JP3043326U - ブラジャー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 乳房の血液の循環と新陳代謝を高めることの
できるブラジャーを提供する。 【解決手段】 ２つの楕円形の袋２と所望の数の小磁石
３とからなり、カップの中に楕円形の袋２が設置され
る。楕円形の袋２は、柔軟でしなやかなプラスチック材
からなる２つの非透水性のシートからなり、高周波によ
り接合され、外側の生地４１と内側の綿布４２との間に
配置される。小磁石３は、小プラスチックシートととも
に柔軟なプラスチックシートの表面に放射状に配置され
る。複数の通気孔２６が上側部に開けられ、通気性を有
する。小磁石３により発生する磁力線は、装着者の乳房
の周囲に分布し、カップ４の中の袋２の下側部に配置さ
れるそれぞれの小室２３の中の液体により拡散されるこ
とにより磁波効果が得られる。そして、乳房の血液の循
環と新陳代謝を促進する。さらに、袋２の上側部の通気
孔２６により良好な通気性が得られる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ブラジャーに関するものであり、特に液体矯正式磁気ブラジャーに 関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般に女性は胸のサイズに気を遣い、乳房を豊かで引き締まったものとしたい 人は整形外科、高価な薬、フィットネスセンター等に巨費を投じる。しかし、こ れらの方法は危険が伴い、取り返しのつかない結果になる場合がある。 乳房を引き締め、豊かに見せるための化学的な刺激の代わりに物理的刺激を用 いた矯正ブラジャーが開発されている。整形外科や高価な薬に比べて矯正ブラジ ャーは経済的で、さらに一般的でもある。さらに重要なことに、矯正ブラジャー には危険や副作用がない。市場には、異なる要求に対して有効な異なる機能を有 する色々なタイプの矯正ブラジャーがある。台湾公告第２７４６９７号に開示さ れているようなカップの中に空気袋を有するブラジャーを図１および図２に示す 。この構造は主にブラジャーのそれぞれのカップに空気袋１１が配置されている 。空気袋１１の側端部には膨張ノズル１２を有し、空気袋１１は発砲材１３が充 填されている。発砲材１３の網状弾性構造により空気を保持するので、空気袋１ １は弾性的に保持される。

【０００３】 台湾公告第２１４０３８号に開示されているマッサージブラジャーでは、それ ぞれのカップに非透水性容器を有し、比重が異なり、それぞれ溶け合わない２種 類の液体がこの容器に充填されている。それぞれの容器の中の比重の異なる２種 類の液体の動きにより、乳房は自然にマッサージされる。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来の矯正ブラジャーは、それぞれ特徴や機能があるにも関わ らず、以下の欠点を有する。例えば、カップの中の空気袋に空気が満たされてい ることによる弾性は通気を妨げるため、カップの中は蒸れる。もし長期間ブラジ ャーを着用していると、装着者の胸は通気が悪くて発汗する。また、血液の循環 は妨げられる。

【０００５】 さらに、液体を保持した容器を有するブラジャーにおいては、容器が適切にデ ザインされていないと、装着者が走ったり激しい運動を行ったとき、装着者の動 きに伴って色々な方向に中の液体が流れ、このとき、容器の壁に液体の衝突が発 生し、装着者にとって不自然な騒音となる。 さらにまた、従来のブラジャーは、引き締まった、豊かな乳房にするための乳 房の血液の循環や新陳代謝を促進する磁力線の作用を取り入れていない。科学者 によれば、人の成長と健康は地磁気と大いに関係があるといわれている。しかし 、建造物、電気ケーブルやワイヤーなどは地磁気を遮断するので、人は地磁気を あまり受けられず、血液の循環や新陳代謝に影響を及ぼしている。人が受ける磁 力を増加させるため、バランスの取れた電解質とするミネラルの補給に伴うバラ ンスの取れた食事に加え、磁気発生装置が使用される。しかしながら、これらの 装置は一般にかさばり、持ち運びができない。もし、ブラジャーが磁場を備えて いるならば、女性は一日のうちのほとんど２４時間ブラジャーを装着し、乳房を 引き締め、豊かにするため、乳房の血液の循環と新陳代謝を高めるであろうと思 われる。

【０００６】 本考案の目的は、乳房の血液の循環と新陳代謝を高めることのできるブラジャ ーを提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案の第１の側面によれば、矯正磁気ブラジャーは、主に、カップの中にカ ップ状に形成される楕円形の袋を備え、袋の表面に放射状に多数の小磁石を有し 、磁力線を発生し、磁力線と袋の下側部の小室に充填された液体の波動とにより 、乳房の血液の循環と新陳代謝を促進する。

【０００８】 本考案の第２の側面によれば、楕円の袋は上側部に多数の通気孔を有するので 、良好な通気が得られる。 本考案の第３の側面によれば、楕円の袋は適当な場所に液体を充填するための 小室の仕切りを有するので、装着者が激しく動いたとき、小室の中の液体が色々 な方向に流れることはなく、騒音が発生することもない。

【０００９】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図３及び図４に示すように、本考案の一実施例による液体矯正式磁気ブラジャ ーは、２つの楕円形の袋２と所望の数の小磁石３とからなる。ブラジャーのそれ ぞれのカップの中に１つの楕円形の袋２が設置され、それぞれの楕円形の袋２は 柔軟でしなやかなプラスチック材からなる２つの非透水性のシート２１及び２２ からなり、それらの側部は高周波により接合される。高周波で接合されるとき、 側端部に充填孔２４を有する湾曲した小室２３が袋２の下側部に配置される。

【００１０】 小磁石３は、小プラスチックシート２５に接合され、小プラスチックシート２ ５とともに柔軟なプラスチックシート２１の表面に放射状に配置される。 図４に示すように、袋２が高周波で成形された後、複数の通気孔２６が上側部 に開けられる。その後、所望の量の液体が充填孔２４を通して小室２３の中に充 填される。充填孔２４は図５に示すように、高周波によりシールされるので、小 室２３はしなやかに自然に充填される。そして袋２の上側部は薄くて通気性を有 する。

【００１１】 図６に示すように、それぞれの楕円形の袋２は、それぞれのカップ４の外側の 生地４１と内側の綿布４２との間に配置される。カップ４は全体として一対とな る。 図７および図８に示すように、袋２はそれぞれのカップ４に密着して配置され 、袋２と装着者の乳房との間に内側の綿布４２を配置するので、この矯正ブラジ ャーは通常のブラジャーとして心地よく装着される。

【００１２】 小磁石３によりＮ極とＳ極との間に発生する磁力線は、装着者の乳房５の周囲 に分布し、カップ４の中の袋２の下側部に配置されるそれぞれの小室２３の中の 液体により拡散されることにより磁波効果が得られる。そして、乳房５の血液の 循環と新陳代謝を促進する。さらに、袋２の上側部の通気孔２６により良好な通 気性が得られる。さらにまた、それぞれの袋２は、それぞれのカップ４の内側の 綿布４２と外側の生地４１との間に保持されているので、外に飛び出したり、は み出すことがない。それぞれの袋２の中の小室２３の中の液体は自然に弾性的に 保持され、乳房５の曲線に密着する。本考案の一実施例の矯正ブラジャーと従来 の矯正ブラジャーとの大きな違いは、本考案の一実施例の矯正ブラジャーでは、 液体がカップ４の小室２３の中に配置され、乳房５を自然に保持し、乳房５を圧 迫するワイヤーのようなものを使用していないので、望ましい形状となる。した がって、装着者は不快感を感じることはなく、圧迫感もない。さらに外見からは 、乳房５がカップの液体により保持されていることはほとんどわからない。

【００１３】 図９に本考案の一実施例の使用状態を示す。本考案の矯正ブラジャーの重要な 特徴は、通常のブラジャーのように楽に装着することができ、胸の周りがきつか ったり、乳房が圧迫されたりするような矯正ブラジャーに起因した問題はない。 図１０に袋２のもう一つの好ましい実施例を示す。袋２と同様に柔軟でしなや かなプラスチック材を使用した複数の細長い仕切り２７が小室２３を形成してい る。それぞれの仕切り２７は複数の貫通孔２７１を有している。したがって小室 ２３の中の液体は貫通孔２７１を通って全ての小室２３に分布する。装着者が走 ったり、激しい運動をしたとき、それぞれの袋２の小室２３の中の液体は一方の 端から急激に流れることはなく、一ヶ所に留まって衝突音を発生することもなく 、装着者に騒音となる衝撃を与えない。このように、装着者は非常に自然で心地 よく感じるであろう。

【００１４】 表１に本考案の優位性と既知の胸を豊かにする方法の非優位性について示す。

【００１５】

【表１】

【００１６】 本考案は、前記の実施例に限られるものではなく、多くの変形が技術的思想内 において、当分野の通常の知識をもつ者により可能なのは明白である。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の矯正ブラジャーの立体図である。

【図２】従来の矯正ブラジャーの空気袋の部分を示すも
のであって、図１の２−２線断面図である。

【図３】本考案の一実施例のブラジャーの袋の構造の模
式的分解図である。

【図４】本考案の一実施例のブラジャーの袋の構造を示
す模式図である。

【図５】本考案の一実施例のブラジャーの液体を充填し
た袋の小室の構造を示す模式図である。

【図６】本考案の一実施例のブラジャーの立体図であ
る。

【図７】ブラジャーの袋の構造の使用状態を示すもので
あって、図６の７−７線断面図である。

【図８】小磁石の磁力線の作用を示すものであって、図
７のＡ部分拡大図である。

【図９】本考案の一実施例のブラジャーの使用状態を示
す模式図である。

【図１０】本考案のもう一つの実施例を示す図である。

【符号の説明】

２ 楕円形の袋 ３ 小磁石 ４ カップ ２３ 小室 ２６ 通気孔 ４１ 外側の生地 ４２ 内側の綿布

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 孫 貽謀 台湾桃園市同徳十一街35巷９−２号 (72)考案者 何 良鴻 台湾八徳市文昌街112巷７号

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 液体を保持するためのカップに密着して
   形成され、前記カップの内側の綿布と外側の生地との間
   に配置される袋を備え、 前記袋は、前記袋の下側部に形成される湾曲した小室を
   有する楕円形の袋の中に高周波を用いて接合された非透
   水性の柔軟でしなやかなプラスチック材の２つのシート
   と、前記小室の側端部に高周波でシールされる前に前記
   小室の中に液体を充填するための充填孔を有し、 前記シートの一方は、放射状に前記シートに接合された
   複数の柔軟でしなやかな小プラスチックシートを有し、 前記小プラスチックシートは小磁石を有し、 前記袋の上側部は薄くて複数の通気孔が開けられている
   ことを特徴とするブラジャー。
2. 【請求項２】 前記小室は、前記小室の中に複数の貫通
   孔を有する複数の仕切りを備えたことを特徴とする請求
   項１記載のブラジャー。