JP3043454U - 書籍等送付用パッケージ - Google Patents

書籍等送付用パッケージ

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JP3043454U
JP3043454U JP1997004518U JP451897U JP3043454U JP 3043454 U JP3043454 U JP 3043454U JP 1997004518 U JP1997004518 U JP 1997004518U JP 451897 U JP451897 U JP 451897U JP 3043454 U JP3043454 U JP 3043454U
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JP
Japan
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folding
bottom portion
cover
curve
package
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Application number
JP1997004518U
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Inventor
英雄 新田
Original Assignee
株式会社新田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中カバーと外カバーを折り曲げて組立てる場
合に、中カバーと外カバーの縁が擦れ合うのを回避し
て、スムースに組立てられる書籍等送付用パッケージを
提供する。 【解決手段】 折り曲げて組立てることにより書籍等を
包み込み可能な中カバー36の中底部20に一端同士が
互いに交わる傾斜折曲線29と傾斜切込線32とを設け
て折込部19を形成し、その折込部19に対し上記の傾
斜折曲線29と約45°の角度をなす折曲線18を介し
て外カバー35の外底部1を連設し、その折曲線18の
両端に外底部1から中底部20へ向って食い込むことに
より外底部1の2箇所の角部に耳片12,13を突設す
る切込線30,31を設け、折曲線18と傾斜折曲線2
9においてそれぞれ折り曲げることにより中底部20を
約90°回転させて外底部1の上に折り重ね可能とな
し、外カバー35を折り曲げて組立てることにより中カ
バー36を包み込み可能としたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、書籍等を包装して郵便により又は宅配便などで送付する場合に使用 するパッケージに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、本などを直に包んで保護する中カバーと、その中カバーを更に覆う外カ バーを有する構造、つまり2重包装構造のパッケージが存在する。この種のパッ ケージは、中カバーと外カバーが別個に形成され、本などを包装する場合に一緒 に組み合わされていた。したがって、メーカーにとっては製造が、又、需要者に とっては組立がそれぞれ面倒であるという不満があった。このような不満を解消 するために、最近は、中カバーと外カバーを折込部を介して一体的に連設した構 造のパッケージが出現している。しかしながら、このようなパッケージは、折り 曲げて組立てる場合に、外カバーと中カバーの縁が擦れ合って組立がスムースに いかないという不満がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、中カバーと外カバーを折り曲げて組立てる場合に、中カバー と外カバーの縁が擦れ合うのを回避して、スムースに組立てられるパッケージの 提供を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題は本考案によって、すなわち、折り曲げて組立てることにより書籍等 を包み込み可能な中カバー36の中底部20に一端同士が互いに交わる傾斜折曲 線29と傾斜切込線32とを設けて折込部19を形成し、その折込部19に対し 上記の傾斜折曲線29と約45°の角度をなす折曲線18を介して外カバー35 の外底部1を連設し、その折曲線18の両端に外底部1から中底部20へ向って 食い込むことにより外底部1の2箇所の角部に耳片12,13を突設する切込線 30,31を設け、折曲線18と傾斜折曲線29においてそれぞれ折り曲げるこ とにより中底部20を約90°回転させて外底部1の上に折り重ね可能となし、 外カバー35を折り曲げて組立てることにより中カバー36を包み込み可能とし たことを特徴とする書籍等送付用パッケージによって解決することができる。
【0005】 なお、上記のパッケージは、折込部19を折り込むことによって中底部20の 一部に中底欠落部37が生じることにより、中底部20の上に本などを置くと、 その本の一部が中底欠落部37に落ち込んで不安定になる弊害がある。そこで、 この弊害を解消するために、上記の構成に加えて、両端が傾斜折曲線29上に位 置する略半円状の切込線34を折込部19に食い込むように設けて中底部20に 舌状片33を突設することが好ましい。
【0006】
【実施例】
以下、図示した本考案の実施例について説明する。まず、図1は組立前の展開 状態を示したものである。つまり、本考案のパッケージは紙、例えば段ボールを この展開形状に打ち抜くことによって製造され、これを需要者が組立てることに よって使用される。
【0007】 図1において、符号1が外底部であり、この外底部1は前後両辺部における両 端箇所にそれぞれ耳片10,11,12,13を突設している。
【0008】 外底部1の左右両側にはそれぞれ折曲線2,3を介して左側面部4と右側面部 5を連設している。
【0009】 左側面部4と右側面部5のそれぞれの外側に更に折曲線6,7を介して左外蓋 部8と右外蓋部9を連設している。この左外蓋部8の前後両辺部における左側面 部4寄りの一端にそれぞれ耳片14,15を設け、又、右外蓋部9の前後両辺部 における右側面部5寄りの一端にもそれぞれ耳片16,17を突設している。
【0010】 上記の外底部1、左側面部4、右側面部5、左外蓋部8及び右外蓋部9によっ て外カバー35が構成される。
【0011】 次に、外底部1の後辺部において両端の耳片12,13の間には、それら耳片 12,13よりも少し凹んだ位置に折曲線18を設けている。
【0012】 この折曲線18の外側、つまり外底部1の後方には折込部19を介して中底部 20を横向きに連設している。
【0013】 中底部20の左右両側にはそれぞれ折曲線21,22を介して前面部23と後 面部24を連設している。
【0014】 前面部23と後面部24のそれぞれの外側には折曲線25,26を介して更に 前中蓋部27と後中蓋部28を連設している。
【0015】 上記の中底部20、前面部23、後面部24、前中蓋部27及び後中蓋部28 によって中カバー36が構成される。
【0016】 中底部20と外底部1の間には上記のように折込部19を設けている。この折 込部19は上記の折曲線18を介して外底部1と連設され、又、その折曲線19 に対して約45°の角度をもつ傾斜折曲線29を介して中底部20と連設されて いる。
【0017】 傾斜折曲線29の一端は、外底部1の一端の耳片13を形成するために設けた 切込線31まで達している。この切込線31は折曲線18の一端に連続して、外 カバー35おける外底部1の側から中カバー36における中底部20の側へ食い 込んでいる。
【0018】 また、傾斜折曲線29の他端から外底部1の他端の耳片12を形成するために 設けた切込線30まで円弧状の切込線32を設けている。この切込線30は折曲 線18の他端に連続して、外カバー35おける外底部1の側から中カバー36に おける中底部20の側へ食い込んでいる。
【0019】 また、傾斜折曲線29は中底部20から折込部19へ向って突設した舌状片3 3によって中間部が途切れている。舌状片33は略半円状の切込線34によって 折込部19から切離している。
【0020】 したがって、折込部19は折曲線18、傾斜折曲線29、及び切込線30,3 1,32,34によって囲まれている。
【0021】 なお、上記のように、折曲線29の中間部に舌状片33を設けずに、折曲線2 9を途切れさせず一連にすることも可能である。
【0022】 次に、図1〜図5によってパッケージの組立手順を説明する。まず、図1の折 曲線18の位置で折込部19及び中カバー36を外カバー35に対して起立させ るように内側へ折り曲げる。すると、図2に示すように、折曲線18の両側に上 記の切込線30,31によって隙間38,39が生じて、中カバー36の縁が外 カバー35から離れる。
【0023】 それから、折込部19を外底部1の上に重ねるように倒しながら、傾斜折曲線 29の位置で中カバー36を折込部19に対して外側に折り曲げる。すると、中 カバー36は捩れながら約90°回転して、図3に示すように、その中底部20 が縦向きになって外底部1の上に重なり合い、折込部19は中底部20と外底部 1の間に折り込まれる。折込部19が折り込まれることによって中底部20の脇 に中底欠落部37が生じる。
【0024】 この図3の状態で、中底部20の上に本(図示せず)などを載置する。このと き、本などの一部が中底欠落部37の上に位置すると、安定感が悪くなるという 問題が生じるが、上記のように傾斜折曲線29の途中箇所に舌状片33を設けた ことにより、この舌状片33が中底欠落部37に突出して、本などを落ち込まな いように支えるので、不安定状態を回避することができる。
【0025】 次に、中カバー36の前面部23と後面部24を中底部20に対して略直角に 折り曲げてから、更に前中蓋部27と後中蓋部28をそれぞれ前面部23と後面 部24に対し略直角に折り曲げて、図4に示す状態とする。これによって中カバ ー36による本などの包み込みが終了する。
【0026】 次に、外カバー35の左側面部4と右側面部5を外底部1に対して略直角に折 り曲げてから、更に左外蓋部8と右外蓋部9をそれぞれ左側面部4と右側面部5 に対して略直角に折り曲げれば、図5乃至図8に示すように、外カバー35によ る中カバー36の包み込みが終了し、全体の包装が完了する。なお、左外蓋部8 と右外蓋部9は粘着テープなどを外側から貼り付けて固定することができる。ま た、予め重なり合う箇所に接着剤を塗布して剥離紙で被覆して置くことも可能で ある。
【0027】 この包装完了状態において、外カバー35の四隅には耳片10,11,12, 13,14,15,16,17が突出する。送付中の揺れなどでパッケージの角 が何かにぶつかると、パッケージの角が潰れて、内部の本などが損傷する虞があ るが、この耳片を設けることにより、何かにぶつかっても、耳片だけが潰れるだ けで済み、パッケージのその他の部位は破損しないので、内部の本などが保護さ れる。なお、耳片は、外カバー35の外周に紐やテープを巻き付けたときに、そ の外れ止めにもなる。
【0028】
【考案の効果】
本考案の書籍等送付用パッケージは上記の通りであり、外カバー35と折込部 19の境界に設けた折曲線18の両端に外カバー35の側から中カバー36の側 へ食い込む切込線30,31を設けたので、外カバー35に対し折込部19を折 り曲げたときに、外カバー35と中カバー36の縁の間に隙間38,39が生じ て、その隙間38,39が、中カバー36を折り曲げるときに、外カバー35と 中カバー36の干渉を防ぐので、すなわち、中カバー36の縁と外カバー35が 擦れ合うのを回避することができるので、折り曲げ作業がスムースにいって組み 立てやすくなるという効果がある。また、請求項2記載のごとく構成すれば、中 底部20の上に載せた本などが中底欠落部37に落ち込むのを防止できるので不 安定になるという不都合を回避できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】展開状態の平面図である。
【図2】外カバーに対し中カバー及び折込部を略垂直に
折り曲げた状態の一部正面図である。
【図3】中カバーを外カバーの上に折り重ねた状態の平
面図である。
【図4】中カバーの折り曲げが終了した状態の平面図で
ある。
【図5】外カバーの折り曲げが終了して包装が完了した
状態の平面図である。
【図6】図5のA−A線断面図である。
【図7】図5のB−B線線断面図である。
【図8】包装完了状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 外底部 2,3,6,7,18,21,22,25,26 折曲
線 4 左側面部 5 右側面部 8 左外蓋部 9 右外蓋部 10,11,12,13,14,15,16,17 耳
片 19 折込部 20 中底部 23 前面部 24 後面部 27 前中蓋部 28 後中蓋部 29 傾斜折曲線 30,31,32,34 切込線 33 舌状片 35 外カバー 36 中カバー 37 中底欠落部 38,39 隙間

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り曲げて組立てることにより書籍等を
    包み込み可能な中カバー36の中底部20に一端同士が
    互いに交わる傾斜折曲線29と傾斜切込線32とを設け
    て折込部19を形成し、その折込部19に対し上記の傾
    斜折曲線29と約45°の角度をなす折曲線18を介し
    て外カバー35の外底部1を連設し、その折曲線18の
    両端に外底部1から中底部20へ向って食い込むことに
    より外底部1の2箇所の角部に耳片12,13を突設す
    る切込線30,31を設け、折曲線18と傾斜折曲線2
    9においてそれぞれ折り曲げることにより中底部20を
    約90°回転させて外底部1の上に折り重ね可能とな
    し、外カバー35を折り曲げて組立てることにより中カ
    バー36を包み込み可能としたことを特徴とする書籍等
    送付用パッケージ。
  2. 【請求項2】 両端が傾斜折曲線29上に位置する略半
    円状の切込線34を折込部19に食い込むように設けて
    中底部20に舌状片33を突設した請求項1記載の書籍
    等送付用パッケージ。
JP1997004518U 1997-05-15 1997-05-15 書籍等送付用パッケージ Expired - Lifetime JP3043454U (ja)

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