JP3043777U - 下肢のマッサージ器 - Google Patents

下肢のマッサージ器

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JP3043777U JP1997004358U JP435897U JP3043777U JP 3043777 U JP3043777 U JP 3043777U JP 1997004358 U JP1997004358 U JP 1997004358U JP 435897 U JP435897 U JP 435897U JP 3043777 U JP3043777 U JP 3043777U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は下肢のマッサージ器に関し、本出願
人が先に提案したマッサージ器に改良を加え、握り部を
操作してロールで下腿部等を挟む際に十分な力をかける
ことができると共に、下腿部や大腿部の後の筋肉のマッ
サージをより確実に行うことのできるマッサージ器を提
供することを目的とする。 【解決手段】 一端側に折曲部を設けた2本のステーを
連結ピンを介してX状に連結し、両折曲部にロールを回
転可能に装着すると共に、各ステーの他端側にロール側
へ折曲した握り部を設けた下肢のマッサージ器に於て、
上記両折曲部を、その先端側が互いに近接する方向へ折
曲して両ロールを逆ハ字状に配置し、両握り部をその先
端側が互いに離間する方向へ折曲して、両握り部をハ字
状に配置したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、下肢のマッサージ器に係り、詳しくは大腿部や下腿部の血液とリン パの循環を促すマッサージ器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
実開昭63−193027号公報等に開示されるように、従来、下肢のマッサ ージ器に関し様々な提案がなされている。 図15は上記実開昭63−193027号公報に開示された下肢のマッサージ 器を示し、このマッサージ器1は、ゴム等の弾性部材からなる2つのロール3, 5を、1本のステー7の先端に設けた分岐部7a,7bに回転可能に取り付けた ことを特徴としており、ロール3,5は算盤珠状環体3a,5aを並設した形状 となっている。
【0003】 そして、図16に示すように上記ロール3,5を下肢9の下腿部9aや大腿部 9b,爪先9c等に当て乍らこれらを上下に転がすことで、下肢9のマッサージ が行えるようになっている。 然し、このマッサージ器1は、ロール3,5が単に所謂「ローラー」機能を奏 するだけであるため、下肢9のマッサージを幅広く行うことができない欠点が指 摘されていた。
【0004】 そこで、本出願人は、先に実用新案登録第3035167号公報に於て、下肢 のマッサージを幅広く効果的に行うことができるマッサージ器を提案した。 このマッサージ器は、図17に示すように一端側に握り部11,13を設けた 2本のステー15,17を交差し、これを矢印方向へ操作可能に連結ピン19で 連結してX型ハンドル21を形成すると共に、図18の如くステー15,17の 他端側に、連結ピン19の軸方向へL字状に折曲した折曲部23,25を平行に 設けて、当該折曲部23,25に大腿部や下腿部の両側部に沿った曲率を有する 鼓形状のロール27,29を回転可能に装着したもので、ロール27,29は折 曲部23,25が挿通するプラスチック製の筒状芯材31,33と、その周面に 取り付く弾性体35,37とからなり、弾性体35,37はその外周面に複数の 突状部39が形成されている。
【0005】 そして、ロール27,29には、折曲部23,25の挿入先端部側に断面略円 弧状のプラスチック製のカバー41,43が装着されており、図19の如くマッ サージ器45を用いて下肢47のマッサージを行う際に、ロール27,29の下 部が床や畳等に当たっても、カバー41,43が床や畳等を滑らかに滑ってロー ル27,29の回転をスムーズなものとするようになっている。
【0006】 又、図20の実線で示すように握り部11,13は、夫々、ステー15,17 の軸線Oを挟んで折曲部23,25と反対側へ角度θ1(θ1=20°〜80°) を以って鋭角的に、又は図20の二点鎖線で示すように折曲部23,25と同方 向に、ステー15,17の軸線Oと角度θ2(θ2=95°〜170°)を以って 鈍角的に折曲,形成されており、斯かる構成によって、図19の如き矢印方向へ のマッサージ器45の引き上げの際に、手首を大きく返してマッサージ器45を スムーズに引き上げられるようになっている。
【0007】 そして、図19に示すように上記マッサージ器45を用いて下肢47のマッサ ージを行うには、握り部11,13を両手49で握り、これを操作してロール2 7,29で下肢47の下腿部47aや大腿部47bを挟んで圧迫し乍ら、マッサ ージ器45を矢印方向へ引き上げて、ロール27,29を下腿部47aや大腿部 47bの側部に転がらせればよく、又、何れか一方のロール27,29で図16 の如きマッサージを行ってもよい。
【0008】 このように、上記マッサージ器45によれば、ロール27,29によるもみ運 動及びローラー機能を奏することができるので、図15に示す従来例に比し一つ のマッサージ器45で下肢47のマッサージを幅広く行うことが可能となった。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
然し乍ら、上記マッサージ器45は、使用中、図21に示すように握り部11 ,13が常に並列した状態にあるため、図17の如く握り部11,13を矢印A ,B方向へ操作してロール27,29で下腿部47a等を挟む際に力がかけ難く 、而も、折曲部23,25を連結ピン19の軸方向へL字状に折曲してロール2 7,29を並列させたことも相俟って、腓腹筋やヒラメ筋,大腿二頭筋といった 下腿部47aや大腿部47bの後の筋肉を十分にマッサージすることができない 虞があった。
【0010】 本考案は斯かる実情に鑑み案出されたもので、上記マッサージ器に改良を加え 、握り部を操作してロールで下腿部等を挟む際に十分な力をかけることができる と共に、下腿部や大腿部の後の筋肉のマッサージをより確実に行うことのできる マッサージ器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る考案は、一端側に折曲部を設けた 2本のステーを連結ピンを介してX状に連結し、両折曲部にロールを回転可能に 装着すると共に、各ステーの他端側にロール側へ折曲した握り部を設けた下肢の マッサージ器に於て、上記両折曲部を、その先端側が互いに近接する方向へ折曲 して両ロールを逆ハ字状に配置し、両握り部をその先端側が互いに離間する方向 へ折曲して、両握り部をハ字状に配置したものである。
【0012】 そして、請求項2に係る考案は、請求項1記載のマッサージ器に於て、ロール が、折曲部が挿通するプラスチック製の筒状芯材と、その周面に取り付く弾性体 とからなり、当該弾性体は、その外周面に複数の突状部が形成されていることを 特徴とし、請求項3に係る考案は、請求項1記載のマッサージ器に於て、ロール が、折曲部が挿通するプラスチック製の筒状芯材と、その周面に取り付く弾性体 と、当該弾性体の周面を覆う被覆層とからなり、弾性体は、その外周面に複数の 突状部が形成されていることを特徴とする。
【0013】 又、請求項4に係る考案は、請求項1乃至請求項3のいずれか記載のマッサー ジ器に於て、ステーは、連結箇所が交換可能な複数の連結孔を有していることを 特徴とし、請求項5に係る考案は、請求項1乃至請求項4のいずれか記載の下肢 のマッサージ器に於て、握り部は、ステーとの間の角度が95°乃至170°で 折曲していることを特徴としている。
【0014】 そして、請求項6に係る考案は、請求項1乃至請求項5のいずれか記載のマッ サージ器に於て、ロールは、折曲部の挿入先端部側に、断面略円弧状のプラスチ ック製のカバーが装着されていることを特徴とし、請求項7に係る考案は、請求 項1乃至請求項6のいずれか記載のマッサージ器に於て、ロールは、折曲部の挿 入先端部側に、全方向へ滑動可能なキャスターが装着されていることを特徴とす る。
【0015】 (作用) 請求項1に係るマッサージ器を用いて下肢のマッサージを行うには、握り部を 両手で握り、これを操作して2つのロールで下腿部や大腿部の後を挟んで圧迫し 乍らマッサージ器を手前に引き上げれば、ロールが下腿部や大腿部の後を転がっ て当該部位のマッサージがなされるが、このマッサージ器では、両握り部をその 先端側が互いに離間する方向へ折曲してこれらをハ字状に配置したので、握り部 を操作してロールで下肢を挟み付ける際に十分な力をかけることができ、又、両 折曲部を、その先端側が互いに近接する方向へ折曲して両ロールを逆ハ字状に配 置したことも相俟って、腓腹筋やヒラメ筋,大腿二頭筋といった下腿部や大腿部 の後の筋肉をより確実にマッサージすることとなる。
【0016】 そして、請求項2及び請求項3に係るマッサージ器では、ロールに設けた突状 部によるスパイク作用で下肢のマッサージが良好に行え、請求項2に係るマッサ ージ器では、斯かる突状部がロールの滑止め作用を発揮する。 又、請求項4に係るマッサージ器では、連結ピンによる両ステーの連結位置を 代えることで、体型に応じた操作性や年齢,性別等に応じたロールによる圧迫力 の調節が可能となる。
【0017】 一方、請求項5に係るマッサージ器にあっては、握り部を握った手が予め尺屈 方向に若干傾くこととなって、マッサージ器の引き上げの際に手首を大きく返し てマッサージ器がスムーズに引き上げられることとなる。 そして、請求項6及び請求項7に係るマッサージ器では、下肢に沿ってロール を転がす際に、ロールの下部が床や畳等に当たっても、ロールに装着したカバー やキャスターが床や畳等を滑らかに滑ってロールの回転をスムーズなものとする 。
【0018】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態を図面に基づき詳細に説明する。 図1は請求項1,請求項2,請求項4乃至請求項6に係る下肢のマッサージ器 の一実施形態を示し、図1に於て、51はアルミ合金等の軽量で剛性のある金属 からなる断面円形状の2本のステー53,55を交差し、これを連結ピン57を 介して矢印方向へ操作可能に連結したX型のハンドルで、各ステー53,55の 一端側に設けた折曲部59,61に、夫々、円筒状のロール63,65が回転可 能に装着されている。
【0019】 而して、上記折曲部59,61は、先端側が互いに近接する方向へ折曲してな り、斯かる折曲部59,61にロール63,65を装着することで、ロール63 ,65が逆ハ字状に配置された構造となっている。 そして、ロール63,65は、図2乃至図4に示すように内筒67と外筒69 からなるプラスチック製の筒状芯材71と、その周面に固着されたゴムや軟質樹 脂等の弾性体73とからなり、弾性体73の外周面には複数の矩形状の突状部7 5が所定の間隔を開けて一体に突設されている。そして、内筒67内に各ステー 53,55の折曲部59,61が遊挿されて、筒状芯材71と弾性体73からな るロール63,65が、当該折曲部59,61に夫々回転可能に取り付いた構造 となっており、ロール63,65は例えば全長が12mmで外径がφ6mmの寸 法に成形されている。
【0020】 尚、図4中、77は内筒67と外筒69を連結するアームを示す。 又、図2及び図3に示すようにロール63,65の下部、即ち、折曲部59, 61の挿入先端側には、断面略円弧状のプラスチック製のカバー79が螺着され ており、当該カバー79によってステー53,55からのロール63,65の脱 落防止を図ると共に、後述するようにマッサージ器81の使用時に於ける操作性 の向上を図っている。
【0021】 更に又、カバー79とロール63,65との間には一枚のワッシャ(図示せず )が折曲部59,61に螺着されており、当該ワッシャによって、ロール63, 65の回転によるカバー79の脱落防止が図られている。 一方、図1に示すようにステー53,55の他端側には、ロール63,65側 へ折曲する握り部83,85が設けられているが、両握り部83,85は、図5 に示すように先端側が互いに離間する方向へ折曲されてハ字状に配置され、更に 、図6に示すように両握り部83,85は、夫々、ステー53,55の軸線Pと 95°乃至170°の角度θを以って鈍角的に折曲,形成されている。
【0022】 即ち、本実施形態に係るマッサージ器81も、図17に示すマッサージ器45 と同様、図7の如く両握り部83,85を両手87で握り、これを操作して両ロ ール63,65で下肢89の下腿部89aや大腿部89bを挟んで圧迫し乍ら、 マッサージ器81を矢印方向へ引っ張ることで下肢89のマッサージを行うもの であるが、図9に示すように人間の手87の動きの一つに手関節を軸心とする撓 屈と尺屈がある。
【0023】 そして、尺屈の正常可動範囲が0°〜55°であるのに対し、撓屈の正常可動 範囲は0°〜25°であってその可動範囲は尺屈に比べ著しく小さい。 そこで、本実施形態では、上記握り部83,85をステー53,55の軸線P に対し上述の如き角度θに設定することで、当該握り部83,85を握った手8 7が予め尺屈方向に若干傾くようになっている。そして、斯様に握り部83,8 5を握った手87が予め尺屈方向に傾くことで、図7の如き矢印方向へのマッサ ージ器81の引き上げの際に、手首を大きく返してマッサージ器81をスムーズ に引き上げられるようになっている。
【0024】 又、図1に示すように各ステー53,55には、連結ピン57を挿着する複数 の取付孔91,93が形成されており、連結ピン57による両ステー53,55 の連結位置を代えることで、体型に応じた操作性や年齢,性別等に応じたロール 63,65による圧迫力の調節ができるようになっているが、図9に示すように 両ステー53,55の連結部には、夫々、平坦な切欠き面95,97が設けられ ており、両切欠き面95,97を介して断面円形状の2本のステー53,55を 交差させることで、ステー53,55のガタ付きを防止している。
【0025】 その他、図1中、99は握り部83,85に装着した滑止め用の握り部材を示 す。 本実施形態に係るマッサージ器81はこのように構成されているから、斯かる マッサージ器81を用いて下肢89のマッサージを行うには、図7に示すように 握り部83,85を両手87で握り、これを操作して図10の如くロール63, 65で下肢89の下腿部89aや大腿部89bの後を挟んで圧迫し乍ら、マッサ ージ器81を矢印方向へ引き上げてロール63,65を下腿部89aや大腿部8 9bの後に転がらせればよい。
【0026】 そして、ロール63,65を転がす際に、それらの下部が床や畳,絨毯等に当 たっても、ロール63,65の下部に装着したカバー79が床や畳等を滑らかに 滑ってロール63,65の回転をスムーズなものとする。 而して、斯様にロール63,65で下腿部89aや大腿部89bの後を挟み付 け乍らこれを転がらせることで、ロール63,65に設けた突状部75によるス パイク作用が相俟って、下肢89のマッサージが良好に行えることとなる。
【0027】 又、何れか一方のロール63,65で、図16の如きマッサージを行うことも 可能である。 従って、本実施形態によれば、図17に示すマッサージ器45と同様、ロール 63,65によるもみ運動やローラー機能を奏することができると共に、ステー 53,55の操作でロール63,65による圧迫力を容易に調節することができ 、又、各ステー53,55に連結ピン57を挿着する複数の取付孔91,93を 形成したので、連結ピン57による両ステー53,55の連結位置を代えること で、体型に応じた操作性や年齢,性別等に応じたロール63,65の圧迫力の調 節が容易に行える。
【0028】 更に又、握り部83,85をステー53,55の軸線Pに対し所定の角度θに 設定して、図7の如き矢印方向へのマッサージ器81の引き上げの際に、手首を 大きく返してマッサージ器81をスムーズに引き上げられるようにしたので、無 理な姿勢をとらず手首を大きく返して効果的にマッサージが行えるし、ロール6 3,65に装着したカバー79が床や畳等を滑らかに滑るので、ロール63,6 5の回転も極めてスムーズとなる。
【0029】 そして、本実施形態によれば、上述の如き効果に加え、両握り部83,85を その先端側が互いに離間する方向へ折曲してこれらをハ字状に配置したので、図 17に示すマッサージ器45に比し握り部83,85を操作してロール63,6 5で下肢89を挟み付ける際に十分な力をかけることができ、又、両折曲部59 ,61を、その先端側が互いに近接する方向へ折曲して両ロール63,65を逆 ハ字状に配置したことも相俟って、図10の如く腓腹筋やヒラメ筋,大腿二頭筋 といった下腿部89aや大腿部89bの後の筋肉をより確実にマッサージするこ とが可能となった。
【0030】 尚、上記実施形態では、図3に示すようにロール63,65を、筒状芯材71 の周面に一層の弾性体73を装着して形成したが、図11に示す請求項3の一実 施形態に係るロール101のように、これを筒状芯材71と、その周面に取り付 きスポンジよりも硬度のあるゴムや樹脂からなる円筒状の弾性体103と、当該 弾性体103の周面を覆うスポンジやビニール製のフィルム,肌触りのよい布等 からなる被覆層105とで構成して、弾性体103の外周面に複数の矩形状の突 状部107を形成してもよい。
【0031】 そして、本実施形態に於ても、カバー79とロール101との間に一枚のワッ シャ(図示せず)を折曲部59,61に螺着して、ロール101の回転によるカ バー79の脱落防止を図ればよい。 又、本考案に於て、ロールの外形形状は上述の如き実施形態の形状に限定され るものではなく、図12に示すロール109のように、筒状芯材71の周面にゴ ムや樹脂で成形した略球状の外形形状からなる弾性体111を取り付けて、弾性 体111の外周面に複数の半球状の突状部113を形成したり、図13に示すロ ール115のように筒状芯材71の周面にゴムや樹脂で成形した略円錐状の外形 形状からなる弾性体117を取り付けて、その外周面に複数の半球状の突状部1 19を形成してもよいし、図示しないがロールを楕円形状に形成してもよい。
【0032】 更に又、図14に示すロール120のように折曲部59.61が挿通する1本 のプラスチック製の筒状芯材121の周面に、略瓢箪状の外形形状を有するゴム 製の弾性体123を取り付けて、その外周面に複数の矩形状の突状部125を所 定の間隔を開けて一体に突設してもよいし、これらを夫々図11の如き被覆層と 弾性体とからなる二層構造としてもよい。
【0033】 そして、これらの変形例に於ても、カバー79とロール109,115,12 0等との間に、夫々、一枚のワッシャ(図示せず)を折曲部59,61に螺着し て、ロール109,115,120の回転によるカバー79の脱落防止を図れば よい。 又、図示しないが、請求項7に係る考案のように、上記カバー79に代え、或 るいは当該カバー79に全方向へ滑動可能なキャスターを装着して、使用時にロ ールの回転をスムーズなものとしてもよいし、ロールに設ける突状部の形状も上 述の如き実施形態に限定されるものではない。
【0034】 而して、これらの各変形例に係るロールを用いたマッサージ器によっても、上 記実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能である。
【0035】
【考案の効果】
以上述べたように、各請求項に係るマッサージ器によれば、ロールによるもみ 運動やローラー機能を奏することができるので、一つのマッサージ器で下肢のマ ッサージを幅広く行うことができ、而も、両握り部をその先端側が互いに離間す る方向へ折曲してこれらをハ字状に配置したので、握り部を操作してロールで下 肢を挟み付ける際に十分な力をかけることができ、又、両折曲部を、その先端側 が互いに近接する方向へ折曲して両ロールを逆ハ字状に配置したことも相俟って 、腓腹筋やヒラメ筋,大腿二頭筋といった下腿部や大腿部の後の筋肉をより確実 にマッサージすることができることとなった。
【0036】 そして、請求項2及び請求項3に係る考案によれば、ロールに設けた突状部に よるスパイク作用で下肢のマッサージが良好に行えるし、請求項4に係るマッサ ージ器によれば、連結ピンによる両ステーの連結位置を代えることで、体型に応 じた操作性や年齢,性別に応じたロールの圧迫力の調節が容易に行えることとな る。
【0037】 又、請求項5に係るマッサージ器によれば、使用時に手首を大きく返し乍らマ ッサージ器を下肢に沿って引き上げることができるので、無理な姿勢をとらず効 果的にマッサージが行える利点を有する。 更に又、請求項6及び請求項7に係るマッサージ器にあっては、ロールに装着 したカバーやキャスターが床や畳等を滑らかに滑るので、ロールの回転がスムー ズとなる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,請求項2,請求項4乃至請求項6の
一実施形態に係る下肢のマッサージ器の全体斜視図であ
る。
【図2】ロールの正面図である。
【図3】ロールの断面図である。
【図4】図2のIV−IV線断面図である。
【図5】握り部の正面図である。
【図6】握り部の折曲角度を示すステーの正面図であ
る。
【図7】マッサージ器の使用方法を示す説明図である。
【図8】人の手の動きを示す説明図である。
【図9】ステーの連結部の拡大断面図である。
【図10】下腿部や大腿部の後に当てたロールの正面図
である。
【図11】請求項3の一実施形態に係るロールの一部切
欠き正面図である。
【図12】ロールの変形例の一部切欠き正面図である。
【図13】ロールの変形例の一部切欠き正面図である。
【図14】ロールの変形例の一部切欠き正面図である。
【図15】従来のマッサージ器の全体斜視図である。
【図16】図15に示すマッサージ器の使用方法を示す
説明図である。
【図17】本出願人の出願に係るマッサージ器の全体斜
視図である。
【図18】図17のマッサージ器に装着したロールの正
面図である。
【図19】図17に示すマッサージ器の使用方法を示す
説明図である。
【図20】握り部の折曲角度を示すステーの正面図であ
る。
【図21】図17に示すマッサージ器の使用時に於ける
握り部の動きを示す説明図である。
【符号の説明】
51 ハンドル 53,55 ステー 57 連結ピン 59,61 折曲部 63,65,101,109,115,120 ロール 71,121 筒状芯材 73,103,111,117,123 弾性体 75,107,113,119,125 突状部 79 カバー 81 マッサージ器 83,85 握り部 91,93 連結孔 105 被覆層

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に折曲部を設けた2本のステーを
    連結ピンを介してX状に連結し、両折曲部にロールを回
    転可能に装着すると共に、各ステーの他端側にロール側
    へ折曲した握り部を設けた下肢のマッサージ器に於て、 上記両折曲部を、その先端側が互いに近接する方向へ折
    曲して両ロールを逆ハ字状に配置し、且つ両握り部をそ
    の先端側が互いに離間する方向へ折曲して、両握り部を
    ハ字状に配置したことを特徴とする下肢のマッサージ
    器。
  2. 【請求項2】 ロールは、折曲部が挿通するプラスチッ
    ク製の筒状芯材と、その周面に取り付く弾性体とからな
    り、当該弾性体は、その外周面に複数の突状部が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の下肢のマッサ
    ージ器。
  3. 【請求項3】 ロールは、折曲部が挿通するプラスチッ
    ク製の筒状芯材と、その周面に取り付く弾性体と、当該
    弾性体の周面を覆う柔軟な被覆層とからなり、弾性体
    は、その外周面に複数の突状部が形成されていることを
    特徴とする請求項1記載の下肢のマッサージ器。
  4. 【請求項4】 ステーは、連結箇所が交換可能な複数の
    連結孔を有していることを特徴とする請求項1乃至請求
    項3のいずれか記載の下肢のマッサージ器。
  5. 【請求項5】 握り部は、ステーとの間の角度が95°
    乃至170°で折曲していることを特徴とする請求項1
    乃至請求項4のいずれか記載の下肢のマッサージ器。
  6. 【請求項6】 ロールは、折曲部の挿入先端部側に、断
    面略円弧状のプラスチック製のカバーが装着されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか記載
    の下肢のマッサージ器。
  7. 【請求項7】 ロールは、折曲部の挿入先端部側に、全
    方向へ滑動可能なキャスターが装着されていることを特
    徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか記載の下肢の
    マッサージ器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003068129A1 (fr) * 2002-02-12 2003-08-21 Sakamoto, Kouzou Procede et dispositif de massage
JP2013236835A (ja) * 2012-05-16 2013-11-28 Yasuhiko Iida ハンディローラーマッサージ器

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