JP3042005U - 組立格子ユニット製建具 - Google Patents

組立格子ユニット製建具

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JP3042005U
JP3042005U JP1997002916U JP291697U JP3042005U JP 3042005 U JP3042005 U JP 3042005U JP 1997002916 U JP1997002916 U JP 1997002916U JP 291697 U JP291697 U JP 291697U JP 3042005 U JP3042005 U JP 3042005U
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JP
Japan
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unit
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basic unit
connecting rod
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JP1997002916U
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Inventor
治巳 戒田
勝一 山本
雅典 筧
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチック製の格子状基本ユニットを接続
棒にて連続した形状に結合することにより、大形で、曲
線部、凹凸等の自由なデザインが任意に形成でき、しか
も大量生産が可能な組立格子ユニット製建具を提供す
る。 【解決手段】 プラスチック製の格子状基本ユニット2
及び格子状基本ユニット間の格子4の裏面側に凹溝5の
リブ部6と該リブ部の内側に突起7を設け、該リブ部6
の突起7に相嵌合する窪み7を有した接続棒3にて複数
個の格子状基本ユニット2を結合一体化した内枠1に、
外枠をはめ込んで形成した組立格子ユニット製建具。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は組立格子ユニット製建具に関し、詳しくは、合成樹脂製の障子、引戸 、ドアー、欄干、扉、フェンス、パーティーション等を基本ユニット部品を連続 結合して大形品とする組立格子ユニット製建具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の建具は一般的には天然木材より作られており、指物大工等の高度な技術 を有する熟練した大工が主として天然木材より部材を製作して組立てを行なうこ とにより障子、引戸、ドアー、欄干、扉、フェンス、パーティーション等の建具 製品としていた。そのため個々の製品には技を活かした格調高いものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の天然木材製の建具は、次の理由で大量生産にはほど遠い状 況にあった。即ち、 .材料の吟味並びに大工工事に高度な技術と熟練を必要とすること。 .天然木素材の欠点として反り、曲がり、腐食、カビ等が発生すること。 .建具を製作出来る職人は長期間の奉公による修行が必要であるため熟練工が 少なくなり、従って製品が高価であること。 .内枠は無垢で肉盗み等がないため重く、取扱いにくいこと。 .内枠は外枠を含めた一体物であるため大形品となり取扱にくいこと。 等が上げられる。
【0004】 本考案は上述のような課題に対処すべく鋭意検討の結果、提案するに至ったも ので、プラスチック製の格子状基本ユニットを接続棒にて連続した形状に結合す ることにより、大形で、曲線部、凹凸等の自由なデザインが任意に形成でき、し かも比較的安価に大量生産が可能な組立格子ユニット製建具を提供することを目 的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成すべく本考案の特徴とするところは、プラスチック製の格子 状基本ユニットと接続棒とからなる組立格子ユニット製建具であって、該格子状 基本ユニット及び格子状基本ユニット間の格子裏面側に凹溝のリブ部と該リブ部 の内側に突起を設け、該リブ部の突起に相嵌合する窪みを有した接続棒にて複数 個の格子状基本ユニットを結合一体化した内枠に、外枠をはめ込んで形成した組 立格子ユニット製建具である。 そして格子状基本ユニットの表面に木目調絞付けを行い、合わせ目を結合した 連続面として継目が目立たないようにし、又、格子の交差部に位置する接続棒に は相嵌合するような切欠きが形成されている。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本考案の実施の形態を詳細に説明する。 図1は組立格子ユニット製建具の一種である引戸の内枠の一部を示す斜視図、 図2は内枠を構成する格子状基本ユニットの斜視図、図3は図2の基本ユニット の底面図、図4は凹溝部に接続棒を嵌合させた状態を示す断面図、図5は接続棒 の一部を切欠いた状態を示す斜視図、図6は引戸の内枠の他の実施例を示す斜視 図である。
【0007】 図1は3尺×6尺の引戸の内枠1の一部で、一辺が250mmの正方形で厚み が15mmの格子状基本ユニット2を縦、横方向に2枚づつ合計4枚を格子裏面 側の凹溝5に嵌合させた接続棒3を介して結合一体化したものである。この格子 状基本ユニット2は図2に示す如く縦、横方向に格子を設けた四つの正方形空間 からなる田字形状を呈しており、中央部の格子4は周囲の格子4’の2倍の幅を 有している。
【0008】 該格子状基本ユニット2の中央部の格子4の裏面側には、肉盗みにより凹溝5 のリブ部6が隆設される。一方、周囲の格子4’の裏面側には、前記凹溝幅の半 分の肉盗みが施されて、隣接される格子状基本ユニット2の格子4’との間で凹 溝のリブ部6が隆設され、その結果、格子状基本ユニットの裏面側には正方形状 のリブ部6が四個隆設される(図3)。そしてこの格子状基本ユニット2を上下 及び左右方向に結合すると、その結合部には中央部の格子の裏面側と同じ凹溝状 5’のリブ部6が形成されるようになっている。
【0009】 具体的には、格子状基本ユニット2の裏面側断面は、一辺が100mmの略正 方形空間の周囲に幅5mm、深さ12.5mmのリブ部6が隆設され、そのリブ 部の隆設面に下端から4mmの位置に幅(W)3mm、高さ(H)0.5mmの 突起7が全周にわたって設けられる。この突起7は無理抜きを行っており、後で 説明する接続棒3を強制的にはめ込むことが可能となっている。
【0010】 一方、該凹溝のリブ部6には接続棒3が挿入されるが、図4に示すようにこの 接続棒3は少なくとも凹溝の寸法より幾分小さく、かつ凹溝のリブ部6の突起7 に相対応する位置には窪み8を少なくとも一ケ所以上の形成する。かくして得ら れた格子状基本ユニット2を縦、横方向に2枚づつ合計4枚を継ぎ合わせて凹溝 5のリブ部6に接続棒3を挿入し嵌合することにより一体化され内枠1の一部が 出来上がる。
【0011】 尚、接続棒3は格子状基本ユニット2の結合によって形成される凹溝5’のリ ブ部6には必要不可欠であるが、格子状基本ユニット内の凹溝5のリブ部5には 場合によっては省略してもよいケースがあるが、原則的には全ての凹溝のリブ部 6に嵌合させるのが望ましい。
【0012】 この接続棒3は、格子状基本ユニットを縦、横方向に結合するにさいし、いず れか一方は接続棒3の先端から凹溝のリブ部6に挿入され、他方は接続棒3全体 が凹溝のリブ部6にはめ込まれるため、格子4の交差部9では図5に示すように 挿入される接続棒3は下側が半欠け加工され、はめ込まれる接続棒3は上側が半 欠け加工される。必要によっては挿入される接続棒3は半欠け加工を設けず、は め込まれる接続棒3は結合部の存在しない交差部9の前後でカットした不連続で もよいし、その組み合わせは色々である。又、接続棒3を挿入したりはめ込む時 、接着剤を塗布すると更に強固な構造となる。
【0013】 更に、図1では格子状基本ユニットを複数個結合するさい、合わせ目が縦、横 方向とも直線状になるように繋いだが、より耐久性が要求される場合は縦、横方 向のいずれか一方、又は両方ともずらして結合することも可能である。この場合 、接続棒3は前記した使い方と同じ要領で使用されることが望ましい。
【0014】 ここで内枠1の材質としては、ABS樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレン 樹脂、ポリプロピレン樹脂等の熱可塑性樹脂、或いはポリウレタン樹脂、エポキ シ樹脂等の熱硬化性樹脂が好ましいが、合成樹脂であれば材質は問わない。又、 これらの合成樹脂は使用にさいし発泡成形品であっても非発泡成形品であっても よい。これらの樹脂を使用して射出成形により金型内に樹脂を射出後冷却、脱型 して格子状基本ユニット2を作成する。この格子状基本ユニット2を縦、横方向 に複数個結合することにより任意の大きさの内枠1を得ることができる。
【0015】 所定の大きさに結合された内枠1は、あらかじめ製作した外枠(図では省略) に組み込まれると目的の引戸が得られる。又、外枠は、天然木でもよいし又は合 成樹脂を押出成形、射出成形等により製作出来る。組み込み方法は、天然木によ る建具組付けと同様である。
【0016】 尚、該内枠1には必要に応じてガラス、障子等を設置しても良い。又、格子状 基本ユニット2の接続部は、表面に木目調絞を施すことによりほとんど目立たな くなる。ここで格子状基本ユニット2の形状を最小限度の大きさにすることは、 成形に要する金型投資を押さえ、かつ格子状基本ユニットの組合わせによるデザ インの自由度向上をはかるために必要なことである。
【0017】 更に、本考案の他の実施例を図6にもとずいて説明する。 図6は3尺×6尺の引戸の内枠11の一部で、縦175mm×横200mm× 厚み15mmの長方形の格子状基本ユニット12を、縦、横方向に2枚づつ合計 4枚を結合一体化したものである。この格子状基本ユニット12が前記した正方 形の格子状基本ユニット2と異なる点は、横方向の格子がないこと、及び、縦方 向の格子が中央部以外に4本設けられている点であり、この4本の格子の裏側に は凹溝は形成されていない。
【0018】 具体的には、格子状基本ユニット12の裏面側断面は、外周部リブ巾7.5m m、中央部にリブ幅10mmを1本、その中に縦方向にリブ幅5.0mmのリブ を4本設置した。外周リブ及び中央部のリブには下端より4mmの位置に巾3m m、高さ0.5mmの突起が設けられている。一方、接続棒3は外周肉盗み部よ り小さな断面形状を有する形状に製作し、各々を接続棒にて結合する。
【0019】 巾、長さは所用の大きさに結合して内枠とし、しかる後に外枠に組み込んで完 了となる。外枠は、天然木、合成木、射出成形品、或いは押出成形品等いずれで もよく、材質、成形方法を問わない。実施例の如く、接続リブの中間にユニット 間接続リブと関係ないフリーリブをいれることも可能である。
【0020】
【考案の効果】
本考案に係る組立格子ユニット製建具は、プラスチック製の格子状基本ユニッ トの格子の裏面側に凹溝のリブ部と該リブ部の内側に突起を設け、該リブ部の突 起に相嵌合する窪み部を有した接続棒にて複数個の格子状基本ユニットを結合一 体化した構成により、比較的容易に成形加工出来るプラスチック製の格子状基本 ユニットから3尺×6尺等の大形建具の大量生産が可能となり、外観的には曲線 部、凹凸等の自由なデザインが任意に形成でき、更に天然木材に比べ反り、曲が り、腐食、カビ等の心配がなく、軽くしかも安価である等の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の組立格子ユニット製建具の一種の引き
戸の内枠を示す斜視図である。
【図2】内枠を構成する格子状基本ユニットの斜視図で
ある。
【図3】図2の格子状基本ユニットの斜視図の底面図で
ある。
【図4】リブ部に接続棒を嵌合させた状態を示す断面図
である。
【図5】接続棒の一部を示す斜視図である。
【図6】本考案の組立格子ユニット製建具の一種の引戸
の内枠の他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 引戸の内枠 2 格子状基本ユニット 3 接続棒 4 中央部の格子 4’周囲の格子 5 凹溝 5’格子状基本ユニットを結合したときに出来る凹溝 6 リブ部 7 リブ部の突起 8 接続棒の窪み 9 格子の交叉部 10 接続棒の半欠け 11 引戸の内枠 12 格子状基本ユニット

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック製の格子状基本ユニットと
    接続棒とからなる組立格子ユニット製建具であって、該
    格子状基本ユニット及び格子状基本ユニット間の格子裏
    面側に凹溝のリブ部と該リブ部の内側に突起を設け、該
    リブ部の突起に相嵌合する窪みを有した接続棒にて複数
    個の格子状基本ユニットを結合一体化した内枠に、外枠
    をはめ込んで形成したことを特徴とする組立格子ユニッ
    ト製建具。
  2. 【請求項2】 格子状基本ユニットの表面に木目調絞付
    けを行い、結合した連続面として継目が目立たないよう
    にした請求項1記載の組立格子ユニット製建具。
  3. 【請求項3】 格子の交差部に位置する接続棒には、相
    嵌合するような切欠きが形成されている請求項1記載の
    組立格子ユニット製建具。
JP1997002916U 1997-03-31 1997-03-31 組立格子ユニット製建具 Expired - Lifetime JP3042005U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019002213A (ja) * 2017-06-16 2019-01-10 和甫 青柳 枡形枠積上げ式障子戸と紙製ルーバー
JP2021110095A (ja) * 2020-01-06 2021-08-02 大建工業株式会社 格子体、それを備えた建具及び仕切り壁

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