JP3044541B2 - 設置場所が少なくてよい門構造 - Google Patents

設置場所が少なくてよい門構造

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JP3044541B2
JP3044541B2 JP10063914A JP6391498A JP3044541B2 JP 3044541 B2 JP3044541 B2 JP 3044541B2 JP 10063914 A JP10063914 A JP 10063914A JP 6391498 A JP6391498 A JP 6391498A JP 3044541 B2 JP3044541 B2 JP 3044541B2
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清市 宮地
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ミヤチ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、門構造、特に自動
開閉が出来て、設置スペースを必要最小限とした自動開
閉可能な門構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、門構造における門扉は門柱に
取り付けた回転軸により、門柱の周りに回動させて開閉
したり、レールを設けて左右に門扉を移動させて開閉す
るものとか、門柱に取り付けた回動腕によって上方に跳
ね揚げて開閉するものや、門扉自体を折り畳みあるいは
巻き取り可能な構造として開閉するものとか、色々な形
式のものが実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の門構造
は、門扉を移動させるために相当の空間的スペースを必
要としており、敷地の関係で設置不可能な形式のものも
ある。また、門扉自体を折り畳んだり巻き取る形式のも
のは、門扉の製造コストが嵩み、構造的に強度が低く、
寿命も短いという問題点がある。
【0004】本発明は、前記したような従来技術におけ
る問題点を解消し、門を設置するスペースが最小で、設
置場所の制約が少なく、構造的にも強度が高く、開閉操
作が自動化可能な門構造を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明者は鋭意研究を重ねた結果、門扉を地下に収
納する構造とする事が有効であることを知見し、本発明
を完成するに至った。
【0006】すなわち、前記知見に基づいてなされた本
発明は、門扉を支持する左右一対の門柱と、この門柱に
支持されて通路を遮断する門扉と、この門扉を収納する
門扉下方の地下に形成した収納溝と、門柱に設けた門扉
上下移動機構と、門扉の少なくとも一面に近接して、下
方の地下に形成した収納溝内に上下移動する、門扉の上
昇閉鎖に先立って上昇する柔軟なポールよりなる複数の
仮締切ポールを設置してなることを特徴とする設置場所
が少なくてよい門構造を要旨としている。
【0007】また、門扉の上下移動を油圧機構により行
うこと、門扉の少なくとも一面に近接して、下方の地下
に形成した収納溝内に上下移動する、門扉の上昇閉鎖に
先立って上昇する柔軟なポールよりなる複数の仮締切ポ
ールを設置したこと、一定期間を通じて希望の日、時に
門扉の開閉を設定可能なプログラム制御する装置や、警
報機構を設けた設置場所が少なくてよい門構造も本発明
の要旨である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の構成と作用を説明する。
図1は本発明門構造の一部断面正面図であり、図2は地
下部分の水平断面図である。本発明によれば、門柱と門
扉を含む平面の敷地があれば、門の設置が可能であり、
従来のように、開いた門扉を保持するスペースを必要と
しない。
【0009】本発明において、通路入口の両側には、内
側に門扉2の案内レール3を取り付けた断面コ字型の門
柱1、1が、地表17の門扉上昇位置から地下まで延長
して立てられる。門柱1、1は、門扉最上部よりさらに
延長され、延長部内に警報用スピーカー30や、頂上部
に警告灯(回転灯)34が取り付けられている。
【0010】左右の門柱1、1の間には門扉2が収納さ
れる収納溝4が地下に形成され、収納溝4内の数ヶ所
に、収納された門扉2を支持する基台部5が立設されて
いる。収納溝4は、前記門柱1、1や、基台部5と一体
的に鉄筋コンクリートにより構成され、収納溝底部は傾
斜して水溜部6が設けられており、排水ポンプ7によっ
て溜まった雨水などの排出を行う。
【0011】門柱1の内側には、門扉2を昇降させるた
めの油圧ジャッキ8、8が設けられており、電動機9に
よって駆動される油圧ポンプ10からの加圧油が、制御
弁11、11を経由して配管12により油圧ジャッキに
送られる。油圧ジャッキ8に加圧油が注入されるにつ
れ、反対側シリンダー内の空気は配管13を経て油タン
ク15に戻される。
【0012】前記排水ポンプ7、電動機9、制御弁1
1、11、16、16の始動、停止、開閉等は制御装置
14により行われる。門扉2本体の上昇行程(閉門)、
下降行程(開門)は、制御弁11、16の開閉により行
われる。33は保守点検のための開口部である。これ
は、門構造設置後、一定期間ごとに機構の点検、注油な
どの保守作業を行なう保守員が、門扉収納溝4内に入る
ための出入口である。
【0013】図3および図4に示すように、本発明門構
造における門扉2の少なくとも一方の面に近接して上下
する仮締切ポール18が設置されている。仮締切ポール
18は、案内レール20に案内されて油圧ジャッキ19
により仮締切ポール支持可動体21、22の上下移動に
より上下して、門扉2が上昇途中に車両が衝突するのを
防止するため一時的に通路を締め切ったり、開放するた
めのものである。仮締切ポール18はゴム製で柔軟であ
るから、もし車両が衝突しても損傷はなく安全である。
なお、図示されていないけれども、物体(人あるいは自
動車等)が門扉に接近すると、物体感知センサー29が
感知して制御機構14に信号を送り、制御機構14が作
動して、動いている門扉の移動が自動的に停止するとと
もに、警報(ブザー、音声、警告灯)が発せられる。物
体が門扉から離れれば再度自動的に運転が開始される。
【0014】本発明の門構造は、一定期間を通じて希望
の日、時刻に開閉を指定することによって無人自動運転
が出来るように、プログラムをすることが出来る。この
ような自動運転の際には、門扉の移動開始前に音声と警
告灯により、移動の予告警報が発せられる。また、緊急
時には、自動運転から手動運転への切り替えにより、手
動操作により門扉の開閉が出来る。停電時には、ハンド
ルの操作によって門扉は開閉が可能になっている。
【0015】本発明門構造の操作について説明する。門
扉の上昇(閉鎖)行程は、次のような順序で進行する。 (1)操作盤の門扉上昇(閉鎖)スイッチをオン(接
続)すると、門扉2が閉じる(上昇する)旨の予告警報
がスピーカー30や警告灯34により行なわれる。 (2)門扉作動範囲内に物体(人、車両)が進入してい
ないかどうかを、物体感知センサー29が検知し、進入
のないことが確認されると、油圧ポンプ駆動用電動機9
が始動される。 (3)制御弁25が開き、配管24を通して仮締切ポー
ル作動用油圧ジャッキ19に加圧油が送られ、仮締切ポ
ール18が上昇する。なお、この時点で制御弁26は閉
じている。 (4)仮締切ポール18が上昇を完了すると制御弁25
が閉じる。この時点でも制御弁26は閉じている。 (5)制御弁11が開き、配管12を通して油圧ジャッ
キ8に加圧油が送られ、門扉2が上昇する。この時点で
制御弁16は閉じている。流量調整弁27は双方の油圧
ジャッキ8の平衡を保つために、双方の油圧ジャッキ8
に送られる加圧油の流量を別々に調整する弁である。 (6)門扉2が上昇を完了すると制御弁11が閉じる。
この時点でも制御弁16は閉じている。 (7)制御弁26が開き、仮締切ポール用油圧ジャッキ
19の加圧油が配管24を通してタンク15に戻り、仮
締切ポール18が下降する。この時点で制御弁25は閉
じている。 (8)仮締切ポールが下降を完了すると制御弁26が閉
じる。この時点でも制御弁25は閉じている。 (9)油圧ポンプ駆動用電動機9が停止する。 (10)門扉2の上昇が完了すると、ブザー30、警告
灯34が止まる。
【0016】以上で門扉2の上昇(閉鎖)行程の動作が
すべて完了する。なお、上昇(閉鎖)が完了した門扉2
が何らかの原因で下降(約5cm以上)すると、自動的
に油圧ポンプ駆動用電動機9が運転を開始して、制御弁
11が開いて門扉2を上昇完了の位置まで戻し、制御弁
11が閉じて電動機9が停止する作動が行なわれるよう
になっている。
【0017】門扉の下降(開放)行程は、次のような順
序で進行する。 (1)操作盤の門扉下降(開放)スイッチをオン(接
続)すると、門扉2が下がる(開かれる)旨の予告警報
がスピーカー30や警告灯34により行なわれる。 (2)門扉作動範囲内に物体(人、車両)が進入してい
ないかどうかを、物体感知センサー29が検知し、進入
のないことを確認する。 (3)制御弁16が開き、加圧油が配管12を通してタ
ンク15に戻され、門扉2が下降を開始する。この時点
で制御弁11は閉じている。流量調整弁28は双方の油
圧ジャッキ8からタンク15に戻る加圧油の流量を別々
に調整し、双方の油圧ジャッキ8の平衡を保つための弁
である。 (4)門扉2の下降が完了すると制御弁16が閉じる。
この時点でも制御弁11は閉じている。 (5)門扉2の下降が完了すると、ブザー30、警告灯
34が止まる。以上で門扉の下降(開放)行程のすべて
の動作が完了する。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるから、設置スペースが必要最小限ですみ、構造的に
も強度が高く、操作が容易であるという優れた効果が奏
され、産業上極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明門構造の一部断面正面図である。
【図2】 本発明門構造の地下部分水平断面図である。
【図3】 仮締切ポールを設けた本発明門構造の一部断
面正面図である。
【図4】 仮締切ポールと門扉の開閉状態を示す側面図
である。
【図5】 門扉上昇時の油圧回路の状態説明図である。
【図6】 門扉下降時の油圧回路の状態説明図である。
【符号の説明】
1 門柱 2 門扉 3 案内レール 4 収納溝 5 基台部 6 水溜部 7 排水ポンプ 8 油圧ジャッキ 9 電動機 10 油圧ポンプ 11,16,25,26 制御弁 12,13,23,24 配管 14 制御機構 15 油タンク 17 地表 18 仮締切ポール 19 油圧ジャッキ(仮締切用) 20 案内レール(仮締切用) 21,22 可動部本体(仮締切用) 27,28 流量調整弁 29 物体感知センサー 30 予告警報スピーカー(音
声、ブザー) 31 上昇完了確認センサー 32 下降完了確認センサー 33 保守点検口 34 警告灯(回転灯)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 門扉を支持する左右一対の門柱と、この
    門柱に支持されて通路を遮断する門扉と、この門扉を収
    納する門扉下方の地下に形成した収納溝と、門柱に設け
    た門扉上下移動機構と、門扉の少なくとも一面に近接し
    て、下方の地下に形成した収納溝内に上下移動する、門
    扉の上昇閉鎖に先立って上昇する柔軟なポールよりなる
    複数の仮締切ポールを設置してなることを特徴とする設
    置場所が少なくてよい門構造。
  2. 【請求項2】 上下移動機構として油圧装置を用いた請
    求項1記載の設置場所が少なくてよい門構造。
  3. 【請求項3】 一定期間を通じて希望の日、時に門扉の
    開閉を設定可能なプログラム制御する装置を設けた請求
    項1または2記載の設置場所が少なくてよい門構造。
  4. 【請求項4】 警報機構を設けた請求項1、2または3
    記載の設置場所が少なくてよい門構造。
JP10063914A 1998-03-02 1998-03-02 設置場所が少なくてよい門構造 Expired - Fee Related JP3044541B2 (ja)

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