JP3040264U - 注入管用キャップ - Google Patents

注入管用キャップ

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JP3040264U
JP3040264U JP1997000473U JP47397U JP3040264U JP 3040264 U JP3040264 U JP 3040264U JP 1997000473 U JP1997000473 U JP 1997000473U JP 47397 U JP47397 U JP 47397U JP 3040264 U JP3040264 U JP 3040264U
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injection
injection pipe
cap
fixed foot
foot portion
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Application number
JP1997000473U
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English (en)
Inventor
武繁 勝又
Original Assignee
株式会社ティーエフティー
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォアパイリング等に用いる注入管にお
いて、注入管の製造を簡単かつ安価にすることができる
ようにする。 【解決手段】 キャップ本体10の端面には固定足部2
0設けられている。キャップ本体10及び固定足部20
は合成樹脂により一体に形成されている。キャップ本体
10は、円錐部11と円筒部12を有する。円筒部12
の対向する4箇所には注入孔14が形成されている。固
定足部20は、円筒部12の対向する2箇所に形成され
ている。固定足部20は、基端から先端に行くにしたが
って、外面が注入管の内面より外側になるように外側に
広がって形成され、先端の少し手前で内側に窄まって形
成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、フォアパイリング工法等において使用される注入管の先端に取り付 けられる注入管用キャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、トンネル掘削時において、切羽の自立性が乏しく不安定な治山に対し て切羽天端の崩落やゆるみの拡大を防止し、短期的な安全性を確保する方法とし てフォアパイリング工法がある。このフォアパイリング工法は、トンネル切羽外 周に注入管を配置し、その周囲に硬質発泡ウレタン材(以下、ロックフォームと いう)、モルタル材等を高圧で注入することにより空隙や割れ目に浸透させると ともに、注入管自体も固定して補強材とし、先受けと早期の治山補強を行うもの である。
【0003】
【考案が決しようとする課題】
しかしながら、従来のフォアパイリング工法においては、注入管自体に注入孔 を形成し、この注入孔を介してロックフォームやモルタルを注入管の周囲に注入 していた。したがって、従来のフォアパイリング工法における注入管においては 、注入管の製造に当たって注入孔を形成しなければならないので、注入管の製造 が面倒でかつ高価になっていた。
【0004】 本考案は、以上の課題を解決するためになされたもので、注入管の製造を簡単 かつ安価にすることができる注入管用キャップの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するためになされたもので、治山補強のための充填 材を注入する注入管の先端に取り付けられるものであって、注入管の開口部を覆 うキャップ本体と、注入管内部に弾性をもって入り込みキャップ本体を注入管に 固定する固定足部と、前記キャップ本体に穿設され充填材を流出させる注入孔と を有することを特徴として構成されている。
【0006】 本考案の注入管用キャップによれば、キャップ本体が注入管の挿入時等に土砂 等が注入管に入り込むのを防止し、固定足部がキャップ本体を注入管に固定して 注入管から脱落するのを防止する。そして、注入孔は、注入管に注入された注入 材を注入管の外部へ流出させる。
【0007】 また、前記キャップ本体と固定足部とは合成樹脂により一体に形成されたもの であることが好ましい。これにより、キャップ本体の製造をより簡単かつ安価に することができる。
【0008】 さらに、前記固定足部は、先端に行くに従って外側に広がり、かつ先端の手前 で内側に窄まっていることが好ましい。これにより、先端の内側に窄まった部分 が案内となって容易に注入管に挿入することができ、また、外側に広がった部分 の弾性により注入管を外側方向に押圧するので、確実に固定することができる。 すなわち、単純な形状で容易かつ確実にキャップ本体を注入管に固定することが できる。
【0009】 本考案の注入管用キャップは、フォアパイリング工法、薬液注入工法等、注入 材を注入する注入管の全てに適用することができ、また、注入材としては、ロッ クフォーム、モルタル、セメントミルク等がある。
【0010】
【考案の実施の形態】
本考案の注入管用キャップの一実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】 図1は注入管用キャップの平面図、図2は同上正面図、図3は同上右側面図、 図4は同上底面図、図5は図2中A−A線断面図、図6は図3中B−B線断面図 、図7は注入管用キャップを注入管に取り付けた状態の一部断面した図を示す。
【0012】 これらの図に示す注入管用キャップ1において、10はキャップ本体で、この キャップ本体10の端面には固定足部20設けられており、これらキャップ本体 10及び固定足部20は合成樹脂により一体に形成されている。キャップ本体1 0は、頂点部分が曲面である丸みを持った略円錐状の円錐部11と、この円錐部 11から連続して形成された円筒部12とを有すとともに、円錐部11及び円筒 部12の内部に空間部13を有している。そして、円筒部12の対向する4箇所 には、幅が周囲の約1/8で高さが円錐部11の略境界線上までである注入孔1 4が形成されている。また、円筒部12の厚さは、注入管の厚さより少し小さく 形成されており、すなわち、円筒部12の外面と注入管の外面は略同一平面とな るが、円筒部12の内面は注入管の内面より少し外側に位置するようになってい る。
【0013】 前記固定足部20は、円筒部12の対向する2箇所に形成され、円筒部12の 内面より内側に突出した取付部21を介して一体に形成されており、固定足部2 0の基端において固定足部20の外面が、円筒部12の内面より少し内側になる ようになっている(すなわち、注入管の内面と略同一平面になる)。そして、こ の固定足部20は、基端から先端に行くにしたがって、外面が注入管の内面より 外側になるように外側に広がって形成され、先端の少し手前(全体の略1/4手 前)で内側に窄まって形成されている。
【0014】 以上のような注入管用キャップ1を使用するには、図5に示すように、注入管 用キャップ1を注入管30の先端の開口部に取り付ける。このとき、固定足部2 0が注入管30の内部に内側に曲げられた状態で挿入されており、この固定足部 20の外側へ復帰しようとする力により、注入管用キャップ1が注入管30に固 定されている。また、円筒部12の端面は、注入管30の先端面と略密着状態に なっている。
【0015】 なお、40はミキサー、50はパッキン、60はソケット、70はカプラー、 80はY字ユニット、90はパルプユニット、100は注入ホースである。
【0016】 このような状態において、注入材としてのロックフォームの原液であるT液及 びR液を注入ホース100、100でバルブユニット90、90を介してY字ユ ニット80に送り込んで一体にした後、ミキサー40で混合する。そして、この 混合された液体は、樹脂化、発泡等を起こし注入管用キャップ1の円筒部12に 形成された注入孔14から外部に流出する。
【0017】
【考案の効果】
本考案は、以上のように構成したので、注入管用キャップを注入孔を形成して いない注入管に取り付けるだけで、従来と全く同様に注入材の注入を行うことが できるので、注入管に注入孔を形成する必要がなく、注入管の製造を簡単かつ安 価にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の注入管用キャップの一実施例の平面
図を示す。
【図2】 本考案の注入管用キャップの一実施例の正面
図を示す。
【図3】 本考案の注入管用キャップの一実施例の側面
図を示す。
【図4】 本考案の注入管用キャップの一実施例の底面
図を示す。
【図5】 本考案の注入管用キャップの一実施例の図2
中A−A線断面図を示す。
【図6】 本考案の注入管用キャップの一実施例の図3
中B−B線断面図を示す。
【図7】 本考案の注入管用キャップの一実施例の使用
状態の一部断面した側面図を示す。
【符号の説明】
1: 注入管用キャップ 10:キャップ本体 11:円錐部 12:円筒部 14:注入孔 20:固定足部 30:注入管

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 治山補強のための注入材を注入する注入
    管の先端に取り付けられるものであって、注入管の開口
    部を覆うキャップ本体と、注入管内部に弾性をもって入
    り込みキャップ本体を注入管に固定する固定足部と、前
    記キャップ本体に穿設され注入材を流出させる注入孔と
    を有することを特徴とする注入管用キャップ。
  2. 【請求項2】 前記キャップ本体と固定足部とが合成樹
    脂により一体に形成されたものである請求項1記載の注
    入管用キャップ。
  3. 【請求項3】 前記固定足部が、先端に行くに従って外
    側に広がり、かつ先端の手前で内側に窄まっている請求
    項1記載の注入管用キャップ。
JP1997000473U 1997-02-06 1997-02-06 注入管用キャップ Expired - Lifetime JP3040264U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004076520A (ja) * 2002-08-22 2004-03-11 Maeda Corp 注入材注入方法
JP2016030906A (ja) * 2014-07-28 2016-03-07 株式会社フジタ トンネル掘削工事における切羽前方の地盤改良方法
KR102353761B1 (ko) * 2021-05-31 2022-01-21 에코엔텍주식회사 저압 그라우팅 공법

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