JP3041561U - 門型クレーンのガーターレール清掃機 - Google Patents

門型クレーンのガーターレール清掃機

Info

Publication number
JP3041561U
JP3041561U JP1997002342U JP234297U JP3041561U JP 3041561 U JP3041561 U JP 3041561U JP 1997002342 U JP1997002342 U JP 1997002342U JP 234297 U JP234297 U JP 234297U JP 3041561 U JP3041561 U JP 3041561U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crane
garter rail
garter
cleaning machine
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1997002342U
Other languages
English (en)
Inventor
勝文 末
玲 伊藤
Original Assignee
環境エンジニアリング株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 環境エンジニアリング株式会社 filed Critical 環境エンジニアリング株式会社
Priority to JP1997002342U priority Critical patent/JP3041561U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3041561U publication Critical patent/JP3041561U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 危険作業の回避と将来予測される作業者の不
足に対応すべく、無人による天井走行門型クレーン及び
通常の門型クレーンのガーターレール清掃機を提供する
こと。 【解決手段】 門型クレーンの台車に着脱可能に取りつ
けてガーターレール及びその近傍の汚れを除去する清掃
機において、一対の着脱可能な回転清掃ブラシ及びこれ
らがガーターレールの両側に位置するように、その間隔
を調整可能に取付けられるスライドバーから構成される
回転清掃ブラシ部がブラケット下面に上下動可能に連接
されてなることを特徴とする門型クレーンのガーターレ
ール清掃機。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、門型クレーン及びガータレールが高所に設置され、搬送物を吊り下 げて走行する天井走行門型クレーンのガータレールの清掃機に関する。
【0002】
【従来の技術】
門型クレーンには、埠頭クレーン等の路面にガーターレールが設置されている ものとガーターレールが高所に設置されている製鉄所や各種工場における天井走 行門型クレーンがある。 いずれの門型クレーンも、2年に一度の所管官庁による設備検査が義務付けら れており、検査前あるいは定期的にクレーン本体及びガーターレールの清掃作業 が実施されている。
【0003】 この清掃作業は人力によるものであり、特に天井走行門型クレーンにおいては 、高所で粉塵、グリース等を除去しなければならず危険を伴う作業であり、作業 者の墜落災害も報告されている。 また、高所作業という特殊性から鳶職経験者の就業が多く、危険で衣服や手先 が汚れる等の理由から、作業者の確保が年々困難になりつつある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであり、本考案の目的は危険作 業の回避と将来予測される作業者の不足に対応すべく、無人による天井走行門型 クレーン及び通常の門型クレーンのガーターレール清掃機を提供することである 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は以下の本考案によって達せられる。即ち、本考案は、門型クレー ンの台車に着脱可能に取りつけてガーターレール及びその近傍の汚れを除去する 清掃機において、一対の着脱可能な回転清掃ブラシ及びこれらがガーターレール の両側に位置するように、その間隔が調整可能に取付けられるスライドバーから 構成される回転清掃ブラシ部がブラケットに上下動可能に連接されてなることを 特徴とする門型クレーンのガーターレール清掃機である。
【0006】
【考案の実施の形態】
次に考案の実施の形態を挙げて本考案を詳細に説明する。 本考案の門型クレーンのガーターレール清掃機は、門型クレーンの台車の左右 の前後端に常時あるいは必要時に装着することができる着脱可能(可搬式)であ り、装着時においても連続運転と随時運転が可能であること、又、粉塵等の回収 の受皿(塵取り)をセットにすることで清掃時に粉塵等がガーターレール設置床 から落下することを防止することができることが特徴である。
【0007】 本考案の一例を示す図面に基づいて本考案の門型クレーンのガーターレール清 掃機(以下では単に清掃機と称する)について説明する。 図1にクレーン台車(車輪は不図示)のサドルCに装着した状態の清掃機の概 略正面図を、図2に概略側面図をそれぞれ示す。図3に清掃機の一部の概略斜視 図を示す。
【0008】 清掃機はブラケットAと回転清掃ブラシ部Bとから構成される。回転清掃ブラ シ部Bは、左右一対の回転ブラシ(表示は一方についてのみ。他も同様。)1、 各回転ブラシを左右にスライド可能に取付けるスライドバー3、各回転ブラシを スライドバーに沿って移動させ所定の位置でボルト5で固定する各回転ブラシ上 部に設置した回転ブラシ移動・固定部4、スライドバー両端部に設けたストッパ ー6及び回転清掃ブラシ部BをブラケットAに上下動可能に連接するスライドバ ーの中央部に設けられた連接部6から構成される。
【0009】 回転清掃ブラシ部Bは、スライドバーの中央部に設けた連接部7の上下に貫通 させた開孔部にブラケットAの下面に、これに垂直に固設した2本のガイドシャ フト8、8′を挿入することによりブラケットAと上下動可能に連接され、各回 転ブラシはガイドシャフト8に内挿されたスプリング9によりガーターレールD 及びその設置面等に圧接するように保持される。上記の上部開孔部には連接部の 上下動を滑らかにするためにリニアブッシュ11がはめ込まれている。又、ガイ ドシャフトの下端には回転清掃ブラシ部の落下を防止するストッパーである落下 防止プレート10がボルトで固定されている。 図2においては、連接部7はスライドバーよりも幅、高さともに大きく形成さ れているが、スライドバーと連接部は同一形状であってもよく、両者の形状は特 に限定されない。 ブラケットAは、固定金具12及び締付ボルト13でクレーン台車のサドルC に固定される。
【0010】 回転ブラシ1は、ブラシ軸1−1の下端に固設した円盤状ブラシ取付け部1− 2及びこれにボルト1−4で固定する円盤状基板に取付けられたブラシ1−3か ら構成される。ブラシ軸1−1の上部はブラシの回転を容易にする軸受2で支持 されている(図では軸受はボックス内に設置されている)。ブラシはその汚れに 応じて円盤状ブラシ取付け部から取外して交換する。ブラシの材質は特に限定さ れないが、ガーターレールに付着したグリス等の油性物質の除去を容易にするた め、該物質を吸収し易い親油性高分子材料で形成することが望ましい。
【0011】 左右の回転ブラシ1は、ガーターレールDを挟んでスライドバー3上に配置さ れ、それぞれをスライドバーに沿って移動させ、ガーターレール及びその近傍の 汚れが確実に除去される位置に回転ブラシ移動・固定部4をボルト5で固定する 。各回転ブラシは、その下端部がガイドシャフト8に内挿されたスプリング9及 び回転清掃ブラシ部Bの自重によってガーターレール設置面あるいはその近傍に 圧接するように高さが調整される。 図1、2においては図3に斜視図を示すように回転ブラシ移動・固定部4と軸 受け2とは、それぞれの側面で接合されているが、接合の仕方は特に限定されず 、他の接合の仕方であってもよい。
【0012】 回転ブラシは、クレーン台車の走行に従って自ら回転する。回転ブラシは、モ ーターを用いて回転させることもできるが、本考案においてはクレーン台車の走 行に従ってブラシがガーターレール固定ボルトに接触し、その際の抵抗で自然に 回転するので、ブラシを回転させるための駆動源は特に必要としない。
【0013】 以上の本考案の清掃機は、常時あるいは必要に応じて、そのブラケットAの両 端部をクレーン台車の左右の前端及び/又は後端のサドル等に任意の固定具で固 定することにより取付けられる。 清掃機をクレーン台車に常時取付けたままで、清掃を随時行わせることもでき る。その場合には、清掃を実施しない場合にはスライドバー上の回転ブラシの位 置をストッパー付近に移動させ、清掃を実施する場合には所定の位置に移動させ ればよい。
【0014】 本考案の清掃機をクレーン台車に取付けてガーターレール及びその周囲を清掃 する場合、天井走行門型クレーンにおいては、ガーターレール敷設部のクレーン 台車のクレーン本体側(吊下げ部のある側)は開放面であり、回転ブラシの回転 によって粉塵等が飛散、落下することがある。このような粉塵等の飛散、落下を 防止するために清掃機とセットにして粉塵受皿(塵取り)を該台車に取付けるこ とが望ましい。清掃機の回転ブラシのほぼ真横で、回転ブラシの下端部が該受皿 の底部の少なくとも一部に入り込むように該台車に取り付ける。該受皿の大きさ 及び形状は特に限定されず、回転ブラシの大きさに従って適した大きさとするこ とが好ましい。概略断面図を図4に示す。
【0015】 図1に示す清掃機を製鉄所の天井門型クレーンの台車の左右の前端に取り付け 該クレーンを走行させて無人でガーターレール(敷設長約100〜500m)及 びその敷設面周辺の清掃を行った。清掃前は粉塵(ホコリと微細鉄粉)とグリー ス塊がベットリと固定ボルト及びガーターレール側面及びガーレール設置床面に 付着していたが、クレーンの10〜20回往復走行後には、従来人力で除去して 固定ボルトの点検、レール間隙の確認、レール表面の状況確認が官庁検査に対応 できる状態にした場合と同じ状態になった。この作業(200m×2)を1人の 作業者が行うと通常24時間掛かるものである。
【0016】
【考案の効果】
以上の本考案によれば、天井走行門型クレーンにおいては、高所の危険な作業 を無人で実施することができ、通常の門型クレーンにおいても同様に清掃の無人 化が可能であり、清掃の仕上がりも人力の場合と実質的な差はなく、安全かつ短 時間、さらに清掃作業のためにクレーン走行を中断する必要もなく、クレーンを 実走行させながら清掃が実施できるという効果が得られる。 無人で清掃ができることから、鳶職等の特殊作業者を確保する必要もなく、省 人化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の1例の概略正面図である。
【図2】 本考案の1例の概略側面図である。
【図3】 本考案の1例の部分の概略斜視図である。
【図4】 本考案の粉塵受皿の取付け状態の1例を示す
概略断面図である。
【符号の説明】
A:ブラケット B:清掃回転ブラシ部 C:ガーターレール D:クレーン台車のサドル 1:回転ブラシ 1−1:ブラシ軸 1−2:ブラシ取付け部 1−3:ブラシ 1−4:ボルト 2:軸受 3:スライドバー 4:回転ブラシ移動・固定部 5:ボルト 6:ストッパー 7:連接部 8:ガイドシャフト 9:スプリング 10:落下防止プレート 11:リニアブッシュ 12:固定金具 13:ボルト

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 門型クレーンの台車に着脱可能に取りつ
    けてガーターレール及びその近傍の汚れを除去する清掃
    機において、一対の着脱可能な回転清掃ブラシ及びこれ
    らがガーターレールの両側に位置するように、その間隔
    を調整可能に取付けられるスライドバーから構成される
    回転清掃ブラシ部がブラケット下面に上下動可能に連接
    されてなることを特徴とする門型クレーンのガーターレ
    ール清掃機。
  2. 【請求項2】 上記連接が上記スライドバー中央部の上
    下に貫通する開孔部に上記ブラケット下面に固設したガ
    イドシャフトを挿入することでなされる請求項1に記載
    の門型クレーンのガーターレール清掃機。
  3. 【請求項3】 上記ブラケットを上記台車に固定する請
    求項1及び2に記載の門型クレーンのガーターレール清
    掃機。
  4. 【請求項4】 粉塵受皿が、回転清掃ブラシの下端部が
    該受皿の底部の少なくとも一部と接触するように、クレ
    ーン台車に取り付けられた請求項1に記載の門型クレー
    ンのガーターレール清掃機。
  5. 【請求項5】 門型クレーンが天井走行門型クレーンで
    ある請求項1〜4のいずれか1項に記載のガーターレー
    ル清掃機。
JP1997002342U 1997-03-18 1997-03-18 門型クレーンのガーターレール清掃機 Expired - Lifetime JP3041561U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997002342U JP3041561U (ja) 1997-03-18 1997-03-18 門型クレーンのガーターレール清掃機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997002342U JP3041561U (ja) 1997-03-18 1997-03-18 門型クレーンのガーターレール清掃機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3041561U true JP3041561U (ja) 1997-09-22

Family

ID=43176087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1997002342U Expired - Lifetime JP3041561U (ja) 1997-03-18 1997-03-18 門型クレーンのガーターレール清掃機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3041561U (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05308861A (ja) * 1992-05-06 1993-11-22 Setouchi Kinmo Shoko Kk 植栽用保護枠
JP2012148838A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Yachiyo Industry Co Ltd 搬送設備における清掃装置
JP2015163152A (ja) * 2014-02-28 2015-09-10 東日本旅客鉄道株式会社 自走式清掃装置
JP6293344B1 (ja) * 2017-10-13 2018-03-14 菱栄工機株式会社 異物除去機器
CN107915123A (zh) * 2017-11-09 2018-04-17 芜湖市长江起重设备制造有限公司 一种自动清洁轨道的行吊
WO2024043164A1 (ja) * 2022-08-22 2024-02-29 三菱重工業株式会社 航空機の洗浄装置および方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05308861A (ja) * 1992-05-06 1993-11-22 Setouchi Kinmo Shoko Kk 植栽用保護枠
JP2012148838A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Yachiyo Industry Co Ltd 搬送設備における清掃装置
JP2015163152A (ja) * 2014-02-28 2015-09-10 東日本旅客鉄道株式会社 自走式清掃装置
JP6293344B1 (ja) * 2017-10-13 2018-03-14 菱栄工機株式会社 異物除去機器
CN107915123A (zh) * 2017-11-09 2018-04-17 芜湖市长江起重设备制造有限公司 一种自动清洁轨道的行吊
CN107915123B (zh) * 2017-11-09 2019-11-22 玉环普天单向器有限公司 一种自动清洁轨道的行吊
WO2024043164A1 (ja) * 2022-08-22 2024-02-29 三菱重工業株式会社 航空機の洗浄装置および方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3041561U (ja) 門型クレーンのガーターレール清掃機
KR20090010280A (ko) 구름 랙기어 주행식 교량점검차
CN211282995U (zh) 物料破碎装置
JP2003118826A (ja) 吊り下げ搬送装置
JPH07336803A (ja) コンベヤにおける台車安全走行装置
CN110884919A (zh) 物料破碎装置
CN209849515U (zh) 一种移动式收尘装置
CN220371944U (zh) 一种矫直机上料辅助装置
CN220927685U (zh) 一种铁路工程轨道清扫装置
JP4096135B2 (ja) レール削正カス回収装置
CN114277720B (zh) 一种铁路道床大块物料收集提升装置
CN216229371U (zh) 输煤皮带廊道轨道巡检机器人
CN221086469U (zh) 天车抓斗重锤限位
KR200285938Y1 (ko) 궤도용 이동차에 탑재되는 레일 주변 청소장치
CN211520749U (zh) 一种地面单轨ems运输小车
CN219337022U (zh) 一种切断机装置
KR20100010598U (ko) 레일용 대차의 안전장치
JPH0355486Y2 (ja)
CN220619920U (zh) 一种施工现场金属废料绿色高效回收装置
CN219519941U (zh) 一种轧钢万向轴用新型防护罩
CN209853474U (zh) 一种带有安全防护结构的履带式牵引机
CN217189852U (zh) 一种矿产资源勘查的金属离子提取装置
CN210647546U (zh) 一种电动葫芦桥式起重机
JPH0350142Y2 (ja)
US3698137A (en) Grinder with movably supported frame