JP3038902U - 運動用手袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴルフや野球等のような運動機具の取っ手を
握る時、取っ手の触感を感ずるようにするとともに取っ
手が滑らないようにした運動用手袋を提供することであ
る。 【解決手段】 人造皮でなった運動用手袋において、前
記手袋の掌面に微細な厚さを有するシリコンを印刷させ
た滑り防止手段（２００）を形成して、運動機具の触感
が掌に伝達されるようにするとともに、汗や湿気により
運動機具が滑らないようにしたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は運動用手袋に関するもので、特にゴルブや野球等でのように、運動機 具の取っ手を握る時、取っ手の触感を感ずるようにするとともに取っ手が滑らな いようにした運動用手袋に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般的に、ゴルフや野球等の運動時、掌を保護するため、手袋をはめた状態で 運動機具、つまりゴルフクラブ又は野球用バットを握って使用する。

【０００３】 このような手袋は運動用機具の触感をそのまま感ずるために薄い人造皮で製作 して使用している。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、前記従来の手袋は、厚さが薄くて、運動機具を握った時、掌で 触感を正確に感ずるが、運動機具が手袋の掌面に緊密に密着しなくて、滑りによ り使用が不便であるから、運動機具が滑らないようにするために掌面に化学薬品 を塗布させた手袋を製作して使用する。これは一定時間使用すると化学薬品が剥 けて元の目的である滑り防止ができなく、又、夏季の場合、汗や雨水により濡れ た時には、化学薬品が湿気により滑り防止役割をし得なくて使用できない欠点が あり、この場合は、掌面又は運動機具の取っ手部分に滑り防止用の薬品をふりか けて使用すべきである等の煩わしさがあったものである。

【０００５】 従って、本考案の目的は手袋をはめた状態で運動機具を握った時、運動機具の 触感が掌にそのまま伝達されるようにするとともに、使用途中汗や雨水に手袋が 濡れた時にも手袋の掌面から運動機具が滑らないようにした運動用手袋を提供す ることにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

このような目的を達成するための本考案は、人造皮でなった運動用手袋におい て、前記手袋の掌面に微細な厚さを有するシリコンを印刷させた滑り防止手段を 形成して、運動機具の触感が掌に伝達されるようにするとともに、汗や湿気によ り運動機具が滑らないようにしたことを特徴とするものである。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、添付図面に基づいて本考案の実施例の構成を説明すると次のようである 。

【０００８】 図１は本考案が適用された運動用手袋の斜視図、図２は本考案の構成を示す要 部拡大図である。

【０００９】 前記図等に示すように、本考案の運動用手袋は、人造皮を使用して、手に緊密 に着用されるように、手の甲面と掌面を裁縫してなった運動用手袋（１００）に おいて、掌面の全面に任意の形状に印刷されて、運動機具を握った時、掌で運動 機具の触感を感ずるようにするとともに、汗や水分が付いた時にも運動機具が掌 面から滑らないようにする滑り防止手段（２００）を備えたものである。

【００１０】 前記滑り防止手段（２００）は、掌面に約０．２ｍｍ程度の微細な厚さを有す るシリコン印刷層を超音波等の手段で融着させたものである。

【００１１】 ここで、前記滑り防止手段は、図２に示すように、六角形状に連続的に連結さ れるようにするが、前記滑り防止手段は六角形状でないどんな形状にも形成でき 、一定間隔を有する突起に形成することもできる。

【００１２】 このように構成された本考案の作用及び効果を説明すると次のようである。

【００１３】 先ず、手袋（１００）を形成し得るようにする同大きさ及び形状を有する手の 甲部と掌部をそれぞれ形成した後、掌部の掌面に滑り防止手段（２００）を、つ まり約０．２ｍｍ程度の微細な厚さを有するように任意の形状にしたシリコンを 掌面に位置させ印刷させて緊密に接着されるようにする。

【００１４】 このような状態で、それぞれ分離されている手の甲部と掌部とを触れ合わせ、 手首部位を除く外周縁部を裁縫手段で付着させるとよい。

【００１５】 前記の手段により形成された手袋（１００）をはめて運動機具を握ると、掌面 に印刷されているシリコンに運動機具の取っ手が緊密に密着され、前記シリコン との密着力により手から運動機具が勝手に滑らなくて安心に使用することができ 、手袋の表皮が約０．５〜０．７ｍｍ程度である手袋の掌面に印刷されるシリコ ンの厚さが約０．２ｍｍ程度であるので、シリコンが印刷された手袋（１００） をはめても、手に伝達される触感をそのまま感ずることになる。

【００１６】 そして、このシリコンの印刷された手袋（１００）をはめて運動する場合、汗 や湿気により手袋が濡れることになる。このように手袋に水分が付いた場合にも 、掌面に印刷されているシリコンの滑り防止手段（２００）により運動機具が該 掌面から滑らなくなるので、別の滑り防止用の薬品を使用しなくても便利に使用 し得ることになる。

【００１７】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案は、掌面に微細な厚さのシリコンを印刷させた滑 り防止手段を備えることにより、運動機具の触感をそのまま感ずるとともに、運 動途中に汗や湿気が掌面に付いた場合にもシリコンの滑り防止手段により運動機 具が滑らなくて便利に使用し得ることになる等の効果があるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案が適用された状態を示す手袋の斜視図で
ある。

【図２】本考案の構成を示す要部拡大図である。

【符号の説明】

１００ 手袋 ２００ 滑り防止手段

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)実用新案権者 596183516 １−11， Ｎｅｕｎｇ−Ｄｏｎｇ， Ｋｗ ａｎｇｊｉｎ−Ｋｕ， Ｓｅｏｕｌ， Ｋ ｏｒｅａ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】人造皮でなった運動用手袋において、 前記手袋の掌面に微細な厚さを有するシリコンを印刷さ
   せた滑り防止手段（２００）を形成して、運動機具の触
   感が掌に伝達されるようにするとともに、汗や湿気によ
   り運動機具が滑らないようにしたことを特徴とする運動
   用手袋。