JP3037670B2 - 固体を分離かつ精製する装置 - Google Patents

固体を分離かつ精製する装置

Info

Publication number
JP3037670B2
JP3037670B2 JP10344037A JP34403798A JP3037670B2 JP 3037670 B2 JP3037670 B2 JP 3037670B2 JP 10344037 A JP10344037 A JP 10344037A JP 34403798 A JP34403798 A JP 34403798A JP 3037670 B2 JP3037670 B2 JP 3037670B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
cylinder
chamber
discharge
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10344037A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11226315A (ja
Inventor
ヤコブス・ペトルス・ローデンレイス
Original Assignee
ニロ・プロセス・テクノロジー・ビー・ブイ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ニロ・プロセス・テクノロジー・ビー・ブイ filed Critical ニロ・プロセス・テクノロジー・ビー・ブイ
Publication of JPH11226315A publication Critical patent/JPH11226315A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3037670B2 publication Critical patent/JP3037670B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D33/00Filters with filtering elements which move during the filtering operation
    • B01D33/01Filters with filtering elements which move during the filtering operation with translationally moving filtering elements, e.g. pistons
    • B01D33/015Filters with filtering elements which move during the filtering operation with translationally moving filtering elements, e.g. pistons with flat filtering elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D33/00Filters with filtering elements which move during the filtering operation
    • B01D33/44Regenerating the filter material in the filter
    • B01D33/46Regenerating the filter material in the filter by scrapers, brushes nozzles or the like acting on the cake-side of the filtering element
    • B01D33/466Regenerating the filter material in the filter by scrapers, brushes nozzles or the like acting on the cake-side of the filtering element scrapers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D33/00Filters with filtering elements which move during the filtering operation
    • B01D33/58Handling the filter cake in the filter for purposes other than for regenerating the filter cake remaining on the filtering element
    • B01D33/60Handling the filter cake in the filter for purposes other than for regenerating the filter cake remaining on the filtering element for washing

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Extraction Or Liquid Replacement (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダーと、こ
のシリンダー内で、これの内壁に沿って摺動可動であ
り、内壁とのシールを果たすシール部を備えたピストン
と、前記ピストンに接続され、上方に、洗浄搭室を前記
シリンダー内に区画するフイルターと、固体粒子の懸濁
液を前記シリンダーに供給するための供給ラインと、前
記フイルターを通して濾過された液体を前記洗浄搭室か
ら排出するための排出ラインと、を具備する、固体を懸
濁液から分離かつ精製する及び/又は固体粒子を濾過す
るための装置に関する。
【0002】
【従来技術】このタイプの装置又は洗浄搭は出願人の名
義のオランダ特許出願第7 106 457号に開示されてい
る。この公知の装置では、ピストンが最下の位置にある
とき、液体中に固体粒子を含む懸濁液はピストンを通っ
て洗浄搭室へ通される。粒子、例えば、氷晶の充填層が
洗浄搭室の上部内に配設されている。そして、ピストン
が充填層に接触するまで、ピストンは上方へ移動され
る。この作動中に、液体はフイルターを通して排出ライ
ンに押し出される。この結果、粒子はフイルターの前に
残って、底から充填層に加えられる。充填層は溶融され
るか、頂部において掻き取られ、精製された粒子(氷
晶)は洗浄搭室から排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このタイプの断続的な
ピストン洗浄搭は、精製工程を大規模で実行することが
難しいという欠点を有する。更に、可動の供給ラインと
排出ラインとのシステムは追加の空気に対しかつ複雑な
シールを必要とする。更に、知られたピストン洗浄搭を
拡大することも難しい。
【0004】本発明の課題は、精製工程を大規模に使用
することができ、可動部の数を出来る限り少なくするた
めに用いられる断続的な充填層洗浄搭を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、シリンダー
内のピストンが、このピストンの下方に位置しており、
供給ラインが通じているポンプ室を区画し、シリンダー
内に、排出室を、シリンダー状の内周面と、フイルター
と、ピストンとによって区画されるように、フイルター
はピストンのシール部から軸方向に所定距離離れて設け
られており、閉鎖することができる少なくとも1つの接
続流路がポンプ室及び洗浄搭室を接続し、供給ライン及
び排出ラインがシリンダーに対し少なくとも実質的に固
定されていること、により解決される。
【0006】ピストンが充填層と接触しているとき、固
定の供給ラインを介して、ピストンの下方のポンプ室
に、懸濁液が充填された。この作動のためには、ポンプ
室と洗浄搭室との間の接続流路は、例えば逆止弁を介し
て閉じられる。次に、供給ラインは遮断され、ピストン
は1回のポンプ行程で下方に移動する。この作動のため
には、接続流路に設けられた遮断弁は開かれるので、圧
縮行程中に、懸濁液はポンプ室から洗浄搭室へ搬送され
る。次に、ピストンは充填層に向かって再度上方へ移動
し、供給ライン及び排出ラインは開かれる。接続流路は
閉じられる。懸濁液から抽出された液体はフイルターを
通して排出室へ押し出され、そこから液体は開かれた排
出ラインを通って流出することができる。
【0007】フイルターとピストンとの間の排出室を用
い、ポンプ室と洗浄搭室との間の閉鎖可能な接続流路を
用いることによって、供給ライン及び排出ラインを固定
位置でシリンダーに取着することができる。装置を拡大
することができることに関する利点は、たった1本の固
定の排出ライン及びたった1本の供給ラインを要するだ
けで、シリンダーの直径を幾倍も拡径することができる
という事実から生じる。閉鎖可能な接続流路の数をシリ
ンダーの直径(thereof) に関係なく増加することができ
る。只の1本の(ロッド)シールが必要なので、衛生上
の要件を満たすように、前記洗浄搭を一層容易に製造す
ることができる。外部(環境)及び内部(空気、衛生上
の要件)への漏出の危険性はかなり少なく、この結果と
して、圧力下での充填を省いてもよい。
【0008】排出ラインは排出室に通じており、フイル
ターとピストンのシール部との間の距離は、ピストンが
シリンダー内で動かされるとき、シール部が排出室の口
を越えて通過しないように、設定されることは好まし
い。かくして、圧縮行程中にフイルターを介して排出さ
れる液体を、排出室から連続的に除去することができ
る。
【0009】しかし乍ら、場合によっては好ましくはな
いが、排出ラインが圧縮行程中にピストンのシール部の
下方にあるように、排出ラインを軸方向位置に取り付け
ることもできる。圧縮行程中に排出室に液体が充填さ
れ、そして、排出室が排出ラインに再び接続されるよう
にピストンが十分に下げてあるときにのみ、排出室が空
にされる。こうした装置により、排出室の容積を十分に
大きくする必要がある。
【0010】ポンプ室と洗浄搭室との間の接続流路をシ
リンダーに設けてもよいが、接続流路はバイパスライン
路としてのシリンダーの外側に延びていてもよい。ピス
トンが実質的に円錐状の壁部及びオープンベースを備え
た中空体を有することは好ましい。フイルターは、円錐
状のピストンの頂部に近くに取り付けられており、そこ
では、開口部は逆止弁によって閉鎖されるシリンダー壁
部に形成されている。ポンプ行程中に、懸濁液は流線形
をなして開口部に向かって導かれる。この作動中に、水
のような液体は圧力下に置かれており、氷晶のような固
体粒子は洗浄搭室に沿って運ばれる。
【0011】固体粒子が液体よりも重ければ、円錐状の
ピストン付きのシリンダー全体を逆に上側に持って来る
ことができる。例えば1分である、本発明の洗浄搭のサ
イクル時間中に、氷は浮かび上がることができるか、重
い結晶は沈むことがある。結晶又は氷をポンプ室から洗
浄搭室へ搬送する必要があり、ポンプ室からの十分な除
去を保証するために、常に結晶又は氷をピストンの逆止
弁に出来る限り近くにもたらす必要がある。本発明のシ
リンダーを、液体よりも重量のある粒子については逆に
上方に置くことによって、これらの粒子は、常に、ポン
プ室においてピストンの逆止弁の近くにあるので、残留
しているこれらの粒子によって生起される閉鎖は防止さ
れる。
【0012】懸濁液の洗浄搭室への導入の結果として充
填層がポンプ行程中に妨げられることを防止するため
に、内側の接続流路が用いられるとき、逆止弁が流線形
構造をしていることは好ましい。このことの結果とし
て、液体の流れはポンプ行程中に水平方向に偏向され、
充填層は元の状態のままである。ピストンは下面に砕氷
エレメントを設けているので、ピストン運動はポンプ行
程中に氷の形成によっても妨害されることはない。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、シリンダー2と、このシ
リンダー2内で可動なピストン3とを有するる従来の充
填層洗浄塔(packed bed washing column) 1を示してい
る。このピストン3は、底部4において液体を浸透せ
ず、上部にフイルター5を有するように、構成されてい
る。このフイルター5は、シリンダー2の壁部と共に、
洗浄塔室(washing column chamber)6を区画し、この洗
浄塔室6内には、固体粒子、例えば氷晶の充填層が配設
されている。上部において充填層を掻き取り、第1の排
出ライン8を介して排出するのに用いるスクライパー7
は、シリンダー2の上部に設けられている。掻き取られ
た粒子が、排出ライン8を介して吐出される前に、浮遊
してなる洗浄液は、供給ライン9を介して供給される。
【0014】ピストン3は固定粒子が浮遊している液体
を供給するための供給ライン11に接続されている。液
体がフイルター5を通って押し出された後に、液体を排
出するための排出ライン12は、供給ライン11と同軸
に取り付けられている。
【0015】前記ピストン3、供給ライン11及び排出
ライン12は、液圧シリンダー13によって駆動され
る。ピストン3の最下の位置では、シリンダー2内の充
填層とフイルター5との間のスペースに、供給ライン1
1を介して懸濁液が充填される。次に、供給ライン11
は閉じられ、排出ライン12は開かれる。次に、ピスト
ン3は上方へ移動し、この結果、ピストン3の上方にあ
る液体は、フイルター5を通して押し出され、排出ライ
ン12を介して排出される。フイルター5の上に残留し
ている結晶は、ピストン3によって圧縮される結晶層へ
押圧される。断続的に作動する知られた洗浄塔は、供給
ライン11及び排出ライン12がピストン3と共に移動
するので、特にシールの点で複雑な構造が必要となる、
という欠点を有する。更に、知られた洗浄塔を大規模に
は用いることは容易にできない。知られた洗浄塔の直径
は、例えば、精々35cmであり、処理量は精々0.5
3/hである。これに対し、多くの産業上の利用のた
めには、現今では、例えば120cmの直径が求めら
れ、処理量は8m3 /hかそれ以上である。
【0016】図2は、従来技術のシリンダー用の供給ラ
イン及び排出ラインの複雑な駆動装置及び供給機構(fee
d-through ) なしに作動する、本発明の断続ピストン洗
浄塔(discontinuous piston washing column)20を示
している。本発明の洗浄塔20は、ピストン23と、こ
のピストンが中に配設されたシリンダー22とを有す
る。このピストン23は、底面24が開口しており、ま
た、上部において開口部26へ通じている円錐状のジャ
ケット(傾斜外面)25を有する。ピストン23の開口
部26は逆止弁40によって閉じられ得る。
【0017】ピストン23の底面24は、シリンダー2
2の内壁とシール接触されている。フイルター27は、
ピストン23の頂部に固定されている。このフイルター
27は、シリンダー22の内周面と共に、洗浄塔室28
を区画し、この洗浄塔室28には、固体粒子の充填層が
配置されている。排出室29は、フイルター27と、ピ
ストン23のジャケット25と、シリンダー22の内周
面とによって区画されている。ポンプ室30は、ピスト
ン23の底面24の下方に規定されている。ピストンロ
ッド31は、ポンプ室30を通って延びており、液圧式
又空気圧式の駆動手段(詳細に図示せず)に接続されて
いる。シリンダー22の下壁部を通過するピストンロッ
ド31用の通路は、例えば市販のOーリング又はリップ
シールのような、ロッドシール32によってシールされ
ている。遮断弁34を具備する供給ライン33はポンプ
室30へ通じている。遮断弁36を備えた排出ライン3
5は、排出室29へ通じている。ポンプ室30内でピス
トンロッド31によって占められる容量に少なくとも等
しい容量を有する膨脹室37は、遮断弁36の上流で、
排出ライン35と常に連通している。
【0018】精製された固体粒子を充填層から掻き取る
ためのスクライパー38は、洗浄搭28の上部に懸架さ
れている。掻き取られた粒子が、排出ライン39を介し
て排出される前に、中に掻き取られる粒子が浮遊してな
る洗浄液は、供給ライン39´を介してシリンダー22
の上部に供給される。
【0019】図示の位置(圧縮行程の終り)では、洗浄
搭室28内の充填層はフイルター27によって圧縮され
ている。遮断弁36は開いており、排出室29内の液
体、つまり、圧縮行程中にフイルター27を通して洗浄
搭室28から押し出された液体が、排出室29から除か
れている。遮断弁34は開いており、新たな懸濁液は供
給ライン33からポンプ室30へ供給されている。次
に、供給ライン33内の遮断弁34と排出ライン35内
の遮断弁36とは閉じられ、ピストン23は、フイルタ
ー27と共に、シリンダー22の底部へ移動する。この
作動中に、逆止弁40は、ジャケット25内の圧力が増
大することによって開かれており、懸濁液は、ピストン
23に連通した開口部26を介してポンプ室30から洗
浄搭室28へ流れる。ピストン23が円錐状の構造をし
ているので、固体粒子、特に、氷晶が、洗浄搭室28へ
向かって流れる液体によって運ばれるような、流れが得
られる。そして、ピストン23が最下の位置に達したと
き、遮断弁34及び36は開かれる。後続の圧縮行程中
に、洗浄搭室28の容量は減少され、この室内の懸濁液
中の液体は、フイルター27を通って排出室29へ押し
出される。そこから液体は排出ライン35を通って除か
れる。この作動中に、逆止弁40は閉じられている。そ
して、所定の時間の間で、洗浄搭室28内の充填層がコ
ンパクトになると、層の上部はスクライパー38によっ
て掻き取られ、洗浄液に浮遊し、掻き取られた物は、排
出ライン39を介して排出される。
【0020】図3は、本発明に係わるピストン23の形
状を略示している。下面24には、3本のスポーク42
を介してジャケット25に接続されている中央ハブ41
が位置している。これらスポーク42は、鋭利なエッジ
をなす砕氷エレメントを底部に有する。ジャケット25
の平頭頂面は、弁40用の座43を形成している。この
弁40は、弁40がピストン23のポンプ行程中に開い
ているとき、ピストン23の内部を介して供給される懸
濁液は、弁40によって横方向に偏向され、ピストン2
3の上方に位置する充填層の堆積を妨げることがないよ
うに、流線形構造をしている。弁40は、スプリング4
4を介して中央ハブ41に接続され得る。ポンプ室30
内での圧力の発生(これにより弁40が開かれ得る)
は、スプリング44の剛性を変更することによって調節
することができる。
【0021】図4は、ピストン23が内側の円錐状のジ
ャケット(傾斜内周面)25´及び外側の円錐状のジャ
ケット(傾斜外周面)25を有してなる実施の形態を示
している。内側の円錐状のジャケット25´の下部はピ
ストンロッド31と接触している。また、外側の円錐状
のジャケット25の上部は、フイルター27に接続され
ており、また、このジャケット25の底面の縁部は、シ
リンダー状の壁部に押し付けられるシール部24を形成
している。複数の通路26,26´が、内側の円錐状の
ジャケット25´と外側の円錐状のジャケット25との
間に形成されている。これら通路は、夫々座43,43
´を有しており、夫々の逆止弁40,40´によって閉
じられ得る。排出室は、内側の円錐状のジャケット25
´と外側の円錐状のジャケット25とによって、外側の
円錐状のジャケット25とシリンダー状の壁部によって
区画される外側の排出室29と、内側の円錐状のジャケ
ット25´によって区画される内側の排出室29´とに
分割されている。排出室29,29´は、内側の円錐状
のジャケット25´の開口と外側の円錐状のジャケット
25の開口とを互いに結合した接続ライン45を介して
互いに接続されている。接続ライン45の数は、逆止弁
40,40´の数に対応しており、所望のスループット
に応じて変更されることができる。
【0022】図4に示した実施の形態は、自らの逆止弁
40,40´を夫々有する通路26,26´の数を増加
することによって、装置の大型化を容易に行なうことが
できること、を示している。このタイプの装置の大型化
の場合には、シリンダー22の直径のみを大きくしなけ
ればなず、供給流路33及び排出流路35の数及びピス
トンロッド31の数は同じままで良い。
【0023】図5は、図2に示す洗浄搭と同一の原理に
従って作動するが、遮断エレメント51を有する外側の
接続ライン50を使用する洗浄搭20の実施の形態を示
している。図2の構成要素に対応している図4の構成要
素に、同一の参照符号が付されている。ピストン23の
ポンプ行程中に、懸濁液はポンプ室30からライン50
を経て洗浄搭室28へと吐出される。懸濁液の流れがシ
リンダー22の外側で生じるので、ピストン23の円錐
状の構造はこの場合不要である。スペーサ52によっ
て、フイルター27は、排出室29が形成されるよう
に、ピストン23から幾らか離れて取り付けられてい
る。圧縮行程中に、遮断エレメント51は、懸濁液がラ
イン、即ち、接続流路50を介して、ポンプ室30へ吐
出されるのを防止し、液体は排出室29へ搬送される。
他の点では、機能は図2に関連して記述された機能と同
一である。
【0024】最後に、図6は、供給ライン33が洗浄搭
室28に通じてなる本発明の装置を示している。充填行
程の間に、結晶は容器45から洗浄搭室28へ直接に供
給され、ピストン23は最下の位置へ移動する。ピスト
ン23が上方へ移動する圧縮行程中、遮断弁34は閉じ
られ、遮断弁36は開けられるので、液体はフイルター
27を介して排出ライン35を通って除去される。ピス
トン23の下方のスペース30はこの実施の形態ではそ
れ以外の機能を有しない。
【0025】上記ピストン洗浄搭(piston washing colu
mn) の原理のバリエーションが本発明の範囲内にあるこ
とは、通常の当業者には明らかであろう。例えば、スク
ライパー38の代わりに、溶融状態で充填結晶層を排出
するために、ヒーティングエレメントを用いることがで
きる。ピストンロッド31をポンプ室30でなく洗浄搭
室28に挿入することもできる。更に、洗浄搭を、知ら
れている結晶化装置と組み合わせて用いることもでき
る。この場合、例えば30トン/h又はそれ以上の処理
量を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は断続的に作動する従来技術の充填層洗浄
搭の概略縦断面図である。
【図2】図2はポンプ室と洗浄搭室との間の内側の閉鎖
可能な接続流路を有する本発明の充填層洗浄搭の縦断面
図である。
【図3】図3は図2の洗浄搭の円錐状のピストンの斜視
略図である。
【図4】図4は2つの内側の接続流路を有する本発明の
充填層洗浄搭の概略縦断面図である。
【図5】図5はポンプ室と洗浄搭室との間の外側の接続
流路を有する充填層洗浄搭の縦断面略図である。
【図6】図6は充填層洗浄搭の他の実施の形態の概略縦
断面図である。
【符号の説明】
20 装置 22 シリンダー 23 ピストン 24 底面(シール部) 25 ジャケット 25´ ジャケット 26 開口部 27 フイルター 28 洗浄搭室 29 排出室 30 ポンプ室 33 供給ライン 35 排出ライン 40 逆止弁 40´ 逆止弁 45 接続ライン 50 接続ライン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−91868(JP,A) 実開 昭59−7014(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 29/00 - 29/96 B01D 33/15 B30B 9/06 B30B 9/14 C02F 11/00 - 11/20

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダー(22)と、 このシリンダー内で、これの内壁に沿って摺動可動であ
    り、内壁とのシールを果たすシール部(24)を備えた
    ピストン(23)と、 前記ピストン(23)に接続され、上方に、洗浄搭室
    (28)を前記シリンダー(22)内に区画するフイル
    ター(27)と、 固体粒子の懸濁液を前記シリンダー(22)に供給する
    ための供給ライン(33)と、 前記フイルター(27)を通して濾過された液体を前記
    洗浄搭室(28)から排出するための排出ライン(3
    5)と、 を具備する、固体を懸濁液から分離かつ精製する及び/
    又は固体粒子を濾過するための装置(20)において、 前記シリンダー(22)内の前記ピストン(23)は、
    このピストン(23)の下方に位置し、前記供給ライン
    (33)が通じているポンプ室(30)を区画し、 前記シリンダー(22)内に、排出室(29)を、シリ
    ンダーの内周面と、前記フイルター(27)と、前記ピ
    ストン(23)とによって区画されるように、前記フイ
    ルター(27)は、前記ピストン(23)の前記シール
    部(24)から軸方向に所定距離離れて設けられてお
    り、 閉じられ得る少なくとも1つの接続ライン(26,5
    0)により、前記ポンプ室(30)と前記洗浄搭室(2
    8)とは接続され、 前記供給ライン(33)と排出ライン(35)とは、前
    記シリンダー(22)に対して少なくと実質的に固定さ
    れており、前記ポンプ室(30)内に供給された懸濁液は、前記接
    続ライン(26,50)を介して洗浄塔室(28)に供
    給され、ピストン(23)を洗浄塔室方向に移動させる
    ことにより、洗浄塔室(28)内の懸濁液は、フイルタ
    ー(27)によりろ過されて排出室29に入り、排出ラ
    イン(35)から排出される 、ことを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 前記排出ライン(35)は、前記排出室
    (29)に通じており、前記フイルター(27)と前記
    ピストン(23)の前記シール部(24)との間の距離
    は、前記ピストン(23)が前記シリンダー(22)内
    で動かされるとき、前記シール部(24)が前記排出室
    (35)の口を越えて通過しないように、設定されるこ
    と、を特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記接続ラインは、前記シリンダー(2
    2)内に設けられており、前記ピストン(23)中を通
    り、逆止弁(40)を備えた通路(26)を有するこ
    と、を特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記接続ラインは、前記シリンダー(2
    2)の外側に設けられたライン(50)を有すること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記ピストン(23)は、実質的に円錐
    状の周壁(25)と、開口した下面とを備えた第1の中
    空体であること、を特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    か1に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記ピストン(23)は、前記実質的に
    円錐状の周壁(25)の頂部近くに少なくとも1つの開
    口部(26)を有し、この開口部は、逆止弁(40)に
    よって遮断することができること、を特徴とする請求項
    5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記逆止弁(40)は、流線形構造をし
    ていること、を特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記ピストン(23)には、砕氷エレメ
    ントが底部に設けられていること、を特徴とする請求項
    5乃至7のいずれか1に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記ピストン(23)は、前記第1の中
    空体の内側に設けられ、前記第1の中空体の頂部の近く
    に底部を備えた実質的に円錐状の壁部(25´)を備え
    た第2の中空体を有し、複数の通路(26,26´)
    は、各々の逆止弁(40,40´)によって夫々遮断す
    ることができる前記内側の円錐状の壁部(25)と前記
    外側の円錐状の壁部(25´)との間に、形成されてい
    ること、を特徴とする請求項5乃至8のいずれか1に記
    載の装置。
  10. 【請求項10】 前記内側の円錐状の壁部(25)及び
    前記外側の円錐状の壁部(25´)は、夫々、接続ライ
    ン(45)によって互いに接続された開口部を有するこ
    と、を特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】 シリンダー(22)と、 このシリンダー内で、これの内壁に沿って摺動可動であ
    り、内壁とのシールを果たすシール部(24)を備えた
    ピストン(23)と、 前記ピストン(23)に接続され、上方に、洗浄搭室
    (28)を前記シリンダー(22)内に区画するフイル
    ター(27)と、 固体粒子の懸濁液を前記シリンダー(22)に供給する
    ための供給ライン(33)と、 前記フイルター(27)を通して濾過された液体を前記
    洗浄搭室(28)から排出するための排出ライン(3
    5)と、 を具備する、固体を懸濁液から分離かつ精製する及び/
    又は固体粒子を濾過するための装置(20)において、 前記ピストン(23)は、前記シリンダー(22)内で
    前記ピストン(23)の上方に位置している空間と、
    方に位置しているポンプ室(30)とを区画し、この空
    間内に、前記フイルター(27)は前記ピストン(2
    3)の前記シール部(24)から所定距離離れて設けら
    れており、排出室(29)は、シリンダー状の壁部と、
    前記フイルター(27)と、前記ピストン(23)とに
    よって区画されており、前記供給ライン(33)は前記
    ポンプ室(30)に通じており、前記供給ライン(3
    3)及び排出ライン(35)は前記シリンダー(22)
    に対して少なくとも実質的に固定されており、閉じられ
    得る少なくとも1つの接続ライン(26,50)によ
    り、前記ポンプ室(30)と前記洗浄搭室(28)とは
    接続され、 前記ポンプ室(30)内に供給された懸濁液は、前記接
    続ライン(26,50)を介して洗浄塔室(28)に供
    給され、ピストン(23)を洗浄塔室方向に移動させる
    ことにより、洗浄塔室(28)内の懸濁液は、フイルタ
    ー(27)によりろ過されて排出室29に入り、排出ラ
    イン(35)から排出される 、ことを特徴とする装置。
JP10344037A 1997-12-03 1998-12-03 固体を分離かつ精製する装置 Expired - Fee Related JP3037670B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL1007687 1997-12-03
NL1007687A NL1007687C2 (nl) 1997-12-03 1997-12-03 Inrichting voor het scheiden en zuiveren van vaste stoffen.

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11226315A JPH11226315A (ja) 1999-08-24
JP3037670B2 true JP3037670B2 (ja) 2000-04-24

Family

ID=19766106

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10344037A Expired - Fee Related JP3037670B2 (ja) 1997-12-03 1998-12-03 固体を分離かつ精製する装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6241101B1 (ja)
EP (1) EP0920894B1 (ja)
JP (1) JP3037670B2 (ja)
CA (1) CA2255103A1 (ja)
DE (1) DE69822087T2 (ja)
NL (1) NL1007687C2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BR0206396A (pt) 2001-01-12 2004-02-10 Degussa Processo contìnuo para preparação e purificação de ácido (met)acrìlico
DE10211686A1 (de) 2002-03-15 2003-10-02 Stockhausen Chem Fab Gmbh (Meth)Acrylsäurekristall und Verfahren zur Herstellung und Aufreinigung von wässriger (Meth)Acrylsäure
DE10242746B4 (de) * 2002-09-13 2010-07-01 Evonik Degussa Gmbh Waschvorrichtung, ein Verfahren zur Aufreinigung eines Waschguts sowie die Verwendung der Waschvorrichtung
WO2007027206A2 (en) * 2005-04-11 2007-03-08 Coffee Equipment Company Machine for brewing a beverage such as coffee and related method
JP2008247733A (ja) 2007-03-14 2008-10-16 Niro Process Technology Bv リン酸リッチストリームの精製
DE102007040924A1 (de) * 2007-08-30 2009-03-05 Lanxess Deutschland Gmbh Verfahren zur Steuerung einer Trennung eines Gemisches
EP2374786A1 (en) 2010-04-09 2011-10-12 GEA Niro PT B.V. Purification of monochloroacetic acid rich streams
EP2471739A1 (en) * 2011-01-04 2012-07-04 Solvay Sa Process for the purification of phosphoric acid
WO2012107516A1 (en) 2011-02-09 2012-08-16 Solvay Sa Process for the purification of a residue
KR102179259B1 (ko) 2013-03-18 2020-11-16 룀 게엠베하 메타크릴산 및 메타크릴산 에스테르의 제조 방법
FR3018459B1 (fr) 2014-03-12 2018-01-05 Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives Dispositif de filtrage
CN105498328B (zh) * 2014-09-25 2017-07-14 中国石油化工股份有限公司 洗涤塔
CN108057273A (zh) * 2018-01-22 2018-05-22 涂海军 一种液压对称组合缸筒过滤装置
CN108939667A (zh) * 2018-07-18 2018-12-07 杭州新融方科技有限公司 一种污水过滤筛分设备及其操作方法
WO2021032519A1 (en) 2019-08-21 2021-02-25 Basf Se Method for purification of isosorbide
CN111643952A (zh) * 2020-05-05 2020-09-11 北京点域科技有限公司 一种水污染杂料易清理过滤装置
CN115518408B (zh) * 2022-11-08 2024-04-26 山东坤宝新材料集团股份有限公司 无水三氯化铝生产用刮刀捕集器及方法
CN116271968A (zh) * 2023-05-15 2023-06-23 哈尔滨理工大学 一种地龙罐组反应溶液提取装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1509686A (en) * 1923-12-06 1924-09-23 Morterud Einar Method for the lixiviation of materials
US3374052A (en) * 1965-12-20 1968-03-19 Dept Of Chemical Engineering System for solid particles-fluid contact operations
CA960019A (en) * 1970-06-26 1974-12-31 Henricus A.C. Thijssen Apparatus for the separation and treatment of solid particles from a liquid suspension
GB2300576B (en) * 1995-05-10 1999-02-10 Environmental Engineering Limi Device for and method of treating liquids

Also Published As

Publication number Publication date
DE69822087T2 (de) 2005-03-03
CA2255103A1 (en) 1999-06-03
US6241101B1 (en) 2001-06-05
EP0920894B1 (en) 2004-03-03
JPH11226315A (ja) 1999-08-24
EP0920894A1 (en) 1999-06-09
NL1007687C2 (nl) 1999-06-09
DE69822087D1 (de) 2004-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3037670B2 (ja) 固体を分離かつ精製する装置
KR19990014757A (ko) 유체 필터 시스템을 백워싱하기 위한 장치 및 방법
JPH07204420A (ja) フィルタ組立体を清浄にする方法及びフィルタ組立体
US5932092A (en) Filtering apparatus having positively buoyant and negatively buoyant particulate
US4524139A (en) Process for the compressive regeneration of flexible, porous materials
SE437336B (sv) Forfarande for avskiljning av partiklar ur en strommande fluid i tre kontinuerligt upprepade arbetsfaser och anordning derfor
US2780363A (en) Apparatus and process for washing diatomite type filters
US6093329A (en) Air scour/backwash apparatus for celless traveling bridge filter
US7655151B2 (en) Method of operating a fluid treatment device employing a non-bonded media
US2981416A (en) Apparatus for the cleaning of filtering equipment
US4861498A (en) Backwash system for filter-thickeners
US5723043A (en) Filtering apparatus having positively buoyant and negatively buoyant particulate
JP2709026B2 (ja) 膜分離装置及びその洗浄方法
CA1294222C (en) Intermittent-action apparatus for filtering liquid
GB2128098A (en) Multilayer filter bed regeneration
US826390A (en) Apparatus for treating slimes.
US903697A (en) Filter.
US4257896A (en) Countercurrent liquid-solid contacting apparatus
CN217188209U (zh) 过滤装置、水路系统及净水设备
US20020023869A1 (en) Apparatus for the purification of liquids
RU2191059C1 (ru) Фильтр для очистки жидкостей
US6106708A (en) Filtration equipment for liquids
US430797A (en) Pressure-filter
JPS5920437B2 (ja) ストレ−ナ−
SU1762959A1 (ru) Способ экстрагировани из твердого сырь и устройство дл его осуществлени

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees