JP3039760U - 懸架された座席が上下動する走行遊戯機械 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行台車又は、回転架台から吊り下げられた
座席が、懸架装置の働きにより滑らかな上下動を得る。 【構成】 走行台車１に外筒２・内筒３・バランスシリ
ンダー７及び空圧シリンダー１０で構成される懸架装置
に、座席吊下げフレーム１３を取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、バランスシリンダーと往復駆動装置を用い座席を上下動する懸架 機構を組み込んだ走行遊戯機械に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の遊戯機械においては、シリンダーと腕の組合せで、テコの原理を応用し て座席を上下動させる機構のものがある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

近年遊戯施設はスピードとスリルと追求するあまり、一定の年齢は身長制限が あり、低年齢の子供が利用できる乗物の提供が少なく、その欠点を除いて広い年 齢層の人に安全に、楽しく、利用できる遊戯機械を開発提供しようとするもので ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案の遊戯機械においては、内筒３の滑らかな 動きを得るために、内筒３の外側に取り付けた案内軸５を、外筒２に取り付けた 案内ローラ４と案内軸５に係り合う軸受け６で内筒２の往復動作を規制するよう にした。

【０００５】 又、内筒３の内側に、バランスシリンダー１０を配置し、シリンダー側を外筒 ２に、ロッド側を内筒３にピン８・９で接続し、加速度を制御するようにし、動 きの滑らかさを確実なものとした。

【０００６】 上記外筒２と内筒３は、外筒２の外側に空圧シリンダーをピン１１で接続し、 ロッド側を内筒３にピン１２で接続し、内筒３に往復動を与える構造にし、懸架 装置を構成した。

【０００７】

【作用】

上記懸架装置に、座席吊下げフレームを取り付けて、座席の滑らかな上下動を 可能とした。

【０００８】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明すると、図３においては、レールに従って 走行する台車の下部に、本考案による懸架装置を取り付け、吊下げられた座席か ら、遠隔スイッチ又はプログラムされた運転操作により、座席が上下動しながら 運行する様になっている。

【０００９】 図４においては、回転架台に取り付けた例で、上記走行台車の場合と同様な運 行が得られる。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は、以上説明したように構成されているので、バランスシリンダー７に より、運動部分の下向き荷重を軽減するため、空圧シリンダー１０の動力が軽減 され、円滑な初速が得られる。

【００１１】 座席吊下げフレームを、２本のシリンダーで支持しているので、安全が確保で きる。

【００１２】 座席の上下動が、空圧シリンダー１０による動作なので、乗客の意志による操 作が可能で、楽しさが倍加される。

【図面の簡単な説明】

【図１】懸架装置の縦断面図である。

【図２】走行台車に懸架装置を取り付けた実施例を示す
図である。

【図３】回転架台に懸架装置を取り付けた実施例を示す
図である。

【符号の説明】

１ 走行台車 ２ 外筒 ３ 内筒 ４ 案内ローラ ５ 案内軸 ６ 軸受け ７ バランスシリンダー ８ ピン ９ ピン １０ 空圧シリンダー １１ ピン １２ ピン １３ 座席吊下げフレーム

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【手続補正書】

【提出日】平成９年３月１９日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項１

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 走行台車１に取付固定された外筒２に案
   内ローラ４と、軸受６を介して往復動する案内軸５とで
   支持された内筒３をピン８とピン９でバランスシリンダ
   ー７を介して接続する。外筒２と内筒３は、空圧シリン
   ダー１０をピン１１とピン１２でし、上下動出来る構造
   の懸架装置と内筒３に取付られた座席吊下げフレーム１
   ３から構成される走行遊戯機械。
2. 【請求項２】 懸架装置の空圧シリンダー１０を電動パ
   ワーシリンダーとした請求項１記載の走行遊戯機械。
3. 【請求項３】 走行台車を回転架台とした請求項１又
   は、請求項２の走行遊戯機械。