JP3039212U - ラバトリー汚物回収処理車 - Google Patents

ラバトリー汚物回収処理車

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正明 村田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汚物を回収してそのまま衛生的に処理し得る
ようにする。 【解決手段】 自走車両11によって、着陸した飛行機
2へ近付き、昇降ユニット13を利用して、タンクユニ
ット14から延びる汚物ドレンホース19を飛行機2に
設置されたラバトリー4の汚物タンク6に接続する作業
を行うことにより、タンクユニット14へ汚物タンク6
に溜められた汚物を回収させ、タンクユニット14に回
収された汚物を汚物処理ユニット15で処理させるよう
にしている。又、発電機ユニット16により、タンクユ
ニット14や昇降ユニット13や汚物処理ユニット15
へ給電し得るようにしている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ラバトリー汚物回収処理車に関するものであり、より詳しくは、汚 物を回収してそのまま衛生的に処理し得るようにしたラバトリー汚物回収処理車 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、飛行機などの、多くの人間を一度に長距離移動させるための乗り物に は、ラバトリー(便所)が設けられる。
【0003】 このような、乗り物に設けられるラバトリーには、通常、便器と共に汚物タン クが設けられ、飛行中に生じた汚物を一時的に汚物タンクに溜めておくようにし ている。
【0004】 そして、汚物タンクに溜まった汚物を着陸後にバキュームカーなどで吸引する ことにより、次の飛行までに汚物タンクを空の状態としておく。
【0005】 一方、汚物を回収したバキュームカーは、複数機の飛行機から汚物を回収する などして汚物が満杯となると汚物処理場まで走行し、バキュームカーに満載した 汚物を汚物処理場へ投棄する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の飛行機の汚物回収手段は、最終的に汚物処理場など の大規模な施設が必要となるという問題があり、且つ、汚物処理場やバキューム カーなどで汚物をそのままの形で取り扱わなければならないので、汚く且つ臭い 作業を作業員は強いられているという問題がある。
【0007】 本考案は、上述の実情に鑑み、汚物を回収してそのまま衛生的に処理し得るよ うにしたラバトリー汚物回収処理車を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、自走車両11に、飛行機2に設置されたラバトリー4の汚物タンク 6に溜められた汚物23を回収するためのタンクユニット14と、タンクユニッ ト14から延びる汚物ドレンホース19を汚物タンク6に接続する作業を行わせ るための昇降ユニット13と、タンクユニット14に回収された汚物23を処理 するための汚物処理ユニット15と、タンクユニット14や昇降ユニット13や 汚物処理ユニット15へ給電するための発電機ユニット16とを搭載したことを 特徴とするラバトリー汚物回収処理車にかかるものである。
【0009】 上記手段によれば、以下のような作用が得られる。
【0010】 自走車両11によって、着陸した飛行機2へ近付き、昇降ユニット13を利用 して、タンクユニット14から延びる汚物ドレンホース19を飛行機2に設置さ れたラバトリー4の汚物タンク6に接続する作業を行うことにより、タンクユニ ット14へ汚物タンク6に溜められた汚物23を回収させ、タンクユニット14 に回収された汚物23を汚物処理ユニット15で処理するようにする。
【0011】 この際、発電機ユニット16により、タンクユニット14や昇降ユニット13 や汚物処理ユニット15へ給電するようにする。
【0012】 このように、本考案によれば、汚物を回収してそのまま衛生的に処理すること ができるようになる。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を、図示例と共に説明する。
【0014】 図1・図2は、本考案の実施の形態の一例である。
【0015】 図中、1は飛行機2の機体、3は飛行機2に設置されたラバトリー4(便所) の便器、5は便器3に付設された洗浄水タンク、6は便器3の下部に接続された 、一時的に汚物を溜めておくための汚物タンク、7は汚物タンク6の下部に接続 された汚物ドレンライン、8は機体1に設けられた汚物ドレンライン7に接続す るためのドレン用ジョイント部、9は汚物タンク6の上部に接続されたタンク洗 浄ライン、10は機体1に設けられたタンク洗浄ライン9に接続するための洗浄 用ジョイント部である。
【0016】 そして、本考案では、図1に示すように、トラックなどの自走車両11の荷台 12部分に、昇降ユニット13と、タンクユニット14と、汚物処理ユニット1 5と、発電機ユニット16とをユニットごと交換可能に搭載する。尚、タンクユ ニット14や汚物処理ユニット15や発電機ユニット16などは、錆びにくいよ うにアルミなどの外装で覆うようにするのが好ましい。
【0017】 前記、昇降ユニット13は、作業台17を、シリンダなどの昇降駆動装置18 によって、昇降可能としたものである。尚、上記作業台17は、タンクユニット 14から延びる汚物ドレンホース19やタンク洗浄用ホース20を、機体1のド レン用ジョイント部8や洗浄用ジョイント部10へ、それぞれホース側ドレン用 ジョイント部21やホース側洗浄用ジョイント部22を介して接続するため、或 いは接続状態を解除するために、作業員が乗り得るようにしたものである。
【0018】 そして、前記タンクユニット14は、図2に示すように、飛行機2の汚物タン ク6から汚物ドレンライン7、ドレン用ジョイント部8、ホース側ドレン用ジョ イント部21、汚物ドレンホース19を介して、回収した汚物23を貯留し得る ようにした汚物貯留タンク24を備えている。そして、汚物貯留タンク24の下 部と中間部との間には、汚物循環ポンプ25を備えた汚物循環流路26が接続さ れている。
【0019】 又、前記タンクユニット14は、タンク洗浄用ホース20、洗浄水供給ポンプ 27、洗浄水供給弁28、ホース側洗浄用ジョイント部22、洗浄用ジョイント 部10、タンク洗浄ライン9を介して、飛行機2の汚物タンク6へ洗浄水29を 供給し得るようにした洗浄水貯留タンク30を備えている。
【0020】 更に、前記タンクユニット14は、汚物貯留タンク24に取付けられた汚物レ ベル計31からの汚物レベル信号32を入力してホース側ドレン用ジョイント部 21に内蔵された弁部33に開閉指令34を送ると共に、洗浄水貯留タンク30 に取付けられた洗浄水レベル計35からの洗浄水レベル信号36を入力して洗浄 水供給ポンプ27や洗浄水供給弁28へ洗浄水供給量調整指令37,38を送る 操作制御盤39とを備えている。
【0021】 前記汚物処理ユニット15は、前記汚物貯留タンク24に接続された汚物循環 流路26の汚物循環ポンプ25出側の位置に取付けた切換弁40から分岐され且 つ途中に汚物移送ポンプ41を備えた汚物移送流路42に接続される一台又は数 台(図では一台となっている)の汚物焼却装置43を備えている。
【0022】 該汚物焼却装置43は、内部にセラミックボールなどの攪拌補助具44を挿入 された回転釜などの釜部45と、釜部45の上部に取付けられる固定蓋部46と 、釜部45を回転するための釜回転用モータ47及び歯車機構48などの釜回転 駆動装置49と、釜部45を加熱するヒータなどの釜加熱部50とで構成されて いる。尚、51は固定蓋部46に取付けられた釜内汚物レベル計、52は釜加熱 部50に取付けられた釜加熱部温度計である。
【0023】 又、前記汚物処理ユニット15は、吸引ブロワ53により、吸引灰量調整弁5 4を備えた灰吸引流路55及び吸引風量調整弁56を備えた排気流路57を介し て釜部45に生成された汚物焼却灰58を吸引し、内部に交換可能にセットされ た空気ろ過式の集塵袋59に汚物焼却灰58を収容する集塵ケース60を備えて いる。尚、61は集塵ケース60に取付けられた灰量計、62は灰吸引流路55 先端の釜内部分外周に取付けられた仕切筒である。
【0024】 更に、前記汚物処理ユニット15は、釜部45で発生された蒸発ガス63を、 臭気流路開閉弁64を備えた消臭用流路65を介して外部へ導き、途中でヒータ などの臭気熱分解装置66によって熱分解して消臭させるための消臭装置67を 備えている。尚、68は臭気熱分解装置66に取付けられた消臭装置温度計であ る。又、吸引ブロワ53出側に接続された排気流路69が、消臭用流路65の消 臭装置67出側に接続されるようになっている。
【0025】 更に又、前記汚物処理ユニット15は、釜内汚物レベル計51からの釜内汚物 量信号70に基づき切換弁40へ、汚物循環流路26による汚物23の汚物貯留 タンク24への循環と汚物移送流路42による汚物23の釜部45への移送を切 換えさせる切換指令71を送ると共に、汚物循環ポンプ25や汚物移送ポンプ4 1へ起動停止指令73,74を送り、又、図示しない起動スイッチや釜加熱部温 度計52からの釜加熱部温度信号72に基づき、釜回転用モータ47や釜加熱部 50などに起動停止指令75,76を送る制御装置77を備えている。
【0026】 又、上記制御装置77は、灰量計61からの灰量信号78によって、吸引灰量 調整弁54や吸引風量調整弁56へ開閉指令79を送ったり、吸引ブロワ53に 起動停止指令80を送ったりし得るようになっている。
【0027】 更に、上記制御装置77は、臭気流路開閉弁64へ開閉指令82を送ったり、 消臭装置温度計68からの消臭装置温度信号81によって、臭気熱分解装置66 へ通電停止指令83を送り得るようになっている。
【0028】 前記発電機ユニット16は、内部に設けられた図示しない発電機によって発電 し、昇降ユニット13や、タンクユニット14の汚物循環ポンプ25、洗浄水供 給ポンプ27や、汚物処理ユニット15の汚物移送ポンプ41、釜回転用モータ 47、釜加熱部50、吸引ブロワ53、消臭装置67などへ電力を供給し得るよ うになっていると共に、外部からの電源を取り入れ得るようにした外部給電コネ クタ84を備えている。
【0029】 次に、作動について説明する。
【0030】 飛行機2内で飛行中にラバトリー4(便所)を使用することにより生じた汚物 23は、洗浄水タンク5からの洗浄水によって便器3から流され、便器3下部の 汚物タンク6に一時的に溜められる。
【0031】 そして、飛行機2の着陸後に、ラバトリー汚物回収処理車を構成するトラック などの自走車両11を自走させて、飛行機2のラバトリー4の下部へ停止させ、 作業員が作業台17に乗込んでシリンダなどの昇降駆動装置18によって作業台 17を上昇させ、タンクユニット14から延びる汚物ドレンホース19を、機体 1のドレン用ジョイント部8へ、ホース側ドレン用ジョイント部21を介して接 続させるようにすると共に、タンクユニット14から延びるタンク洗浄用ホース 20を、機体1の洗浄用ジョイント部10へ、ホース側洗浄用ジョイント部22 を介して接続させるようにする。
【0032】 すると、飛行機2の汚物タンク6内の汚物23は、汚物ドレンライン7、ドレ ン用ジョイント部8、ホース側ドレン用ジョイント部21、汚物ドレンホース1 9を介して汚物貯留タンク24内へ流下し、汚物貯留タンク24に回収・貯留さ れる。
【0033】 そして、これと同時に、又は、その後、洗浄水供給弁28を開け、洗浄水供給 ポンプ27を駆動することにより、洗浄水貯留タンク30内の洗浄水29を、タ ンク洗浄用ホース20、ホース側洗浄用ジョイント部22、洗浄用ジョイント部 10、タンク洗浄ライン9を介して、飛行機2の汚物タンク6へ供給し、洗浄水 29によって飛行機2の汚物タンク6を洗浄させるようにする。飛行機2の汚物 タンク6の洗浄に使われた洗浄水29は、汚物23と共に、汚物ドレンライン7 、ドレン用ジョイント部8、ホース側ドレン用ジョイント部21、汚物ドレンホ ース19を介して汚物貯留タンク24に回収・貯留される。
【0034】 この際、操作制御盤39が、汚物貯留タンク24に取付けられた汚物レベル計 31からの汚物レベル信号32を入力して、汚物貯留タンク24内の汚物23の レベルを監視し、汚物貯留タンク24内に汚物23が満杯となったら、ホース側 ドレン用ジョイント部21に内蔵された弁部33に開閉指令34を送って、弁部 33を自動的に閉止させ、汚物23の流下を停止させるように制御する。
【0035】 又、操作制御盤39が、洗浄水貯留タンク30に取付けられた洗浄水レベル計 35からの洗浄水レベル信号36を入力して、洗浄水貯留タンク30内の洗浄水 29のレベルを監視し、洗浄水貯留タンク30内の洗浄水29のレベルに応じて 、洗浄水供給ポンプ27や洗浄水供給弁28へ洗浄水供給量調整指令37,38 を送り、洗浄水29の供給量や供給速度を制御して効果的に洗浄を行い得るよう にしたり、洗浄水貯留タンク30内の洗浄水29のレベルが所定のレベルよりも 低い場合には、給水ランプを点灯させて、給水を促したりする。
【0036】 こうして汚物貯留タンク24に汚物23が回収・貯留された状態にては、制御 装置77からの切換指令71及び起動停止指令73により、汚物23は、汚物循 環ポンプ25により汚物循環流路26、切換弁40を介して汚物貯留タンク24 へと循環流動され、汚物貯留タンク24内で汚物23が固まらないように図られ る。
【0037】 そして、制御装置77が、釜内汚物レベル計51からの釜内汚物量信号70を 入力して、汚物焼却装置43の回転釜などの釜部45に汚物23が無い場合に、 切換弁40へ切換指令71を送って、汚物循環流路26による汚物23の汚物貯 留タンク24への循環から、汚物移送流路42による汚物23の釜部45への移 送へと切換えさせ、且つ、汚物移送ポンプ41へ起動停止指令74を送って、汚 物移送ポンプ41を駆動させるようにする。
【0038】 すると、汚物貯留タンク24内の汚物23は、汚物循環流路26、切換弁40 、汚物移送流路42を介して、釜部45へ汚物23が移送される。
【0039】 そして、釜部45内の汚物23が所定量となったら、制御装置77が、釜内汚 物レベル計51からの釜内汚物量信号70を入力して、切換弁40へ切換指令7 1を送って、汚物移送流路42による汚物23の釜部45への移送から、汚物循 環流路26による汚物23の汚物貯留タンク24への循環へと切換えさせ、且つ 、汚物移送ポンプ41へ起動停止指令74を送って、汚物移送ポンプ41を停止 させるようにする。
【0040】 尚、汚物焼却装置43が複数台設けられる場合には、上記を各汚物焼却装置4 3について行うようにする。
【0041】 この状態で、制御装置77が、ヒータなどの釜加熱部50に起動停止指令76 を送って、釜加熱部50により釜部45を加熱させ、釜部45内の汚物23を焼 却させる。この際、釜回転用モータ47へ起動停止指令75を送って、釜回転用 モータ47を駆動し、歯車機構48を介して釜部45を水平方向に回転させ、釜 部45内の汚物23を攪拌させるようにしても良い。又、釜部45内にセラミッ クボールなどの攪拌補助具44を挿入して、釜部45内の汚物23の攪拌を一層 促進させるようにしても良い。
【0042】 尚、制御装置77は、釜加熱部温度計52からの釜加熱部温度信号72を入力 して、釜加熱部50の温度を監視し、釜加熱部50が異常温度となった場合に、 釜加熱部50に起動停止指令76を送って、釜部45による加熱を自動的に停止 させたり、釜回転用モータ47へ起動停止指令75を送って、釜部45の回転を 自動的に停止させたりする。
【0043】 又、上記制御装置77は、釜部45による汚物23の焼却開始と同時に、臭気 流路開閉弁64へ開閉指令82を送って、臭気流路開閉弁64を開かせ、釜部4 5で発生された蒸発ガス63を、消臭用流路65を介して外部へ放出させるよう にする。
【0044】 そして、制御装置77は、消臭用流路65の途中に設けられた消臭装置67の ヒータなどの臭気熱分解装置66へ通電停止指令83を送って、臭気熱分解装置 66を加熱させ、消臭装置67で臭気の主成分であるアンモニア分などを高温で 熱分解して完全に消臭させるようにする。
【0045】 尚、制御装置77は、消臭装置温度計68からの消臭装置温度信号81を入力 して、臭気熱分解装置66の温度を監視し、臭気熱分解装置66が異常温度とな った場合に、臭気熱分解装置66へ通電停止指令83を送って消臭装置67の機 能を停止させる。又、消臭装置67の機能停止に伴って、汚物焼却装置43を停 止させたり、臭気流路開閉弁64へ開閉指令82を送って、臭気流路開閉弁64 を閉止させ、釜部45で発生された蒸発ガス63が、消臭用流路65を介して外 部へ放出されないようにしたりする。
【0046】 こうして、汚物焼却装置43によって汚物23が完全に焼却され減容されたら 、制御装置77は、釜加熱部50による加熱と、釜回転駆動装置49による釜部 45の回転を停止し、且つ、吸引灰量調整弁54及び吸引風量調整弁56へ開閉 指令79を送って吸引灰量調整弁54及び吸引風量調整弁56を開かせると共に 、吸引ブロワ53に起動停止指令80を送って吸引ブロワ53を駆動させ、吸引 ブロワ53により、灰吸引流路55介して、釜部45に生成された汚物焼却灰5 8を集塵ケース60の空気ろ過式の集塵袋59内に吸引し、収容させる。
【0047】 この際、灰吸引流路55先端の釜内部分外周には仕切筒62が取付けられてい るので、灰吸引流路55先端を汚物23から保護することができる。
【0048】 集塵袋59によって汚物焼却灰58を分離された吸引ブロワ53の吸気は、そ の後、排気流路57,69、及び消臭用流路65を介して外部へ放出される。
【0049】 そして、制御装置77は、集塵ケース60に取付けた灰量計61からの灰量信 号78を入力して集塵袋59内の汚物焼却灰58の量を監視し、集塵袋59内が 汚物焼却灰58で満杯になった時に、吸引ブロワ53へ起動停止指令80を送っ て吸引ブロワ53を停止させ、吸引ブロワ53による、釜部45に生成された汚 物焼却灰58の集塵袋59内への吸引を停止させ、且つ、集塵袋59の交換表示 ランプを点灯させる。
【0050】 操作員は、交換表示ランプの点灯を確認したら、集塵ケース60から集塵袋5 9を取り出して、新しい集塵袋59をセットすると共に、取り出した集塵袋59 を一般ゴミと一緒に捨てるようにする。
【0051】 このように、本考案によれば、ラバトリー汚物回収処理車自体で、汚物23を 焼却処理して汚物焼却灰58としてしまうことができるので、外部に大型の汚物 処理場を設ける必要をなくすことができると共に、汚物23は焼却処理により大 幅に減容されて無臭の粉体である汚物焼却灰58となり、しかも、汚物焼却灰5 8は集塵袋59に収容された状態で取り扱い得るようになるので、汚物23の処 理を、従来とは異なる衛生的で、且つ、容易な作業に変えることができる。
【0052】 又、ラバトリー汚物回収処理車は、発電機ユニット16を搭載しているので、 内部に設けられた図示しない発電機によって発電し、昇降ユニット13や、タン クユニット14の汚物循環ポンプ25、洗浄水供給ポンプ27や、汚物処理ユニ ット15の汚物移送ポンプ41、釜回転用モータ47、釜加熱部50、吸引ブロ ワ53、消臭装置67などへ電力を供給させることができる。又、外部給電コネ クタ84によって、外部からの電源を取り入れることもできる。
【0053】 尚、本考案は、上述の実施の形態にのみ限定されるものではなく、本考案の要 旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0054】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のラバトリー汚物回収処理車によれば、汚物を回 収してそのまま衛生的に処理することができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態の一例の概略側面図であ
る。
【図2】図1の内部構造を示す概略系統図である。
【符号の説明】
2 飛行機 4 ラバトリー 6 汚物タンク 11 自走車両 13 昇降ユニット 14 タンクユニット 15 汚物処理ユニット 16 発電機ユニット 19 汚物ドレンホース 23 汚物

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走車両(11)に、飛行機(2)に設
    置されたラバトリー(4)の汚物タンク(6)に溜めら
    れた汚物(23)を回収するためのタンクユニット(1
    4)と、タンクユニット(14)から延びる汚物ドレン
    ホース(19)を汚物タンク(6)に接続する作業を行
    わせるための昇降ユニット(13)と、タンクユニット
    (14)に回収された汚物(23)を処理するための汚
    物処理ユニット(15)と、タンクユニット(14)や
    昇降ユニット(13)や汚物処理ユニット(15)へ給
    電するための発電機ユニット(16)とを搭載したこと
    を特徴とするラバトリー汚物回収処理車。
JP1996013220U 1996-12-27 1996-12-27 ラバトリー汚物回収処理車 Expired - Lifetime JP3039212U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190069293A (ko) * 2017-12-11 2019-06-19 시-위엔 커 양수 장치 및 이를 포함하는 운송 수단

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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