JPH0978888A - 墓石型納骨塔 - Google Patents

墓石型納骨塔

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JPH0978888A
JPH0978888A JP25707895A JP25707895A JPH0978888A JP H0978888 A JPH0978888 A JP H0978888A JP 25707895 A JP25707895 A JP 25707895A JP 25707895 A JP25707895 A JP 25707895A JP H0978888 A JPH0978888 A JP H0978888A
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tower
skeleton
flower stand
gravestone
tombstone
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JP25707895A
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Kimio Takano
公男 高野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、狭い墓地でも建立出来、また左右
方向に多数連設も可能で、しかも風格があり、外観に優
れ、構造が簡素化され、更に規格化して工場生産性に適
し、分解して搬送が容易で、かつ設置場所での組み立て
も容易で耐震性に優れた墓石型納骨塔の提供 【構成】 a.花筒を挿着する花筒収納部を有する花立
部と、b.前面に開口部を有し開口部に配設された扉部
と、内部に配設された1乃至複数段の骨壺収納棚と、を
有し、花立部に連設されたキャビネット状の納骨部と、
c.納骨部の上面に載設された墓石台部と、d.墓石台
部の上部に載設された石塔部と、e.石塔部の前面で墓
石台部又は花立部の上面に配設された香立部と、を備え
た構成を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は遺骨を収納する墓石型納
骨塔に関し、特に集団墓地やお寺等の永代供養墓石に好
適な墓石型納骨塔に関するものである。
【0002】
【従来例】従来の墓石は、納骨室(カロート)を墓石の
下に設けているので、上部の墓石の重量に耐える構造で
大型の石材を必要とし、しかも納骨部に大空間を要し更
に防水構造も必要なので、施工が大がかりで広い場所を
必要とするものであった。しかし、都市部及びその近郊
では土地事情の悪化等によって、墓地用地が不足すると
ともに、土地の地価高騰等により墓地用地の確保等が困
難になり従来のような大型の墓石は建立し難いという問
題点があった。また、近年、核家族化が進み従来の大家
族の遺骨を収納する墓石よりも、身近な墓地や寺院等に
安置し、度々参拝できる個人墓、夫婦墓等の小型の墓石
が要求されるようになってきた。そこで、寺院等の納骨
堂内に多数のロッカーを配置し、各ロッカーに骨壺を収
納するようにした形式のものが提案されている。しかし
ながら、これは、一堂に多数の他人の骨壺と一緒に故人
の骨壺が並べられているので、故人を個別に拝礼するこ
とが出来ず、参拝者の気持ちを満足させるものではなか
った。そこで、これらの問題点を解決するため簡易式の
個人墓等が種々検討され開示されている。例えば、 実開平4−73183号公報(イ号公報という。)に
は、納骨棚に骨壺を収納して石碑の中に納めるように構
成された二重構造の筒状納骨室を内蔵した墓石が開示さ
れている。 実開平4−98967号公報(以下、ロ号公報とい
う)には、石の箱体による台石兼納骨棺を墓石本体部と
してこの上部又は前部に石碑等の石を組み合わせて墓石
を形成するとともに、更に壁体に沿わせて墓石を並列さ
せることができる墓石が開示されている。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の墓石は、以下のような問題点を有していた。例えば、
イ号公報に記載のものは、骨壺をお墓に納置する際に、
その都度、高所に設けられた頭部石を開閉しなければな
らず、出し入れの際に脚立等の準備を要し使用しづらい
上、墓地が狭く周囲に石造の墓石が並んでいるので極め
て安全性に欠けるとともに、下部に納められた骨壺は出
すことができずお骨を土に返すことができないという問
題点を有していた。ロ号公報に記載のものは、骨壺を出
し入れする際に、いちいち、重量のある墓石を持ち上げ
て降ろし、更に蓋石を開けなければならず、多数の人手
を要し使用しづらいとともに、墓石が重量を有すことか
ら安全性に欠けるという問題点を有していた。また、耐
震のため壁体に沿わせる構造になっているが、壁体を建
造するには型枠を使用しなければならないが狭い墓地で
は、施工が困難という問題点を有していた。また、上記
各公報に開示された墓石は各々石を組み合わせて形成さ
れているため、地震或いは風水害,地盤の沈下等の場合
に壁体とともに墓石がズレ、非常に不安定で安全性に欠
けるという問題点を有していた。
【0003】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、狭い墓地でも建立出来、また左右方向に多数連設も
可能で、しかも風格があり、外観に優れ、構造が簡素化
され、更に規格化して工場生産性に適し、分解して搬送
が容易で、かつ設置場所での組み立ても容易で耐震性に
優れた墓石型納骨塔を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は以下の構成からなる。すなわち、請求項1に
記載の墓石型納骨塔は、a.花筒を挿着する花筒収納部
を有する花立部と、b.前面に開口部を有し前記開口部
に配設された扉部と、内部に配設された1乃至複数段の
骨壺収納棚と、を有し、前記花立部に連設されたキャビ
ネット状の納骨部と、c.前記納骨部の上面に載設され
た墓石台部と、d.前記墓石台部の上部に載設された石
塔部と、e.前記石塔部の前面で前記墓石台部又は前記
花立部の上面に配設された香立部と、を備えた構成を有
している。請求項2に記載の墓石型納骨塔は、請求項1
において、前記納骨部が、キャビネット部と、前記キャ
ビネット部の左右側壁部及び扉部、背面壁、天井壁の表
面に固定された石板やセラミック板,金属板,陶板等の
内いずれか1からなる表面材を備えた構成を有してい
る。請求項3に記載の墓石型納骨塔は、請求項1又は2
において、前記納骨部の扉部や各壁面が組立自在に形成
されている構成を有している。請求項4に記載の墓石型
納骨塔は、請求項1乃至3の内いずれか1において、前
記石塔部と前記墓石台部と前記納骨部の天井壁又は前記
天井壁の表面材が、各々に穿設された固定部材挿着孔部
に前記天井壁から挿着された金属製又は合成樹脂製の固
定部材で脱着自在に固定され又は接着剤等で接着固定さ
れて形成されている構成を有している。請求項5に記載
の墓石型納骨塔は、請求項1乃至4の内いずれか1にお
いて、前記香立部が上面中央に穿設された香収納部と、
正面に家名又は家紋等を表示する表示部等を備え、及び
/又は前記墓石台部又は前記花立部の上面に取り外し自
在に形成されている構成を有している。請求項6に記載
の墓石型納骨塔は、請求項1乃至5の内いずれか1にお
いて、前記花立部が前記花筒収納部を備えた板状の花筒
保持部と、前記花筒保持部を載置して保持する花立載置
部と、を備えている構成を有している。請求項7に記載
の墓石型納骨塔は、請求項1乃至6の内いずれか1にお
いて、前記花立部の下部又は前記花立部の花立載置部
と、前記納骨部の下部を囲繞する基礎枠体部を備えてい
る構成を有している。請求項8に記載の墓石型納骨塔
は、請求項1乃至7の内いずれか1において、前記納骨
部が前記納骨部の底板に開口して配設された筒状の残骨
収納部を備えている構成を有している。
【0005】ここで、墓石型納骨塔に使用される石塔部
や墓石台部の材質としては、石材又は陶器や、鉄板等の
金属板、合成樹脂製の柱材の表面に石板や陶板、金属板
等を接合させたものが挙げられる。納骨部は、納骨棚を
備えた金属製のキャビネット部だけで形成してもよい
が、風格を持たせるため金属製のキャビネット部の各左
右側壁部,背面壁,天井壁,扉部の表面に御影石や大理
石,砂岩,蛇紋岩,粘板岩,等の天然石の加工板や表面
に模様を施した金属板もしくは陶板を接着剤やボルトや
ナット等の固定手段で固定して、二重壁構造で形成して
もよい。重厚でかつ施工者の好みにあった墓石とするこ
とができる。尚、ボルトやナット等は埋め込み式とし、
そのボルトやナットを収容する穿孔部に同色に着色した
シリコン等で表面を面一にすると違和感がなく風格を出
すことができる。キャビネット部の材質としては、不燃
性,耐蝕性の鉄鋼製,アルミ合金製,高剛性のFRPや
FRTP等の合成樹脂製のもので形成されるのが好まし
い。耐久性を高めるためである。納骨部は、各壁面を分
解組立自在とし、設置場所において組立てるように形成
されるのが望ましい。搬送性に優れるためである。組み
立ては、例えば各側壁面に直角に折曲された接合金具と
ビス等で各側壁部等を接合し固定するとともに、墓石台
部を各側壁部の上面に載置しビス等で固定するようにし
てもよい。また、墓石型納骨塔を屋外等に設置する場合
は、例えば、納骨部の下部の接合を直角部を有する基板
と直角辺に立設された立壁を有する接合金具等を用い各
側壁面を立壁で固定するとともに、前記基板の孔部に下
地基礎のアンカーボルトと接合するようにすると墓石型
納骨塔を強固に固定することができるとともに、墓石型
納骨塔の設置場所を移動させる際はアンカーボルトから
ナットを外すだけで固定を解くことができるので、容易
に解体移動をさせることができ便利である。尚、この
際、納骨部の底板と連通して開口する塩化ビニル等の大
口径の合成樹脂管を下地基礎に直立して埋設するように
すると古くなったお骨を土に返すことができるとともに
納骨部のスペースを効率よく使用することができる。ま
た、納骨部の最下部には中蓋で隔絶した残骨ピットスぺ
ースを設けると古くなった骨壺のお骨を残骨ピットに収
納し、新しい骨壺を代わりに納めることができるので納
骨部のスペースを有効に利用することができる。扉部は
納骨部の側壁部と丁番で開閉自在に固定するか、扉部の
框の上下面と、天井壁及び正面壁に軸金物を介して回動
自在に固定してもよい。尚、丁番や軸金物等は耐蝕性の
金属製(例えば鉄鋼製や貴金属製)のものが好適に用い
られる。また扉部は一枚扉又は観音開き状に2枚の扉を
配設してもよい。納骨部の容積を広くしたときは2枚扉
で観音開き状にしたものが好ましい。更に、扉部には錠
前が掛けられる構成にするのが好ましい。いたずら等を
防止するためである。石塔部と墓石台部と納骨部の天井
壁や天井表面材に設けられた固定部材としては、墓石に
地震等でズレ応力が発生した際に、石塔部や墓石台部等
の剪断力に対抗できる破断強度を有するものであればよ
く、材質としては、ステンレス等の金属製若しくはガラ
ス繊維や金属繊維、カーボン繊維、ナイロン繊維等の機
械的高強度の繊維と合成樹脂の複合樹脂等が用いられ
る。形状としては棒状、異形棒状、中空状のものが好適
に使用される。これにより、石塔部を安定に墓石台部や
納骨部の天井壁部に固定でき、ズレや倒壊等の防止を図
ることができるとともに、外観は従来の形状と同様な墓
石にすることができる。固定部材の外壁と穿孔部の内壁
には接着剤を充填し強固に結合してもよい。地震等によ
る石塔部の滑落や倒壊を防止するためである。充填剤と
しては、設置される石材にずれ応力が発生した際に、石
材の剪断力に対応できるものであればよく、材質として
は、ポリビニルブチラール,エポキシ樹脂,ポリスルフ
ィッドゴム,シリコーンRTV,シアノアクリレート,
紫外線硬化型接着材,無材接着剤等が挙げられる。固定
部材の外壁と穿孔部とのクリアランスは0.1mm〜20
mm、好ましくは、1mm〜10mm、更に好ましくは3mm〜
7mmに形成される。3mm未満の場合はずれ防止部材か緊
密に装着されるので接着剤等の充填を要しないが、孔部
の表面圧が要求されるので、墓石型納骨塔の種類に応じ
て、適宜使いわけられる。また7mm以上の場合、接着剤
を容易に充填することができ作業性に優れる。0.1mm
未満ではずれ防止部材の装着作業性が劣り、また20mm
を越えると接着剤の量が多すぎて経済性に欠けると共に
地震等の際急激な衝撃で台部を破損する虞れがあるので
好ましくない。また、花立部の下部又は花立部の花立載
置部と、納骨部の下部と、を囲繞する基礎枠体部は花立
部や納骨部よりも0.5〜5cm,好ましくは1〜2c
mはみ出し、段差状になるように形成されている。重厚
さを加味するとともに厚みがあまり厚くないので、複数
の墓石型納骨塔を左右に連設しても荘厳さを失わないた
めである。香立部の正面の表示部には、家紋や題目、霊
標等が表示される。尚、香立部は手軽に郵送できる大き
さもしくは重量(軽量石材又は表面を他の石材や金属板
等で被覆した発泡コンクリート等)にすると家紋入れ等
を別の彫刻師に依頼したりすることができ、個人の好み
に合わせることが可能で商品価値を高めることができ
る。また、香立部は脱着自在なので、香立部の家紋を代
えるだけで、墓石の所有者が代わっても容易に対応する
ことができる。
【0006】
【作用】この構成によって、納骨部に扉部が形成されて
いるので、骨壺の出し入れが容易にできる。更に、扉部
には錠前が掛けられているので、いたずらや骨壺の盗難
を防止することができる。石塔部と墓石台部と納骨部の
上面等が、固定部材で脱着自在に又は接着剤等で固定さ
れているので、地震等で石塔部等が倒壊するのを防止で
きる。花立部と納骨部の下部を囲繞する基礎枠体部は左
右に張り出さない構造になっており、複数の墓石型納骨
塔を左右に連設することができるので、地震や風水害や
地盤沈下等の際の墓石型納骨塔の倒壊を更に防止させる
ことができる。石塔部や墓石台部や納骨部の外面部には
何も突出していないので、風格を持たせることができ
る。更に、納骨部は二重構造になっており、外観に優れ
る。また、石塔部と、墓石台部と、キャビネット部,側
板,背板,納骨棚からなる納骨部、扉部、基礎枠体部等
は分解組立自在の場合は、規格化して工場生産すること
ができるとともに、分解して搬送が容易で、かつ設置場
所での組み立てや解体移動を容易に行うことができる。
残骨収納部や残骨ピットを有しているので古くなったお
骨を土に返すことができるとともに、新しい骨壺と代え
ることができ、納骨部を有効に利用することができる。
更に、製造工程が簡単で、作製が極めて容易であるた
め、作業者の熟練を必要とせず、製品の歩留りを著しく
向上でき、低原価に作製できる。また、石塔部を種々の
形状にすることにより商品価値を持たせることができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。 (実施形態1)図1は本発明の第1実施形態における墓
石型納骨塔の外観斜視図であり、図2は本発明の第1実
施形態における墓石型納骨塔を設置した状態を示す要部
断面図である。図1において、1は第1実施形態におけ
る墓石型納骨塔、2は金属製や陶器製、合成樹脂製の花
筒であり、その頂部は扉部の開閉時に扉部の下框と接触
しない高さに配設されている。3は花筒2を挿着する孔
状に形成された花筒収納部3aが形成された石板等から
なる花立部、4は墓石型納骨塔1の前面に配設され側部
に錠前を備えた扉部、5は内部に1乃至複数段の骨壺収
納棚を有するキャビネット状に形成された納骨部、6は
納骨部5の内側のキャビネット部の上面に配置固定され
た石板等からなる天井板部(天井壁の表面材)、7は天
井板部6の上面に載設された墓石台部、8は墓石台部7
の上部に載設され正面にお題目や家名等が刻設された石
塔部、9は天井板部6の上面で石塔部8の正面に脱着自
在に配設された香立部、10は香立部9の上面中央部に
穿設された線香等を立てる香収納部、11は花立部3と
納骨部5の下部を囲繞する石板製等からなる基礎枠体部
である。図2において、3aは花立部3に配設された花
筒を収納する孔状の花筒収納部、3bは石板等からなる
花立部3の下部に配設された金属製や合成樹脂製,陶器
製の底部開口で背面壁が納骨部5のキャビネット部5a
の正面壁に底面が面一になるように配設された花立載置
部、4a,4aは扉部4をキャビネット部5aの天井壁
部と正面壁部に開閉自在に固定する軸金物、5aは納骨
部5の内側を形成する金属製のキャビネット部、5bは
キャビネット部5aの左右側壁と背面壁及び扉部に接着
剤やボルトとナットで固定された石材板等からなる表面
材である。表面材5bの下部は基礎枠体部11の上面に
配置されている。12は納骨部5の左右側壁に所定の間
隔を開けて突起(ダボ)状に形成された骨壺収納棚を係
止する係止部、13は係止部12間に渡って掛け渡され
た板材からなる骨壺収納棚、14は直角部を有する基板
と直角部を有する辺に直立された立壁とを備えた金属製
の固定金具で納骨部の各側壁部の下部と固定金具の立壁
をボルトとナット等で固定するとともに基板のボルト孔
に下地基礎のイ込みボルト14aを挿着し、ナットで固
定する基礎固定部である。15は納骨部5の最下段に中
蓋13aで仕切られた残骨ピットであり、古くなったお
骨を骨壺から出し、土に帰すとともに、古い骨壺の代わ
りに新しい骨壺を納め、納骨部5のスペースを有効に利
用するためのものである。16は必要に応じて納骨部5
の底板に連通して開口形成される残骨収納部で大口径の
塩化ビニル等の合成樹脂管を直立して埋設して形成され
ている。残骨ピット15と同様古くなったお骨を土に帰
すためのものである。次に石塔部の固定方法について、
図面を用いて説明する。図3は固定部材を設置した状態
を示す要部断面図である。17は納骨部5の天井面と天
井板部6と墓石台部7,石塔部8を固定する固定部、1
8は納骨部5の天井面と天井壁部6と墓石台部7と石塔
部8に渡って連通して穿設形成された固定部材挿着孔
部、19は固定部材挿着孔部18に挿着された鋼鉄製で
その表面に螺着溝を有する固定部材、20aは固定部材
19を納骨部5の内壁で固定するナット、20bは墓石
台部7を固定部材19に固定するナットである。尚、本
実施形態では花立部や納骨部は2重壁構造のもので説明
したが、花立部を花立載置部だけで構成してもよく、ま
た、納骨部は金属製のキャビネットだけで構成してもよ
い。更に、納骨部の扉は一枚扉で説明したが、納骨部を
横方向に拡張し扉部を2枚扉とし、観音開き状に各扉部
を配設してもよい。また墓石型納骨塔を左右方向に密接
して連設するときは基礎枠体部は設けなくてもよい。
【0008】以上のように本実施例によれば、花立部と
納骨部が基礎枠体部でまとめられコンパクトに形成され
ているので狭い墓地でも建立することができる。また、
花立部や納骨部の表面が御影石等の石板からなる表面材
で形成されているので、重厚でかつ荘厳な雰囲気を有し
た墓石を形成することができる。香立部が脱着自在でそ
の正面に家紋や家名を形成することができるので、寺院
等で墓石型納骨塔を予め多数形成しておき、分譲した際
に香立部に利用者の家名等の彫設することにより墓石の
流通を容易にすることができる。残骨収納部等を有して
いので古くなったお骨を納骨部に返しながら新しいお骨
を納骨部に収納でき納骨部のスペースを有効に利用する
ことができる。石塔部と墓石台部と納骨部の天井壁部を
固定する固定部材を備えているので地震や風水害や地盤
沈下等の影響を受けることなく、石塔部や墓石台部が滑
り落ちたり、ズレたりするのを防止することができる。
各構成要素が分解組立自在なので、搬送時や保管時には
場所をとらず搬送性、保管性に優れるとともに、組立は
金具とビス(ボルト)で容易に行うことができ解体移動
性にも著しく優れている。製造工程が簡単で、作製が極
めて容易であるため、作業者の熟練を必要とせず、製品
の歩留りを著しく向上でき、低原価で、種々の商品構成
を持たせることができる。
【0009】図4は本発明の第2実施形態における墓石
型納骨塔の正面外観図であり、図5は図4のA−A線の
要部断面図であり、図6は図4のB−B線の要部断面図
である。第2実施形態の禅宗用の墓石型納骨塔1′が、
第1実施形態の墓石型納骨塔1と異なる点は、石塔部
8′が五輪型に形成されている点と、香立部9′が縦長
に形成され花立部2の間に脱着自在に載置されている点
である。以上のように本実施例によれば宗派や個人の好
みにより種々の形状に形成することにより、個性を出す
ことができる。
【0010】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、以下の優
れた効果を有する安全性に優れた低原価の墓石型納骨塔
を実現できるものである。すなわち、 (a)納骨部に扉部が形成されているので、骨壺の出し
入れが容易にできる。更に、扉部には錠前が掛けられて
いるので、いたずらや骨壺の盗難を防止することができ
る。 (b)石塔部と墓石台部と納骨部の上面等が、固定部材
で脱着自在に又は接着剤等で固定されているので、地震
等で石塔部等が倒壊するのを防止できる。 (c)花立部と納骨部の下部を囲繞する基礎枠体部は左
右に張り出さない構造になっており、複数の墓石型納骨
塔を左右に連設することができるので、地震や風水害や
地盤沈下等の際の墓石型納骨塔の倒壊を更に防止させる
ことができる。 (d)納骨部は二重壁構造になっており、外観は好みに
合わせて自由に代える事が出来るとともに、風格をもた
せることが出来る。また、全体がコンパクトにまとまっ
ているのでどのような設置場所でも違和感なく設置でき
る。 (e)石塔部や、墓石台部、納骨部、扉部、基礎枠体部
等が分解組立自在の場合は、規格化して工場生産するこ
とができるとともに、分解して包装できるので搬送時や
保管時に場所をとらず搬送性や保管性に優れている。ま
た、設置場所での組み立てが容易なので解体移動を容易
に行うことができる。 (f)残骨収納部や残骨ピットを有しているので、古く
なったお骨を土に返すことができるとともに、新しい骨
壺と代えることができ、納骨部を有効に利用することが
できる。 (g)製造工程が簡単で、作製が極めて容易であるた
め、作業者の熟練を必要とせず、製品の歩留りを著しく
向上でき、低原価に作製できる。 (h)石塔部を種々の形状にすることにより各種の宗派
に対応した墓石を作製出来、商品価値を持たせることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における墓石型納骨塔の
透視斜視図
【図2】本発明の第1実施形態における墓石型納骨塔の
要部線断面図
【図3】固定部材を設置した状態を示す要部線断面図
【図4】本発明の第2実施例における墓石型納骨塔の正
面外観図である。
【図5】本発明の第2実施例における墓石型納骨塔の図
4のA−A線要部断面図
【図6】本発明の第2実施例における墓石型納骨塔の図
4のB−B線要部断面図
【符号の説明】
1 第1実施形態における墓石型納骨塔 2 花 3 花立部 3a 花収納部 3b 花立載置部 4 扉部 4a 軸金物 5 納骨部 5a キャビネット部 5b 表面材 6 天井板部 7 墓石台部 8 石塔部 9 香立部 10 香収納部 11 基礎枠体 12 係止部 13 骨壺収納棚 14 基礎固定部 14a イ込みボルト 15 残骨ピット 16 残骨収納部 17 固定部 18 固定部材挿着孔部 19 固定部材 20a,20b ナット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a.花筒を挿着する花筒収納部を有する
    花立部と、b.前面に開口部を有し前記開口部に配設さ
    れた扉部と、内部に配設された1乃至複数段の骨壺収納
    棚と、を有し、前記花立部に連設されたキャビネット状
    の納骨部と、c.前記納骨部の上面に載設された墓石台
    部と、d.前記墓石台部の上部に載設された石塔部と、
    e.前記石塔部の前面で前記墓石台部又は前記花立部の
    上面に配設された香立部と、を備えたことを特徴とする
    墓石型納骨塔。
  2. 【請求項2】 前記納骨部が、キャビネット部と、前記
    キャビネット部の左右側壁部及び扉部、背面壁、天井壁
    の表面に固定された石板やセラミック板,金属板,陶板
    等の内いずれか1からなる表面材を備えたことを特徴と
    する請求項1に記載の墓石型納骨塔。
  3. 【請求項3】 前記納骨部の扉部や各壁面が組立自在に
    形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の墓石型納骨塔。
  4. 【請求項4】 前記石塔部と前記墓石台部と前記納骨部
    の天井壁又は前記天井壁の表面材が、各々に穿設された
    固定部材挿着孔部に前記天井壁から挿着された金属製又
    は合成樹脂製の固定部材で脱着自在に固定され又は接着
    剤等で接着固定されて形成されていることを特徴とする
    請求項1乃至3の内いずれか1に記載の墓石型納骨塔。
  5. 【請求項5】 前記香立部が上面中央に穿設された香収
    納部と、正面に家名又は家紋等を表示する表示部等を備
    え、及び/又は前記墓石台部又は前記花立部の上面に取
    り外し自在に形成されていることを特徴とする請求項1
    乃至4の内いずれか1に記載の墓石型納骨塔。
  6. 【請求項6】 前記花立部が前記花筒収納部を備えた板
    状の花筒保持部と、前記花筒保持部を載置して保持する
    花立載置部と、を備えていることを特徴とする請求項1
    乃至5の内いずれか1に記載の墓石型納骨塔。
  7. 【請求項7】 前記花立部の下部又は前記花立部の花立
    載置部と、前記納骨部の下部を囲繞する基礎枠体部を備
    えていることを特徴とする請求項1乃至6の内いずれか
    1に記載の墓石型納骨塔。
  8. 【請求項8】 前記納骨部が前記納骨部の底板に開口し
    て配設された筒状の残骨収納部を備えていることを特徴
    とする請求項1乃至7の内いずれか1に記載の墓石型納
    骨塔。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009299345A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Iwao Sekizai:Kk 墓石
EP3730726A1 (de) * 2019-04-24 2020-10-28 Erich Berger Urnensystem
JP2022510068A (ja) * 2018-08-29 2022-01-26 コーラル スマート インヴェックス,エス.エル 骨壷を保管するためのモジュール式の納骨堂および個別の容器

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