JP3038073U - 移動用電力ケーブルの支持柱装置 - Google Patents

移動用電力ケーブルの支持柱装置

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JP3038073U
JP3038073U JP1996012472U JP1247296U JP3038073U JP 3038073 U JP3038073 U JP 3038073U JP 1996012472 U JP1996012472 U JP 1996012472U JP 1247296 U JP1247296 U JP 1247296U JP 3038073 U JP3038073 U JP 3038073U
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JP1996012472U
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Inventor
清 有井
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株式会社有井製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仮設材料を標準化し、作業を簡単かつ確実に
行い得られ、材料の無駄をなくし、仮設状態が安定して
長期間の使用に耐えられるようにすることにある。 【解決手段】 断路器22、しゃ断器23等を設けた送
電線20の修理・点検領域Yの位置に活線支持柱24,
26を立設し、この活線支持柱24,26にそれぞれ保
持部材34を設け、この保持部材34に取付けた移動用
電力ケーブル43,48を送電線20に接続してバイパ
ス回路Aを構成した移動用電力ケーブルの支持柱装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、変電所などの送電線の設備等を修理・点検する場合に用いる移動用 電力ケーブルの支持柱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、66KVの高圧電圧を送電する変電所などでは、送電線から母線など の間に、変圧器、断路器、しゃ断器、避雷器、調相設備などの設備を設けている 。これらの設備などを、更新、改造、修理或は点検等を要する場合、送電線を停 止してしゃ断器を切にしなければならない。 しかし、送電線を長時間停止することは多くの問題があって好ましいことでは なく、通常、図8及び図9に示すように、バイパス回路を作り、仮送電設備によ って送電していた。
【0003】 これを、図8において説明すると、送電線1から66KVの母線2の間に、回 路を作る断路器3及び電気を切入するしゃ断器4を設け、しゃ断器4の電力線を 活線端子支柱7に接続し、この支柱7に母線2を接続していた。また、バイパス 回路を構成するため、断路器3の近傍には、三脚脚立などの仮設備5を設置し、 この仮設備5に66KVの移動用電力ケーブル6を取付け、この電力ケーブル6 は、断路器3を介して送電線1に接続され、一方、活線端子支柱7には、木柱な どで木台等の仮架台を組み込んで仮設備8を作り、この仮設備8に66KVの移 動用電力ケーブル9を取付け、更に、電力ケーブル6と電力ケーブル9との間に は、図9に示すように、仮設断路器10及び仮設しゃ断器11を設けてバイパス 回路を構成し、点検区域Xを点検するようにしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のこのバイパス回路の仮送電設備には、次のような課題を 有している。 即ち、電力ケーブルを設置する場所が一定でなく、材料等が均一化されない。 また、電力ケーブルを接続する電線の長さが均一化されないため、極めて無駄が 多く、仮設架台(仮設備)が、長期間の使用に耐えない場合があり、また、使用 途中で手直しのため停電を必要としていた。更に、緊急の場合、架台や電線等の 資材準備に時間がかかり、現場に行く時間が遅れたり、現場が足場や木製架台な どで混雑してしまうなどの課題を有している。 更には、近年の電気供給事業の重要性は益々大きくなり、仮設備とはいえ不慮 の停電等は絶対避けなければならない。
【0005】 本考案は、上記の実情に鑑みて開発したものであり、その目的とするところは 、仮設材料を標準化し、作業を簡単かつ確実に行い得られ、材料の無駄をなくし 、仮設状態が安定して長期間の使用に耐えられるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案は、断路器、しゃ断器等を設けた送電線 の修理・点検領域の位置に活線支持柱を立設し、この活線支持柱にそれぞれ保持 部材を設け、この保持部材に取付けた移動用電力ケーブルを送電線に接続してバ イパス回路を構成した。 また、移動用電力ケーブルに仮設断路器と仮設しゃ断器を設けたり、活線支持 柱に設けた保持部材を着脱可能に設けるのが好ましく、更に、送電線の送電電圧 は、66KVであり、これは一例を示す。
【0007】 上述のように、送電線や設備などを修理・点検する場合、しゃ断器を切にして 送電を停止すると共に、断路器の電路を切り離し、一方、両端の活線支持柱に設 けた保持部材に66KVの移動電力ケーブルを介してバイパス回路を構成し、そ の間に、修理・点検区域Yを修理・点検し、終了後は、バイパス回路の送電から 送電線20による本線の送電に切り換える。
【0008】
【実施例】 以下に、図1から図7に基づいて、本考案の好ましい実施例を詳述する。 図2は、変電所の送電線(例えば66KV)20と母線21とを断路器22及 びしゃ断器23を介して接続され、送電線20は、金属製の活線支持柱24に接 続され、この支持柱24は、地面にコンクリート25で固設されて立設されてお り、母線21は、金属製の活線支持柱26に接続され、この支持柱26は、地面 にコンクリート27で固設されて立設されている。 この活線支持柱24と活線支持柱26とは、同一の構造を有しているので、活 線支持柱24のみを説明し、同一部分は同一符号を付けて説明を省略する。
【0009】 この活線支持柱24は、円筒状で下端部に固着した取付板28をアンカーボル ト29を介してコンクリート25に固着し、上端には取付板30を固着し、この 取付板30に、送電線取付碍子31を取付けている。 また、活線支持柱24の下部に取付片32を固着し、上部に取付片部33を固 着している。
【0010】 34は、活線支持柱24(26)に着脱自在に設けた保持部材であり、この保 持部材34は、水平材35とアーム材36を端部のL字片37を介して固着して いる。 また、L字片37は水平材35に固着され、アーム材36にボルト38で固着 している。 更に、アーム材36の端部の板材39を取付片32にボルト40で固着し、水 平材35の端部を取付片部33にボルト41で固着している。
【0011】 更に、L字片37に保持板42をボルト42aで固着し、この保持板42に6 6KVの移動用電力ケーブル43の取付碍子44を保持させる保持部45をボル ト46で固着している。 47は、活線支持柱26側の取付碍子で、48は66KVの移動用電力ケーブ ル、54は電力ケーブル48の取付碍子である。この電力ケーブル43,48は 、電線49,50によって取付碍子31に接続されている。
【0012】 また、図4において、バイパス回路Aには、仮設断路器51と仮設しゃ断器5 2が設けられており、図中53はアース取付部である。 なお、この支持柱24、26は、適宜の位置に立設できると共に、保持部材の 取付方向も実施に応じて任意に設定できる。
【0013】 次に、上記実施例の作用を説明する。 図4に示す送電線20の修理・点検区域Yを点検する場合、活線支持柱24, 26に保持部材34を取付け、この保持部材34の取付位置に、66KVの移動 用電力ケーブル43,48の取付碍子44,54を固定して、バイパス回路Aを 構成する。
【0014】 次いで、しゃ断器23と断路器22で電力を切にすると共に、仮設断路器51 と仮設しゃ断器52で電力を入にすると、送電線20の66KVの電力は、バイ パス回路Aの移動用電力ケーブル43,48により母線21に電力を供給するの で、修理・点検区域Yを電力を停止することなく、点検することができる。 点検後は、バイパス回路Aを切にして送電線20の区域Yを入にすると、電力 を停止することなく、継続的に電力を供給することができると共に、安全にかつ 迅速に修理・点検区域Yを点検することが可能となる。
【0015】 点検が完了すると、活線支持柱24,26の保持部材34を取り外すと共に、 移動用電力ケーブル43,48を取り外すことによって、仮設備の撤去も迅速に 行なわれる。 この場合、活線支持柱24,26は、送電線20から母線21に電力を供給す る活線端子としてそのまま用いられる。
【0016】
【考案の効果】
以上のことから明らかなように、本考案によると、仮設備の材料が標準化され 、作業がスムーズに行なわれると共に、電力ケーブルを接続する電線の長さが均 一化されて材料の無駄がなくなり、経済的である。 また、仮設状態が安定し、長期間の使用に耐えられ、耐久性にも優れている。 更に、緊急の場合でも、準備作業が簡単で、かつ即応でき、仮設現場が整然と していると共に、組み立てや電気的確認等の管理ポイントが、標準化され、管理 しやすい等の有用な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における活線支持柱の正面図である。
【図2】本考案における実施状態を示す説明図である。
【図3】図1の斜視図である。
【図4】本考案における回路説明図である。
【図5】活線支持柱の部分切欠き説明斜視図である。
【図6】活線支持柱の部分切欠き説明斜視図である。
【図7】保持部材の部分切欠き説明斜視図である。
【図8】従来例の実施状態を示す説明図である。
【図9】従来例における回路説明図である。
【符号の説明】
20 送電線 22 断路器 23 しゃ断器 24、26 活線支持柱 34 保持部材 43、48 移動用電力ケーブル 51 仮設断路器 52 仮設しゃ断器 A バイパス回路 Y 修理・点検区域

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断路器、しゃ断器等を設けた送電線の修
    理・点検領域の位置に活線支持柱を立設し、この活線支
    持柱にそれぞれ保持部材を設け、この保持部材に取付け
    た移動用電力ケーブルを送電線に接続してバイパス回路
    を構成したことを特徴とする移動用電力ケーブルの支持
    柱装置。
  2. 【請求項2】 移動用電力ケーブルに仮設断路器と仮設
    しゃ断器を設けた請求項1に記載の移動用電力ケーブル
    の支持柱装置。
  3. 【請求項3】 活線支持柱に設けた保持部材を着脱可能
    に設けた請求項1又は2に記載の移動用電力ケーブルの
    支持柱装置。
  4. 【請求項4】 送電線の送電電圧は、66KVである請
    求項1に記載の移動用電力ケーブルの支持柱装置。
JP1996012472U 1996-11-21 1996-11-21 移動用電力ケーブルの支持柱装置 Expired - Lifetime JP3038073U (ja)

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