JP3041555U - 自然石結合亀甲金網パネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金網との接着強度が大でパネルの剛性が大で
施工性がよく、流亡の惧れのない自然石結合亀甲金網パ
ネルを提供する。 【解決手段】 亜鉛アルミ合金メッキ鉄線１を撚り合わ
せて成形してなる亀甲金網Ａ上に接着剤層Ｂを介して自
然石Ｃを重層接着した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は施工性が改善され、耐久性が大幅に向上された護岸等の施工用生態系 保護用の自然石結合亀甲金網パネルに係るものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、施工性を改善し、自然生態系を乱すことのないよう菱形金網上に複数の 自然石を敷き並べるとともに同各自然石の下面に層着した接着材を介して、前記 自然石と金網とを一体成形した護岸等の施工用の生態系保護自然石金網が提案さ れている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら前記従来の自然石金網の基体となる菱形金網は強度、剛性、特に 撚り合わせた方向の剛性が低く、自然石の重量によって変形し易く、運搬取扱い の面において難点があり、金網の一部が切断すると連鎖してばらばらになり、金 網としての機能を失うという問題点があった。

【０００４】 本考案はこのような従来技術の有する問題点に鑑みて提案されたもので、その 目的とする処は、金網との接着強度が大でパネルの剛性が大で施工性がよく、敷 設後流亡の惧れのない自然石結合亀甲金網パネルを提供する点にある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

前記の目的を達成するため、本考案に係る自然石結合亀甲金網パネルは、亜鉛 アルミ合金メッキ鉄線を撚り合わせて成形してなる亀甲金網上に、接着剤を介し て自然石を重層接着して構成されている。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、本考案を本考案の最も好ましい実施の形態を示す図面について説明する 。 Ａは亀甲金網パネルを示し、亜鉛アルミ合金メッキ鉄線１を撚り合わせて亀甲 金網パネルＡが成形されている。

【０００７】 同亀甲金網パネルＡ上には接着剤層Ｂを介して自然石Ｃが前記亀甲金網パネル Ａと一体に結合されている。 かくして構成された自然石亀甲パネルＡはその基体をなす亀甲金網が亜鉛アル ミ合金メッキ鉄線１を撚り合わせて亀甲金網状に形成されているので、縦方向（ 撚り合わせた方向）の剛性が大で、前記金網上に層着された自然石によって大き なたわみを生じることがなく、運搬、施工上有利である。

【０００８】

【考案の効果】

本考案に係る自然石結合亀甲金網パネルは前記したように同パネルの基体をな す金網が、亜鉛アルミ合金メッキ鉄線を撚り合わせて亀甲金網状に形成されてい るので、一部が切断しても従来製品のように切断部に連鎖してばらばらにならず 、パネル基体の網としての機能を失わない。

【０００９】 更にパネル基体を構成する金網が、亜鉛アルミ合金メッキを撚り合わせて亀甲 金網状に成形されているので、従来の菱形網目の金網に比して縦方向（撚り合わ せた方向）の剛性が大で、大きな自然石を重層しても大きく撓んだり変形するこ とがなく、施工、運搬が容易である。 また前記亀甲状金網は網目が小さいので、同金網とその上に重層される自然石 との接着面積が多くなり、従って両者の接着強度が大になり、更にまた本考案に 係る自然石結合亀甲パネルは従来の菱形金網を使用した自然石結合金網パネルに 比して、敷設部の下部自然石が流失し難い構造となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る自然石結合亀甲金網パネルの一実
施例の一部を欠截して示した平面図である。

【図２】図１の正面図である。

【図３】図１の側面図である。

【図４】図３の部分拡大図である。

【符号の説明】

Ａ 亀甲金網パネル Ｂ 接着剤層 Ｃ 自然石 １ 亜鉛アルミ合金メッキ鉄線

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 亜鉛アルミ合金メッキ鉄線を撚り合わせ
   て成形してなる亀甲金網上に、接着剤を介して自然石を
   重層接着してなることを特徴とする自然石結合亀甲金網
   パネル。