JP3037706U - 車輪付き鞄 - Google Patents

車輪付き鞄

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JP3037706U
JP3037706U JP1996012115U JP1211596U JP3037706U JP 3037706 U JP3037706 U JP 3037706U JP 1996012115 U JP1996012115 U JP 1996012115U JP 1211596 U JP1211596 U JP 1211596U JP 3037706 U JP3037706 U JP 3037706U
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種夫 若松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で小型な引き手ハンドルを取り付
けた車輪付き鞄を提供する。 【解決手段】 縦長に置いた状態での鞄本体10の底面
11に車輪21,21を取り付けた車輪付き鞄におい
て、上記鞄本体10の上面12に、握持部31とこの握
持部31に連接した柄部32とで形成したハンドル30
を、その柄部32の基端部側で枢着して取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は車輪付き鞄に関するもので、特に、航空機の機内に持ち込みが認容さ れている程度の、比較的小型の車輪付き鞄に関するものである。
【0002】 従来、この種の車輪付き鞄は、「図10」に示すように、縦長に置いた状態で の鞄本体10の底面11に車輪21,21を取り付けてある。この車輪21,2 1は図示例では、底面11と後面13との角部位に底面11と平行な車軸を有す るようになして、同図奥手前に一対が設けられ、この車輪21,21と底面11 の前面14側に取り付けた足片22,22とで直立できるようになしてある。な お、図示はしていないが、足片22,22は省略して底面11に4つの車輪を取 り付ける場合もある。
【0003】 そして、鞄本体10の後面13上下にパイプ保持体23a,23bを固定し、 このパイプ保持体23a,23bで一対の案内パイプ24,24を縦方向に取り 付け、この案内パイプ24,24に抜き差し可能な引き手ハンドル30cを取り 付けてある。
【0004】 そして、この車輪付き鞄は、「図10」に破線で示すように鞄本体10を斜め に傾斜させて、引き手ハンドル30cを引き出して、該引き手ハンドル30cを 握持して床面上等を曳行するようになしてある。
【0005】 上記抜き差し式の引き手ハンドル30cは、鞄本体10内にそのほとんどを収 納する内蔵方式と、「図10」のように鞄本体10の外に取り付ける外付け方式 とがあるが、いずれの場合も、その引き手ハンドル30c及びその取り付け機構 が大型で、鞄の収納スペースの多くを無駄にする問題点と、体裁を悪くし、重く なるという問題点とを有するものであった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、簡易な構成で小型な引き手ハンドルを取り付けた車輪付き鞄 を提供することを課題としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を達成するため、本考案の構成は、縦長に置いた状態での鞄本体1 0の底面11に車輪21,21を取り付けた車輪付き鞄において、上記鞄本体1 0の上面12に、握持部31とこの握持部31に連接した柄部32とで形成した ハンドル30を、その柄部32の基端部側で枢着して取り付けたことを特徴とし た技術的手段を講じたものである。
【0008】 それ故、本考案車輪付き鞄は上面12に枢着したハンドル30を引き起こせば 、このハンドル30を引き手ハンドルとして使用できる作用を呈するものである 。
【0009】 また、「請求項2」の考案は、縦長に置いた状態での鞄本体10の底面11に 車輪21,21を取り付けた車輪付き鞄において、上記鞄本体10の上面12に ハンドル枢支台40を取り付け、このハンドル枢支台40には、握持部31とこ の握持部31に連接した柄部32とで形成したハンドル本体30aと、この柄部 32が抜き差し可能に収納されるハンドル基部30bとで構成したテレスコピッ ク式のハンドル30を、そのハンドル基部30bの基端部を枢着して取り付け、 上記ハンドル枢支台40には、ハンドル30が伏した状態より直立状態まで回動 すると、それ以上は回動しないようになす固定直立ストッパー41と、ハンドル 30の直立状態を着脱可能に係止する出入直立ストッパー42とを設け、上記出 入直立ストッパー42はハンドル枢支台40より突出してハンドル30の直立状 態を係止する方向にスプリング44,44で付勢すると共に、摺動作動片43, 43を連接し、さらに、上記ハンドル枢支台40には、押下げることで上記摺動 作動片43,43を介して出入直立ストッパー42,42をハンドル枢支台40 内に押し戻しハンドル30の直立係止を脱着する操作ボタン45を、その頭部を ハンドル枢支台40の上面ハンドル30の下方部位に突出して設けて、この操作 ボタン45は常時はハンドル基部30bの底面33で押し下げられるようになし 、このハンドル基部30bの底面33には、ハンドル30を直立した際に、上記 操作ボタン45が上昇して進入する通孔34を設け、ハンドル本体30aの底辺 部位には、このハンドル本体30aをハンドル基部30bの奥に差し込んだ際に 、通孔34内に挿入され操作ボタン45を押す操作部35を設けたことを特徴と した技術的手段を講じたものである。
【0010】 それ故、本考案は車輪付き鞄は、ハンドル30を引き起こせば、引き手ハンド ルとして使用できる作用を呈するものであるのは「請求項1」と同じであるが、 このハンドル30はテレスコピック式となしているのでその長さを、使用者の体 格等に合わせて調整できる作用を呈する。
【0011】 また本考案は車輪付き鞄は、固定直立ストッパー41と出入直立ストッパー4 2とを設けたので、直立したハンドル30を直立状態に係止できる作用を呈する 。なお、ハンドル本体30aをハンドル基部30bの奥に差し込むと、出入直立 ストッパー42の係止を脱着できるのでハンドル30を鞄本体10の上面12に 沿わせて伏せておくことができる作用を呈するものである。
【0012】
【実施態様】
次に本考案の実施の態様を添付図面を参照して説明する。図中10が鞄本体で 、この鞄本体10は縦長に置いた状態での底面11に車輪21,21を取り付け てあるのは従来と同じである。
【0013】 なお、上記鞄本体10は、箱形に成形した合成樹脂製本体部10aと、同じく 箱形に成形した合成樹脂製蓋体部10bとを、その開口縁を合わせ、開口縁の一 辺をヒンジ25,25で連結して、ヒンジ連結した対抗辺側に開閉を着脱する錠 止機構を設けてある。なお、この鞄本体10は、従来公知な各種形状、材質のも のが使用できるのは無論である。また、布等を縫製して鞄本体10を構成する場 合、通常、開口部はスライドファスナーで開閉可能となし、補強の枠を鞄本体1 0の内側に取り付けるようになしてある。
【0014】 そして、上記鞄本体10の上面12に、握持部31とこの握持部31に連接し た柄部32とで形成したハンドル30を、その柄部32の基端部側で枢着して取 り付けてある。
【0015】 上記柄部32の基端部側を枢着するには、図示例では柄部32の基端部側(「 図2」ではハンドル基部30bの基端部側)に軸部38,38を突出して、この 軸部38,38を上面12に固定する軸受40a,40aで支承するようになし ているが、その他従来公知な枢支方法を使用してもよいのは無論である。
【0016】 従来、この部位には鞄本体10を縦長にして吊り下げるための提手15(「図 10」参照)が取り付けられているが、本考案ではこの提手15に代えハンドル 30を枢着してある。このハンドル30は使用者が握ることのできる握持部31 を有し、図示例でこの握持部はリング状に構成されリング内に指を通してリング の上辺を握るようになしてあるが、図示例とは異なり、T字状の上辺棒部を握る ようになしてもよい。また、上記柄部32は通常は伏せておいて支障とならない ようになし、必要時に起こして上記握持部31を鞄本体10の適宜な距離分上方 に位置させるためのもので、鞄本体10の厚み(「図1」左右方向の距離)が少 なくて充分な長さが確保できない時はテレスコピック方式とすればよい。鞄本体 10が比較的小型であると、この鞄本体10に枢着したハンドル30は位置が低 くなり、曳行のため握持するには無理な姿勢を強いられることになるので、適宜 な距離分、握持部31を上方に位置させることが望ましい。
【0017】 すなわち、「図2」乃至「図9」に示したハンドル30がテレスコピック方式 で、握持部31とこの握持部31に連接した柄部32とで形成したハンドル本体 30aと、上記の柄部32が抜き差し可能に収納されるハンドル基部30bとで 構成してある。なお、このテレスコピック方式を使用する場合は、柄部32を直 接鞄本体10の上面12に枢着するのではなく、ハンドル基部30bで枢着する のは無論で、前記した「柄部32の基端部側」にはハンドル基部30bの基端部 を含むものである。
【0018】 なお、ハンドル基部30bは断面長方形の筒状に構成し、その両側面部位に上 下を残した欠部36,36を設け、ハンドル本体30aの両側に突出した抜け止 め係止凸部37a,37aがこの欠部36,36内に位置して、その移動範囲を 該欠部36,36内に限定するようになしてある。すなわち、ハンドル本体30 aをハンドル基部30bより引き抜くと、「図4」のような状態となり、係止凸 部37a,37aの上端が欠部36,36の上方残部36a,36aの側面(「 図4」に示す上方残部36a,36aの同図両側端面)の下辺に衝合してそれ以 上の引き抜きが阻止されるようになしてある。
【0019】 そして、柄部32の基端部で枢着したハンドル30は伏動方向(ハンドル30 が上面12に沿って平らに伏す方向)に弾止しておくか、係止しておくと、使用 中にハンドル30が揺れたりして支障とならない。そこで、「図2」実施態様で は枢支軸部位に従来公知なコイルスプリング26,26を取り付けて、ハンドル 30が伏動方向に、すなわち、ハンドル30が上面12に沿うように付勢される ようになしてある。
【0020】 また、「図3」乃至「図5」例はハンドル30を伏せた位置に係止するもので 、ハンドル本体30aをハンドル基部30bの奥に差し込むと(但し、ハンドル 基部30bが伏動状態にある場合)一部突出部39がハンドル基部30bの先に 突出し、この一部突出部39が上面12等に引っ掛かってハンドル30が仰動不 能に係止されるようになしてある。
【0021】 さらに、ハンドル30をテレスコピック方式とした場合、ハンドル本体30a をハンドル基部30bの奥に差し込んだ状態で該ハンドル本体30aが抜け出て 来ないように係止しておくことが望ましい。すなわち、「図3」乃至「図5」例 では上記一部突出部39に、握持部31方向の自由端が持ち上る折り曲げ部39 aを設け、この折り曲げ部35aの自由端がハンドル基部30bの下辺に引っ掛 かるようになしてあり、この引っ掛かりを脱着するには折り曲げ部39aを指で 押しつつハンドル本体30aを引き抜くようになせばよい。
【0022】 また、「図6」乃至「図9」実施態様では、柄部32を前記した欠部36,3 6に、抜け止めとは別に収納状態で着脱可能に係止されるようになしたもので、 柄部32は係止着脱のため適宜な可撓性を有するように腕状部32a,32aと なし、この腕状部32a,32aに前記欠部36,36に係止する収納係止凸部 37b,37bを設けてある。なお、この腕状部32a,32aの下端には前記 した抜け止め係止凸部37a,37aをも設けてある。
【0023】 すなわち、「図9」の状態では、ハンドル本体30aがハンドル基部30b内 に収納され、収納係止凸部37b,37bが欠部36,36内に位置しているの で、ハンドル本体30aを引き抜こうとすると、収納係止凸部37b,37bの 上端がハンドル基部30bの欠部36の上部の側面の下辺に衝合して引く抜くこ とが不可能である。そこで、この両収納係止凸部37b,37bを両側より指で 挟んで腕状部32a,32aを内側に撓ませると、両収納係止凸部37b,37 bが内側に移動して該収納係止凸部37b,37bと側面の下辺との衝合が脱着 して、抜け止め係止凸部37a,37aが欠部36,36の上部に移動するまで ハンドル本体30aを引き抜くことができるようになしてある。
【0024】 なお、「図9」実施態様は多重テレスコピック方式を採用したもので、「図6 」実施態様例と、「図3」実施態様例とを組み合わせたようになしてあり、ハン ドル本体30aが第一ハンドル基部30b1内に収納され、さらにこの第一ハン ドル基部30b1が第二ハンドル基部30b2内に収納されている。そして、第 一ハンドル基部30b1と第二ハンドル基部30b2は相似形で、両者の欠部3 6,36,36,36に収納係止凸部37b,37bとが同時に係止できるよう になしてあるが、ハンドル本体30bの抜け止め係止凸部37a1は第一ハンド ル基部30b1の欠部36にのみ衝合し、第一ハンドル基部30b1の抜け止め 係止凸部37a2は第二ハンドル基部30b2の欠部36にのみ衝合するように なしてある。
【0025】 次に「請求項2」の考案は、鞄本体10の上面12にハンドル枢支台40を取 り付け、このハンドル枢支台40には、握持部31とこの握持部31に連接した 柄部32とで形成したハンドル本体30aと、この柄部32が抜き差し可能に収 納されるハンドル基部30bとで構成したテレスコピック式のハンドル30を、 そのハンドル基部30bの基端部を枢着して取り付けている。
【0026】 すなわち、本考案ではテレスコピック式のハンドル30を使用するもので、比 較的小型な鞄本体10を曳行するのに、無理な姿勢をしないでハンドル30を握 持できるようになしてある。
【0027】 そして、上記ハンドル枢支台40には、ハンドル30が伏した状態より直立状 態まで回動すると、それ以上は回動しないようになす固定直立ストッパー41と 、ハンドル30の直立状態を着脱可能に係止する出入直立ストッパー42とを設 けてある。
【0028】 この種、車輪付き鞄は引き手のハンドル30と鞄本体10とがヒンジ連結され ていると、ハンドル30を持って鞄本体10を傾斜させる際に、ハンドル30の みが回動して鞄本体10を傾斜しづらくなる。また、鞄本体10を傾斜した状態 で保持する際も、引き手のハンドル30と鞄本体10とがヒンジ連結されている と所定の傾斜角度で鞄本体10を保持しずらくなる。
【0029】 そこで、常時は引き手のハンドル30を枢着しておいて、仰伏動可能として、 不必要時はハンドルを上面12に沿わせて伏せて邪魔とならないようになしてお くが、必要時は起立させ、しかも起立状態を係止できるようになして、ハンドル 30を握持して鞄本体10を傾斜させたり、傾斜状態に安定的に保持できるよう になしたものである。
【0030】 すなわち、直立したハンドル30は、固定直立ストッパー41と出入直立スト ッパー42とで回動を係止されて、直立した状態を保つようになしてある。
【0031】 上記出入直立ストッパー42はハンドル枢支台40より突出してハンドル30 の直立状態を係止する方向にスプリング44,44で付勢すると共に、摺動作動 片43,43を連接し、さらに、上記ハンドル枢支台40には、押下げることで 上記摺動作動片43,43を介して出入直立ストッパー42,42をハンドル枢 支台40内に押し戻しハンドル30の直立係止を脱着する操作ボタン45を、そ の頭部をハンドル枢支台40の上面ハンドル30の下方部位に突出して設けて、 この操作ボタン45は常時はハンドル基部30bの底面33で押し下げられるよ うになし、このハンドル基部30bの底面33には、ハンドル30を直立した際 に、上記操作ボタン45が上昇して進入する通孔34を設けてある。
【0032】 ハンドル30を固定直立ストッパー41と出入直立ストッパー42とでその回 動を係止できるようになした場合、この係止を着脱する装置が必要となる。そこ で、本考案はハンドル30の係止は該ハンドル30の回動位置で自動的に行なわ れるようになしてある。
【0033】 すなわち、出入直立ストッパー42はハンドル枢支台40より突出してハンド ル30の直立状態を係止する方向にスプリング44,44で付勢しておく。した がって、ハンドル30が直立の回動位置まで回動すると、操作ボタン45が通孔 34内に上昇可能となり、スプリング44,44の付勢力で出入直立ストッパー 42,42がハンドル枢支台40より突出して該ハンドルの回動が係止できるよ うになしてある。
【0034】 そして、上記出入直立ストッパー42に連設される摺動作動片43は、対設さ れたその上面に、中央側が順次下降する傾斜面43aを有し、操作ボタン45の 下面にはこの操作ボタン45を押し下げると前記傾斜面43a上を見かけ上摺動 して該摺動作動片43をスプリング44の付勢力に抗して押し戻す傾斜面45a ,45aを設けてあり、操作ボタン45が押し込まれていると出入直立ストッパ ー42,42も引っ込み、操作ボタン45がフリーとなってハンドル枢支台40 より上昇・突出すると出入直立ストッパー42,42も突出するようになしてあ る。
【0035】 そして、上記操作ボタン45の頭部をハンドル枢支台40の上面ハンドル30 の下方部位に突出して設けて、この操作ボタン45は常時はハンドル基部30b の底面33で押し下げられるようになし、上記ハンドル基部30bの底面33に は、ハンドル30を直立した際に、上記操作ボタン45が上昇して進入する通孔 34を設けてある。したがって、ハンドル30を直立した際のみに出入直立スト ッパー42,42が突出してハンドル30の回動位置が係止されるようになして ある。
【0036】 ハンドル30を直立すれば、出入直立ストッパー42,42が突出してハンド ル30の回動位置が係止されるが、この係止を脱着するため、本考案は、ハンド ル本体30aの底辺部位には、このハンドル本体30aをハンドル基部30bの 奥に差し込んだ際に、通孔34内に挿入され操作ボタン45を押す操作部35を 設けてある。
【0037】 この操作部35はハンドル本体30aの下辺を利用すればよいが、「図6」乃 至「図9」実施態様では、ハンドル本体30aを腕状部32a,32aで構成し ているので、その中間部位に別途腕体を配して、この腕体の下辺を操作部35と して利用している。そして、ハンドル本体30aをハンドル基部30bの奥に差 し込むと、操作部35が操作ボタン45を押し戻し、出入直立ストッパー42, 42が引っ込んでハンドル30の係止が脱着されるものである。
【0038】
【考案の効果】 本考案は上記のごとくであるので、従来のパイプ抜き差し方式の引き手ハンド ルに比べて、簡易な構造で、小型なハンドル30で鞄本体10を曳行できる車輪 付き鞄を提供できるものである。
【0039】 そして、本考案はハンドル30を握持部31とこの握持部31に連接した柄部 32とで形成したので、このハンドル30を起立させると曳行するのに無理な姿 勢を強いられない位置に握持部31を位置させることのできる車輪付き鞄を提供 できるものである。
【0040】 また、「請求項2」の考案はハンドル30をテレスコピック式となしたので、 曳行に充分な長さの柄部32を確保でき、また、固定直立ストッパー41と出入 直立ストッパー42とを設けたので、ハンドル30を直立位置で係止できる車輪 付き鞄を提供できるものである。
【0041】 また、上記ハンドル30は直立させることで回動位置を係止でき、ハンドル本 体30aをハンドル基部30b内に差し込むとその係止を脱着できる、操作性の よい車輪付き鞄を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案車輪付き鞄の一実施態様を示す側面図で
ある。
【図2】本考案車輪付き鞄に使用するハンドルの平面図
である。
【図3】別の実施態様でのハンドルの平面図である。
【図4】ハンドル本体を引き出した状態のハンドルの平
面図である。
【図5】「図3」例の使用状態での縦断面図である。
【図6】さらに別の実施態様でのハンドルの縦断面図で
ある。
【図7】枢支部の部分斜視図である。
【図8】操作ボタン部の部分縦断面図である。
【図9】さらに別の実施態様でのハンドルの縦断面図で
ある。
【図10】従来例車輪付き鞄の側面図である。
【符号の説明】
10 鞄本体 11 底面 12 上面 21 車輪 30 ハンドル 30a ハンドル本体 30b ハンドル基部 31 握持部 32 柄部 33 底面 34 通孔 35 操作部 40 ハンドル枢支台 41 固定直立ストッパー 42 出入直立ストッパー 43 摺動操作片 44 スプリング 45 操作ボタン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦長に置いた状態での鞄本体(10)の
    底面(11)に車輪(21,21)を取り付けた車輪付
    き鞄において、 上記鞄本体(10)の上面(12)に、握持部(31)
    とこの握持部(31)に連接した柄部(32)とで形成
    したハンドル(30)を、その柄部(32)の基端部側
    で枢着して取り付けたことを特徴とした車輪付き鞄。
  2. 【請求項2】 縦長に置いた状態での鞄本体(10)の
    底面(11)に車輪(21,21)を取り付けた車輪付
    き鞄において、 上記鞄本体(10)の上面(12)にハンドル枢支台
    (40)を取り付け、このハンドル枢支台(40)に
    は、握持部(31)とこの握持部(31)に連接した柄
    部(32)とで形成したハンドル本体(30a)と、こ
    の柄部(32)が抜き差し可能に収納されるハンドル基
    部(30b)とで構成したテレスコピック式のハンドル
    (30)を、そのハンドル基部(30b)の基端部を枢
    着して取り付け、 上記ハンドル枢支台(40)には、ハンドル(30)が
    伏した状態より直立状態まで回動すると、それ以上は回
    動しないようになす固定直立ストッパー(41)と、ハ
    ンドル(30)の直立状態を着脱可能に係止する出入直
    立ストッパー(42)とを設け、 上記出入直立ストッパー(42)はハンドル枢支台(4
    0)より突出してハンドル(30)の直立状態を係止す
    る方向にスプリング(44,44)で付勢すると共に、
    摺動作動片(43,43)を連接し、さらに、上記ハン
    ドル枢支台(40)には、押下げることで上記摺動作動
    片(43,43)を介して出入直立ストッパー(42,
    42)をハンドル枢支台(40)内に押し戻しハンドル
    (30)の直立係止を脱着する操作ボタン(45)を、
    その頭部をハンドル枢支台(40)の上面ハンドル(3
    0)の下方部位に突出して設けて、この操作ボタン(4
    5)は常時はハンドル基部(30b)の底面(33)で
    押し下げられるようになし、このハンドル基部(30
    b)の底面(33)には、ハンドル(30)を直立した
    際に、上記操作ボタン(45)が上昇して進入する通孔
    (34)を設け、 ハンドル本体(30a)の底辺部位には、このハンドル
    本体(30a)をハンドル基部(30b)の奥まで差し
    込んだ際に、上記通孔(34)内に挿入され、操作ボタ
    ン(45)を押し戻す操作部(35)を設けたことを特
    徴とした車輪付き鞄。
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