JP3041642U - 真空連続紫外線殺菌機 - Google Patents
真空連続紫外線殺菌機Info
- Publication number
- JP3041642U JP3041642U JP1997002441U JP244197U JP3041642U JP 3041642 U JP3041642 U JP 3041642U JP 1997002441 U JP1997002441 U JP 1997002441U JP 244197 U JP244197 U JP 244197U JP 3041642 U JP3041642 U JP 3041642U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- processed
- drum
- cylindrical drum
- closed tank
- ultraviolet sterilizer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 特にしらす等の小魚の均質な連続紫外線殺菌
を可能にし、併せて作業過程の無人化をはかり、生産、
効率を良好ならしめる。 【解決手段】 真空ポンプPに連結された密閉槽1内
に、被処理物搬送装置と紫外線殺菌装置Aとを収設し、
密閉槽一方側に被処理物を供給する供給部5を、また密
閉槽他方側に被処理物aを送出する送出部8を夫々設
け、上記被処理物搬送装置を入口側から出口側に向かっ
てやや角度をなして下向きに傾斜する回転可能な筒状ド
ラム2で構成すると共に、この筒状ドラム2の内壁に、
ドラムと共に回転し上記被処理物aを攪拌する攪拌部材
4を設け、筒状ドラムに供給された被処理物を上記ドラ
ムの回転に従って下方から上方に回転移動させ、かつ適
宜上昇した位置で自然落下させるようにする。
を可能にし、併せて作業過程の無人化をはかり、生産、
効率を良好ならしめる。 【解決手段】 真空ポンプPに連結された密閉槽1内
に、被処理物搬送装置と紫外線殺菌装置Aとを収設し、
密閉槽一方側に被処理物を供給する供給部5を、また密
閉槽他方側に被処理物aを送出する送出部8を夫々設
け、上記被処理物搬送装置を入口側から出口側に向かっ
てやや角度をなして下向きに傾斜する回転可能な筒状ド
ラム2で構成すると共に、この筒状ドラム2の内壁に、
ドラムと共に回転し上記被処理物aを攪拌する攪拌部材
4を設け、筒状ドラムに供給された被処理物を上記ドラ
ムの回転に従って下方から上方に回転移動させ、かつ適
宜上昇した位置で自然落下させるようにする。
Description
【0001】
本考案は主としてしらすなど小魚を連続して紫外線殺菌する真空連続紫外線殺 菌機に関するものである。
【0002】
しらす等として知られている小魚は蒸煮した後、釜上げして水を切り、あるい は乾燥して食用に供されているが、魚肉は柔らかく、傷つきやすいため細菌にお かされ易いので殺菌が施されており、従来は通常、バッチ式による真空殺菌が行 なわれて来た。
【0003】 しかし、その後、上記真空殺菌では人手を要し効率面において充分でないため 、改善策が講じられ、近時、紫外線殺菌を採用することが試みられて来た。
【0004】
ところが、紫外線殺菌を行なうに際してはバッチ式では従来の場合と能力面で 余り差がないことから連続式な殺菌が求められたが前述の如く魚肉が柔らかいた め連続化に種々の難があった。
【0005】 また、被処理物の搬送装置に間欠的に動くベルトコンベアを採用したものも提 案されているが、被処理物が積層したまま殺菌が行なわれることがあり、紫外線 が充分に被処理物に到達しないことも考えられる。
【0006】 本考案は上述の如き事実に鑑み、特に上記搬送装置に回転ドラムを用いること により攪拌しながらの連続紫外線殺菌を可能にし、併せて殺菌作業過程の無人化 をはかり、生産、効率を良好ならしめることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】 即ち、上記目的に適合する本考案の真空連続紫外線殺菌機は、バルブを介して 真空ポンプに連結された密閉槽内に、被処理物搬送装置と紫外線殺菌装置とを収 設し、密閉槽一方側に被処理物を供給する供給部を、また密閉槽他方側に被処理 物を送出する送出部を夫々設けた真空連続紫外線殺菌機において、上記被処理物 搬送装置を入口側から出口側に向かってやや角度をなして下向きに傾斜する回転 可能な筒状ドラムで構成すると共に、この筒状ドラムの内壁に、ドラムと共に回 転し上記被処理物を攪拌する攪拌部材を設け、筒状ドラムに供給された被処理物 を上記ドラムの回転に従って下方から上方に回転移動させ、かつ適宜上昇した位 置で自然落下させるようにしたことを特徴とする。
【0008】
上記紫外線殺菌機は、その作動にあたっては、先ず密閉槽内を真空ポンプによ り減圧した後、供給部よりしらす等の原料である小魚等の被処理物を槽内の筒状 ドラム内に供給し、ドラムと共に回転する攪拌部材により攪拌しながら被処理物 を紫外線殺菌装置により殺菌しつつ、前方の送出部より受部を介して自動的に順 次送出することが可能である。 さらに、攪拌部材を有する筒状回転ドラムによって攪拌しながら搬送すること により、柔かい小魚に対しても、傷を付けることなく良好に殺菌することが可能 である。
【0009】
以下、更に添付図面にもとづいて本考案真空連続紫外線殺菌機の実施の形態を 説明する。
【0010】 図1は本考案実施形態の紫外線殺菌機を示す断面図であり、図において1は密 閉槽、2は被処理物搬送装置としての筒状ドラム、Aは紫外線殺菌装置を夫々示 している。
【0011】 上記筒状ドラム2は、入口側から出口側に向かって4°から5°程度の小さな 角度をなして下向き傾斜し、モータ等の駆動機構3によって筒軸を中心に回転す るようになっている。 そして、このドラム2の内部には、図2(イ)〜(ハ)にも示すように、ドラ ム2に供給された被処理物aをドラム2の回転によって下方から上方に回転移動 させると共に、この被処理物aを適宜上昇した位置で自然落下させる攪拌羽根4 が4枚、攪拌部材として形成されている。この攪拌羽根4は夫々、ドラム2の内 壁から半径方向に立設されており、図1に示す如くドラムの軸方向に延在してい る。
【0012】 かくして、上記被処理物aは、上記傾斜して設置され、かつ回転する筒状ドラ ム2によって、攪拌されながら入口側から出口側に搬送される。 なお、筒状ドラム2は、上記紫外線殺菌装置Aの紫外線を透過させるように、 透明または半透明に形成されているが、上記紫外線殺菌装置Aの線源をドラム2 内に配設することも可能である。
【0013】 一方、図1に示す如く上記密閉槽1は、バキュームスイッチVSによりソレノ イドバルブSV2 を介して真空ポンプPと連なっており、その一方側にホッパー 5とこれに続く第1ロータリーバルブMV1 、中間貯溜部6、第2ロータリーバ ルブMV2 及び筒状ドラム2に向かって伸びる供給ガイド7からなる被処理物a の供給部が設けられている一方、密閉槽1の他方側には、上記筒状ドラム2より 落下する処理物aを受ける受部8とこれに続く第3ロータリーバルブMV3 、中 間貯溜部9、第4ロータリーバルブMV4 からなる処理物送出部が設けられてお り、更に、両中間貯溜部6,9においてソレノイドバルブSV3 、SV5 を介し て密閉槽1と連通する配管系と、ソレノイドバルブSV4 ,SV6 を介して大気 に連なる配管系が接続されている。
【0014】 ここで、上記ロータリーバルブMV1 〜MV4 は90°角度で正逆回動し、間 欠的または連続的に所定量の被処理物を供給するものであり、その供給量は好ま しくは筒状ドラム2の搬送速度(回転速度)に対応して決められる。なお、密閉 槽1内は真空状態に減圧保持され、90℃前後の被処理物を5℃前後として送出 部で落下させるが、その間、真空度と、紫外線濃度を適宜勘案してオゾン雰囲気 として殺菌効果を高める。
【0015】 次に以上のように構成された本考案殺菌機の各バルブの作動は次の如くである 。
【0016】 先ず、密閉槽1内を真空ポンプPにより減圧した後、ホッパー5よりしらす等 の原料である小魚等の被処理物aを槽内の筒状ドラム2内に供給し、その回転移 動と共に攪拌して、上部の殺菌装置Aにより殺菌しつつ、前方の送出部より受部 8を介して順次送出する。そしてこのとき供給部と、送出部において次のような 作動が行なわれる。 先ず、供給部において第2ロータリーバルブMV2 が閉じ密閉槽1との配管系 のバルブが閉止状態で第1ロータリーバルブMV1 より被処理物aが貯溜部6内 に所定量だけ間欠供給される。 そしてタイマーにより所定時間経過すると第1ロータリーバルブMV1 が閉じ 、大気開放のバルブSV4 が閉止し貯溜部6が配管系統SV3 の開により密閉槽 1内と連通した状態で第2ロータリーバルブMV2 が開いて、被処理物aが槽1 内の筒状ドラム2内に供給ガイド7を通じて供給される。 この後、タイマーにより所定時間過ぎると、第2ロータリーバルブMV2 は閉 止し、大気に連なるバルブSV4 をもつ配管系が開いて、第1ロータリーバルブ MV1 が開となり、次の供給に進む。一方、送出側は上記と逆に、受部8が処理 物を受止すると、大気に連なるバルブSV6 と第4ロータリーバルブMV4 は閉 止し、第3ロータリーバルブMV3 と、密閉槽1との配管系バルブSV5 が開い て減圧状態下で処理物は中間貯溜部9に入る。 そして、タイマーにより所定時間経過後、第3ロータリーバルブMV3 と密閉 槽1との配管系のバルブSV5 は閉止し、大気開放バルブSV6 と第4ロータリ ーバルブMV4 が開いて被処理物aは規定量が外部に排出される。
【0017】 かくして、上記供給、筒状ドラム2による移動、送出の過程を経て、被処理物 aは連続して紫外線殺菌に付される。 なお、上記説明は本考案の1例であり、その要部を逸脱しない限り、設計的変 更が許容されることは勿論である。 例えば攪拌羽根4の回転後方側を埋めて、この羽根4を段状に形成することも 可能であり、また羽根4の数や高さの高低により攪拌の度合いを設定することも 可能である。 さらに、攪拌手段としては、このような羽根や段部以外に適当な凹凸等も採用 しうる。
【0018】
以上説明したように、本考案の真空連続紫外線殺菌機は、バルブを介して真空 ポンプに連結された密閉槽内に、被処理物搬送装置と紫外線殺菌装置とを収設し 、密閉槽一方側に被処理物を供給する供給部を、また密閉槽他方側に被処理物を 送出する送出部を夫々設けた真空連続紫外線殺菌機において、上記被処理物搬送 装置を入口側から出口側に向かってやや角度をなして下向きに傾斜する回転可能 な筒状ドラムで構成すると共に、この筒状ドラムの内壁に、ドラムと共に回転し 上記被処理物を攪拌する攪拌部材を設け、筒状ドラムに供給された被処理物を上 記ドラムの回転に従って下方から上方に回転移動させ、かつ適宜上昇した位置で 自然落下させるようにしたものであり、供給部より連続的に密閉槽内の筒状ドラ ムに小魚等の被処理物を供給すると共に、上記攪拌部材を有する筒状ドラムを回 転させ攪拌しながら搬送することにより、上記被処理物を紫外線殺菌装置によっ て均質に殺菌し、しかも人手を要することなく自動的にこの処理を行なうことが 可能である。 そしてさらに、同じく上記攪拌部材を有する回転ドラムによって攪拌しながら 搬送することにより、柔軟な小魚に対しても、傷つけることなく良好に殺菌する ことがが可能である。
【図1】本考案に係る真空連続紫外線殺菌機の1例を示
す略示概要断面図である。
す略示概要断面図である。
【図2】(イ)筒状ドラムの回転による攪拌を示す第1
段階図である。 (ロ)同、第2段階図である。 (ハ)同、第3段階図である。
段階図である。 (ロ)同、第2段階図である。 (ハ)同、第3段階図である。
1 密閉槽 2 筒状ドラム 3 駆動機構 4 攪拌羽根 5 ホッパー 6、9 中間貯溜部 7 供給ガイド 8 受部 MV1 第1ロータリーバルブ MV2 第2ロータリーバルブ MV3 第3ロータリーバルブ MV4 第4ロータリーバルブ SV2 〜SV6 バルブ(ソレノイドバルブ) A 紫外線殺菌装置 a 被処理物
Claims (1)
- 【請求項1】 バルブを介して真空ポンプに連結された
密閉槽内に、被処理物搬送装置と紫外線殺菌装置とを収
設し、密閉槽一方側に被処理物を供給する供給部を、ま
た密閉槽他方側に被処理物を送出する送出部を夫々設け
た真空連続紫外線殺菌機において、上記被処理物搬送装
置を入口側から出口側に向かってやや角度をなして下向
きに傾斜する回転可能な筒状ドラムで構成すると共に、
この筒状ドラムの内壁に、ドラムと共に回転し上記被処
理物を攪拌する攪拌部材を設け、筒状ドラムに供給され
た被処理物を上記ドラムの回転に従って下方から上方に
回転移動させ、かつ適宜上昇した位置で自然落下させる
ようにしたことを特徴とする真空連続紫外線殺菌機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997002441U JP3041642U (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | 真空連続紫外線殺菌機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997002441U JP3041642U (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | 真空連続紫外線殺菌機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3041642U true JP3041642U (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=43176163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997002441U Expired - Lifetime JP3041642U (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | 真空連続紫外線殺菌機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3041642U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2012060450A1 (ja) * | 2010-11-05 | 2014-05-12 | 国立大学法人徳島大学 | 青果物の殺菌方法 |
-
1997
- 1997-03-19 JP JP1997002441U patent/JP3041642U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2012060450A1 (ja) * | 2010-11-05 | 2014-05-12 | 国立大学法人徳島大学 | 青果物の殺菌方法 |
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