JP3041795U - カラーひずみゲージ - Google Patents

カラーひずみゲージ

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JP3041795U
JP3041795U JP1996013495U JP1349596U JP3041795U JP 3041795 U JP3041795 U JP 3041795U JP 1996013495 U JP1996013495 U JP 1996013495U JP 1349596 U JP1349596 U JP 1349596U JP 3041795 U JP3041795 U JP 3041795U
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博章 古川
敏行 沼倉
喜久雄 後藤
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Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被測定物上の添着予定位置に、ひずみゲージ
を正確にしかも容易に添着し得ると共に、暗い場所でも
遠くからでも明瞭に視認し得るカラーひずみゲージを提
供する。 【解決手段】 カラーひずみゲージ1のゲージベース2
上には、受感素子部3aとゲージタブ3bが添着され、
その上部には透明着色のラミネート保護層6が被着され
ている。このラミネート保護層6には、ゲージ軸線LX
およびゲージ中心軸線LYを境界線11,12および1
3,14として、4つの色彩領域7〜10が設けられ、
色彩領域7,8は、赤色に着色され、色彩領域9,10
は黄色に着色されている。色分けされた領域境界線1
1,12および13,14は、視覚によって区別しやす
いため、その上に設けられた添着基準指標M11〜M14
被測定物の卦書き線に容易に合致させ易くなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ひずみゲージの改良、特に、ひずみゲージを被測定物上の添着箇所 に添着する際の添着作業を、より正確に且つより容易に行い得るカラーひずみゲ ージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ひずみゲージを被測定物に添着する際には、ひずみゲージのゲージ軸線上およ び受感素子部のゲージ軸線方向中心を通り且つゲージ軸線に直交するゲージ軸線 と一致させて、ひずみゲージのゲージベースの端部4カ所に設けられた添着基準 指標を、被測定物の表面に卦書きされた卦書き線に合致させて接着していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、被測定物の添着箇所へのひずみゲージの添着作業には、 (a)添着すべきひずみゲージが、小さいものではゲージベースの長さが、例え ば3.5mm、幅が2.7mm、と非常に小さなものであるため、当然のことな がらその添着基準指標も小さくて見ずらいものとなり易く、また、ひずみゲージ 自体の取り扱いが容易ではない。 (b)ひずみゲージを添着すべき作業環境が常に明るく照明されているという保 証はなく、照明が不充分で薄暗い場合もある、 (c)ひずみゲージのゲージベースの色彩と被測定物の表面の色彩とが同系色で ある場合がある、 などの問題がある。
【0004】 このため、このような作業環境での添着作業の場合には、ひずみゲージ側の添 着基準指標が見ずらくなって、被測定物の卦書き線に対する位置合せの作業に相 当の時間を要すると共に添着予定位置からずれて添着されてしまうという問題の あることが指摘されていた。 本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、 被測定物に対するひずみゲージの添着作業が容易であり、しかも添着予定位置に 正確に添着し得るカラーひずみゲージを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案の請求項1に係る考案は、ゲージベース 上に受感素子部とこれに連設されるゲージタブが添着された単軸型のひずみゲー ジにおいて、 前記ひずみゲージの表面を少なくとも1種類の色彩により着色すると共に、こ の少なくとも1種類の色彩で着色された領域と他の種類の色彩で着色された領域 との領域境界線、または、前記少なくとも1種類の色彩で着色された領域と無彩 色の領域との領域境界線を、前記ひずみゲージのゲージ軸線および前記受感素子 部の前記ゲージ軸線方向中心を通り且つ前記ゲージ軸線に直交するゲージ中心軸 線にそれぞれ一致させて設定し、 これらの領域境界線を被測定物に卦書かれる卦書き線に対する添着基準指標と して構成したことを特徴とするものである。
【0006】 また、請求項2に係る考案は、ゲージベース上に受感素子部とこれに連設され るゲージタブが添着された単軸型のひずみゲージにおいて、 前記ひずみゲージのゲージ軸線および前記受感素子部の前記ゲージ軸線方向中 心を通り且つ前記ゲージ軸線に直交するゲージ中心軸線をそれぞれ挟んで一定幅 の無彩色領域を残すようにして、前記ひずみゲージの表面を所定の色彩により着 色すると共に、 この一定幅の無彩色領域の中心を被測定物に卦書かれる卦書き線に対する添着 基準指標として構成したことを特徴とするものである。
【0007】 また、請求項3に係る考案は、ゲージベース上に受感素子部とこれに連設され るゲージタブが添着された単軸型のひずみゲージにおいて、 前記ひずみゲージの表面上の領域であって、且つ、前記ひずみゲージのゲージ 軸線および前記受感素子部の前記ゲージ軸線方向中心を通り且つ前記ゲージ軸線 に直交するゲージ中心軸線をそれぞれ挟んで一定幅の領域を所定の色彩により着 色すると共に、 この一定幅の着色領域の4個所の外側部分を分岐部として形成し、各々の分岐 部の中心を被測定物に卦書かれる書き線に対する添着基準指標として構成したこ とを特徴とするものである。
【0008】 また、請求項4に係る考案は、ゲージベース上に受感素子部とこれに連設され るゲージタブが添着された単軸型の複数個のひずみゲージが、共通のゲージベー ス上に前記各単軸型のひずみゲージのゲージ軸線が所定角度で交わるようにして 添着された多軸型のひずみゲージにおいて、 前記多軸型のひずみゲージの表面を少なくとも1種類の色彩により着色すると 共に、この少なくとも1種類の色彩で着色された領域と他の種類の色彩で着色さ れた領域との領域境界線、または、前記少なくとも1種類の色彩で着色された領 域と無彩色の領域との領域境界線を、前記複数個の単軸型のひずみゲージの各々 のゲージ軸線に一致させて設定し、 これらの領域境界線を被測定物の卦書き線に対する添着基準指標として構成し たことを特徴とするものである。
【0009】 また、請求項5に係る考案は、前記領域境界線を形成する前記少なくとも1種 類の色彩が、前記被測定物に対して所定のコントラストを生じさせ且つ前記色分 け添着基準指標を明瞭に視認し得る明度または/および彩度を生じるような色彩 であることを特徴とするものである。 また、請求項6に係る考案は、前記カラーひずみゲージが、少なくとも、ひずみ ゲージのゲージベースと、受感素子部とこの受感素子部に連設されたゲージタブ と、一端部が前記ゲージタブに電気的に接続されたゲージリードと、前記受感素 子部、前記ゲージタブの表面および前記ゲージリードの一端部を覆うように前記 ゲージベースの表面上に添着され且つプラスチックフィルムから成るラミネート 保護層とから構成され、 さらに、前記色分け添着基準指標が、前記ゲージベースの表面または前記ラミネ ート保護層の表面もしくは裏面に形成されていることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】
上記のように構成されたカラーひずみゲージは、ひずみゲージのゲージ軸線お よび、受感素子部のゲージ軸線方向の中心を通り且つゲージ軸線に直交するゲー ジ中心軸線に、 1種類の色彩で着色された領域と無彩色または他の色彩で着色された領域との 領域境界線を一致させるように設定することにより、非常に小さなひずみゲージ であっても、色の境界は視覚に明瞭に弁別されるから、ゲージ軸線およびゲージ 中心軸線を明瞭に視認できる。
【0011】 そのため、被測定物に卦書かれる卦書き線に領域境界線を合せ易く、仮に従来 の位置合せマークでは、見えにくいような暗い環境下であってもひずみゲージを 、その添着予定位置に手早く且つ正確に接着剤等を介して添着することができる 。 着色は、ひずみゲージの表面に被着されたラミネート保護層に施こされるが、ゲ ージベースの表面に施こしても同様の作用によりひずみゲージの添着作業の容易 性、正確性をもたらす。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、複数の図示例に基づいて本考案の実施の形態に係るカラーひずみゲージ の構成、製造法および作用を詳細に説明する。 図1および図2に示すのは、本考案の代表的な図示例である単軸2線リード付き カラーひずみゲージである。 この代表的な図示例のカラーひずみゲージ1は、例えばゲージベース2と、この ゲージベース2上に接着された受感素子部としての受感素子部3aと、この受感 素子部に連設されたゲージタブ3bと、このゲージタブ3bに一端が接続された ゲージリード4と、透明着色のラミネート保護層6と、色彩領域(「無彩色領域 」を含む)7〜10と、添着基準指標(位置合せマーク)M11〜M14とから構成 されている。
【0013】 この場合、ゲージベース2は、例えばエポキシ樹脂材料、フェノール樹脂材料 、ポリイミド樹脂材料に、例えば酸化チタンのような白色顔料を加え、それを加 熱硬化処理して製造された白色で不透明なゲージベースとして構成されている。 なお、着色すべき色については、白色に限らず任意の色を選択することが出来る のは云うまでもない。 一方、最終的にはそれ自体公知の構造から成る受感素子部3aと2個所のゲージ タブ3bがゲージベース2の表面上に形成されている。なお、この受感素子部3 aと2個所のゲージタブ3bとを有する抵抗箔の形成法については後述する。
【0014】 ゲージリード4は、ひずみ測定用抵抗箔3の受感素子部3aの出力を外部に取 り出すためのもので、その一端部が、例えばハンダ5によってひずみ測定用抵抗 箔3のゲージタブ3bに電気的に接続されるように構成されている。 ラミネート保護層6は、例えばポリエステルフィルムのような透明プラスチック フィルムと、この透明プラスチックフィルムのゲージベース2に向いた面(下面 )に形成された接着剤層とから構成されている。
【0015】 この場合、接着剤層は、加熱硬化性の適宜の接着剤を未硬化状態にした接着剤 層として形成されることになる。そして、ラミネート保護層6をゲージベース2 に添着する際には、未硬化の状態でゲージベース2やひずみ測定用抵抗箔3等の 表面上にセットされ、加熱および加圧されることによって、ゲージベース2やひ ずみ測定用抵抗箔3等の表面に添着(熱溶着)されることになる。 そして、このラミネート保護層6の透明プラスチックフィルムの表面(または裏 面)は、例えば2種類の色彩(そのうち、1種類は、地色あるいは無彩色であっ てもよい)を用いて、ひずみ測定用抵抗箔3の受感素子部3aの中心点である測 定基準点Pを挟んだ4個所の色彩領域7〜10に分けて着色されることになる。
【0016】 ところで、図示例のカラーひずみゲージ1は、自身を被測定物100上に添着 する際の添着基準とする、次に述べるような2本の軸線が仮想される。 その1つは、図2に示すように、測定基準点Pを通って所定方向(図上での左右 方向)に伸びる直線として設定されたゲージ軸線Lx であり、他の1つは、受感 素子部3aのゲージ軸線の中心である測定基準点Pを通ってゲージ軸線Lx と直 交する方向(図上の上下方向)に伸びる直線として設定されたゲージ中心軸線L y である。
【0017】 この場合、ゲージ軸線Lx 上に設定された添着基準指標M11,M12が、図8に 示すように、被測定物100上の一方の卦書き線101に合致させるための添着 目印線として用いられ、また、ゲージ中心軸線Ly 上に設定された添着基準指標 M13,M14が卦書き線101と直交する他方の卦書き線102に合致させるため の添着目印線として用いられる。 そして、前述した4個所の色彩領域7〜10は、図2に示すように、測定基準点 Pを挟んだ領域であって、且つ、ゲージ軸線Lx とゲージ中心軸線Ly の両側に 位置する矩形領域にそれぞれ形成されることになる。
【0018】 例えば、或る1種類の色彩(例えば赤色)で着色された第1色彩領域7は、測 定基準点Pから左側の領域で且つゲージ軸線Lx より下側の矩形領域に形成され 、また、同じく赤色で着色された第2色彩領域8は、測定基準点Pから右側の領 域で且つゲージ軸線Lx より上側の矩形領域に形成される。 一方、他の1種類の色彩(例えば黄色)で着色された第3色彩領域9は、測定基 準点Pから左側の領域で且つゲージ軸線Lx より上側の矩形領域に形成され、ま た、同じく黄色で着色された第4色彩領域10は、測定基準点Pから右側の領域 で且つゲージ軸線Lx より下側の矩形領域に形成される。
【0019】 この結果、ともに赤色に着色された第1色彩領域7と第2色彩領域8が測定基 準点Pを挟んで斜め方向の位置にそれぞれ形成され、また、ともに黄色に着色さ れた第3色彩領域9と第4色彩領域10が測定基準点Pを挟んで斜め方向の位置 にそれぞれ形成されることになる。 即ち、赤色の2個所(一対)の色彩領域7、8と黄色の2個所(一対)の色彩領 域9、10とが、測定基準点Pの周りに交互配置の状態で形成されることになる 。
【0020】 そして、測定基準点Pから左側に位置するゲージ軸線Lx の一部分が、赤色の 第1色彩領域7と黄色の第3色彩領域9との領域境界線(色分け線)11となり 、また、測定基準点Pから右側に位置するゲージ軸線Lx の一部分が、赤色の第 2色彩領域8と黄色の第4色彩領域10との領域境界線12となる。 さらに、測定基準点Pから上側に位置するゲージ中心軸線Ly の一部分が、赤色 の第2色彩領域8と黄色の第3色彩領域9との領域境界線13となり、測定基準 点Pから下側に位置するゲージ中心軸線Ly の一部分が、赤色の第1色彩領域7 と黄色の第4色彩領域10との領域境界線14となる。
【0021】 そして、図示例のカラーひずみゲージ1では、ゲージ軸線Lx 上に位置する2 本の領域境界線11、12の左右端部に、ゲージ軸線Lx を明示する一対の添着 基準指標(位置合せマーク)M11、M12を、また、ゲージ中心軸線Ly 上に位置 する2本の領域境界線13、14の上下端部に、ゲージ中心軸線Ly を明示する 他の一対の添着基準指標M13、M14を、それぞれ設定するように構成されている 。 この場合、これらの添着基準指標M11〜M14の色彩については、全て同色(例え ば黒色)でも良いし、また、一対ごとの色分け添着基準指標M11、M12およびM 13 、M14に、それぞれ別の任意の色彩による着色を施すようにしても良い。
【0022】 次に、ラミネート保護層6の透明プラスチックフィルムを、所定の色彩に着色 する際の材料および着色方法を述べる。 先ず、透明プラスチックフィルムを着色するときの色彩については、被測定物1 00の色彩に対して所定のコントラストを有し、且つ、添着基準指標M11〜M14 を明瞭に視認し得る明度または/および彩度を有する色彩を選択するのが好まし い。 図示例で用いられた赤色および黄色の外、例えば青色、緑色、オレンジ色、ピン ク色などが適当であると考えられる。なお、本考案では無彩色も1つの色彩の代 替色として用いることができる。例えば2種類の色彩で着色する場合、その内の 1種類を適宜の色彩となし、他の1種類を無彩色(地色)とするようにである。
【0023】 また、カラーひずみゲージ1が被測定物100の表面に添着された状態におい て写真撮影を行うことが予想されるような場合には、例えば赤色、黄色、青色な どの写真写りの良い色を生じるような色彩、例えば赤色、黄色、青色を選択する のが好ましい。 また、使用する着色材料については、例えば塗料、顔料、染料(インクなど)等 を基本材料として用い、これに同系統色の蛍光材料を混合させて、視認し易く且 つ写真映りのよい着色材料を作るようにすることも可能である。 さらに、着色方法については、例えばシルク印刷のような印刷法や含浸法など現 在広く用いられている方法を用いることができる。
【0024】 この場合、着色に際しては、印刷パターンを用いて透明プラスチックフィルム 6上に直接印刷したり、粘着性テープを用いたりすることができる。また、ラミ ネートする前に所要のパターンを印刷、着色したり、ラミネートを施した後に印 刷、着色したりすることもできる。 なお、着色材料や着色方法については、図示例のように透明プラスチックフィル ムを着色する場合にも、後述するようなゲージベース2の表面を着色する場合に も、それぞれ適用することができる。
【0025】 以下、図示例のカラーひずみゲージ1の製造法について説明する。 先ず、前述したように、例えばエポキシ樹脂材料に白色顔料を加えてそれを加熱 硬化処理して白色で不透明なゲージベース2を製造する。 次に、図3に示すように、このゲージベース2の表面上に一様な厚さを有する抵 抗箔層3′を添着または形成し、その後、例えばフォトエッチング法を用いてこ の抵抗箔層3′を加工して、ひずみ測定に必要な受感素子部3aと2個所のゲー ジタブ3bとを形成し、それに抵抗調整作業を加えて、ゲージベース2の表面上 に受感素子部3aとゲージタブ3bとを具えたひずみ測定用抵抗箔3を形成する 。なお、この形成法は、一般的なひずみ測定用抵抗箔3の形成法として知られて いる。
【0026】 そして、このひずみ測定用抵抗箔3に抵抗調整作業を実施すると共に、抵抗調 整作業を終了したひずみ測定用抵抗箔3のゲージタブ3bに、例えばハンダ付け 作業によってゲージリード4の一端部を電気的に接続する。 一方、ラミネート保護層6の透明プラスチックフィルム6aの表面上に、受感素 子部3aの測定基準点Pを中心として交互に配置される赤色の色彩領域7、8お よび黄色の色彩領域9、10と、ゲージ軸線Lx 上に位置する一対の添着基準指 標M11、M12およびゲージ軸線Lx に位置する他の一対の添着基準指標M13、M 14 とを、例えば着色塗料を用いたシルク印刷法によりそれぞれ形成する。
【0027】 このようにして着色された透明プラスチックフィルム6aを、各々の色彩領域 7〜10の共通交点が受感素子部3aの測定基準点Pに合致するように、さらに 、一対の添着基準指標M11、M12がカラーひずみゲージ1のゲージ軸線Lx に、 また、他の一対の添着基準指標M13、M14がゲージ中心軸線Ly に、それぞれ合 致するような状態にセットする。 そして、未硬化状態の接着剤層を利用して、透明プラスチックフィルムをひずみ 測定用抵抗箔3およびゲージリード4を有するゲージベース2の表面上に添着し 、その後、これを加熱および加圧してラミネート保護層6として完成させ、図2 に示すような、カラーひずみゲージ1を製作する。この結果、カラーひずみゲー ジ1には、各一対の添着基準指標M11、M12およびM13、M14が設定されること になる。
【0028】 なお、着色後の透明プラスチックフィルムを、受感素子部3aおよびゲージリ ード4を有するゲージベース2の表面上にセットする際には、両者の位置合せ作 業を正確に且つ容易に行い得るように、位置合せ治具または位置合せ取付け具の ような工具を利用するのが便利である。 このように製作されたカラーひずみゲージ1は、適宜の接着剤をゲージベース2 の裏面(図1において下面)に塗布した上で、各一対の添着基準指標M11、M12 およびM13、M14を、例えば金属製である被測定物100の研磨面に形成された 、例えば十字状の卦書き線101、102にそれぞれ合致させるようにして、被 測定物100の表面に添着されることになる。
【0029】 このとき、ラミネート保護層6の表面に着色された赤色および黄色の色彩領域 7〜10が見易く且つ鮮やかであるため、添着作業者には、各々の色彩領域7〜 10の領域境界線11〜14上に位置する4個所の添着基準指標M11〜M14が明 瞭に見えることになる。 従って、この各一対の添着基準指標M11〜M14を被測定物100上の卦書き線1 01、102と合致させれば、カラーひずみゲージ1を正確に被測定物100の 所定表面に添着することができることになり、しかも、添着作業も極めて容易と なる。
【0030】 一方、所定数のカラーひずみゲージ1を被測定物100の表面上に添着した後 において、その配置状況を写真に撮影する際には、添着された各々のカラーひず みゲージ1の存在が際立つことになり、鮮明でコントラストの良い画像が得られ ることになる。 今迄は、ラミネート保護層6の主体である透明プラスチックフィルムの表面を着 色した場合を例にして説明して来たが、本考案はこの例に限定されるものではな い。以下、ゲージベース2の表面(図1において上面)を着色する場合について 説明する。
【0031】 この例では、先ず、ゲージベース2の表面上に、ひずみ測定用抵抗箔3の測定 基準点Pに相当する仮想基準点を設定し、この仮想基準点を挟んだ斜め両側の領 域に各一対の色彩領域7〜10を形成し、さらに、これら各一対の色彩領域7〜 10の領域限界線11、12および13、14上の外側端部に、ゲージ軸線Lx を明示する添着基準指標M11、M12とゲージ中心軸線Ly を明示する添着基準指 標M13、M14を着色する。なお、この場合の各一対の色彩領域の形成作業と各一 対の添着基準指標M11、M12およびM13、M14の形成作業については、前述した 透明プラスチックフィルム6aの表面に色彩領域を形成する場合の作業と同様で よい。
【0032】 次に、図3に示すように、着色後のゲージベース2の表面上に一様な厚さを有 する抵抗箔層3′を添着または形成し、その後、受感素子部3aの測定基準点P を着色作業のために設定した仮想基準点と一致させるような状態で、抵抗箔層3 ′に対してフォトエッチング法を実施して、受感素子部3aとゲージタブ3bと を形成する。 この結果、4個所の色彩領域7〜10は、受感素子部3aとゲージタブ3bの間 から見えることになり、ここに、各一対の色彩領域7〜10と各一対の添着基準 指標M11、M12およびM13、M14とがゲージベース2の表面に設けられることに なる。
【0033】 この後、受感素子部3aに抵抗調整作業を実施し、抵抗調整作業を終了したひ ずみ測定用抵抗箔3のゲージタブ3bに、ハンダ付け作業によってゲージリード 4の一端部を電気的に接続する。 このようにして製作されたひずみ測定用抵抗箔3と添着基準指標M11〜M14とを 具えたゲージベース2の表面に、例えば無色透明のプラスチックフィルムから成 るラミネート保護層6を添着または形成して、各一対の添着基準指標M11、M12 およびM13、M14を具えたカラーひずみゲージ1を完成させるようにする。 図4に示すのは、本考案の他の実施形態の1つである2軸4線リード付きの多軸 型(所謂、ロゼット型)のカラーひずみゲージ20である。
【0034】 この多軸カラーひずみゲージ20は、2個の単位ひずみゲージ21、22と共 通ゲージベース20-1とから構成されているが、2個の単位ひずみゲージ21、 22は、いずれも、ラミネート保護層6を除いて、図1および図2に示すカラー ひずみゲージ1と同じ構造を有するひずみゲージとして構成されている。 そして、2個の単位ひずみゲージ21、22は、各々の受感素子部21-3a 、2 2-3a が共通測定基準点P′において、互いに直角に交差した状態で共通ゲージ ベース20-1の表面上に載置され、例えば接着剤などを利用した適宜の方法で添 着されている。なお、図示例では、各々の単位ひずみゲージ21、22のゲージ ベース(いずれも符号なし)の表面は着色されていない。
【0035】 ところで、このカラーひずみゲージ20では、2個の単位ひずみゲージ21、 22を載置した共通ゲージベース20-1の表面上にラミネート保護層23が形成 されることになる。 このラミネート保護層23には、図1および図2に示した構成例の場合と同様に 、共通測定基準点P′において互いに直交する2個の単位ひずみゲージ21、2 2の各々のゲージ軸線21-Lx 、22-Lx をそれぞれ領域境界線とした、各一対 の彩色領域23-7、23-8および23-9、23-10 が、例えば赤色と黄色の2色 により着色され且つ交互に配置されて形成されることになる。
【0036】 さらに、ラミネート保護層23の表面上における2本のゲージ軸線21-Lx 、 22-Lx の外側端部に相当する位置に、図1および図2の構成例の場合と同様に 、各一対の添着基準指標M11、M12およびM13、M14が形成されることになる。 この場合、各一対の彩色領域23-7、23-8および23-9、23-10 に対する無 彩色を含む色彩の選択、並びに、各一対の添着基準指標M11、M12およびM13、 M14への着色の考え方は、図1、図2の構成例の場合と同じで良い。
【0037】 このようにして製作された2軸4線リード付きのカラーひずみゲージ20は、 図1および図2の構成例の場合と同様に、一対の添着基準指標M11、M12を被測 定物100の十字状卦書き線の内の一方の卦書き線(例えば図8に示す101) に合致させ、他の一対の添着基準指標M13、M14を他方の卦書き線102に合致 させた状態で被測定物100に添着される。 図5に示すのは、本考案の他の実施形態の1つである3軸6線リード付きの多軸 カラーひずみゲージ30である。
【0038】 この多軸カラーひずみゲージ30は、3個の単位ひずみゲージ31〜33と共 通ゲージベース30-1とから構成されているが、図4の2軸4線リード付き多軸 カラーひずみゲージ20の場合と同様に、3個の単位ひずみゲージ31〜33は 、いずれも、ラミネート保護層を除いて、図1および図2に示すカラーひずみゲ ージ1と同じ構造を有するひずみゲージとして構成されている。 そして、3個の単位ひずみゲージ31〜33は、各々のゲージ軸線31-Lx 、3 2-Lx 、33-Lx が共通測定基準点P′において、互いに所定の角度間隔(図示 例では45度間隔)で交差した状態で共通ゲージベース30-1の表面上に載置さ れ、例えば接着剤などを利用した適宜の方法をもって添着されている。
【0039】 なお、図示例では、各々の単位ひずみゲージ31〜33のゲージベース(いず れも符号なし)の表面は着色されていない。また、各々の単位ひずみゲージ31 〜33の受感素子部の符号は、図示が煩雑になるため省略してある。 この多軸型カラーひずみゲージ30では、3個の単位ひずみゲージ31〜33を 載置した共通ゲージベース30-1の表面上にラミネート保護層34が形成される ことになる。 このラミネート保護層34には、共通測定基準点P′を共有する三対の色彩領域 (34-7、34-8)、(34-9、34-10 )、(34-11 、34-12 )が、3本 のゲージ軸線31-Lx 、32-Lx 、33-Lx をそれぞれ領域境界線(符号なし) として、各々のゲージ軸線31-L〜33-Lx に沿って、互いにゲージ軸線の反対 側の領域にそれぞれ形成されることになる。
【0040】 この場合、図5で上下方向に向いている単位ひずみゲージ31のゲージ軸線3 1-Lx に係る一対の色彩領域34-7、34-8は、各扇形の色彩領域としてそれぞ れ、例えば赤色に着色されることになる。 また、図5で左右方向に向いている単位ひずみゲージ32のゲージ軸線32-Lx に係る一対の色彩領域34-9、34-10 は、各扇形の色彩領域としてそれぞれ、 例えば黄色に着色されることになる。 さらに、図5で斜め方向に向いている単位ひずみゲージ33のゲージ軸線33-L x に係る一対の色彩領域34-11 、34-12 は、各扇形の色彩領域としてそれぞ れ、例えば青色に着色されることになる。
【0041】 この結果、三対の色彩領域(34-7、34-8)、(34-9、34-10 )、(3 4-11 、34-12 )は、共通測定基準点P′の周りに交互に配置されることにな り、3本のゲージ軸線31-Lx 、32-Lx 、33-Lx の存在を明瞭にする。 そして、ラミネート保護層34の表面上における3本のゲージ軸線31-Lx 、3 2-Lx 、33-Lx の外側端部に相当する位置に、図4の場合と同様に、各一対の 添着基準指標(M11、M12)、(M13、M14)、(M15、M16)が形成されるこ とになる。
【0042】 この場合、各一対の彩色領域(34-7、34-8)、(34-9、34-10 )、( 34-11 、34-12 )に対する無彩色を含む色彩の選択、並びに、各一対の添着 基準指標(M11、M12)、(M13、M14)、(M16、M16)への着色の考え方は 、図1、図2および図4の構成例の場合と同じで良い。 また、この3軸6線リード付きのカラーひずみゲージ30は、図1、図2および 図4の場合と同様に、各一対の色分け添着基準指標(M11、M12)、(M13、M 14 )、(M15、M16)を、被測定物100の表面に卦書かれた3本の卦書き線( 図示なし)に合致させて被測定物100に添着される。
【0043】 図6および図7は、単軸型ひずみゲージの他の実施の形態およびさらに他の実 施の形態の平面的構成をそれぞれ示す平面図である。 このうち、図6の実施の形態に係るカラーひずみゲージ40は、ゲージ軸線Lx および受感素子部3aのゲージ軸線Lx 方向(図6において上下方向)中心を通 り且つゲージ軸線Lx に直交するゲージ中心軸線Ly を、それぞれ挟んで一定幅 wの無彩色領域40a,40b,40c,40dを残すようにして、ひずみゲー ジ40の表面を所定の色彩により着色したものである。 従って、着色領域41a,41b,41c,41dは、4つの矩形状を呈するこ とになる。 この無彩色の各端部のゲージ軸線Lx 上には、添着基準指標M11,M12が、また ゲージ中心軸線Ly 上には、添着基準指標M13,M14が設定されている。
【0044】 図7の実施の形態に係るひずみゲージ50は、ゲージ軸線Lx および受感素子 部3aのゲージ軸線Lx 方向(図7において上下方向)中心を通り且つゲージ軸 線Lx に直交するゲージ中心軸線Ly を挟んで、一定幅xの領域を所定の色彩に より着色すると共に、この一定幅xの着色領域の4個所の外側部分を分岐部51 a,51b,51c,51dとして形成し、各々の分岐部51a,51b,51 c,51d中心には、被測定物の卦書き線に対する添着基準指標指標M11,M12 ,M13,M14がそれぞれ形成されている。
【0045】 上述し且つ図示した実施例によれば、少なくとも一種類の色彩で着色された領 域と無彩色または他の色彩で着色された領域との領域境界線を、少なくともゲー ジ軸線に一致させるように設定し、従って、添着基準指標が色の境界(領域境界 線)上に存在するようにしたので、非常に小さなひずみゲージであっても、色の 境界は従来のような細い指標線と異なり、視覚で明瞭に弁別されるから、その領 域境界線を被測定物の卦書き線に合致させることは極めて容易である。 従って、従来の位置合せマークでは見えにくいような暗い環境下であってもひず みゲージを、その添着予定位置に手早く且つ正確に接着剤等を介して接着するこ とができる。 このようなカラーひずみゲージを製作するに当っては、ラミネート保護層または ゲージベースにシルク印刷や含浸法などにより着色するだけで部材の増加はない ため、然程コストアップを伴うこともなく、製作することができる。
【0046】 また、ひずみゲージに着色を施すことによって、例えば提出書類や報告書等に 添付するひずみゲージの添着個所を写真撮影によって図示する場合に、被測定物 とひずみゲージのコントラストが大きくなるから、写真写りのよいカラーひずみ ゲージを提供することができ、従って、手書きによってひずみゲージの添着位置 を示す説明図を作成する場合に比べて、コストを大幅に低減化するばかりでなく 、位置関係を正確且つ迅速に示す写真を提供することができる。 特に、ひずみゲージを用いたひずみ測定の対象となる被測定物の材質は、その大 部分が金属である関係で、ひずみゲージの添着個所が研磨された金属素地面とな り、そのため写真撮影に際して、ひずみゲージの色と金属素地面の色との差が必 らずしも明瞭でないので、本考案に係るひずみゲージは、このような使用環境下 では極めて実用的価値が高いものとなる。
【0047】 以上、複数の実施の形態について説明したが、本考案はこれに限定されるもの ではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で、種々に変形実施することが可能であ る。 例えば、受感素子部は、抵抗箔をエッチング処理して形成する場合に限らず、蒸 着、スパッタリング、等により膜形成し、直接パターニングするか、フォトエッ チング法によりパターニングする場合にも本考案を適用することができる。
【0048】 また、多軸ひずみゲージは、上述したものに限らず、例えば、共通のゲージベ ース上に、単位ひずみゲージが互いに重ならないように配設されるものであって もよい。 また、添着基準指標M11,M12,M13,M14,M15,M16は、色分けされた領域 境界線11,12,13,14上に配設されているので、領域境界線11〜14 だけでも添着基準指標の機能を果たし得るので、省略してもよい。
【0049】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案によれば、被測定物の表面に卦書かれる卦書き線 に対し、ひずみゲージの位置合せを容易且つ正確に行い得るカラーひずみゲージ を提供することができる。 また、暗い環境化、あるいは遠方からでもひずみゲージが視認し易くなり、例え ば各種提出書類や報告書等に添付するだけでひずみゲージの添付個所を写真撮影 によって図示する場合に、被測定物とひずみゲージとのコントラストが大きく、 その識別が明瞭となり、被測定物に対するひずみゲージの位置関係が明確に分る 写真を得ることができる。
【0050】 また、本考案は、ひずみゲージに着色を施こすだけで何らの部材の増加をもた らすものではないから、コストの上昇は極めて僅かであり、ひずみゲージの添着 作業の容易化に伴う作業コストの大幅な低減と比較すれば、問題ないぐらいに僅 かなものである。
【提出日】平成9年5月12日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のカラーひずみゲージに係る代表例であ
るカラーひずみゲージの断面構成を概略的に示す概略断
面図である。
【図2】図1に示すカラーひずみゲージの上面の構成を
示す平面図である。
【図3】図1のカラーひずみゲージを構成するゲージベ
ースの表面上に、一様な厚さを有する抵抗箔層を添着ま
たは形成したときの状態を示す断面図である。
【図4】本考案のカラーひずみゲージに係る他の例であ
る2軸型カラーひずみゲージの上面の構成を示す平面図
である。
【図5】本考案のカラーひずみゲージに係るさらに他の
例である3軸型カラーひずみゲージの上面の構成を示す
平面図である。
【図6】本考案のカラーひずみゲージに係る他の実施の
形態の上面の構成を示す平面図である。
【図7】本考案のカラーひずみゲージに係るさらに他の
実施の形態の上面の構成を示す平面図である。
【図8】図1に示すカラーひずみゲージを被測定物の表
面に添着する場合の状況を説明するための説明図であ
る。
【符号の説明】
P 測定基準点 P′ 共通測定基準点 Lx ゲージ軸線 Ly ゲージ中心軸線 1 カラーひずみゲージ 2 ゲージベース 3 ひずみ測定用抵抗箔 3′ 抵抗箔層 3a 受感素子部 3b ゲージタブ 4 ゲージリード 5 ハンダ付け 6 ラミネート保護層 7〜10 色彩領域(「無彩色領域」を含む) 11 領域境界線(色分け線) 12〜14 領域境界線 M11〜M14 添着基準指標(位置合せマーク) 20 カラーひずみゲージ 20-1 共通ゲージベース 21、22 単位ひずみゲージ 21-Lx 、22-Lx ゲージ軸線 21-3a 、22-3a 受感素子部 23 ラミネート保護層 30 カラーひずみゲージ 30-1 共通ゲージベース 31〜33 単位ひずみゲージ 31-Lx 、32-Lx 、33-Lx ゲージ軸線 34 ラミネート保護層 (34-7、34-8)、(34-9、34-10 )(34
-11 、34-12 ) 各一対の彩色領域 40 カラーひずみゲージ 40a〜40d 無彩色領域 41a〜41d 着色領域 50 カラーひずみゲージ 50a〜50d 着色領域 51a〜51d 分岐部 (M11、M12)、(M13、M14)、(M16、M16) 各
一対の添着基準指標 100 被測定物 101,102 卦書き線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年5月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲージベース上に受感素子部とこれに連
    設されるゲージタブが添着された単軸型のひずみゲージ
    において、 前記ひずみゲージの表面を少なくとも1種類の色彩によ
    り着色すると共に、この少なくとも1種類の色彩で着色
    された領域と他の種類の色彩で着色された領域との領域
    境界線、または、前記少なくとも1種類の色彩で着色さ
    れた領域と無彩色の領域との領域境界線を、前記ひずみ
    ゲージのゲージ軸線および前記受感素子部の前記ゲージ
    軸線方向中心を通り且つ前記ゲージ軸線に直交するゲー
    ジ中心軸線にそれぞれ一致させて設定し、 これらの領域境界線を被測定物に卦書かれる卦書き線に
    対する添着基準指標として構成したことを特徴とするカ
    ラーひずみゲージ。
  2. 【請求項2】 ゲージベース上に受感素子部とこれに連
    設されるゲージタブが添着された単軸型のひずみゲージ
    において、 前記ひずみゲージのゲージ軸線および前記受感素子部の
    前記ゲージ軸線方向中心を通り且つ前記ゲージ軸線に直
    交するゲージ中心軸線をそれぞれ挟んで一定幅の無彩色
    領域を残すようにして、前記ひずみゲージの表面を所定
    の色彩により着色すると共に、 この一定幅の無彩色領域の中心を被測定物に卦書かれる
    卦書き線に対する添着基準指標として構成したことを特
    徴とするカラーひずみゲージ。
  3. 【請求項3】 ゲージベース上に受感素子部とこれに連
    設されるゲージタブが添着された単軸型のひずみゲージ
    において、 前記ひずみゲージの表面上の領域であって、且つ、前記
    ひずみゲージのゲージ軸線および前記受感素子部の前記
    ゲージ軸線方向中心を通り且つ前記ゲージ軸線に直交す
    るゲージ中心軸線を挟んで一定幅の領域を所定の色彩に
    より着色すると共に、 この一定幅の着色領域の4個所の外側部分を分岐部とし
    て形成し、各々の分岐部の中心を被測定物に卦書かれる
    卦書き線に対する添着基準指標として構成したことを特
    徴とするカラーひずみゲージ。
  4. 【請求項4】 ゲージベース上に受感素子部とこれに連
    設されるゲージタブが添着された単軸型の複数個のひず
    みゲージが、共通のゲージベース上に前記各単軸型のひ
    ずみゲージのゲージ軸線が所定角度で交わるようにして
    添着された多軸型のひずみゲージにおいて、 前記多軸型のひずみゲージの表面を少なくとも1種類の
    色彩により着色すると共に、この少なくとも1種類の色
    彩で着色された領域と他の種類の色彩で着色された領域
    との領域境界線、または、前記少なくとも1種類の色彩
    で着色された領域と無彩色の領域との領域境界線を、前
    記複数個の単軸型のひずみゲージの各々のゲージ軸線に
    一致させて設定し、 これらの領域境界線を被測定物の卦書き線に対する添着
    基準指標として構成したことを特徴とするカラーひずみ
    ゲージ。
  5. 【請求項5】 前記領域境界線を形成する前記少なくと
    も1種類の色彩が、前記被測定物に対して所定のコント
    ラストを生じさせ且つ前記色分け添着基準指標を明瞭に
    視認し得る明度または/および彩度を生じるような色彩
    であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに
    記載されたカラーひずみゲージ。
  6. 【請求項6】 前記カラーひずみゲージが、少なくと
    も、ひずみゲージのゲージベースと、受感素子部とこの
    受感素子部に連設されたゲージタブと、一端部が前記ゲ
    ージタブに電気的に接続されたゲージリードと、前記受
    感素子部、前記ゲージタブの表面および前記ゲージリー
    ドの一端部を覆うように前記ゲージベースの表面上に添
    着され且つプラスチックフィルムから成るラミネート保
    護層とから構成され、 さらに、前記色分け添着基準指標が、前記ゲージベース
    の表面または前記ラミネート保護層の表面もしくは裏面
    に形成されていることを特徴とする請求項1ないし5の
    いずれかに記載されたカラーひずみゲージ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010151571A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Kyowa Electron Instr Co Ltd ひずみゲージ
JP2014528079A (ja) * 2011-09-24 2014-10-23 プレジデント・アンド・フェロウズ・オブ・ハーバード・カレッジ 人工皮膚および弾性歪みセンサ
US9797791B2 (en) 2012-10-27 2017-10-24 President And Fellows Of Harvard College Multi-axis force sensing soft artificial skin
JP2020053433A (ja) * 2018-09-21 2020-04-02 Koa株式会社 歪センサ抵抗器

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