JP3043792U - 防水マット - Google Patents

防水マット

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JP3043792U
JP3043792U JP1997004888U JP488897U JP3043792U JP 3043792 U JP3043792 U JP 3043792U JP 1997004888 U JP1997004888 U JP 1997004888U JP 488897 U JP488897 U JP 488897U JP 3043792 U JP3043792 U JP 3043792U
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urethane
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waterproof mat
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JP1997004888U
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Inventor
滋 古嵜
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ユニーク株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリート下地の防水施工を、従来法より
も短時間で、低コストで、しかも簡単に行うことの出来
る防水層と脱気層を兼ね備えた防水マットを提供する。 【解決手段】 コンクリート下地のウレタン防水施工に
使用するための予め積層成形された防水マットであっ
て、その断面が不織布の第1層(1)と末端NCO含有
ウレタンプレポリマーと充填材を混合した第2層(2)
とゴム又はウレタンチップを末端NCO含有ウレタンプ
レポリマーで固めた第3層(3)の三層で構成されてい
ることを特徴とする防水マット。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コンクリート下地にウレタン防水剤を塗布して防水施工する際に、 塗布型ウレタン防水の下盤としてコンクリート下地に接着剤で貼り付けて使用す る防水マットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンクリート駆体はそのままでは透水性があるので、防水施工が不可欠である 。しかし、コンクリート駆体は下から水蒸気や空気が上がってくるので、コンク リート下地に施工した防水シートが膨れる事故が時々発生する。 この様な事故を防止するために、従来のコンクリート駆体のウレタン防水施工 では、例えば図6に示すように、丸い穴の開いた不織布(15)をコンクリート 下地(C)に接着剤(16)で貼り付けて脱気層とし、不織布(15)の上に1 層目は粘度の高い立ち上がり用ウレタン防水剤(17)をシゴキ塗りし、更にそ の上に1層〜3層の平場用ウレタン防水剤(18)を塗り重ねて必要な厚さとし 、最上層にトップコート(19)を塗布して防水層を完結している。 しかし、この従来法では防水施工完了までに、少なくとも5工程又は6工程が 必要で、コストも非常に高いという欠点があった。従って、この欠点の解消が要 望されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記従来法の問題点を解決するもので、本考案の目的は、コンクリ ート下地の防水施工を従来法よりも短時間で、低コストで、しかも簡単に行うこ との出来る防水層と脱気層を兼ね備えた防水マットを提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ウレタン防水施工に使用するための予め積層成形された防水マット であって、その断面が不織布の第1層(1)と末端NCO含有ウレタンプレポリ マーと充填材を混合した第2層(2)とゴム又はウレタンチップを末端NCO含 有ウレタンプレポリマーで固めた第3層(3)の三層で構成されていることを特 徴とする防水マットである。 本考案の防水マットは、工場で第1層(1)と第2層(2)と第3層(3)が 所望の厚さにしかも厚さ一定に予め積層成形されているので、施工現場ではコン クリート下地(C)に貼り付ける工程と、防水マットの上面にウレタン防水剤を 一回塗布する工程との2工程で膜厚の厚い防水層を設けることが出来る。
【0005】
【考案の実施の態様】
本考案の防水マットの製造方法の1例を図2によって説明する。シリコン処理 したベルト(4)の上に不織布(1)を載せ、次いでこの上に湿気硬化型ウレタ ンプレポリマーと炭酸カルシウム粉末を混練したペースト(2)を約1mm厚で 載せ、次に古タイヤ粉砕物の粒径3mm以下のものと前記プレポリマーの混合物 を厚さ3.5〜5mm載せ、ドクター(5)ローラー(6)(7)で均一になら し、次の段階で水シャワー(8)をかけ、熱風や直火(9)で硬化を早める。ベ ルト(4)を外れる頃には硬化も進んでおり、その後は送りロール(10)の上 を移動して行く。5〜10分後出来上がったマットは(11)で巻取る。
【0006】 第1層の不織布としては特に限定されないが、好ましい例としては、ポリエス テル繊維をスパンボンド加工した不織布(目付量15gr/m2又は20gr/ m2)があげられる。 不織布は防水マットの製造時に、第2層(2)及び第3層(3)を上に載せて 硬化する迄移動する時の担体として不可欠である。第2層としては一液湿気硬化 型ウレタンプレポリマーに炭酸カルシウム等の充填材を混合したものが好適であ る。第3層としては、ゴムチップ、古タイヤ粉砕物、EPラバーチップ、ウレタ ンチップ等の粒径3mm以下のチップを一液湿気硬化型ウレタンポリマーで練っ たものが好適である。 一液湿気硬化型ウレタンプレポリマーは末端NCO含有ウレタンプレポリマー で空気中の湿気で硬化するもので、水蒸気又は水及び直火を併用すれば硬化が促 進され、僅か数分以内で巻取り可能な迄に硬化を早めることが出来る。
【0007】 本考案の防水マットを施工現場で使用する工程の1例を図4のイ)〜ハ)に示 す。 イ)は、モルタル下地(C)に図3のパターンAのクシ目鏝を用いて接着剤( 13)を畝状に塗布した図である。接着剤には末端NCO含有ウレタンプレポリ マーに充填材を混合したものを用いた。充填材としては予め完全に水分を除いた 炭酸カルシウム粉末や、シランカップリング剤を表面コートした疎水性微細シリ カ等を用いた。減圧釜の中で混合し、且つ脱水剤としてシランカップリング剤を 添加する等の注意が必要である。ロ)は本考案の防水マットを載せ、図5の展圧 ローラーを用いて下地に接着した図である。この際クシ目の畝(13)がつぶれ すぎて相互につながってはいけない。接着剤(13)の畝と畝の間及び防水マッ トの第3層(3)のゴムチップ間の間隙が脱気通路になる。 ハ)は本考案の防水マットの上面にレベリングの良いウレタン防水剤(14) を図3のパターンBのクシ目鏝を用いて塗布した図である。
【0008】
【考案の効果】 従来の5〜6工程が2工程ですみ、工程が大巾に短縮できコストも安い。 本考案の防水マットは防水層と脱気層を兼ねているので、穴あきマットが不要 である。 予め工場で製造するので、厚さ5mm、7mm等の厚くしかも均一な防水層が 施工現場で1回だけウレタン防水剤を塗布するだけで完成できる。 材料に古タイヤ粉砕物を用いれば、非常に安価な防水マットが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の防水マットの1例を示す説明図。
【図2】本考案の防水マットの製造方法の1例を示す説
明図。
【図3】接着剤を塗布する時に使用するクシ目鏝(パタ
ーンA及びパターンB)の説明図。
【図4】本考案の防水マツトの施工方法(イ→ロ→ハ)
の1例を示す説明図。
【図5】本考案の防水マットをコンクリート下地に貼り
付けるための展圧ローラーの1例を示す説明図。
【図6】従来の防水施工の1例を示す説明図。
【符号の説明】
C コンクリート下地(駆体) 1 第1層 2 第2層 3 第3層 4 ベルト 5 ドクター 6 ローラー 7 ローラー 8 水シャワー 9 熱風や直火 10 送りローラー 11 防水マット巻き取り 13 接着剤 14 レベリングの良いウレタン防水剤 15 穴あき不織布 16 接着剤 17 立上り用ウレタン防水剤 18 平場用ウレタン防水剤 19 トップコート

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート下地のウレタン防水施工に
    使用するための予め積層成形された防水マットであっ
    て、その断面が不織布の第1層(1)と末端NCO含有
    ウレタンプレポリマーと充填材を混合した第2層(2)
    とゴム又はウレタンチップを末端NCO含有ウレタンプ
    レポリマーで固めた第3層(3)の三層で構成されてい
    ることを特徴とする防水マット。
  2. 【請求項2】 第3層が古タイヤ粉砕物を末端NCO含
    有ウレタンプレポリマーで固めた層である請求項1記載
    の防水マット。
JP1997004888U 1997-05-27 1997-05-27 防水マット Expired - Lifetime JP3043792U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013019231A (ja) * 2011-07-14 2013-01-31 Shu Company:Kk 塗膜防水工法、該工法を使用して形成された塗膜防水全層及び該工法に使用される防水下層構造体

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JP2013019231A (ja) * 2011-07-14 2013-01-31 Shu Company:Kk 塗膜防水工法、該工法を使用して形成された塗膜防水全層及び該工法に使用される防水下層構造体

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