JP3039442B2 - 熱交換器への仕切板取付構造 - Google Patents
熱交換器への仕切板取付構造Info
- Publication number
- JP3039442B2 JP3039442B2 JP9112979A JP11297997A JP3039442B2 JP 3039442 B2 JP3039442 B2 JP 3039442B2 JP 9112979 A JP9112979 A JP 9112979A JP 11297997 A JP11297997 A JP 11297997A JP 3039442 B2 JP3039442 B2 JP 3039442B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- partition plate
- heat exchanger
- fitting
- frame
- mounting structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井埋込形の熱交換換
気装置に主として適用される、熱交換器への仕切板の取
付構造に関するものである。
気装置に主として適用される、熱交換器への仕切板の取
付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の熱交換換気装置は、本体に内蔵
した熱交換器で交差する給気と排気の間で熱交換を行な
わせつつ換気するものである。通常、上記の熱交換換気
装置は、現場での種々の設置条件に対応しなければなら
ない。例えば、熱交換換気装置本体から化粧パネルの取
付面である天井面までの高さを合わせるために、図7を
参照して、本体100の下面の開口部に設けた化粧パネ
ル101を、上記本体100に対して上下位置調整自在
としている(通常は、本体に対する取付位置を上下に調
整できるチャンバ102を介して化粧パネル101を取
り付けるようにしている。) 上記化粧パネル101の中央部には、開閉自在なメンテ
ナンス蓋103が配置されており、このメンテナンス蓋
103を挟んだ両側位置に、給気風路110の室内側吹
出口104と排気風路120の室内側吸込口105が開
口されている。
した熱交換器で交差する給気と排気の間で熱交換を行な
わせつつ換気するものである。通常、上記の熱交換換気
装置は、現場での種々の設置条件に対応しなければなら
ない。例えば、熱交換換気装置本体から化粧パネルの取
付面である天井面までの高さを合わせるために、図7を
参照して、本体100の下面の開口部に設けた化粧パネ
ル101を、上記本体100に対して上下位置調整自在
としている(通常は、本体に対する取付位置を上下に調
整できるチャンバ102を介して化粧パネル101を取
り付けるようにしている。) 上記化粧パネル101の中央部には、開閉自在なメンテ
ナンス蓋103が配置されており、このメンテナンス蓋
103を挟んだ両側位置に、給気風路110の室内側吹
出口104と排気風路120の室内側吸込口105が開
口されている。
【0003】また、熱交換器106の一側縁107とメ
ンテナンス蓋103との間に、上記給気風路110と排
気風路120とを仕切る仕切板108が介在させてあ
る。ところで、化粧パネル101の上下位置が変更され
ると、熱交換器106の一側縁107とメンテナンス蓋
103との間の相対高さdが増減する。この相対高さd
が増減しても、仕切板108が仕切り機能を果たすこと
ができるように、仕切板108として、所定の弛みを持
たせた可撓性板を用いられている。
ンテナンス蓋103との間に、上記給気風路110と排
気風路120とを仕切る仕切板108が介在させてあ
る。ところで、化粧パネル101の上下位置が変更され
ると、熱交換器106の一側縁107とメンテナンス蓋
103との間の相対高さdが増減する。この相対高さd
が増減しても、仕切板108が仕切り機能を果たすこと
ができるように、仕切板108として、所定の弛みを持
たせた可撓性板を用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、この可撓性板か
らなる仕切板の上端部は、熱交換器のエレメント枠に取
り付けられた取付板に対して、ビス止めやリベット止め
により固定していた。このため、ビス止め等される近傍
の部位では、仕切板と取付板との密着性が確実に確保さ
れるものの、ビスから離れた部位では、両者の密着性が
不確実となる結果、気密性が保たれないおそれがあっ
た。
らなる仕切板の上端部は、熱交換器のエレメント枠に取
り付けられた取付板に対して、ビス止めやリベット止め
により固定していた。このため、ビス止め等される近傍
の部位では、仕切板と取付板との密着性が確実に確保さ
れるものの、ビスから離れた部位では、両者の密着性が
不確実となる結果、気密性が保たれないおそれがあっ
た。
【0005】そこで、さらに従来は、仕切板の上端部全
体と取付板を包み込むようにして例えばウレタン等のシ
ール板を貼り付けていた。このように、従来は、ビス止
めしているうえにシール板等が必要であるため、部品点
数が多くなると共に組立工数が増大する結果、製造コス
トが高くなるという問題があった。
体と取付板を包み込むようにして例えばウレタン等のシ
ール板を貼り付けていた。このように、従来は、ビス止
めしているうえにシール板等が必要であるため、部品点
数が多くなると共に組立工数が増大する結果、製造コス
トが高くなるという問題があった。
【0006】そこで、本発明の課題は、仕切板の上端を
熱交換器に容易に取り付けることができ、しかも簡単な
構造にてコスト安価にシール性を確保することができる
熱交換器への仕切板取付構造を提供することである。
熱交換器に容易に取り付けることができ、しかも簡単な
構造にてコスト安価にシール性を確保することができる
熱交換器への仕切板取付構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明の熱交換器への仕切板取付構造
は、断面四角形形状の熱交換器の一側縁に沿って延びる
第1の嵌合部と、風路仕切り用の仕切板の上端に沿って
設けられ、上記第1の嵌合部の長手方向に沿ってスライ
ドにより嵌め合わされる第2の嵌合部とを備え、上記第
1および第2の嵌合部は互いに気密的に嵌め合わされて
互いに他方を保持する嵌合溝と嵌合条の組合せからなる
ことを特徴とするものである。
め、請求項1記載の発明の熱交換器への仕切板取付構造
は、断面四角形形状の熱交換器の一側縁に沿って延びる
第1の嵌合部と、風路仕切り用の仕切板の上端に沿って
設けられ、上記第1の嵌合部の長手方向に沿ってスライ
ドにより嵌め合わされる第2の嵌合部とを備え、上記第
1および第2の嵌合部は互いに気密的に嵌め合わされて
互いに他方を保持する嵌合溝と嵌合条の組合せからなる
ことを特徴とするものである。
【0008】上記構成では、嵌合条を嵌合溝に沿ってス
ライド挿入して嵌め合わせることにより、仕切板の上端
を気密的に熱交換器の一側縁に極めて容易に取り付けて
保持することができる。従来では、仕切板の上端をビス
止めしていると共に専用のシール材等を貼り付けてお
り、このため、部品点数および組立工数が多くなる結
果、製造コストが高くなるという問題があったが、本発
明では、スライドによって気密的に嵌め合わされるよう
にしたので、部品点数および組立工数を削減できて製造
コストを格段に安くすることができる。
ライド挿入して嵌め合わせることにより、仕切板の上端
を気密的に熱交換器の一側縁に極めて容易に取り付けて
保持することができる。従来では、仕切板の上端をビス
止めしていると共に専用のシール材等を貼り付けてお
り、このため、部品点数および組立工数が多くなる結
果、製造コストが高くなるという問題があったが、本発
明では、スライドによって気密的に嵌め合わされるよう
にしたので、部品点数および組立工数を削減できて製造
コストを格段に安くすることができる。
【0009】ここで、「気密的に嵌め合わされる」状態
とは、嵌合条が嵌合溝内にスライド挿入された状態で互
いの間に密接されるシール部が構成される状態であって
も良いし、また、密接されなくても互いの間の隙間がラ
ビリンスのシール構造を呈している状態であっても良
い。嵌合条を嵌合溝にスムーズにスライド挿入するため
には密接度合があまり高くないほうが良く、逆に、両者
間のシール性を高めるためには密接度合いを高めたほう
が良いので、前者の取付性と後者のシール性とを勘案し
て、両者の密接度合いが設定されることになる。
とは、嵌合条が嵌合溝内にスライド挿入された状態で互
いの間に密接されるシール部が構成される状態であって
も良いし、また、密接されなくても互いの間の隙間がラ
ビリンスのシール構造を呈している状態であっても良
い。嵌合条を嵌合溝にスムーズにスライド挿入するため
には密接度合があまり高くないほうが良く、逆に、両者
間のシール性を高めるためには密接度合いを高めたほう
が良いので、前者の取付性と後者のシール性とを勘案し
て、両者の密接度合いが設定されることになる。
【0010】取付性とシール性を両立するなかで、前者
の取付性により重点を置く場合は仕切板の材質として相
対的に変形量が少ない樹脂が適しており、後者のシール
性により重点を置く場合は仕切板の材質として相対的に
変形量が大きいゴムが適している。請求項2記載の発明
は、第1の嵌合部は、上記熱交換器の上記一側縁に沿っ
て延びる嵌合溝からなり、第2の嵌合部は、仕切板の上
端縁に沿って延び、上記嵌合溝内にスライド挿入されて
気密的に保持される厚肉条からなることを特徴とするも
のである。
の取付性により重点を置く場合は仕切板の材質として相
対的に変形量が少ない樹脂が適しており、後者のシール
性により重点を置く場合は仕切板の材質として相対的に
変形量が大きいゴムが適している。請求項2記載の発明
は、第1の嵌合部は、上記熱交換器の上記一側縁に沿っ
て延びる嵌合溝からなり、第2の嵌合部は、仕切板の上
端縁に沿って延び、上記嵌合溝内にスライド挿入されて
気密的に保持される厚肉条からなることを特徴とするも
のである。
【0011】上記構成では、仕切板の上端縁に沿う厚肉
条を、熱交換器のエレメント枠の一端縁に沿う嵌合溝に
スライド挿入することにより、仕切板の上端部をシール
性を確保した状態で容易に取り付けることができる。ま
た、請求項3に係る発明は、請求項1又は2において、
上記仕切板は樹脂により形成され、また、上記仕切板に
は、仕切板の上端と下端との距離を調整するために当該
仕切板を屈曲させる基線となる折れ曲げ線が形成されて
いることを特徴とするものである。
条を、熱交換器のエレメント枠の一端縁に沿う嵌合溝に
スライド挿入することにより、仕切板の上端部をシール
性を確保した状態で容易に取り付けることができる。ま
た、請求項3に係る発明は、請求項1又は2において、
上記仕切板は樹脂により形成され、また、上記仕切板に
は、仕切板の上端と下端との距離を調整するために当該
仕切板を屈曲させる基線となる折れ曲げ線が形成されて
いることを特徴とするものである。
【0012】一般に、熱交換換気装置の設置現場におい
て、熱交換換気装置の本体に対して化粧パネルの上下位
置が調整されると、熱交換器とメンテナンス蓋との距離
が増減する。このため、仕切板はこの距離の増減を吸収
できる可撓性を要求される。ところが、請求項1で説明
した如く取付性により重点をおいて仕切板を樹脂により
構成した場合には、仕切板が可撓性の点で不十分となる
ことが想定される。
て、熱交換換気装置の本体に対して化粧パネルの上下位
置が調整されると、熱交換器とメンテナンス蓋との距離
が増減する。このため、仕切板はこの距離の増減を吸収
できる可撓性を要求される。ところが、請求項1で説明
した如く取付性により重点をおいて仕切板を樹脂により
構成した場合には、仕切板が可撓性の点で不十分となる
ことが想定される。
【0013】これに対して、本発明では、折れ曲げ線を
基線として仕切板を屈曲させることができるので、仕切
板全体として、上記の距離の増減を吸収するための可撓
性を得ることができる。しかも、折れ曲げ線は、例えば
断面V字形形状の溝等を樹脂成形時に同時に成形するこ
とにより、容易に形成することができる。また、請求項
4に係る発明は、請求項1,2又は3において、上記仕
切板の下端には、所定の重みを持つ弾力部材が設けられ
ていることを特徴とするものである。
基線として仕切板を屈曲させることができるので、仕切
板全体として、上記の距離の増減を吸収するための可撓
性を得ることができる。しかも、折れ曲げ線は、例えば
断面V字形形状の溝等を樹脂成形時に同時に成形するこ
とにより、容易に形成することができる。また、請求項
4に係る発明は、請求項1,2又は3において、上記仕
切板の下端には、所定の重みを持つ弾力部材が設けられ
ていることを特徴とするものである。
【0014】上記構成では、所定の重みを持つ弾力部材
は、熱交換換気装置の化粧パネルのメンテナンス蓋の上
面に対して、圧縮による反発力で弾力的に押圧しつつ接
触することになるので、高いシール性を確保することが
できる。ここで、所定の重みとは仕切板の下端をメンテ
ナンス蓋の上面に確実に当接させるだけの重さである。
弾力部材としてはゴムや発泡樹脂を用いることができ、
例えばウレタンラバーを例示することができる。仕切板
が樹脂により形成される場合は弾力部材を別部材として
仕切板の下端に取り付けることが好ましいが、仕切板が
ゴムである場合には仕切板の下端を厚肉にする等して弾
力部材が仕切板に一体に構成されるようにすることが好
ましい。
は、熱交換換気装置の化粧パネルのメンテナンス蓋の上
面に対して、圧縮による反発力で弾力的に押圧しつつ接
触することになるので、高いシール性を確保することが
できる。ここで、所定の重みとは仕切板の下端をメンテ
ナンス蓋の上面に確実に当接させるだけの重さである。
弾力部材としてはゴムや発泡樹脂を用いることができ、
例えばウレタンラバーを例示することができる。仕切板
が樹脂により形成される場合は弾力部材を別部材として
仕切板の下端に取り付けることが好ましいが、仕切板が
ゴムである場合には仕切板の下端を厚肉にする等して弾
力部材が仕切板に一体に構成されるようにすることが好
ましい。
【0015】ここで、弾力部材の形状としては、断面丸
形が好ましい。というのは、仕切板の傾斜角度が変化し
てもメンテナンス蓋の上面に対する密接状態を確保でき
るからである。また、請求項5記載の発明の熱交換器へ
の仕切板取付構造は、請求項1ないし4の何れか一つに
おいて、上記熱交換器は、一対の端面板間を枠柱により
連結した器枠を備え、上記第1の嵌合部は、上記器枠の
枠柱に一体に形成されていることを特徴とするものであ
る。
形が好ましい。というのは、仕切板の傾斜角度が変化し
てもメンテナンス蓋の上面に対する密接状態を確保でき
るからである。また、請求項5記載の発明の熱交換器へ
の仕切板取付構造は、請求項1ないし4の何れか一つに
おいて、上記熱交換器は、一対の端面板間を枠柱により
連結した器枠を備え、上記第1の嵌合部は、上記器枠の
枠柱に一体に形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0016】この構成では、部品点数および組立工数の
削減を通じて製造コストを一層安価にすることができ
る。また、請求項5記載の発明の熱交換器への仕切板取
付構造は、請求項1ないし4の何れか一つにおいて、上
記熱交換器は、一対の端面板間を枠柱により連結した器
枠を備え、上記端面板は、装着された仕切板に係合して
該仕切板のスライドによる抜脱を阻止する抜け止め部を
備えていることを特徴とするものである。
削減を通じて製造コストを一層安価にすることができ
る。また、請求項5記載の発明の熱交換器への仕切板取
付構造は、請求項1ないし4の何れか一つにおいて、上
記熱交換器は、一対の端面板間を枠柱により連結した器
枠を備え、上記端面板は、装着された仕切板に係合して
該仕切板のスライドによる抜脱を阻止する抜け止め部を
備えていることを特徴とするものである。
【0017】この構成では、仕切板を熱交換器に装着し
た状態で、仕切板のスライドによる抜脱が防止されるの
で、仕切板が装着された熱交換器を一体的なユニットと
して取り扱うことができる。したがって、熱交換換気装
置への組み付け等が容易に行え、製造コストを安価にす
ることができる。また、抜け止め部を端面板に形成した
ので、これを別部品とする場合と比較して、製造コスト
を安価にすることができる。
た状態で、仕切板のスライドによる抜脱が防止されるの
で、仕切板が装着された熱交換器を一体的なユニットと
して取り扱うことができる。したがって、熱交換換気装
置への組み付け等が容易に行え、製造コストを安価にす
ることができる。また、抜け止め部を端面板に形成した
ので、これを別部品とする場合と比較して、製造コスト
を安価にすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。図1はこの発
明の一実施形態に係る熱交換器への仕切板取付構造を含
む、空気調和装置としての熱交換換気装置の内部構成を
示す分解斜視図である。図2は熱交換換気装置の内部断
面を示す概略図である。図3(a)および(b)は熱交
換換気装置の概略平面図および概略側面図である。ま
た、図4は熱交換換気装置の要部の一部破断概略斜視図
である。
を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。図1はこの発
明の一実施形態に係る熱交換器への仕切板取付構造を含
む、空気調和装置としての熱交換換気装置の内部構成を
示す分解斜視図である。図2は熱交換換気装置の内部断
面を示す概略図である。図3(a)および(b)は熱交
換換気装置の概略平面図および概略側面図である。ま
た、図4は熱交換換気装置の要部の一部破断概略斜視図
である。
【0019】図1を参照して、熱交換換気装置Aは、熱
交換器2、給気ファン3、排気ファン4を収容した熱交
換換気装置本体1(以下、単に本体1という)を有して
いる。この本体1の下面には室内に開口する開口部5が
形成されており、この開口部5には、四角筒状のチャン
バ6を介して、四角枠状の化粧パネル7が取り付けられ
ている。
交換器2、給気ファン3、排気ファン4を収容した熱交
換換気装置本体1(以下、単に本体1という)を有して
いる。この本体1の下面には室内に開口する開口部5が
形成されており、この開口部5には、四角筒状のチャン
バ6を介して、四角枠状の化粧パネル7が取り付けられ
ている。
【0020】この化粧パネル7は開閉自在なメンテナン
ス蓋7Cを有しており、このメンテナンス蓋4Cを挟ん
だ両側に、図2に示すように排気Eの室内側吸込口7A
と給気Sの室内側吹出口7Aが設けられている。また、
本体1の一側面には、対応するダクトとそれぞれ連結さ
れる給気側吸込口8と排気側吹出口9が設けられてい
る。
ス蓋7Cを有しており、このメンテナンス蓋4Cを挟ん
だ両側に、図2に示すように排気Eの室内側吸込口7A
と給気Sの室内側吹出口7Aが設けられている。また、
本体1の一側面には、対応するダクトとそれぞれ連結さ
れる給気側吸込口8と排気側吹出口9が設けられてい
る。
【0021】上記の熱交換器2は公知の構成(例えば特
開平3−274344号公報参照)のものであり、略直
方体形状をしており、対向する一対の側縁が略上下に配
置されるものである。すなわち、図2に示すように、熱
交換器2の排気側吸込面2aは斜め下方に向けられてい
ると共に、給気側吸込面2bは斜め上方に向けられてお
り、これらの面2a,2bには、それぞれエアフィルタ
10が配置されている。この熱交換換気装置Aにおいて
は、屋外からの給気S(白抜き矢符で示す)は、本体1
内に収容された熱交換器2を斜め下方に向けて通過し、
室内からの排気E(ハッチングを施した矢符で示す)
は、熱交換器2を斜め上方に向けて通過するようにされ
ている。
開平3−274344号公報参照)のものであり、略直
方体形状をしており、対向する一対の側縁が略上下に配
置されるものである。すなわち、図2に示すように、熱
交換器2の排気側吸込面2aは斜め下方に向けられてい
ると共に、給気側吸込面2bは斜め上方に向けられてお
り、これらの面2a,2bには、それぞれエアフィルタ
10が配置されている。この熱交換換気装置Aにおいて
は、屋外からの給気S(白抜き矢符で示す)は、本体1
内に収容された熱交換器2を斜め下方に向けて通過し、
室内からの排気E(ハッチングを施した矢符で示す)
は、熱交換器2を斜め上方に向けて通過するようにされ
ている。
【0022】図1および図2を参照して、熱交換器2の
下端となる一側縁2cには、化粧パネル7のメンテナン
ス蓋7Cの上面に垂らされる仕切板22が取り付けられ
ている。この仕切板22によって、図2に示すように上
述の排気Eの室内側吸込口7Bと給気Sの室内側吹出口
7Aとが仕切られている。再び図1を参照して、11は
操作用リモコンである。12は本体1を吊り下げるとき
に用いられる金具である。
下端となる一側縁2cには、化粧パネル7のメンテナン
ス蓋7Cの上面に垂らされる仕切板22が取り付けられ
ている。この仕切板22によって、図2に示すように上
述の排気Eの室内側吸込口7Bと給気Sの室内側吹出口
7Aとが仕切られている。再び図1を参照して、11は
操作用リモコンである。12は本体1を吊り下げるとき
に用いられる金具である。
【0023】次いで、図3および図4を参照して、本体
1内は、大きく分けて、上記熱交換器2を収容する熱交
換器室13と、この熱交換器室13の両側に配置された
給気ファン室14および排気ファン室15の3つに分け
られている。また、熱交換器室13内では、熱交換器2
の周囲に、4つの室16,17,18,19が区画され
ている。
1内は、大きく分けて、上記熱交換器2を収容する熱交
換器室13と、この熱交換器室13の両側に配置された
給気ファン室14および排気ファン室15の3つに分け
られている。また、熱交換器室13内では、熱交換器2
の周囲に、4つの室16,17,18,19が区画され
ている。
【0024】室16は、開口16aを通して給気ファン
室14に連通している。また、室17は、開口17aを
介して排気ファン室15と連通しており、室19は、化
粧パネル7に形成される排気Eの室内側吸込口7Bを通
して室内に連通している。また、この室19は開口19
aを介して排気ファン室15と連通されており、上記の
開口19aは、図3(a)に示すダンパ20によって択
一的に開放(普通換気時のみに開放)されるようになっ
ている。このダンパ20はモータを含む駆動機構21に
よって駆動されるようになっている。
室14に連通している。また、室17は、開口17aを
介して排気ファン室15と連通しており、室19は、化
粧パネル7に形成される排気Eの室内側吸込口7Bを通
して室内に連通している。また、この室19は開口19
aを介して排気ファン室15と連通されており、上記の
開口19aは、図3(a)に示すダンパ20によって択
一的に開放(普通換気時のみに開放)されるようになっ
ている。このダンパ20はモータを含む駆動機構21に
よって駆動されるようになっている。
【0025】室18は、化粧パネル7に形成される給気
Sの室内側吹出口7Aを介して室内に連通している。室
18と室19との間は、熱交換器2の一側縁2cから化
粧パネル7のメンテナンス蓋7C上に垂らされる仕切板
22によって、互いに仕切られている。図5および図6
を参照して、仕切板22は略矩形状をしており、例えば
ポリ塩化ビニル等の樹脂成形品からなる。仕切板22の
上端23の縁部に沿って、第2の嵌合部としての厚肉条
24が形成されている。この厚肉条24は断面丸形をし
ている。
Sの室内側吹出口7Aを介して室内に連通している。室
18と室19との間は、熱交換器2の一側縁2cから化
粧パネル7のメンテナンス蓋7C上に垂らされる仕切板
22によって、互いに仕切られている。図5および図6
を参照して、仕切板22は略矩形状をしており、例えば
ポリ塩化ビニル等の樹脂成形品からなる。仕切板22の
上端23の縁部に沿って、第2の嵌合部としての厚肉条
24が形成されている。この厚肉条24は断面丸形をし
ている。
【0026】一方、熱交換器2は、交差する2気流間を
仕切るための仕切板の積層体とこの積層体を収容保持し
た器枠としての樹脂製のエレメント枠28とを含むもの
からなる。エレメント枠28は、一対の略四角形形状の
端面板34(図では一方の端面板34のみ示してあ
る。)の四隅同士の間をそれぞれ枠柱29で連結したも
のからなる。
仕切るための仕切板の積層体とこの積層体を収容保持し
た器枠としての樹脂製のエレメント枠28とを含むもの
からなる。エレメント枠28は、一対の略四角形形状の
端面板34(図では一方の端面板34のみ示してあ
る。)の四隅同士の間をそれぞれ枠柱29で連結したも
のからなる。
【0027】そして、上記一側縁2cに沿って延びる枠
柱29に一対の断面L字形形状のリブ31,32が一体
に形成されると共に、これらリブ31,32間に上記の
厚肉条24を図6に示すようにスライド自在に挿入する
ことのできる第1の嵌合部としての嵌合溝30が形成さ
れている。厚肉条24が嵌合溝30にスライド挿入され
た状態で、図5に示すように両者24,30が密接され
てシール性が確保されても良いし、また、両者が密接さ
れなくても両者24,30の間の隙間がラビリンスのシ
ール構造を呈している状態であっても良い。
柱29に一対の断面L字形形状のリブ31,32が一体
に形成されると共に、これらリブ31,32間に上記の
厚肉条24を図6に示すようにスライド自在に挿入する
ことのできる第1の嵌合部としての嵌合溝30が形成さ
れている。厚肉条24が嵌合溝30にスライド挿入され
た状態で、図5に示すように両者24,30が密接され
てシール性が確保されても良いし、また、両者が密接さ
れなくても両者24,30の間の隙間がラビリンスのシ
ール構造を呈している状態であっても良い。
【0028】図6を参照して、仕切板22をエレメント
枠28の枠柱29にスライド装着した後に、エレメント
枠28の端面板34が組み付けられるようになってい
る。すなわち、仕切板22の上端23の両側で厚肉条2
4を設けていない部分36があるが、仕切板22を熱交
換器2の枠柱29に装着した後、各端面板34を組み付
ける際に、この端面板34の隅部に一体に突出形成され
た抜け止め部35が上記厚肉条24を設けていない部分
36に入り込み、抜け止め部35が厚肉条24の端面3
7に当接することにより、仕切板22の枠柱29からの
スライドによる抜脱が防止されるようになっている。
枠28の枠柱29にスライド装着した後に、エレメント
枠28の端面板34が組み付けられるようになってい
る。すなわち、仕切板22の上端23の両側で厚肉条2
4を設けていない部分36があるが、仕切板22を熱交
換器2の枠柱29に装着した後、各端面板34を組み付
ける際に、この端面板34の隅部に一体に突出形成され
た抜け止め部35が上記厚肉条24を設けていない部分
36に入り込み、抜け止め部35が厚肉条24の端面3
7に当接することにより、仕切板22の枠柱29からの
スライドによる抜脱が防止されるようになっている。
【0029】このように熱交換器2と仕切板22とを一
体的なユニットとして取り扱うことができる結果、組立
性を向上でき、ひいては製造コストを安くすることがで
きる。また、上記抜け止め部35を熱交換器2のエレメ
ント枠28の端面板34に一体に形成したので、抜け止
め部35を別部品とする場合と比較して製造コストを安
くすることができる。
体的なユニットとして取り扱うことができる結果、組立
性を向上でき、ひいては製造コストを安くすることがで
きる。また、上記抜け止め部35を熱交換器2のエレメ
ント枠28の端面板34に一体に形成したので、抜け止
め部35を別部品とする場合と比較して製造コストを安
くすることができる。
【0030】また、枠柱29には、エアフィルタ10を
上記排気側吸込面2aに保持するための断面L字形形状
の保持腕33が一体に形成されている。仕切板22の下
端25には、ウレタンラバー等の弾力部材26が取り付
けられている。この弾力部材26は仕切板22の下端2
5を両側から挟み込む断面U字形形状をしている。弾力
部材26は重錘とシール部材を兼用し、メンテナンス蓋
7Cの上面に隙間なく接触するためのものである。ま
た、仕切板22の高さ方向中間部には、樹脂成形時に同
時成形された断面V字形形状の溝27が形成されてお
り、この溝27によって仕切板22を屈曲させるための
基線となる折れ曲げ線が構成されている。折れ曲げ線を
構成するため溝の断面形状は、V字形に限らず、U字状
その他の形状であっても良い。
上記排気側吸込面2aに保持するための断面L字形形状
の保持腕33が一体に形成されている。仕切板22の下
端25には、ウレタンラバー等の弾力部材26が取り付
けられている。この弾力部材26は仕切板22の下端2
5を両側から挟み込む断面U字形形状をしている。弾力
部材26は重錘とシール部材を兼用し、メンテナンス蓋
7Cの上面に隙間なく接触するためのものである。ま
た、仕切板22の高さ方向中間部には、樹脂成形時に同
時成形された断面V字形形状の溝27が形成されてお
り、この溝27によって仕切板22を屈曲させるための
基線となる折れ曲げ線が構成されている。折れ曲げ線を
構成するため溝の断面形状は、V字形に限らず、U字状
その他の形状であっても良い。
【0031】図2を参照して、チャンバ6の本体1に対
する取付位置が変更されて、メンテナンス蓋7Cと本体
1との相対高さが増減し、メンテナンス蓋7Cと熱交換
器2の一側縁2cとの相対高さdが増減されると、この
相対高さdの増減が、図5に示すように、上記の溝27
を折れ曲げ線として仕切板22が屈曲することにより吸
収される結果、仕切板22の下端の弾力部材26のメン
テナンス蓋7Cへの接触状態が維持されるわけである。
する取付位置が変更されて、メンテナンス蓋7Cと本体
1との相対高さが増減し、メンテナンス蓋7Cと熱交換
器2の一側縁2cとの相対高さdが増減されると、この
相対高さdの増減が、図5に示すように、上記の溝27
を折れ曲げ線として仕切板22が屈曲することにより吸
収される結果、仕切板22の下端の弾力部材26のメン
テナンス蓋7Cへの接触状態が維持されるわけである。
【0032】上記の熱交換換気装置Aでは、熱交換器2
を用いた全熱交換換気においては、ダンパ20によって
開口19aを閉塞した状態で、各ファン3,4が運転さ
れることにより、図4に示すように、室外空気は、給気
側吸込口8→給気ファン室14→開口16a→室16→
熱交換器2→室18→室内側吹出口7Aに至る給気風路
を通り、室内に給気される。
を用いた全熱交換換気においては、ダンパ20によって
開口19aを閉塞した状態で、各ファン3,4が運転さ
れることにより、図4に示すように、室外空気は、給気
側吸込口8→給気ファン室14→開口16a→室16→
熱交換器2→室18→室内側吹出口7Aに至る給気風路
を通り、室内に給気される。
【0033】また、室内空気は、室内側吸込口7B→室
19→熱交換器2→室17→開口17a→排気ファン室
15→排気側吹出口9に至る排気風路を通り、室外へ排
出される。一方、春秋等の冷暖房を必要としない中間期
には、熱交換を行わない普通換気が行われる。すなわ
ち、ダンパ20によって開口19aを開放させることに
より、図示していないが、室内空気は、室内側吸込口7
B→室19→開口19a→排気ファン室15→排気側吹
出口9に至る風路を通り、熱交換器2をバイパスして室
外へ排出される。室外空気の流れは、全熱交換換気装の
場合と同様である。
19→熱交換器2→室17→開口17a→排気ファン室
15→排気側吹出口9に至る排気風路を通り、室外へ排
出される。一方、春秋等の冷暖房を必要としない中間期
には、熱交換を行わない普通換気が行われる。すなわ
ち、ダンパ20によって開口19aを開放させることに
より、図示していないが、室内空気は、室内側吸込口7
B→室19→開口19a→排気ファン室15→排気側吹
出口9に至る風路を通り、熱交換器2をバイパスして室
外へ排出される。室外空気の流れは、全熱交換換気装の
場合と同様である。
【0034】本実施形態によれば、仕切板22の厚肉条
24を熱交換器2のエレメント枠28の嵌合溝30に沿
ってスライド挿入して嵌め合わせるだけで、仕切板22
の上端23を熱交換器2に容易に取り付けて気密的に保
持することができる。したがって、従来のようなビスや
シール板が不要となり、部品点数および組立工数を削減
できて製造コストを格段に安くすることができる。
24を熱交換器2のエレメント枠28の嵌合溝30に沿
ってスライド挿入して嵌め合わせるだけで、仕切板22
の上端23を熱交換器2に容易に取り付けて気密的に保
持することができる。したがって、従来のようなビスや
シール板が不要となり、部品点数および組立工数を削減
できて製造コストを格段に安くすることができる。
【0035】また、折れ曲げ線としての溝27を基線と
して仕切板22を屈曲できるので、樹脂製の仕切板22
に、熱交換器2と化粧パネル7との間の距離の増減を吸
収するための可撓性を与えることができる。特に、折れ
曲げ線としての溝27を仕切板22の樹脂成形時に同時
に成形するので、コスト安価に容易に形成することがで
きる。
して仕切板22を屈曲できるので、樹脂製の仕切板22
に、熱交換器2と化粧パネル7との間の距離の増減を吸
収するための可撓性を与えることができる。特に、折れ
曲げ線としての溝27を仕切板22の樹脂成形時に同時
に成形するので、コスト安価に容易に形成することがで
きる。
【0036】さらに、仕切板22の下端に、重りとシー
ル部材を兼用する弾力部材26を取り付けてあり、この
弾力部材26が自重によってメンテナンス蓋7Cの上面
を弾力的に押圧しつつ密接するので、高いシール性を確
保できる。しかも、上記の嵌合溝30を熱交換器2のエ
レメント枠28に一体に形成したので、部品点数および
組立工数の削減を通じて製造コストを一層安価にするこ
とができる。
ル部材を兼用する弾力部材26を取り付けてあり、この
弾力部材26が自重によってメンテナンス蓋7Cの上面
を弾力的に押圧しつつ密接するので、高いシール性を確
保できる。しかも、上記の嵌合溝30を熱交換器2のエ
レメント枠28に一体に形成したので、部品点数および
組立工数の削減を通じて製造コストを一層安価にするこ
とができる。
【0037】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、例えば、上記の実施形態では嵌合溝30
をエレメント枠28に一体に形成したが、エレメント枠
に取り付けられる取付部材に形成するようにしても良
い。また、仕切板22の上端25に嵌合溝を設け、熱交
換器2の一側縁2cに嵌合条を設けるようにすることも
できる。
ものではなく、例えば、上記の実施形態では嵌合溝30
をエレメント枠28に一体に形成したが、エレメント枠
に取り付けられる取付部材に形成するようにしても良
い。また、仕切板22の上端25に嵌合溝を設け、熱交
換器2の一側縁2cに嵌合条を設けるようにすることも
できる。
【0038】また、仕切板22をゴムにより形成するこ
ともでき、この場合には、下端25の弾力部材26を仕
切板22に一体に形成することが製造コストを安価にす
るうえで好ましいが、別体とすることもできる。その
他、本発明の範囲で種々の設計変更を施すことができ
る。
ともでき、この場合には、下端25の弾力部材26を仕
切板22に一体に形成することが製造コストを安価にす
るうえで好ましいが、別体とすることもできる。その
他、本発明の範囲で種々の設計変更を施すことができ
る。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、嵌合条を
嵌合溝に沿ってスライド挿入して嵌め合わせるだけで、
仕切板の上端を熱交換器に容易に取り付けて気密的に保
持できるので、部品点数および組立工数を削減できて製
造コストを安くすることができる。
嵌合溝に沿ってスライド挿入して嵌め合わせるだけで、
仕切板の上端を熱交換器に容易に取り付けて気密的に保
持できるので、部品点数および組立工数を削減できて製
造コストを安くすることができる。
【0040】請求項2記載の発明によれば、仕切板の上
端の厚肉条を熱交換器の一側縁の嵌合溝にスライド挿入
して容易に取り付けることができ、しかも簡単な構造に
てコスト安価にシール性を確保することができる。請求
項3記載の発明によれば、折れ曲げ線を基線として仕切
板を屈曲できるので、樹脂製の仕切板に、熱交換器と化
粧パネルとの間の距離の増減を吸収するための可撓性を
与えることができる。折れ曲げ線を樹脂成形時に同時に
成形することにより、コスト安価に容易に形成すること
ができる。
端の厚肉条を熱交換器の一側縁の嵌合溝にスライド挿入
して容易に取り付けることができ、しかも簡単な構造に
てコスト安価にシール性を確保することができる。請求
項3記載の発明によれば、折れ曲げ線を基線として仕切
板を屈曲できるので、樹脂製の仕切板に、熱交換器と化
粧パネルとの間の距離の増減を吸収するための可撓性を
与えることができる。折れ曲げ線を樹脂成形時に同時に
成形することにより、コスト安価に容易に形成すること
ができる。
【0041】請求項4記載の発明によれば、所定の重み
を持つ弾力部材が自重によってメンテナンス蓋の上面を
弾力的に押圧しつつ密接するので、高いシール性を確保
できる。請求項5記載の発明によれば、上記第1の嵌合
部が熱交換器の器枠の枠柱に一体に形成されているの
で、部品点数および組立工数の削減を通じて製造コスト
を一層安価にすることができる。
を持つ弾力部材が自重によってメンテナンス蓋の上面を
弾力的に押圧しつつ密接するので、高いシール性を確保
できる。請求項5記載の発明によれば、上記第1の嵌合
部が熱交換器の器枠の枠柱に一体に形成されているの
で、部品点数および組立工数の削減を通じて製造コスト
を一層安価にすることができる。
【0042】請求項6記載の発明によれば、熱交換器に
装着された仕切板の抜脱が、器枠の端面板に形成した抜
け止め部によって阻止できるので、仕切板が装着された
熱交換器を一体的なユニットとして取り扱うことができ
る結果、組立性を向上でき製造コストを安くすることが
できる。また、上記抜け止め部を熱交換器の器枠の端面
板に形成したので、これを別部品とする場合と比較して
製造コストを安くすることができる。
装着された仕切板の抜脱が、器枠の端面板に形成した抜
け止め部によって阻止できるので、仕切板が装着された
熱交換器を一体的なユニットとして取り扱うことができ
る結果、組立性を向上でき製造コストを安くすることが
できる。また、上記抜け止め部を熱交換器の器枠の端面
板に形成したので、これを別部品とする場合と比較して
製造コストを安くすることができる。
【図1】本発明の一実施形態に係る熱交換器への仕切板
取付構造を含む、熱交換換気装置の概略分解斜視図であ
る。
取付構造を含む、熱交換換気装置の概略分解斜視図であ
る。
【図2】熱交換換気装置の概略図である。
【図3】(a)は熱交換換気装置の概略平面図であり、
(b)は概略側面図である。
(b)は概略側面図である。
【図4】熱交換換気装置の要部の一部破断概略斜視図で
ある。
ある。
【図5】熱交換器への仕切板の取付構造を示す部分断面
側面図である。
側面図である。
【図6】仕切板を熱交換器へ取り付ける状態を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図7】従来の熱交換換気装置の概略図である。
1 本体 2 熱交換器 2a 排気側吸込面 2b 給気側吸込面 2c 一側縁 3 チャンバ 4 化粧パネル 5 開口部 6 チャンバ 7 化粧パネル 7A 室内側吸込口 7B 室内側吹出口 4C メンテナンス蓋 S 給気 E 排気 22 仕切板 23 上端 24 厚肉条(嵌合条、第2の嵌合部) 25 下端 26 弾力部材 27 溝(基線、折れ曲げ線) 28 エレメント枠(器枠) 29 枠柱 30 嵌合溝(第1の嵌合部) 34 端面板 35 抜け止め部
Claims (6)
- 【請求項1】断面四角形形状の熱交換器(2) の一側縁(2
c)に沿って延びる第1の嵌合部(30)と、 風路仕切り用の仕切板(22)の上端(23)に沿って設けら
れ、上記第1の嵌合部(30)の長手方向に沿ってスライド
により嵌め合わされる第2の嵌合部(24)とを備え、 上記第1および第2の嵌合部(30,24) は互いに気密的に
嵌め合わされて互いに他方を保持する嵌合溝(30)と嵌合
条(24)の組合せからなることを特徴とする熱交換器への
仕切板取付構造。 - 【請求項2】第1の嵌合部は、上記熱交換器(2) の上記
一側縁(2c)に沿って延びる嵌合溝(30)からなり、 第2の嵌合部は、仕切板(22)の上端縁に沿って延び、上
記嵌合溝(30)内にスライド挿入されて気密的に保持され
る厚肉条(24)からなることを特徴とする熱交換器への仕
切板取付構造。 - 【請求項3】上記仕切板(22)は樹脂により形成され、 また、上記仕切板(22)には、仕切板(22)の上端(23)と下
端(25)との距離を調整するために当該仕切板(22)を屈曲
させる基線となる折れ曲げ線(27)が形成されていること
を特徴とする請求項1又は2記載の熱交換器への仕切板
取付構造。 - 【請求項4】上記仕切板(22)の下端(25)には、所定の重
みを持つ弾力部材(26)が設けられていることを特徴とす
る請求項1,2又は3記載の熱交換器への仕切板取付構
造。 - 【請求項5】上記熱交換器(2) は、一対の端面板(34,3
4) 間を枠柱(29)により連結した器枠(28)を備え、 上記第1の嵌合部(30)は、上記器枠(28)の枠柱(29)に一
体に形成されていることを特徴とする請求項1ないし4
の何れか一つに記載の熱交換器への仕切板取付構造。 - 【請求項6】上記熱交換器(2) は、一対の端面板(34,3
4) 間を枠柱(29)により連結した器枠(28)を備え、 上記端面板(34)は、装着された仕切板(22)に係合して該
仕切板(22)のスライドによる抜脱を阻止する抜け止め部
(35)を備えていることを特徴とする請求項1ないし5の
何れか一つに記載の熱交換器への仕切板取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9112979A JP3039442B2 (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 熱交換器への仕切板取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9112979A JP3039442B2 (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 熱交換器への仕切板取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10300161A JPH10300161A (ja) | 1998-11-13 |
JP3039442B2 true JP3039442B2 (ja) | 2000-05-08 |
Family
ID=14600368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9112979A Expired - Fee Related JP3039442B2 (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 熱交換器への仕切板取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3039442B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4924025B2 (ja) * | 2006-12-27 | 2012-04-25 | マックス株式会社 | 空調装置 |
JP6917541B2 (ja) * | 2017-06-29 | 2021-08-11 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 熱交換機器 |
-
1997
- 1997-04-30 JP JP9112979A patent/JP3039442B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10300161A (ja) | 1998-11-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR20040093685A (ko) | 공기조화기용 벽 매입형 실외기 | |
CN100578096C (zh) | 空调器的室内单元 | |
CN100547302C (zh) | 空调器的室内单元 | |
JPS621615Y2 (ja) | ||
JP5036203B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP3039442B2 (ja) | 熱交換器への仕切板取付構造 | |
CN110678700B (zh) | 热交换换气装置 | |
JP5008329B2 (ja) | 空気調和機 | |
KR100347953B1 (ko) | 삼면 토출형 공기 조화기의 전면 패널 | |
WO2022148019A1 (zh) | 滑动面板及立式空调 | |
JP4822904B2 (ja) | 空気調和機 | |
KR20150022128A (ko) | 공기조화기 | |
JP2007271139A (ja) | 空気調和機 | |
JP3257753B2 (ja) | 空気調和機 | |
CN216953462U (zh) | 空调的装饰结构及空调器 | |
CN100348913C (zh) | 一体型空调机的机壳设置结构 | |
KR200206879Y1 (ko) | 실링을 갖는 공기조화기용 상부 커버 구조 | |
JP2007271143A (ja) | 空気調和機 | |
KR200210379Y1 (ko) | 에어콘용 그릴 브라켓 | |
KR100461643B1 (ko) | 창문형 공기조화기의 실외측 부품 조립구조 | |
JPH0138434Y2 (ja) | ||
KR20230083713A (ko) | 환기 청정 시스템 | |
JPH024360Y2 (ja) | ||
JPS621616Y2 (ja) | ||
KR100564457B1 (ko) | 공기조화기 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080303 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090303 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |