JP3043944U - 歩行玩具 - Google Patents

歩行玩具

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JP3043944U
JP3043944U JP1997005129U JP512997U JP3043944U JP 3043944 U JP3043944 U JP 3043944U JP 1997005129 U JP1997005129 U JP 1997005129U JP 512997 U JP512997 U JP 512997U JP 3043944 U JP3043944 U JP 3043944U
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doll
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walking
walking toy
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JP1997005129U
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勇 片岡
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Takara Co Ltd
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Takara Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】歩行機構を内装しない人形体があたかも歩行し
ているように作動する歩行玩具を提供すること。 【解決手段】左右の脚6、6が前後に回動可能に胴体部
3に取り付けられた人形体1と、該人形体1を保持して
走行する走行体2とを有し、該走行体2には走行輪1
1、12と、該走行輪11、12に連動して進行方向と
その逆方向に交互に往復運動する作動軸15、16とが
設けられ、該作動軸15、16は走行体2の外部に突出
するとともに、その先端には、上記人形体1の脚部6を
把持する把持部17をそれぞれ設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、歩行玩具、詳しくは歩行機能を持たない人形を歩行させる歩行玩具 に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、人形の服を着せ替えたり、髪の毛を手入れしたりする人形遊びから、人 形を人間のシュミレーションとしてキッチンやハンバーガーショップ等のハウス 玩具や、様々の小道具を使って遊ぶままごと遊びが多くの子供に受け入れられ、 それに対応して様々な玩具や遊び道具が提供されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の人形は自ら動作するものではなく、その人形を動作させ るためには手や足を持って動かさなければならなかった。また、人形を自ら動作 させるためには内部に手足等を作動させる駆動装置を配置しなければならず、結 果として人形の形状が大きくならざるを得ないため、他の遊び道具との釣合が取 れず、ままごと遊びの延長線上に人形を動作させることはできなかった。
【0004】 本考案は、上記問題点を解消し、歩行機構を内装しない人形体があたかも歩行 しているように作動する歩行玩具を提供することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本考案に係る歩行玩具は、人形体と、該人形体を保 持して走行する走行体とを有するとともに、以下の要件を備えたことを特徴とす る。 (イ)上記人形体は脚部が前後に回動可能に形成されていること (ロ)上記走行体には走行輪と、該走行輪に連動して進行方向とその逆方向に交 互に往復運動する作動軸とが設けられ、該作動軸は走行体の外部に突出している こと (ハ)上記作動軸には、上記人形体の脚部を把持する把持部が設けられ、該把持 部は脚部を着脱自在に把持するように形成されていること なお、上記走行体は上記人形体を着脱自在に保持する保持部を備えることが好 ましい。
【0006】 また、上記走行体がキャリーケースであることが好ましい。
【0007】 そして、上記走行体が乳母車であってもかまわない。
【0008】 さらに、上記走行体が犬等のペットであってもよい。
【0009】
【考案の実施の形態】
図1は歩行玩具を示し、この歩行玩具はスチュワーデスを模して形成された人 形体1と、この人形体1を保持して走行するキャリーケースを模した走行体2と で構成されている。
【0010】 上記人形体1は胴体部3に頭部4、腕部5及び脚部6が取着され、腕部5及び 脚部6は胴体部3に対し前後に回動可能に組み付けられたもので、体内には脚部 6を作動させて歩行させる歩行機構を特に備えていない公知の着せ替え人形であ る。
【0011】 図2に示すように、走行体2は本体10がキャリーケースを模して形成され、 この本体10は両側下部に設けられた走行輪11、12と、前方に突出した透明 なアクリル樹脂製の支持軸13の先端に取着された透明なアクリル樹脂製の補助 輪14とで自立し、走行輪11、12を回転させることにより走行できるように 構成されている。なお、補助輪14は支持軸13に対して左右に回動可能に取り 付けられ、補助輪14の向きを変えることにより走行体2を直進又は回転させる ように形成されている。
【0012】 そして、本体10の前面には2つの作動軸15、16が前方に突出して設けら れている。この作動軸15、16は透明なアクリル樹脂製で、本体10内部に配 置された駆動装置Aに連係して進行方向とその逆方向に往復運動するように形成 されるとともに、その先端外側面には略C字状の把持部17がそれぞれ外向きに 形成され、この把持部17で人形体1の足首6aを把持するように形成されてい る。この把持部17の接地面からの距離は把持した脚部6の足裏が接地面に接触 せず、しかも接地面からあまり離れない程度の距離に設定されていればよい。
【0013】 さらに、本体10には人形体1を保持する保持部18が形成されている。この 保持部18は本体10の前面上部から上方に突出して形成された透明なアクリル 樹脂製の保持軸20と、その先端に形成された人形体1の胴体部3を把持する可 撓性樹脂又は板バネ等からなる前方が開放された略C字状の把持部21とで構成 され、把持部21で胴体部3を、把持部17で足首6aを把持することにより人 形体1を直立させた状態でしかも、靴底が走行面から浮いた状態で保持できるよ うに形成されている。なお、上記保持部18はピアノ線等の弾性を有する金属製 の線材で構成されていてもかまわない。
【0014】 また、靴底が走行面に接触するような場合は、靴底を摩擦の少ない素材で形成 したり、靴底に小さなローラーやベアリング等の回転体等を取り付ければよい。 本体10の内部には、上記走行輪11、12と作動軸15、16とを駆動する 駆動装置Aが配置されている。この駆動装置Aは、図3に示すように、本体内に 適宜手段で固定されたフレーム24に取り付けられたモータ25と、モータ25 の回転軸に取り付けられたウォームギヤ26に連係する減速歯車27、28と、 減速歯車28に噛合した歯車29の回転軸30に固定された2つの円板31、3 2と、この円板31、32の回転に連動して作動するリンク34、35と、歯車 29に噛合し車輪11、12を回転させる歯車36とで構成され、スイッチ37 をONすることにより電池38を駆動源としてモータ25を作動させ、減速歯車 27、28を介して走行輪11、12を回転させるとともに、2つの円板31、 32を垂直方向に回転させている。
【0015】 上記円板31、32の偏心した位置には係合軸39、40が突出して形成され 、この係合軸39、40は回転方向に180度の位相差をもってそれぞれ円板3 1、32上に突出して形成されている。そして、上記係合軸39、40にはリン ク34、35がそれぞれ係合している。このリンク34、35は上端がフレーム 24の上部に設けられた支軸41に回動可能に軸支され、下部には長手方向に長 孔34a、35aが形成され、この長孔34a、35aは上記円板31、32の 係合軸39、40にそれぞれ係合し、円板31、32が回転することによりリン ク34、35が支軸41を中心にそれぞれ前後に揺動するように形成されている 。このリンク34、35は円板31、32上に形成された係合軸39、40が1 80度の位相差をもっているので、互いに相反する方向に揺動(交互に前後動) する。
【0016】 そして、このリンク34、35の略中央に形成された連結軸42、43には上 述の作動軸15、16がそれぞれ回動可能に連結され、作動軸15、16の先端 は本体10の前壁10aに形成された貫通孔44から前方に突出するとともに、 上記貫通孔44と連結軸42、43とで支持されて水平方向に前後動するように 形成されている(図4参照)。
【0017】 上記構成の歩行玩具によれば、先ず人形体1の胴体部3を保持軸20に形成さ れた把持部21に把持させ、左右の脚部6、6は足首6a、6aの部分を作動軸 15、16の把持部17、17に把持させ、腕部5を後方に回してキャリーケー ス2の把手46を握らせる。この状態では人形体1はあたかもキャリーケース2 の把手を持って起立した状態に保持されている。次にスイッチ37をONさせる 。スイッチ37がONするとモータ25が回転し、モータ25の回転軸に固定さ れたウォームギヤ26に噛合した減速歯車27と減速歯車27に噛合した減速歯 車28が次々に回転し、減速歯車28に噛合した歯車29が回転して円板31、 32が回転を始める。円板31、32に形成された係合軸39、40にはリンク 34、35が係合しているので、このリンク35、36は支軸41を中心に前後 に揺動する。リンク35、36が前後に揺動するとリンク35、36の連結軸4 2、43に連結された作動軸15、16が前後動する。この作動軸15、16は 、円板31、32上の係合軸39、40が180度の位相差をもって形成されて いるので、互いに相反する方向に前後動し、作動軸15、16の把持部17、1 7に把持された脚部6、6は交互に前後動を繰り返す。一方、歯車29には走行 輪11、12の車軸に固定された歯車36が噛合しているため、走行輪11、1 2が回転して走行体2が人形体1を保持した状態で前進する。
【0018】 なお、上記走行輪11の周面にはゴム製の摩擦部材45が周設されているので 、補助輪14の向きを変えた時に、摩擦部材の周設されていない走行輪12は接 地面との間に滑りを発生し、摩擦部材45を周設した走行輪11が接地面をグリ ップしてスムーズに円軌跡を描いて歩行させることができる。
【0019】 上述のように、作動軸が交互に前後動を繰り返しながら走行輪が回転するので 、人形体が脚部を交互に前後動するとともに走行体が前進し、あたかも人形体が キャリーケースを引っ張りながら歩行しているようにみえ、動作機構を内装しな い人形体であっても歩行しているように見せることができる。そして、作動軸、 支持軸、保持軸及び補助輪はすべて透明なアクリル樹脂で形成されているため、 視覚的に人形体、走行体のみがクローズアップして見え、自然でリアル感のある 歩行玩具を実現することができる。
【0020】 なお、図5は、走行体2を乳母車を模して形成したもので、走行輪11の回転 が上述のキャリーケースの場合と逆回転になるようにモータと電池との結線を変 更すれば、同一の駆動装置を使用することができる。この場合には作動軸15、 16を走行体2の後部から後方に突出させればよい。上述の歩行玩具の場合には 人形体があたかも乳母車を押しながら歩行しているように見える。
【0021】 次に、走行体をペットを模して形成した歩行玩具について説明する。図6(a )は、走行体(ペット)2を犬を模して形成したもので、図6(b)に示すよう に一方の作動軸50を略L字状に、他方の作動軸51を略コ字状に形成して、作 動軸50、51が往復運動した時にぶつからないようにするとともに、その先端 部をペット2の胴体部52に形成された長穴53、54から側方に突出させ、そ の先端には人形体1の脚部6を把持する把持部17が設けられている。そして、 保持軸20は胴体部52の上部から斜め上方に突出して形成され、その先端には 人形体1の胴体部3を把持する把持部21が設けられている。このペット2は尻 尾を模して形成されたスイッチ37を操作することにより駆動装置Aが作動し、 走行輪11、12が回転するとともに作動軸50、51が前後に往復運動する。 なお、人形体が履く靴の靴底には小さなローラーやベアリング等の回転体(図示 せず)が設けられている。
【0022】 上記構成の歩行玩具によれば、図7に示すように、把持部21が人形体1の胴 体部3を、把持部17が人形体1の脚部6をそれぞれ把持することにより人形体 1を走行面に立たせることができる。この状態でスイッチ37をONすることに より、作動軸50、51の往復運動に連係して人形体1が脚部6を前後に動かし ながらペット2の足に設けられた走行輪11、12と人形体の靴底に設けられた 回転体とでペット2とともにあたかも歩行しているように移動させることができ る。
【0023】
【考案の効果】
請求項1の考案によれば、歩行機構を内装しない普通の着せ変え人形等の人形 体であっても走行体に保持させることにより、左右の脚を前後に動かしながら移 動させることができるので、あたかも人形体がキャリーケースを引いたり乳母車 を押したりして歩行しているように見せることができ、着せ替え人形等の人形体 を使ったままごと遊びを発展させた歩行玩具遊びを楽しむことができる。
【0024】 請求項2の考案によれば、人形体を走行体に着脱可能に保持させることができ るので、気にいった人形を選んで走行体に保持させ、歩行玩具遊びの楽しさを倍 加させることができる。
【0025】 請求項3の考案によれば、人形体がキャリーケースを引きながら歩行する歩行 玩具を実現することができる。
【0026】 請求項4の考案によれば、人形体が乳母車を押しながら歩行する歩行玩具を実 現することができる。
【0027】 請求項5の考案によれば、ペットを連れて人形体が歩行する歩行玩具を実現す ることができ、
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る歩行玩具の斜視図
【図2】走行体の斜視図
【図3】上記走行体の構成を示す分解斜視図
【図4】上記走行体の縦断面図
【図5】歩行玩具の他の例を示す説明図
【図6】(a)(b)は走行体の別の例を示す斜視図及
び内部構成図
【図7】上記別の例の走行体を備えた歩行玩具の斜視図
【符号の説明】
1 人形体 2 走行体 3 胴体部 6 脚部 11、12 走行輪 15、16 作動軸 17 把持部 18 保持部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人形体と、該人形体を保持して走行する
    走行体とを有するとともに、以下の要件を備えたことを
    特徴とする歩行玩具。 (イ)上記人形体は脚部が前後に回動可能に胴体部に取
    着されていること (ロ)上記走行体には走行輪と、該走行輪に連動して進
    行方向とその逆方向に交互に往復運動する作動軸とが設
    けられ、該作動軸は走行体の外部に突出していること (ハ)上記作動軸には、上記人形体の脚部を把持する把
    持部が設けられ、該把持部は脚部を着脱自在に把持する
    ように形成されていること
  2. 【請求項2】 前記走行体は前記人形体を着脱自在に保
    持する保持部を備えた請求項1記載の歩行玩具。
  3. 【請求項3】 前記走行体がキャリーケースである請求
    項1又は2記載の歩行玩具。
  4. 【請求項4】 前記走行体が乳母車である請求項1又は
    2記載の歩行玩具。
  5. 【請求項5】 前記走行体が犬等のペットである請求項
    1又は2記載の歩行玩具。
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