JP3044601B2 - 折板屋根による天井部材の支持装置 - Google Patents

折板屋根による天井部材の支持装置

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JP3044601B2
JP3044601B2 JP8220306A JP22030696A JP3044601B2 JP 3044601 B2 JP3044601 B2 JP 3044601B2 JP 8220306 A JP8220306 A JP 8220306A JP 22030696 A JP22030696 A JP 22030696A JP 3044601 B2 JP3044601 B2 JP 3044601B2
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健治 稗島
茂 花谷
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耐久メタル工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、山型部を有する折
板屋根について設けられる折板屋根による天井部材の支
持装置及び折板屋根による天井部材の支持構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】工場施設、体育館等の建物の屋根葺きに
おいては、材料経費や施工経費を節約するために薄い金
属板の平面部に山型部を適当間隔で折曲形成した折板屋
根が従来から汎用されている。この折板屋根で屋根葺き
を行う場合には、建物の屋根に棟と平行にH型鋼材を梁
として枠組み形成し、このH型鋼材の上面に山型の支持
フレームを固定し、この山型支持フレームに折板屋根の
山型部を嵌合させながら屋根葺きが行われる。そして、
屋内の保護或は化粧効果の意味からこの折板屋根の下方
に天井板等の屋根材を張設し、対応する側壁等を内張り
して構築しているものである。
【0003】ところで、この天井板等を張設する場合に
は、折板屋根を葺き終った後、この折板屋根の下方に離
隔させ、吊支部材を介して吊支している。この吊支部材
による天井板の取付作業に際しては、まず、折板屋根の
山型部の頭部にドリルでボルト孔を穿孔し、吊支部材を
山型部の内部側から挿入し、吊支部材と山型部頭部のボ
ルト孔を相互に位置合わせして、連通したボルト孔に吊
りボルトを貫通し、ボルトの上下端部にゴムパッキン、
座金、ナット等を装着することにより吊支部材を介して
折板屋根の下部位置に天井板を取付支持させていた。従
って、ボルト孔の位置決め作業等を慎重に行う必要があ
り、また、天井板の取付け作業は、折板屋根の上下両方
の面から作業を行わねばならず、この種の天井板の支持
作業の作業効率が極めて低いと共に、人件費等の作業コ
ストが高価となる欠点があった。
【0004】そこで、出願人は、図13、図14、図1
5に示す様に、折板屋根の両側面に内部へ向けてくびれ
部を対向状に凹設させ、この折板屋根を屋根面に敷設
し、更に、山型部の内面側で対向したくびれ部に係着さ
せて天井板を吊支するために、コ字状金具の上面にくび
れ部に係着する板ばねを固定すると共に下端側に吊支ボ
ルトを固定した天井板の支持装置を形成し、この吊支ボ
ルトを把持して山型部の下面側から板ばねを挿入して対
向したくびれ部に係着させるだけで下端側に連結した吊
支ボルトに天井板を支持することができる天井板の支持
装置を特開平5ー340038号公報に提案した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記折
板屋根における天井板の支持装置においては、支持装置
の板ばねのバネ力を強くすれば折板屋根の山型部内面側
に該支持装置を挿入して取りつける作業が簡単に行なえ
ず、作業性が悪く、作業時間がかかる反面、バネ力を弱
くすれば、装着作業が簡単であるが嵌合係止力が弱いも
のとなる問題があった。特に、図15に示す様に、折板
屋根の山型部の流れ方向に揺動負荷が加わった場合に、
板ばねが傾動してくびれ部との係合状態から離脱する恐
れがある。また、それにより、吊支ボルトに吊支した天
井板が下方へ位置ずれして変位したり、或は落下する危
険があり、装着嵌合作業が簡単であり、しかも係止力の
強固な天井部材の支持装置が待望されていた。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は山型部内への取付作業を極
めて簡単に行なえるとともに、折板屋根の対向したくび
れ部に、弾性枠体に設けた一対の係着部を拡開方向へ変
位調整させて強固で、適正な係着力で係着でき、天井部
材等を吊支した弾性枠体に揺動負荷等が加わっても係着
部がくびれ部から離脱することなく、天井板等の屋根材
を耐震、耐圧構造として構築できて剥離、落下等を防止
でき、製造コストも安価な折板屋根による天井部材の支
持装置及びそれを用いた折板屋根による天井部材の支持
構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、山型部12の両側面側に互いに対向して
凹設され、くびれ部14、14を有するとともに、同く
びれ部14、14に連設されて、上部に隆起状に形成さ
れた頭部16を備える折板屋根18に用いられる天井部
材の支持装置であって、この折板屋根18の山型部12
内側から挿入係着され、前記山型部12内において、前
記対向したくびれ部14、14内面側に係着する1対の
係着部20、20と、この係着部20、20に一体的に
接続形成され、全体として該係着部20、20がバネ状
に近接離間方向に移動できる弾性枠体22とを備え、こ
の弾性枠体22には、前記係着部20、20を互いに拡
開方向に変位調整させる開閉部24が設けられ、さら
に、前記弾性枠体22には吊支部材26が取付けられ、
この吊支部材26により天井部材を吊支させ、前記開閉
部は、両係着部近縁に設けられ、これらの係着部を同期
して近接離間移動させる同期移動機構を含み、前記吊支
部材26は、前記弾性枠体22に対して螺合して設けら
れた吊りボルト48であり、かつ、この吊支部材26は
該同期移動機構46に連係しており、該吊支部材26の
螺進退移動に同期して前記係着部20、20を近接離間
方向に移動させ、前記同期移動機構46は、それぞれの
係着部20、20に接続され互いに交差状に延長された
交差板50、50と、この交差板50、50の交差部を
枢支連結する枢支部52と、前記吊支部材26の上端が
これらの両方の交差板50、50に同時に当接する当接
部54を備えてなる折板屋根による天井部材の支持装置
10aから構成される。
【0008】また、本発明は、山型部12の両側面側に
互いに対向して凹設され、くびれ部14、14を有する
とともに、同くびれ部14、14に連設されて、上部に
隆起状に形成された頭部16を備える折板屋根18に用
いられる天井部材の支持装置であって、この折板屋根1
8の山型部12内側から挿入係着され、前記山型部12
内において、前記対向したくびれ部14、14内面側に
係着する1対の係着部20、20と、この係着部20、
20に一体的に接続形成され、全体として該係着部2
0、20がバネ状に近接離間方向に移動できる弾性枠体
22とを備え、この弾性枠体22には、前記係着部2
0、20を互いに拡開方向に変位調整させる開閉部24
が設けられ、さらに、前記弾性枠体22には吊支部材2
6が取付けられ、この吊支部材26により天井部材を吊
支させ、前記弾性枠体22には、前記吊支部材26の螺
進を案内する案内部64が設けられ、前記案内部64は
前記弾性枠体22について、折板屋根18の流れ方向に
沿って長く形成された長孔68であり、前記吊支部材2
6はこの長孔68を貫通して前記当接部54方向に端部
を延長させて設けられてなる折板屋根による天井部材の
支持装置10aから構成される。
【0009】また、前記弾性枠体22は、前記係着部2
0、20から下方向に延長し、かつ互いに対向方向に湾
曲した湾曲面96、96を有する脚部98、98と、該
脚部98、98を連結する底部100を有し、前記同期
移動機構46は、該脚部98、98の内面側に摺動状に
上下動し、かつ、前記吊支部材26の端部が当接する当
接部54を備えた上下動部材110を含み、さらに、こ
の上下動部材110の当接部54に前記吊支部材26の
端部が当接してなることとしてもよい。
【0010】また、前記上下動部材110は略コ字板状
に形成されてなることとしてもよい。
【0011】また、前記弾性枠体22の内壁側には前記
上下動部材110の上下動を案内する案内枠104、1
04が設けられてなることとしてもよい。
【0012】また、本発明は、山型部12の両側面側に
互いに対向して凹設され、くびれ部14、14を有する
とともに、同くびれ部14、14に連設されて、上部に
隆起状に形成された頭部16を備える折板屋根18に用
いられる天井部材の支持装置であって、この折板屋根1
8の山型部12内側から挿入係着され、前記山型部12
内において、前記対向したくびれ部14、14内面側に
係着する1対の係着部20、20と、この係着部20、
20に一体的に接続形成され、全体として該係着部2
0、20がバネ状に近接離間方向に移動できる弾性枠体
22とを備え、この弾性枠体22には、前記係着部2
0、20を互いに拡開方向に変位調整させる開閉部24
が設けられ、さらに、前記弾性枠体22には吊支部材2
6が取付けられ、この吊支部材26により天井部材を吊
支させ、前記開閉部24は、両係着部20、20近縁に
設けられ、これらの係着部20、20を同期して近接離
間移動させる同期移動機構46を含み、前記吊支部材2
6は、前記弾性枠体22に対して螺合して設けられた吊
りボルト48であり、かつ、この吊支部材26は同期移
動機構46に連係しており、吊支部材26の螺進退移動
に同期して前記係着部20、20を近接離間方向に移動
させ、前記同期移動機構46は、前記それぞれの係着部
20、20に一体に接続され互いに対向方向に延長され
た延長端部どうしを結合させて設けられた結合部80
と、この結合部80の下面側に前記吊りボルト48の上
端が当接する当接部54と、を備え、前記弾性枠体22
には前記吊支部材26の螺進を案内する案内部64が設
けられてなる折板屋根による天井部材の支持装置10b
から構成される。
【0013】また、前記案内部64に案内させて前記吊
支部材26を弾性枠体22に対して貫通状に取り付けた
状態で、該弾性枠体22の下面に締着するロックナット
92が螺着されてなることとしてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係る折板屋根による天井
部材の支持装置は、山型部の両側面側に互いに対向して
凹設され、くびれ部を有するとともに、同くびれ部に連
設されて、上部に隆起状に形成された頭部を備える折板
屋根に用いられる天井部材の支持装置であって、この折
板屋根の山型部内側から挿入係着され、前記山型部内に
おいて、前記対向したくびれ部内面側に係着する1対の
係着部を含み、この係着部に一体的に接続形成され、全
体として該係着部がバネ状に近接離間方向に移動できる
弾性枠体とを備え、この弾性枠体には、前記係着部を互
いに拡開方向に変位調整させる開閉部が設けられ、さら
に、前記弾性枠体には吊支部材が取付けられ、この吊支
部材により天井部材を吊支するものである。
【0015】係着部は、山型部内のくびれ部に係着でき
る様に端面視略円弧状に湾曲された係着板を備えている
が、具体的な形状、構造は任意に構成して良い。くびれ
部に係着できる枠杆、突起体等であってもよい。また、
弾性枠体は、山型部内において略対向する位置にあり、
相互に近接離間方向にバネ状に開閉移動できる枠体であ
ればよい。また、開閉部は、弾性枠体の係着部を拡開変
位させてその状態を保持するような保持機構を取りつけ
ても良い。開閉機構としては、例えば、トグル機構、パ
ンタグラフ機構、ターンバックル機構等を用いてよい。
これによれば、トグルリンクと歯車等の組み合わせによ
り同時に保持機構としても機能し得る。また、パンタグ
ラフ機構や、ターンバックル機構についても同様に、保
持機構として作用し得る。
【0016】開閉部は、両係着部近縁に設けられ、これ
らの係着部を同期して近接離間移動させる同期移動機構
を含み、前記吊支部材は、前記弾性枠体に対して螺合し
て設けら、同期移動機構に連係して吊支部材の螺進退移
動に同期して前記係着部を近接離間方向に移動させる。
吊支部材としては吊りボルトを備えているが、ピニオン
ラック軸機構、ウオーム軸機構等を用いてもよい。例え
ば、弾性枠体内にハンドル付回転軸を軸支してピニオン
車またはウォーム歯車を固定し、このピニオン車または
ウォーム歯車と係合するラックまたはウォームを備えた
吊支軸を組み合わせて回転軸の回転で吊支軸を上下移動
させてもよい。
【0017】同期移動機構は、係着部に接続された交差
板や係着部に接続され互いに対向方向に延長された延長
端の結合部等を含む。そして、交差板の枢支部の近傍や
結合部の近傍に吊支部材の上端が当接する当接部を備え
ている。この当接部としては、交差板や結合部に相互に
接合して形成された凹部や孔が設けられているが、吊支
部材の上端が着脱係合するグリップ機構を設けてもよ
い。たとえば、外部筒内に複数に分割されたチャックを
有し、吊支部材の端部がチャック内に突入することによ
ってチャックが閉鎖して吊支部材の端部がグリップされ
る等の機構を設けてもよい。また、弾性枠体には、吊支
部材の螺進を案内する案内部が設けられている。この案
内部としては、ナット部材の他に、弾性枠体の底部に直
接ねじ孔を開孔してもよい。
【0018】また、弾性枠体は、前記係着部から下方向
に延長し、かつ互いに対向方向に湾曲した湾曲面を有す
る脚部と、該脚部を連結する底部を有し、前記同期移動
機構は、該脚部の内面側に摺動状に上下動し、かつ、前
記吊支部材の端部が当接する当接部を備えた上下動部材
を含み、さらに、この上下動部材の当接部に前記吊支部
材の端部が当接してなる構成を備えてよい。この弾性枠
体では、上下動部材に枢支部を設ける必要がなく、上下
動部材の構成が簡単で、吊支部材で上下動部材を突き上
げるときに上下動部材の両端が係着部の下方の脚部の湾
曲面に圧接されて係着部の係着力が強固となる。また、
上下動部材としては長板、枠杆等を用い、その両端を案
内する案内部等を前記脚部の内面側に設けて吊支部材で
突き上げ移動させてもよい。
【0019】
【実施例】以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実
施例を説明する。図1、図2、図3には、本発明の第1
実施例に係る折板屋根による天井部材の支持装置(以
下、「第1天井部材の支持装置」と略する)10aが示
され、更に、図4、図5、図6には、折板屋根の山型部
内に第1天井部材の支持装置10aを取り付け天井部材
の支持構造が示されている。図より明らかな様に、第1
天井部材の支持装置10aは、山型部12の両側面に互
いに対向して凹設されたくびれ部14、14を有すると
ともに、同くびれ部14、14に連設されて、上部に隆
起状に形成された頭部16を備えた折板屋根18の内面
側に係着させて用いるものである。この第1天井部材の
支持装置10aは、折板屋根18の山型部12内側から
挿入係着され、前記山型部12内において、前記対向し
たくびれ部14、14の内面側に係着する1対の係着部
20、20を含み、この係着部20、20に一体的に接
続形成され、全体として該係着部20、20がバネ状に
近接離間方向に移動できる弾性枠体22を備え、この弾
性枠体22には、前記係着部20、20を互いに拡開方
向に変位調整させる開閉部24が設けられ、さらに、前
記弾性枠体22には吊支部材26が取り付けられ、この
吊支部材26により天井板28等の屋根部材を吊支して
なるものである。
【0020】図4、図5、図13に示す様に、折板屋根
18は、銅板その他の薄い金属板、硬質合成樹脂板等を
素材とし、平面部30と山型部12とを交互に曲成して
形成ている。また、折板屋根18は、複数個の山型部1
2を並列させた幅で、屋根面の棟から軒先までの長さを
有し、例えば、幅略2ないし4m、長さ30ないし50
m程度に形成され、これを屋根面の流れ方向と交差する
方向へ順次配置し、同時に各折板屋根18の側端で相互
の山型部12等を重合継手して敷設されている。折板屋
根18の山型部12は、端面視略蒲鉾形に形成され、そ
の頭部16の上面には強度を補強するために山型部12
に沿って凹溝部31が凹設され、また、各山型部12の
下面側は開口32されている。そして、屋根面で棟や軒
先と平行に架設された複数の梁34の上面には、折板屋
根18の各山型部12を係止させるため、帯金等で形成
した山型支持フレーム36が固定されており、この山型
支持フレーム36の上面側から山型部12を覆蓋状に嵌
合させ、各山型支持フレーム36の上面に設けた係止ば
ねを山型部12の両側面のくびれ部14、14に係着し
て折板屋根18が梁34から離脱するのを防止してい
る。
【0021】図1、図2、図3に示す様に、弾性枠体2
2は、薄鋼板、硬質合成樹脂板等を素材とし、端面略V
字状に形成されている。即ち、一対の係着部20、20
の間隔の下方位置に配置された狭幅で端面略U字状の谷
部38と、この谷部38の長手方向の両縁の両端側から
斜め上方へ向け突設された板ばね状の支持板40、40
とを備えている。この支持板40、40の上端側に係着
部20、20が設けられている。この係着部20、20
は、山型部12の頭部16の内面側に挿入し得る様に、
薄鋼板、硬質合成樹脂等を素材として形成されている。
この係着部20、20は、対向した各支持板40、40
の上端で端面視く字状に外面側へ膨出した係着板42、
42を有している。図3、図4に示す様に、係着板4
2、42への連設部となる各支持板40、40の上端部
は、係着板42、42が係着したくびれ部14、14を
迂回するために対向方向へ折曲44、44されている。
【0022】この係着板42、42を山型部12内に挿
入してくびれ部14、14に同係着板42、42を拡開
状に係着させる開閉部24は、前記係着板42、42を
近接または離間させてその状態を保持し得るようなもの
を含む。例えば、対向した支持板40、40の内部にタ
ーンバックルを配置してその左右螺子軸を対向した支持
板40、40に連係させ、ターンバックルの正、逆回転
で係着板42、42を近接または離間させる構造、或は
パンタグラフ状の開閉機構を支持板40、40に連係さ
せて、同パンタグラフに設けたハンドル付ねじ軸の正、
逆回転で係着板42、42を近接または離間させる構造
等を用いてもよい。前記吊支部材26は、弾性枠体22
の谷部38の略中央位置に取付けて吊支部材26から係
着部20、20等へ加わる荷重負荷を平均して分散させ
ている。
【0023】これにより、折板屋根山型部内のくびれ部
14、14に係着させる一対の係着部20、20を吊支
部材26を下降させて係着部20、20を自由に閉縮で
きる状態で山型部内のくびれ部14、14に簡単に挿入
して取付けできる。その後で、吊支部材26を螺進させ
て開閉部24を介して拡開方向に変位調整して係着する
ため、強固で、かつ適正な係着力で弾性枠体22を折板
屋根18の山型部12内に係着させることができ、折板
屋根に吊支した天井板等の屋根材を風や地震等に優れた
耐振、耐圧構造として構築できて剥離、落下事故等を防
止できる。また、第1天井部材の支持装置10aを用い
て取り付けた天井板は、耐振、耐圧性に優れて耐用年数
も長くなり、補修等に要する設備経費を大幅に節約でき
る。また、支持板40、40は谷部の両端側に設けてい
るが、これに限ることなく、谷部38の両側縁の中央部
に対向設置し、この中央部の支持板40の両側に開閉部
24を設けてもよい。
【0024】図1、図2、図3に示す様に、前記開閉部
24は、両係着部20、20の近縁に設けられ、これら
の係着部20、20を同期して近接離間移動させる同期
移動機構46を含む。また、吊支部材26は、弾性枠体
22の谷部38に対して螺合して設けられた吊りボルト
48で形成され、かつ、この吊支部材26は該同期移動
機構46に連係され、該吊支部材26の螺進退移動に同
期して前記係着部20、20を近接離間方向に移動させ
る様に構成されている。これにより、吊りボルト取付
と、折板屋根と弾性枠体との連結確保を同時に行えるか
ら、作業工程が簡略、短時間で終了でき、作業コストも
安価となる。
【0025】前記同期移動機構46は、それぞれの係着
部20、20に接続され互いに交差状に延長された交差
板50、50と、この交差板50、50の交差部を枢支
連結する枢支部52と、吊支部材26の上端がこれらの
両方の交差板50、50に同時に当接する当接部54を
備えている。即ち、図2に示す様に、対向した係着板4
2、42にそれぞれ連設された支持板40、40の間隔
Lを2等分する位置において、図3上に示す左側の係着
板42の下端側から一方の平板状の交差板50が斜め下
方へ延設され、また右側の係着板42から他方の平板状
の交差板50が斜め下方へ延設され、この交差板50、
50は、その接合縁に沿って下方へ折曲され、相互に交
差接合された縁部56、56を有し、この縁部56、5
6が左右の係着板42、42の間隔の略中心線位置でピ
ン58で枢着されて前記枢支部52を形成している。こ
れにより、同期移動機構の機能を、吊りボルトの締め込
みと、交差板の枢支連結機構のみで連動ギヤ、プーリ、
ベルト等の伝達機構を介することなく、極めて簡単な構
造で連動させることが可能である。また、同期移動機構
46は、交差板50、50に限ることなく、後述する第
2実施例に示す様に、係着部20、20から互いに対向
方向に延長して結合させた構成を用いてもよい。
【0026】図2、図3に示す様に、前記当接部54
は、前記枢支部52の下面側であって前記交差板50、
50の接合された縁部56、56の下端側に形成されて
いる。即ち、縁部56、56の下端に枢支部52の半径
方向にある程度の移動範囲を有するように円弧状又は長
穴状に外面側へ膨出した半截凹部60、60を成型し、
この半截凹部60、60の接合で一つの凹部62が形成
されている。これにより、当接部54の凹部62を吊支
部材26の上端で突き上げるときに、当接部54の内面
側で枢支部52の半径方向へ位置ずれした位置を吊支部
材26の上端で突き上げでき、吊支部材26の突き上げ
に同期して係着部20、20の離間方向への移動を確
実、強固に行い、係着部20、20による係止力の実効
化を達成できる。
【0027】図2、図3に示す様に、弾性枠体22に
は、吊支部材26の螺進を案内する案内部64が設けら
れている。この案内部64は、略V字形状に形成された
弾性枠体22の谷部38の上面に設置されたナット部材
66と、前記谷部38に折板屋根18の流れ方向に沿っ
て長く形成された長孔68と、を備えている。図3に示
す様に、前記ナット部材66は、端面略U字状の谷部3
8内で移動できる様に載着され、かつナット部材66が
谷部38から離脱を防止するため谷部30の上端縁には
内部側へ向け折曲された係止フランジ70、70が設け
られている。前記吊支部材26は、前記長孔68を貫通
して当接部54方向へ端部が延長されている。
【0028】従って、吊支部材26を弾性枠体22に対
して螺合状態で円滑に連結させることができ、螺合連結
だから吊支部材26で天井板等を強固に、かつ確実に吊
支でき、また、簡単な構造で、係着部20、20の開閉
調整も容易に行える。また、吊支部材26を案内部64
のナット部材66に締め込むだけで、弾性枠体22の上
端側に設けた係着部20、20を山型部12内のくびれ
部14、14に自動的に係着でき、吊支部材による天井
板等の取付施工を簡単に行える。更に、傾斜した折板屋
根18の山型部12内に弾性枠体22を係着した状態
で、弾性枠体22内で吊支部材26を当接部54を中心
として長孔68に沿って移動させて鉛直方向に吊下で
き、天井板等の荷重が吊支部材26から係着部20、2
0に負荷されるときに係着部は離脱し難く、天井板を安
定吊支できる。また、鉛直方向に吊下された吊支部材2
6への天井板等の取付施工も容易に行える。また、谷部
38にには開孔した孔は長孔68に限ることなく、吊支
部材26を貫通させる貫通孔であってもよい。また、吊
支部材26には、弾性枠体22の谷部38の下面に締着
するロックナットを備えてもよい。このロックナットで
吊支部材26により同期移動機構46の押し上げ高さを
規制して同期移動機構46の部品に故障等が発生するの
を防止できる。
【0029】次に、本発明の第1実施例に係る第1天井
部材の支持装置10aの作用を説明する。前記第1折板
屋根の支持装置10aは、吊支部材26の吊りボルト4
8を案内部64のナット部材66に対して逆回転させて
下降させ、吊りボルト48の上端を同期移動機構46の
交差板50、50の下端側の当接部54内に単に接合さ
せ、弾性枠体22の上端側の係着部20、20を近接保
持する。そして、作業者は、吊りボルト48を把持しな
がら弾性枠体22の上端側に対向した係着部20、20
を、山型部12の下面側の開口32から両側面のくびれ
部14、14を通過して山型部12の頭部16内へ挿入
させる。係着部20、20の外面幅はくびれ部14、1
4の間隔幅に近い状態に調整されているから簡単にくび
れ部14、14内を通過して取付できる。
【0030】そこで、図4に示す様に、山型部12の頭
部16内で、係着部20、20がくびれ部14、14の
上方へ配置された状態で、吊りボルト48を案内部64
のナット部材66に対して正回転させて上昇させ、吊り
ボルト48の上端で同期移動機構46の交差板50、5
0の下端側の当接部54を上方に突き上げる。この突き
上げで交差板50、50が枢支部52のピン58を中心
として拡開されて係着部20、20が、図4に示す矢印
方向へ離間移動し、最終的には図5に示す様に、山形部
12のくびれ部14、14の上面側に一対の係着板4
2、42が係着固定されて天井部材の支持構造74とな
る。この様に、折板屋根18の任意の山型部12内に間
隔をおいて複数の弾性枠体22を係着させ、この弾性枠
体22のナット部材66に螺合させた吊りボルト48の
下端側に、図1、図6に示す様に、Sバー、Wバー、T
バー等のチャンネル部材72を介して天井板28を支持
する。
【0031】従って、第1天井部材の支持装置10及び
それを用いた天井部材の支持構造74においては、山型
部12内のくびれ部14、14に係着させた一対の係着
部20、20を拡開方向に変位調整できるから山型部1
2内に簡単に取付でき、更に同期移動機構で係着部2
0、20を拡開させて強固で、かつ適正な係着力で弾性
枠体22を折板屋根18の山型部12内に係着でき、折
板屋根に吊支した天井板等の屋根材を風や地震等に優れ
た耐振、耐圧構造として構築できて剥離、落下事故等を
防止できる。また、吊りボルト48をナット部材66に
締め込むだけで、弾性枠体22の上端側に設けた係着部
20、20を山型部12内のくびれ部14、14に自動
的に係着でき、吊支部材による天井板等の取付施工を簡
単に行える。更に、傾斜した折板屋根18の山型部12
内に弾性枠体22を係着した状態で、弾性枠体22内で
吊りボルト48を当接部54を中心として案内部の長孔
68に沿って移動させて鉛直方向に吊下でき、天井板等
の荷重が吊りボルト48から弾性枠体22を経由して係
着部20、20に負荷されるときに係着部は離脱し難
く、天井板28等を安定吊支できる。また、鉛直方向に
吊下された吊りボルト48への天井板等の取付施工も容
易に行える。
【0032】次に、図7、図8には、本発明の第2実施
例に係る折板屋による天井部材の支持装置(以下、「第
2天井部材の支持装置」と略する)10bが示されてい
る。図より明らかな様に、第2天井部材の支持装置10
bは、前記した第1実施例と同様の山型部12の両側面
側にくびれ部14、14を有し、上部に隆起状の頭部1
6を備える折板屋根18について用いられる。この第2
天井部材の支持装置10bは、折板屋根18の山型部1
2内の対向したくびれ部14、14の内面側に係着する
1対の係着部20、20を含み、この係着部20、20
に一体的に接続形成されて同係着部20、20がバネ状
に近接離間方向に移動できる弾性枠体22とを備えてい
る。この弾性枠体22には、吊りボルト48が螺合され
ると共に、前記一対の係着部20、20を互いに拡開方
向に変位調整する開閉部24が設けられている。この開
閉部24は、一対の係着部20、20を同期して近接離
間移動させる同期移動機構46を含む。本実施例におい
て、先の実施例の構成と同一部材には同一番号を付し、
その詳細な説明は省略する。
【0033】前記弾性枠体22は、第1天井部材の支持
装置10aの場合と同様に、狭幅で端面U字状の谷部3
8と、この谷部38の長手方向の両縁側から斜め上方へ
突設された板ばね状の2個の支持板40、40とを備
え、この支持板40、40の上端側に係着部20、20
が設けられている。この係着部20、20は、相互に対
向した支持板40、40の上端側に端面視で略L字状に
外面へ折曲され、更に、支持板40、40の内面上方へ
向け円弧状に曲成された円弧状係着板76、76を備え
ている。また、前記谷部38の略中央位置には、吊りボ
ルト48を螺合案内する案内部64が設けられている。
この案内部64は、谷部38の略中央位置に開孔された
貫通孔78と、この貫通孔78の上面側に同貫通孔78
と連通して載着されたナット部材66とを備えている。
このナット部材66は、谷部38の両上端側に内部側へ
向け折曲された係止フランジ70、70で離脱不可能に
係止され、該ナット部材66に吊支部材26として吊り
ボルト48が螺合されている。前記貫通孔78は、先の
第1実施例と同様に、折板屋根の流れ方向に沿った長孔
として開孔してもよい。
【0034】図7、図8に示す様に、第2天井部材の支
持装置10bにおける同期移動機構46は、それぞれの
係着部20、20に接続されて互いに対向方向に延長
し、その延長端部どうしを結合させて結合部80を形成
させ、この結合部80の下面側に前記吊りボルト48の
上端が当接する当接部54が設けられている。即ち、前
記結合部80は、円弧状係着板76にそれぞれ連設され
た支持板40、40の間隔において、図8上に示す左右
の円弧状係着板76、76の下端側から斜め下方へ対向
延設された突当て板82、82と、この突当て板82、
82の端部に下方へ折曲された当接板84、84と、を
有し、この当接板84、84がピン86で連結されて
る。また、前記当接部54は、相互に連結された当接板
84、84の下端側に、縦方向へ向け半截筒状に膨出さ
れた半截縦孔88、88を備え、この半截縦孔88、8
8の接合で筒孔90が形成されている。
【0035】本実施例の第2天井部材の支持装置10b
においても、案内部64のナット部材66に螺合させた
吊りボルト48を逆回転させて同期移動機構46の当接
部54の筒孔90内に単に接合させた状態に保持し、こ
の吊りボルト48を把持して弾性枠体22の上端側で対
向した円弧状係着板76、76を、屋根面に敷設された
折板屋根18の山型部12の下面開口32から両側面の
くびれ部14、14を通過して山型部12の頭部16内
へ簡単に挿入させて取付できる。その後で、吊りボルト
48を正回転させてナット部材66に対して締込み上昇
させ、吊りボルト48の上端で当接板84、84の当接
部54を突き上げる。この突き上げにより、略Y形状に
突き当っている突当て板82、82が水平に近い状態に
変位して円弧状係着板76、76をくびれ部14、14
の上面側から頭部内面に密着状に係着固定される。これ
により、弾性枠体22を折板屋根18の山型部12内に
強固に係着でき、風や地震等に優れた耐震、耐風構造と
して構築でき、吊支した天井板等の屋根材の剥離、落下
事故を防止できる。更に、同期移動機構46の機能を、
吊りボルト48の締め込みと、係着部20、20から対
向延長された結合機構との簡単な構造で連動でき、製造
コストも安価となる。
【0036】次に、図9、図10には、前記第2天井部
材の支持装置10bにおいて、弾性枠体22の谷部38
の案内部64に案内させて吊支部材26を弾性枠体22
に対して貫通状に取り付けた状態で、該弾性枠体22の
下面に締着するロックナット92を吊支部材26の吊り
ボルト48に螺合させた実施例が示めされている。図9
に示す実施例では、案内部64のナット部材66に、谷
部38の下面の案内孔78から長い吊りボルト48を螺
合貫通させ、この吊りボルト48にロックナット92が
螺合されて谷部38の下面に締着されている。この様
に、吊りボルト48にロックナット92を螺合しておく
ことによって、折板屋根の山型部12内に弾性枠体22
を係着した後で、吊支部材26を螺進させて同期移動機
構46を突き上げて弾性枠体22の上端側の係着部2
0、20を山型部12内に密着固定させるときに、所定
の高さでロックナット92が谷部38の下面に当接して
吊支部材46による同期移動機構46の突き上げ動作を
自動的に停止でき、吊支部材46の過剰な突き上げによ
り同期移動機構46に破断、ひずみ等が発生するのを防
止できる。
【0037】図10に示す実施例では、谷部38内のナ
ット部材66に、下端にロックナット92を固定した突
上げボルト94を螺合させ、このロックナット92に吊
りボルト48を着脱螺合する構成としている。この様
に、吊りボルト48をロックナット92付の突上げボル
ト94と分割することによって、長い吊りボルト48が
搬送中に嵩張ることなく、また、弾性枠体22を山型部
12内に係着固定終了後に吊りボルト48をロックナッ
ト92に自由に螺合連結できて天井板等の屋根材の吊支
作業がし易くなる。
【0038】図11、図12には、本発明の第3実施例
に係る折板屋根による天井部材の支持装置(以下、「第
3天井部材の支持装置」と略する)10cが示されてい
る。第3天井部材の支持装置10cは、先の実施例と同
様に、山型部12の両側面側にくびれ部14、14を有
した折板屋根18に用いられる。第3天井部材の支持装
置10cは、折板屋根18の山型部12内において、対
向したくびれ部14、14の内面側に係着する1対の係
着部20、20を備えており、この係着部20、20に
一体的に接続形成されて同係着部20、20がバネ状に
近接離間方向に移動できる弾性枠体22とを備えてい
る。更に、この弾性枠体22には、吊支部材26が取付
けられると共に、1対の係着部20、20を互いに拡開
方向に変位調整する開閉部24が設けられている。この
開閉部24は、一対の係着部20、20を同期して近接
離間移動させる同期移動機構46を含む。本実施例にお
いて、先の実施例の構成と同一部材には同一番号を付
し、その詳細な説明は省略する。
【0039】図11に示す様に、弾性枠体22は、係着
部20、20から下方向へ延長し、かつ互いに対向方向
に湾曲した湾曲面96、96を有した脚部98、98
と、この脚部98、98を連結する底部100とを有し
ている。即ち、弾性枠体22は、広幅で弾性を備えた金
属帯板を素材とし、この金属帯板を円弧状に曲成させた
頭頂部102の両側端を内面側へ略L字状に折曲して1
対の係着部20、20が形成され、この係着部20、2
0の端部から下方向へ湾曲面96、96を有する脚部9
8、98が垂下されている。この係着部20、20の相
互の間隔は、くびれ部14、14の間隔幅より広幅に形
成されているが、円弧状の頭頂部102をくびれ部1
4、14の下面側に当接させて上方へ向け押圧させる
と、頭頂部102の両端側の係着部20、20は相互に
内面側へ閉縮されてくびれ部14、14の間隔を通過
し、通過した後に再び拡開してくびれ部14、14の上
面側に係着する。底部100は、脚部98、98と略同
一幅で端面視で略U字状に形成され、この底部100の
両端に立ち上がった側壁が、同期案内機構46を上下案
内するための案内枠104、104として前記脚部9
8、98の内面側に接合されて止ピン106、106で
連結されている。この案内枠104、104には、図1
2に示す様に、底部100の上方側へ膨出した2個の上
下案内溝型108、108が設けられている。
【0040】本実施例の第3天井部材の支持装置10c
における同期移動機構46は、弾性枠体22の脚部9
8、98の内面側に摺動状に上下動し、かつ、弾性枠体
22の底部100に取付けた吊支部材26の端部が当接
する当接部54を備えた上下動部材110を含み、更
に、この上下動部材110の当接部54に吊支部材26
の端部が当接されている。即ち、この上下動部材110
は、図11に示す様に、両端が脚部98、98の内面側
に摺動自在に当接した水平押圧部112と、この水平押
圧部112の両端に垂下され、案内枠104、104の
上下案内溝型108、108内に嵌挿された案内脚11
4、114とを有している。この水平押圧部112は、
その両端側から中央部に掛け、下面が開口された断面略
コ字板状に成型されている。
【0041】前記当接部54は、水平押圧部112の中
央部において、断面略コ字板を相互に外面側へ膨出して
形成した半截縦孔116からなる。また、図11、図1
2に示す様に、弾性部材22の底部100の中央部に
は、吊支部材26を螺進案内する案内部64が設けられ
ている。この案内部64は、先の第1折板屋根の支持装
置10aの案内部と同様に、底部100の幅方向、即ち
折板屋根18の流れ方向に沿って開孔された長孔68
と、この長孔68の上面の両側縁に沿って立設された端
面略L型の係止フランジ70、70と、この係止フラン
ジ70、70内に係合され、長孔68に連通されたナッ
ト部材66とを備えている。吊子部材26は、案内部6
4のナット部材66に螺合された吊りボルト48からな
り、この吊りボルト48の端部が前記水平押圧部112
の中央部に設けた半截縦孔116内に当接されている。
また、案内部24は、必ずしも長孔68を備える必要は
なく、底部100の中心位置に吊支部材26の貫通孔を
備えることとしてもよい。
【0042】次に、本発明の第3実施例に係る第3天井
部材の支持装置10cの作用を説明する。第3天井部材
の支持装置10cにおいても、吊支部材26の吊りボル
ト48を案内部64のナット部材66に対して逆回転さ
せて下降させ、吊りボルト48の上端が同期移動機構4
6の上下動部材110の中央部の当接部54内に単に接
合させた状態で、作業者が吊りボルト48を把持して弾
性枠体22の上端側の係着部20、20を対折板屋根の
山型部12内のくびれ部14、14の下面側から簡単に
押し込み、くびれ部14、14に一対の係着部20、2
0を係着させる。その後で、吊りボルト48を案内部6
4のナット部材66内で螺進させて上下動部材110を
上昇させ、脚部98、98の上方の湾曲面96、96の
内面側を水平押圧部112の両端で強圧に押圧してくび
れ部14、14の下面側に湾曲面96、96を係止させ
る。そして、折板屋根18の任意の山型部12内に間隔
をおいて複数の弾性枠体22を係着させ、この弾性枠体
22のナット部材66に螺合させた吊りボルト48の下
端側に、Sバー、Wバー、Tバー等のチャンネル部材を
介して天井板を支持することとなる。
【0043】これにより、吊りボルト48を案内部64
のナット部材66内で螺進させて上下動部材110の水
平押圧部112で脚部98、98の上方の湾曲面96、
96を強圧に押圧するため、くびれ部14、14に対す
る係着部20、20の係着力が強固となり、くびれ部1
4、14から係着部20、20が離脱することがなく、
弾性枠体22を山型部12へ確実に係止固定でき、折板
屋根18に吊支した天井板等の剥離、落下事故等を防止
できる。また、吊支部材による天井板等の取付施工を簡
単に行える。また、上下動部材110は断面略コ字板状
に形成された簡単な構成で強度を有し、上下動部材11
0を含む同期移動機構46で係着部20、20の山型部
に対する係着力を強固に保持できることとなる。更に、
傾斜した折板屋根18の山型部12内に弾性枠体22を
係着した状態で、弾性枠体22内で吊りボルト48を当
接部54を中心として案内部64の長孔68に沿って移
動させて鉛直方向に吊下でき、天井板等の荷重が吊りボ
ルト48から弾性枠体22を経由して係着部20、20
に負荷されるときに係着部は離脱し難く、天井板等を安
定吊支できる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の折板屋根
による天井部材の支持装置によれば、山型部の両側面側
に互いに対向して凹設され、くびれ部を有するととも
に、同くびれ部に連設されて、上部に隆起状に形成され
た頭部を備える折板屋根に用いられる天井部材の支持装
置であって、この折板屋根の山型部内側から挿入係着さ
れ、前記山型部内において、前記対向したくびれ部内面
側に係着する1対の係着部を含み、この係着部に一体的
に接続形成され、全体として該係着部がバネ状に近接離
間方向に移動できる弾性枠体とを備え、この弾性枠体に
は、前記係着部を互いに拡開方向に変位調整させる開閉
部が設けられ、さらに、前記弾性枠体には吊支部材が取
り付けられ、この吊支部材により天井板等の屋根部材を
吊支させてなることにより、折板屋根山型部内のくびれ
部に係着させた一対の係着部を拡開方向に変位調整でき
るから、山型部内への取付が簡単で、更に係着部を強固
で、かつ適正な係着力で弾性枠体を折板屋根の山型部に
係着させることができ、折板屋根に吊支した天井板等の
屋根材を風や地震等に優れた耐振、耐圧構造として構築
できて剥離、落下事故等を防止できる。また、折板屋根
に本発明の支持装置を用いて取り付けた天井板等の屋根
材は、耐振、耐圧性に優れて耐用年数も長くなり、補修
等に要する設備経費を大幅に節約できる。
【0045】また、前記開閉部は、両係着部近縁に設け
られ、これらの係着部を同期して近接離間移動させる同
期移動機構を含み、前記吊支部材は、前記弾性枠体に対
して螺合して設けられた吊りボルトであり、かつ、この
吊支部材は該同期移動機構に連係しており、該吊支部材
の螺進退移動に同期して前記係着部を近接離間方向に移
動させてなることにより、吊りボルト取付と、折板屋根
と弾性枠体との連結確保を同時に行えるから、作業工程
が簡略、短時間で終了でき、作業コストも安価となる。
【0046】また、前記同期移動機構は、前記それぞれ
の係着部に接続され互いに交差状に延長された交差板
と、この交差板の交差部を枢支連結する枢支部と、前記
吊支部材の上端がこれらの両方の交差板に同時に当接す
る当接部を備えてなることにより、同期移動機構の機能
を、吊りボルトの締め込みと、交差板の枢支連結機構の
みで連動ギヤ、プーリ、ベルト等の伝達機構を介するこ
となく、極めて簡単な構造で連動させることが可能であ
る。
【0047】また、前記同期移動機構は、前記それぞれ
の係着部に接続され互いに対向方向に延長し、その延長
端部どうしを結合させて結合部を形成させ、この結合部
の下面側に前記吊支部材の上端が当接する当接部を設け
てなることにより、同期移動機構の機能を、吊りボルト
の締め込みと、係着部から対向延長された結合機構との
簡単な構造で連動でき、製造コストも安価となる。
【0048】また、前記当接部は、前記枢支部の下面側
であって前記交差板の下端側に形成され、前記枢支部の
半径方向にある程度の移動範囲を有するように設けられ
た円弧状又は長穴状の凹部であることにより、当接部を
吊支部材で突き上げるときに、当接部の内面側で枢支部
の半径方向へ位置ずれした位置を吊支部材の上端で突き
上げでき、吊支部材の突き上げに同期して係着部の離間
方向への移動を確実、強固に行い、係着部による係止力
の実効化を達成できる。
【0049】また、前記弾性枠体には、前記吊支部材の
螺進を案内する案内部が設けられてなることにより、吊
支部材を弾性枠体に対して螺合状態で円滑に連結させる
ことができる。また、螺合連結だから吊支部材で天井板
等の屋根材を強固に、かつ確実に吊支できる。更に、簡
単な構造で、係着部の開閉の微調整も容易に行える。
【0050】また、前記弾性枠体は略V字形状に形成さ
れ、前記案内部は該V字の谷に設置されたナット部材で
あることにより、吊支部材を案内部のナット部材に締め
込むだけで、弾性枠体の上端側に設けた係着部を山型部
内のくびれ部に自動的に係着でき、吊支部材による天井
板等の取付施工を簡単に行える。
【0051】また、前記案内部は前記弾性枠体につい
て、折板屋根の流れ方向に沿って長く形成された長孔で
あり、前記吊支部材はこの長孔を貫通して前記当接部方
向に端部を延長させて設けられてなることにより、傾斜
した折板屋根の山型部内に弾性枠体を係着した状態で、
弾性枠体内で吊支部材を当接部を中心として長孔に沿っ
て移動させて鉛直方向に吊下でき、天井板等の荷重が吊
支部材から係着部に負荷されるときに係着部は離脱し難
く、天井板を安定吊支できる。また、鉛直方向に吊下さ
れた吊支部材への天井板等の取付施工も容易に行える。
【0052】また、前記案内部に案内させて前記吊支部
材を弾性枠体に対して貫通状に取り付けた状態で、該弾
性枠体の下面に締着するロックナットが螺着されてなる
ことにより、吊支部材を螺進させて同期移動機構を突き
上げ、所定の高さの螺進移動で吊支部材の突き上げ動作
を自動的に停止でき、吊支部材の過剰な突き上げにより
同期移動機構に破断、ひずみ等が発生するのを防止でき
る。
【0053】また、前記弾性枠体は、前記係着部から下
方向に延長し、かつ互いに対向方向に湾曲した湾曲面を
有する脚部と、該脚部を連結する底部を有し、前記同期
移動機構は、該脚部の内面側に摺動状に上下動し、か
つ、前記吊支部材の端部が当接する当接部を備えた上下
動部材を含み、さらに、この上下動部材の当接部に前記
吊支部材の端部が当接してなることにより、板屋根山型
部内のくびれ部に係着させた一対の係着部から下方に延
長した脚部に上下動部材の端部が圧接され、くびれ部に
対する係着部の係着力が強固となり、くびれ部から係着
部が離脱することがなく、弾性枠体を山型部へ確実に係
止固定でき、折板屋根に吊支した天井板等の屋根材の剥
離、落下事故等を防止できる。
【0054】また、前記上下動部材は略コ字板状に形成
されてなることにより、上下動部材は構成が簡単で強度
を有し、上下動部材を含む同期移動機構で係着部の山型
部に対する係着力を強固に保持できる。
【0055】また、前記弾性枠体の内壁側には前記上下
動部材の上下動を案内する案内枠が設けられてなること
により、吊支部材の突き上げで上下動部材を簡単、円滑
に上下動させることができ、天井板等の取付施工の実効
化を達成できる。
【0056】また、本発明の折板屋根による天井部材の
支持構造によれば、山型部の両側面側に互いに対向して
凹設され、くびれ部を有するとともに、同くびれ部に連
設されて、上部に隆起状に形成された頭部を備える折板
屋根と、この折板屋根の山型部内側から挿入係着され、
前記山型部内において、前記対向したくびれ部内面側に
係着する1対の係着部を含み、この係着部に一体的に接
続形成され、全体として該係着部がバネ状に近接離間方
向に移動できる弾性枠体とを備え、この弾性枠体には、
前記係着部を互いに拡開方向に変位調整させる開閉部が
設けられ、さらに、前記弾性枠体には吊支部材が取り付
けられ、この吊支部材により天井板等の屋根部材を吊支
させてなることにより、折板屋根山型部内のくびれ部に
係着させた一対の係着部を拡開方向に変位調整できるか
ら、山型部内への取付が簡単で、更に係着部を強固で、
かつ適正な係着力で弾性枠体を折板屋根の山型部に係着
させることができ、折板屋根に吊支した天井板等の屋根
材を風や地震等に優れた耐振、耐圧構造として構築でき
て剥離、落下事故等を防止できる。また、折板屋根に本
発明の支持装置を用いて取り付けた天井板等の屋根材
は、耐振、耐圧性に優れて耐用年数も長くなり、補修等
に要する設備経費を大幅に節約できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る折板屋根による第1
天井部材の支持装置の斜視図である。
【図2】図1に示す第1天井部材の支持装置の左側面図
である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】折板屋根の山型部の頭部内に、弾性枠体の上面
係着部を挿入した状態を示した側面縦断面図である。
【図5】吊支部材の螺進により当接部を突き上げて左右
係着部をくびれ部に密着状に係着させた折板屋根による
天井部材の支持構造を示した側面縦断面図である。
【図6】図5のB−B線断面図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る折板屋根による第2
天井部材の支持装置の側面図である。
【図8】図7に示す第2天井部材の支持装置の正面図で
ある。
【図9】図8に示す第2天井部材の支持装置の吊支部材
にロックナットを螺合させて弾性枠体の下面側にロック
ナットを締着させた状態の正面説明図である。
【図10】図8に示す第2天井部材の支持装置におい
て、吊りボルトと分断した突き上げボルトの下端にロッ
クナットを一体に固定して案内部のナット部材に螺合さ
せ、このロックナットに吊りボルトを着脱螺合させる状
態を示した断面説明である。
【図11】本発明の第3実施例に係る第3天井部材の支
持装置の正面図である。
【図12】図11のC−C線断面図である。
【図13】屋根面に敷設された折板屋根を示した一部斜
視説明図である。
【図14】従来の板ばね係着部を有した天井板の支持装
置を山形部内に係着させた状態を示した正面図である。
【図15】図14のD−D線断面図である。
【符号の説明】
10a 折板屋根による第1天井部材の支持装置 10b 折板屋根による第2天井部材の支持装置 10c 折板屋根による第3天井部材の支持装置 12 山型部 14 くびれ部 16 頭部 18 折板屋根 20 係着部 22 弾性枠体 24 開閉部 26 吊支部材 28 天井板 38 谷部 30 係着部 46 同期移動機構 48 吊りボルト 50 交差板 52 枢支部 54 当接部 62 凹部 64 案内部 66 ナット部材 68 長孔 74 天井部材の支持構造 80 結合部 92 ロックナット 96 湾曲面 98 脚部 100 底部 104 案内枠 110 上下動部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 7/00 - 7/02 511 E04B 5/40 E04B 9/18

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 山型部の両側面側に互いに対向して凹設
    され、くびれ部を有するとともに、同くびれ部に連設さ
    れて、上部に隆起状に形成された頭部を備える折板屋根
    に用いられる天井部材の支持装置であって、 この折板屋根の山型部内側から挿入係着され、前記山型
    部内において、前記対向したくびれ部内面側に係着する
    1対の係着部と、 この係着部に一体的に接続形成され、全体として該係着
    部がバネ状に近接離間方向に移動できる弾性枠体と、を
    備え、 この弾性枠体には、前記係着部を互いに拡開方向に変位
    調整させる開閉部が設けられ、 さらに、前記弾性枠体には吊支部材が取り付けられ、こ
    の吊支部材により天井部材を吊支させ、 前記開閉部は、両係着部近縁に設けられ、これらの係着
    部を同期して近接離間移動させる同期移動機構を含み、 前記吊支部材は、前記弾性枠体に対して螺合して設けら
    れた吊りボルトであり、かつ、この吊支部材は該同期移
    動機構に連係しており、 該吊支部材の螺進退移動に同期して前記係着部を近接離
    間方向に移動させ、 前記同期移動機構は、それぞれの係着部に接続され互い
    に交差状に延長された交差板と、この交差板の交差部を
    枢支連結する枢支部と、前記吊支部材の上端がこれらの
    両方の交差板に同時に当接する当接部とを備えてなる折
    板屋根による天井部材の支持装置。
  2. 【請求項2】 山型部の両側面側に互いに対向して凹設
    され、くびれ部を有するとともに、同くびれ部に連設さ
    れて、上部に隆起状に形成された頭部を備える折板屋根
    に用いられる天井部材の支持装置であって、 この折板屋根の山型部内側から挿入係着され、前記山型
    部内において、前記対向したくびれ部内面側に係着する
    1対の係着部と、 この係着部に一体的に接続形成され、全体として該係着
    部がバネ状に近接離間方向に移動できる弾性枠体と、を
    備え、 この弾性枠体には、前記係着部を互いに拡開方向に変位
    調整させる開閉部が設けられ、 さらに、前記弾性枠体には吊支部材が取り付けられ、こ
    の吊支部材により天井部材を吊支させ、 前記弾性枠体には、前記吊支部材の螺進を案内する案内
    部が設けられ、 前記案内部は前記弾性枠体について、折板屋根の流れ方
    向に沿って長く形成された長孔であり、前記吊支部材は
    この長孔を貫通して前記当接部方向に端部を延長させて
    設けられてなる折板屋根による天井部材の支持装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性枠体は、前記係着部から下方向
    に延長し、かつ互いに対向方向に湾曲した湾曲面を有す
    る脚部と、該脚部を連結する底部を有し、前記同期移動
    機構は、該脚部の内面側に摺動状に上下動し、かつ、前
    記吊支部材の端部が当接する当接部を備えた上下動部材
    を含み、さらに、この上下動部材の当接部に前記吊支部
    材の端部が当接してなる請求項2記載の折板屋根による
    天井部材の支持装置。
  4. 【請求項4】 前記上下動部材は略コ字板状に形成され
    てなる請求項3記載の折板屋根による天井部材の支持装
    置。
  5. 【請求項5】 前記弾性枠体の内壁側には前記上下動部
    材の上下動を案内する案内枠が設けられてなる請求項3
    又は4記載の折板屋根による天井部材の支持装置。
  6. 【請求項6】 山型部の両側面側に互いに対向して凹設
    され、くびれ部を有するとともに、同くびれ部に連設さ
    れて、上部に隆起状に形成された頭部を備える折板屋根
    に用いられる天井部材の支持装置であって、 この折板屋根の山型部内側から挿入係着され、前記山型
    部内において、前記対向したくびれ部内面側に係着する
    1対の係着部と、 この係着部に一体的に接続形成され、全体として該係着
    部がバネ状に近接離間方向に移動できる弾性枠体と、を
    備え、 この弾性枠体には、前記係着部を互いに拡開方向に変位
    調整させる開閉部が設けられ、 さらに、前記弾性枠体には吊支部材が取り付けられ、こ
    の吊支部材により天井部材を吊支させ、 前記開閉部は、両係着部近縁に設けられ、これらの係着
    部を同期して近接離間移動させる同期移動機構を含み、 前記吊支部材は、前記弾性枠体に対して螺合して設けら
    れた吊りボルトであり、かつ、この吊支部材は同期移動
    機構に連係しており、吊支部材の螺進退移動に同期して
    前記係着部を近接離間方向に移動させ、 前記同期移動機構は、前記それぞれの係着部に一体に接
    続され互いに対向方向に延長された延長端部どうしを結
    合させて設けられた結合部と、この結合部の下面側に前
    記吊りボルトの上端が当接する当接部と、を備え、 前記弾性枠体には前記吊支部材の螺進を案内する案内部
    が設けられてなる折板屋根による天井部材の支持装置。
  7. 【請求項7】 前記案内部に案内させて前記吊支部材を
    弾性枠体に対して貫通状に取りつけた状態で、該弾性枠
    体の下面に締着するロックナットが螺着されてなる請求
    項6記載の折板屋根による天井部材の支持装置。
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