JP3044927U - セイルロール式マスト - Google Patents
セイルロール式マストInfo
- Publication number
- JP3044927U JP3044927U JP1997006838U JP683897U JP3044927U JP 3044927 U JP3044927 U JP 3044927U JP 1997006838 U JP1997006838 U JP 1997006838U JP 683897 U JP683897 U JP 683897U JP 3044927 U JP3044927 U JP 3044927U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mast
- sail
- boom
- attached
- rope
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】急に風が強くなった時に、1人でも容易に縮帆
できるとともに、出航する時に、1人で容易に帆をワン
タッチで開き、あるいは、ワンタッチで帆を畳み、スム
ーズに離発着できるようにする。 【解決手段】マスト1のブーム9、マストホール2との
接点部分3に、回転棒4を円形に多数配置した回転体5
を取り付け、マストが軽く回転し、帆を容易に巻き取れ
るようにした。
できるとともに、出航する時に、1人で容易に帆をワン
タッチで開き、あるいは、ワンタッチで帆を畳み、スム
ーズに離発着できるようにする。 【解決手段】マスト1のブーム9、マストホール2との
接点部分3に、回転棒4を円形に多数配置した回転体5
を取り付け、マストが軽く回転し、帆を容易に巻き取れ
るようにした。
Description
【0001】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ブーム、マストホールとの接点に、回転棒を円形に多数配置した 回転体を付け、マストを回転させて帆を巻き取れるようにしたヨットのマストに 関するものである。
【0002】 〔従来の技術〕 これまでヨットで出発する時に帆をあげたり、強風時や砂浜等に着いた時など に帆を下ろすには、マストのトップの滑車に通したワイアで帆を上げたり、帆を 畳んだりしていた。あるいは、マストとは別にブームを船体から立ち上げ、マス トが独立して回転するようにし、マストに帆を巻きつける方法があった。前者は 、帆をつり上げ下げするワイアを設け、帆の端をマストに沿わせるガイドレール を設けた複雑な構造とする必要があるとともに、強風時に縮帆する時には、ブー ムに畳んだ帆を取り付ける手間が必要であり、1人では操作が困難であるという 問題があった。 後者は、あらかじめマストに巻き付けておいた帆の端につけたロープをブーム に通して引っ張り、あるいはマストに巻きつけたロープを引っ張って、ワンタッ チで帆を張ったり、縮帆する事が可能であるが、L字型の太いブームを独立して 船体に付ける必要があり、既存の艇を改造して取り付ける事は 困難であった。
【0003】 〔考案者が解決しようとしている課題点〕 この考案は、その欠点を除いて、マストとマストホール、ブームの接点部分に 、回転棒を円形に多数配置した回転体を取り付け、マストが軽い力で回転できる ようにし、帆の端からブームの端につけたロープを引いたり、マストに巻き付け たロープを引いたりして、予めマストに巻いていた帆を張ったり、帆をマストに 巻き、離発着を容易にするとともに、強風時には簡単に1人でも縮帆して安全に 岸に戻れるようにしたものである。
【0004】 〔課題を解決するための手段〕 その解決手段を図面を追いながら説明すると、マスト1を立てるマストホール 2の接点部分3に、回転棒4を多数円形−筒状に配置した回転体5をマストに取 り付けておき、そのマストをマストホールに入れ、その上部を回転式のストッパ ー6でふさぎ、マストが抜けないようにする。 帆7を被せたマスト1の下部には同様の回転体8を付け、ブーム9を取り付け 、ブームバング10で、ブームにつけたブロック11、船体につけたカム・クリ ート付きブロック12を結び、ブームの角度を調節できるようにする。ブームの 他端には滑車13をシャックル14で付け、帆7を引っ張るロープ15を通し、 さらにブームのマスト寄りの端のブロック16を経て船体につけたカム・クリー ト付きブロック17を通し、固定できるようにする。シャックル14には、メン イシート18を引っ張るブロック19を取り付ける。 マスト1の2つの回転体の間には、U字金具20を付け、ロープ21の端を結 び、出航前には帆7をマスト1に巻きつけ、マストにロープ21を巻いておき、 カム・クリート22で止めておく。帆を開く時には、カム・クリート22よりロ ープ21を外し、ロープ15の端23を引き、帆を閉じる時にはロープ21の端 24を引き、マスト1を回転させて帆7を巻き取る。帆7の端の部分にはマジッ クテープ25を付け、帆を巻き取った時には帆につけた細長いマジックテープの 片方26の部分にひっつき、自動的に帆をマストに巻き付けた状態に固定できる ようにする。
【0005】 〔作用〕 本考案は以上のような構造のマストとブームに関するものであり、強風時に容 易に帆を縮められるようにするとともに、簡単に帆を張ったり、帆を縮め、ヨッ トの離発着を簡単にできるようにしたものである。
【0006】 〔実施例〕 本考案の実施にあたっては、マストに回転体を2つ付けた艇のほかに、マスト ホールとブームの方に回転体を取り付けたタイプのものも考えられる。また、新 しい艇を製造する場合だけでなく、既存の艇にこの構造のマストとブームを採用 し、ストッバーやカムクリートなどを付加する事によって簡単に改造して利用す る。 また、通常の 型の帆とともに、ブームに角度を付けた 形の帆を採用し、利 用者のヘッドクリアランスを確保し、タッキング等の時にブームで頭を打ったり 、屈んだ姿勢で移動しなくてもすむようにする。 さらに、クルーザーに採用する時には、マストを歯車を通して、ロープやモー ター等で動かせるようにする。
【0007】 〔考案の効果〕 本考案により、ヨットで沖に出ていて急に風が強くなった時に、1人でも容易 に縮帆して安全に岸にもどる事ができるとともに、岸辺等から出航する時に、馴 れない人でも、1人で容易に帆をワンタッチで開き、あるいは、ワンタッチで帆 を畳み、スムーズに離発着できるようになる。
【図1】本考案の立面図(山形三角型帆のパイプ組み立
て式のヨットの場合)
て式のヨットの場合)
【図2】本考案の回転体部分の縦断面図( 前
同 )
同 )
1 マスト 2 マストホール 3 マストホールと回転体の接点部分 4 回転棒 5 回転体 6 ストッパー 7 帆 8 回転体 9 ブーム 10 ブームバング 11 ブロック(ブーム側) 12 カム・クリート付きブロック(船体側) 13 滑車 14 シャックル 15 セイル用ロープ 16 ブロック(ブーム端) 17 カム・クリート付きブロック(船体側) 18 メインシート 19 ブロック(メインシート用) 20 U字型金具 21 マスト回転用ロープ 22 カム・クリート 23 ロープ15の端 24 ロープ21の端 25 帆の端のマジックテープの片方 26 帆を巻いた時につけるマジックテープの片方
Claims (1)
- マストとブーム、マストホールとの接点を滑らかに回転
できるようにし、ロープでマストを回転させ、帆をマス
トに巻き取るようにしたヨットのマスト
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997006838U JP3044927U (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | セイルロール式マスト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997006838U JP3044927U (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | セイルロール式マスト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3044927U true JP3044927U (ja) | 1998-01-23 |
Family
ID=43179334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997006838U Expired - Lifetime JP3044927U (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | セイルロール式マスト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3044927U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022153369A1 (ja) * | 2021-01-12 | 2022-07-21 | エバーブルーテクノロジーズ株式会社 | 移動体 |
-
1997
- 1997-06-30 JP JP1997006838U patent/JP3044927U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022153369A1 (ja) * | 2021-01-12 | 2022-07-21 | エバーブルーテクノロジーズ株式会社 | 移動体 |
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