JP3042466U - 熱効率測定装置 - Google Patents

熱効率測定装置

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JP3042466U
JP3042466U JP1997001296U JP129697U JP3042466U JP 3042466 U JP3042466 U JP 3042466U JP 1997001296 U JP1997001296 U JP 1997001296U JP 129697 U JP129697 U JP 129697U JP 3042466 U JP3042466 U JP 3042466U
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JP1997001296U
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Inventor
厚 寺田
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有限会社刀水企画
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、製造されたヒートシンクが、設計仕
様に一致しているかを製品を破壊することなく簡単にし
かも正確かつ衛生的に熱効率検査行う検査装置である 【構成】発熱体2を取り付けた伝熱板1に前記発熱体か
らの熱を計測する測温素子3を発熱体2の周り配置し、
かつ前記伝熱板1の上部に発熱体からの熱を遮断する断
熱部4を形成し、この中に伝熱板1を測定物に密着させ
るための、重し板5を備え、計測時に発熱体と測定物の
間に粘着性伝導ガスケット7を密着させ前記伝熱板の温
度を前記測温素子により測定することともに発熱体の消
費電力を測定することにより測定物の熱効率を測定する
ことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トランジスターやサイリスタなどの発熱素子を冷却するために使用さ れるヒートシンクの熱効率を計測するためのものである。
【0002】
【従来の技術】
従来これらのヒートシンクの熱効率測定においては、測定するヒートシンク上 に発熱体及び測温素子取り付け用ネジ穴を設け発熱体及び測温素子を取り付け計 測を行っている、しかし測定の都度ヒートシンクに穴を設けなくてはならないの で、これらの方法では製造においての抜き取り検査ができないため、ロー付けな どにおいてフィンとベース板を接合し生産されたヒートシンクなどは、叩いてそ の響きなどにてそのロー付け具合を判定しており判定にバラツキがでている。
【0003】 また、ヒートシンク及び発熱体となる種々の半導体にもいろいろ形状があり発熱 体と同じ形状の発熱体選定及び取り付け用のネジ穴を設けるにも取り付けや測定 点位置の発熱体からの位置を正確に決めるのにかなりの時間を費やしている。
【0004】 また、計測時において測温素子はテープなどにて測定物上に留めてあるが温度上 昇とともに剥がれたりして測定がやりりくくなる。
【0005】 また、測定時発熱体とヒートシンクの熱伝導を良くするため、発熱体、ヒートシ ンク間にグリースを塗布するのでこれらが手などに付き非常に不衛生になる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、 その目的とするところは、製造されたヒートシンクが、設計仕様に一致している かを製品を破壊することなく簡単にしかも正確かつ衛生的に行うことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における熱効率測定装置は、発熱体2を取り 付けた伝熱板1に前記発熱体からの熱を計測する測温素子3を発熱体2の周り配 置し、かつ前記伝熱板1の上部に発熱体からの熱を遮断する断熱部4を形成し、 この中に伝熱板1を測定物に密着させるための、重し板5を備え、計測時に発熱 体と測定物の間に粘着性伝導ガスケット7を密着させ前記伝熱板の温度を前記測 温素子により測定することともに発熱体の消費電力を測定することにより測定物 の熱効率を測定することを特徴とする。
【0008】
【作用】
本熱効率測定装置は、熱効率を測定するたとえばヒートシンクなどの上に粘着性 伝熱用ガスケットとともに本熱効率測定装置を取り付け、本熱効率測定装置内の 発熱体から発生する熱を伝熱板上に構成した測温素子により計測した温度とに発 熱に費やした電力からヒートシンクの熱効率を計測するものである。
【0009】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明する。 図1において伝熱性ガスケット7は測定する例えばヒートシンクの上にヒートシ ンクと伝熱板1をしっかりと密着するように伝熱板に接着してある。 この伝熱板1上には、熱を発する発熱体2とこの発熱体からの熱を計測する測温 素子3が周りに配置されている、伝熱板1の上には前記伝熱板からの熱を遮断す る断熱板4が構成されておりこの断熱板4により、この上に構成されている、伝 熱板をヒートシンクに隙間なく密着させ熱が逃げるのを防いでいる重し板5に熱 が伝達されるのを防いでいる。 重し板5の上には上部カバー6が構成されており、このカバー6には発熱体に電 力を供給する電源ケーブルのソケット等が構成されている。
【0010】 これらの熱効率測定装置は、図3に示されているように測定されるヒートシンク の上に、実際に使用する半導体素子の大きさにあったものを、半導体の大きさ数 に合わせて置き実際に発生すると思われる電力を加えその時に生じる熱量を測温 素子により計測することによりヒートシンクの熱効率を計測する。
【0011】
【考案の効果】
発熱体取り付け穴加工が不要になった為、製造ラインにおいての抜き取り検査が 可能になった、また、計測時において測温素子はテープなどにて測定物上に留め てあるが温度上昇とともに剥がれたりしないのでて測定がやりやすく、測定時に 発熱体とヒートシンクの熱伝導を良くするため、発熱体、ヒートシンク間にグリ ースが不要であり非常に衛生的である
【図面の簡単な説明】
【図1】 熱効率測定装置分解詳細図
【図2】 熱効率測定装置組み立て斜視図
【図3】 熱効率測定装置のヒートシンクへの実装図
【符号の説明】
1 伝熱板 2 発熱体 3 測温素子 4 断熱板 5 重し板 6 上部カバー 7 伝熱用ガスケット 8 ヒートシンク

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】発熱体2を取り付けた伝熱板1に前記発熱
    体からの熱を計測する測温素子3を発熱体2の周り配置
    し、かつ前記伝熱板1の上部に発熱体からの熱を遮断す
    る断熱部4を形成し、この中に伝熱板1を測定物に密着
    させるための、重し板5を備え、計測時に発熱体と測定
    物の間に粘着性伝導ガスケット7を密着させ前記伝熱板
    の温度を前記測温素子により測定することともに発熱体
    の消費電力を測定することにより測定物の熱効率を測定
    することを特徴とする熱効率測定装置。
JP1997001296U 1997-01-28 1997-01-28 熱効率測定装置 Expired - Lifetime JP3042466U (ja)

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