
【0015】 本考案に係る屈曲自在リボン1は、線材5を挿入させるための細長袋状部2を 、図8に示すように、リボン生地3の側縁に片寄らせて設けてもよく、又図9に 示すように、リボン生地3の例えば両側に平行状態で設けてもよい。
【0016】
【考案の効果】
本考案は以下の如き優れた効果を奏する。 本考案に係る屈曲自在リボンは、従来のような、樹脂テープ間で線材を挾着 して該テープと線材とを一体化してなるものではなく、リボン生地を用いて形成 しているために、織物であるリボン生地の暖かみのある風合を生かしつつ、例え ば結着材として用いることにより、袋の入れ口部分等を見栄え良く結着できる。 その他、棒状物の複数本を見栄えよく結着する場合等にも使用できる。
【0017】 加えて、線材と細長袋状部とが一体であって相対的な滑りが発生しないために 、リボンを捻ったときにも線材がリボン生地の端部から突出する恐れがなく、従 来のような結着部分の体裁の悪さや危険を回避でき、図11〜12に示す従来の テープ状結着材と同様に使用できる。
【0018】 又本考案に係る屈曲自在リボンは、前記特徴を生かして、各種の飾りリボンを 形成する用途にも利用され得る。例えば、包装した箱にリボンを掛ける場合、従 来のようにリボンを結ばなくても、適当に捻って結着することにより、例えば図 7に示すと同様にして、蝶結び状部を容易に形成できることとなる。
【0019】 又、結着した後、結着端部分を比較的長くし、この結着端部分を適当に屈曲さ せることにより、その屈曲形態の多様化によって結着部分を豪華に装飾できるこ ととなる。その際、リボン生地の端部からの線材突出を招く恐れがない。
【0020】 このような豪華な装飾は、図12に示す従来の単純な結着材によっては到底達 成し得ないものである
【0021】 リボン生地は織物製であるため薄肉に形成でき、従って、本考案を結着材と して応用したときの捻りを容易且つ確実に行い得る。もしもリボン生地を編物製 にすると、生地が厚くなって捻りにくく、又結着部分が厚くなって見栄えも悪く なる不都合がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る屈曲自在リボンを示す斜視図であ
る。
【図2】その部分斜視図である。
【図3】リボン生地を製織しながらその細長袋状部内
に、線材と熱融着性糸とを挿入した状態を示す断面図で
ある。
【図4】リボン生地を製織しながらその細長袋状部内
に、線材と熱融着性糸とを挿入した状態を示す斜視図で
ある。
【図5】熱融着性糸の溶融物を介して細長袋状部と線材
とを接着一体化した状態を示す断面図である。
【図6】屈曲自在リボンを用いて袋の入れ口部分を結着
した状態を示す斜視図である。
【図7】屈曲自在リボンを用いて袋の入れ口部分を結着
した他の態様を示す斜視図である。
【図8】屈曲自在リボンの他の態様を示す部分平面図で
ある。
【図9】屈曲自在リボンのその他の態様を示す部分平面
図である。
【図10】従来の結着材を示す斜視図である。
【図11】その断面図である。
【図12】従来の結着材を用いて袋の入れ口部分を結着
した状態を示す斜視図である。
【図13】線材が遊挿された従来の屈曲自在リボンを示
す斜視図である。
【図14】その一部欠切拡大斜視図である。
【図15】それを用いて袋の入れ口部分を結着した場合
の問題点を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 屈曲自在リボン 2 細長袋状部 3 リボン生地 5 線材 9 熱融着性糸 10 溶融物

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ方向に連続する細長袋状部を具える
    リボン生地の全体が一括に製織されると共に、該細長袋
    状部内に、屈曲可能且つ該屈曲形態が保持され得る線材
    が挿入せしめられ、且つ該線材と細長袋状部とが接着一
    体化されてなることを特徴とする屈曲自在リボン。
  2. 【請求項2】 ある物に巻回され且つ所要に捻って使用
    される結着材として用いられることを特徴とする請求項
    1記載の屈曲自在リボン。
JP1997006857U 1997-07-17 1997-07-17 屈曲自在リボン Expired - Lifetime JP3045424U (ja)

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