JP3037572U - 赤ちゃん入浴用ベッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤ちゃんを入浴させる場合に、お母さんが片
手で赤ちゃんの頭を支える必要がなくて、両手で自由に
赤ちゃんの体を洗うことができる赤ちゃん入浴用ベッド
を提供する。 【解決手段】 バスタブの内底面に吸着させる吸盤２を
底に取付けるとともに、赤ちゃんを仰臥姿勢にして収容
する窪み４を上面に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は赤ちゃん入浴用ベッドに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、赤ちゃんを入浴させるためのベビーバスが存在するが、赤ちゃんの入浴 中は、お母さんが片手で赤ちゃんの頭を支える必要があったので、もう一方の片 手だけで赤ちゃんの体を洗わなければならぬという不自由さがあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、本考案は、赤ちゃんを入浴させる場合に、お母さんが片手で赤ちゃん の頭を支える必要がなくて、両手で自由に赤ちゃんの体を洗うことができるよう にすることを課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題は本考案によって、すなわち、赤ちゃんを入浴させるためのバスタブ の内底面に吸着させる吸盤２を底に取付けるとともに、赤ちゃんを仰臥姿勢にし て収容する窪み４を上面に設けたことを特徴とする赤ちゃん入浴用ベッドによっ て解決することができる。

【０００５】 なお、赤ちゃんを洗いやすい姿勢にするために、上記の赤ちゃん入浴用ベッド は、赤ちゃんを入浴させるためのバスタブの内底面に吸着させる吸盤２を底に取 付けるとともに上面が円弧状の受部６を設けた基台１と、赤ちゃんを仰臥姿勢に して収容する窪み４を上面に設けるとともに下端縁が円弧状を呈して上記基台１ の受部６の上に載置される脚部５を設けて同脚部５を受部６の円弧状の曲面に沿 って摺動させることによりその前後両端がそれぞれ上下方向へ変位して傾斜する ように上記の基台１に対し揺動自在に組付けたベッド本体３とによって構成する ことが好ましい。

【０００６】 また、上記のベッド本体３の傾斜した姿勢を安定させるために、一端を操作部 １０となすとともに他端にフック部９を設けた掛止具７をベッド本体３に回動自 在に取付け、ベッド本体３が基台１に対し傾斜した状態で、上記掛止具７のフッ ク部９が挿入して係止可能な切り口１２を基台１の複数箇所に設ける構成とする のが好ましい。

【０００７】

【実施例】

以下、図示した実施例について説明する。まず図１において、符号１が基台で あり、この基台１は底の四隅に吸盤２を取付けている。すなわち、基台１は吸盤 ２をバスタブ（図示せず）の内底面に吸着させることにより固定できるようにな っている。次に符号３がベッド本体であり、このベッド本体３は上記の基台１の 上に載置されるようになっており、その上面に赤ちゃんを仰臥姿勢で収容できる 窪み４を設けている。なお、基台１及びベッド本体３はプラスチックにより成形 されている。

【０００８】 ベッド本体３は、図２及び図３に示すように、左右両端の隆起部の内側に下向 きの脚部５を設けている。この脚部５の下端縁は円弧状を呈している。一方、基 台１は左右両端にそれぞれ上方へ突出した受部６を設けている。この受部６の上 面は円弧状に湾曲した凹面となっている。ベッド本体３の脚部５は基台１の受部 ６に載って支持されている。この脚部５は受部６の円弧状の曲面に沿って摺動可 能であり、それによってベッド本体３の前後両端がそれぞれ上下方向へ変位し、 図４に示すように、ベッド本体３は傾斜できるようになっている。

【０００９】 ベッド本体３は、図５及び図７に示すように、その前端の下面側に掛止具７を 軸１６によって回動自在に取付けている。掛止具７は斜め後方へ突出した腕部８ の先端にフック部９を設けるとともに軸１６より前方には操作部１０を設けてい る。一方、基台１は、図６及び図７に示すように、前端に斜壁部１１を有し、そ の斜壁部１１の複数箇所に切り口１２を設けている。掛止具７の腕部８は斜壁部 １１の外側に位置している。ベッド本体３を適宜に傾斜させて、掛止具７のフッ ク部９を切り口１２に挿入して係止すれば、ベッド本体３が傾斜姿勢で固定され る。フック部９を挿入する切り口１２を変更すれば、ベッド本体３の傾斜角度を 調整することができる。なお、掛止具７は、図５及び図８に示すように、その操 作部１０が板バネ１７によって下方へ押圧され、それにより腕部８が上方へ回転 するように付勢されている。したがって、切り口１２に挿入したフック部９は安 易に外れないようになっている。掛止具７の操作部１０を板バネ１７に抗して逆 に上方へ持ち上げると、腕部８が下方へ回転してフック部９が切り口１２から抜 けてベッド本体３の係止状態が解消される。

【００１０】 基台１は、図６及び図８に示すように、前部中央位置と、後部左右両端位置の ３箇所にそれぞれ前後方向に長いガイド孔１３を設けている。また、ベッド本体 ３は、図５及び図８に示すように、その下面に各ガイド孔１３にそれぞれ挿入す る連結棒１４を突設している。この連結棒１４はベッド本体３が傾斜角度を変え るとガイド孔１３の前後方向へ移動する。なお、連結棒１４の下端には抜け止め 用の鍔１５を設けている。

【００１１】

【考案の効果】

本考案の赤ちゃん入浴用ベッドは上記の通りであり、ベッド本体３の上に赤ち ゃんを仰臥させて入浴させることができるので、お母さんが片手で赤ちゃんの頭 を支える必要がなくなり、両手で自由に赤ちゃんの体を洗うことができる利便性 がある。また、請求項２記載の構成としてベッド本体３を傾斜可能とすることに より、赤ちゃんの体を洗いやすい姿勢にすることができ、さらに利便性がアップ する。また、請求項３記載の構成とすることにより、ベッド本体３の傾斜姿勢が 安定する。

【図面の簡単な説明】

【図１】斜視図である。

【図２】一部切断側面図である。

【図３】図１のＡ−Ａ線における端面図である。

【図４】ベッド本体が傾斜する様子を示す側面図であ
る。

【図５】ベッド本体の一部切断平面図である。

【図６】基台の平面図である。

【図７】掛止具のフック部が基台の切り口に挿入した位
置の断面図である。

【図８】板バネが掛止具の操作部を押圧している位置の
断面図である。

【符号の説明】

１ 基台 ２ 吸盤 ３ ベッド本体 ４ 窪み ５ 脚部 ６ 受部 ７ 掛止具 ８ 腕部 ９ フック部 １０ 操作部 １１ 斜壁部 １２ 切り口 １３ ガイド孔 １４ 連結棒 １５ 鍔 １６ 軸 １７ 板バネ

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 赤ちゃんを入浴させるためのバスタブの
   内底面に吸着させる吸盤２を底に取付けるとともに、赤
   ちゃんを仰臥姿勢にして収容する窪み４を上面に設けた
   ことを特徴とする赤ちゃん入浴用ベッド。
2. 【請求項２】 赤ちゃんを入浴させるためのバスタブの
   内底面に吸着させる吸盤２を底に取付けるとともに上面
   が円弧状の受部６を設けた基台１と、赤ちゃんを仰臥姿
   勢にして収容する窪み４を上面に設けるとともに下端縁
   が円弧状を呈して上記基台１の受部６の上に載置される
   脚部５を設けて同脚部５を受部６の円弧状の曲面に沿っ
   て摺動させることによりその前後両端がそれぞれ上下方
   向へ変位して傾斜するように上記の基台１に対し揺動自
   在に組付けたベッド本体３とから成る請求項１記載の赤
   ちゃん入浴用ベッド。
3. 【請求項３】 一端を操作部１０となすとともに他端に
   フック部９を設けた掛止具７をベッド本体３に回動自在
   に取付け、ベッド本体３が基台１に対し傾斜した状態
   で、上記掛止具７のフック部９が挿入して係止可能な切
   り口１２を基台１の複数箇所に設けた請求項２記載の赤
   ちゃん入浴用ベッド。