JP3043757U - 皿 - Google Patents
皿Info
- Publication number
- JP3043757U JP3043757U JP1997004929U JP492997U JP3043757U JP 3043757 U JP3043757 U JP 3043757U JP 1997004929 U JP1997004929 U JP 1997004929U JP 492997 U JP492997 U JP 492997U JP 3043757 U JP3043757 U JP 3043757U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dish
- plate
- inclined surface
- dishes
- grooves
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 皿に載せた料理や陳列物から余分な液汁を分
離し、その使用も可能にする。さらに液汁除去程度の異
なる2種の料理についても処理可能にする。そして液汁
の多い料理や陳列物にあってはそれを系外に分離してし
まう。 【解決手段】 皿は盛り付け部分の傾斜面方向に複数列
の溝を刻設し、傾斜先に凹部を形成してあるもの、傾斜
面を緩やかなすり鉢状に形成したもの、この中央凹部に
孔を設けてある皿とこの下側に敷く深さのある皿とから
なる組合せからなるもの、盛り付け部分を緩やかなすり
鉢状に形成し、一部分に中央凹部の周縁から複数列の溝
を放射状に刻設してあるものが好適である。 【効果】 これらの皿は料理や陳列物の余分な液汁を除
去するので、料理を賞味し、陳列物の保存をよくするこ
とができる。液汁分離程度を異にする2種類の料理の場
合にも効果がある。傾斜面の中央凹部に孔を設けてある
皿と組合せた皿は、多量な液汁の除去処理を可能にす
る。
離し、その使用も可能にする。さらに液汁除去程度の異
なる2種の料理についても処理可能にする。そして液汁
の多い料理や陳列物にあってはそれを系外に分離してし
まう。 【解決手段】 皿は盛り付け部分の傾斜面方向に複数列
の溝を刻設し、傾斜先に凹部を形成してあるもの、傾斜
面を緩やかなすり鉢状に形成したもの、この中央凹部に
孔を設けてある皿とこの下側に敷く深さのある皿とから
なる組合せからなるもの、盛り付け部分を緩やかなすり
鉢状に形成し、一部分に中央凹部の周縁から複数列の溝
を放射状に刻設してあるものが好適である。 【効果】 これらの皿は料理や陳列物の余分な液汁を除
去するので、料理を賞味し、陳列物の保存をよくするこ
とができる。液汁分離程度を異にする2種類の料理の場
合にも効果がある。傾斜面の中央凹部に孔を設けてある
皿と組合せた皿は、多量な液汁の除去処理を可能にす
る。
Description
【0001】
本考案は各種料理や陳列される肉類、魚肉類等の余分な液汁を除去する皿の構 造に関する。
【0002】
従来の食器皿は盛り付け部分の平坦なものが一般的であり、生ものや焼きとり 、焼き魚、揚げ物、ハンバ−グや肉などは、料理から垂れる水分や油分等が料理 の皿との接触部分を浸し、味覚や外観を損ねることが多い。また、刺身等の料理 にしょうゆ等の液体調味料をかける場合、料理の底部に溜まる過度の調味料が味 覚を損ねることがある。一方、肉類や魚肉類等の陳列に際し、にじみ出た液汁が 皿上に広がって不快感を与え、陳列品の腐敗を促進することがある。
【0003】 これらを改善するものとして、皿の平坦部分に複数列の溝を刻設したものが実 開昭60−142683号や実開平3−9662号などにあり、溝のほか粒状突 起を設けるというものが実開昭63−135864号にある。これらは溝部に液 汁が溜まるというものであるから、過剰に液汁がある場合は対応しきれない場合 が生じる。
【0004】 これらを改善せんとして、溝部の周囲に油溜凹部を設けたものが実開昭50− 157374号に、また溝部の両端に連通樋部を設けたものが実開昭50−48 787号にあり、後者では連通樋部に液汁吸収紙を載置する場合が示されている 。しかしながら、油溜凹部や連通樋部に液汁が溜まるには時間を要し、液汁分離 の効果は薄い。
【0005】 さらに、これを改善せんとして、突条部は水平であるが、溝部の中央位置を高 くしたものがあり、実開昭50−48785号によりこれが提案されており、そ れなりの効果があるものと解される。以上のように料理から垂れる余分の水分や 油分を溝や周囲の油溜凹部内に分離するというものがあるが、料理の上面に溜ま っている液汁を除去しにくいという欠点がある。また、分離した液汁は食事の際 使用したくても、位置的に料理を液汁に付けにくい。さらに、液汁をそれほど除 去する必要のないものと併存使用する場合には不都合が生じる。なお、溝や周囲 の油溜凹部の収容能力にはおのずと限界があるので、水分や油分の多い料理にあ っては収容しきれないことがある。
【0006】
本考案は水分や油分の多い料理等にあって、料理から液汁を充分分離できるよ うにし、また、液汁分離後、食事でその液汁を使用したい場合には使用しやすく し、さらに、液汁除去程度の異なる2種の料理を同一の皿に載せる場合でもその 調節ができるようにする。そして、水分や油分の多い料理にあっても充分分離す ることができる皿を提供せんとするものである。
【0007】
ここにおいて本考案者は、盛り付け部分を傾斜面にして傾斜方向に複数列の溝 を刻設し、傾斜面の傾斜先に凹部を形成してある皿や、その傾斜面を緩やかなす り鉢状に形成した皿、さらに、盛り付け部分を緩やかなすり鉢状に形成し、その 一部分に対し中央凹部の周縁から複数列の溝を放射状に刻設してある皿を見出し 、そして、盛り付け部分を緩やかなすり鉢状に形成し、中央凹部の周縁から傾斜 面に複数列の溝を放射状に刻設し、中央凹部に孔を設けてある皿とこの下側に敷 く深さのある皿とからなる組合せ皿を見出すに至った。
【0008】
本考案による各種の皿は、材質として、陶磁器やプラスチック、ステンレス等 を使用して容易に成形することができる。 盛り付け部分を傾斜面にしてそこに複数列の溝を刻設し、傾斜面の傾斜先に凹 部を形成してある皿には、傾斜面として、1面のみからなるものや2面あるいは それ以上からなるもの、あるいはすり鉢状等のものが含まれる。 盛り付け部分を傾斜面にしているので、載置した料理も傾斜し、その上面にあ る余分な液汁も傾斜により流出しやすくなる。 傾斜面がすり鉢状のものは、凹部が中央に位置するので,溜まった液汁を食事 の際使用したい場合は、凹部が周縁にある場合よりも液汁をこぼすことがない。
【0009】 盛り付け部分を緩やかなすり鉢状に形成し、その一部分に対し、たとえば半分 に中央凹部の周縁から複数列の溝を放射状に刻設してある皿は、液汁の流れやそ の使用に関して上述の効果があるほか、溝のないほうの傾斜面に液汁の懸念の少 ない料理を載置する場合に好都合である。
【0010】 盛り付け部分を緩やかなすり鉢状に形成し、中央凹部の周縁から傾斜面に複数 列の溝を放射状に刻設し、中央凹部に孔を設けてある皿とこの下側に敷く深さの ある皿とからなる組合せ皿は、液汁の多い料理の場合に効果がある。下側に敷く 深さのある皿が液汁を収容し、回収を容易にする。なお、下側に敷く深さのある 皿の形状は適宜選択すればよく、上の皿との組合わせが安定であること、液汁を 充分収容できるものが好適である。
【0011】
以下、実施例により本考案をさらに具体的に説明する。 図1には長方形の皿1について、盛り付け部分を一つの傾斜面6にしてそこに 複数列の溝2を刻設し、傾斜面6の傾斜先に凹部3を形成してある皿1を示して ある。また、図2には長方形の皿1について、盛り付け部分の中央を高くして二 つの傾斜面6を形成し、そこに複数列の溝2を刻設し、傾斜面6の傾斜先に凹部 3を2ケ所形成してある皿1を示してある。図3には円形に皿1の盛り付け部分 を緩やかなすり鉢状の傾斜面6に形成し、傾斜方向に複数列の溝2を刻設し、傾 斜面6の傾斜先に凹部3を形成してある皿1を示す。
【0012】 図4には円形の皿1において、盛り付け部分を緩やかなすり鉢状に形成し、そ の凡そ半分に対し中央凹部3の周縁から複数列の溝2を放射状に刻設してある皿 1を示す。
【0013】 図5は盛り付け部分を緩やかなすり鉢状に形成し、中央凹部3の周縁から傾斜 面6に複数列の溝2を放射状に刻設し、中央凹部3にできるだけ大きな液汁落下 孔4を設けてある皿1とこの下側に敷く液汁受け皿5とからなる組合せ皿の上方 の皿1を示す。皿の組合わせは図6に示すごとく、上側の皿1の糸尻7と下側の 液汁受け皿5の縁が嵌合するようにしてある。
【0014】
本考案の盛り付け部分を傾斜面にしてそこに複数列の溝を刻設し、傾斜面の傾 斜先に凹部を形成してある皿や、その傾斜面を緩やかなすり鉢状に形成した皿は 、料理等の余分な液汁をよく除去するので、料理を賞味し、陳列物の保存をよく することができる。また、盛り付け部分を緩やかなすり鉢状に形成し、その一部 分に対し中央凹部の周縁から複数の溝を放射状に刻設してある皿は、液汁分離程 度を異にする2種類の料理の場合に効果がある。さらに、盛り付け部分を緩やか なすり鉢状に形成し、中央凹部の周縁から傾斜面に複数列の溝を放射状に刻設し 、中央凹部に孔を設けてある皿とこの下側に敷く深さのある皿とからなる組合せ 皿は、液汁の多い料理に好適であり、液汁の除去処理を容易にする。
【図1】 傾斜面に溝を刻設し、その傾斜先に凹部を形
成してある皿の1例を示す説明図である。
成してある皿の1例を示す説明図である。
【図2】 傾斜面に溝を刻設し、その傾斜先に凹部を形
成してある皿の他の例を示す説明図である。
成してある皿の他の例を示す説明図である。
【図3】 傾斜面を緩やかなすり鉢状に形成し、傾斜面
に溝を刻設した皿を示す説明図である。
に溝を刻設した皿を示す説明図である。
【図4】 溝部と溝部を有しない部分からなる、傾斜面
をゆるやかなすり鉢状にした皿を示す説明図である。
をゆるやかなすり鉢状にした皿を示す説明図である。
【図5】 組合せ皿の上方の皿を示す説明図である。
【図6】 組合せ皿の側面を示す説明図である。
1 皿 2 溝 3 凹部 4 液汁落下孔 5 液汁受け皿 6 傾斜面 7 糸尻
Claims (4)
- 【請求項1】 盛り付け部分を傾斜面にして傾斜方向に
複数列の溝を刻設し、傾斜面の傾斜先に凹部を形成して
ある皿。 - 【請求項2】 傾斜面が緩やかなすり鉢状である請求項
1記載の皿。 - 【請求項3】 盛り付け部分を緩やかなすり鉢状に形成
し、その一部分に対し中央凹部の周縁から複数列の溝を
放射状に刻設してある皿。 - 【請求項4】 盛り付け部分を緩やかなすり鉢状に形成
し、中央凹部の周縁から傾斜面に複数列の溝を放射状に
刻設し、中央凹部に孔を設けてある皿とこの下側に敷く
深さのある皿とからなる組合せ皿。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997004929U JP3043757U (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 皿 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997004929U JP3043757U (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 皿 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3043757U true JP3043757U (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=43178203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997004929U Expired - Lifetime JP3043757U (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 皿 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3043757U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6352515B1 (ja) * | 2017-10-31 | 2018-07-04 | 株式会社Portearth | 皿 |
-
1997
- 1997-05-26 JP JP1997004929U patent/JP3043757U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6352515B1 (ja) * | 2017-10-31 | 2018-07-04 | 株式会社Portearth | 皿 |
US10893763B2 (en) | 2017-10-31 | 2021-01-19 | Portearth Co., Ltd. | Plate with inclined surface |
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