JP3044233B2 - 6分力・力/モーメントセンサー及びそのケース - Google Patents
6分力・力/モーメントセンサー及びそのケースInfo
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- JP3044233B2 JP3044233B2 JP10224347A JP22434798A JP3044233B2 JP 3044233 B2 JP3044233 B2 JP 3044233B2 JP 10224347 A JP10224347 A JP 10224347A JP 22434798 A JP22434798 A JP 22434798A JP 3044233 B2 JP3044233 B2 JP 3044233B2
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01L—MEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
- G01L5/00—Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes
- G01L5/16—Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes for measuring several components of force
- G01L5/161—Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes for measuring several components of force using variations in ohmic resistance
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01L—MEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
- G01L1/00—Measuring force or stress, in general
- G01L1/20—Measuring force or stress, in general by measuring variations in ohmic resistance of solid materials or of electrically-conductive fluids; by making use of electrokinetic cells, i.e. liquid-containing cells wherein an electrical potential is produced or varied upon the application of stress
- G01L1/205—Measuring force or stress, in general by measuring variations in ohmic resistance of solid materials or of electrically-conductive fluids; by making use of electrokinetic cells, i.e. liquid-containing cells wherein an electrical potential is produced or varied upon the application of stress using distributed sensing elements
-
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- G01L—MEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
- G01L1/00—Measuring force or stress, in general
- G01L1/20—Measuring force or stress, in general by measuring variations in ohmic resistance of solid materials or of electrically-conductive fluids; by making use of electrokinetic cells, i.e. liquid-containing cells wherein an electrical potential is produced or varied upon the application of stress
- G01L1/22—Measuring force or stress, in general by measuring variations in ohmic resistance of solid materials or of electrically-conductive fluids; by making use of electrokinetic cells, i.e. liquid-containing cells wherein an electrical potential is produced or varied upon the application of stress using resistance strain gauges
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の平板補を利用
して、力(Fx,Fy,Fz)とモーメント(Mx,M
y,Mz)を同時に感知できる6分力・力/モーメント
センサー(6-component force/moment sensor) に関する
ものである。
して、力(Fx,Fy,Fz)とモーメント(Mx,M
y,Mz)を同時に感知できる6分力・力/モーメント
センサー(6-component force/moment sensor) に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】公知の、力/モーメント感知センサーと
して、Yabuki(参考文献:A.Yabuki,"Six-axis force/t
orque sensor for assembly robots," Fujitsu Sci.Tch
e. J., 26, 1, pp. 41-47, April 1990)は、八つの並
列リーフスプリングで構成された直交形弾性体構造を提
案している。この構造では、24個の薄ストレインゲー
ジで6個のホイートストンブリッジ(Wheatstone bridg
e )が構成され、算術的な計算無しに、力及びモーメン
ト成分を直接に測定できる。このセンサーの相互干渉誤
差は、力成分の場合2%で、モーメントの場合3〜6%
である。
して、Yabuki(参考文献:A.Yabuki,"Six-axis force/t
orque sensor for assembly robots," Fujitsu Sci.Tch
e. J., 26, 1, pp. 41-47, April 1990)は、八つの並
列リーフスプリングで構成された直交形弾性体構造を提
案している。この構造では、24個の薄ストレインゲー
ジで6個のホイートストンブリッジ(Wheatstone bridg
e )が構成され、算術的な計算無しに、力及びモーメン
ト成分を直接に測定できる。このセンサーの相互干渉誤
差は、力成分の場合2%で、モーメントの場合3〜6%
である。
【0003】Hatamura(参考文献:K. Ozo and Y. hata
mura, "A new design for6-component force/torque se
nsor", Pro. of the 11th Int. con. on measurementof
force and mass, Amsterdarm, The Netherlands, pp.
39-48, May 1986.and US Patent 4,485,681 and 4,674,
339)は、力成分を測定する並列平行板(parallelplate)
とモーメントを測定する並列放射板(radial plate)とを
利用して6分力・力/モーメントセンサーを提案してい
る。数回にわたって並列平行板と並列放射板を利用して
6分力・力/モーメントセンサーを開発し、最終モデル
の場合、相互干渉誤差が37%であった。そのため、開
発された6分力・力/モーメントセンサーを使用する際
は、相互干渉誤差を減らすためにコンピュータを利用し
て補償している。このような場合、補償時間が必要なた
めに、ロボット,工作機械などの精密な力制御には使用
できない問題がある。
mura, "A new design for6-component force/torque se
nsor", Pro. of the 11th Int. con. on measurementof
force and mass, Amsterdarm, The Netherlands, pp.
39-48, May 1986.and US Patent 4,485,681 and 4,674,
339)は、力成分を測定する並列平行板(parallelplate)
とモーメントを測定する並列放射板(radial plate)とを
利用して6分力・力/モーメントセンサーを提案してい
る。数回にわたって並列平行板と並列放射板を利用して
6分力・力/モーメントセンサーを開発し、最終モデル
の場合、相互干渉誤差が37%であった。そのため、開
発された6分力・力/モーメントセンサーを使用する際
は、相互干渉誤差を減らすためにコンピュータを利用し
て補償している。このような場合、補償時間が必要なた
めに、ロボット,工作機械などの精密な力制御には使用
できない問題がある。
【0004】Dietrich(アメリカ特許7,763,53
1)は、外部シリンダーと内部ハブ(hub) との間に四つ
のビームを90°の間隔に連結して上部構造を構成し、
下部構造も上部構造と同じく外部シリンダーと内部ハブ
(hub) との間に四つのビームを90°の間隔に連結して
構成し、これら上部と下部構造のハブをボルトで締結し
た6分力・力/モーメントセンサーを開示している。こ
の6分力・力/モーメントセンサーは二つの部分に分け
られているため加工は容易であるが、センサーに、力或
いはモーメントが加えられた際に組立部分で大きな変形
が生じ、また、この構造は並列平板とは異なり上部構造
と下部構造が個別的に変形することから変形量が大き
い。従って、力或いはモーメントが加わった際に、本セ
ンサーの総変形量は上述の二つの変形量を合わせたもの
になる。この様に、変形量の大きなセンサーはロボット
及び工作機械の力制御を精密にできない。本センサー
は、上部と下部構造の組立でx,y,z軸を正確に一致
させることができないため、相互干渉誤差が一体形に設
計されたセンサーより大きく発生する問題がある。
1)は、外部シリンダーと内部ハブ(hub) との間に四つ
のビームを90°の間隔に連結して上部構造を構成し、
下部構造も上部構造と同じく外部シリンダーと内部ハブ
(hub) との間に四つのビームを90°の間隔に連結して
構成し、これら上部と下部構造のハブをボルトで締結し
た6分力・力/モーメントセンサーを開示している。こ
の6分力・力/モーメントセンサーは二つの部分に分け
られているため加工は容易であるが、センサーに、力或
いはモーメントが加えられた際に組立部分で大きな変形
が生じ、また、この構造は並列平板とは異なり上部構造
と下部構造が個別的に変形することから変形量が大き
い。従って、力或いはモーメントが加わった際に、本セ
ンサーの総変形量は上述の二つの変形量を合わせたもの
になる。この様に、変形量の大きなセンサーはロボット
及び工作機械の力制御を精密にできない。本センサー
は、上部と下部構造の組立でx,y,z軸を正確に一致
させることができないため、相互干渉誤差が一体形に設
計されたセンサーより大きく発生する問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のような既存の、
6分力・力/モーメントセンサーにおいて、第1に、現
在までに開発され使用されている最新の6分力・力/モ
ーメントセンサーは、センサーの精密さや正確度を示す
相互干渉誤差が3〜37%程度であることから、相互干
渉誤差が大きな6分力・力/モーメントセンサーを現場
で使用するためにはコンピュータを利用して補償せねば
ならない。このような、コンピュータを利用して補償す
る場合には、補償のための時間が必要となることから、
ロボットや工作機械などのように迅速で精密な制御を要
する場合には多くの問題が生じる。第2に、並列平行板
や並列放射平板を利用して設計した6分力・力/モーメ
ントセンサーは、力Fxが加わる場合、モーメントM
y、そして力Fyが加わる場合、モーメントMxが発生
するとき相互干渉誤差が5%以上大きく発生し、また同
じ力とモーメントの容量で垂れが大きく発生する。
6分力・力/モーメントセンサーにおいて、第1に、現
在までに開発され使用されている最新の6分力・力/モ
ーメントセンサーは、センサーの精密さや正確度を示す
相互干渉誤差が3〜37%程度であることから、相互干
渉誤差が大きな6分力・力/モーメントセンサーを現場
で使用するためにはコンピュータを利用して補償せねば
ならない。このような、コンピュータを利用して補償す
る場合には、補償のための時間が必要となることから、
ロボットや工作機械などのように迅速で精密な制御を要
する場合には多くの問題が生じる。第2に、並列平行板
や並列放射平板を利用して設計した6分力・力/モーメ
ントセンサーは、力Fxが加わる場合、モーメントM
y、そして力Fyが加わる場合、モーメントMxが発生
するとき相互干渉誤差が5%以上大きく発生し、また同
じ力とモーメントの容量で垂れが大きく発生する。
【0006】本発明は前記のような問題点を解決するた
めに創案されたものであり、同じ力とモーメントの容量
で相互干渉誤差と垂れを既存の6分力・力/モーメント
センサーより小さくすることができる6分力・力/モー
メントセンサーの提供をその目的としている。
めに創案されたものであり、同じ力とモーメントの容量
で相互干渉誤差と垂れを既存の6分力・力/モーメント
センサーより小さくすることができる6分力・力/モー
メントセンサーの提供をその目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、次の手段を採る。 (1)第1の荷重伝達ブロックを中心に平面十字形に配
置され外端が固定されるとともに上記平面十字形に垂直
な軸の力及び同力に直交する軸の2つののモーメントを
感知する同じ大きさの弾性体製の第1の平板を有する第
1のセンサーの感知部と、上記第1の荷重伝達ブロック
に対向して配置された第2の荷重伝達ブロックを中心に
放射十字形に上記第1の平板に沿いかつ垂直に配置され
る弾性体製の第2の平板および同第2の平板に平行に配
置され同第2の平板の外端にそれぞれの一端が剛連結さ
れかつ他端が固定された同じ大きさの弾性体製の第3の
平板を有し、上記力の軸のモーメント及び上記モーメン
トの軸の2つの力を感知する第2のセンサーの感知部
と、上記第1の平板の外端の固定が一端面になされ、上
記第3平板の外端隅部の固定が他端面になされる胴体と
を備えてなることを特徴とする6分力・力/モーメント
センサー。 (2)上記第1の平板のうち直線にならぶ一字形の平板
は、上記垂直な軸の力および同力に直交するとともに上
記直線に直交する軸のモーメントを感知する感知部に、
他の1字形の平板は、上記力およびモーメントの軸に直
交する軸のモーメントを感知する感知部に、上記各モー
メントの軸に直交する上記第3の平板は、それぞれ同軸
の力を感知する感知部に、上記第2の平板は、上記垂直
な力の軸のモーメントを感知する感知部になることを特
徴とする前記(2)の6分力・力/モーメントセンサ
ー。 (3)上記力およびモーメントの感知部には、それぞれ
4枚のストレインゲージを付着させてホイートストンブ
リッジを構成しセンサーとしたことを特徴とする前記
(1)の6分力・力/モーメントセンサー。 (4)上記第1ないし第3の平板のは、上記胴体の各端
面に接する平面からそれぞれ所定の間隔を明け固定ブロ
ックを介して固定されることを特徴とする前記(1)の
6分力・力/モーメントセンサー。
するために、次の手段を採る。 (1)第1の荷重伝達ブロックを中心に平面十字形に配
置され外端が固定されるとともに上記平面十字形に垂直
な軸の力及び同力に直交する軸の2つののモーメントを
感知する同じ大きさの弾性体製の第1の平板を有する第
1のセンサーの感知部と、上記第1の荷重伝達ブロック
に対向して配置された第2の荷重伝達ブロックを中心に
放射十字形に上記第1の平板に沿いかつ垂直に配置され
る弾性体製の第2の平板および同第2の平板に平行に配
置され同第2の平板の外端にそれぞれの一端が剛連結さ
れかつ他端が固定された同じ大きさの弾性体製の第3の
平板を有し、上記力の軸のモーメント及び上記モーメン
トの軸の2つの力を感知する第2のセンサーの感知部
と、上記第1の平板の外端の固定が一端面になされ、上
記第3平板の外端隅部の固定が他端面になされる胴体と
を備えてなることを特徴とする6分力・力/モーメント
センサー。 (2)上記第1の平板のうち直線にならぶ一字形の平板
は、上記垂直な軸の力および同力に直交するとともに上
記直線に直交する軸のモーメントを感知する感知部に、
他の1字形の平板は、上記力およびモーメントの軸に直
交する軸のモーメントを感知する感知部に、上記各モー
メントの軸に直交する上記第3の平板は、それぞれ同軸
の力を感知する感知部に、上記第2の平板は、上記垂直
な力の軸のモーメントを感知する感知部になることを特
徴とする前記(2)の6分力・力/モーメントセンサ
ー。 (3)上記力およびモーメントの感知部には、それぞれ
4枚のストレインゲージを付着させてホイートストンブ
リッジを構成しセンサーとしたことを特徴とする前記
(1)の6分力・力/モーメントセンサー。 (4)上記第1ないし第3の平板のは、上記胴体の各端
面に接する平面からそれぞれ所定の間隔を明け固定ブロ
ックを介して固定されることを特徴とする前記(1)の
6分力・力/モーメントセンサー。
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の一実施の形態を詳細に説明する。本発明では、力F
z及びモーメントMxとMyを同時に感知できるよう
に、平板(平板補)1〜4を水平に寝かせて構成し、力
FxとFy及びモーメントMzを同時に感知できるよう
に、平板補5〜16を垂直に立てて構成し、6分力・力
/モーメントセンサーの感知部を図1のように一つの胴
体にモデリングした。なお、図1(a)は、センサー3
0の要部平面図,(b)は、センサー30,40の要部
正面図,(c)はセンサー40の内部構造を説明するた
めの要部平面図である。
明の一実施の形態を詳細に説明する。本発明では、力F
z及びモーメントMxとMyを同時に感知できるよう
に、平板(平板補)1〜4を水平に寝かせて構成し、力
FxとFy及びモーメントMzを同時に感知できるよう
に、平板補5〜16を垂直に立てて構成し、6分力・力
/モーメントセンサーの感知部を図1のように一つの胴
体にモデリングした。なお、図1(a)は、センサー3
0の要部平面図,(b)は、センサー30,40の要部
正面図,(c)はセンサー40の内部構造を説明するた
めの要部平面図である。
【0010】力Fz及びモーメントMxとMyを感知す
るセンサーの感知部30は、同じ大きさの平板(平板
補)、つまり板(補)の長さl1、補の幅b1、補の高さ
h1が互いに同じ平板補1〜4を上部に位置した荷重伝
達ブロック24を中心に十字形を成すように構成した。
力FxとFy及びモーメントMzを感知するセンサーの
感知部40において、力FxとFyを感知するセンサー
の感知部は、同じ大きさの平板補、つまり補の長さl
2、補の幅b2、補の高さh2がお互い同じ平板補5〜1
2を四角形を成すように構成した。そしてモーメントM
zを感知するセンサーの感知部は、同じ大きさの平板
補、つまり補の長さl3、補の幅b3、補の高さh3がお
互い同じ平板補13〜16を下部に位置した荷重伝達ブ
ロック24’を中心に十字形を成すように構成した。
るセンサーの感知部30は、同じ大きさの平板(平板
補)、つまり板(補)の長さl1、補の幅b1、補の高さ
h1が互いに同じ平板補1〜4を上部に位置した荷重伝
達ブロック24を中心に十字形を成すように構成した。
力FxとFy及びモーメントMzを感知するセンサーの
感知部40において、力FxとFyを感知するセンサー
の感知部は、同じ大きさの平板補、つまり補の長さl
2、補の幅b2、補の高さh2がお互い同じ平板補5〜1
2を四角形を成すように構成した。そしてモーメントM
zを感知するセンサーの感知部は、同じ大きさの平板
補、つまり補の長さl3、補の幅b3、補の高さh3がお
互い同じ平板補13〜16を下部に位置した荷重伝達ブ
ロック24’を中心に十字形を成すように構成した。
【0011】前記で、平板補1と2は、力Fzとモーメ
ントMyを感知する感知部に使用され、平板補3と4は
モーメントMxを感知する感知部に使用される。平板補
5〜8は力Fx、平板補9〜12は力Fy、平板補13
〜16はモーメントMzを感知する感知部である。そし
て、荷重伝達ブロック24,24’はケーブル引出口5
2(図6参照)を形成した胴体50と各々の平板補1〜
16を固定している。そして胴体50と一体を成してい
る感知部30,40は、荷重伝達ブロック24,24’
が胴体50と連結され、各々の平板補1〜16は、胴体
50と離れ一定の間隔51を有している。
ントMyを感知する感知部に使用され、平板補3と4は
モーメントMxを感知する感知部に使用される。平板補
5〜8は力Fx、平板補9〜12は力Fy、平板補13
〜16はモーメントMzを感知する感知部である。そし
て、荷重伝達ブロック24,24’はケーブル引出口5
2(図6参照)を形成した胴体50と各々の平板補1〜
16を固定している。そして胴体50と一体を成してい
る感知部30,40は、荷重伝達ブロック24,24’
が胴体50と連結され、各々の平板補1〜16は、胴体
50と離れ一定の間隔51を有している。
【0012】図2は平板補1と2の間にある荷重伝達ブ
ロック24に、力Fzを−z方向に加えたときに変形さ
れた状態を示し、図3は平板補3と4の間にある荷重伝
達ブロック24に、モーメントMxをx方向に加えたと
きに変形された状態を示し、図4は平板補5乃至16の
間にある荷重伝達ブロック24’に、力Fyを−y方向
に加えたときに変形された状態を示し、図5は平板補5
乃至16の間にある荷重伝達ブロック24’に、モーメ
ントMzを−z方向に加えたときに変形された状態を各
々示したものである。
ロック24に、力Fzを−z方向に加えたときに変形さ
れた状態を示し、図3は平板補3と4の間にある荷重伝
達ブロック24に、モーメントMxをx方向に加えたと
きに変形された状態を示し、図4は平板補5乃至16の
間にある荷重伝達ブロック24’に、力Fyを−y方向
に加えたときに変形された状態を示し、図5は平板補5
乃至16の間にある荷重伝達ブロック24’に、モーメ
ントMzを−z方向に加えたときに変形された状態を各
々示したものである。
【0013】また、図6は各々の下部荷重伝達ブロック
と上部荷重伝達ブロックを含めた胴体と固定されるケー
スの分解斜視図である。図示のように、ケースは上部ケ
ース60と下部ケース70とに区分され、感知部が固定
された胴体50に組み立てられる。すなわち、各々のケ
ース60,70の中央部位に組立孔21が形成され、外
側には、外部機器と締結するための締結孔22及びピン
ホール23が形成されている。そして、前記組立孔21
を介して固定手段で胴体50の荷重伝達ブロック24,
24’に締結される。
と上部荷重伝達ブロックを含めた胴体と固定されるケー
スの分解斜視図である。図示のように、ケースは上部ケ
ース60と下部ケース70とに区分され、感知部が固定
された胴体50に組み立てられる。すなわち、各々のケ
ース60,70の中央部位に組立孔21が形成され、外
側には、外部機器と締結するための締結孔22及びピン
ホール23が形成されている。そして、前記組立孔21
を介して固定手段で胴体50の荷重伝達ブロック24,
24’に締結される。
【0014】図7(a)(b)(c)はストレンゲージ
を付着させてセンサーを構成するストレンゲージの付着
位置を示したものである。各々のセンサーを構成するス
トレンゲージは、Fx感知用センサーの場合、S17、
S19、S21、S23、Fyの場合、S25、S2
7、S29、S31、Fzの場合、S9〜S12、Mx
の場合、S5〜S8、Myの場合、S1〜S4、Mzの
場合S33〜S36に選定した。選定されたストレンゲ
ージを利用して図8に示すような完全結線回路を構成し
て各々のセンサーを製作した。すなわち、C1はS1
7、S25、S9、S5、S1、S33、C2はS1
9、S27、S10、S6、S2、S34、T1はS2
1、S29、S11、S7、S3、S35、T2はS2
3、S31、S12、S8、S4、S36で構成され
る。6分力・力/モーメントセンサーを利用した、力及
びモーメント測定は、下部に位置した荷重伝達ブロック
24’を固定して上部に位置した荷重伝達ブロック24
に力或はモーメントを個別的に或は同時に加えた後、加
わった力とモーメントを前記センサーで感知する。
を付着させてセンサーを構成するストレンゲージの付着
位置を示したものである。各々のセンサーを構成するス
トレンゲージは、Fx感知用センサーの場合、S17、
S19、S21、S23、Fyの場合、S25、S2
7、S29、S31、Fzの場合、S9〜S12、Mx
の場合、S5〜S8、Myの場合、S1〜S4、Mzの
場合S33〜S36に選定した。選定されたストレンゲ
ージを利用して図8に示すような完全結線回路を構成し
て各々のセンサーを製作した。すなわち、C1はS1
7、S25、S9、S5、S1、S33、C2はS1
9、S27、S10、S6、S2、S34、T1はS2
1、S29、S11、S7、S3、S35、T2はS2
3、S31、S12、S8、S4、S36で構成され
る。6分力・力/モーメントセンサーを利用した、力及
びモーメント測定は、下部に位置した荷重伝達ブロック
24’を固定して上部に位置した荷重伝達ブロック24
に力或はモーメントを個別的に或は同時に加えた後、加
わった力とモーメントを前記センサーで感知する。
【0015】表1は、相互干渉誤差を百分率で表したも
のである。各々の、力或いはモーメントが加わった場
合、最も大きい相互干渉誤差は、力Fxが加わった場合
には、Mz感知用センサーが1.7%、力Fyの場合に
はMx感知用センサーが2.0%、力Fzの場合にはM
y感知用センサーが1.7%、モーメントMxの場合に
はFz感知用センサーが0.8%、モーメントMyの場
合にはMx感知用センサーが0.6%、モーメントMz
の場合にはFy感知用センサーが1.5%であった。特
に並列平行板と放射平板で相互干渉誤差が大きく現れる
場合、つまり、力Fxが加わった時、モーメントMy感
知用センサーと力Fyが加わった時モーメントMx感知
用センサーの場合、各々1.5%と2.0%とたいへん
小さな誤差となって現れた。このように、本発明に係る
6分力・力/モーメントセンサーの相互干渉誤差は最大
2.0%以内であり、現在までに開発され産業界で使用
されている最新の6分力・力/モーメントセンサーの相
互干渉誤差3%以上より優れていることが実証された。
のである。各々の、力或いはモーメントが加わった場
合、最も大きい相互干渉誤差は、力Fxが加わった場合
には、Mz感知用センサーが1.7%、力Fyの場合に
はMx感知用センサーが2.0%、力Fzの場合にはM
y感知用センサーが1.7%、モーメントMxの場合に
はFz感知用センサーが0.8%、モーメントMyの場
合にはMx感知用センサーが0.6%、モーメントMz
の場合にはFy感知用センサーが1.5%であった。特
に並列平行板と放射平板で相互干渉誤差が大きく現れる
場合、つまり、力Fxが加わった時、モーメントMy感
知用センサーと力Fyが加わった時モーメントMx感知
用センサーの場合、各々1.5%と2.0%とたいへん
小さな誤差となって現れた。このように、本発明に係る
6分力・力/モーメントセンサーの相互干渉誤差は最大
2.0%以内であり、現在までに開発され産業界で使用
されている最新の6分力・力/モーメントセンサーの相
互干渉誤差3%以上より優れていることが実証された。
【0016】
【表1】
【0017】
【発明の効果】以上説明のように本発明に係る6分力・
力/モーメントセンサーは、相互干渉誤差が2%以内で
精密な6分力の力とモーメントが測定でき、したがっ
て、ロボットなどに搭載することにより迅速かつ精密度
の高いリアルタイムの制御を可能とする優れた効果を奏
する。
力/モーメントセンサーは、相互干渉誤差が2%以内で
精密な6分力の力とモーメントが測定でき、したがっ
て、ロボットなどに搭載することにより迅速かつ精密度
の高いリアルタイムの制御を可能とする優れた効果を奏
する。
【図1】本発明に係る6分力・力/モーメントセンサー
の感知部の構成を示し、(a)はセンサー30の要部平
面図,(b)はセンサー30,40の要部正面図,
(c)はセンサー40の内部構造を説明するための要部
平面図である。
の感知部の構成を示し、(a)はセンサー30の要部平
面図,(b)はセンサー30,40の要部正面図,
(c)はセンサー40の内部構造を説明するための要部
平面図である。
【図2】平板補1と2の間の荷重伝達ブロック24に、
力Fzを−z方向に加えたときに変形された状態を示す
図である。
力Fzを−z方向に加えたときに変形された状態を示す
図である。
【図3】平板補3と4の間にある荷重伝達ブロック24
にモーメントMxをx方向に加えたとき変形された状態
を示す図である。
にモーメントMxをx方向に加えたとき変形された状態
を示す図である。
【図4】平板補5乃至16の間にある荷重伝達ブロック
24’に、力Fyを−y方向に加えたときに変形された
状態を示す図である。
24’に、力Fyを−y方向に加えたときに変形された
状態を示す図である。
【図5】平板補5乃至16の間にある荷重伝達ブロック
24’にモーメントMzを−z方向に加えたときに変形
された状態を示す図である。
24’にモーメントMzを−z方向に加えたときに変形
された状態を示す図である。
【図6】下部荷重伝達ブロックと上部荷重伝達ブロック
を含めた胴体と固定されるケースの分解斜視図である。
を含めた胴体と固定されるケースの分解斜視図である。
【図7】(a)(b)(c)はストレインゲージを付着
させてセンサーを構成するストレインゲージの付着位置
を示す図であり、(a)はセンサー30の要部平面図、
(b)はセンサー30,40の要部正面図、(c)はセ
ンサー40の内部構造を説明するための要部平面図であ
る。
させてセンサーを構成するストレインゲージの付着位置
を示す図であり、(a)はセンサー30の要部平面図、
(b)はセンサー30,40の要部正面図、(c)はセ
ンサー40の内部構造を説明するための要部平面図であ
る。
【図8】選定されたストレインゲージを利用して構成し
た完全結線回路である。
た完全結線回路である。
1〜16 平板補 B1〜B8 固定ブロック S1〜S56 ストレインゲージ 24,24’ 荷重伝達ブロック 30 力FzとモーメントMx,Myを感知す
る感知部 40 力Fx,FyとモーメントMzを感知す
る感知部 50 胴体 51 胴体と平板補の間隔 60,70 上部及び下部ケース
る感知部 40 力Fx,FyとモーメントMzを感知す
る感知部 50 胴体 51 胴体と平板補の間隔 60,70 上部及び下部ケース
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−16091(JP,A) 特開 平7−311103(JP,A) 特開 昭52−133270(JP,A) 特開 平10−332502(JP,A) 特開 平9−152381(JP,A) 特開 平1−321330(JP,A) 特開 昭60−52731(JP,A) 特開 昭57−169643(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01L 5/16 G01L 1/22
Claims (4)
- 【請求項1】 第1の荷重伝達ブロックを中心に平面十
字形に配置され外端が固定されるとともに上記平面十字
形に垂直な軸の力及び同力に直交する軸の2つののモー
メントを感知する同じ大きさの弾性体製の第1の平板を
有する第1のセンサーの感知部と、 上記第1の荷重伝達ブロックに対向して配置された第2
の荷重伝達ブロックを中心に放射十字形に上記第1の平
板に沿いかつ垂直に配置される弾性体製の第2の平板お
よび同第2の平板に平行に配置され同第2の平板の外端
にそれぞれの一端が剛連結されかつ他端が固定された同
じ大きさの弾性体製の第3の平板を有し、上記力の軸の
モーメント及び上記モーメントの軸の2つの力を感知す
る第2のセンサーの感知部と、 上記第1の平板の外端の固定が一端面になされ、上記第
3平板の外端隅部の固定が他端面になされる胴体とを備
えてなることを特徴とする6分力・力/モーメントセン
サー。 - 【請求項2】 上記第1の平板のうち直線にならぶ一字
形の平板は、上記垂直な軸の力および同力に直交すると
ともに上記直線に直交する軸のモーメントを感知する感
知部に、他の1字形の平板は、上記力およびモーメント
の軸に直交する軸のモーメントを感知する感知部に、上
記各モーメントの軸に直交する上記第3の平板は、それ
ぞれ同軸の力を感知する感知部に、上記第2の平板は、
上記垂直な力の軸のモーメントを感知する感知部になる
ことを特徴とする請求項1記載の6分力・力/モーメン
トセンサー。 - 【請求項3】 上記力およびモーメントの感知部には、
それぞれ4枚のストレインゲージを付着させてホイート
ストンブリッジを構成しセンサーとしたことを特徴とす
る請求項1記載の6分力・力/モーメントセンサー。 - 【請求項4】 上記第1ないし第3の平板のは、上記胴
体の各端面に接する平面からそれぞれ所定の間隔を明け
固定ブロックを介して固定されることを特徴とする請求
項1記載の6分力・力/モーメントセンサー。
Applications Claiming Priority (2)
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---|---|---|---|
KR1998/P21560 | 1998-06-10 | ||
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000009564A JP2000009564A (ja) | 2000-01-14 |
JP3044233B2 true JP3044233B2 (ja) | 2000-05-22 |
Family
ID=19538925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10224347A Expired - Fee Related JP3044233B2 (ja) | 1998-06-10 | 1998-08-07 | 6分力・力/モーメントセンサー及びそのケース |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3044233B2 (ja) |
KR (1) | KR100295330B1 (ja) |
Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
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KR100753755B1 (ko) * | 2006-02-22 | 2007-08-31 | 경상대학교산학협력단 | 로봇팔목 6축 힘/모멘트 센서 |
CN114199444A (zh) * | 2021-11-23 | 2022-03-18 | 内蒙航天动力机械测试所 | 一种固体姿轨控发动机六分力传感器 |
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---|---|---|---|---|
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JPS57169643A (en) * | 1981-04-13 | 1982-10-19 | Yamato Scale Co Ltd | Load cell for multiple components of force |
FR2545606B1 (fr) * | 1983-05-06 | 1985-09-13 | Hispano Suiza Sa | Capteur de torseur de forces |
JPH01321330A (ja) * | 1988-06-24 | 1989-12-27 | Nec Corp | 6軸力覚センサ |
JPH0516091A (ja) * | 1991-07-11 | 1993-01-26 | Fujitsu Ltd | ロボツト用力検出器 |
JP2722171B2 (ja) * | 1994-05-20 | 1998-03-04 | 財団法人日本自動車研究所 | 歩行者の脚部保護試験に用いるダミー脚部用センサー |
JP2684538B2 (ja) * | 1995-12-01 | 1997-12-03 | 株式会社昭和測器 | 荷重変換器 |
KR100199691B1 (ko) * | 1997-05-19 | 1999-06-15 | 김동진 | 6분력 로드셀 |
-
1998
- 1998-06-10 KR KR1019980021560A patent/KR100295330B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1998-08-07 JP JP10224347A patent/JP3044233B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR100295330B1 (ko) | 2001-11-22 |
JP2000009564A (ja) | 2000-01-14 |
KR20000001346A (ko) | 2000-01-15 |
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Legal Events
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