JP3040105B1 - スリッタ装置における上刃ナイフホルダの固定方法及び装置 - Google Patents
スリッタ装置における上刃ナイフホルダの固定方法及び装置Info
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- JP3040105B1 JP3040105B1 JP11181425A JP18142599A JP3040105B1 JP 3040105 B1 JP3040105 B1 JP 3040105B1 JP 11181425 A JP11181425 A JP 11181425A JP 18142599 A JP18142599 A JP 18142599A JP 3040105 B1 JP3040105 B1 JP 3040105B1
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Abstract
【要約】
【課題】 ガイドレールに対するナイフホルダ取付金具
の固定力に強弱のばらつきが生じることがなく、しかも
一度の操作によって複数個のナイフホルダ取付金具をガ
イドレールの所定位置に同時に固定することができる上
刃ナイフホルダの固定方法及び装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】 ナイフホルダ取付金具13の内側に位置
するガイドレール12側に、該ガイドレール12の長手
方向に沿って弾性体ラグ17を取付け、該弾性体ラグ1
7の背面側にエアチューブ18を設けて、ガイドレール
12側に設けたエア通路20からエアチューブ18に高
圧エアを供給し、エアチューブ18の膨張に伴う弾性体
ラグ17の押圧力により複数個のナイフホルダ取付金具
13を同時にガイドレール12に固定するようにしたス
リッタ装置における上刃ナイフホルダの固定方法と装置
を提供する。
の固定力に強弱のばらつきが生じることがなく、しかも
一度の操作によって複数個のナイフホルダ取付金具をガ
イドレールの所定位置に同時に固定することができる上
刃ナイフホルダの固定方法及び装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】 ナイフホルダ取付金具13の内側に位置
するガイドレール12側に、該ガイドレール12の長手
方向に沿って弾性体ラグ17を取付け、該弾性体ラグ1
7の背面側にエアチューブ18を設けて、ガイドレール
12側に設けたエア通路20からエアチューブ18に高
圧エアを供給し、エアチューブ18の膨張に伴う弾性体
ラグ17の押圧力により複数個のナイフホルダ取付金具
13を同時にガイドレール12に固定するようにしたス
リッタ装置における上刃ナイフホルダの固定方法と装置
を提供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスリッタ装置におけ
る上刃ナイフホルダの固定方法及び装置に関し、特には
スリッタ装置に用いられる複数個の上刃ナイフホルダを
一括して正確に、かつ、簡単に位置調整してから固定す
るようにした固定方法及び装置に関するものである。
る上刃ナイフホルダの固定方法及び装置に関し、特には
スリッタ装置に用いられる複数個の上刃ナイフホルダを
一括して正確に、かつ、簡単に位置調整してから固定す
るようにした固定方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から紙、布、フィルム、金属シート
等の被加工物にスリット加工を行うために図5,図6に
示すスリッタ装置例が知られている。この装置における
上刃ナイフホルダの基本構成として、ガイドレール1に
複数個のナイフホルダ取付金具2が摺動可能に支持さ
れ、このナイフホルダ取付金具2に夫々ナイフホルダ3
が固定されている。そしてハンドル4の操作によりガイ
ドレール1に対するナイフホルダ取付金具2の位置が決
定される。ナイフホルダ3の下側部にはナイフ支持部材
5が回動可能に軸支され、このナイフ支持部材5に丸刃
状の上刃6が固定されている。7は円筒状の下刃支持部
材、8は下刃である。
等の被加工物にスリット加工を行うために図5,図6に
示すスリッタ装置例が知られている。この装置における
上刃ナイフホルダの基本構成として、ガイドレール1に
複数個のナイフホルダ取付金具2が摺動可能に支持さ
れ、このナイフホルダ取付金具2に夫々ナイフホルダ3
が固定されている。そしてハンドル4の操作によりガイ
ドレール1に対するナイフホルダ取付金具2の位置が決
定される。ナイフホルダ3の下側部にはナイフ支持部材
5が回動可能に軸支され、このナイフ支持部材5に丸刃
状の上刃6が固定されている。7は円筒状の下刃支持部
材、8は下刃である。
【0003】更に近時のスリッタ装置には、ハンドル4
の操作に代えて図5に示したように個々のナイフホルダ
3にエアホース導入口9を設けて、ナイフホルダ3に内
蔵するエアシリンダにエアホース導入口9から高圧のエ
アを供給してナイフホルダ3をナイフホルダ取付金具2
側に固定する手段も用いられている。
の操作に代えて図5に示したように個々のナイフホルダ
3にエアホース導入口9を設けて、ナイフホルダ3に内
蔵するエアシリンダにエアホース導入口9から高圧のエ
アを供給してナイフホルダ3をナイフホルダ取付金具2
側に固定する手段も用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記したようにナイフ
ホルダ取付金具2をハンドル4の操作によって固定する
方法は、作業員の操作力の相違によってガイドレール1
に対するナイフホルダ取付金具2の固定力に強弱のばら
つきが生じることがあり、安定した固定方法であるとは
いえないという問題点がある。また、ナイフホルダ3内
にエアシリンダを内蔵させた装置の場合には、複数個の
ナイフホルダ3の位置合わせをしながら個々のエアホー
ス導入口9からエアを供給してエアシリンダを動作さ
せ、ナイフホルダ3をナイフホルダ取付金具2に固定す
るという作業が要求され、作業上の手間が増大するとと
もにナイフホルダ3自体の構造が複雑化して装置が高価
になってしまうという問題がある。
ホルダ取付金具2をハンドル4の操作によって固定する
方法は、作業員の操作力の相違によってガイドレール1
に対するナイフホルダ取付金具2の固定力に強弱のばら
つきが生じることがあり、安定した固定方法であるとは
いえないという問題点がある。また、ナイフホルダ3内
にエアシリンダを内蔵させた装置の場合には、複数個の
ナイフホルダ3の位置合わせをしながら個々のエアホー
ス導入口9からエアを供給してエアシリンダを動作さ
せ、ナイフホルダ3をナイフホルダ取付金具2に固定す
るという作業が要求され、作業上の手間が増大するとと
もにナイフホルダ3自体の構造が複雑化して装置が高価
になってしまうという問題がある。
【0005】そこで本発明はこのような従来の上刃ナイ
フホルダの固定方法が有している課題を解消して、操作
力の相違によってナイフホルダ取付金具の固定力に強弱
のばらつきが生じることがなく、しかも一度の操作によ
って複数個のナイフホルダ取付金具をガイドレールの所
定位置に同時に固定することができる構成が簡易化され
た上刃ナイフホルダの固定方法及び装置を提供すること
を目的とするものである。
フホルダの固定方法が有している課題を解消して、操作
力の相違によってナイフホルダ取付金具の固定力に強弱
のばらつきが生じることがなく、しかも一度の操作によ
って複数個のナイフホルダ取付金具をガイドレールの所
定位置に同時に固定することができる構成が簡易化され
た上刃ナイフホルダの固定方法及び装置を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、ガイドレールに摺動可能に支持された複数
個のナイフホルダ取付金具に夫々ナイフホルダを固定し
て、該ナイフホルダの下側部に回動可能に軸支された上
刃と、ナイフホルダの下方に配置した下刃との間に被加
工物を通し、駆動源により下刃を回転させて上刃との共
働により被加工物にスリット加工を行うスリッタ装置に
おいて、上記ナイフホルダ取付金具の内側に位置するガ
イドレール側に、該ガイドレールの長手方向に沿って弾
性体ラグを取付け、該弾性体ラグの背面側にエアチュー
ブを設けて、ガイドレール側に設けたエア通路からエア
チューブに高圧エアを供給し、エアチューブの膨張に伴
う弾性体ラグの押圧力により複数個のナイフホルダ取付
金具を同時にガイドレールに固定するようにしたスリッ
タ装置における上刃ナイフホルダの固定方法と装置を提
供する。
するために、ガイドレールに摺動可能に支持された複数
個のナイフホルダ取付金具に夫々ナイフホルダを固定し
て、該ナイフホルダの下側部に回動可能に軸支された上
刃と、ナイフホルダの下方に配置した下刃との間に被加
工物を通し、駆動源により下刃を回転させて上刃との共
働により被加工物にスリット加工を行うスリッタ装置に
おいて、上記ナイフホルダ取付金具の内側に位置するガ
イドレール側に、該ガイドレールの長手方向に沿って弾
性体ラグを取付け、該弾性体ラグの背面側にエアチュー
ブを設けて、ガイドレール側に設けたエア通路からエア
チューブに高圧エアを供給し、エアチューブの膨張に伴
う弾性体ラグの押圧力により複数個のナイフホルダ取付
金具を同時にガイドレールに固定するようにしたスリッ
タ装置における上刃ナイフホルダの固定方法と装置を提
供する。
【0007】また、上記弾性体ラグを省略してエアチュ
ーブの膨張に伴う押圧力によって直接複数個のナイフホ
ルダ取付金具を同時にガイドレールに固定するようにし
た上刃ナイフホルダの固定方法と装置の構成も提案す
る。
ーブの膨張に伴う押圧力によって直接複数個のナイフホ
ルダ取付金具を同時にガイドレールに固定するようにし
た上刃ナイフホルダの固定方法と装置の構成も提案す
る。
【0008】かかる上刃ナイフホルダの固定方法と装置
によれば、エアチューブにエアを供給していない場合に
は該エアチューブが収縮しており、弾性体ラグとナイフ
ホルダ取付金具間にクリアランスが生じてナイフホルダ
取付金具はガイドレールの長手方向に沿って摺動自在で
ある。そこでナイフホルダ取付金具の位置を決定した
後、エアチューブに高圧エアを供給すると、該エアチュ
ーブが収縮した状態から膨張した状態に変化し、弾性体
ラグに大きな圧力が加えられてナイフホルダ取付金具が
ガイドレールに圧接固定されるので、下刃を駆動源によ
り回転させて上刃との共働により被加工物に対するスリ
ット加工を行うことができる。弾性体ラグを省略した場
合には、エアチューブの膨張に伴う押圧力によって直接
複数個のナイフホルダ取付金具を同時にガイドレールに
固定することができる。
によれば、エアチューブにエアを供給していない場合に
は該エアチューブが収縮しており、弾性体ラグとナイフ
ホルダ取付金具間にクリアランスが生じてナイフホルダ
取付金具はガイドレールの長手方向に沿って摺動自在で
ある。そこでナイフホルダ取付金具の位置を決定した
後、エアチューブに高圧エアを供給すると、該エアチュ
ーブが収縮した状態から膨張した状態に変化し、弾性体
ラグに大きな圧力が加えられてナイフホルダ取付金具が
ガイドレールに圧接固定されるので、下刃を駆動源によ
り回転させて上刃との共働により被加工物に対するスリ
ット加工を行うことができる。弾性体ラグを省略した場
合には、エアチューブの膨張に伴う押圧力によって直接
複数個のナイフホルダ取付金具を同時にガイドレールに
固定することができる。
【0009】被加工物におけるスリッタ幅の変更等によ
り上刃の位置替えを行う際には、下刃の回転を止めてか
らエアチューブへのエア供給を停止する。するとエアチ
ューブが収縮した状態に戻り、ナイフホルダ取付金具と
弾性体ラグ間、もしくはナイフホルダ取付金具とエアチ
ューブ間にクリアランスが再度生じてナイフホルダ取付
金具がガイドレールの長手方向に沿って摺動自在となる
ので、ナイフホルダ取付金具の位置を変更する。そして
再度エアチューブに高圧エアを供給することにより、ナ
イフホルダ取付金具がガイドレールに圧接固定され、駆
動源の再始動によって上刃と下刃間に通した被加工物の
加工工程を行うことができる。
り上刃の位置替えを行う際には、下刃の回転を止めてか
らエアチューブへのエア供給を停止する。するとエアチ
ューブが収縮した状態に戻り、ナイフホルダ取付金具と
弾性体ラグ間、もしくはナイフホルダ取付金具とエアチ
ューブ間にクリアランスが再度生じてナイフホルダ取付
金具がガイドレールの長手方向に沿って摺動自在となる
ので、ナイフホルダ取付金具の位置を変更する。そして
再度エアチューブに高圧エアを供給することにより、ナ
イフホルダ取付金具がガイドレールに圧接固定され、駆
動源の再始動によって上刃と下刃間に通した被加工物の
加工工程を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明にかか
るスリッタ装置における上刃ナイフホルダの固定方法及
び装置の具体的な実施形態を説明する。図1は上刃ナイ
フホルダの構成を示す要部側断面図、図2は同正面図で
あり、図2のA−A線に沿う側断面図が図1の要部側断
面図に相当する。図中の11は取付用ブラケット、12
はガイドレールであり、このガイドレール12は取付用
ブラケット11に固着されている。13は断面が略C字
状の形状を有するナイフホルダ取付金具であって該ナイ
フホルダ取付金具13の係合片13aがガイドレール1
2の係合片12aと係合されたことにより、ガイドレー
ル12に対してナイフホルダ取付金具13が摺動可能に
支持されている。
るスリッタ装置における上刃ナイフホルダの固定方法及
び装置の具体的な実施形態を説明する。図1は上刃ナイ
フホルダの構成を示す要部側断面図、図2は同正面図で
あり、図2のA−A線に沿う側断面図が図1の要部側断
面図に相当する。図中の11は取付用ブラケット、12
はガイドレールであり、このガイドレール12は取付用
ブラケット11に固着されている。13は断面が略C字
状の形状を有するナイフホルダ取付金具であって該ナイ
フホルダ取付金具13の係合片13aがガイドレール1
2の係合片12aと係合されたことにより、ガイドレー
ル12に対してナイフホルダ取付金具13が摺動可能に
支持されている。
【0011】14はナイフホルダであり、前記ナイフホ
ルダ取付金具13とナイフホルダ14は図示しないボル
ト等の締付具を用いて固定されている。ナイフホルダ1
4の下側部にはナイフ支持部材15が回動可能に軸支さ
れ、このナイフ支持部材15に丸刃状の上刃16が固定
されている。
ルダ取付金具13とナイフホルダ14は図示しないボル
ト等の締付具を用いて固定されている。ナイフホルダ1
4の下側部にはナイフ支持部材15が回動可能に軸支さ
れ、このナイフ支持部材15に丸刃状の上刃16が固定
されている。
【0012】図1に示したように、断面略C字状のナイ
フホルダ取付金具13の内側に位置するガイドレール1
2側に、該ガイドレール12の長手方向に沿って上下一
対の弾性体ラグ、本例ではゴム製ラグ17,17が取付
けられており、更に該ゴム製ラグ17,17の背面側に
エアチューブ18,18が設けられている。19,19
はエアチューブ18,18に対するエア注入口、20は
エア通路、21はエア通路20へのエア供給口である。
このエア通路20の端部は栓22により閉鎖されてい
る。尚、図1,図2では下刃の図示は省略してある。
フホルダ取付金具13の内側に位置するガイドレール1
2側に、該ガイドレール12の長手方向に沿って上下一
対の弾性体ラグ、本例ではゴム製ラグ17,17が取付
けられており、更に該ゴム製ラグ17,17の背面側に
エアチューブ18,18が設けられている。19,19
はエアチューブ18,18に対するエア注入口、20は
エア通路、21はエア通路20へのエア供給口である。
このエア通路20の端部は栓22により閉鎖されてい
る。尚、図1,図2では下刃の図示は省略してある。
【0013】尚、本発明の変形例として上記ゴム製ラグ
17,17の取付けを省略した実施形態をも実現してい
る。この実施形態ではエアチューブ18,18にゴム製
ラグ17,17の機能を受け持たせたことが特徴となっ
ている。
17,17の取付けを省略した実施形態をも実現してい
る。この実施形態ではエアチューブ18,18にゴム製
ラグ17,17の機能を受け持たせたことが特徴となっ
ている。
【0014】かかる本発明の構成によれば、エア供給口
21からエアを供給していない場合には、図3に示した
ようにエアチューブ18,18は収縮した状態にあって
ゴム製ラグ17,17には何等の圧力も加えられていな
いため、ナイフホルダ取付金具13とゴム製ラグ17,
17間にクリアランスαが生じている。従ってナイフホ
ルダ取付金具13はガイドレール12の長手方向に沿っ
て摺動自在である。
21からエアを供給していない場合には、図3に示した
ようにエアチューブ18,18は収縮した状態にあって
ゴム製ラグ17,17には何等の圧力も加えられていな
いため、ナイフホルダ取付金具13とゴム製ラグ17,
17間にクリアランスαが生じている。従ってナイフホ
ルダ取付金具13はガイドレール12の長手方向に沿っ
て摺動自在である。
【0015】ナイフホルダ取付金具13の位置を決定し
た後、エア供給口21から図外のコンプレッサから得ら
れる高圧エアを供給する。エア圧力として例えば5〜6
(kg/cm2)程度とする。すると図4に示したよう
にエアがエア通路20からエア注入口19,19を介し
て上下一対のエアチューブ18,18に供給され、この
エアチューブ18,18が収縮した状態から一気に膨張
した状態に変化する。この変化に伴ってゴム製ラグ1
7,17に大きな圧力が加えられ、ナイフホルダ取付金
具13はガイドレール12に圧接固定された状態とな
る。このようにナイフホルダ取付金具13をガイドレー
ル12の所定位置に固定した後に図外の下刃を駆動源に
より回転させ、この下刃と上刃16との共働により被加
工物に対するスリット加工を行う。
た後、エア供給口21から図外のコンプレッサから得ら
れる高圧エアを供給する。エア圧力として例えば5〜6
(kg/cm2)程度とする。すると図4に示したよう
にエアがエア通路20からエア注入口19,19を介し
て上下一対のエアチューブ18,18に供給され、この
エアチューブ18,18が収縮した状態から一気に膨張
した状態に変化する。この変化に伴ってゴム製ラグ1
7,17に大きな圧力が加えられ、ナイフホルダ取付金
具13はガイドレール12に圧接固定された状態とな
る。このようにナイフホルダ取付金具13をガイドレー
ル12の所定位置に固定した後に図外の下刃を駆動源に
より回転させ、この下刃と上刃16との共働により被加
工物に対するスリット加工を行う。
【0016】次に段ボール等の被加工物におけるスリッ
タ幅の変更等により、上刃16の位置替えを行う際の動
作を説明すると、駆動源を停止して下刃の回転を止め、
図1に示すエア供給口21からのエアの供給を停止す
る。するとエアチューブ18,18は図3に示したよう
に収縮した状態に戻り、ゴム製ラグ17,17に何等の
圧力も加えられず、ナイフホルダ取付金具13とゴム製
ラグ17,17間にクリアランスαが再度生じてナイフ
ホルダ取付金具13がガイドレール12の長手方向に沿
って摺動自在となる。そこでナイフホルダ取付金具13
の位置を変更する。
タ幅の変更等により、上刃16の位置替えを行う際の動
作を説明すると、駆動源を停止して下刃の回転を止め、
図1に示すエア供給口21からのエアの供給を停止す
る。するとエアチューブ18,18は図3に示したよう
に収縮した状態に戻り、ゴム製ラグ17,17に何等の
圧力も加えられず、ナイフホルダ取付金具13とゴム製
ラグ17,17間にクリアランスαが再度生じてナイフ
ホルダ取付金具13がガイドレール12の長手方向に沿
って摺動自在となる。そこでナイフホルダ取付金具13
の位置を変更する。
【0017】ナイフホルダ取付金具13の位置を変更し
た後、再びエア供給口21から高圧エアを供給すると、
図4に示したように高圧エアがエア通路20からエア注
入口19,19を介してエアチューブ18,18に供給
されて該エアチューブ18,18が再度膨張した状態に
戻るので、ゴム製ラグ17,17に大きな圧力が加えら
れてナイフホルダ取付金具13がガイドレール12に圧
接固定される。そこで駆動源を再始動して上刃16と下
刃間に通した被加工物の加工工程を行うことができる。
た後、再びエア供給口21から高圧エアを供給すると、
図4に示したように高圧エアがエア通路20からエア注
入口19,19を介してエアチューブ18,18に供給
されて該エアチューブ18,18が再度膨張した状態に
戻るので、ゴム製ラグ17,17に大きな圧力が加えら
れてナイフホルダ取付金具13がガイドレール12に圧
接固定される。そこで駆動源を再始動して上刃16と下
刃間に通した被加工物の加工工程を行うことができる。
【0018】また、上記ゴム製ラグ17,17の取付け
を省略した実施形態によれば、エアチューブ18,18
の膨張によって直接ナイフホルダ取付金具13がガイド
レール12に圧接固定される。従ってエアチューブ1
8,18にゴム製ラグ17,17の機能を兼用させるこ
とができる。
を省略した実施形態によれば、エアチューブ18,18
の膨張によって直接ナイフホルダ取付金具13がガイド
レール12に圧接固定される。従ってエアチューブ1
8,18にゴム製ラグ17,17の機能を兼用させるこ
とができる。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かるスリッタ装置における上刃ナイフホルダの固定方法
と装置によれば、ナイフホルダ取付金具の位置を決定し
た後にエアチューブに高圧エアを供給することにより、
該エアチューブの膨張により弾性体ラグに大きな圧力が
加えられて複数個のナイフホルダ取付金具を同時にガイ
ドレールに圧接固定することができるので、従来のよう
にナイフホルダ取付金具をハンドル操作によって固定す
る方法のように作業員の操作力の相違によってナイフホ
ルダ取付金具の固定力に強弱のばらつきが生じることが
なくなり、しかも煩雑な操作を要せずに安定した固定方
法を得ることができる。弾性体ラグの取付けを省略した
場合にはエアチューブに弾性体ラグの機能を受け持たせ
ることができる。
かるスリッタ装置における上刃ナイフホルダの固定方法
と装置によれば、ナイフホルダ取付金具の位置を決定し
た後にエアチューブに高圧エアを供給することにより、
該エアチューブの膨張により弾性体ラグに大きな圧力が
加えられて複数個のナイフホルダ取付金具を同時にガイ
ドレールに圧接固定することができるので、従来のよう
にナイフホルダ取付金具をハンドル操作によって固定す
る方法のように作業員の操作力の相違によってナイフホ
ルダ取付金具の固定力に強弱のばらつきが生じることが
なくなり、しかも煩雑な操作を要せずに安定した固定方
法を得ることができる。弾性体ラグの取付けを省略した
場合にはエアチューブに弾性体ラグの機能を受け持たせ
ることができる。
【0020】また、スリッタ幅の変更等により上刃の位
置替えを行う場合には、エアチューブへのエア供給を停
止することによってエアチューブが収縮し、弾性体ラグ
に加えられている圧力が解除されてナイフホルダ取付金
具がガイドレールの長手方向に沿って摺動可能となり、
容易にナイフホルダ取付金具の位置を変更することがで
きる。そして再度エアチューブに高圧エアを供給するこ
とにより、ナイフホルダ取付金具をガイドレールに圧接
固定することができて、直ちに上刃と下刃の共働により
被加工物の加工工程を行うことができる。
置替えを行う場合には、エアチューブへのエア供給を停
止することによってエアチューブが収縮し、弾性体ラグ
に加えられている圧力が解除されてナイフホルダ取付金
具がガイドレールの長手方向に沿って摺動可能となり、
容易にナイフホルダ取付金具の位置を変更することがで
きる。そして再度エアチューブに高圧エアを供給するこ
とにより、ナイフホルダ取付金具をガイドレールに圧接
固定することができて、直ちに上刃と下刃の共働により
被加工物の加工工程を行うことができる。
【0021】従って本発明によれば、構成が簡易化され
ているとともに操作力の相違によってナイフホルダ取付
金具の固定力に強弱のばらつきが生じることがなく、か
つ、一度の操作によって複数個のナイフホルダ取付金具
をガイドレールの所定位置に同時に固定することができ
るという大きな効果が得られる。
ているとともに操作力の相違によってナイフホルダ取付
金具の固定力に強弱のばらつきが生じることがなく、か
つ、一度の操作によって複数個のナイフホルダ取付金具
をガイドレールの所定位置に同時に固定することができ
るという大きな効果が得られる。
【図1】本発明にかかる上刃ナイフホルダの構成を示す
要部側断面図。
要部側断面図。
【図2】図1の正面図。
【図3】本発明の一実施形態を示す側断面図。
【図4】本発明の他の実施形態を示す側断面図。
【図5】従来のスリッタ装置例を示す正面図。
【図6】図5の側断面図。
11…取付用ブラケット 12…ガイドレール 13…ナイフホルダ取付金具 12a,13a…係合片 14…ナイフホルダ 15…ナイフ支持部材 16…上刃 17…ゴム製ラグ(弾性体ラグ) 18…エアチューブ 19…エア注入口 20…エア通路 21…エア供給口 22…栓 整理番号 P2921
Claims (5)
- 【請求項1】 ガイドレールに摺動可能に支持された複
数個のナイフホルダ取付金具に夫々ナイフホルダを固定
して、該ナイフホルダの下側部に回動可能に軸支された
上刃と、ナイフホルダの下方に配置した下刃との間に被
加工物を通し、駆動源により下刃を回転させて上刃との
共働により被加工物にスリット加工を行うスリッタ装置
において、 上記ナイフホルダ取付金具の内側に位置するガイドレー
ル側に、該ガイドレールの長手方向に沿って弾性体ラグ
を取付け、該弾性体ラグの背面側にエアチューブを設け
て、ガイドレール側に設けたエア通路からエアチューブ
に高圧エアを供給し、エアチューブの膨張に伴う弾性体
ラグの押圧力により複数個のナイフホルダ取付金具を同
時にガイドレールに固定することを特徴とするスリッタ
装置における上刃ナイフホルダの固定方法。 - 【請求項2】 ガイドレールに摺動可能に支持された複
数個のナイフホルダ取付金具に夫々ナイフホルダを固定
して、該ナイフホルダの下側部に回動可能に軸支された
上刃と、ナイフホルダの下方に配置した下刃との間に被
加工物を通し、駆動源により下刃を回転させて上刃との
共働により被加工物にスリット加工を行うスリッタ装置
において、 上記ナイフホルダ取付金具の内側に位置するガイドレー
ル側に、該ガイドレールの長手方向に沿ってエアチュー
ブを設けて、ガイドレール側に設けたエア通路からエア
チューブに高圧エアを供給し、エアチューブの膨張に伴
う押圧力により複数個のナイフホルダ取付金具を同時に
ガイドレールに固定することを特徴とするスリッタ装置
における上刃ナイフホルダの固定方法。 - 【請求項3】 ガイドレールに摺動可能に支持された複
数個のナイフホルダ取付金具に夫々ナイフホルダを固定
して、該ナイフホルダの下側部に回動可能に軸支された
上刃と、ナイフホルダの下方に配置した下刃との間に被
加工物を通し、駆動源により下刃を回転させて上刃との
共働により被加工物にスリット加工を行うスリッタ装置
において、 上記ナイフホルダ取付金具の内側に位置するガイドレー
ル側にあって、該ガイドレールの長手方向に沿って取付
けられた弾性体ラグと、該弾性体ラグの背面側に設けた
エアチューブと、ガイドレール側に設けた高圧エア供給
用のエア通路とを具備してなり、エアチューブの膨張に
伴う弾性体ラグの押圧力により複数個のナイフホルダ取
付金具をガイドレールに同時に固定することを特徴とす
るスリッタ装置における上刃ナイフホルダの固定装置。 - 【請求項4】 弾性体ラグとしてゴム製ラグを用いたこ
とを特徴とする請求項3に記載のスリッタ装置における
上刃ナイフホルダの固定装置。 - 【請求項5】 ガイドレールに摺動可能に支持された複
数個のナイフホルダ取付金具に夫々ナイフホルダを固定
して、該ナイフホルダの下側部に回動可能に軸支された
上刃と、ナイフホルダの下方に配置した下刃との間に被
加工物を通し、駆動源により下刃を回転させて上刃との
共働により被加工物にスリット加工を行うスリッタ装置
において、 上記ナイフホルダ取付金具の内側に位置するガイドレー
ル側にあって、該ガイドレールの長手方向に沿って取付
けられたエアチューブと、ガイドレール側に設けた高圧
エア供給用のエア通路とを具備してなり、エアチューブ
の膨張に伴う押圧力により複数個のナイフホルダ取付金
具をガイドレールに同時に固定することを特徴とするス
リッタ装置における上刃ナイフホルダの固定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11181425A JP3040105B1 (ja) | 1999-06-28 | 1999-06-28 | スリッタ装置における上刃ナイフホルダの固定方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11181425A JP3040105B1 (ja) | 1999-06-28 | 1999-06-28 | スリッタ装置における上刃ナイフホルダの固定方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3040105B1 true JP3040105B1 (ja) | 2000-05-08 |
JP2001009781A JP2001009781A (ja) | 2001-01-16 |
Family
ID=16100560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11181425A Expired - Lifetime JP3040105B1 (ja) | 1999-06-28 | 1999-06-28 | スリッタ装置における上刃ナイフホルダの固定方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3040105B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103831858A (zh) * | 2014-03-05 | 2014-06-04 | 昆山盛夏复合材料科技有限公司 | 碳纤维裁切机的裁切刀结构 |
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-
1999
- 1999-06-28 JP JP11181425A patent/JP3040105B1/ja not_active Expired - Lifetime
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CN103831858A (zh) * | 2014-03-05 | 2014-06-04 | 昆山盛夏复合材料科技有限公司 | 碳纤维裁切机的裁切刀结构 |
CN103831858B (zh) * | 2014-03-05 | 2016-01-20 | 昆山盛夏复合材料科技有限公司 | 碳纤维布裁切机的裁切刀结构 |
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---|---|
JP2001009781A (ja) | 2001-01-16 |
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