JP3042975U - ヘッダー - Google Patents
ヘッダーInfo
- Publication number
- JP3042975U JP3042975U JP1997003931U JP393197U JP3042975U JP 3042975 U JP3042975 U JP 3042975U JP 1997003931 U JP1997003931 U JP 1997003931U JP 393197 U JP393197 U JP 393197U JP 3042975 U JP3042975 U JP 3042975U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ram
- flywheel
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- motor
- pulse generator
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 オペレータが軽作業で安全・容易にラムの往
復動タイミングなどの調整を行うことができるヘッダー
を提供すること。 【解決手段】 ヘッダーの本体ボックス12の内部に
は、フライホイール13,13’、パンチ16を備えた
ラム14、ダイ15などが内蔵される。フライホイール
13,13’はモータ17に駆動されて回転する。本体
ボックス12の上面にパルス発生機30を設ける。オペ
レータはハンドル31を手動回転させてパルス発生機3
0にパルスを発生させ、モータ17を駆動し、フライホ
イール13,13’をゆっくり回転させながら、ラム1
4の調整を行う。オペレータはラム14の調整を行いや
すい速度でフライホイール13,13’が回転するよう
にパルス発生機30のハンドル31を手動操作する。
復動タイミングなどの調整を行うことができるヘッダー
を提供すること。 【解決手段】 ヘッダーの本体ボックス12の内部に
は、フライホイール13,13’、パンチ16を備えた
ラム14、ダイ15などが内蔵される。フライホイール
13,13’はモータ17に駆動されて回転する。本体
ボックス12の上面にパルス発生機30を設ける。オペ
レータはハンドル31を手動回転させてパルス発生機3
0にパルスを発生させ、モータ17を駆動し、フライホ
イール13,13’をゆっくり回転させながら、ラム1
4の調整を行う。オペレータはラム14の調整を行いや
すい速度でフライホイール13,13’が回転するよう
にパルス発生機30のハンドル31を手動操作する。
Description
【0001】
本考案は、フライホイールによりラムを駆動してワークのプレス加工を行うヘ ッダーに関するものである。
【0002】
例えばネジの頭部成形やベアリングのリングなどの金属加工を行うヘッダーは 、モータによりフライホイールを回転させ、この回転力によりパンチを備えたラ ムをダイに対して往復動させてワークをプレス加工するようになっている。
【0003】 パンチとダイの間には、トランスファーフィンガーによりワークが供給され、 このワークをラムのパンチとダイによりプレスするが、この場合、トランスファ ーフィンガーによるワークの供給タイミングとラムの往復動タイミングを正確に 一致させる必要がある。またワークの品種などに応じてラムを往復動させながら 加工中心などを調整する必要がある。したがってこの種ヘッダーにおいては、ワ ークのプレス加工を行うのに先立って、フライホイールをゆっくり回転させなが ら、ラムの往復動タイミングや加工中心などの調整が行われる。次に、従来のヘ ッダーにおけるラムの往復動タイミングや加工中心の調整方法について説明する 。
【0004】 図4は、従来のヘッダーの側面図である。本体ケース1の内部にはフライホイ ール2と、フライホイール2の回転力により往復動するラム3と、ダイ4が内蔵 されており、ラム3の前面にはパンチ5が装着されている。フライホイール2と モータ6の出力軸に装着されたプーリ7にはベルト8が調帯されている。またフ ライホイール2の端面などの適所にはピン孔9が形成されている。
【0005】 したがってオペレータはピン孔9に操作棒を差し込み、この操作棒を手動操作 してフライホイール2をゆっくり回転させながら、上記した調整を行うようにな っている。
【0006】
フライホイール2はラム3の往復動作を安定させるために設けられたものであ り、その重量はきわめて大きい。したがってフライホイール2を操作棒で手動回 転させる上記従来方法はオペレータにとって重労働であって、フライホイール2 を手動回転させながら行う上記調整作業は甚だ行いづらいものであった。また殊 に大型のヘッダーの場合、フライホイール2とラム3の距離はかなり離れている ため、フライホイール2を手動回転させながらラム3付近を目視することはかな り困難であり、したがって上記調整を行いにくいものであった。さらには、重量 のあるフライホイール2からの反力を操作棒を保持する手に直接受けるため、フ ライホイール2の回転バランスがくずれたような場合には甚だ危険であった。
【0007】 上記調整のためにフライホイールを回転させる従来方法としては、上記方法以 外にも、フライホイールに噛合する小ギヤを設け、この小ギヤをレンチなどによ り回転させることによりフライホイールをゆっくり回転させる方法も知られてい るが、このような従来方法も上記従来方法とまったく同様の問題点があった。
【0008】 したがって本考案は、オペレータが軽作業で安全・容易にラムの往復動タイミ ングや加工中心の調整を行うことができるヘッダーを提供することを目的とする 。
【0009】
請求項1記載のヘッダーは、ダイと、パンチを備えたラムと、ラムをダイに対 して往復動させるフライホイールと、フライホイールを回転させるモータと、手 動回転操作することによりモータを駆動するパルスを発生するパルス発生機とを 備えた。この構成により、パルス発生機を手動回転させてフライホイールをゆっ くり回転させながら、所望の調整作業を安全・容易に行うことができる。
【0010】 請求項2記載のヘッダーは、請求項1の構成に加え、パルス発生機をダイ、ラ ム、フライホイールを内蔵する本体ボックスの上部に設置したものである。この 構成によりオペレータはパルス発生機を手動回転させながら本体ボックスの内部 を覗き込み、所望の調整作業を容易に行うことができる。
【0011】
次に、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。図1はヘッダーの側面 図、図2はヘッダーの内部斜視図、図3はヘッダーの制御系のブロック図である 。
【0012】 図1において、基台11上には本体ボックス12が設置されている。本体ボッ クス12の内部には、フライホイール13、ラム14、ダイ15が内蔵されてい る。ダイ15に対向するラム14の前面にはパンチ16が装着されている。基台 11の後部にはモータ17が設置されている。このモータ17はパルスで駆動可 能なモータである。フライホイール13とモータ17の出力軸に装着されたプー リ18にはベルト19が調帯されており、モータ17が駆動するとフライホイー ル13は回転する。本体ボックス12上にはパルス発生機30が設置されている 。パルス発生機30は、ハンドル31を手動回転させるとパルスを発生する。
【0013】 図2において、フライホイール13と同軸的に従動用のフライホイール13’ が配設されており、2つのフライホイール13,13’はクランク軸20で連結 されている。クランク軸20にはクランクシャフト21が連結されており、クラ ンクシャフト21の先端部にラム14が連結されている。22はラム14の往復 動を案内するガイドである。したがってフライホイール13,13’が回転する と、ラム14はガイドレール22に沿って往復動する。23はトランスファーフ ィンガーであって、パンチ16とダイ15の間にワーク24を供給する。
【0014】 図3において、パルス発生機30はサーボコントローラ32を介してモータ1 7に接続されている。33はモータ17の駆動電源である。パルス発生機30は 、その回転によりパルスPを発生し、モータ17を駆動する。したがってハンド ル31を手動回転させることにより、モータ17を所望の速度でゆっくり回転さ せることができる。従来は、オペレータは重量のあるフライホイールを手動回転 させていたものであるが、このヘッダーはパルス発生機30でモータ17を駆動 するパルスを発生させ、これによりフライホイール2を回転させるようにしてい るので、きわめて軽作業でフライホイール2を回転させることができる。
【0015】 このヘッダーは上記のような構成より成り、次に取り扱い動作について説明す る。ワークのプレス加工を行うのに先立って、ラム14の往復動タイミングや加 工中心の調整を行う。この場合、オペレータはパルス発生機30のハンドル31 を手動回転させる。するとパルス発生機30はパルスPを発生し、モータ17は 駆動してフライホイール13,13’は回転する。そこでオペレータは本体ボッ クス12の内部を覗き込んでラム14付近を目視しながら、上記調整を行う。こ の場合、オペレータは調整を行いやすい速度でフライホイール13,13’が回 転するようにハンドル31を操作する。そして調整が終了したならば、モータ1 7を高速度で駆動してワーク24のプレス加工を開始する。
【0016】
本考案によれば、オペレータは軽作業でパルス発生機を手動回転させてフライ ホイールをゆっくり回転させながら、所望の調整作業を安全・容易に行うことが できる。またパルス発生機は本体ボックスの上面などの任意の場所に設置できる ので、ヘッダーの機種やサイズに応じて調整作業を行いやすい最適場所に設置す ることができる。
【図1】ヘッダーの側面図
【図2】ヘッダーの内部斜視図
【図3】ヘッダーの制御系のブロック図
【図4】従来のヘッダーの側面図
12 本体ボックス 13,13’ フライホイール 14 ラム 15 ダイ 16 パンチ 17 モータ 30 パルス発生機 31 ハンドル
Claims (2)
- 【請求項1】 ダイと、パンチを備えたラムと、ラムを
ダイに対して往復動させるフライホイールと、フライホ
イールを回転させるモータと、手動回転操作することに
よりモータを駆動するパルスを発生するパルス発生機と
を備えたことを特徴とするヘッダー。 - 【請求項2】 前記パルス発生機が、前記ダイ、ラム、
フライホイールを内蔵する本体ボックスの上部に設置さ
れたことを特徴とする請求項1記載のヘッダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997003931U JP3042975U (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | ヘッダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997003931U JP3042975U (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | ヘッダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3042975U true JP3042975U (ja) | 1997-11-04 |
Family
ID=43177443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997003931U Expired - Lifetime JP3042975U (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | ヘッダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3042975U (ja) |
-
1997
- 1997-04-28 JP JP1997003931U patent/JP3042975U/ja not_active Expired - Lifetime
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