JP3037674B1 - 果実の不要部分を除去する除去機 - Google Patents

果実の不要部分を除去する除去機

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JP3037674B1
JP3037674B1 JP10373400A JP37340098A JP3037674B1 JP 3037674 B1 JP3037674 B1 JP 3037674B1 JP 10373400 A JP10373400 A JP 10373400A JP 37340098 A JP37340098 A JP 37340098A JP 3037674 B1 JP3037674 B1 JP 3037674B1
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直人 井伊
精一 百瀬
義雄 今井
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株式会社ミツワ
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Abstract

【要約】 【課題】 本発明は、非常に便利で画期的な果実の不要
部分を除去する除去機を提供することを目的とする。 【解決手段】 果実を載置する載置部1と、この載置部
1に載置した果実に当接する除去刃2を備えた除去部3
とから成り、この除去部3と載置部1とで果実を挟持
し、いずれか一方を回動させることで果実の表皮などの
不要部分が除去されるように構成されているものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、果実の不要部分を
除去する除去機に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、柿の表皮を自動的に除去する柿の自動皮剥き機が提
案されており、この柿の自動皮剥き機は作業者の手作業
により行われていた柿の皮剥き作業の手間を解消したも
のとして極めて画期的である。
【0003】ところで、この柿の自動皮剥き機の皮剥き
機構で柿の表皮の他、柿のへた部までを除去させること
は、柿はその形状が種々ある為、非常に厄介である。従
って、柿の自動皮剥き機の他に柿のへた部を除去する機
構が必要となる。即ち、皮剥き工程の前に前処理工程と
して柿のへた部を除去しておくことが、皮剥き工程の効
率化に資することになる。しかし、これまでのこの柿の
へた部を除去する機構は、単に機体に回転刃を突設した
構造のもの(以下、従来機という。)であるから、実際
のへた部の除去作業は、作業者は柿の先端側(本明細書
で言う柿の先端側とは、へた部のある頂部側とは反対側
の部分を言う。)を握り、この状態でへた部を回転する
回転刃に押し当てることでへた部及びその周辺部の除去
を行う作業の為、回転する回転刃に手が近づき、よっ
て、柿を握る作業者の指が切れるおそれがあるなど極め
て危険であり、また、この点は作業者の恐怖心をあおり
作業能率の低下の原因にもなっている。
【0004】本発明は、上述の問題点を解決する果実の
不要部分を除去する除去機を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0006】果実を載置する載置部1と、この載置部1
に載置した果実に当接する除去刃2を備えた除去部3と
から成り、載置部1は、除去部3の除去刃2が果実に押
圧当接されたことを検知して回動するように構成され、
この除去刃2の果実への当接及び果実の回動により該
実の表皮などの不要部分が除去されるように構成されて
いることを特徴とする果実の不要部分を除去する除去機
に係るものである。
【0007】また、請求項1記載の果実の不要部分を除
去する除去機において、前記除去部3は果実のへた部4
a及びその周辺部若しくは双方を除去するように構成さ
れていることを特徴とする果実の不要部分を除去する除
去機に係るものである。
【0008】また、請求項1,2いずれか1項に記載の
果実の不要部分を除去する除去機に、前記除去刃2の果
実に対する押圧方向への移動を規制する移動規制手段を
設けたことを特徴とする果実の不要部分を除去する除去
機に係るものである。
【0009】また、果実を載置し回動可能に構成された
載置部1と、この載置部1に載置した果実のへた部4a
に当接する昇降可能に構成された当接部20と、該当接部
20が当接した外方位置のへた部4a及び表皮などを除去
する昇降可能な除去刃2とから成り、当接部20と除去刃
2とは適宜な手段により連設されることで除去刃2の果
実に対する当接位置が規制されるように構成されてお
、また、除去刃2のへた部4a及び表皮などを除去す
る除去作用位置は当接部20の近傍に設定されていること
を特徴とする果実の不要部分を除去する除去機に係るも
のである。
【0010】
【発明の作用及び効果】請求項1記載の発明において
は、載置部1に果実を載せ、この状態で除去部3の除去
刃2を果実に押圧当接させると、これを載置部1は感知
して回動し、よって、果実に当接する除去部3の除去刃
2により果実の表皮などの不要部分における除去作業が
行われることになる。
【0011】従って、請求項1記載の発明は、果実の表
皮などの不要部分を良好に除去することができ、しか
も、従来機のように果実を手で持ちながら除去作業を行
うのではなく、果実の表皮などの不要部分の除去作業が
行われる部分に作業者は手を近づける必要がないため極
めて安全に作業が行え、作業者は安心して除去作業が行
える故に作業能率も飛躍的に向上することになり、その
上、この除去作業が除去部3の除去刃2の回動により行
われるのではなく、載置部1の回動により行われるか
ら、例えば載置部1に果実を載置したり、或いは、載置
部1から除去済みの果実を取る際など、不要部分の除去
工程以外において作業者が除去部3(除去刃2)に手を
近づけた場合においても、刃は回転していることがない
ため常に安全 な作業環境が得られることになるなど極め
て商品価値に秀れ画期的な果実の不要部分を除去する除
去機となる。
【0012】また、請求項1記載の発明は、載置部1
載置した果実に除去刃2を押圧当接させることで載置部
1が回動して除去作業を行うものであるから、確実に果
実に除去刃2を押し付けるようにして除去作業が行える
ことになり、例えば種々形状の異なる(凸凹形状を有す
る)果実であっても除去されない部分が生じるなどの心
配はなく、確実に且つ効率良く除去作業が行われること
になるなど極めて商品価値に秀れ画期的な果実の不要部
分を除去する除去機となる。
【0013】また、請求項記載の発明においては、前
記請求項記載の発明の作用効果に加え、従来から提案
されている皮剥き機では困難とされていた果実のへた部
4a及びその周辺部若しくは双方について簡易に且つ効
率良く除去作業が行われることになるなど極めて商品価
値に秀れ画期的な果実の不要部分を除去する除去機とな
る。
【0014】また、請求項記載の発明においては、前
記請求項1,2記載の発明の作用効果に加え、移動規制
手段により除去刃2の果実に対する押圧方向への移動を
規制することができるから、除去刃2を果実に押し付け
過ぎて必要以上に果実を除去してしまうことが確実に防
止されるなど極めて商品価値に秀れ画期的な果実の不要
部分を除去する除去機となる。
【0015】また、請求項記載の発明においては、載
置部1に果実を載置し、当接部20及び除去刃2を降下さ
せてへた部4aに当接させた状態で当該載置部1を回動
させると、当接部20と除去刃2とは適宜な手段により連
設され、且つ、この除去刃2のへた部4や表皮などを除
去する除去作用位置は当接部20の下端位置近傍に位置し
ている為、該除去刃2を果実に当接させて果実のへた部
4aや表皮などを除去する際、該当接部20の存在により
除去刃2が必要以上に果実を除去することは生じない。
【0016】
【発明の実施の態様】図1〜5は本発明の第一実施例、
図6は第二実施例、図7は第三実施例であり、以下に説
明する。
【0017】第一実施例について説明する。
【0018】第一実施例は、柿4を載置し回動可能に構
成された載置部1と、この載置部1に載置した柿4のへ
た部4aに当接する昇降可能に構成された当接部20と、
該当接部20が当接した外方位置のへた部4a及び表皮な
どを除去する昇降可能な除去刃2とから成り、当接部20
と除去刃2とは適宜な手段により連設されており、ま
た、除去刃2のへた部4a及び表皮などを除去する除去
作用位置は当接部20の近傍に設定されたものである。
【0019】以下、本実施例の構成各部の詳細な説明を
する。
【0020】除去部3は、図1に図示したように機体5
に設けられる昇降装置6と、この昇降装置6の下部に付
設される除去刃2とで構成されている。
【0021】昇降装置6は、機体5の上部に設けられた
軸受部7aとこの軸受部7aに貫挿される軸杆7bとで
構成されている(ベアリング構造7)。
【0022】この昇降装置6の軸杆7bには、長窓9a
を先端部に設けた一対の架設体9が直交状態に配設さ
れ、この架設体9の長窓9aは軸杆7bの途中部周面に
突設したピン8に被嵌され、また、この架設体9の基端
部寄りは機体5に架設され、該機体5に対して回動する
軸杆10aに固着され、また、機体5の外側にしてこの軸
杆10aには操作杆10が固着されている。更に、架設体9
の軸杆10aの位置より奥側には常時架設体9を下方へ付
勢する発条11が連設されている。従って、この操作杆10
を上下方向(図1中a,b方向)に擺動させることで、
架設体9夫々の先端部が軸杆10aを支点に上下方向に擺
動し、よって、軸杆7bも上下方向に昇降することにな
る。即ち、操作杆10の下方への移動は発条11の弾性力に
抗して行われ、この下方に下げた操作杆10を離すと発条
11の復元力により該操作杆10は元の位置に戻ることにな
る。符号21はガイド機構であり、機体5に設けられたガ
イド棒体21aとこのガイド棒体21a及び軸杆7bが挿入
される板部材21bとで構成されている。
【0023】また、軸杆7bの前記ピン8の下側位置に
は側面視コ字状の取付体12が連設され、この取付体12に
は爪形状の除去刃2が取り替え自在に設けられている。
【0024】除去刃2は、後述する載置体16に柿4を載
置し、この柿4に除去刃2を降下当接させた際、その先
端部が当該柿4のへた部4aに立設される柄部4bの近
傍位置に配されるように構成され、更に、除去作業にお
ける柿4への当接角度が考慮されて所定の角度に設定さ
れている。
【0025】従って、昇降装置6に係る操作杆10の上下
擺動操作により除去刃2が載置部1の真上を上下方向に
移動することになる。また、軸杆7bの下端部には該軸
杆7bの降下移動を規制する移動規制手段が設けられて
いる。
【0026】この移動規制手段は、図2に図示したよう
に軸杆7bの下端部に付設される基体20aと、該基体20
a内に回動自在に配設され、途中で折曲部20b’が形成
される回動杆20bと、この回動杆20bの下端に半円筒状
体20cが固着されている。この半円筒状体20cが請求項
で言う当接部20である。
【0027】前述した除去刃2の除去作用位置Pは、図
3に図示したように半円筒状体20cの下端位置よりも若
干上方位置に配されるように構成されている。
【0028】従って、半円筒状体20cの下端を柿4のヘ
た部(平坦部4a’)4aに当接させると、該平坦部4
a’に対して若干盛り上がっている周囲部分の表皮及び
葉4cが除去刃2により切断除去されることになり、ま
た、半円筒状体20cが平坦部4a’に当接している為、
除去刃2の降下は規制され、必要以上に表皮(実)を切
断除去してしまうことが防止される。
【0029】また、半円筒状体20cは、前記した通り、
基体20aに対して回動自在に設けられ、更に、該半円筒
状体20cの後端で連設される折曲部20b’には発条24が
設けられている。従って、半円筒状体20cが柿4から離
れて回転停止している際には、この発条24により半円筒
状体20cの開口位置が常に所定の位置、この場合、正面
を向くことになる。この為、半円筒状体20cを降下させ
て柿4の平坦部4a’、即ち、柿4の中心部分に当接さ
せる作業が簡易に且つ迅速に行えることになる。
【0030】また、基体20aには不要物除去部22が設け
られている。
【0031】この不要物除去部22は、適宜な駆動源によ
り回動自在に垂設される回動体22aとこの回動体22aの
先端に設けられるへら部材22bで構成され、このへら部
材22bは筒体20bの近傍に配設され、除去刃2により除
去された柿4の不要物を回転して撥ね除けるように構成
されている。符号23は不要物除去部22により撥ね除けら
れた不要物の飛散を防止する飛散防止シートである。
【0032】載置部1は、図1,5に図示したように機
体5の下部に内装される回動装置15と、この回動装置15
に連設され、前記除去部3の真下位置に配される載置体
16とで構成されている。
【0033】この載置体16は、シリンダー機構17により
上下方向に突没(ピストン運動)自在に構成され、更
に、この載置体16と回動装置15との間には、載置体16を
所定量押し下げると回動装置15が作動して当該載置体16
を水平回動させるリミットスイッチ(図示省略)が設け
られている。
【0034】符号18は除去作業時において載置した柿4
の回りを防止する縦リブである。
【0035】以下、本機における柿4の不要部分の除去
工程について具体的に説明する。
【0036】先ず、載置部1に係る載置体16に柿4をへ
た部4aの有る頂部が上方を向くように載置し、続い
て、操作杆10を下げることで、当接部20としての半円筒
状体20cは柿4の平坦部4a’に当接し、且つ、除去刃
2は柿4のへた部4a及びその周辺部に当接し、更に、
操作杆10を下方に押し下げて半円筒状体20c及び除去刃
2により柿4を押圧させることでリミットスイッチをO
Nにすると、回動装置15が作動して載置体16が水平回動
し、図6に図示したように柿4のへた部4a(葉4c表
皮及び)即ち柄部4bから該柄部4bを中心にした円軌
跡線Xまでの範囲が除去刃2により平坦に且つ平面方向
から見てリング状に除去されることになる。
【0037】この際、操作杆10を更に下方へ下げようと
しても、当接部20(半円筒状体20c)が、へた部4aに
立設する柄部4bの周囲を囲んだ状態でその下端をへた
部4aの平坦部4a’に当接している為(図3の状
態)、除去刃2の降下は規制され、必要以上に表皮
(実)を切断除去してしまうことが防止されている。
【0038】その後、操作杆10を離すなりして上方に上
げて別の柿4と取り換え、この工程を繰り返して柿4の
不要部分の除去作業が行われることになる。
【0039】また、このへた部4aが除去された柿4は
別途柿の自動皮剥き装置にて皮剥きされることになる。
従って、本機を柿の自動皮剥き装置に併設すると効率的
な柿4の皮剥きが可能となり、無理に柿の自動皮剥き装
置にへた部4の除去構造を組み込もうとする場合に比
し、安価に製造でき、且つ量産性に秀れることになる。
【0040】本実施例は上述のように構成したから、従
来から提案されている皮剥き機では困難とされていた柿
4のへた部4a及びその周辺部について簡易に且つ効率
良く除去することができ、しかも、従来機のように柿4
を手で持ちながら除去作業を行うのではなく、柿4のへ
た部4及びその周辺部の除去作業が行われる部分に作業
者は手を近づける必要がないため極めて安全に作業が行
え、作業者は安心して除去作業が行える故に作業能率も
飛躍的に向上することになり、しかも、この柿4の不要
部分の除去作業が除去部3の除去刃2の回動により行わ
れるのではなく、載置部1の回動により行われるから、
例えば載置部1に柿4を載置したり、或いは、載置部1
から除去済みの柿4を取る際など、不要部分の除去工程
以外において作業者が除去部3(除去刃2)に手を近づ
けた場合においても、刃は回転していることがないため
常に安全な作業環境が得られることになる。
【0041】また、本実施例は、単に柿4に除去刃2を
当接させた状態で載置部1を回動させることで除去作業
を行うだけのものではなく、載置部1に載置した柿4に
除去刃2を押圧当接させることで載置部1が回動して除
去作業を行うものであるから、確実に柿4に除去刃2を
押し付けるようにして除去作業が行え、例えば種々形状
の異なる(凸凹形状を有する)柿4であっても除去され
ない部分が生じるなどの心配は一切なく、確実に且つ効
率良く除去作業が行われることになる。
【0042】また、本実施例は、載置部1に柿4を載置
し、移動規制手段に係る当接部20及び除去刃2を降下さ
せてへた部4aに当接させた状態で当該載置部1を回動
させると、当接部20と除去刃2とは適宜な手段により連
設され、且つ、この除去刃2のへた部4や表皮などを除
去する除去作用位置は当接部20の下端位置近傍に位置し
ている為、該除去刃2を柿4に当接させて柿4のへた部
4aや表皮などを除去する際、該当接部20の存在により
除去刃2が必要以上に柿4(表皮や実)を除去してしま
うことが確実に防止される。
【0043】次に、第二実施例について説明する。
【0044】第二実施例は、前記第一実施例と同様、柿
4を載置し回動可能に構成された載置部1と、この載置
部1に載置した柿4のへた部4aに当接する昇降可能に
構成された当接部20と、該当接部20が当接した外方位置
のへた部4a及び表皮などを除去する昇降可能な除去刃
2とから成り、当接部20と除去刃2とは適宜な手段によ
り連設されており、また、除去刃2のへた部4a及び表
皮などを除去する除去作用位置は当接部20の近傍に設定
されたものである。
【0045】以下、本実施例の構成各部の詳細な説明を
する。
【0046】除去部3は、図7に図示したように機体5
に設けられる昇降装置6と、この昇降装置6に連設され
る除去刃2とで構成されている。
【0047】昇降装置6は、機体5の上部に設けられた
軸受部7aとこの軸受部7aに貫挿される軸杆7bとで
構成されている(ベアリング構造7)。
【0048】この昇降装置6の軸杆7bには、長窓9a
を先端部に設けた一対の架設体9が直交状態に配設さ
れ、この架設体9の長窓9aは軸杆7bの途中部周面に
突設したピン8に被嵌され、また、この架設体9の基端
部寄りは機体5に架設され、該機体5に対して回動する
軸杆10aに固着され、また、機体5の外側にしてこの軸
杆10aには操作杆10が固着されている。更に、架設体9
の軸杆10aの位置より手前側には常時架設体9を上方へ
付勢する発条11が連設されている。従って、この操作杆
10を上下方向(図7中a,b方向)に擺動させること
で、架設体9夫々の先端部が軸杆10aを支点に上下方向
に擺動し、よって、軸杆7bも上下方向に昇降すること
になる。即ち、操作杆10の下方への移動は発条11の弾性
力に抗して行われ、この下方に下げた操作杆10を離すと
発条11の復元力により該操作杆10は元の位置に戻ること
になる。
【0049】また、軸杆7bの前記ピン8の下側位置に
は側面視コ字状の取付体12が連設され、この取付体12に
は除去刃2が着脱自在に設けられている。
【0050】この除去刃2は、図7に図示したように平
面視V字状の切欠部13aが形成される円形板体13と、こ
の円形板体13の切欠部13aに係るテーパー部に付設され
る刃部材14とで構成されている。
【0051】また、除去刃2は、円形板体13に係る切欠
部13aの角部13bが後述する載置体16の中心を通る垂線
と略合致する位置関係となるように配設されている。即
ち、載置部1に柿4を載置し、この柿4に除去刃2を降
下当接させた際、当該切欠部13aの角部13bは柿4の略
中心となるへた部4aに立設する柄部4bの近傍位置に
配されるように構成されている。
【0052】また、刃部材14は、正面方向から見て円形
板体13の下面に所定量突出するように構成され、且つ、
除去作業における柿4への当接角度が考慮されて所定の
角度に設定されており、従って、円形板体13は、除去部
3を下方に移動させ、円形板体13を載置体1上の柿4の
ヘた部(平坦部4a’)4aに当接させた際、除去刃2
が所定の押圧力で柿4のヘた部4a及びその周辺部に当
接するように構成されており、この除去刃2で柿4のヘ
た部(平坦部4a’)4aに対して若干盛り上がってい
る周囲部分の表皮及び葉4cが除去刃2により切断除去
されることになり、しかも、円形板体13の角部13bが前
述の移動規制手段としての当接部20の役割を発揮し、柿
4の平坦部4a’に当接することで、除去刃2の降下は
規制され、必要以上に表皮(実)を切断除去してしまう
ことが防止されることになる。
【0053】以上の構成から成る除去部3は、操作杆10
の上下擺動操作により除去刃2が載置部1の真上を上下
方向に移動するように構成されている。
【0054】載置部1は、第一実施例と同一構造であ
る。
【0055】本実施例は上述のように構成したから、除
去された不要物(柿4のへた部4a)は除去刃2に係る
円形板体13上に載ることになり、柿4と除去された不要
物とを良好に分離させることができることになる。
【0056】その余は第一実施例と同様のものである。
【0057】次に、第三実施例について説明する。
【0058】第三実施例は、図8に図示したように前述
した第二実施例と略同一構造のもので、除去部3に係る
除去刃2を、先端に柿4の柄部4aに係止し得る係止部
19bを備えた細長板体19で構成したタイプのものであ
る。
【0059】符号19aは刃部である。
【0060】従って、本実施例は、除去刃2で柿4のヘ
た部(平坦部4a’)4aに対して若干盛り上がってい
る周囲部分の表皮及び葉4cが除去刃2の刃部19aによ
り切断除去されることになり、しかも、細長板体19の係
止部19bが前述の移動規制手段としての当接部20の役割
を発揮し、柿4の平坦部4a’に当接することで、除去
刃2の降下は規制され、必要以上に表皮(実)を切断除
去してしまうことが防止されることになる。
【0061】その余は第二実施例と同様のものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の使用状態を説明する斜視図であ
る。
【図2】第一実施例に係る要部を説明する正面図であ
る。
【図3】第一実施例に係る要部を説明する正面図であ
る。
【図4】第一実施例に係る要部を説明する平面図であ
る。
【図5】第一実施例に係る要部を説明する断面図であ
る。
【図6】第一実施例、第二実施例及び第三実施例により
不要部分が除去された柿の説明図である。
【図7】第二実施例を説明する斜視図である。
【図8】第三実施例を説明する正面図である。
【符号の説明】
1 載置部 2 除去刃 3 除去部 4a へた部 20 当接部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−132075(JP,A) 実公 昭62−1915(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23N 7/08 - 7/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 果実を載置する載置部と、この載置部に
    載置した果実に当接する除去刃を備えた除去部とから成
    り、載置部は、除去部の除去刃が果実に押圧当接された
    ことを検知して回動するように構成され、この除去刃の
    果実への当接及び果実の回動により該果実の表皮などの
    不要部分が除去されるように構成されていることを特徴
    とする果実の不要部分を除去する除去機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の果実の不要部分を除去す
    る除去機において、前記除去部は果実のへた部及びその
    周辺部若しくは双方を除去するように構成されているこ
    とを特徴とする果実の不要部分を除去する除去機。
  3. 【請求項3】 請求項1,2いずれか1項に記載の果実
    の不要部分を除去する除去機に、前記除去刃の果実に対
    する押圧方向への移動を規制する移動規制手段を設けた
    ことを特徴とする果実の不要部分を除去する除去機。
  4. 【請求項4】 果実を載置し回動可能に構成された載置
    部と、この載置部に載置した果実のへた部に当接する昇
    降可能に構成された当接部と、該当接部が当接した外方
    位置のへた部及び表皮などを除去する昇降可能な除去刃
    とから成り、当接部と除去刃とは適宜な手段により連設
    されることで除去刃の果実に対する当接位置が規制され
    るように構成されており、また、除去刃のへた部及び表
    皮などを除去する除去作用位置は当接部の近傍に設定さ
    れていることを特徴とする果実の不要部分を除去する除
    去機。
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