JP3044707B2 - 高調波探査装置 - Google Patents

高調波探査装置

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JP3044707B2 JP31426796A JP31426796A JP3044707B2 JP 3044707 B2 JP3044707 B2 JP 3044707B2 JP 31426796 A JP31426796 A JP 31426796A JP 31426796 A JP31426796 A JP 31426796A JP 3044707 B2 JP3044707 B2 JP 3044707B2
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    • G01R15/14Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は送電線に重畳された
高調波を探査する高調波探査装置に関し、任意の送電線
路における高調波を非接触で探査することができる高調
波探査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の高調波探査装置として電
流センサの検出結果に基づいて高調波を探査する方式の
ものがあり、これを図4に示す。この図4は従来の高調
波探査方式を示す概略ブロック構成図を示す。
【0003】同図において従来の高調波探査方式は、受
変電設備300の配電線100中の所定箇所に計器用変
流CTが配設され、この計器用変流器CTの検出値に基
づいて配電線100中に重畳される高調波を高調波検出
回路120が検出する構成である。この高調波検出回路
120が高調波の各次数毎の電流値を演算して検出し、
表示部に各次数の高調波に対応する具体的な電流値を表
示する。
【0004】前記高調波検出回路120は高調波の検出
を高速フーリェ変換(Fast FourierTransform)で行な
うこともできる。この場合には高速フーリェ変換の前段
において、前記計器変流器CTで検出された電流を所定
の標本化周波数(Sampling Frequency)でサンプリング
してディジタル信号に変換される。また、他の方式の高
調波障害を防止するものとして特開昭61−19942
0号公報に開示されるものがあり、これを図5に示す。
【0005】同図において従来の高調波探査装置として
のコンデンサ設備は、コンデンサC1、C2、C3と前記
コンデンサC1、C2、C3に直列に接続された直列リア
クトルL1、L2、L3とを備え、前記直列リアクトルL
1、L2、L3の主コイルと磁気的に結合する誘導コイル
L10、L20、L30を設け、前記誘導コイルL10、L20、
L30の出力端に、検出対象のコイルと同調する同調回路
からなる高調波検出回路121、122、123の出力
を高調波検出信号として出力する構成である。また、電
力系統の配電線100R、100S、100Tから分岐
された分岐線路110R、110S、110Tに接続さ
れており、コンデンサC1、C2、C3及び直列リアクト
ルL1、L2、L3の直列回路から構成されている。前記
分岐線路110R、110S、110Tと電力系統の配
電線100R、100S、100Tとの間には遮断器1
00が接続され、前記各線路の接続又はこれを引き離す
ために使用される。
【0006】前記直列リアクトルL1、L2、L3の主コ
イルと磁気的に結合する誘導コイルL10、L20、L30を
設けられ、この誘導コイルL10、L20、L30の出力端に
接続されてある高調波検出回路121、122、123
は、これは例えば第5調波、第7調波といった検出対象
の高調波次数を対象とする同調特性を有する同調回路か
ら構成され、この高調波を検出したときに発する出力を
高調波検出信号として利用する。この高調波検出信号に
よって動作する警報装置130は、警報動作によって遮
断器110を引き外すようにする。これに代えてあるい
はこれと同時にブザー、ランプその他の表示機構を動作
させるようにしてもよい。なお高調波検出回路121、
122、123は容器内に収納してもよいし、その外側
に設置してもよい。
【0007】一般にこの種の直列リアクトルL1、L2、
L3の主コイルに流れる電流は、洩れ磁界の強度と直線
的な比例関係にある。したがって、主コイルと洩れ磁界
を介して磁気的に結合される誘導コイルL10、L20、L
30には、主コイルに流れる高調波電流に比例した電圧を
出力するようになる。
【0008】前記直列リアクトルL1、L2、L3に検出
対象次数の高調波電流が流入したとすると、誘導コイル
L10、L20、L30からは高調波電流に比例した電圧が発
生する。この電圧を高調波検出回路121、122、1
23が検出して高調波検出信号を発生する。この信号に
より警報装置130が動作するので、これによってコン
デンサ設備であるC1、C2、C3に高調波電流が流入し
たことを知ることができるようになる。警報装置130
の動作によって遮断器110を引き外すなり、その旨を
表示するようにすればよい。
【0009】なお高調波検出回路121、122、12
3は、警報装置130のみを付勢すればよいだけであれ
ば小勢力のものでよく、誘導コイルL10、L20、L30も
小容量のものでよいので直列リアクトルL1、L2、L3
によって生じる磁束に何等影響するようなことはない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の高調波探査方式
は以上のように構成されていたことから、計器変流器C
T又は誘導コイルL10、L20、L30が取付られた箇所の
配電線100、100R、100S、100Tにおける
高調波が重畳されているか否かを探査できるのみで、計
器変流器CT又は誘導コイルL10、L20、L30が取付ら
れない他の箇所における配電線100、100R、10
0S、100Tの高調波の存在を探査することができな
いという課題を有する。
【0011】また、従来の高調波探査方式は、高調波の
各次数毎に電流値を求めて表示していたことから、各次
数毎に各種機器への影響を考慮しなければならず、総合
的な判断ができないという課題を有する。具体的には、
各次数の高調波毎の電流値が予め設けられた許容値の範
囲内であっても、各次数の高調波が総合的に作用する
と、例えば高圧進相コンデンサ、直列リアクトル等に大
きな影響を与えて高調波障害を発生させることとなる。
【0012】また、前記いづれの高調波探査方式も、前
記特定箇所の配電線100、100R、100S、10
0T以外の任意の箇所において高調波の探査を行なう場
合には、配電線100、100R、100S、100T
に直接又は間接的に接触して探査動作を行なわなければ
ならず、特に高圧電流が流れている場合には操作者の安
全性が確保できないという課題を有する。
【0013】本発明は前記課題を解消するためになされ
たもので、配電線のあらゆる任意の箇所を非接触で安全
且つ総合的な高調波の探査ができる高調波探査装置の提
供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】 本発明に係る高調波探
査装置は、配電線に対向させ、当該配電線に流れる電流
により生じる磁束を前記配電線に対する向きに応じて鎖
交させ、当該鎖交磁束に比例した起電力による検出電流
を検出する誘導コイルと、前記誘導コイルが配電線に流
れる電流により生じる磁束に鎖交できる範囲の指向性を
変化させる指向性調整手段と、前記誘導コイルにより検
出された検出電流の基本波と高調波とを検波する検波手
段と、前記検波手段により検波された基本波の電流に対
する高調波の電流の含有率を演算する高調波電流含有率
演算手段と、前記演算された高調波電流の含有率を報知
する報知手段とをとを備えるものである。このように本
発明においては、高調波の探査対象となる配電線から生
じる磁束を指向性調整手段により指向性が変化させられ
誘導コイルに鎖交させ、この誘導コイルで検出される
検出電流の基本波と高調波とを検波手段で検波し、この
検波された高調波が基本波に含有する含有率を高調波電
流含有率演算手段で演算し、この含有率を報知手段で報
知するようにしているので、探査対象となる配電線を選
択的に特定できると共に、非接触で且つ高調波電流が許
容できる最大許容電流で高調波の有無を総合的に判断で
きることとなり、あらゆる配電線の箇所を的確に特定し
安全且つ総合的に高調波の探査ができる。
【0015】本発明に係る高調波探査装置は必要に応じ
て、また、誘導コイルにより検出された検出電流又は前
記検波手段により検波された基本波及び高調波の各検出
電流に基づいて総合電流歪み率を演算する総合電流歪み
率演算手段を備え、前記報知手段が総合電流歪み率を報
知するものである。このように本発明においては、総合
電流歪み率演算手段で検波された基本波及び高調波の各
検出電流に基づいて総合電流歪み率を演算し、この総合
電流歪み率を報知手段で報知するようにしているので、
探査対象の配電線に流された各次数の高調波電流の大き
さを総合的に判断することができる。
【0016】また、本発明に係る高調波探査装置は必要
に応じて、報知手段が高調波の含有率、当該高調波の各
次数毎の数値又は総合電流歪み率を視覚的に表示する表
示部で形成され、当該表示部が操作スイッチにより任意
に表示内容に切換えられるものである。このように本発
明においては、高調波の含有率、この高調波の各次数毎
の数値又は総合電流歪み率のいづれかを操作スイッチに
より選択的に報知手段の表示部に表示するようにしてい
るので、配電線に重畳された高調波電流の状態を正確且
つ明瞭に操作者が認識することができる。
【0017】また、本発明に係る高調波探査装置は必要
に応じて、検波手段で検波された基本波及び高調波の各
検出電流を各次数毎に補正する検出電流補正手段を備
え、前記補正された各検出電流を高調波電流含有率演算
手段又は総合電流歪み率演算手段へ出力するものであ
る。このように本発明においては、検出電流補正手段が
基本波及び高調波の各検出電流を各次数毎に補正するよ
うにしているので、誘導コイルにより検出する際に生じ
る高調波の各次数毎の異なる検出電流値を配電線に流れ
る高調波電流に対応させることができ、配電線に非接触
でより安全且つ高精度に高調波電流を検出できる。
【0018】
【0019】また、本発明に係る高調波探査装置は必要
に応じて、誘導コイルが検出する検出電流の検出感度、
又は誘導コイルで検出された検出電流を後段側へレベル
を調整して出力する感度調整手段を備えるものである。
このように本発明においては、感度調整手段が誘導コイ
ルの検出感度、又は誘導コイルから後段側へ出力する検
出電流のレベルを調整するようにしているので、検出感
度若しくは検出電流のレベルを調整して高調波探査の範
囲を変化させることができることとなり、高調波の発生
源を正確且つ簡易に特定できる。
【0020】さらに、本発明に係る高調波探査装置は必
要に応じて、誘導コイルが伸縮自在のテレスコープ型の
支持杆の先端に配設されるものである。このように本発
明においては、伸縮自在に伸縮する支持杆の先端に誘導
コイルを配設することにより、探査対象となる配電線に
対して誘導コイルを任意の距離に位置させることができ
ることとなり、誘導コイルで検出する高調波の発生源で
ある配電線をより詳細に特定することができると共に、
安全性を飛躍的に向上させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
(本発明の第1の実施の形態)以下、本発明の第1の実
施の形態を図1に基づいて説明する。この図1は本実施
形態に係る高調波探査装置のブロック回路構成図であ
る。同図において本実施の形態に係る高調波探査装置
は、高調波の探査対象となる配電線100に流れる電流
により生じる磁束に鎖交し、この磁束により誘起される
起電力による検出電流を検出する誘導コイル1と、この
検出電流を所定の増幅率で増幅する電流アンプ2と、こ
の増幅された検出電流のアナログ値をディジタル値に変
換するA/Dコンバータ3と、このディジタル値の検出
電流を高速フーリェ変換処理し、基本波成分と高調波成
分とを算出する高速フーリェ変換部4と、この算出され
た基本波成分の電流に対する高調波成分の電流の含有率
を演算する高調波電流含有率演算部6と、この演算され
た高調波電流の含有率を表示する表示部8と、前記高調
波電流の含有率が所定値以上となった場合に警報を発す
る警報部9とを備える構成である。
【0022】次に、前記構成に基づく高調波探査装置の
高調波の探査動作について説明する。まず、高調波の電
流が流れていると思われる配電線100に誘導コイル1
を近付け、この配電線100に流れる電流Iにより生じ
ている磁束に誘導コイル1を鎖交させる。この磁束の鎖
交により誘導コイル1に検出電流I1が発生し、この検
出電流I1は前記配電線100に流れる電流Iに対応す
るひずみ波特性を有する。即ち、検出電流I1は電流I
(I≠I1)とはその値を異にするが、その基本波成分
の電流と高調波成分の電流との比率が同じ値を有する。
【0023】このように誘導コイル1で検出された検出
電流I1がA/Dコンバータ3によりディジタル値に変
換された後、このディジタル値の検出電流に基づいて高
速フーリェ変換部4は高速フーリェ変換処理を行なって
基本波電流と高調波電流との各成分を演算する。この基
本波電流及び高調波電流から高調波電流含有率演算部6
は基本波の実効値に対する第n調波の比率である高調波
電流含有率を演算する。この高調波電流含有率を表示部
8がディジタル値として表示し、また警報部9が所定値
以上となった場合にブザー等の警報音を発生して操作者
に報知する。この警報部9は高調波電流含有率の大きさ
により警報音の大きさを変化させて発生させることもで
きる。また、この警報部9が基準とする所定値の高調波
電流含有率の数値は任意に設定することもできる。
【0024】(本発明の第2の実施の形態)図2は本実
施の形態に係る高調波探査装置のブロック回路構成図、
図3は図2に記載の高調波探査装置の探査説明図であ
る。前記各図において本実施形態に係る高調波探査装置
は、前記図1に記載の高調波探査装置と同様に誘導コイ
ル1、電流アンプ2、A/Dコンバータ3、高速フーリ
ェ変換部4、高調波電流含有率演算部6、表示部8及び
警報部9を共通して備え、この構成に加え、前記高速フ
ーリェ変換部4と高調波電流含有率演算部6との間に接
続され、高調波の各次数毎に数値を補正して検出電流を
出力する高調波補正部5と、この補正された検出電流の
総合電流歪み率を演算する総合電流歪み率演算部7と、
前記誘導コイル1の鎖交磁束に対する指向性を変化させ
て調整する指向性調整部11と、前記各部に対して操作
者が動作指令を入力する操作部10とを備える構成であ
る。
【0025】また、前記電流アンプ2、A/Dコンバー
タ3、高速フーリェ変換部4、高調波補正部5、高調波
電流含有率演算部6、総合電流歪み率演算部7及び指向
性調整部11はケーシング200内に収納され、このケ
ーシング200の表面側に表示部8、警報部9、操作部
10が実装配設される。このケーシング200の外側に
は伸縮自在に伸延するテレスコープ型の支持杆201が
装着され、この支持杆201の先端に前記誘導コイル1
が配設される構成である。前記高速フーリェ変換部4、
高調波補正部5、高調波電流含有率演算部6及び総合電
流歪み率演算部7は、単一又は複数のマイクロコンピュ
ータ若しくは演算チップにより構成することもできる。
【0026】次に、前記構成に基づく本実施形態に係る
高調波探査装置における高調波の探査動作について説明
する。前記図1に記載の実施形態の場合と同様に誘導コ
イル1に対象となる配電線100の磁束を鎖交させ、こ
の誘導コイル1に発生する検出電流I1を電流アンプ2
で所定値に増幅した後、A/Dコンバータ3でディジタ
ル値に変換する。このディジタル値の検出電流I1を高
速フーリェ変換部4で高速フーリェ変換処理の演算を行
なって基本波成分及び高調波成分の各電流を算出する。
【0027】この算出された高調波成分の電流に対し各
高調波の次数毎に予め設定された係数に基づいて高調波
補正部5が補正する。この高調波補正部5は高調波の次
数が高次になるに従って大きな補正量となるような係数
で高調波の各次数毎に補正を実行する。即ち、前記誘導
コイル1で検出される検出電流I1は配電線100に流
れる電流Iに対応するものであるが、電流Iに含まれる
高調波の次数が高次になる程その検出電流の値が大きく
検出されることから、この次数の相互間に生じる検出誤
差を修正するものである。
【0028】この補正された検出電流の基本波成分及び
高調波成分が各々後段の高調波電流含有率演算部6及び
総合電流歪み率演算部7に出力される。この高調波電流
含有率演算部6は基本波成分の電流に対する補正された
高調波成分の電流の割合を高調波電流含有率として演算
し、この高調波電流含有率を表示部8及び警報部9へ出
力する。このように補正された高調波成分の電流に基づ
いて高調波電流含有率を算出するようにしているので、
探査対象となる配電線100に流れる電流Iに含まれる
高調波成分の割合いに一致させることにより高精度な探
査が可能となる。
【0029】また、前記総合電流歪み率演算部7は検出
電流I1の総合電流歪み率を基本波成分の実効値に対す
る補正された高調波成分のみの実効値の比率として演算
する。この演算された総合電流歪み率は後段の表示部8
及び警報部9へ各々出力され、操作部10の操作により
表示又は警報動作を実行する。さらに、図3に基づいて
高調波の探査を特定の配電線に限定して実行する場合に
ついて説明する。同図においてケーシング200に突設
された支持杆201を収縮した状態(図中、支持杆20
1の長さd1)で、操作部10のスイッチを操作するこ
とにより誘導コイル1の指向性をφ1に選択した場合に
は、配電線101、102、103の総てが探査対象と
なる。この場合には配電線101、102、103の各
々に流れる電流に含まれる高調波成分を合成値として検
出することができる。
【0030】前記探査状態から操作部10のスイッチを
操作することにより誘導コイル1の指向性をφ2に選択
した場合には、配電線101、102が探査対象とな
り、この配電線101、102に各々流れる電流に含ま
れる高調波成分を合成値として検出できる。さらに、こ
の探査状態から支持杆201を延長させて長さd2とす
ると、配電線101のみが探査対象となり、この配電線
101に流れる電流に含まれる高調波成分のみが検出で
きる。この配電線101の各相配線101R、101
S,101Tの各々について高調波を操作する場合に
は、さらに支持杆201を延長させるか、又は操作部1
0のスイッチでより狭い指向性となるように調整するこ
ともできる。
【0031】このように、本実施形態に係る高調波探査
装置は探査対象となる配電線100(又は101、10
2、103)に非接触で且つ特定の配電線101(又は
102、103、100)を選択して高調波の探査がで
きる。特に、配電線100(又は101、102、10
3)に高圧電流が流れている場合には操作者の安全性を
より確実なものにすることができる。また、支持杆20
1の伸縮操作及び誘導コイル1の指向性の調整により、
配電線100(又は101、102、103)から隔離
した位置より特定の配電線100(又は101、10
2、103)を選択的に選択して高調波の探査が可能と
なる。
【0032】なお、操作部10のスイッチを操作するこ
とにより誘導コイル1の指向性をφ1、φ2に選択する動
作は、誘導コイル1の長さ又は径等の形状を変化させる
ことにより鎖交する磁束数を調整しておこなう。具体的
には、誘導コイル1は径が異なる二つのコイルを内外に
重ね合わせた状態で構成し、この内外のいずれか一方の
コイルを進退させることにより、誘導コイル1の長さを
変化させることもできる。
【0033】(本発明の他の実施の形態)図2に記載の
ブロック回路構成図において本実施形態に係る高調波探
査装置は、前記第2の実施の形態に係る高調波探査装置
と同様に誘導コイル1、電流アンプ2、A/Dコンバー
タ3、高速フーリェ変換部4、高調波補正部5、高調波
電流含有率演算部6、総合電流歪み率演算部7、表示部
8、警報部9、操作部10及び指向性調整部11を共通
して備え、この構成に加え、前記操作部10の操作に基
づいて誘導コイル1が検出する検出電流の検出感度、又
は誘導コイル1で検出された検出電流を後段側(A/D
コンバータ3以降)へそのレベルを調整して出力する感
度調整部12を備える構成である。
【0034】次に、前記構成に基づく本実施形態に係る
高調波探査装置における高調波の探査動作について説明
する。前記第2の実施形態の場合と同様に誘導コイル1
に対象となる配電線100の磁束を鎖交させ、この誘導
コイル1に発生する検出電流I1が電流アンプ2で所定
値に増幅される。この増幅された検出電流I1がA/D
コンバータ3、高速フーリェ変換部4、高調波補正部5
を介して高調波電流含有率演算部6及び総合電流歪み率
演算部7に入力されて、高調波電流含有率及び総合電流
歪み率が演算され、この高調波電流含有率及び総合電流
歪み率を表示部8に表示し、又は警報部9から警報を発
する。
【0035】このような探査状態に於いて配電線100
(101、102、103)に対する誘導コイル1の向
きを変化させると、誘導コイル1に鎖交する磁束も変化
することとなり発生する検出電流I1の値も変化する。
この変化した検出電流I1に基づいて高調波電流含有率
演算部6及び総合電流歪み率演算部7が高調波電流含有
率及び総合電流歪み率を演算し、この新たな高調波電流
含有率及び総合電流歪み率を表示部8に表示し、又は警
報部9から警報を発する。
【0036】この表示部8の表示、又は警報部9の警報
2より操作者は、操作部10を操作して感度調整部12
が誘導コイル1で検出する検出電流の検出感度(又は、
誘導コイル1で検出された検出電流のレベル)を調整し
て出力する。この誘導コイル1で検出する検出電流の検
出感度が調整されると、高調波電流含有率演算部6又は
総合電流歪み率演算部7の演算結果もその調整された範
囲で高調波電流含有率若しくは総合電流歪み率を演算さ
れ、これを表示部8に表示し、又は警報部9から警報を
発する。
【0037】このように誘導コイル1の向きを変化させ
ると共に、感度調整部12が誘導コイル1で検出する検
出電流の検出感度を適宜調整することにより、誘導コイ
ル1の向き及び検出電流の検出感度がそれぞれ調整され
た範囲で演算された高調波電流含有率若しくは総合電流
歪み率に基づいて、高調波の発生源を正確且つ簡易に特
定できる。
【0038】また、前記各実施形態においては誘導コイ
ル1で検出された検出電流の基本成分と各高調波成分と
を高速フーリェ変換部4により算出する構成としたが、
バンドパスフィルタ等のフィルタリング処理により基本
波成分と各高調波成分とを分離して検出する構成とする
こともできる。このフィルタリング処理による検出の場
合であって数値を表示する必要がないないときには、前
記のA/Dコンバータ3を配設する必要がなくなる。
【0039】
【発明の効果】 以上のように本発明においては、高調
波の探査対象となる配電線から生じる磁束を指向性調整
手段により指向性が変化させられた誘導コイルに鎖交さ
せ、この誘導コイルで検出される検出電流の基本波と高
調波とを検波手段で検波し、この検波された高調波が基
本波に含有する含有率を高調波電流含有率演算手段で演
算し、この含有率を報知手段で報知するようにしている
ので、探査対象となる配電線を選択的に特定できると共
に、非接触で且つ高調波電流が許容できる最大許容電流
で高調波の有無を総合的に判断できることとなり、あら
ゆる配電線の箇所を的確に特定して安全且つ総合的に高
調波の探査ができるという効果を奏する。また、本発明
においては、総合電流歪み率演算手段で検波された基本
波及び高調波の各検出電流に基づいて総合電流歪み率を
演算し、この総合電流歪み率を報知手段で報知するよう
にしているので、探査対象の配電線に流された各次数の
高調波電流の大きさを総合的に判断することができると
いう効果を有する。また、本発明においては、高調波の
含有率、この高調波の各次数毎の数値又は総合電流歪み
率のいづれかを操作スイッチにより選択的に報知手段の
表示部に表示するようにしているので、配電線に重畳さ
れた高調波電流の状態を正確且つ明瞭に操作者が認識す
ることができるという効果を有する。また、本発明にお
いては、検出電流補正手段が基本波及び高調波の各検出
電流を各次数毎に補正するようにしているので、誘導コ
イルにより検出する際に生じる高調波の各次数毎の異な
る検出電流値を配電線に流れる高調波電流に対応させる
ことができ、配電線に非接触でより高精度に高調波電流
を検出できるという効果を有する た、本発明におい
ては、感度調整手段が誘導コイルの検出感度、又は誘導
コイルから後段側へ出力する検出電流のレベルを調整す
るようにしているので、検出感度若しくは検出電流のレ
ベルを調整して高調波探査の範囲を変化させることがで
きることとなり、高調波の発生源を正確且つ簡易に特定
できるという効果を有する。さらに、本発明において
は、伸縮自在に伸縮する支持杆の先端に誘導コイルを配
設することにより、探査対象となる配電線に対して誘導
コイルを任意の距離に位置させることができることとな
り、誘導コイルで検出する検出電流の発生源である配電
線をより詳細に特定することができるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る高調波探査装置
のブロック回路構成図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る高調波探査装置
のブロック回路構成図である。
【図3】図2に記載の高調波探査装置の探査説明図であ
る。
【図4】従来の高調波探査方式を示す概略ブロック構成
図である。
【図5】従来の他の高調波探査方式の高調波障害を防止
する概略ブロック構成図である。
【符号の説明】
1、L10、L20、L30 誘導コイル 2 電流アンプ 3 A/Dコンバータ 4 高速フーリェ変換部 5 高調波補正部 6 高調波電流含有率演算部 7 総合電流歪み率演算部 8 表示部 9 警報部 10 操作部 11 指向性調整部 12 感度調整部 100、101、102、103、100R、100
S、100T 配電線 101R、101S、101T 相配線 110 遮断器 110R、110S、110T 分岐線路 120、121、122、123 高調波検出回路 130 警報装置 200 ケーシング 201 支持杆 300 受変電設備 C1、C2、C3 コンデンサ L1、L2、L3 直列リアクトル
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 23/20 G01R 15/14 G01R 29/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配電線に対向させ、当該配電線に流れる
    電流により生じる磁束を前記配電線に対する向きに応じ
    て鎖交させ、当該鎖交磁束に比例した起電力による検出
    電流を検出する誘導コイルと、前記誘導コイルが配電線に流れる電流により生じる磁束
    に鎖交できる範囲の指向性を変化させる指向性調整手段
    と、 前記誘導コイルにより検出された検出電流の基本波と高
    調波とを検波する検波手段と、 前記検波手段により検波された基本波の電流に対する高
    調波の電流の含有率を演算する高調波電流含有率演算手
    段と、 前記演算された高調波電流の含有率を報知する報知手段
    とを備えることを特徴とする高調波探査装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の高調波探査装置に
    おいて、 前記誘導コイルにより検出された検出電流又は前記検波
    手段により検波された基本波及び高調波の各検出電流に
    基づいて総合電流歪み率を演算する総合電流歪み率演算
    手段を備え、 前記報知手段が総合電流歪み率を報知することを特徴と
    する高調波探査装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載の高調波探査装置に
    おいて、 前記報知手段が高調波の含有率、当該高調波の各次数毎
    の数値又は総合電流歪み率を視覚的に表示する表示部で
    形成され、当該表示部が操作スイッチにより任意に表示
    内容に切換えられることを特徴とする高調波探査装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項ないし3のいづれかに記載
    の高調波探査装置において、 前記検波手段で検波された基本波及び高調波の各検出電
    流を各次数毎に補正する検出電流補正手段を備え、 前記補正された各検出電流を高調波電流含有率演算手段
    又は総合電流歪み率演算手段へ出力することを特徴とす
    る高調波探査装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1ないしに4のいづれかに記
    載の高調波探査装置において、前記誘導コイルが検出する検出電流の検出感度、又は誘
    導コイルで検出された検出電流を後段側へレベルを調整
    して出力する感度調整手段を備えることを 特徴とする高
    調波探査装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項1ないしのいづれかに記載
    の高調波探査装置において、前記誘導コイルが伸縮自在のテレスコープ型の支持杆の
    先端に配設されることを 特徴とする高調波探査装置。
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