JP3037385B2 - 画像及び情報記録シート - Google Patents

画像及び情報記録シート

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JP3037385B2 JP2236978A JP23697890A JP3037385B2 JP 3037385 B2 JP3037385 B2 JP 3037385B2 JP 2236978 A JP2236978 A JP 2236978A JP 23697890 A JP23697890 A JP 23697890A JP 3037385 B2 JP3037385 B2 JP 3037385B2
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  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は画像及び情報記録用シートに関し、更に詳し
くは昇華染料熱転写プリンター用受像シートであって、
磁気情報を併せて記録できる加工を施したシートで、ID
カード、定期乗車券、などに用いるのに便利なものであ
る。
〔従来技術および解決しようとする問題点〕 最近、鮮明な画像がコンパクトな装置で実現可能な昇
華染料熱転写方式のプリンターの開発が進み、小型のカ
ラープリンター、ビデオプリンターで鮮明な画像が得ら
れ、写真や、IDカードとしての利用が広がっている。
サーマルヘッドを用いた昇華染料熱転写プリンターの
受像シートに良好な印画を得る為には、熱可塑性高分子
を主成分として基材シートを用いるのが特に好ましい。
受像シートはこの基材上に、ポリエステルなどの染料染
着性樹脂を主成分とする染着層、すなわち画像形成層を
設ける。
また、樹脂シートを葉書などとして使用するために反
対面や印画面に印刷をほどこしたり、筆記性を付与する
などの加工が行なわれてきた。更に、受像シートを、テ
レホンカードなどの磁気記録カードに張合わせて使用す
ることも行なわれてきた。さらに便利な画像と磁気情報
を同時に、安全確実に記録できるメディアやシステムが
要望されていた。
受像シートに従来の磁気記録処理を施すと、染料熱転
写受容紙とした場合に、受像紙の走行性が不安定となっ
たり、画像の欠陥が増加したりして、問題となってい
た。
また、走行性の不安定から、磁気記録の読み取りが不
安定となる結果、安全性、確実性も劣っていた。特に、
テレホンカードなどの金券として使用される場合には、
安全性、確実性が厳しく要求され、課題となっていた。
一般の磁気カードなどに磁気記録性を付与する磁性顔
料塗工は、熱転写受像シートには、必ずしも、好適では
ない。さらに、このような信頼性を満足するまでには、
多くの課題を残されていた。
本発明は、昇華染料熱転写方式で良好な印字、画像記
録適性と、反対面に、良好な磁気記録適性を、さらに走
行性、帯電防止適性をも併せ持った画像および磁気記録
用シートを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
かかる現状に鑑み本発明者らは、昇華染料熱転写方式
などの熱転写プリンターに用いたときに、受像面に鮮明
な画像を得ることが出来、反対面に、確実に磁気記録の
書き込みと読み取りができる画像および情報記録シート
について鋭意研究した結果、熱可塑性高分子を主成分と
する表面に空隙を持った基材シートの一面に染料染着性
被覆層を設け、反対面に、磁気記録性被覆層を設け、J.
TAPPI No.30による染料染着性被覆層面と磁気記録性被
覆面間の動摩擦係数を0.15以上、0.5以下とすることに
よって、熱転写プリント用シートの印字、画像記録適性
と、反対面の磁気記録性、およびシートの走行性、帯電
防止適性が改善されることを発見した。
磁性塗料を表面に塗工した紙、シートは、プリペイカ
ードなどに用いられているが、染料熱転写受像シートの
受像層と反対面に磁気記録性被覆層を設け、しかも受容
性、走行性を損なわずに、高信頼性の磁気記録性を持た
せることは知られていない。
本発明の受像シートの背面の磁気記録層は通常、磁性
顔料と接着剤から構成される。
磁性顔料としては、磁性ガンマー酸化鉄(フェライ
ト)、コバルトフェライト、バリウムフェライト、鉄−
コバルトの金属粉末等各種のものが利用できる。本発明
で使用する接着剤としては、アクリル酸エステル共重合
体のソープフリーラテックスが、水性塗料として使用で
きるので好ましい。また溶剤可溶のセルロース誘導体
や、塩ビ酢ビ共重合体なども接着剤として使用できる。
磁気記録層に使用する上記磁性顔料、接着剤の配合量
は、顔料100重量部に対して、接着剤が5〜80重量部、
好ましくは10〜50重量部の割合とするが層の塗膜強度が
良好で、磁性顔料の比率も高いので好ましい。
表/裏の摩擦係数を一定範囲に収めるためには、塗工
方法や、塗工後の平滑化処理によって、平滑度を向上さ
せることが好ましい。また、磁性顔料以外の顔料で、板
状、球状などの摩擦抵抗の小さい粒子で、粒子径が磁性
顔料と同程度のものを添加すると、反対面の画像受容性
を損なわずに、摩擦係数を低下させることができる。
磁気記録層のベック平滑度は300秒以上が好ましい。
ベック平滑度100秒以下であると、表面がざらついて、
受像面の画質に悪影響を及ぼしたり、受像面が傷ついた
り、走行性が悪化する。
本発明の受像シートの基材シートは熱可塑性高分子を
主成分とし、無機顔料や他の非相溶性高分子をブレンド
して一ないし二軸延伸して、ボイド(空隙)構造を持た
せたフィルムを用いると、画像の受像性が良く、プリン
ターや磁気記録装置の走行性が安定したものとなる。
本発明の受像シートの受像層は、インクシートから転
写される昇華性の分散染料により染着され、染料画像を
堅牢に保持でき、所要の機械的強度と耐熱性とを兼ね備
えた樹脂を主成分とする。このような、樹脂として、例
えばテレフタル酸などの2価カルボン酸とエチレングリ
コールなどの2価アルコールの重縮合反応から得られる
ポリエステル樹脂がある。ポリカーボネート樹脂、アク
リル樹脂、塩ビ樹脂およびそれらの共重合体やポリマー
ブレンドなどの樹脂も用い得る。
本発明で用いる受像シートの基材シートの主成分であ
る熱可塑性高分子は、ポリエステル、ポリアミド、ポリ
スチレン、ポリオレフィン(例えばポリプロピレン)な
どである。ポリオレフィン樹脂などの熱可塑性高分子に
無機顔料などの非相溶性成分をブレンドした後1ないし
2軸延伸した単層または多層のフィルムが適している。
このフィルムを、フィルムどうし、あるいは他のフィル
ムや紙(例えば上質紙、中質紙、和紙、薄葉紙やコート
紙など)を貼合せた多層シートなども使用できる。
特に好ましい1ないし2軸延伸構造フィルムは、無機
顔料を含む単層および多層構造のポリオレフィンフィル
ムである。多層構造の例としては強度の大きい延伸フィ
ルムの基材層の表および裏面にフィルムの紙状層(空隙
構造の顕著なもの)が存在する三層構造のものがある。
ユポFPG,ATG,SGG,TPGなどのグレードが市販されている
がいずれも、少なくとも空隙構造(ボイド)層が表面に
存在する。
〔実施例〕
実施例をあげて本発明の熱転写プリント用シートを説
明する。なお、実施例の中で、部は固形分重量部を示
す。
実施例1 無機顔料とポリオレフィンを主成分とし、1ないし2
軸延伸した合成紙(商標:ユポFPG150 王子油化合成紙
(株)製)を基材−1とした。
磁性塗料1 ガンマー酸化鉄(戸田工業(株)製) 100部 塩ビ酢ビ共重合体 40部 (商標:VYHH UCC社製) カーボンブラック(三菱化成製) 20部 磁性塗料1を、基材−1の背面に固形分7g/m2の割合
いで塗工、乾燥し、スーパーカレンダーで平滑化処理
し、磁気記録シート−1とした。磁気記録面の平滑度は
800秒であった。
染着層塗料2 ポリエステル樹脂 100部 (商標:バイロン200東洋紡(株)製) ポリエステルシリコーンワニス 5部 (商標:KR−5203信越化学工業製) トルエン 200部 メチルエチルケトン 200部 塗料2をこの磁気記録シート−1の表面に固形分5g/m
2の割合で塗工、乾燥し、画像・情報記録シート−1を
製造した。
実施例2 実施例1の磁気記録シート−1の表面(磁気記録性被
覆層を形成していない面)に、下記の染着層塗料3を固
形分5g/m2の割合で塗工、乾燥し、画像・情報記録シー
ト−2を製造した。
染着層塗料3 ポリエステル樹脂 100部 (商標:バイロン200東洋紡(株)製) アルコール変性シリコーン 5部 (商標:X22−160AS 信越化学工業(株)製) 架橋剤(コロネートL 3部 日本ポリウレタン工業(株)製) トルエン 200部 メチルエチルケトン 200部 比較例1 実施例1の磁性塗料を塗工したシートの背面(磁気記
録性被覆層を形成していない面)に、下記の染着層塗料
4を固形分5g/m2の割合で塗工、乾燥し、画像・情報記
録シート−3を製造した。
染着層塗料4 ポリエステル樹脂 100部 (商標:バイロン200東洋紡(株)製) 架橋剤(コロネートL) 3部 トルエン 200部 メチルエチルケトン 200部 比較例2 実施例1の磁性塗料を塗工したシートの背面(磁気記
録性被覆層を形成していない面)に、上記の染着層塗料
4を固形分5g/m2の割合で、その上にシリコーン(SF948
3 トーレダウコーニングシリコーン(株))を固形分
0.5g/m2の割合で重ねて塗工、乾燥し、画像・情報記録
シート−4を製造した。
比較例3 実施例1と同様にして、但し、ボイドのない白色のPE
Tフィルム(帝人(株)製)を用いて、画像・情報記録
シート−5を製造した。
比較例4 磁気記録面のスーパーカレンダー処理を行なうことな
く、磁気記録面の平滑度130秒で製造した以外は実施例
1と同様にして画像・情報記録シートを製造した。
以上の実施例1〜2、比較例1〜4の染料熱転写プリ
ンター用受像シート兼磁気記録シートを市販の染料熱転
写カラープリンター(ソニー(株)UP−5000)でプリン
トして、画質、走行性を評価した。また、磁気カード読
み取り試験機で走行性と、書き込み・読み取り性を試験
した。
〔発明の効果〕 本発明の画像及び情報記録用シートは昇華染料熱転写
プリンター用受像シートであって、磁気情報を併せて記
録できる加工を施したシートで、IDカード、定期乗車券
などに用いると便利なものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/38 - 5/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性高分子を主成分とし、少なくとも
    表面層に空隙構造を持った基材シートの一面に染料染着
    性被覆層を設け、反対面に磁気記録性被覆層を設け、J.
    TAPPI No.30による染料染着性被覆層面と磁気記録性被
    覆面間の動摩擦係数を0.15以上、0.5以下としたことを
    特徴とする画像及び情報記録シート。
JP2236978A 1990-09-10 1990-09-10 画像及び情報記録シート Expired - Fee Related JP3037385B2 (ja)

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