JP3039975B2 - Optical fiber manufacturing method - Google Patents
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Description
[産業上の利用分野] この発明は、その表面に炭素被膜が形成された光ファ
イバの製造方法に関し、炭素被膜形成時の副生成物を排
除することにより耐水素特性と耐応力疲労特性とに優れ
た光ファイバを長時間に亙って連続紡糸可能としたもの
である。 [従来の技術] 石英系光ファイバは、水素と接触するとファイバ内に
拡散した水素分子の分子振動に起因する吸収損失が増大
し、さらにドーパントとして含有されているP2O5、Ge
O2、B2O3などが水素と反応し、OH基としてファイバガラ
ス内に取り込まれるため、OH基の吸収による伝送損失が
増大してしまうという問題があった。 このような問題を解決するために化学気相成長法(以
下、CVD法と略記する。)によって光ファイバ表面に炭
素被膜を形成し、これによって光ファイバの耐水素特性
を向上させ得ることが発表されている。この方法として
は、たとえば紡糸炉にて紡糸された光ファイバ裸線を、
炭素化合物を不活性ガス等によってガス化および希釈し
てなる原料ガスと共に反応炉内に供給し、光ファイバ裸
線の紡糸予熱によって原料ガスを熱分解して、光ファイ
バ裸線表面に炭素被膜を形成する方法が知られている。
このような方法において好適に用いられる光ファイバの
製造装置としては、たとえば第4図に示したものがあ
る。第4図中、符号1は光ファイバ裸線である。この光
ファイバ裸線1は、光ファイバ母材2を光ファイバ紡糸
炉3内で溶融紡糸したものである。この光ファイバ裸線
1は紡糸後、直ちに光ファイバ紡糸炉3の下段に設けら
れたCVD反応炉4内へ供給される。CVD反応炉4はCVD法
によって光ファイバ裸線1表面に炭素被膜を形成して光
ファイバ素線とするためのものである。第4図に示した
装置においては、別に加熱装置を用いずに、光ファイバ
裸線1を紡糸した際の予熱を利用して原料ガスの熱分解
を進行させる。CVD反応炉4は、その内部にてCVD反応を
進行させる概略円筒状の反応管5からなら、その下部に
は原料ガスを供給するための原料ガス供給管6が、また
その上部には未反応ガス等を排気する排気管7が、それ
ぞれ取り付けられている。さらに反応管5の両端部はそ
れぞれ縮径されて反応管5の内部雰囲気が一定に保持で
きるようにされている。反応管5の縮径された両端部に
は、その内部をシールするためのガスシール機構8、8
がそれぞれ接続されている。CVD反応炉4の下段には樹
脂コータ9が設置されている。この樹脂コータ9は、CV
D反応炉4内にて得られた光ファイバ素線10表面に樹脂
被覆層を形成するためのものである。 [発明が解決しようとする課題] ところで、原料ガスとして利用される炭素化合物が40
0〜500℃程度の比較的低温で熱分解を起こすと、炭素被
膜の副生成物として油状歴青物質が気化したもの、すな
わちガス状タールおよびピッチを発生する。(以下、こ
れらを副生成物と略称する。)そしてこれら副生成物は
反応管5内に浮遊する。 一方、上記製造方法は光ファイバ裸線1の紡糸予熱を
利用して原料ガスの熱分解を進行させるものであるの
で、光ファイバ裸線1が加熱状態のままで反応管5内に
供給されなければならない。よって光ファイバ裸線1の
線引き速度を大きく設定する必要があるが、線引き速度
を大きくすると反応管5内で光ファイバ裸線1の線引き
方向に沿って対流が発生する。そしてこの対流によって
副生成物が光ファイバ裸線1に随伴されてCVD反応炉4
から流出する。流出した副生成物はCVD反応炉4の下段
に設けられた樹脂コータ9のニップルに徐々に堆積し、
ニップル孔の目詰まりをひき起こし、光ファイバ素線10
への樹脂コーティングを不能とする。よって上記製造方
法では、耐水素特性に優れた光ファイバを得ることがで
きるものの、光ファイバを長時間に亙って連続紡糸する
ことができないという問題があった。 この発明は上記課題を解決するためになされたもので
あって、耐水素特性に優れた光ファイバを長時間に亙っ
て連続紡糸できる光ファイバの製造方法を提供すること
を目的としている。 [課題を解決するための手段] この発明の請求項1記載の光ファイバの製造方法は、
炭素化合物を熱分解して光ファイバ裸線表面に炭素被膜
を形成して光ファイバ素線とした後に、この光ファイバ
素線を、炭素化合物の熱分解副生成物を排除する狭窄部
材中を通過させるとともにこの狭窄部材中に洗浄ガスを
流すことを解決手段とした。BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a method for manufacturing an optical fiber having a carbon coating formed on its surface, and to improve hydrogen resistance and stress fatigue resistance by eliminating by-products during carbon coating formation. An excellent optical fiber can be continuously spun for a long time. [Prior Art] When a silica-based optical fiber comes into contact with hydrogen, absorption loss due to molecular vibration of hydrogen molecules diffused into the fiber increases, and further, P 2 O 5 and Ge contained as dopants are used.
O 2 , B 2 O 3, etc. react with hydrogen and are taken into the fiber glass as OH groups, so that there is a problem that transmission loss due to absorption of OH groups increases. In order to solve such problems, it was announced that a carbon coating was formed on the surface of an optical fiber by chemical vapor deposition (hereinafter abbreviated as CVD), thereby improving the hydrogen resistance of the optical fiber. Have been. As this method, for example, a bare optical fiber spun in a spinning furnace,
The carbon compound is supplied into the reaction furnace together with the raw material gas obtained by gasification and dilution with an inert gas or the like, and the raw material gas is thermally decomposed by the preheating of the bare optical fiber by spinning, thereby forming a carbon coating on the bare optical fiber surface. Methods of forming are known.
As an optical fiber manufacturing apparatus suitably used in such a method, there is, for example, one shown in FIG. In FIG. 4, reference numeral 1 denotes a bare optical fiber. The bare optical fiber 1 is obtained by melt-spinning an optical fiber preform 2 in an optical fiber spinning furnace 3. Immediately after spinning, the bare optical fiber 1 is supplied into a CVD reactor 4 provided below the optical fiber spinning furnace 3. The CVD reactor 4 is for forming a carbon coating on the surface of the bare optical fiber 1 by a CVD method to obtain an optical fiber. In the apparatus shown in FIG. 4, the thermal decomposition of the raw material gas proceeds by utilizing preheating when the bare optical fiber 1 is spun without using a separate heating device. The CVD reactor 4 is composed of a substantially cylindrical reaction tube 5 for advancing a CVD reaction inside, and a lower portion thereof has a source gas supply tube 6 for supplying a source gas, and an upper portion thereof has an unreacted gas. An exhaust pipe 7 for exhausting gas or the like is attached to each. Further, both ends of the reaction tube 5 are reduced in diameter so that the internal atmosphere of the reaction tube 5 can be kept constant. Gas seal mechanisms 8, 8 for sealing the inside of the reaction tube 5 are provided at both ends of the reduced diameter.
Are connected respectively. A resin coater 9 is provided in a lower stage of the CVD reactor 4. This resin coater 9 uses CV
D is for forming a resin coating layer on the surface of the optical fiber 10 obtained in the reactor 4. [Problems to be Solved by the Invention] By the way, 40 carbon compounds used as a raw material gas
When pyrolysis occurs at a relatively low temperature of about 0 to 500 ° C., a gaseous tar and pitch are generated as a by-product of the carbon coating by vaporization of an oily bituminous substance. (Hereinafter, these are referred to as by-products.) These by-products float in the reaction tube 5. On the other hand, in the above manufacturing method, the raw material gas is thermally decomposed by utilizing the pre-spinning of the bare optical fiber 1. Therefore, the bare optical fiber 1 must be supplied into the reaction tube 5 in a heated state. Must. Therefore, it is necessary to set the drawing speed of the bare optical fiber 1 high. However, if the drawing speed is increased, convection occurs in the reaction tube 5 along the drawing direction of the bare optical fiber 1. By this convection, by-products are entrained in the bare optical fiber 1 and the CVD reactor 4
Spill out of. The outflow by-product is gradually deposited on the nipple of the resin coater 9 provided at the lower stage of the CVD reactor 4,
The clogging of the nipple hole may cause clogging of the optical fiber 10
Disables resin coating. Therefore, in the above manufacturing method, although an optical fiber having excellent hydrogen resistance can be obtained, there is a problem that the optical fiber cannot be continuously spun for a long time. SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made to solve the above problems, and has as its object to provide a method of manufacturing an optical fiber capable of continuously spinning an optical fiber having excellent hydrogen resistance over a long period of time. [Means for Solving the Problems] The method of manufacturing an optical fiber according to claim 1 of the present invention is as follows.
After the carbon compound is pyrolyzed to form a carbon coating on the bare optical fiber surface to form an optical fiber, the optical fiber passes through a narrowing member that eliminates the pyrolysis by-product of the carbon compound. The solution is to cause the cleaning gas to flow through the constriction member.
請求項1記載の製造方法においては、光ファイバ素線
をこのような狭窄部材中を通過させることによって、光
ファイバ素線周囲の対流を変化させて、光ファイバ素線
に副生成物が随伴するのを防止することができる。 以下、この発明をさらに詳細に説明する。 第1図はこの発明の請求項1記載の製造方法に好適に
用いられる光ファイバの製造装置の一例を示したもので
ある。第1図に示した装置が第4図に示したものと異な
るところは、CVD反応炉4と樹脂コータ9との間に狭窄
部材16を設け、さらにこの狭窄部材16内に洗浄ガスを流
すための洗浄ガス供給管19を設けたところである。この
狭窄部材16は光ファイバ素線10と共にCVD反応炉4から
流出した副生成物が樹脂コータ9に達しないように析出
せしめるものである。狭窄部材16は光ファイバ素線10周
囲の対流を変化させて副生成物を排除できるように、光
ファイバ素線10よりもごく僅かに大径の狭窄部が形成さ
れたものであれば特に限定されるものではない。このよ
うなものとして、たとえば板体に光ファイバ素線10を挿
通する孔を穿ってなるスリット板のほか、第2図に示し
たように概略円筒体の狭窄部材外管18の内部に複数個の
障害部17…を設けてなるもの等を好適に利用することが
できる。この障害部17は狭窄部材外管18の内径と等しい
外径を有する円環体である。障害部17の配設個数は必要
に応じて任意に選択することができる。また障害部17に
よって形成される狭窄部の径はより小さく、その狭窄部
の長さはより長い方が好ましい。しかしながら狭窄部の
径が過度に小さかったり、過度に長いと光ファイバ素線
10が障害部17…に接触することがあるので好ましくな
い。この狭窄部の径は製造すべき光ファイバの直径およ
びその紡糸速度等によって適宜選択されるが通常は直径
1mmから4mm程度が好適である。1mm未満であると光ファ
イバが接触する頻度が高くなり、4mmを越えると副生成
物を十分に排除し得ないからである。またこの狭窄部材
外管18の下部には、その内部に不活性ガスを供給すると
共に、光ファイバ素線10表面に副生成物が付着しないよ
うに洗浄ガス供給管19が接触されている。この洗浄ガス
供給管19は、狭窄部材16内と光ファイバ素線10とを洗浄
するための不活性ガスを供給するためのものである。ま
た第1図に示した例にあっては、狭窄部材外管18の外周
には、排気管21に接続された調整管20が配設されてお
り、光ファイバ素線10の周囲から排除された副生成物を
直ちに排気できるようになっている。このように調整管
20を設けることによって、光ファイバ素線10から排除さ
れた副生成物がCVD反応炉4内に逆流するのを防止する
ことができるとともに、狭窄部材16の外壁に副生成物が
析出するのを防止することができる。 このような装置を用いて、この発明の請求項(1)記
載の製造方法に従って光ファイバを製造するには、以下
の工程による。 まず、光ファイバ母材2から光ファイバ裸線1を紡糸
した後に、CVD反応炉4内でこの光ファイバ裸線1表面
に炭素被膜を形成して光ファイバ素線10とする。ついで
この光ファイバ素線10をCVD反応炉4の下段に設けられ
た狭窄部材16中に挿通する。これと共に、洗浄ガス供給
管19から狭窄部材16中に不活性ガスを供給して狭窄部材
16内および光ファイバ素線10を洗浄する。さらに調整管
20に接続された排気管21を減圧状態として、光ファイバ
素線10から脱離された副生成物を排気する。光ファイバ
素線10が狭窄部材16中を通ると、光ファイバ素線10周囲
の対流が変化して、光ファイバ素線10に随伴する流れが
障害部17…に妨げられることとなる。その結果、副生成
物は光ファイバ素線10から排除されると共に、障害部17
…に析出する。障害部17…に析出しなかった副生成物は
調整管20を経て排気管21から排出される。このようにし
て副生成物がその周囲から排除された光ファイバ素線10
は、狭窄部材16に接続された洗浄ガス供給管19から供給
される洗浄ガスによってその表面が清浄にされた後、直
ちに樹脂コータ9に挿通されて、その表面に樹脂被覆層
が形成される。 この発明の請求項1記載の製造方法によれば、副生成
物が樹脂コータ9にまで達することがないので、長時間
に亙って光ファイバを連続紡糸することができる。また
副生成物の排除には、狭窄部材16中に光ファイバ素線10
を挿通するのみであるので、特別な装置および処理を必
要としないので、従来の光ファイバの製造コストを維持
することができる。また特に第1図に示した装置を用い
れば、副生成物を排除した後に光ファイバ素線10は洗浄
ガスによってその表面が清浄にされた後に樹脂コータ9
に挿通されることとなるので、樹脂被覆層を均一に形成
できる。 [実施例] (実施例1) 光ファイバ母材から光ファイバ裸線を紡糸する紡糸炉
の下段に、CVD反応炉と狭窄部材とを連続して設け、さ
らにその下段に樹脂コータを設け、第1図に示したと同
様の光ファイバの製造装置を作成した。ここで反応管、
狭窄部材外管および調整管はいずれも石英管とし、加熱
手段としては抵抗加熱炉を用いた。狭窄部材は、第3図
に示したように、内径15mmで長さ50mmの石英管に内径3m
m、厚さ10mmの円環体を30mm離間させて2個設けたもの
を使用した。またこの狭窄部材の外周に、内径30mm、長
さ500mmの調整管を設けた。 そして紡糸炉内にGeO2がドープ剤として含浸されたコ
ア部を有する外径30mmの単一モードファイバ母材を設置
し、この光ファイバ母材を2000℃に加熱して300m/分の
紡糸速度で外径125μmの単一モードファイバを紡糸し
た。この光ファイバ裸線をCVD反応炉内に挿通すると共
に反応管内に原料ガスを供給した。原料ガスには、ベン
ゼンを窒素で希釈したものを用い、その流量はベンゼン
100ml/分、窒素900ml/分とした。また排気管を−4mmH2O
の減圧状態として反応管内を排気し、それぞれガスシー
ル機構から窒素ガスを導入してCVD反応炉内をシールし
た。反応管の排気管の接続部と原料供給管の接続部材と
にそれぞれ非接触型温度計を設置して反応管内における
光ファイバ裸線の温度を測定したところ排気管接続部で
900℃、原料供給管接続部で750℃であった。このように
して光ファイバ裸線と原料ガスとを接触させて光ファイ
バ裸線表面に炭素被膜を形成し、光ファイバ素線とし
た。この光ファイバ素線を、CVD反応炉の下段に設けら
れた狭窄部材中に挿通した。この際に狭窄部材に洗浄ガ
スとして窒素ガスを2/分の流量で供給すると共に、
調整管の排気管を−30mmH2Oの減圧状態として副生成物
等を排気した。このようにして光ファイバ素線に随伴し
て反応管から流出した副生成物を狭窄部材中にて排除し
た。ついで光ファイバ素線を樹脂コータ中に挿入して、
保護被覆層を形成し、外径が250μmの光ファイバを得
た。 (実施例2および実施例3) 原料ガスの種類、CVD反応炉内の光ファイバ表面温
度、加熱処理炉の温度および狭窄部材の障害部の内径を
第1表に示したようにそれぞれ変化させた以外は実施例
1と全く同条件で光ファイバを製造した。 (比較例1) 狭窄部材に障害部を設けずに、また調整管からも排気
を行わなかった以外は上記実施例1と全く同条件で光フ
ァイバを製造した。 (比較例2) 調整部材から排気は行ったが、狭窄部材に障害部を設
けなかった以外は光ファイバを実施例1と同条件で光フ
ァイバを製造した。 (試験例) これらの実施例および比較例の光ファイバの製造後、
樹脂コータ中のディッピングポット内のニップルに堆積
したタールおよびピッチ類をメチルアルコールに溶解し
て、その堆積量を測定した。この結果を第1表に併せて
示した。 第1表の結果から、加熱処理炉を施すこと、あるいは
狭窄部材を通過させることによって、副生成物が樹脂コ
ータに堆積するのを防止できることが確認できた。すな
わち長時間に亙って連続紡糸が可能となることが確認で
きた。 [発明の効果] 以上説明したように、この発明の請求項1記載の光フ
ァイバの製造方法は、光ファイバ裸線表面に炭素被膜を
形成して光ファイバ素線とした後に、狭窄部材中を通過
させるとともにこの狭窄部材中に洗浄ガスを流すもので
あるので、いずれも光ファイバ素線に損傷を与えること
なく、光ファイバ素線に随伴して反応管から流出した副
生成物を排除して樹脂コータ内に析出するのを防止する
ことができる。よって、光ファイバの紡糸速度を低下さ
せることなく耐水素特性に優れた光ファイバを長時間に
亙って連続的に製造することができる。In the manufacturing method according to the first aspect, by passing the optical fiber through the constriction member, the convection around the optical fiber is changed, and a by-product accompanies the optical fiber. Can be prevented. Hereinafter, the present invention will be described in more detail. FIG. 1 shows an example of an optical fiber manufacturing apparatus suitably used in the manufacturing method according to claim 1 of the present invention. The difference between the apparatus shown in FIG. 1 and the apparatus shown in FIG. 4 is that a constriction member 16 is provided between the CVD reactor 4 and the resin coater 9 and a cleaning gas flows through the constriction member 16. The cleaning gas supply pipe 19 is provided. The constriction member 16 causes by-products flowing out of the CVD reactor 4 together with the optical fiber 10 to precipitate so as not to reach the resin coater 9. The constricting member 16 is not particularly limited as long as it has a constricted portion having a diameter slightly larger than that of the optical fiber 10 so that convection around the optical fiber 10 can be changed to remove by-products. It is not something to be done. For example, in addition to a slit plate in which a hole for inserting the optical fiber 10 into the plate body is provided, a plurality of the plate members are provided inside a stenosis member outer tube 18 of a substantially cylindrical body as shown in FIG. And the like provided with the obstacles 17 can be suitably used. The obstacle 17 is an annular body having an outer diameter equal to the inner diameter of the stenosis member outer tube 18. The number of obstacles 17 can be arbitrarily selected as needed. Further, it is preferable that the diameter of the constriction formed by the obstacle 17 is smaller and the length of the constriction is longer. However, if the diameter of the constriction is too small or too long, the optical fiber
This is not preferable because 10 may come in contact with the obstacles 17. The diameter of the constricted portion is appropriately selected depending on the diameter of the optical fiber to be manufactured and the spinning speed, but usually the diameter is
About 1 mm to 4 mm is preferable. If it is less than 1 mm, the frequency of contact with the optical fiber increases, and if it exceeds 4 mm, by-products cannot be sufficiently eliminated. An inert gas is supplied into the lower portion of the outer tube 18 of the constriction member, and a cleaning gas supply tube 19 is in contact with the lower portion of the outer tube 18 so that by-products do not adhere to the surface of the optical fiber 10. The cleaning gas supply pipe 19 is for supplying an inert gas for cleaning the inside of the narrowing member 16 and the optical fiber 10. Further, in the example shown in FIG. 1, an adjusting pipe 20 connected to an exhaust pipe 21 is disposed on the outer circumference of the constriction member outer pipe 18 and is removed from the periphery of the optical fiber 10. By-products can be immediately exhausted. Adjustment tube like this
The provision of 20 can prevent the by-products removed from the optical fiber 10 from flowing back into the CVD reactor 4 and prevent the by-products from depositing on the outer wall of the narrowing member 16. Can be prevented. In order to manufacture an optical fiber using such an apparatus according to the manufacturing method described in claim 1 of the present invention, the following steps are performed. First, after spinning the bare optical fiber 1 from the optical fiber preform 2, a carbon coating is formed on the surface of the bare optical fiber 1 in the CVD reactor 4 to obtain the optical fiber 10. Next, the optical fiber 10 is inserted into a narrowing member 16 provided at the lower stage of the CVD reactor 4. At the same time, an inert gas is supplied from the cleaning gas supply pipe 19 into the stenosis member 16 to
The inside of 16 and the optical fiber 10 are cleaned. Further adjustment tube
By setting the exhaust pipe 21 connected to 20 to a reduced pressure state, the by-product desorbed from the optical fiber 10 is exhausted. When the optical fiber 10 passes through the narrowing member 16, the convection around the optical fiber 10 changes, and the flow accompanying the optical fiber 10 is blocked by the obstacles 17. As a result, by-products are removed from the optical fiber 10 and the obstacle 17
Precipitates on ... By-products not deposited on the obstacles 17 are discharged from the exhaust pipe 21 via the adjustment pipe 20. The optical fiber 10 from which by-products have been removed from its surroundings in this way
After the surface is cleaned by a cleaning gas supplied from a cleaning gas supply pipe 19 connected to the narrowing member 16, the resin is immediately inserted into the resin coater 9 to form a resin coating layer on the surface. According to the manufacturing method of the first aspect of the present invention, since the by-product does not reach the resin coater 9, the optical fiber can be continuously spun for a long time. In order to eliminate by-products, the optical fiber 10
Therefore, no special device and processing are required, so that the manufacturing cost of the conventional optical fiber can be maintained. In particular, if the apparatus shown in FIG. 1 is used, after removing by-products, the optical fiber 10 is cleaned with a cleaning gas, and then the resin coater 9 is cleaned.
Therefore, the resin coating layer can be formed uniformly. [Example] (Example 1) A CVD reactor and a constriction member are continuously provided at a lower stage of a spinning furnace for spinning an optical fiber bare wire from an optical fiber preform, and a resin coater is further provided at a lower stage thereof. An optical fiber manufacturing apparatus similar to that shown in FIG. 1 was prepared. Where the reaction tube,
Both the outer tube of the stenosis member and the adjusting tube were quartz tubes, and a resistance heating furnace was used as a heating means. As shown in FIG. 3, the constriction member is a quartz tube having an inner diameter of 15 mm and a length of 50 mm and an inner diameter of 3 m.
An annular body having a thickness of 10 mm and a thickness of 10 mm was provided at a distance of 30 mm. An adjusting tube having an inner diameter of 30 mm and a length of 500 mm was provided on the outer periphery of the stenosis member. Then, a single-mode fiber preform having an outer diameter of 30 mm having a core portion impregnated with GeO 2 as a dopant is installed in a spinning furnace, and the optical fiber preform is heated to 2000 ° C. and a spinning speed of 300 m / min. A single mode fiber having an outer diameter of 125 μm was spun. The bare optical fiber was inserted into a CVD reactor and a raw material gas was supplied into the reaction tube. As the source gas, benzene diluted with nitrogen was used, and the flow rate was benzene.
100 ml / min and 900 ml / min of nitrogen. Exhaust pipe is -4mmH 2 O
The inside of the reaction tube was evacuated to a reduced pressure state, and nitrogen gas was introduced from a gas sealing mechanism to seal the inside of the CVD reactor. A non-contact type thermometer was installed at each of the connection part of the exhaust pipe of the reaction tube and the connection member of the raw material supply pipe, and the temperature of the bare optical fiber in the reaction tube was measured.
The temperature was 900 ° C and 750 ° C at the connection point of the raw material supply pipe. Thus, the bare optical fiber and the raw material gas were brought into contact with each other to form a carbon coating on the surface of the bare optical fiber to obtain an optical fiber. This optical fiber was inserted into a narrowing member provided at the lower stage of the CVD reactor. At this time, while supplying nitrogen gas as a cleaning gas to the constriction member at a flow rate of 2 / min,
The exhaust pipe of the regulating pipe was evacuated to −30 mmH 2 O to exhaust by-products and the like. In this way, by-products flowing out of the reaction tube accompanying the optical fiber were removed in the narrowing member. Then insert the optical fiber into the resin coater,
An optical fiber having an outer diameter of 250 μm was obtained by forming a protective coating layer. (Examples 2 and 3) The type of raw material gas, the surface temperature of the optical fiber in the CVD reactor, the temperature of the heat treatment furnace, and the inner diameter of the obstruction of the narrowing member were changed as shown in Table 1. An optical fiber was manufactured under exactly the same conditions as in Example 1 except for the above. Comparative Example 1 An optical fiber was manufactured under exactly the same conditions as in Example 1 except that no obstruction was provided in the stenosis member and no air was exhausted from the adjusting tube. (Comparative Example 2) Although the air was exhausted from the adjusting member, an optical fiber was manufactured under the same conditions as in Example 1 except that no obstacle was provided in the narrowing member. (Test Example) After manufacturing the optical fibers of these Examples and Comparative Examples,
Tars and pitches deposited on the nipple in the dipping pot in the resin coater were dissolved in methyl alcohol, and the deposited amount was measured. The results are shown in Table 1. From the results in Table 1, it was confirmed that the by-products could be prevented from being deposited on the resin coater by applying a heat treatment furnace or passing through a narrowing member. That is, it was confirmed that continuous spinning was possible for a long time. [Effects of the Invention] As described above, according to the method for manufacturing an optical fiber according to the first aspect of the present invention, after forming a carbon fiber coating on the surface of the bare optical fiber to obtain an optical fiber, the inside of the narrowing member is removed. Since the cleaning gas is passed through the constriction member while passing the same, any by-products flowing out of the reaction tube along with the optical fiber are removed without damaging the optical fiber. Precipitation in the resin coater can be prevented. Therefore, an optical fiber having excellent hydrogen resistance can be continuously manufactured for a long time without reducing the spinning speed of the optical fiber.
第1図はこの発明の請求項1記載の光ファイバの製造方
法に好適に用いられる装置の一例を示した概略構成図、
第2図は第1図に示した装置の要部拡大図、第3図は実
施例1ないし実施例3で使用した狭窄部材を示した概略
構成図、第4図は従来の光ファイバの製造方法に好適に
用いられる製造装置の一例を示した概略構成図である。 1……光ファイバ裸線、 4……CVD反応炉、 5……反応管、 10……光ファイバ素線、 16……狭窄部材、 17……障害部、 19……洗浄ガス供給管 20……調整管。FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing an example of an apparatus suitably used in the method of manufacturing an optical fiber according to claim 1 of the present invention;
FIG. 2 is an enlarged view of a main part of the apparatus shown in FIG. 1, FIG. 3 is a schematic structural view showing a narrowing member used in the first to third embodiments, and FIG. FIG. 2 is a schematic configuration diagram illustrating an example of a manufacturing apparatus suitably used in the method. DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... bare optical fiber, 4 ... CVD reactor, 5 ... reaction tube, 10 ... optical fiber strand, 16 ... constriction member, 17 ... obstacle part, 19 ... cleaning gas supply pipe 20 ... ... adjustment tube.
フロントページの続き (72)発明者 荒木 真治 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株 式会社佐倉工場内 (72)発明者 鈴木 秀雄 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株 式会社佐倉工場内 (72)発明者 勝山 豊 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−164745(JP,A) 特開 平2−69339(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C03C 25/02 Continuing from the front page (72) Inventor Shinji Araki 1440, Mukurosaki, Sakura-shi, Chiba Fujikura Electric Cable Co., Ltd.Sakura Plant (72) Inventor Hideo Suzuki 1440, Mukurosaki, Sakura-shi, Chiba Fujikura Electric Wire Co., Ltd. ) Inventor Yutaka Katsuyama 1-6, Uchisaiwaicho, Chiyoda-ku, Tokyo Nippon Telegraph and Telephone Corporation (56) References JP-A-2-164745 (JP, A) JP-A-2-69339 (JP, A) ( 58) Field surveyed (Int. Cl. 7 , DB name) C03C 25/02
Claims (1)
面に炭素被膜を形成して光ファイバ素線とした後に、こ
の光ファイバ素線を、炭素化合物の熱分解副生成物を排
除する狭窄部材中を通過させるとともにこの狭窄部材中
に洗浄ガスを流すことを特徴とする光ファイバの製造方
法。An optical fiber is obtained by thermally decomposing a carbon compound to form a carbon coating on the surface of an optical fiber bare wire, and removing the by-product of thermal decomposition of the carbon compound from the optical fiber. A method for manufacturing an optical fiber, comprising passing a cleaning gas through a narrowing member and flowing through the narrowing member.
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