JP3043090U - ファイル用パンチ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 此の考案はファイルしようとする書類の中心
部の位置決めをファイル用パンチそのもので認知し即座
にパンチ穴を穿孔する事が出来るようにしたファイル用
パンチの提供に関するものである。 【構成】 ファイル用パンチ本体に両端対称的に駆動す
る伸縮自在なる巻取り形式のゲージを取付けゲージの一
端を書類の一端に接合させファイル用パンチ本体を書類
の中心部側にスライドさせゲージの他端が書類の他端に
合致した時ファイル用パンチ本体が書類の中心部に位置
しそのままファイル用パンチ本体の押さえ部を押さえる
と穿孔金具が作動してパンチしようとする書類の中心部
に対して左右対称的なファイルすべく二個のパンチ穴を
穿孔する事ができるようにしたファイル用パンチ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はファイルしようとする書類の中心部の位置決めをファイル用パンチそ のもので認知し即座にパンチ穴を穿孔する事が出来るようにしたファイル用パン チに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のファイル用パンチはパンチしようとする書類の中心部を見つけ出す為に 予め書類を二つ折りにして中心部に部分的な折目を付けてその折目をファイル用 パンチの目印なる矢印に合わせてからパンチをしていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

パンチしようとする書類の中心部に折目を付ける為の手間を要する上にパンチ しようとする書類そのものに折目が残ってしまうという欠点があった。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】

従来の欠点を解決する為にファイル用パンチ本体の中央部に両端対称的に駆動 する伸縮自在なる巻取り形式のゲージを取付け、ゲージの一端を書類の一端に合 わせてからフアイル用パンチ本体を書類の中心部側にスライドさせゲージの他端 が書類の他端に合致した時パンチすると目的の書類の中心部に対して対照的なフ ァイルすべく二個のパンチ穴を穿孔する事ができるようにしたファイル用パンチ である。

【０００５】

【考案の実施の形態】

ファイル用パンチ本体（１）の中央部にゲージ本体（２）を取付けゲージ本体 （２）には両端対称的に駆動する伸縮自在なる巻取り形式のゲージ（３）及びゲ ージ（８）が具備されておりゲージ（３）とゲージ（８）は二軸にて噛合した二 個の歯車（１２）及び歯車（１３）にて駆動する機構となっている為、ゲージ（ ３）及びゲージ（８）の伸縮度合は互いに相等しい割合で作動するものとなって いる。尚ゲージ本体（２）はゲージ（３）及びゲージ（８）の作動距離が測定で きればよく、必ずしもファイル用パンチ（１）の中央部に取付け位置を限定する ものではない。

【０００６】 ゲージ（３）及びゲージ（８）は歯車（１２）及び歯車（１３）に各々巻付け られており伸縮する方向はファイル用パンチ（１）に対して両端対称的に作動す るものであり、例えばゲージ（３）を操作しＬの長さだけ伸縮させるとゲージ（ ８）もＬの長さだけ伸縮するものであって、逆にゲージ（８）を操作しても同様 の結果を得る事ができる構造となっている。

【０００７】 ゲージ（３）及びゲージ（８）は歯車（１２）又は歯車（１３）の何れかの軸 心に内装具備された帯状スプリング（１４）に依って巻取りがなされる構造とな っておりゲージ（３）又はゲージ（８）を伸した時ゲージを支えた部分を離すと 帯状のスプリング（１４）の復元力に依って直ちに元の位置、つまりゼロ位置に 戻る構造となっているが戻らないようにする為のブレーキを設ける事に付いては 自由である。

【０００８】 ゲージ（３）の一端（４）及びゲージ（８）の他端（９）には各々伸した時に 支える為のＬ形のストッパー（１５）が形成されており、書類（５）の一端（６ ）又は書類（５）の他端（１０）に合致させて書類の中心部測定に利用するほか 帯状のスプリング（１４）の復元力に依って戻ろうとした時元の位置つまりゼロ 位置を越えて入り込んでしまう事を防止する為のストッパーの役目をも果すもの である。

【０００９】 ファイル用パンチ本体（１）の機構に付いては従来品と何ら変るものではなく 説明、図示は省略する。但し従来付与されているパンチしようとする書類（５） の中心部（７）に折目を付けた所にファイル用パンチ（１）の中心部を合わせる 為の目印なる矢印は不要となるが仮にあったとしても本考案に対して何ら支障と なるものではない。

【００１０】 ゲージ本体（２）のゲージ（３）及びゲージ（８）のボリュウムは各々の長さ にしてＢ４の用紙縦方向の半分近くもあれば充分であって１５Ｃｍ程度が好まし いが個々のニーズに応じての増減は可能である。又歯車（１２）及び歯車（１３ ）のピッチは双方を噛合わす為に符合を要するが、ボリュウムはファイル用パン チ本体（１）の何れかに取付けた時、パンチ本体（１）から大きくはみ出さない ものであればよく又歯車（１２）及び歯車（１３）の径に差があっても支障には ならない。

【００１１】 パンチ本体（１）にゲージ本体（２）を取付ける方法は三点が固定されておれ ば脱落が防げる為ビス止め、リベット止めその他何れの方法でも自由であり特に 取付け方法に付いては限定せず図示説明も省略する。又ゲージ（３）及びゲージ （８）は歯車（１２）及び歯車（１３）に巻付けて使用する為、歯車（１２）及 び歯車（１３）の山と谷はゲージ（３）及びゲージ（８）をそれぞれ巻付けた時 のゲージ（３）及びゲージ（８）の厚み分少し深めに設定する事が好ましい。

【考案の効果】

本考案は従来行っていたパンチしょうとする書類の中心部に折目を付ける為の 手間を省くと共にパンチしょうとする書類そのものに折目が残ってしまうという 欠点を解消させるものであり、書類の一辺をゲージにて測定した時点で既にファ イル用パンチが目的の書類の中心部に位置しそのままパンチすれば目的の書類の 中心部に対して対称的なファイルすべく二個のパンチ穴を穿孔する事ができるよ うにしたものであり、ファイルしょうとする書類の中心部の位置決めをファイル 用パンチそのもので認知し即座にパンチ穴を穿孔する事ができるようにしたファ イル用パンチであって、作業性の向上並びに確実性及び仕上りの美しさが保証さ れるものである。

【提出日】平成９年５月２８日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００４

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００４】

【課題を解決する為の手段】

従来の欠点を解決する為にファイル用パンチ本体の中央部に両端対称的に駆動 する伸縮自在なる巻取り形式のゲージを取付け、ゲージの一端を書類の一端に合 わせてからファイル用パンチ本体を書類の中心部側にスライドさせゲージの他端 が書類の他端に合致した時ファイル用パンチ本体が書類の中心部に位置し、その ままファイル用パンチ本体の押さえ部を押さえると穿孔金具が作動してパンチし ようとする書類の中心部に対して左右対称的なファイルすべく二個のパンチ穴を 穿孔する事ができるようにしたファイル用パンチである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の正面図である。

【図２】本考案の平面図である。

【図３】本考案の側面図である。

【図４】本考案の斜視図である。

【図５】本考案のゲージ本体部分拡大透視正面図であ
る。

【符号の説明】

（１）はファイル用パンチ本体 （２）はゲージ本体
（３）と（８）はゲージ （４）はゲージ（３）の一端
（５）は書類 （６）は書類（５）の一端 （７）は書類（５）の中心部 （９）はゲージ（８）の
他端 （１０）は書類（５）の他端 （１１）はパンチ穴
（１２）と（１３）は歯車 （１４）は帯状のスプリング （１５）はＬ形ストッパ
ー （１６）はパンチ紙屑入れ

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成９年５月２８日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】符号の説明

【補正方法】変更

【補正内容】

【符号の説明】 （１）はファイル用パンチ本体 （２）はゲージ本体
（３）と（８）はゲージ （４）はゲージ（３）の一端
（５）は書類 （６）は書類（５）の一端 （７）は書類（５）の中心部 （９）はゲージ（８）の
他端 （１０）は書類（５）の他端 （１１）はパンチ
穴 （１２）と（１３）は歯車 （１４）は帯状のスプ
リング （１５）はＬ形ストッパー （１６）はパンチ
紙屑入れ （１７）は押さえ部 （１８）は穿孔金具。

【手続補正４】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図３】

【図２】

【図４】

【図５】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ファイル用パンチ本体（１）に両端対称的
   に駆動する伸縮自在なる巻取り形式のゲージ本体（２）
   を取付けゲージ本体（２）のゲージ（３）の一端（４）
   を書類（５）の一端（６）に接合させファイル用パンチ
   本体（１）を書類（５）の中心部（７）側にスライドさ
   せゲージ本体（２）のゲージ（８）の他端（９）が書類
   （５）の他端（１０）に合致した時パンチすると目的の
   書類（５）の中心部（７）に対して対照的なファイルす
   べく二個のパンチ穴（１１）を穿孔する事ができるよう
   にしたファイル用パンチである。