JP3044170U - 拭ける箒（ふけるほうき） - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 埃を吸着する紙を細く切って、箒に装着する
ことによって、ゴミを掃き寄せながら、埃を取れるよう
にしたものである。 【構成】 突起の付いた装着道具（４）や、粘着テープ
などを使って、箒に埃を吸着する紙を取り外しできるよ
うにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の分野】

この考案は、箒にごみを吸い取る紙を装着した掃除用具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、箒は清掃用具として広く普及している。 また、ゴミを吸い取る清掃用具（クイックるワイパー・モップ）も最近急速に普 及しているが、次のような欠点があった。 （イ） 箒はしなやかで、モップやクイックルワイパー等と違い、自由に その形を変えて隙間に入りこみ、その弾力で、ゴミや埃を掃き出すこ とができ、実に手軽である。しかし掃き出す勢いで、埃が空中に舞い 部屋の埃が後で残ってしまう。また掃いただけでは細かな埃などをき れいに取り去ることができない。 （ロ） モップは、埃を吸い付けるが、箒のような弾力がなく、隅々のほ こりをかきだしたり、色々なものがある隙間の掃除はできない。また ゴミなどを掃き寄せるのもうまくいかない。 （ハ） クイックルワイパーは、手軽に隅々まで、行き届くように工夫さ れているが、掃除用具の幅より狭い所や、色々なものがある隙間や、 凹凸のある面などは掃除しにくい。また隅のゴミを掃き出すことはで きないし、ゴミがある場合は掃除がしにくい。 （ニ） ハンド用のクイックルワイパーなどは、細かな部分まで、拭き取 りやすい設計になっているが、床や、凹凸面、曲面、複雑な形状をし たものでは操作が難しいし、時間がかかる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

以上のような欠点を解決し、狭い所、色々なものが込み入っている所、ゴミも落 ちているような所でも、手軽に、素早く、きれいにすることができる。

【０００４】

【問題を解決するための手段】

従来の箒（１）に、ゴミが吸着する紙を細長く切ったもの（２）を装着する。吸 着紙の穴（３）を、装着のための道具（４）の突起（５）に合わせて取り付け、 それを箒に取り付ける。道具の穴（６）は輪になるように連結するためのもので ある。連結の手段としては、マジックテープ等を使用する方法も考えられる。突 起が付いているために、ずり落ちることがない。 装着する手段としては、粘着テープなどを使用する方法も考えられる。

【０００５】

【作用】

従来の箒の使用方法と同様である。紙を細長く切ることによって箒のしなやかな 動きを損なわないようにしている。そして箒の先と吸着紙が適当に絡み合って、 かきだした埃をうまく拭き取ることができる。

【０００６】

【実施例】

突起のついた装着の道具を使って、装着を可能とするものである。吸着紙の大き さや装着の道具の大きさは色々な箒の大きさに合わせられるようにする。吸着紙 が汚れたら取り外し、また新しい吸着紙の装着を可能とする仕組みになっている 。

【０００７】

【考案の効果】

（ア） ゴミを掃き寄せながら、埃まできれいにとれる。 （イ） 箒のしなやかさを損なわないのでに、色々な物がある所でも、凸凹面 でも、曲面でも、桟でも、隅々まできれいに掃除ができる。 （ウ） 細かい埃が箒の吸着紙に吸い付いてしまうので、埃があまり舞わずに 掃き掃除ができる。 （エ） 操作が非常に手軽で、家庭にある箒を役立てることもできる。 （注）考案の詳細な説明中クイックるは登録商標である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】吸着紙を細長く切り裂き、上は穴が開いている
図である。

【図３】吸着紙を箒に装着させるものである。突起の所
に紙の穴を差し込み、箒の周囲に巻き付けるようにした
図である。

【符号の説明】

１ 箒 ２ 吸着紙（ゴミがつく紙）
３ 吸着紙の穴 ４ 装着の道具（プラスチック等） ５ 突起 ６ 装着の道具の穴

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成９年７月２日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項目１】これは従来の箒にゴミや埃を吸い付ける
   紙を細長く切ったものを装着したものである。