JP3037520U - 自転車ハンドル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】ハンドルステム１の上面には子供乗せ篭の
固定部３を設け、ハンドルステムのバー支持部５には基
杆６の両端に立設した挟持杆７及び挟持杆７の先端に延
設したハンドル部８より構成されるハンドルバー４を挿
通して取り付けると共に、ハンドル部８先端には子供乗
せ篭の前端部上方に位置するグリップ杆14の取付部10を
設けた自転車ハンドル。 【効果】子供乗せ篭のグリップ杆がハンドル部の延長上
に組み込まれるため、走行時の一体感が得られる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、子供乗せ篭のグリップを組み込むことができる自転車ハンドルに 関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、自転車のハンドルバーの立上部より左右から挟むような形でハンドルス テムの頂部に子供乗せ篭を取り付ける装置が開示されている( 実公平6-50309 号 公報) 。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、これらの装置においてグリップは自転車のハンドルとは別に篭本体の 前面部の上端に取り付けられており、自転車の走行時には篭に乗せた子供はグリ ップを握らせている。

【０００４】 即ち、運転者はハンドルを握り、篭に乗せた子供は篭本体に取り付けたグリッ プを握って走行するため、走行時の一体感に乏しいとの難点がある。

【０００５】 そこで、この考案では子供乗せ篭のグリップも組み込めるような自転車ハンド ルを提案することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

この考案は、上記実情に鑑み、ハンドルステムの上面には子供乗せ篭の固定部 を設け、ハンドルステムのバー支持部には基杆の両端に立設した挟持杆及び該挟 持杆の先端に延設したハンドル部より構成されるハンドルバーを挿通して取り付 けると共に、ハンドル部先端には上記子供乗せ篭の前端部上方に位置するグリッ プ杆の取付部を設けた自転車ハンドルを提案するものである。

【０００７】

【作用】

この考案では前端部にガード部を有する子供乗せ篭を基杆の両端に設けられた 挟持杆に挟持させると共に、該子供乗せ篭をハンドルステムの上面と挟持杆で固 定し、更にハンドル部先端の取付部には上記子供乗せ篭の前端部上方に位置する グリップ杆を取り付けるようにする。

【０００８】 即ち、子供乗せ篭はその両側を挟持杆に挟持されて基杆上に固定され、且つ子 供乗せ篭のグリップ杆はハンドル部先端間に取り付けられるため、自転車の走行 時には篭に乗せられた子供はハンドル部の延長上にあるグリップ杆を握っており 、このため一体的な走行感が得られる。

【０００９】 また、グリップ杆と篭本体とを別体にしてあるため、子供乗せ篭を嵩張らずに 収納することができる。

【００１０】

【実施例】

以下、この考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明すると、１はハンドルポ スト２の上端に設けられたハンドルステム、ハンドルステム１の上面にはネジ穴 ３が設けられる。

【００１１】 ４はハンドルステム１のバー支持部５に挿通して取り付けたハンドルバーであ り、ハンドルバー４は基杆６の両端に立設した挟持杆７及び挟持杆７の先端に延 設したアール状のハンドル部８より構成されている。

【００１２】 また、挟持杆７の内側にはネジ穴９が設けられ、ハンドル部８の先端には挿入 孔とネジ穴からなるグリップ杆の取付部10が設けられる。

【００１３】 一方、11はその前端部にガード部12を有する子供乗せ篭本体で、篭本体11の側 部前方には足乗せ部13が設けられる。

【００１４】 14はコ字状の子供乗せ篭のグリップ杆で、グリップ杆14の両端には挿入部とネ ジ穴からなる取付部15が設けられる。

【００１５】 そして、このようにして構成されるハンドルと子供乗せ篭を組み立てるには、 篭本体11を挟持杆７、７の間に挟持させて基杆６上に乗せ、更にネジ16をネジ穴 ３にネジ止めし、ネジ17、17 をネジ穴９、９にネジ止めして子供乗せ篭を固定す る。

【００１６】 また、グリップ杆14はその両端の取付部15をハンドル部８の先端に設けられた 取付部10に挿入してネジ止めする。

【００１７】 以上のような構成において、自転車の走行時には篭本体11に乗せた子供には前 方のグリップ杆14を握らせ、運転者はハンドル部８を握って運転する。

【００１８】 このようにして運転すると、篭本体11に乗せた子供はハンドル部８の延長上に あるグリップ杆14を握っているから走行中の一体感が得られる。

【００１９】

【考案の効果】

以上要するに、この考案によれば子供乗せ篭のグリップ杆がハンドル部の延長 上に組み込まれるため、走行時の一体感が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この考案の一実施例を示すハンドルの分解斜
視図

【図２】 同上のハンドルに子供乗せ篭を組み込んだ状
態を示す斜視図

【図３】 篭に子供を乗せて走行する状態を示す図

【符号の説明】

１はハンドルステム ２はハンドルポスト ３、９はネジ穴 ４はハンドルバー ５はバー支持部 ６は基杆 ７は挟持杆 ８はハンドル部 10はグリップ杆の取付部 11は子供乗せ篭本体 12はガード部 13は足乗せ部 14はグリップ杆 15は取付部 16、17はネジ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ハンドルステムの上面には子供乗せ篭の
   固定部を設け、ハンドルステムのバー支持部には基杆の
   両端に立設した挟持杆及び該挟持杆の先端に延設したハ
   ンドル部より構成されるハンドルバーを挿通して取り付
   けると共に、ハンドル部先端には上記子供乗せ篭の前端
   部上方に位置するグリップ杆の取付部を設けたことを特
   徴とする自転車ハンドル。
2. 【請求項２】 前端部にガード部を有する子供乗せ篭を
   基杆の両端に設けられた挟持杆に挟持させると共に、該
   子供乗せ篭をハンドルステムの上面と挟持杆で固定し、
   更にハンドル部先端の取付部には上記子供乗せ篭の前端
   部上方に位置するグリップ杆を取り付けるようにした請
   求項１に記載の自転車ハンドル。