JP3037641B2 - ゴルフウッドクラブ - Google Patents

ゴルフウッドクラブ

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JP3037641B2
JP3037641B2 JP9217080A JP21708097A JP3037641B2 JP 3037641 B2 JP3037641 B2 JP 3037641B2 JP 9217080 A JP9217080 A JP 9217080A JP 21708097 A JP21708097 A JP 21708097A JP 3037641 B2 JP3037641 B2 JP 3037641B2
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充 内山
充夫 大谷
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充史 内山
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内山 充子
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飛距離が大きく、
再現性のよい正確なショットのできるゴルフウッドクラ
ブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ドライバークラブに関して
は、飛距離の増加にゴルファーの関心が高く、よく飛ぶ
ドライバーの出現が常に望まれている。しかしながら、
飛距離増加のために、シャフトを長くすることは、物理
的に当然の原理であると考えられていたが、シャフトを
長くすると、ドライバーショットの正確性が極端に悪く
なり、現在において、48インチ以上のドライバーは市
販又は実用化されていないのが現状である。また、フェ
アウエーウッドクラブでも、48インチ以上どころか4
3インチ以上のシャフトのウッドクラブも実用化されて
いない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、一定の設計
思想に基づき、ドライバーを製作すると、120cm(約
47インチ)以上、好ましくは125cm以上の長さにし
ても、ドライバーショットの再現性の正確度が低下しな
いドライバーを提供するものである。また、同じ設計思
想に基づく120cm(約47インチ)以上、好ましくは1
25cm以上、特に好ましくは129.5cm以上の長尺の
フェアウエーゴルフウッドクラブを提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】ウッドクラブとして、例
えば、ドライバーのシャフトを長くするとヘッド速度が
増加して、ボールが飛ぶことはよく知られている。ゴル
フボールの初速vは、ドライバーのヘッドの重量Mと、
ヘッド速度Vによって決まるものであり、次の式により
表すことができる。
【数1】 ここに、Eはゴルフボールの反発力である。46はゴル
フの重量46gの数値である。実際にゴルフボールの反
発力は、ドライバーヘッド速度45m/秒の打撃におい
ては、約0.8程度と考えられるので、上式は、近似的
に、
【数2】 となる。この式は、ボール初速は、ヘッド速度に比例し
て増大するが、ヘッド重量Mは、分母と分子に存在する
ために、Mが増減してもボール初速vの変化は鈍感であ
ることしを示す。ヘッド速度は、シャフトを長くすると
増大するので、結局、ヘッド重量を軽くしてもボールの
初速はあまり低下せず、シャフトを長くするとヘッド速
度が増加し、ボールの初速はヘッド速度に比例して増加
することが、この数式によって分かる。さらに、このヘ
ッド重量として、200gを採用すると、ヘッド重量2
00g前後では、ボールの初速は次の式で表される。 v=1.46V すなわち、ヘッド速度1m/秒増加すると、ボールの初
速は、約1.5m/秒増加することになる。本発明は、
基本的には、ボール初速vに鈍感なヘッド重量を軽くし
て、シャフトを長くすることにより、ヘッド速度Vを増
加させてボール初速を増大させるものである。しかし、
単に長尺にするとドライバーショットの正確な再現性が
著しく悪くなることも知られている。ドライバーショッ
トの再現性を分析するとき、芯で捕らえるミート率の再
現性及びボールの飛行する方向の再現性に分解して考察
すべきである。また、シャフトを長くした場合、同一の
ヘッド重量のままでは、同一のスイング力ではドライバ
ーを振ることができなくなる。ゴルファーのスイング力
より重すぎるドライバーは、かえってスイングの再現性
及びヘッド速度を大きく低下させる。本発明者らは、ま
ず、再現性のよいドライバーを鋭意研究の結果、特定の
ヘッド容積及びヘッド重量を選択すれば、45インチ以
下の短いシャフトのドライバーのショットの再現性をま
ったく低下させないで、48インチ以上、特に50イン
チ以上の長さのドライバーを得ることができることを見
つけて、この知見に基づき本発明を完成するに至った。
本発明のウッドクラブとは、ヘッドの材質に関係なく、
形状がソール部分のフェースに直交する長さがフェース
面の高さより長いクラブをいう。本発明において、ロフ
ト角度とは、フェース面を目標に向けたアドレスの形、
すなわち、真上から見た場合に、フェース面からの垂直
線が、目標への方向線の上に重なるようにヘッドのソー
ルを水平に維持し、かつ、シャフト軸中心を垂直面に維
持したときのクラブのフェース面と該垂直面との間で形
成する角度である。いわゆるリアルロフトと呼ばれるも
のである。本発明におけるシャフトの長さとは、ウッド
クラブを通常の形で床面にアドレスして、グリップエン
ドからシャフトの軸の延長線が床面に達する点までの長
さである。本発明者らは、まず、ロフト16度以下、好
ましくは14.5度以下のフェース面の高さが大きいド
ライバーについて、力学的及び幾何学に鋭意研究の結
果、クラブ設計に際しシャフトの長さとヘッド容積及び
ヘッド重量との一定の関係にすれば、シャフトを長くし
て飛距離を増大させても再現性が良いドライバーが得ら
れることを見いだし、この知見に基づき本発明ドライバ
ー型ウッドクラブを完成した。ついで、ロフト13〜2
1度、好ましくは15〜20度のフェアウエーウッドク
ラブに、本発明ドライバーの技術思想を応用する場合
に、ロフト増加によって生じる影響及びドライバーとは
まったく相違する使用態様を考慮すると、フェース面の
高さ並びにシャフトの長さとヘッド容積及びヘッド重量
との関係式をドライバーと相違するものに訂正する必要
があることを見いだして、この知見に基づいて本発明フ
ェアウエー用ウッドクラブを完成した。
【0005】すなわち、本発明は、下記各項に示される
発明よりなるものであり、これらは、フェース面の高さ
によって、区別される下記2種のウッドクラブを提供す
るものである。 (イ)ドライバー型ウッドクラブ (1)ロフト角度16度以下、好ましくは14.5度以
下であって、フェース面の高さが40mm以上、好ましく
は45mm以上であり、ヘッドの容積Vが270〜450
mlであり、ヘッド重量Gが160〜195gであり、シ
ャフトの長さSが120cm以上であって、かつ、シャフ
トの長さSが下記不等式(A)の範囲にあることを特徴と
するゴルフウッドクラブ。 315.8−1.023G≦S≦327.8−1.023G (A) (2)シャフト長さ125cm以上、好ましくは127cm
以上、特に好ましくは130cm以上で、ヘッド容積27
0〜450mlであり、ヘッド重量Gが160〜193g
である1項記載のゴルフウッドクラブ。 (3)シャフト長さ137.5cm以上、好ましくは14
0cm以上、特に好ましくは142cm以上で、ヘッド容積
300〜450mlであり、ヘッド重量Gが160〜18
5gである1項記載のゴルフウッドクラブ。 (4)シャフトの長さSが下記不等式(B)の範囲にある
ことを特徴とする1項、2項又は3項記載のゴルフウッ
ドクラブ。 318.8−1.023G≦S≦324.8−1.023G (B) (5)シャフトの長さSが下記不等式(C)の範囲にある
ことを特徴とする1項、2項、3項又は4項記載のゴル
フウッドクラブ。 S≦170(V/200)1/3−55 (C) (6)シャフトのグリップエンド側から30センチ分を
除去したシャフトの重量が70g以下であることを特徴
とする1項、2項、3項、4項又は5項記載のゴルフウ
ッドクラブ。 (ロ)フェアウエー用ウッドクラブ (7)ロフト角度が13〜21度の範囲、好ましくは1
5〜20度であって、フェース面の高さが30〜40m
m、好ましくは30〜36mmであり、ヘッドの容積Vが
150〜300ml、好ましくは180〜300mlであ
り、ヘッド重量Gが170〜200gであり、シャフト
の長さSが120cm以上、好ましくは125cm以上、特
に好ましくは129cm以上であって、シャフトの長さS
が下記不等式(D)の範囲にあることを特徴とするゴルフ
ウッドクラブ。 315.8−1.023G≦S≦327.8−1.023G (D) (8)シャフトの長さSが下記不等式(E)の範囲にある
ことを特徴とする7項記載のゴルフウッドクラブ。 318.8−1.023G≦S≦324.8−1.023G (E) (9)シャフトの長さSが下記不等式(G)の範囲にある
ことを特徴とする7項又は8項記載のゴルフウッドクラ
ブ。 S≦170(V/200)1/3−40 (G) (10)シャフトのグリップエンド側から30センチ分
を除去したシャフトの重量が70g以下であることを特
徴とする請求項7、請求項8又は請求項9記載のゴルフ
ウッドクラブ。
【0006】また、本発明の好ましい態様として、グリ
ップがゴム製グリップであって、該ゴム製グリップの表
面に軟質合成樹脂製テープを巻き付けたものを使用する
ことが望ましい。この態様のグリップ構造にすると、本
発明のクラブを軽くスイングすることができる。当該2
種のクラブの内、(イ)のウッドクラブは、ドライバー型
ウッドクラブとして、(ロ)のウッドクラブはフェアウエ
ー用ウッドクラブとして使用することができる。本発明
ドライバー型クラブは、ロフト角度16度以下、好まし
くは13以下であって、ヘッドの容積Vが270〜45
0ml、好ましくは300〜450mlであり、ヘッド重量
Gが160〜195g、160〜193g、特に好まし
くは160〜185gであり、シャフトの長さSが、そ
れぞれのヘッド重さ、ヘッド容積に対応して、120cm
以上、125cm以上、137.5cm以上、好ましくは1
40cm以上、特に好ましくは142cm以上であり、シャ
フトの長さSが下記不等式(A)、好ましくは下記不等式
(B)の範囲にあることを特徴とするゴルフウッドクラブ
である。 315.8−1.023G≦S≦327.8−1.023G (A) 318.8−1.023G≦S≦324.8−1.023G (B) さらに、下記不等式(C)を充足していることが好まし
いクラブとなる。 S≦170(V/200)1/3−55 (C) 本発明ゴルフウッドクラブの基本的構成は、シャフトを
長くするために、その長さに対応する一定の力学的規則
に則ってヘッドの重量を軽くし、幾何学計算に則ってヘ
ッドの容積を大きする技術思想である。この基本構成に
基づけば、特に、ドライバー型クラブとして顕著に飛距
離が出て、正確な再現性が低下しないクラブとして好ま
しいクラブは、例えばロフト角度13度以下、好ましく
は12度以下で、シャフト長さ142.5〜160cm
で、ヘッド容積350〜450mlであり、ヘッド重量G
が177g以下であって不等式(A)好ましくは不等式
(B)及びさらに好ましくは不等式(C)を充足するゴルフ
ウッドクラブである。シャフトの長さが160cm以上の
長さになると、不等式の根拠となっているヘッド重量と
シャフトの長さの関係式が適合しなくなる。別の不等式
を実験で求める必要がある。また、本発明ドライバーの
クラブとして、上記に次いで飛躍的に飛距離が出て、正
確な再現性が低下しないクラブとして好ましいクラブ
は、例えば、ロフト角度13.5度以下で、シャフト長
さ127〜142.5cmで、ヘッド容積270〜350m
lであり、ヘッド重量Gが177〜190g以下であっ
て、シャフトの長さSが不等式(A)好ましくは不等式
(B)及びさらに好ましくは不等式(C)を充足するゴルフ
ウッドクラブである。このように、ロフト角度、ヘッド
重量、ヘッド容積に対応して、シャフトの長さを設定す
るところが本発明の特徴である。本発明の基本的構成を
フェアウエー用ウッドクラブに適用すると、次のように
なる。
【0007】本発明フェアウエー用ウッドクラブは、ロ
フト角度が13〜21度の範囲であって、フェース面の
高さが30〜40mm、好ましくは30〜36mmであり、
ヘッドの容積Vが180〜300mlであり、ヘッド重量
Gが170〜200gであり、シャフトの長さSが12
0cm以上であって、シャフトの長さSが下記不等式
(D)、好ましくは下記不等式(E)及びさらに好ましくは
下記不等式(G)の範囲にあることを特徴とするゴルフウ
ッドクラブ。 315.8−1.023G≦S≦327.8−1.023G (D) 318.8−1.023G≦S≦324.8−1.023G (E) S≦170(V/200)1/3−40 (G) ロフト角度、15度を超えるドライバー型クラブは、1
20cm以上のシャフトの長さでは、ボールが高く上がり
過ぎて、飛距離の増大が見込めない上、飛距離の正確性
が著しく低下する。また、フェアウエー用ウッドクラブ
では21度を越えるロフトで同一の現象が起こる。本発
明のウッドクラブは、ヘッド形状、ヘッド重量及びヘッ
ド容積の範囲に対応して、シャフトの長さ120cm以
上、125cm以上、好ましくは127cm以上、特に好ま
しくは130cm以上、137.5cm以上、好ましくは1
40cm以上、特に好ましくは142cm以上等に特定して
いる。この範囲の長さでないと、従来よりも飛距離増加
の効果が顕著でない。本発明のフェアウエー用ウッドク
ラブにおいて、フェース面の高さは、40mm以下、好ま
しくは38mm以下、特に好ましくは35mm以下にする必
要がある。このように薄いフェースにすることによっ
て、ヘッド容積がたとえ200mlとドライバー型クラブ
と比較して小さくても、ヘッドの上面方向から見た平面
面積が広くなり、芯が水平方向に広くなる。フェアーウ
エーウッドでは、ティーアップしないで打つために、芯
が上下方向に外れたときは、元々ミスショットになるの
で、水平方向に芯が大きくする利点はあるが、上下方向
に芯を広くしてもドライバーのように有利にならない。
また、このように薄いために、平面面積の横方向及び縦
方向に寸法が大きいことは、ヘッドがボールの衝撃で回
転する慣性モーメントが大きくなり、方向性が大きくな
る上に、フェースの水平方向の寸法が大きくなり、ま
た、重心がフェースから離れるため重心深度も大きくな
り、その上、ロフトがドライバーより大きいことによっ
て、方向性の向上及び及びスイートエリアの面積が増加
するので、ドライバークラブと比較すると、ヘッド容積
の割にはシャフトを長くすることができる。本発明クラ
ブの大きい容積と軽い重量を充足するためには、クラブ
ヘッドは、必然的に中空又は中空体に発泡物質を充填し
た構造のヘッドになる。本発明においてフェース面の高
さとは前面フェースの最も巾の大きい高さである。ヘッ
ド上面部のふくらみ及びソールは含まないものである。
本発明ドライバー型ゴルフウッドクラブの基本的構成
は、前述した通り、シャフトを長くするために、その長
さに対応する一定の力学的規則に則って、ヘッドの容積
を大きくし、ヘッドの重量を軽くする技術思想である。
例えば、ウッドクラブでは、51インチ(約130cm)
の長さのシャフトにした場合に、ヘッド重量が195g
を超えると、通常のスイング力では、スイングが不正確
になり、正確なショットが打てなくなる。また、ドライ
バー型クラブのヘッドの容積が270ml未満になると、
ドライバーショットにおいて、スイートエリアでボール
を打つことが困難になる。すなわちミート率が低下す
る。一方、(ロ)のフェアウエー用ウッドクラブの場合
は、ロフトがあるので、実質的な芯が拡大される。容積
はドライバー型と比較して少なくて良いが、それでも2
00ml以上の容積がないと、120cm以上のシャフト長
さの場合は、ミート率が低下する。ここにヘッド容積と
は、ウッドクラブのヘッドの上面のシャフトとの連結部
を切断した形の容積である。ウッドの上面が欠落してい
るクラブについては、フェース面の上縁とクラブの周縁
で形成する曲面を想定して容積を算出するものとする。
【0008】本発明者らは、まず、ドライバー型クラブ
について、ドライバーショットの芯の広さが、ドライバ
ーのヘッドの寸法に比例することに着目した。ここに芯
の広さとは、ドライバーの真芯でボールをヒットした場
合の最高飛距離よりも10ヤード飛距離が落ちるドライ
バーフェースの面積範囲と定義する。このように飛距離
低下度を特定して、初めて芯の広さ(スイートエリア)が
確定する。プロゴルファーのドライバーショットの実測
によれば、芯から1cm外れると、約10ヤード飛距離が
低下し、芯から2cm外れると約30ヤード飛距離が低下
することが分かっている。このとき使用されたドライバ
ーは容積が200ml以下の小さいヘッドのものであっ
た。まず本発明者らは、芯を外す誤差は、ゴルファーの
目とボールとの距離に比例することに着目した。通常
は、この誤差はシャフトの長さと比例すると考え勝ちで
あるところを、目とボールの距離に比例する点に着目し
た点に本発明の特徴の一つがある。従って、シャフトを
長くしたときに、ゴルファーの目とボールの距離が増加
するが、その増加に比例して、ヘッドの寸法を増加させ
るとドライバーショットの正確な再現性が低下しないこ
とを発見した。さて、200mlの平均的ヘッド容積で、
44インチ(110cm)のシャフトの長さのドライバー
を、従来技術の比較の対象として取り上げる。このドラ
イバーでショットする場合に、ボールと目との平均的な
距離は身長によって変化するが平均的距離は実測によれ
ば大体170cmである。ここで、シャフトをscm長くし
たとすると、目とボールの距離は、ほぼ「170+s」
cmになる。従って、ヘッドの寸法を[(170+s)/1
70]倍にすれば、芯のミート率に関するドライバーシ
ョットの再現性は低下しないことになる。本発明のドラ
イバーのヘッド容積をVとすると、寸法は容積の立方根
に比例するので、200mlの容積を基準にすると、20
0mlのドライバーヘッドと同一の芯のミート率の再現性
を維持できる寸法のドライバーヘッド容積Vは次の式と
なる。 (170+s)/170=(V/210)1/3 この式を整理すると、sは次の式で表される。 s=170(V/200)1/3−170 ドライバーのシャフトの長さSは、44インチ(110c
m)にsを加算したものであるので、ドライバーの長さS
は次式となる。 S=110+170(V/220)1/3−170 =170(V/200)1/3−60 この式は、ゴルファーの身長及びアドレスの形によって
多少変動する。しかし、アドレスのときのシャフトの長
さが入るので、身長の相違による影響は相当少なくな
る。また、身長の低い人は、同一長さのクラブでは、絶
対的な目とボールの距離が短くなるので、相対的に誤差
の計算での不利を補完する関係にあるので、身長の相違
の影響は実際上はほとんど打ち消される。
【0009】この式によれば、容積270mlのときに、
シャフトの長さは127センチ程度にすることができ
る。従って、安全側の120cmの長さに対して、270
mlのヘッド容積のドライバーにすれば、ミート率は低下
しないはずである。この理由によって、本願発明のドラ
イバー型ウッドクラブの容積は270ml以上に特定し
た。本発明のドライバークラブは、上記数式に対して、
5cm長い程度までは、200ml以下のヘッド容積の従来
のパーシモンタイプのドライバーと同一のミート率でシ
ョットすることができる。従って、シャフトの長さSセ
ンチを下記不等式(C)の範囲にすることが望ましい。 S≦170(V/200)1/3−55 (C) また、Sは短いほど、ミート率は向上するが、飛距離が
小さくなる。従って、シャフトの長さSセンチは下記不
等式(H)の範囲にすると、ヘッド容積を有効に利用し
た大きい飛距離を得ることができるのでさらに望まし
い。 170(V/200)1/3−65≦S≦170(V/200)1/3−55(H) 一方、ゴルファーのスイング力を一定にした場合に、シ
ャフトSの長さを長くすると、それに伴って、ヘッドの
重量を減少しないとスイングの速度及び再現性が低下す
る。本発明者らは、ヘッド重量168gのドライバーM
[つるや(株)社製アクセルIジュラルミン、44インチ
カーボンシャフト、ヘッド容積300ml]とヘッド重量
190gのドライバーN[住友ダンロップ(株)社製タン
ジェントチタン、45.5インチカーボンシャフト、シ
ャフトの堅さS及びR、ヘッド容積270ml]のそれぞ
れについて、何インチの長さまで、十分に振り切れるか
を、通常の平均的な力のゴルファー(握力35程度)に
よって試験した。実験は、市販のドライバーMのシャフ
トに他のカーボンシャフトを継ぎ足して、50インチ
(127cm)、55インチ(140cm)、57インチ
(145cm)及び60インチ(152cm)の長さのもの
4種を作成した。ここで行ったシャフトの継ぎ足し作業
は、ドライバーのゴムグリップを外し、シャフトの末端
にナイロンモノフィラメントを12mmの幅で並べ巻きし
て末端を確実に補強したのち、接着剤(ボンド)を塗布
した他のカーボンシャフト(表面をサンドペーパーで荒
らす)を差し込んで木槌で叩いて強く差し込んで一日放
置して、接着を固化固定したのち、延長用の差し込んだ
シャフトを所定の長さの位置で切断した。55インチ以
上の場合は、この継ぎ足し操作を2回繰り返してそれぞ
れの所定の長さにした。これにゴム製グリップを嵌め
て、さらに、グリップ軸の裏側表面にアルミ製バックラ
インを貼り付けてから、その上に、テニス用として市販
されているヨネックス製テニス用グリップテープ、ウエ
ットスーパグリップ[商品名、ポリウレタン製]を巻き
付けた。驚くべきことに、このポリウレタン樹脂製テー
プを巻き又はバックラインを設けただけで、長尺ドライ
バーは非常に軽く感じられ、力強くスイングできる。ポ
リウレタン樹脂製テープは、手の汗も吸収し、手袋を嵌
めなくともグリップがしっかりと握ることを容易にす
る。本発明のグリップテープとしては、ポリウレタン樹
脂製テープは汗の吸収性が優れているが、軟質合成樹脂
製、例えば軟質塩化ビニル製テープ、軟質ポリエチレン
製のテープなどを特に制限なく使用することができる。
【0010】さて、他方のドライバーNについては、同
様のシャフト延ばし操作によって、シャフトの長さを5
1インチにした場合に、平均的な力のゴルファーのスイ
ング力とちょうど一致することを確認した。この場合も
グリップにバックラインを付け、軟質テープを巻いて同
一の条件に揃えた。また、51インチに改造したドライ
バーNのSシャフトとRシャフトの2種のドライバーN
を、実際に数人による試打をしたところ、どちらがSシ
ャフトかRシャフトであるかは目隠しテストでは認識で
きないことが分かった。改造前のシャフトの重量は、S
シャフト54gでRシャフトは53gであった。また、
ドライバーN及び55インチのドライバーMのグリップ
部分に30gの鉛を取り付けたが、取り付けない場合と
比較してスイングに知覚できる程度の影響はなかった。
すなわち、シャフトの堅さ、グリップ部分の重さ(シャ
フトの末端の重さ)はスイングに影響がないことを確認
した。しかし、シャフトの先端部分の重量が大きいと、
大きなスイング力を必要とすることが分かった。前記の
51インチの改造ドライバーNのグリップエンド側から
30センチ分除去したシャフトの重量は45(Rシャフ
ト)及び46g(Sシャフト)となる。前記55インチ
ドライバーMのグリップエンド側から30センチ分除去
したシャフトの重量は55gであり、両者ともにシャフ
トの重さによってスイングに影響しない。グリップの長
さは標準27cm程度であり、グリップエンド側から3
0センチの位置はグリップ部分は含まれない。しかし、
この改造シャフトの代わりに、全長50インチで98g
のボロン繊維強化シャフトであって、グリップエンド側
の30センチ分を除去した重量が75gのものを、取り
付けた場合に前記ドライバーN及びドライバーMと比較
して、明らかに大きいスイング力を必要とし正確なスイ
ングを再現することが困難になった。具体的には、振り
遅れて打球が右に飛び出し易くなった。従って、本発明
のウッドクラブでは、シャフトのグリップエンド側の3
0センチ分を除去した重量が、70g以下、好ましく
は、60g以下、特に好ましくは50g以下であること
が望ましい。そして、平均的な力のゴルファー数人によ
って、各数回のスイングによって、51インチシャフト
のドライバーNを振る力と同一の力を必要とするドライ
バーMを実際にスイングして比較した感覚に基づき4種
の中から選択した。その結果、50インチでは、ドライ
バーMが極端に軽すぎ、55インチ及び57インチで
は、ドライバーMの方が少し軽くスイングでき、60イ
ンチのドライバーMがちょうどドライバーNとスイング
に要する力が一致することを見いだした。スイングの力
に影響するのは、ほとんどヘッドの重さのみで計算すれ
ば良いことが分かった。また、55.5インチのドライ
バーMに10gの鉛を張り付けるとドライバーNとほぼ
同一の力で振れることが分かった。その結果、168g
のドライバーは150cm(約59インチ)であり、190
gのドライバーについては、127.5cm(約50イン
チ)が平均的力よりやや非力なゴルファーでもスイング
に適した長さであるという結果を得た。この数値から、
通常のゴルファーが正確で、かつ力強くスイングできる
シャフトの長さとヘッド重量の関係は、図2のような直
線関係にあるものと認定することができる。この図2に
よれば、2.5cmのシャフトの延長は、約2.5gの重さ
の増加にほぼ匹敵する力を必要とすることが分かる。こ
の図から、シャフトの長さS(cm)とヘッド重量G(g)と
の関係を1次直線として、その関係は下記式で表すこと
ができる。 S=321.8−1.023G
【0011】また、それぞれのドライバーのヘッドの重
量と長さとの積を計算すると次の通りである。 168g×150cm=25200g・cm 190g×127.5cm=24225g・cm これは、グリップ末端を回転軸とした場合の慣性モーメ
ントを計算したことになる。この数値から分かること
は、長さが120〜150cmの範囲では、重量が軽く、
シャフトが長い方が慣性モーメントが大きくても同一の
力でスイングできることを示す。この計算による両者の
慣性モーメントは、168gの方が4.0%大きいこと
になる。本発明者らは最初は同一のスイング力で振れる
慣性モーメントは同一として計算した。この考えで計算
すると、168gの場合の長さは、144cm(約57.
6インチ)が同一のスイング力で振れる筈であった。本
発明の計算式では、60インチにできるのに、慣性モー
メント一定の原則でドライバーを設計すると、57.6
インチになり、本発明よりも2.5インチ短いシャフト
にすることになる。これは約20ヤードの飛距離減とな
る。この傾向は、慣性モーメントの回転軸をグリップ末
端としないで、実際のグリップの幅20cmとして、その
半分の10cmの位置に平均的末端があるとして計算する
と、さらに、拡大される。すなわち、前者はシャフトの
長さとして140cmとなり、慣性モーメントは2352
0g・cmとなり、後者の慣性モーメントは22325g
・cmとなる。すなわち、168gの方が5.3%増加す
る。このグリップの幅を考慮した場合に、前記と同様に
計算すると、190gの場合と同一の慣性モーメントの
168gの長さは、下記式によって、142.8(約5
7インチ)cmとなる。 (190×117.5÷168)+10=142.8 この計算によれば、60インチにできるところを3イン
チ短いクラブを設計することになる。この計算が示すこ
とは、上記の本発明の式S=321.8−1.023G
は、従来のスイングウエートの基本的発想の慣性モーメ
ントの考え方では解明できないことを示す。このような
慣性モーメントの差異が生じるのは実際にスイングにお
いては、慣性モーメントではなく、インパクトではヘッ
ドの走る遠心力を腕だけでなく、体全体で支え、一方、
実感としてのクラブの重さはアドレスからトップまでの
過程で、腕に強く感じるなどの複雑な状況が作用するた
めと考えられる。
【0012】従って、本願発明で提案する前記実験式S
=321.8−1.023Gを基準にスイング力同一のウ
ッドクラブを設計することによって、安定な再現性を維
持しながら最大の飛距離が得られる。この長さに個人の
力のバラツキによる範囲を±6cm、厳密には±3cmに設
定すると、シャフトSは、次の不等式の範囲になる。 315.8−1.023G≦S≦327.8−1.023G 好ましくは、 318.8−1.023G≦S≦324.8−1.023G このシャフトの長さSの下限未満のときは、飛距離の増
加程度が顕著でなく、このシャフトの長さの上限を超え
ると、ドライバーが重すぎるために正確なショットの再
現性及びヘッド速度がかえって低下する。本発明者の物
理計算では、ヘッド重量(200±20)g程度におい
て、ヘッド重量は15g増減すると、飛び出すボールの
初速は前記の式によれば、約1m/秒増減する。また、
本発明者の実測によれば、シャフトの長さを約2.5cm
長くすると、大体、ヘッド速度は約1m/秒増加するこ
とが分かった。これはボール初速に換算すると、1.5
m/秒の増加である。従って、シャフトを15cm(約6
インチ)長くして、ヘッド重量を15g軽くしたとき
に、ボールの初速は、(9−1=8m/秒)増加する。
ボール初速1m/秒の増加は実測によれば、大体4〜5
ヤードの飛距離増加となると言われている。従って、1
5g軽くして、15cmシャフトを長くすると、飛距離は
30〜40ヤード増加することになる。すなわち、本発
明の設計思想に基づき、15cmシャフトを長くして、1
5gヘッド重量を軽くすれば同一のスイング力で安定し
たスイングができて、飛距離を約35ヤード増加させる
ことができる。さて、ドライバーショットの方向性に関
する因子として、インパクトの瞬間のシャフトの傾きの
正確度が重要である。図3においてシャフトがインパク
トで時計回りに少し回転するとフェースの向きが真っす
ぐの方向Tから右方向のRにずれる。しかし、シャフト
が長くても、シャフトの傾きは同一である。従って、本
発明の長いシャフトによって、ショットの方向性が低下
することはない。また、ゴルフスイングのように、力学
的に紐の先の重りを振り回すタイプのスイングの場合
は、インパクトの瞬間のスイング中のグリップの位置に
よって、フェース面の向きの方向が左右に変わる。図4
において、インパクトのグリップが正しい位置から左に
ずれると、フェースは右方向Rを向く。この因子はシャ
フトが長いほどかえって許容範囲が大きくなるので、シ
ャフトが長いと方向性は少し向上する。また、本発明の
ドライバーによって、30ヤード距離が増加したとする
と、飛距離30ヤード減のスイートエリアは、芯から半
径2cm(直径4cm、図5のb)となる。これは通常の4
4インチ以下のドライバーの10ヤード減のスイートエ
リアである直径2cm(図5のa)の2倍に達する。44
インチ以下の短いドライバーの飛距離を基準にするとス
イートエリアが顕著に拡大されたことになる。すなわ
ち、44インチ以下の長さのドライバーショットの飛距
離以上を再現する再現性は、スイートエリアで表現して
2倍以上になったことになる。44インチドライバーの
飛距離を基準にすると44インチドライバーよりも飛躍
的に安定したショットが打てることになる。すなわち、
シャフトを長くするとスイートエリアが広くなると解釈
することができる。このように、本発明ドライバークラ
ブは、44インチドライバーよりも芯に当たれば、飛距
離も増大する上に、44インチの飛距離を基準にすると
44インチドライバーの場合よりも正確なショットを打
つことが易しくなることになるという驚くべき結果にな
る。
【0013】本発明ドライバーウッドクラブは、長尺シ
ャフトになっても、ミート率を基準に評価すると(すな
わち、長尺クラブでの最高飛距離基準とすると)、ミー
ト率(スイートエリアの面積)は低下しないクラブであ
り、また、6インチ短いドライバーの最高飛距離を基準
にすると、6インチ短尺の場合よりもスイートエリアの
直径が倍以上に拡大するという極めて大きい利点があ
る。単にシャフトを僅かに数インチ長くすることによっ
て、スイートエリア寸法の倍増、すなわちヘッド容積を
8倍(1600ml)にしたのと同等の利点が得られる点
に本発明の大きな特徴の一つがある。しかも、その拡大
されたスイートエリアの真芯で打つと30ヤード程度の
飛距離増加が得られるのである。本発明者らは、ドライ
バーと同一の設計思想をフェアウエー用ウッドクラブに
適用した。すなわち、本発明フェアウエー用ウッドクラ
ブは、ロフト角度が13〜21度の範囲であって、フェ
ース面の高さが30〜40mm、好ましくは30〜36mm
であり、ヘッドの容積Vが150〜300ml、好ましく
は180〜300ml、特に好ましくは200〜270ml
であり、ヘッド重量Gが170〜200gであり、シャ
フトの長さSが120cm以上、好ましくは125cm以
上、特に好ましくは129cm以上であって、シャフトの
長さSが下記不等式(D)、好ましくは不等式(E)の範囲
にあることを特徴とするゴルフウッドクラブ。 315.8−1.023G≦S≦327.8−1.023G (D) 318.8−1.023G≦S≦324.8−1.023G (E) 本発明のフェアウエー用ウッドクラブの場合は、ドライ
バー型クラブよりも、ロフトがあるために、また、フェ
ース面の高さをボールの直径の40mmとの比較で、30
〜40mm好ましくは30〜35mmに限定したために、ミ
ート率及び方向性が飛躍的に良くなっている。その結
果、このロフト及びフェース面の高さの限定によって、
ミート率が向上したために、ヘッド容積を、ドライバー
型クラブの標準よりも小さくすることができる。この観
点から、フェアウエー用ウッドクラブでは、ドライバー
型クラブの容積と比較すると、ヘッド容積の下限値を1
80ml以上、好ましくは200ml以上と小さくすること
ができる。同様の理由で、ヘッド容積に基づくシャフト
の長さも、ドライバー型の場合の数式の右辺の数値60
を、45にするのが適切であることを実験によって見い
だした。すなわち、ヘッド容積ととシャフトの長さの関
係式は、次式となる。 S≦170(V/200)1/3−45 この式を基準にドライバー型クラブと同様に、許容範囲
を設けると、本発明フェアウエー用ウッドクラブは、下
記不等式(G)の範囲、好ましくは下記不等式(J)の範囲
にするのが望ましい。 S≦170(V/200)1/3−40 (G) 70(V/200)1/3−50≦S≦170(V/200)1/3−40(J) 本発明フェアウエー用ウッドクラブの新規な条件を充足
するものを作成すると、シャフトを120cm以上にした
場合でも易しく打てるフェアウエーウッドクラブを得る
ことができる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、ヘッド容積が一定以上の長尺
ドライバー又はフェアウエーウッドにおいて、ヘッド重
量に対応して、特定の不等式に適合するシャフトの長さ
を選択することによって、飛躍的な飛距離の増大にも拘
わらず、短いドライバーの場合と同一の正確なミート率
を達成し得るドライバーを提供するものである。また、
本発明ドライバーは、例えば6インチシャフトが短いド
ライバーの飛距離に基準をおくと、約30ヤード以上飛
距離が増加する。本発明ドライバーの場合に、最高非距
離から30ヤードの飛距離減の芯の広さは、半径2cmと
なる。このことは、6インチ短いドライバーの飛距離を
基準に考えると、スイートエリアの寸法が2倍以上、面
積にして4倍以上、ヘッド容積にして8倍以上になった
効果がある。すなわち、スイートエリアが増加して、し
かも、真芯で打った場合には飛距離が30ヤード増加す
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のドライバーの斜視図である。
【図2】図2は、一定の力で振る場合の、シャフトの長
さとヘッド重量との関係を示すグラフである。
【図3】図3は、シャフトの角度が変わるとヘッド面の
向きすなわち飛球の方向が変わることを示す図である。
【図4】図4は、インパクトのグリップの位置が変わる
とヘッド面の向きがかわることを示す図である。
【図5】図5は、30ヤード減スイートエリアが10ヤ
ード減スイートエリアの倍の直径であることを示す図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平9−14604 (32)優先日 平成9年1月10日(1997.1.10) (33)優先権主張国 日本(JP) 早期審査対象出願 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63B 53/04 A63B 53/10 A63B 53/14

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロフト角度16度以下であって、フェース
    面の高さが40mm以上で、ヘッドの容積Vが270〜4
    50mlであり、ヘッド重量Gが160〜195gであ
    り、シャフトの長さSが120cm以上であって、シャフ
    トの長さSが下記不等式(A)の範囲にあることを特徴と
    するゴルフウッドクラブ。 315.8−1.023G≦S≦327.8−1.023G (A)
  2. 【請求項2】シャフト長さ125cm以上で、ヘッド容積
    270〜450mlであり、ヘッド重量Gが160〜19
    3gである請求項1記載のゴルフウッドクラブ。
  3. 【請求項3】シャフト長さ137.5cm以上で、ヘッド
    容積300〜450mlであり、ヘッド重量Gが160〜
    185gである請求項1記載のゴルフウッドクラブ。
  4. 【請求項4】シャフトの長さSが下記不等式(B)の範囲
    にあることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項
    3記載のゴルフウッドクラブ。 318.8−1.023G≦S≦324.8−1.023G (B)
  5. 【請求項5】シャフトの長さSが下記不等式(C)の範囲
    にあることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3
    又は請求項4記載のゴルフウッドクラブ。 S≦170(V/200)1/3−55 (C)
  6. 【請求項6】シャフトのグリップエンド側から30セン
    チ分を除去したシャフトの重量が70g以下であること
    を特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4
    又は請求項5記載のゴルフウッドクラブ。
  7. 【請求項7】ロフト角度が13〜21度の範囲であっ
    て、フェース面の高さが30〜40mmであり、ヘッドの
    容積Vが150〜300mlであり、ヘッド重量Gが17
    0〜200gであり、シャフトの長さSが120cm以上
    であって、シャフトの長さSが下記不等式(D)の範囲に
    あることを特徴とするゴルフウッドクラブ。 315.8−1.023G≦S≦327.8−1.023G (D)
  8. 【請求項8】シャフトの長さSが下記不等式(E)の範囲
    にあることを特徴とする請求項7記載のゴルフウッドク
    ラブ。 318.8−1.023G≦S≦324.8−1.023G (E)
  9. 【請求項9】シャフトの長さSが下記不等式(G)の範囲
    にあることを特徴とする請求項7又は請求項8記載のゴ
    ルフウッドクラブ。 S≦170(V/200)1/3−40 (G)
  10. 【請求項10】シャフトのグリップエンド側から30セ
    ンチ分を除去したシャフトの重量が70g以下であるこ
    とを特徴とする請求項7、請求項8又は請求項9記載の
    ゴルフウッドクラブ。
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