JP3041572B2 - サポータ又はコルセットの製法 - Google Patents

サポータ又はコルセットの製法

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JP3041572B2
JP3041572B2 JP7192392A JP19239295A JP3041572B2 JP 3041572 B2 JP3041572 B2 JP 3041572B2 JP 7192392 A JP7192392 A JP 7192392A JP 19239295 A JP19239295 A JP 19239295A JP 3041572 B2 JP3041572 B2 JP 3041572B2
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喜隆 小村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伸縮性を有する素材を
用いたサポータ、コルセット等の製法に関する。
【0002】
【従来の技術】サポータ類には、吸湿性、伸縮性、保温
性、耐磨耗性等の多様な要求があり、これらを満たすた
め、複数のシート体を重ねて使用することが多い。この
場合、従来は、シート体を重ねてウレタン系の弾性接着
剤で接着している。
【0003】この方法では、伸縮性の低下が避けられ
ず、また、通気性を損なうことになる。
【0004】この対策として、接着剤を点状に塗布する
ことが行なわれている。しかし、接着剤の点の間隔を大
きくすると接着力が低下し、小さくすると通気性は確保
されず、この方法で接着力と通気性を両立させることは
困難である。
【0005】また、サポータ類では、衝撃吸収材等の付
加部材を取付けることが多い。これには、通常、付加部
材を当て部材で覆い、その周囲を接合する構成とする。
この当て部材の接合には、縫合あるいは上記と同様の接
着が用いられる。この場合も、上記と同様の伸縮性や通
気性の低下を生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、シー
ト体を重ねて固定しサポータ類を製造する方法におい
て、十分な強度と伸縮性、通気性とを共に良好に確保す
ることを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、伸縮性を有す
る2のシート体の間に、メッシュ状ホットメルト接着シ
ートを挟み、加熱してこの接着シートにより前記シート
体を熱接着し、この接着したシート体を用いて形成する
ことを特徴とするサポータ又はコルセットの製法であ
る。
【0008】さらに本発明は、伸縮性を有する2のシー
ト体の間に、メッシュ状ホットメルト接着シート及び付
加部材を挟み、加熱してこの接着シートにより前記シー
ト体を熱接着すると共に付加部材を固定し、この接着し
た付加部材付きシート体を用いて形成することを特徴と
するサポータ又はコルセットの製法を包含する。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例について具体
的に説明する。
【0010】図1、2に、本発明により製造されたサポ
ータ10を示す。このサポータ10は膝用のものであっ
て、3のシート体、すなわち裏地11、芯地12及び表
地13を接合して形成されている。この裏地11は、吸
湿性、感触の良好な綿及びアクリル製パイル地よりな
り、芯地12は、厚手で、弾性の優れたウレタンフォー
ムよりなり、表地13は、耐磨耗性、外観の良好なナイ
ロン起毛地よりなる。これらのシート体11,12,1
3は、いずれも良好な伸縮性、通気性を有している。さ
らに、この芯地12と表地13との間には、2種類の付
加部材14,15が挟まれている。付加部材14は、衝
撃吸収性ウレタンフォームよりなり、膝側部を保護し、
付加部材15は、金属スプリングよりなり、膝の曲げ運
動を保護するものである。
【0011】このサポータ10は、具体的には、次のよ
うにして製造される。
【0012】裏地11上に、メッシュ状ホットメルト接
着シート16を重ねて、仮止めする。この接着シート1
6は、メッシュ状で、熱により接着作用を生じるもので
あればよく、ウレタン系、ナイロン系等を使用すること
ができる。例えば、日東紡績株式会社製ポリウレタンメ
ッシュ「ダンレーヌ」(商標)が利用できる。通常、こ
の接着シートは、台紙に貼付して供給されるので、裏地
11上に接着シートを向けて重ね、比較的低温のアイロ
ンで軽く押さえ、台紙を剥がせばよい。
【0013】次に、この上に芯地12を載せ、裏地11
との間に、接着シートを挟み、アイロンで加熱して、芯
地12と裏地11を熱接着する。このとき、薄く、熱伝
導性の良い裏地側からアイロンを当てるとよい。
【0014】次に表地13の裏面に、前記と同様にし
て、メッシュ状ホットメルト接着シート17を重ねて、
仮止めする。
【0015】接着した芯地12、裏地11上に、付加部
材14,15を載せ、この上に接着シートを仮止めした
表地13を重ね、アイロンで加熱し、この接着シート1
7により、表地13を芯地12に熱接着し、同時に、付
加部材14,15も固定する。
【0016】通常、この後、接合し一体化した各シート
を切断し、所望形状とする。勿論、各シートを切断した
後、上述の接着を行なってもよい。
【0017】この後、側端部を糸18で縫合して、筒状
とし、サポータを形成する。
【0018】さらに、この例では、下端部を糸19で縫
合し、補強している。
【0019】図3、4に、本発明により製造されたコル
セット30を示す。このコルセット30は腰用のもので
あって、2のシート体、すなわち裏地31及び表地32
を接合して形成されている。この裏地31は、吸湿性、
感触、弾性の良好な編地よりなり、表地32は、外観の
良好なナイロン起毛地よりなる。これらのシート体3
1,32は、いずれも良好な伸縮性、通気性を有してい
る。さらに、両シート体の間には、2種類の付加部材3
3,34が挟まれている。付加部材33は、柔らかいウ
レタンフォームよりなり、腰側部を保護し、付加部材3
4は、金属スプリングよりなり、腰背部の曲げ運動を保
護するものである。
【0020】このコルセット30は、具体的には、次の
ようにして製造される。
【0021】表地32裏面に、メッシュ状ホットメルト
接着シート35を重ねて、仮止めする。この接着シート
35、方法は前記と同様である。
【0022】次に、裏地32上に付加部材33,34を
載せ、この上に接着シートを仮止めした表地32を重
ね、アイロンで加熱し、この接着シート35により、表
地31を裏地32に熱接着し、同時に、付加部材33,
34も固定する。
【0023】通常、この後、接合し一体化した各シート
を切断し、所望形状とする。勿論、各シートを切断した
後、上述の接着を行なってもよい。
【0024】この後、縁部をテープ36で被って縫合
し、さらに、両端部にベルベット式ファスナ37a,3
7bをそれぞれ取付けてコルセット30を形成する。
【0025】上記例は、サポータ類の全面を形成するシ
ート体を接着するものであるが、一部の面を形成するシ
ート体、例えば付加部材を押さえる当て部材の接合に
も、本発明が応用し得ることはいうまでもない。また、
このような場合には、本発明の熱接着と縫合を併用する
ことも有用である。
【0026】
【発明の効果】本発明のサポータ又はコルセットの製法
は、上述のように、シート体をメッシュ状ホットメルト
接着シートにより熱接着して使用するので、接着により
伸縮性、通気性が損なわれることがなく、風合いも良好
となる。しかも、メッシュ状であることから、接着部分
が連続し、均一に分布することになるので、接着強度は
十分強固であり、長期使用、洗濯等により剥離を生じる
ことも僅少となる。
【0027】また、本発明で、衝撃吸収材等の付加部材
を使用する場合には、シート体の接着時に、これを挟む
だけで取付けができるので、作業性、生産性も向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるサポータの一例を示す斜視図であ
る。
【図2】同例の分解斜視図である。
【図3】本発明によるコルセットの一例を示す斜視図で
ある。
【図4】同例の分解斜視図である。
【符号の説明】
10…サポータ、11…裏地、12…芯地、13…表
地、14,15…付加部材、16,17…メッシュ状ホ
ットメルト接着シート、18,19…糸。30…コルセ
ット、31…裏地、32…表地、33,34…付加部
材、35…メッシュ状ホットメルト接着シート、36…
テープ、37a,37b…ベルベット式ファスナ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮性を有する2のシート体の間に、メ
    ッシュ状ホットメルト接着シートを挟み、加熱してこの
    接着シートにより前記シート体を熱接着し、この接着し
    たシート体を用いて形成することを特徴とするサポータ
    又はコルセットの製法。
  2. 【請求項2】 伸縮性を有する2のシート体の間に、メ
    ッシュ状ホットメルト接着シート及び付加部材を挟み、
    加熱してこの接着シートにより前記シート体を熱接着す
    ると共に付加部材を固定し、この接着した付加部材付き
    シート体を用いて形成することを特徴とするサポータ又
    はコルセットの製法。
JP7192392A 1995-06-23 1995-06-23 サポータ又はコルセットの製法 Expired - Lifetime JP3041572B2 (ja)

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