JP3041799U - 供養塔 - Google Patents

供養塔

Info

Publication number
JP3041799U
JP3041799U JP1996013158U JP1315896U JP3041799U JP 3041799 U JP3041799 U JP 3041799U JP 1996013158 U JP1996013158 U JP 1996013158U JP 1315896 U JP1315896 U JP 1315896U JP 3041799 U JP3041799 U JP 3041799U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
body portion
memorial
tower
foundation
memorial tower
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1996013158U
Other languages
English (en)
Inventor
賢二 山田
昌治 柴田
Original Assignee
株式会社 石の店山田
株式会社柴田石材店
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 石の店山田, 株式会社柴田石材店 filed Critical 株式会社 石の店山田
Priority to JP1996013158U priority Critical patent/JP3041799U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3041799U publication Critical patent/JP3041799U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】納骨室の湿気を無くし、換気をよくし、雰囲気
を明るくし、多数の骨を収納し、墓地の有効利用を果た
し、墓地不足、無縁仏の問題を解決した供養塔を提供す
ることができる供養塔を提供することを目的としてい
る。 【解決手段】地面Gとほぼ同じ高さの基礎10上に置か
れ、石組みによって形成された中空の胴部20内には、
骨壷を多数乗せる櫓構造の載骨架台40が前記基礎10
に固定され、かつ前記胴部20とも固定関係に置かれ、
前記胴部20の上方開放部には、蓋をする頭部30が置
かれ、前記胴部20に納骨室が形成され、該納骨室の前
記骨壷を出し入れする扉25が前記胴部20に形成さ
れ、該胴部20を構成する外壁23には、戒名や寄進者
名を表示する表示部が形成されていることを特徴とする
供養塔。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、墓地における供養塔、詳しくは多くの霊をまとめて供養するため 、多数の骨壷を収納することが出来る供養塔に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、霊を弔うためには、お墓を建立し、墓の地下に設けられたカロウトに骨 壷を納めていた。お墓は、一人一人に、あるいは先祖代々のように祭祀を引き継 ぐ家系ごとに建立されてきていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、墓の構造上納骨室であるカロウトが地下であり、換気がなされ ないめ、湿気が多くじめじめし、どうしても墓が陰気くさい感じがしていた。ま た、人口の増加、都市部集中などにより、墓地不足が顕著になっている。一方で 、少子化の傾向等により家系が絶えて墓の維持をすることが出来なくなってきて いるのが現状である。
【0004】 そこで、納骨室の湿気を無くし、換気をよくし、雰囲気を明るくし、多数の骨 を収納し、墓地の有効利用を果たし、墓地不足、無縁仏の問題を解決することを 目的としている。また、長期間にわたって安全に管理できることを目的としてい る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この考案は、以下のような構成としている。
【0006】 請求項1の考案は、地面とほぼ同じ高さの基礎上に置かれ、石組みによって形 成された中空の胴部内には、骨壷を多数乗せる櫓構造の載骨架台が前記基礎に固 定され、かつ前記胴部とも固定関係に置かれ、前記胴部の上方開放部には、蓋を する頭部が置かれ、前記胴部に納骨室が形成され、該納骨室の前記骨壷を出し入 れする扉が前記胴部に形成され、該胴部を構成する外壁には、戒名や寄進者名を 表示する表示部が形成されていることを特徴とする供養塔としている。
【0007】 請求項2の考案は、請求項1において、前記納骨室には、換気口が形成されて いることを特徴とする供養塔としている。
【0008】 請求項3の考案は、請求項1において、前記載骨架台には、上部に前記開放部 から突出し、前記頭部の所定位置に開けられた孔に係合するピンが少なくとも二 本離間して設けられていることを特徴とする供養塔としている。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下この考案を、図面に基づいて説明する。図1−8はこの考案の良好な一実 施例を示す図である。
【0010】 図中10は、基礎で、地面Gを掘り、割石11を敷き詰めて、その上に地面G とほぼ同一面となるようにコンクリート12を打設して形成されている。供養塔 を画成する囲い石13は、この例では、基礎10の範囲にほぼ一致させて四角形 に配設されている。
【0011】 この囲い石13で画成された中に石組みされた胴部20が基礎10に固定され ている。胴部20は、基礎10に固定される下部の裳台21と、上部の柱22、 外壁23、扉24が組み付けられて構成されている。裳台21は、図5に示され るように、ここでは石組みされて平面視六角形を呈している。この裳台21の上 には、六本の柱22が各角に建てられ、各柱22間に外壁23がはめ込まれてい る。
【0012】 外壁23は5面はめ込まれており、図2に示す正面の一枚には、供養塔の由来 を表す言葉、あるいはお経の題目等が刻まれたり、表示されたりする。他の4面 は、戒名や寄進者の名前を表示する表示部として形成されている。胴部20の正 面には、囲い石13の囲いの中に、花台51、花瓶52、水入れ53、供物台5 4などが並べられている。
【0013】 さらに、図4に示す背面側には、裳台21の上に建つ柱22間に扉枠25が形 成され、そこに扉24が開閉自在に取り付けられている。扉24には、納骨室に 設けられる換気口として、上換気口26、下換気口27が設けられ、納骨室の空 気を対流させながら換気をしている。また、勝手に開閉されることを防ぐため、 扉24には図示省略の鍵が設けられている。この扉24の開閉、中の骨壷の出し 入れに楽なように裳台21に踏み台14が設けられている。
【0014】 このようにして作られた胴部20は、上方に開放した中空に形成されており、 頭部30を上部に載せることにより、納骨室を形成している。頭部30は、胴部 20の開放端を直接塞ぐ蓋部31、蓋部31の上で胴部20を覆う笠部32、笠 部32の上に突出する尖塔部33から構成されている。
【0015】 以上の構成部品は、耐久性、安定感、重厚さ等から石材が用いられているが、 合成樹脂や他の代替品であっても良いことは勿論である。
【0016】 次に、図1,4,5,6,7,8を参照しながら本考案の載骨架台40を説明 する。図5に示すように、6本の柱22のそれぞれの内側に支柱41が位置する ように配置され、水平枠42で6角形に形成し、中心にH型補強枠43、44を 組み込んで、図5,7のように平面視形状となる。このような平面視形状のもの が、図6に示すように支柱41の高さ方向に8段形成されている。隣接する支柱 41間と水平枠42の二段で構成される四角枠毎に、交差する例えば鉄筋の筋交 い46で剛性を向上させている。このようにして出来た鉄骨製の櫓構造は、胴部 20を支えるのに十分な剛性を有している。所望の剛性を確保できるものならば 材質に固執するものではない。一番上のもののH型補強枠43には少なくとも二 本、ここでは4本のピン44が離間して立設されている。ピン44は、一部に、 あるいは全体にネジが切られたボルトであってもよい。
【0017】 このように構成された鉄骨製櫓構造の剛性ある載骨架台40は、胴部20内に きっちりと納まり、支柱41の下端に固着されたプレート45を、基礎10に打 ち込み固定されたアンカーボルト47に通し、ナット48で締め付けて固定され る。載骨架台40の各支柱41は、胴部20を構成する柱22のそれぞれと固定 具29で固定され、胴部20が分解して崩れたりすることを防止している。また 、この水平枠42とH型補強枠43とで構成される棚には、一番上の棚を除いて 図8に示す4分割された多孔の棚板49がおかれる。棚板49は、例えば市販の パンチングメタルを成形することによって作られても、合成樹脂製のものであっ ても良い。多孔は通気性を良くするものであり、分割は棚板の出し入れ、骨壷の 出し入れに便利なためである。
【0018】 胴部20の上に頭部30を載せるには、ピン44に蓋部31の所定位置に開け られた穴を合わせながら載せ、さらにこの状態で突出しているピン44に笠部3 2の同様に所定位置に開けられた穴を合わせながら載せる。さらに、ピン34で 、蓋部31、笠部32および尖塔部33を貫通させ三者を一体不動のものにする 。したがって、載骨架台40で補強された胴部20に頭部30が載せられて形成 される供養塔は、頑丈であり、地震によっても頭部30の落下や倒壊の恐れはな い。
【0019】 この実施例では、頭部30を除いて2300ミリメートルの高さで、約180 0ミリメートルの幅の大きさの供養塔の場合で、骨壷の大きさにもよるが約15 0霊の骨壷を収納することが出来る。
【0020】 以上のようにこの考案を構成したので以下に示すような効果を奏する。
【0021】
【考案の効果】
請求項1の考案によれば、湿気が無くカビ等の特有な臭い等もなく、陰気さが なく、多数の骨壷を収納し墓地を有効利用を図りうる、しかも多数の部材の組み 付けによる物であっても頑丈な供養塔を提供することが出来る。従って、墓地不 足、無縁仏、一時的預骨の受け付け等の問題も解消される。
【0022】 請求項2の考案によれば、上記請求項1の効果に加え、換気によりより一層乾 燥し、カビ等の発生もない。
【0023】 請求項3の考案によれば、上記請求項1の効果に加え、地震が発生しても、頭 部が落下することもなく、長期間にわたって安全に管理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願考案の供養塔の一部部品を取り除いた中
央縦断面図である。
【図2】 本願考案の供養塔の正面図である。
【図3】 本願考案の供養塔の右側面図である。
【図4】 本願考案の供養塔の背面図である。
【図5】 本願考案の供養塔の頭部を取り除いた平面図
である。
【図6】 本願考案の供養塔に使用される載骨架台の正
面図である。
【図7】 本願考案の供養塔に使用される載骨架台の平
面図である。
【図8】 本願考案の供養塔に使用される載骨架台の棚
板である。
【符号の説明】
10 基礎 13 囲い石 20 胴部 21 裳台 22 柱 23 外壁 24 扉 26,27 換気口 30 頭部 31 蓋部 32 笠部 33 尖塔部 34,44 ピン 40 載骨架台 41 支柱 42 水平枠 43 H型補強枠 49 棚板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年4月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】地面とほぼ同じ高さの基礎上に置かれ、石
    組みによって形成された中空の胴部内には、骨壷を多数
    乗せる櫓構造の載骨架台が前記基礎に固定され、かつ前
    記胴部とも固定関係に置かれ、前記胴部の上方開放部に
    は、蓋をする頭部が置かれ、前記胴部に納骨室が形成さ
    れ、該納骨室の前記骨壷を出し入れする扉が前記胴部に
    形成され、該胴部を構成する外壁には、戒名や寄進者名
    を表示する表示部が形成されていることを特徴とする供
    養塔。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記納骨室には、換気
    口が形成されていることを特徴とする供養塔。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記載骨架台には、上
    部に前記開放部から突出し、前記頭部の所定位置に開け
    られた孔に係合するピンが少なくとも二本離間して設け
    られていることを特徴とする供養塔。
JP1996013158U 1996-12-26 1996-12-26 供養塔 Expired - Lifetime JP3041799U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996013158U JP3041799U (ja) 1996-12-26 1996-12-26 供養塔

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996013158U JP3041799U (ja) 1996-12-26 1996-12-26 供養塔

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3041799U true JP3041799U (ja) 1997-10-03

Family

ID=43176318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1996013158U Expired - Lifetime JP3041799U (ja) 1996-12-26 1996-12-26 供養塔

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3041799U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10927560B2 (en) Modular crypt
JP6556150B2 (ja) 支柱支持装置
JP3041799U (ja) 供養塔
EP3715563A1 (en) A commemoration place including an underground columbarium
PH12015500124B1 (en) Device for producing a monolithic room module
KR100286255B1 (ko) Pc 공법을 이용한 납골함단 제작방법
JP2002047662A (ja) 可搬柱状基礎体及びその設置方法
JP3157099U (ja) 納骨堂
KR100239021B1 (ko) 조립식 콘크리트 주조형 납골함 제작 및 설치방법
JP2781358B2 (ja) 納骨塔
RU8388U1 (ru) Колумбарий
JPH0978888A (ja) 墓石型納骨塔
CN204741966U (zh) 能够快速拆装的绿化墙系统
RU2724640C1 (ru) Модульная сборно-разборная конструкция для погребального комплекса и модуль конструкции для погребального комплекса
US11473331B2 (en) Hybrid mausolino
JP2510884Y2 (ja) 現場組立用埋込み台付支柱
CA2702682A1 (en) Modular crypt
JPH1046848A (ja) 休憩コーナーユニット並びにその構成要素たるデッキユニット、キューブユニット及びコンテナユニット
JP2003147998A (ja) 墓 石
KR100342182B1 (ko) 납골함단의 구조
JP2000356050A (ja) モニュメント
KR100260710B1 (ko) 개별 콘크리트 주조 납골함
JP3002292U (ja) 納骨室
KR200298973Y1 (ko) 납골당
JP3061969U (ja) 固定手段を有する墓石用台座