JP3040885U - 回転式ダンパーユニット - Google Patents

回転式ダンパーユニット

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JP3040885U
JP3040885U JP1997001541U JP154197U JP3040885U JP 3040885 U JP3040885 U JP 3040885U JP 1997001541 U JP1997001541 U JP 1997001541U JP 154197 U JP154197 U JP 154197U JP 3040885 U JP3040885 U JP 3040885U
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JP
Japan
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rotor
stator
damper unit
rotary damper
rotational resistance
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Application number
JP1997001541U
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Inventor
志朗 瀬川
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Takigen Manufacturing Co Ltd
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Takigen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステーターとローターの断面寸法を変更しな
くても、使用対象物への装着角度の変更という簡単な操
作のみによって、回転抵抗を一定範囲内において調整変
更できる回転式ダンパーユニットを提供する。 【解決手段】 ステーターに対してローターを正転させ
るときの回転抵抗が大きく、ローターを逆転させるとき
の回転抵抗が限りなくゼロに近いダンピング機構を内蔵
した回転式ダンパーユニットであって、ステーターの断
面輪郭形状とステーター端面に突出したローターの連動
軸部の断面輪郭形状をそれぞれ正n角形とし、互いに回
転する二つの使用対象物の正n角形の各軸孔にローター
の連動軸部とステーターを嵌め込む。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】 本考案はローターの正転時と逆転時とで回転抵 抗を異ならせた回転式ダンパーユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】 高分子粘性流体その他の高粘性流体を充填した筒状ステー ター内にローターを収容し、ステーターの内周面とローターの外周面との隙間を 回転方向に沿って変化させて、高粘性流体の粘性剪断抵抗力を変化させる回転式 オリフィスダンパーは既に知られている。
【0003】 このような構造のダンパーでは、ダンパー特性を変化させるには、高粘性流体 の粘度調整だけでは足らず、基本的にはステーターとローター間の隙間の変化度 合いを変更する必要があるので、ステーターとローターの断面寸法が異なる複数 種類のダンパーを設計製作する必要があり、単一種類の大量生産によるコスト節 減が行えない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 したがって本考案の目的は、ステーター とローターの断面寸法を変更しなくても、使用対象物への装着角度の変更という 簡単な操作のみによって、回転抵抗を一定範囲内において調整変更することがで きるため、広範な適用が可能であり、単一種類の量産によるコスト削減が可能で ある回転式ダンパーユニットを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案では、ステーターに対してローター を正転させるときの回転抵抗が大きく、ローターを逆転させるときの回転抵抗が 限りなくゼロに近いダンピング機構を内蔵した回転式ダンパーユニットにおいて 、ステーターの断面輪郭形状とステーター端面に突出したローターの連動軸部の 断面輪郭形状をそれぞれ正n角形とし、互いに回転する二つの使用対象物の正n 角形の各軸孔にローターの連動軸部とステーターを嵌め込む。ここでnは3以上 の整数であって、360を除したときの商が整数となるものである。
【0006】 360/n度づつ角度を変えてステーターを一方の使用対象物の軸孔に嵌め込 み、360/n度づつ角度を変えてローターの連動軸部を他方の使用対象物の軸 孔に嵌め込むことによって、基本のダンパー特性曲線それ自体は同一であっても 、当該ダンパー特性曲線の利用領域が個別的に変えられる。そのため、二つの使 用対象物が相対的に回転する時に受ける回転抵抗の大きさは、一定範囲内におい て変更される。
【0007】
【考案の実施の形態】 図示の実施例では、回転式ダンパーユニット1は筒 状のステーター2とローター3を同軸に嵌め合わせたものであり、ステーター2 の断面輪郭形状とローター3の連動軸部3aの断面輪郭形状は、いずれもは正六 角形(n=6)である。また、固定枠体で構成される一方の使用対象物4の軸孔 5と、扉で構成される他方の使用対象物6の軸孔7の断面形状は、いずれも正六 角形である。そのため、ステーター2とローター3の使用対象物4,6への嵌め 込み角度は60度単位で変更される。
【0008】 使用対象物4の軸孔5は、使用対象物4の左右一方の側面にビス8で固着され たブラケット9の水平板部に設けられている。使用対象物6の軸孔7は、使用対 象物6の上下端面に埋め込まれ、ロックピン10で固着された壺金状のホルダー 11に設けられている。
【0009】 この回転式ダンパーユニット1は、基準位置である始点から終点までの回転角 度が180度であり、始点から30度は低トルク域であり、始点から逆転方向に 10度の余裕角が設定され、終点から正転方向に10度の余裕角が設定されてい る。ダンパーユニット1は、図3に示したように正転方向が時計回り方向である もの(R型ユニット)と、図4に示したように反時計回り方向であるもの(L型 ユニット)の2種類が製作され、用途によって使い分けられる。
【0010】 図示のように回転式ダンパーユニット1をピボットヒンジとして使用する場合 には、ローター3の正転方向が扉の閉鎖方向となり、ローター3の逆転方向が扉 の開放方向となるように設定され、扉の閉鎖方向の回転力の一部がダンパーユニ ット1の回転抵抗によって減殺されるため、扉は緩やかに閉鎖される。
【0011】 図示の実施例では、ダンパーユニットに内蔵されたダンピング機構は前記した 回転式オリフィスダンパーであるが、逆止弁と流量調整弁の組み合わせによって 正転時と逆転時の回転抵抗を変えるオイルダンパーやガスダンパーといった、他 の公知の各種ダンピング機構を適宜採用することができる。
【0012】
【考案の効果】 以上のように本考案の回転式ダンパーユニットでは、断面 輪郭形状をいずれも正n角形としたローターの連動軸部とステーターを、使用対 象物の正n角形の各軸孔に嵌め込むので、ステーターとローター自体の断面寸法 を変更しなくても、使用対象物への嵌め込み角度の変更という簡単な操作のみに よって、ダンパーの回転抵抗を一定範囲内において調整変更することができるた め、広範な適用が可能であり、単一種類の量産によるコスト削減が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例に係る回転式ダンパーユニ
ットの斜視図である。
【図2】 該ダンパーユニットの使用状態を示す断面図
である。
【図3】 正転方向を時計回り方向としたダンパーユニ
ットの平面図である。
【図4】 正転方向を反時計回り方向としたダンパーユ
ニットの平面図である。
【符号の説明】
1 回転式ダンパーユニット 2 ステーター 3 ローター 3a ローターの連動軸部 4 使用対象物 5 軸孔 6 使用対象物 7 軸孔 8 固着用ビス 9 ブラケット 10 ロックピン 11 ホルダー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステーターに対してローターを正転させ
    るときの回転抵抗が大きく、ローターを逆転させるとき
    の回転抵抗が限りなくゼロに近いダンピング機構を内蔵
    した回転式ダンパーユニットであって、ステーターの断
    面輪郭形状とステーター端面に突出したローターの連動
    軸部の断面輪郭形状をそれぞれ正n角形とし、互いに回
    転する二つの使用対象物の正n角形の各軸孔にローター
    の連動軸部とステーターを嵌め込む回転式ダンパーユニ
    ット。
JP1997001541U 1997-02-24 1997-02-24 回転式ダンパーユニット Expired - Lifetime JP3040885U (ja)

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JP1997001541U JP3040885U (ja) 1997-02-24 1997-02-24 回転式ダンパーユニット

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JP1997001541U JP3040885U (ja) 1997-02-24 1997-02-24 回転式ダンパーユニット

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JP3040885U true JP3040885U (ja) 1997-09-05

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