JP3041767U - 自然補水器 - Google Patents

自然補水器

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JP3041767U
JP3041767U JP1997002686U JP268697U JP3041767U JP 3041767 U JP3041767 U JP 3041767U JP 1997002686 U JP1997002686 U JP 1997002686U JP 268697 U JP268697 U JP 268697U JP 3041767 U JP3041767 U JP 3041767U
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芳友 磯▲ざき▼
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芳友 磯▲ざき▼
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】墓地等の生花等を入れる花器に自然に補水でき
る簡易型の自然補水器を提供する。 【解決手段】補水1bを溜める中空の小形容器である補
水器1の下部に,鉛直方向に斜めの断面を有する単一の
吐水口1aを設け,生花3等を入れる花器2の上部に置
き,該花器に貯水2aを蓄え,その貯水面2bが蒸発し
て該吐水口まで降下した後では,自然に該補水器の補水
が該吐水口より,該花器に流出補水する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は,特に墓地等の献花・生花等を入れる花差し等の花器の貯水が蒸発し ても,補水できる簡易型の自然補水器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の補水器は,モータ等を用いた機械的な装置,或いはサイフォン作用等を 利用した機器等はあるが,特に人里離れた電気等動力を使えない炎天下等厳しい 外的条件下の墓地等の献花・生花等を入れる花差し等の花器に用いられる,簡便 な形の補水器はなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の補水器である,モータ等を用いた機械的な装置では大がかりで,特に人 里離れた電気等動力を使えない所では使えず,またサイフォン作用等を利用した 機器等でも,補水量の調節が難しく,別の場所に貯水槽を要し取り扱いにくく, この貯水槽も炎天下等厳しい外的条件下のからの蒸発も避けられない問題点を有 していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の問題点を解決するために,本考案の自然補水器は,小形の補水器の下部 に鉛直方向に斜めの断面を有する単一の吐水口を設け,花器の容器内の上部に置 き,貯水面が蒸発して該吐水口まで降下した後では,鉛直下方向に補水に働く重 力・表面張力の作用により,自然に該補水器の補水が該吐水口より,該花器に流 出補水する事を特徴とする。
【0005】
【考案の実施の形態】
本考案の自然補水器は,補水を溜める中空の小形容器としての補水器の下部に 鉛直方向に斜めの断面を有する単一の吐水口を設け,生花等を入れ保存するため の花差し等の花器に貯水を蓄え,該花器の容器上部に該吐水口がその貯水面を含 むように置き,該貯水面が蒸発して該吐水口まで降下した後では,鉛直下方向に 補水に働く重力・表面張力の作用により,自然に該補水器の補水が該吐水口より ,該花器に流出補水する事を特徴とする。
【0006】 本考案の自然補水器において,補水器の下部に鉛直方向に斜めの断面を有する 単一の吐水口を設ける事により,該吐水口の斜め断面を有する水面に作用する力 は,該補水器の中に残留している空気が接触している水面が重力により下に引っ 張られ空気の体積が膨張することに起因する減圧された残留空気圧,及び残留空 気接触水面から該吐水口までの鉛直方向の単位断面積当たりの水の荷重との和が 鉛直下方向に働き,鉛直上方向に働く力としては,外の空気圧及び該吐水口の斜 め断面を有する水面に作用する表面張力との和であり,これら互いに逆向きの力 の差が該吐水口の断面に作用し,該吐水口の断面が斜め断面を有することから, 該斜め断面を有する水面の上下で該水の荷重の違いができ,該逆向きの力の差に おける力の平衡が崩れ,該吐水口が斜め断面の下部の水から下のほうへ下降し流 出し,一方流出した補水量とほぼ同じ体積の外の空気が該吐水口の斜め断面の上 部から流入し,且つ生花等を入れる花差し等の花器に蓄えられた貯水の貯水面が 蒸発して該吐水口まで降下した後では,該貯水面と斜め断面の下部の水との間に 働く表面張力の下方向への引っ張る力も加わり,自然に該補水器の補水が該吐水 口より,該花器に補水し,蒸発による該貯水面を一定に保持する作用を有し,蒸 発量が補水量より多くなると該貯水面は該吐水口より低くなるが,該補水が在る かぎり補水作用は続く事を特徴とする。
【0007】 本考案の自然補水器において,補水器の下部に鉛直方向に斜めの断面を有する 単一の吐水口の斜めの角度を変える事により,補水量を調節できる作用を有し, 極端に切り口が鉛直方向と直角にすると,断面での力の平衡が生じ原理的に補水 が止まる事になり,斜めの角度を大きくすると補水量は増すが,補水量が増加し 花器に蓄えられた貯水の貯水面が上昇し該吐水口が隠れるまで上昇すると,該吐 水口の斜め断面の境界がなくなるので補水は自然に止まる作用を有する。
【0008】 本考案の自然補水器において,補水は外気に遮断された補水器の内部に溜めら れているので,外的自然条件が炎天下の様に厳しくても,蒸発による損失は抑制 する作用を有する。
【0009】 本考案の自然補水器における,補水を溜める中空の小形容器としての補水器の 形は各種採ることができ,図2に示すように金属・樹脂・ガラス製のドーナツ型 ,円筒型,ビン型,T字型等の形を選択でき,該補水器の容器自体の側壁下部に ,或いは容器から細い管によって導水した先端に,鉛直方向に斜めの断面を有す る単一の吐水口を設ける事ができる。
【0010】 本考案の自然補水器において,最初に中空の容器としての補水器に水を注入す る方法は,吐水口の断面よりも小さい細管或いは注射器等を用いて給水する事が 出来る。
【0011】 本考案の自然補水器は,墓地等の炎天下で厳しい環境条件下にある献花として の生花等を入れる花差し等の花器に用いるだけでなく,通常使われる生花・植物 等を生ける花器・水盤等にも用いることが出来る。
【0012】
【実施例】
この考案の実施例を図面を参照して以下説明すると,図1は本考案の実施例に おける,自然補水器の使用状態を示す中央断面透視図,図2は自然補水器の(A )はドーナツ型,(B)は円筒型,(C)はビン型,(D)はT字型の各種補水 器の外観斜視図であり,自然補水器は補水(1b)を溜める中空の容器としての ドーナツ型の補水器(1)の下部に鉛直方向に斜めの断面を有する単一の吐水口 (1a)を設け,墓地等の炎天下で厳しい環境条件下にある献花としての生花( 3)等を入れる花差し等の花器(2)に貯水(2a)を蓄え,その貯水面(2b )が蒸発して該吐水口まで降下した後では,鉛直下方向に働く重力・表面張力の 作用により,自然に該補水器の補水が該吐水口より,該花器に補水する事を特徴 とする。
【0013】 本考案の実施例のドーナツ型の補水器(1)は,図2の(A)に外観斜視図を 示すように,金属製或いは樹脂製のパイプを円形上に曲げ接続して固着し,ドー ナツ型の小形中空容器を作り,底面から上部に沿って単一の斜めの切り口を持つ 吐水口(1a)を設ける。
【0014】
【考案の効果】
本考案は,以上説明した様な形態で実施され,以下に記載される様な効果を有 する。
【0015】 本考案の自然補水器を用いて,小形補水器の下部に鉛直方向に斜めの断面を有 する単一の吐水口を設ける事により,小形補水器なので生花等を入れ保存するた めの花差し等の花器の容器内の上部に外観を損ねることなく簡便にしかも場所を とることなく置くことができ,該花器に貯水を蓄え,その貯水面が蒸発して該吐 水口まで降下した後,鉛直下方向に補水に働く重力・表面張力の作用により,自 然に該補水器の補水が該吐水口より,該花器に吸引補水し該貯水面を保持し,或 いはその後でも給水する効果を有する。
【0016】 本考案の自然補水器を用いて,補水器の下部に鉛直方向に斜めの断面を有する 単一の吐水口の斜めの角度を変える事により,補水量を調節できる作用を有し, 斜めの角度を大きくすると補水量は増すが,補水量が増加し花器に蓄えられた貯 水の貯水面が上昇し該吐水口が隠れるまで上昇すると,該吐水口の斜め断面の境 界がなくなるので補水は自然に止まる効果を有する。
【0017】 本考案の自然補水器において,補水は外気に遮断された補水器の内部に溜めら れているので,墓地のように外的自然条件が炎天下の様に厳しくても,蒸発によ る損失は抑制する効果を有する。
【0018】 本考案の自然補水器において,補水器の形は金属・樹脂・ガラス製のドーナツ 型,円筒型,ビン型,T字型等の形を用途に応じて選択でき,該補水器の容器自 体の側壁下部に,或いは容器から細い管によって導水した先端に,鉛直方向に斜 めの断面を有する単一の吐水口を設ける事ができるので,容易に安価に製作する 事ができ,設置する時の損水が少なく,動力を用いず小形簡便な形なので,取り 扱いやすく,保守に手間がかからない効果を有する。
【0019】 本考案の自然補水器は,墓地等の炎天下で厳しい環境条件下にある花器に用い るだけでなく,通常使われる生花・植物等を生ける花器・水盤等にも用いること が出来る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例における,自然補水器の使用
状態を示す中央断面透視図。
【図2】この考案の実施例における,自然補水器の
(A)はドーナツ型,(B)は円筒型,(C)はビン
型,(D)はT字型の斜視図。
【符号の説明】
1 補水器 1a 吐水口 1b 補水 2 花器 2a 貯水 2b 貯水面 3 生花

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】補水(1b)を溜める中空の小形容器であ
    る補水器(1)の下部に鉛直方向に斜めの断面を有する
    単一の吐水口(1a)を設け,生花(3)等を入れる花
    器(2)に貯水(2a)を蓄え,該花器の容器上部に該
    吐水口がその貯水面(2b)を含むように置き,該貯水
    面が蒸発して該吐水口まで降下した後では,自然に該補
    水器の補水が該吐水口より該花器に流出補水する事を特
    徴とする自然補水器。
JP1997002686U 1997-03-25 1997-03-25 自然補水器 Expired - Lifetime JP3041767U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08331988A (ja) * 1995-06-06 1996-12-17 Masaru Muto 花器への水補給装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08331988A (ja) * 1995-06-06 1996-12-17 Masaru Muto 花器への水補給装置

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