JP3038920U - 蛇行防止コンベアベルトに於けるガイド体の 誘導装置 - Google Patents

蛇行防止コンベアベルトに於けるガイド体の 誘導装置

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JP3038920U JP1996013540U JP1354096U JP3038920U JP 3038920 U JP3038920 U JP 3038920U JP 1996013540 U JP1996013540 U JP 1996013540U JP 1354096 U JP1354096 U JP 1354096U JP 3038920 U JP3038920 U JP 3038920U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 蛇行防止コンベアベルトのガイド体とガイド
溝との嵌合を正確に行い、ベルト本体の走行を安定させ
る技術の提供。 【解決手段】 主動プーリ6と従動プーリ7との間に巻
き回されるベルト本体の裏面2にガイド体4が配設され
ていると共に、主動プーリ6及び従動プーリ7の周面に
ガイド溝9が形成されており、ベルト本体の裏面2に配
設されたガイド体4を主動プーリ6及び従動プーリ7の
周面に形成されたガイド溝9に嵌合させることによって
ベルト本体が走行する時の蛇行を防止する蛇行防止コン
ベアベルトに適用させるものである。ベルト本体の裏面
2に配設されたガイド体の内側の側面と外側の側面の各
々に当接する互いに向かい合う一対のガイド面12a,
12bを有して成る一対のガイド部材11a,11bを
上記主動プーリと従動プーリとの間に巻き回されるベル
ト本体の主動プーリ及び従動プーリの上流側に配設す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、蛇行防止コンベアベルトのベルト本体の裏面に配設されたガイド体 を主動プーリ及び従動プーリの周面に形成されたガイド溝に誘導するための蛇行 防止コンベアベルトに於けるガイド体の誘導装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知の通り、工場や倉庫等では、物品を搬送する際にコンベアベルトが用いら れ、特に、自動化や省力化、無人化が進められている工場や倉庫等では、物品を 搬送するだけではなく、その仕分け等が行われているものであり、この物品の搬 送や仕分け作業等を正確に行う為にコンベアベルトの蛇行を防止する蛇行防止コ ンベアベルトが用いられているものである。
【0003】 そして、上記蛇行防止コンベアベルトは、主動プーリと従動プーリ及び主動プ ーリと従動プーリとの間に巻き回されるベルト本体より成るコンベアベルトのベ ルト本体の裏面に、その長手方向に沿って直線的に取り付けられるガイド体を配 設すると共に、上記主動プーリ及び従動プーリの周面にガイド溝を形成し、上記 ベルト本体の裏面に配設されたガイド体を上記主動プーリ及び従動プーリの周面 に形成されたガイド溝に嵌合させることによってベルト本体が走行する時の蛇行 を防止するものである。
【0004】 そして、この蛇行防止コンベアベルトは、ベルト本体の裏面にガイド体を有す ると共に、主動プーリ及び従動プーリの周面にガイド溝を有し、このガイド体と ガイド溝の働きによってベルト本体の走行時の蛇行が防止され、物品の搬送や仕 分け作業等を正確に行うことが可能となり、さらに、上記ガイド体には様々な技 術が提案され、その改良が行われており、ガイド体のガイド性と耐久性の向上が 図られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、蛇行防止コンベアベルトは、主動プーリと従動プーリとの間にベル ト本体を巻き回し、ベルト本体の裏面に配設されたガイド体を主動プーリ及び従 動プーリの周面に形成されたガイド溝に嵌合させることによってベルト本体が走 行する時の蛇行を防止するものであり、ガイド体とガイド溝との嵌合には正確さ が求められるものであるが、蛇行防止コンベアベルトのセッティング(主動プー リと従動プーリとの間の距離の設定等)のミスや使用経過(ベルト本体の伸び等 による緩み等)に伴い、ガイド体とガイド溝との嵌合が正確に行われないという 事態が生じている。
【0006】 そして、セッティングのミスや使用経過に伴ってガイド体とガイド溝との嵌合 が正確に行われない場合には、ガイド体がガイド溝の側壁を越え、主動プーリあ るいは従動プーリの周面に乗り上げてしまう等の不具合が生じ、この場合、ベル ト本体がガイド体の厚さ分だけ引き伸ばされ、さらに、ベルト本体が網状のもの や平織りのものでは、上記の伸びによって網目や織り目に歪みが生じ、ベルト本 体の長手方向に生じた伸びの分だけベルト本体の幅方向に縮みが生じることとな るので、より一層、ガイド体とガイド溝との嵌合が不正確となり、ベルト本体の 走行が安定せず、蛇行防止コンベアベルトによる物品の搬送や仕分け作業等を正 確に行うことができなくなってしまうと共に、ガイド体のガイド性や耐久性が損 なわれてしまうものであった。
【0007】
【考案の目的】
よって、本考案の目的とする所は、上述の如き従来の技術の有する問題点を解 決するものであって、主動プーリと従動プーリとの間に巻き回されるベルト本体 ベルト本体の裏面に配設されたガイド体と主動プーリ及び従動プーリの周面に形 成されたガイド溝との嵌合を正確に行なうことができ、ベルト本体の走行を安定 させ、蛇行防止コンベアベルトによる物品の搬送や仕分け作業等を正確に行うこ とができると共に、ガイド体のガイド性や耐久性を損う心配のない技術を提供す ることにある。
【0008】
【課題を解決する為の手段】
上記目的を達成する為に本考案は次の技術的手段を有する。即ち、実施例に対 応する添付図面に使用した符号を用いて説明すると、 主動プーリ6と従動プーリ7及び主動プーリ6と従動プーリ7との間に巻き回 されるベルト本体1より成り、上記ベルト本体1の裏面2にその長手方向に沿っ て直線的に取り付けられるガイド体4が配設されていると共に、上記主動プーリ 6及び従動プーリ7の周面8にガイド溝9が形成されており、上記ベルト本体1 の裏面2に配設されたガイド体4を上記主動プーリ6及び従動プーリ7の周面8 に形成されたガイド溝9に嵌合させることによってベルト本体1が走行する時の 蛇行を防止する蛇行防止コンベアベルトに適用されるものであって、ベルト本体 1の裏面2に配設されたガイド体4の内側の側面5aと外側の側面5bの各々に 当接する互いに向かい合う一対のガイド面12a,12bを有して成る一対のガ イド部材11a,11bを上記主動プーリ6と従動プーリ7との間に巻き回され るベルト本体1の主動プーリ6及び従動プーリ7の上流側に配設すると共に、上 記一対のガイド部材11a,11bの有する一対のガイド面12a,12b間に ベルト本体の裏面に配設されたガイド体を係合させることによって、ベルト本体 1の裏面2に配設されたガイド体4を主動プーリ6及び従動プーリ7の周面8に 形成されたガイド溝9に誘導することを特徴とする蛇行防止コンベアベルトに於 けるガイド体の誘導装置である。
【0009】
【作用】
本考案は、上記技術的手段より成り、蛇行防止コンベアベルトを構成するベル ト本体1の裏面2に配設されたガイド体4を誘導するために、ガイド体4の内側 の側面5aと外側の側面5bの各々に当接する互いに向かい合う一対のガイド面 12a,12bを有して成る一対のガイド部材11a,11bが形成され、しか も、この一対のガイド部材11a,11bがベルト本体1の主動プーリ6及び従 動プーリ7の上流側に配設されており、上記一対のガイド部材11a,11bの 有する一対のガイド面12a,12b間にベルト本体1の裏面2に配設されたガ イド体4を係合させることによって、ベルト本体1の裏面2に配設されたガイド 体4を主動プーリ6及び従動プーリ7の周面に形成されたガイド溝9に誘導する ものであるので、ベルト本体1の裏面2に配設されたガイド体4と主動プーリ6 及び従動プーリ7の周面8に形成されたガイド溝9との嵌合が正確に行われ、ベ ルト本体1の走行が安定し、蛇行防止コンベアベルトによる物品の搬送や仕分け 作業等を正確に行うことができると共に、ガイド体4のガイド性や耐久性を損う 心配がないものである。
【0010】 さらに、ガイド体4がガイド溝9に正確に誘導されることにより、ガイド体4 がガイド溝9の側壁10a,10bを越え、主動プーリ6あるいは従動プーリ7 の周面8に乗り上げてしまう等の不具合が防止されるだけでなく、ガイド体4と ガイド溝9との間で生じていた摩耗が低減されるので、ガイド体4のガイド性と 耐久性がより一層向上するものである。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面に基づき詳細に説明する。 先ず、図1,図2,図3,図4に基づいて第1の実施例について説明する。 図1に示した様に、蛇行防止コンベアベルトは、主動プーリ6と従動プーリ7 及び主動プーリ6と従動プーリ7との間に巻き回されるベルト本体1より成るも のであり、上記ベルト本体1の裏面2にその長手方向に沿って直線的に取り付け られるガイド体4が配設されていると共に、上記主動プーリ6及び従動プーリ7 の周面8にガイド溝9が形成されており、上記ベルト本体1の裏面2に配設され たガイド体4を上記主動プーリ6及び従動プーリ7の周面8に形成されたガイド 溝9に嵌合させることによってベルト本体1が走行する時の蛇行を防止するもの である。
【0012】 そして、上記蛇行防止コンベアベルトに適用される本考案の蛇行防止コンベア ベルトに於けるガイド体の誘導装置は、図1に示されている様に、ベルト本体1 の裏面2に配設されたガイド体4の内側の側面5aと外側の側面5bの各々に当 接する互いに向かい合う一対のガイド面12a,12bを有して成る一対のガイ ド部材11a,11bによって構成されており、上記一対のガイド部材11a, 11bは、主動プーリ6と従動プーリ7との間に巻き回されるベルト本体1の主 動プーリ6及び従動プーリ7の上流側(本実施例では、主動プーリ6の上流側に 配設されているものについて説明する)に配設されており、上記一対のガイド部 材11a,11bの有する一対のガイド面12a,12b間にベルト本体1の裏 面2に配設されたガイド体4を係合させることによって、ベルト本体1の裏面2 に配設されたガイド体4を主動プーリ6及び従動プーリ7の周面8に形成された ガイド溝9に誘導するものである。
【0013】 次に、蛇行防止コンベアベルトに於けるガイド体4の誘導装置を構成する一対 のガイド部材11a,11bについて、より詳しく説明すると、図2,図3,図 4に示した様に、一対のガイド部材11a,11bは、ガイド体4の内側の側面 5aと外側の側面5bの各々に当接し、これを誘導する互いに向かい合う一対の ガイド面12a,12bを有する棒状体13によって形成されており、この棒状 体13より成る一対のガイド部材11a,11bは、蛇行防止コンベアベルトの 枠体20(図3参照)に取り付けられた取り付け部材18上に配設されており、 上記取り付け部材18は、上記一対のガイド部材11a,11bを適切な位置に 配設する為に、蛇行防止コンベアベルトの幅方向W及び上下方向Yに位置調整可 能な構成を有している(尚、上記位置調整可能な構成には様々な構成が考慮され るが、公知の技術であるのでその説明は省略する)。
【0014】 そして、この棒状体13より成る一対のガイド部材11a,11bの上方には 互いに向かい合う一対のガイド面12a,12bにベルト本体1のガイド体4を 係合させた際の係合状態を維持する為に、ベルト本体1の表面3をベルト本体1 の裏面2側に位置する一対のガイド部材11a,11b側に押圧すると共に、ベ ルト本体1の走行方向Fに回動Rするベルト押え部材17が設けられており、こ のベルト押え部材17は、上記取り付け部材18からベルト本体1の側方を経て 上方に突出する支持部材19に上下方向Yに位置調整可能に軸支されている。
【0015】 さらに、上記一対のガイド部材11a,11bを成す棒状体13に形成された ガイド面12a,12bの上流側に、アール部あるいは面取り部(本実施例では アール部21)を形成することにより、一対のガイド面12a,12b間に係合 するガイド体4の走行を円滑にすることが可能となり、蛇行防止コンベアベルト の走行を安定させることができる。
【0016】 そして、上記一対のガイド部材11a,11bによるガイド体4のガイド溝9 への誘導は、一対のガイド部材11a,11bに形成された向かい合う一対のガ イド面12a,12b間の中心線C1と、主動プーリ6及び従動プーリ7(本実 施例では主動プーリ6)の周面8に形成されたガイド溝9の側壁10a,10b 間の中心線C2とを一致させることによって行われるものであり、ベルト本体1 の裏面2に配設されたガイド体4を主動プーリ6及び従動プーリ7の周面8に形 成されたガイド溝9に正確に誘導する。
【0017】 そして、上記棒状体13より成る一対のガイド部材11a,11bによって構 成される蛇行防止コンベアベルトに於けるガイド体の誘導装置は、主動プーリ6 及び従動プーリ7に近い位置、例えば、蛇行防止コンベアベルトの全長にもよる が、主動プーリ6及び従動プーリ7から300ミリメートルから1メートルの位 置に配設することが好ましく、ベルト本体1の走行に支障をきたすことなくガイ ド体4をガイド溝9へ正確に誘導できる。
【0018】 さらに、図5は、上記第1の実施例の他例を示し、棒状体13より成る一対の ガイド部材11a,11bの内側に位置するガイド部材11aのガイド面12a に沿う直線L1と、主動プーリ6及び従動プーリ7(本実施例では主動プーリ) の周面8に形成されたガイド溝9の内側の側壁10aに沿う直線L2とを一致さ せることによって、ベルト本体1の裏面2に配設されたガイド体4を主動プーリ 6及び従動プーリ7の周面8に形成されたガイド溝9に誘導するように構成した ものであり、この場合には、蛇行防止コンベアベルトに於けるガイド体の誘導装 置の位置決めをする際の基準となる面が実際に存在するので、その設定作業が容 易となるものである。
【0019】 次に、図6,図7,図8,図9に基づいて第2の実施例について説明する。 図6に示した様に、本実施例では、蛇行防止コンベアベルトに於けるガイド体 の誘導装置を構成する一対のガイド部材11a,11bとして、互いに向かい合 い対をなすローラー14を使用した場合を示しており、対をなすローラー14の 回転面が同一平面上に位置するように配設し、この互いに向かい合い対をなすロ ーラー14各々の周面15をベルト本体1の裏面2に配設されたガイド体4の内 側の側面5aと外側の側面5bの各々に当接する一対のガイド面12a,12b として利用するものであり、本実施例では、2組の互いに向かい合い対をなすロ ーラー14によって一対のガイド部材11a,11bが形成される場合を示して いる。
【0020】 そして、上記2組の互いに向かい合い対をなすローラー14は、上記第1の実 施例と同様に、蛇行防止コンベアベルトの枠体20(図8参照)に取り付けられ た取り付け部材18上に配設されており、上記取り付け部材18は、2組の互い に向かい合い対をなすローラー14より成る一対のガイド部材11a,11bを 適切な位置に配設する為に、蛇行防止コンベアベルトの幅方向W及び上下方向Y に位置調整可能な構成を有している。
【0021】 そして、上記取り付け部材18上に配設された2組の互いに向かい合い対をな すローラー14より成る一対のガイド部材11a,11bの上方には、互いに向 かい合い対をなすローラー14各々の周面15で構成される一対のガイド面12 a,12bにベルト本体1のガイド体4を係合させた際の係合状態を維持する為 に、ベルト本体1の表面3をベルト本体1の裏面2側に位置する一対のガイド部 材11a,11b側に押圧すると共に、ベルト本体1の走行方向Fに回動Rする ベルト押え部材17が設けられており、このベルト押え部材17は、上記取り付 け部材18からベルト本体1の側方を経て上方に突出する支持部材19に上下方 向Yに位置調整可能に軸支されている。
【0022】 そして、上記の如く、本実施例では、蛇行防止コンベアベルトに於けるガイド 体の誘導装置を構成する一対のガイド部材11a,11bを互いに向かい合い対 をなすローラー14(対をなすローラー14の回転面が同一平面上に位置してい る)によって成されているので、一対のガイド部材11a,11bに対するベル ト本体1及びガイド体4の走行が円滑になり、蛇行防止コンベアベルトのベルト 本体1の走行が安定し、蛇行防止コンベアベルトによる物品の搬送及び仕分け作 業等が正確に行われると共に、ガイド体4の摩耗が防止され、ガイド体4のガイ ド性と耐久性が向上する。
【0023】 さらに、上記一対のガイド部材11a,11bを構成するローラー14の各々 の周面15及び周面側部16とベルト本体1の表面3を押圧するベルト押え部材 17の周面22を、ナイロン樹脂やフッ素樹脂等の耐摩耗性に優れたプラスチッ ク樹脂によってカバーリングすることによって、ベルト本体1との摩擦やガイド 体4との摩擦が低減し、ベルト本体1及びガイド体4の走行がより円滑に行われ る。
【0024】 次いで、図10,図11,図12,図13に示した蛇行防止コンベアベルトに 於けるガイド体の誘導装置は、上記第2の実施例の変形例である第3の実施例を 示し、本実施例では、蛇行防止コンベアベルトに於けるガイド体の誘導装置を構 成する一対のガイド部材11a,11bとして、互いに向かい合い対をなすロー ラー14を使用した場合の他の実施例であって、一対のローラー14を互いの回 転面が平行になるように配設し、互いに向かい合い対をなすローラー14各々の 周面側部16をベルト本体1の裏面2に配設されたガイド体4の内側の側面5a と外側の側面5bの各々に当接する一対のガイド面12a,12bとして利用す るものであり、本実施例では、1組の互いに向かい合い対をなすローラー14に よって一対のガイド部材11a,11bが形成される場合を示している。
【0025】 そして、上記互いの回転面が平行になるように配設され、互いに向かい合い対 をなすローラー14は、蛇行防止コンベアベルトの枠体20(図12参照)に取 り付けられ、ベルト本体1の側方に位置する取り付け部材18に軸支され、さら に、上記互いに向かい合い対をなすローラー14の上方には、ガイド体4を一対 のガイド部材11a,11bに係合させた際の係合状態を維持する為に、ベルト 本体1の表面3をベルト本体1の裏面2側に位置する一対のガイド部材11a, 11b側に押圧すると共に、ベルト本体1の走行方向Fに回動Rするベルト押え 部材17が2つ設けられており、このベルト押え部材17は、上記取り付け部材 18に対して上下方向Yに位置調整可能に軸支されている。
【0026】 そして、本実施例の場合、一対のガイド部材11a,11bを形成する一組の 互いに向かい合い対をなすローラー14とベルト本体1の表面3を押圧する2つ のベルト押え部材17が、ベルト本体1を挟み込むように配設されており、ベル ト本体1の裏面2及び表面3の走行方向Fに沿って一組の互いに向かい合い対を なすローラー14とベルト本体1の表面3を押圧する2つのベルト押え部材17 が回動Rすることとなるので、ベルト本体1の走行がより円滑に行われる。
【0027】 さらに、この時、一組の互いに向かい合い対をなすローラー14によって構成 される一対のガイド部材11a,11bにベルト本体1の裏面2に配設されたガ イド体4が確実に係合させられるので、上記ガイド体4がガイド溝9に正確に誘 導され、蛇行防止コンベアベルトの走行が安定し、蛇行防止コンベアベルトによ る物品の搬送及び仕分け作業等がより正確に行われると共に、ガイド体4の摩耗 が防止され、ガイド体4のガイド性と耐久性が向上する。
【0028】 そして、上記第2及び第3の実施例にて使用されるローラー14及びベルト押 え部材17としては、ボールベアリングが考慮され、規格品である既成のボール ベアリングを使用することにより、非常に低コストで、蛇行防止コンベアベルト に於けるガイド体の誘導装置を形成することが可能となる。
【0029】 尚、本実施例では、本考案の蛇行防止コンベアベルトに於けるガイド体の誘導 装置を主動プーリ6側に配設した場合についてその説明を行ったが、従動プーリ 7側に配設した場合も同様であるのでその説明は省略する。
【0030】
【考案の効果】
以上詳述した如く、本考案によると次の様な効果を奏する。 即ち、請求項1によると、蛇行防止コンベアベルトを構成するベルト本体の裏 面に配設されたガイド体を誘導する為の一対のガイド面を有する一対のガイド体 がベルト本体の主動プーリ及び従動プーリの上流側に配設され、この一対のガイ ド部材によってベルト本体の裏面に配設されたガイド体が主動プーリ及び従動プ ーリの周面に形成されたガイド溝に誘導されるので、ガイド体とガイド溝との嵌 合が正確に行われ、ベルト本体の走行が安定し、蛇行防止コンベアベルトによる 物品の搬送や仕分け作業等を正確に行うことができる蛇行防止コンベアベルトに 於けるガイド体の誘導装置を提供できる。
【0031】 さらに、ガイド体がガイド溝に正確に誘導されることにより、ガイド体がガイ ド溝の側壁を越え、主動プーリあるいは従動プーリの周面に乗り上げてしまう等 の不具合が防止されるだけでなく、ガイド体とガイド溝との間で生じていた摩耗 が低減されるので、ガイド体のガイド性と耐久性をより一層向上させることがで きる。
【0032】 そして、請求項2によると、一対のガイド部材の向かい合うガイド面間の中心 線と、ガイド溝の側壁間の中心線とを一致させることによって、ベルト本体をガ イド溝に誘導するので、ベルト本体とガイド溝との嵌合をより正確にすることが でき、請求項3によると、一対のガイド部材の内側に位置するガイド部材のガイ ド面に沿う直線と、ガイド溝の内側の側壁に沿う直線とを一致させることによっ て、ベルト本体をガイド溝に誘導するので、ベルト本体とガイド溝との嵌合を正 確に行うことができると共に、一対のガイド部材の位置決めを容易に行うことが できる。
【0033】 加えて、請求項4によると、蛇行防止コンベアベルトに於けるガイド体の誘導 装置を構成する一対のガイド部材を主動プーリ及び従動プーリに近い位置に配設 するので、一対のガイド部材によって誘導されたガイド体がガイド溝に嵌合する までの距離が短くなり、ズレが生じにくく、より正確な誘導が可能となる。
【0034】 そして、請求項5によると、蛇行防止コンベアベルトに於けるガイド体の誘導 装置を構成する一対のガイド部材が一対の棒状体によって成されているので、低 コストで蛇行防止コンベアベルトに於けるガイド体の誘導装置を提供できる。
【0035】 さらに、請求項6によると、蛇行防止コンベアベルトに於けるガイド体の誘導 装置を構成する一対のガイド部材が互いに向かい合い対をなすローラーによって 成されているので、一対のガイド部材に対するベルト本体及びガイド体の走行が 円滑になり、蛇行防止コンベアベルトの走行が安定すると共に、ガイド体の摩耗 が防止され、ガイド体のガイド性と耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】蛇行防止コンベアベルト及び蛇行防止コンベア
ベルトに於けるガイド体の誘導装置の第1実施例の構成
を示す一部断面を含む平面図である。
【図2】図1に示した誘導装置の平面図である。
【図3】図1に示した誘導装置の正面図である。
【図4】図3に於ける左側面図である。
【図5】図1に示した第1実施例の誘導装置の他例を示
す平面図である。
【図6】蛇行防止コンベアベルトに於けるガイド体の誘
導装置の第2実施例を示す斜視図である。
【図7】図6に示した誘導装置の平面図である。
【図8】図6に示した誘導装置の正面図である。
【図9】図6に示した誘導装置の左側面図である。
【図10】蛇行防止コンベアベルトに於けるガイド体の
誘導装置の第3実施例を示す斜視図である。
【図11】図10に示した誘導装置の平面図である。
【図12】図10に示した誘導装置の正面図である。
【図13】図10に示した誘導装置の左側面図である。
【符号の説明】
1 ベルト本体 2 ベルト本体の裏面 3 ベルト本体の表面 4 ガイド体 5a,5b ガイド体の側面 6 主動プーリ 7 従動プーリ 8 主動プーリ及び従動プーリの周面 9 ガイド溝 10a,10b ガイド溝の側壁 11a,11b 一対のガイド部材 12a,12b 一対のガイド面 13 棒状体 14 ローラー 15 ローラーの周面 16 ローラーの周面側部 17 ベルト押え部材 18 取り付け部材 19 支持部材 20 枠体 21 アール部 22 ベルト押え部材の周面

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主動プーリ6と従動プーリ7及び主動プ
    ーリ6と従動プーリ7との間に巻き回されるベルト本体
    1より成り、上記ベルト本体1の裏面2にその長手方向
    に沿って直線的に取り付けられるガイド体4が配設され
    ていると共に、上記主動プーリ6及び従動プーリ7の周
    面8にガイド溝9が形成されており、上記ベルト本体1
    の裏面2に配設されたガイド体4を上記主動プーリ6及
    び従動プーリ7の周面8に形成されたガイド溝9に嵌合
    させることによってベルト本体1が走行する時の蛇行を
    防止する蛇行防止コンベアベルトに適用されるものであ
    って、ベルト本体1の裏面2に配設されたガイド体4の
    内側の側面5aと外側の側面5bの各々に当接する互い
    に向かい合う一対のガイド面12a,12bを有して成
    る一対のガイド部材11a,11bを上記主動プーリ6
    と従動プーリ7との間に巻き回されるベルト本体1の主
    動プーリ6及び従動プーリ7の上流側に配設すると共
    に、上記一対のガイド部材11a,11bの有する一対
    のガイド面12a,12b間にベルト本体の裏面に配設
    されたガイド体を係合させることによって、ベルト本体
    1の裏面2に配設されたガイド体4を主動プーリ6及び
    従動プーリ7の周面8に形成されたガイド溝9に誘導す
    ることを特徴とする蛇行防止コンベアベルトに於けるガ
    イド体の誘導装置。
  2. 【請求項2】 上記一対のガイド部材11a,11bの
    向かい合う一対のガイド面12a,12b間の中心線C
    1と、主動プーリ6及び従動プーリ7の周面8に形成さ
    れたガイド溝9の側壁10a,10b間の中心線C2と
    を一致させることによって、ベルト本体1の裏面2に配
    設されたガイド体4を主動プーリ6及び従動プーリ7の
    周面8に形成されたガイド溝9に誘導することを特徴と
    する請求項1記載の蛇行防止コンベアベルトに於けるガ
    イド体の誘導装置。
  3. 【請求項3】 上記一対のガイド部材11a,11bの
    内側に位置するガイド部材11aのガイド面12bに沿
    う直線L1と、主動プーリ6及び従動プーリ7の周面8
    に形成されたガイド溝9の内側の側壁10aに沿う直線
    L2とを一致させることによって、ベルト本体1の裏面
    2に配設されたガイド体4を主動プーリ6及び従動プー
    リ7の周面8に形成されたガイド溝9に誘導することを
    特徴とする請求項1記載の蛇行防止コンベアベルトに於
    けるガイド体の誘導装置。
  4. 【請求項4】 上記一対のガイド部材11a,11b
    は、主動プーリ6及び従動プーリ7に近い位置に配設さ
    れていることを特徴とする請求項1,請求項2,請求項
    3記載の蛇行防止コンベアベルトに於けるガイド体の誘
    導装置。
  5. 【請求項5】 上記一対のガイド部材11a,11bの
    各々は、棒状体13より成ることを特徴とする請求項
    1,請求項2,請求項3,請求項4記載の蛇行防止コン
    ベアベルトに於けるガイド体の誘導装置。
  6. 【請求項6】 上記一対のガイド部材11a,11b
    は、互いに向かい合い対をなすローラー14より成るこ
    とを特徴とする請求項1,請求項2,請求項3,請求項
    4記載の蛇行防止コンベアベルトに於けるガイド体の誘
    導装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018136436A (ja) * 2017-02-22 2018-08-30 株式会社リコー ベルト装置、及び、画像形成装置
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