JP3043929U - 鞄 - Google Patents

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JP3043929U
JP3043929U JP1997005109U JP510997U JP3043929U JP 3043929 U JP3043929 U JP 3043929U JP 1997005109 U JP1997005109 U JP 1997005109U JP 510997 U JP510997 U JP 510997U JP 3043929 U JP3043929 U JP 3043929U
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lid
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leaf spring
bag
opening
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JP1997005109U
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Inventor
公一 武藤
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有限会社武藤鞄製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被せ蓋式の鞄で、蓋を起立した状態に保持さ
せる板ばねで内張りを破損させたり手指を傷つけたりす
ることのないようにする。 【解決手段】 上面が開口2した鞄本体1の背板3上端
縁に蓋4を連設した被せ蓋式の鞄において、背板3及び
蓋4の内面に内張り12を張設し、前記背板3及び蓋4
と内張り12との間に全体を樹脂被覆6した板ばね5を
内封し、その上端を蓋4の先端に固着させると共にその
下端は背板3の下部に至りしかも自由端とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、背板に折曲自在の蓋を連設して被せ蓋式に形成した鞄において、背 板と蓋の内側に板ばねを内封し、該板ばねの弾発で蓋を起立状態に維持すること により物品の出し入れが容易に行なえるようにした鞄に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような被せ蓋式の鞄で物品を出し入れし易くするために、蓋を起立 させたままにしておくことができるように背板と蓋の内側に帯状の板ばねを内封 させたものが本出願人の考案したものとして例えば実公昭59−11630号, 実公昭62−28907号及び実公昭64−3381号の各公報に開示されてい る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記各公報に記載のものは何れも帯状の板ばねが金属帯片から なり、しかも裸のままで蓋内側の内張り内に内封されているため、内張りの材質 によっては、蓋を開閉する度に上下動を繰り返す板ばね、特にその下端角部によ って内張りが破られ、板ばねが外部に露出してしまうことがあった。さらに、内 張りに開口を設けて背板と内張りとの間に内ポケットを形成した場合には、該内 ポケットに手指を差し込んだとき板ばねの縁で手指を傷つける恐れがある。 そこで、本考案は上記課題を解決すべくなされたもので、内張りが破れるよう なことがなくしかも安全に使用することができるようにした鞄を提供することを 目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため本考案は、上面が開口した鞄本体の背板上縁に前記 開口を開閉自在に閉塞させる蓋を連設した被せ蓋式の鞄において、前記背板及び 蓋の内側面に内張りを張設し、前記背板及び蓋と該内張りとの間に全体を樹脂被 覆した帯状の板ばねを内封し、その上端を蓋の先端縁に固着させると共にその下 端は背板の下部に至りかつ自由端とした。このように、板ばねの全体を樹脂被覆 したことで板ばねの下端角部によって内張りが破られ板ばねが外部に露出してし まったり、内張りに開口を設けて内ポケットを形成した場合にも、内ポケットに 手指を差し込んで板ばねで手指を傷つけるといったことがない。
【0005】 また、前記板ばねを内張り内に三本内封すると共に、各板ばねの上端をそれぞ れ蓋の先端縁に尾錠金具または止め金具と共に一体に固着することで、各板ばね の上端がしっかりと固定されることとなり、しかも板ばねの剛性が増し長年使用 しても蓋の起立動作が確実に行なえ耐久性に富む。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係わる鞄の実施の形態を図面と共に説明する。本実施の形態で は手提げ鞄について説明する。図1は蓋を起立させた状態の鞄の斜視図、図2は 蓋の作用を示す鞄の縦断面図、図3は蓋の横断面図である。図において、1は上 面に開口2を設けた鞄本体であり、背板3の上端縁に連続させて蓋4を設け、該 蓋4を被せ蓋式に鞄本体1に被着して開口2を開閉自在に塞ぐように形成されて いる。
【0007】 5は蓋4の先端縁から背板3の下端縁に至る長さより若干短かい長さの弾性を 有した金属帯片よりなる板ばねである。該板ばね5は図4及び図5に示すように 全体にわたり合成樹脂フイルムで樹脂被覆6されている。該板ばね5は横断面が 円弧状をなし、起立状態での剛性に秀れ、また、凹弧面側には少しの応力で極め て容易に屈曲するが、反対の凸弧面側への屈曲には大きな応力を要し、しかも、 屈曲すると弾性復元力を失なって自力では起立できない性質を備えている。
【0008】 そして、前記板ばね5を凹弧面が鞄本体1の背板3と蓋4の内側に向くように して該背板3と蓋4の内側中央に当てがい、かつその上端を蓋4の先端縁中央位 置に取り付けられる尾錠金具7と一体に固着させる。また、板ばね5の下端は背 板3の下部に至りかつ自由端としている。さらに、把手8の両端は取付板8a, 8aに取着される。各取付板8a,8aは蓋4の内面に配置される支持板9に鋲 10により一体に固着され、蓋4と支持板9との間に芯材11が介装される。ま た、該芯材11の中央部は分断され空隙Sが形成される。前記板ばね5は該空隙 Sに挿通され弾力性が発揮できるように融通が持たせてある。
【0009】 また、蓋4及び背板3の内側面に内張り12を縫着して板ばね5が覆い隠され るようになっている。この内張り12に鞄本体1上面の開口2とほぼ一線状に開 口13を設けて内張り12と背板3との間に内ポケット14を形成し、開口13 にスライドファスナー15を縫着して開閉自在としている。前記蓋4の先端縁部 にはその左右両側に締付バンド16,16を取り付けている。また、尾錠金具7 及び締付バンド15,15に対応位置させて鞄本体1の表板17に施錠金具18 と係留金具19,19が配設されている。
【0010】 このように構成された本考案の鞄は、図1及び図2実線のように蓋4を起立さ せてやれば、前述したように板ばね5の剛性により蓋の起立状態が保持される。 また、この状態から蓋4を閉める方向に軽く力を加えてやれば、板ばね5が屈曲 し自力では起立できない状態となるために図2に鎖線で示すように蓋4を鞄本体 1の開口2に被せた状態になる。
【0011】 そして、このように蓋4を起立或いは倒伏の何れの状態にも保持させることが できる板ばね5は全体に樹脂被覆6が施こされていることから、その下端が自由 端であって蓋4の開閉動作に際し摺動しても、その下端角部で内張り12を破り 外部に突出するようなことがなく、スライドファスナー15を開放して内ポケッ ト14内に手指を差し込んだ際にも板ばね5の両側端で手指を傷つけるといった こともない。また、板ばね5の下端は内ポケット14の下部近くまで達している ので、内ポケット14の開口13から物品を取り出す場合にも不意に板ばね5が 飛び出したりする危険は全くなく、常に安全な状態で鞄本体1を使用することが できる。
【0012】 図6及び図7に板ばね5を3枚内封させた実施の形態が示される。この実施の 形態では図1に示したように上端を蓋4の内側で尾錠金具7に一体に固着した板 ばね5の左右両側に板ばね5と同様の板ばね5′,5′を平行に配し、これらの 板ばね5′,5′の上端は蓋4の内側で締付バンド15,15と一体に固着させ ている。これらの板ばね5′,5′は把手8の個所では芯材11に設けられた空 隙Sの左右両側に空隙Sと同様の空隙S′,S′を設けてこれらの空隙S′,S ′に融通を持たせて挿通させる。そして、板ばね5′,5′の下端は板ばね5と 同様に自由端にしている。
【0013】 このようにして3枚の板ばね5,5′,5′を内封させることで剛性が一段と 高まり鞄を長期に亘り使用しても蓋4を起立させる力が衰えることなく確実に行 なわれる。
【0014】
【考案の効果】
以上述べたように本考案に係わる鞄は、蓋を起立させて開口を開放した状態に 保持させる板ばねの全面に樹脂被覆を施こすようにしたので、該板ばねの下端角 部によって内張りが破られ板ばねが外部に露出するといったことがなく、さらに 内張りにより内ポケットを形成しその開口から物品を取り出す場合にも手指を傷 つけることがない。また、自由端とした板ばねの下端が内ポケットの開口から不 意に飛び出したりする危険がなく、常に安全な状態で鞄を使用することができる 。 更に、板ばねを3枚内封させることで、板ばねの剛性が一段と増し、蓋を起立 させる動作が確実に行なわれ、長く使用しても板ばねが金属疲労を起こすことが なく、耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】蓋を起立させた状態の鞄の斜視図。
【図2】蓋の作用を示す鞄の縦断面図。
【図3】蓋の横断面図。
【図4】板ばねの斜視図。
【図5】図4のX−X線断面図。
【図6】他の実施の形態を示す鞄の斜視図。
【図7】他の実施の形態を示す蓋の横断面図。
【符号の説明】
1 鞄本体 2 開口 3 背板 4 蓋 5,5′ 板ばね 6 樹脂被覆 7 尾錠金具 12 内張り 16,16 締付バンド

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が開口した鞄本体の背板上縁に前記
    開口を開閉自在に閉塞する蓋を連設した被せ蓋式の鞄に
    おいて、前記背板及び蓋の内側面に内張りを張設し、前
    記背板及び蓋と該内張りとの間に全体を樹脂被覆した帯
    状の板ばねを内封し、該板ばねの上端を蓋の先端縁に固
    着すると共に、その下端は背板の下部に至りかつ自由端
    としたことを特徴とする鞄。
  2. 【請求項2】 上面が開口した鞄本体の背板上縁に前記
    開口を開閉自在に閉塞する蓋を連設した被せ蓋式の鞄に
    おいて、前記背板及び蓋の内側面に内張りを張設し、前
    記背板及び蓋と該内張りとの間に全体を樹脂被覆した帯
    状の板ばねを三本内封し、該各板ばねの上端をそれぞれ
    蓋の先端縁に尾錠金具または止め金具と共に一体に固着
    すると共に、各板ばねの下端は背板の下部に至りかつ自
    由端としたことを特徴とする鞄。
JP1997005109U 1997-05-30 1997-05-30 Expired - Lifetime JP3043929U (ja)

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