JP3043726U - サイフ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイフを横向き姿勢にして口金のフレームを
開いても、小銭等収納袋部内のコイン等がこぼれ落ちな
いようにする。 【構成】 コ字状の一対のフレーム４，５の両端を回動
自在に連結した口金３を用いて開閉自在とした小銭等収
納袋部１を有するサイフにおいて、その小銭等収納袋部
１の前胴部６と後胴部７の一方又は双方の開口側の端縁
部に折畳且つ伸展自在なマチ状補助胴部１０を接続し
て、そのマチ状補助胴部１０の端縁部を口金３のフレー
ムに対し止着したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はサイフに関する。

【０００２】

【従来の技術】

ガマ口型のサイフは、コ字形の一対のフレームの両端を回動自在に連結した口 金を用いて開閉自在とした小銭等収納袋部を有している。そして、小銭等収納袋 部の前胴部と後胴部の開口側の端縁部が直に口金のフレームに止着されている。 このような口金付きのサイフは、横向き姿勢のときに口金のフレームを開くと、 小銭等収納袋部内のコイン等がこぼれ落ちるという不都合があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで本考案は、多少横向き姿勢にして口金のフレームを開いても、小銭等収 納袋部からのコイン等のこぼれ落ちを防止できて使い易い、斬新なサイフの提供 を目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案のサイフは、コ字状の一対のフレーム４， ５の両端を回動自在に連結した口金３を用いて開閉自在とした小銭等収納袋部１ を有するサイフにおいて、その小銭等収納袋部１の前胴部６と後胴部７の一方又 は両方の開口側の端縁部に折畳且つ伸展自在なマチ状補助胴部１０を接続して、 そのマチ状補助胴部１０の端縁部を口金３のフレームに対し止着したことを特徴 とする構成を採るものである。

【０００５】

【作用】

横向き姿勢にすると、小銭等収納袋部１の前胴部６又は後胴部７が下になって その上にコイン等が載る状態になる。従来のように前胴部及び後胴部の端縁部が 直に口金のフレームに止着されていると、コイン等がその口金のフレームをたや すく乗り越えてこぼれ落ちやすい。しかし、本考案のサイフでは、前胴部６又は 後胴部７と口金３のフレームとの間にマチ状補助胴部１０が介在するので、前胴 部６又は後胴部７の上が凹状となり、コイン等がこぼれ落ちにくくなる。

【０００６】

【実施例】

以下、図示した本考案の実施例について説明する。図１及び図２は小銭等収納 袋部１を開いた状態を示したもので、また、図３は同じく小銭等収納袋部１を開 いて口金３を取り除いた状態を示したものである。まず、図中、符号１が小銭等 収納袋部であり、その内部は仕切り２で分割されている。この小銭等収納袋部１ は口金３によって開閉自在であり、その口金３はコ字形の一対のフレーム４，５ の両端を回動自在に連結した構造となっている。小銭等収納袋部１は前後にそれ ぞれ前胴部６と後胴部７を有し、又、左右にそれぞれ襠部８，９を有している。 その後胴部７は内面シートの開口側の端縁部を直に口金３のフレーム５の溝に挿 入して止着しており、そのフレーム５とともに動くようになっている。また、前 胴部６の開口側の端縁部には、図３に示すように、折畳且つ伸展自在なマチ状補 助胴部１０を接続して、そのマチ状補助胴部１０の端縁部を口金３の他方のフレ ーム４の溝に挿入して止着している。すなわち、前胴部６は口金３のフレーム４ に対し直に止着するのではなく、マチ状補助胴部１０を介して口金３のフレーム ４に接続している。なお、符号１１は前胴部６の外側に重なり合う外胴部で、そ の内面部にはカード収納ポケット（図示せず）などを設けている。

【０００７】 このサイフを横向き姿勢にした状態で、後胴部７とフレーム５を起こして開く と、図２に示すように、マチ状補助胴部１０の存在によって、前胴部６の上に高 さを有する凹部１２が形成される。したがって、前胴部６の上に載ったコイン等 はマチ状補助胴部１０が障壁となってフレーム４を乗り越えることができず、こ ぼれ落ちることがない。

【０００８】 なお、上記の実施例はマチ状補助胴部１０を前胴部６のみに接続したものであ るが、後胴部７のみにマチ状補助胴部を接続すること、及び、前胴部６と後胴部 ７の両方にマチ状補助胴部を接続することも可能である。

【０００９】

【考案の効果】

本考案のサイフは上記のようにマチ状補助胴部１０を設けることにより、多少 横向き姿勢にして口金３のフレーム４，５を開いても、前胴部６又は後胴部７の 上に載ったコイン等のこぼれ落ちを確実に防止できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】小銭等収納袋部を開いた状態の斜視図である。

【図２】図１のＡ−Ａ線における断面図である。

【図３】口金を除いた状態の斜視図である。

【符号の説明】 １ 小銭等収納袋部 ２ 仕切り ３ 口金 ４ フレーム ５ フレーム ６ 前胴部 ７ 後胴部 ８ 襠部 ９ 襠部 １０ マチ状補助胴部 １１ 外胴部 １２ 凹部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 コ字状の一対のフレーム４，５の両端を
   回動自在に連結した口金３を用いて開閉自在とした小銭
   等収納袋部１を有するサイフにおいて、その小銭等収納
   袋部１の前胴部６と後胴部７の一方又は両方の開口側の
   端縁部に折畳且つ伸展自在なマチ状補助胴部１０を接続
   して、そのマチ状補助胴部１０の端縁部を口金３のフレ
   ーム４に対し止着したことを特徴とするサイフ。