JP3037221B2 - 水力発電装置 - Google Patents

水力発電装置

Info

Publication number
JP3037221B2
JP3037221B2 JP9242902A JP24290297A JP3037221B2 JP 3037221 B2 JP3037221 B2 JP 3037221B2 JP 9242902 A JP9242902 A JP 9242902A JP 24290297 A JP24290297 A JP 24290297A JP 3037221 B2 JP3037221 B2 JP 3037221B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
water level
tank
pipe
stored
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9242902A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1181288A (ja
Inventor
忠義 植本
Original Assignee
忠義 植本
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 忠義 植本 filed Critical 忠義 植本
Priority to JP9242902A priority Critical patent/JP3037221B2/ja
Publication of JPH1181288A publication Critical patent/JPH1181288A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3037221B2 publication Critical patent/JP3037221B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

Landscapes

  • Hydraulic Turbines (AREA)
  • Jet Pumps And Other Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、水力発電装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来一般的な水力発電装置は、例えば河
川に巨大なダムを建設し、該ダムを水源とするととも
に、該ダムの水面より所定の水位差をもった下方位置に
発電装置を配置し、上記ダムから落水管を通して導いた
水を上記発電装置に供給し、該水のもつ位置エネルギー
を上記発電装置において電気エネルギーに変換して取り
出すようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の水力発電装置においては、河川に巨大なダムを建
設し、また落水管及び発電装置を川岸に建設するもので
あることから、ダムの建設に数年の工期を要し且つその
建設費用が巨額であるとともに広大な地域が水没しダム
周辺の自然環境が悪化し、さらに上記落水管及び発電装
置が地上に建設されるところからその周辺の自然景観が
損なわれるとともに自然環境も悪化する等の問題があっ
た。
【0004】さらに、発電装置の地上設置が前提となっ
ていることから、水力発電装置の建設地として、例えば
河川の流れ勾配が急で大きな水位差を確保し得る地形で
あること、及び発電装置の設置場所は水源よりも所定水
位差以上低位置であることが要求され、水力発電装置の
設置自由度が非常に低いという問題もあった。
【0005】そこで本願発明は、設置場所の地形的な制
約を受けることが少なく、しかもその建設工事が容易且
つ低コストであり、さらに自然環境及び自然景観を損な
うことも少ない水力発電装置を提供せんとしてなされた
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0007】本願の第1の発明にかかる水力発電装置
は、図1又は図2に例示するように、河川、湖沼等の水
源30の高水位部31の略直下の土中に、水車1を内蔵
配置した密閉室状のタンク13を設置するとともに、上
記高水位部31と上記水車1との間を落水管4により所
要の水位差H2を確保した状態で連通し、上記落水管4
を介して上記高水位部31から落下供給される水Wの運
動エネルギーにより上記水車1を回転させ、該水車1の
回転力により発電機3を駆動して電力を取り出す如く構
成する一方、上記タンク13の下部に設けた貯水部15
と、上記水源30の上記高水位部31に対して下方に所
定の水位差H1をもつ低水位部32とを、上記タンク1
3側から地表近傍まで立ち上がった後、地表近傍に埋設
された状態で上記低水位部32側まで降下して該低水位
部32内に開放された放水管5により接続するととも
に、上記タンク13には、該タンク13の上記貯水部1
5内に貯留される貯留水W0の水面位h0を上記水車1の
下方位置に設定維持して上記水車1を空気中に位置せし
めるべく上記タンク13内の空気圧を、上記低水位部3
2の水面位h2と上記貯留水W0の水面位h0との水位差
0に対応させて調整する空気圧調整手段Xを備え、上
記落水管4を介して上記タンク13内に供給され上記水
車1を回転駆動させた後に上記タンク13の上記貯水部
15に貯留される上記貯留水W0をサイホン効果を利用
して上記低水位部32側に順次排出させるように構成し
たことを特徴としている。
【0008】本願の第2の発明では、上記第1の発明に
かかる水力発電装置において、上記空気圧調整手段X
を、上記高水位部31と上記タンク13の貯水部15と
の間を連通する連絡管6と、該連絡管6の中段部に設け
られて上記高水位部31から供給される水Wに空気を混
合させる気水混合器8と、上記連絡管6の通路を開閉す
るバルブ24とを備えた構成したことを特徴としてい
る。
【0009】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
【0010】 本願の第1の発明にかかる水力発電装
置によれば、上記高水位部31から上記落水管4を介し
て落下供給される水Wが、上記高水位部31と低水位部
32との水位差H1に相当する有効水頭をもつことか
ら、該水Wが上記水車1に供給されることで該水車1は
上記水Wの運動エネルギーを受けて回転駆動され、該水
車1の回転力により上記発電機3が回転駆動されること
で電力が発生される(発電作用)。
【0011】この場合、上記水車1が内蔵配置された上
記タンク13内の空気圧が上記空気圧調整手段Xにより
調整され、水車駆動後の貯留水W0の水面位h0が上記水
車1より下方に位置していることから、該水車1は空気
中において回転駆動されることになり、例えば上記水車
1の一部が上記貯留水内に浸漬されている場合の如く該
貯留水の流動抵抗により上記水車1の回転が阻害される
ことなく(換言すれば、損失水頭を生じることなく)回
転駆動され、上記有効水頭の全てを有効に利用した効率
的な発電が実現される。
【0012】一方、上記水車1を駆動した後の水Wは、
上記タンク13の下部に設けた貯水部15に貯留水W0
として貯留される。この場合、上記タンク13内の空気
圧が、上記空気圧調整手段Xにより上記低水位部32の
水面位h2と上記貯留水W0の水面位h0との水位差H0
対応させて調整されており、しかも上記貯水部15と上
記低水位部32とが上記放水管5を介して連通されてい
るので、上記貯留水W0の水面位h0が、上記落水管4か
らの水Wの供給に伴って上昇し、その水面位h0が上記
空気圧調整手段Xにより設定された水面位を上回ると、
これら両水面位間の水位差により該貯留水W0はサイホ
ン効果により上記放水管5を通って順次上記低水位部3
2側に放出され、上記貯留水W0の水面位は常時維持さ
れることになる。
【0013】以上のように、上記落水管4から供給され
る水Wによる上記水車1の回転駆動作用と、該水車1を
回転させた後に上記貯水部15に貯留される貯留水W0
のサイホン効果による放出作用とが相互に連携して継続
的に行われることで、水力発電による電力の連続的な取
り出しが実現されるものである。
【0014】従って、本発明の水力発電装置によれば、
(イ) 上記水車1、発電機3等の発電装置の主要部を
水源30の下方の地中に埋設配置し、上記水源30の水
Wを地中に配置した上記落水管4を介して上記水車1に
導いて発電する構成であることから、例えば従来一般的
な水力発電装置の如く巨大なダムを建設することなく、
簡易な止水堰10の設置により所定の有効落差をもつ水
流を確保することができ、それだけ水力発電装置の建設
が工期的あるいは費用的に容易であり、延いては電力の
低価格供給が可能となる、(ロ) 上記水車1、発電機
3等の発電装置の主要部が水源30の下方の地中に埋設
配置される構成であることから、例えば従来のように発
電装置が地上に設置される場合に比して、該発電装置の
設置に起因する周辺環境の破壊、周辺景観の改変が可及
的に少なく、地球的な自然保護が強く叫ばれている昨今
の状況下において好適な水力発電装置を提供できる、
(ハ) 地中に配置した上記タンク13内の空気圧を上
記空気圧調整手段Xによって調整することで該タンク1
3内の貯留水W0の水面位h0を所定値に維持するように
しているので、該タンク13を介して連通する上記落水
管4と放水管5とが実質的に一連の通路となり、例えば
上記タンク13の貯水部15における貯留水W0の水面
位h0が上記低水位部32の水面位h2よりも高い場合は
勿論のこと、該低水位部32の水面位h2よりも低い場
合であっても、上記放水管5のサイホン効果を利用して
上記タンク13内の貯留水W0を排水することができ、
この結果、上記水車1の地中への配置深さを任意に設定
することができ、水力発電装置の設置に際して、例えば
設置位置の地形等からの制約をほとんど受けることがな
く、それだけ水力発電装置の適用範囲が拡大される、
(ニ) 上記放水管5は、地中に設置された上記タンク
13から地表側に立ち上がった後、該地表に沿って低水
位部32側まで埋設配置されるものであるため、該放水
管5の配置による周辺景観の阻害が皆無であるととも
に、例えば水源が流れ勾配が小さな河川であったとして
も、上記放水管5の地表側配置部分を川下側へ長く延ば
すことで発電に必要な有効落差を確保することができる
ことから、水源の形態に拘わらず水力発電を行うことが
可能であり、これらによっても水力発電装置の適用範囲
の拡大が図られる、等の有用な効果が奏せられるもので
ある。
【0015】 本願の第2の発明にかかる水力発電装
置によれば、上記第1の発明にかかる水力発電装置にお
いて、上記空気圧調整手段Xを、上記高水位部31と上
記タンク13の貯水部15との間を連通する連絡管6
と、該連絡管6の中段部に設けられて上記高水位部31
から供給される水Wに空気を混合させる気水混合器8
と、上記連絡管6の通路を開閉するバルブ24とを備え
た構成しているので、水と空気の混合流体が、上記高水
位部31とタンク13との水頭差によって上記連絡管6
から該タンク13内に供給されると、該混合流体は上記
タンク13内において水と空気とに分離し、分離後の空
気は上記タンク13の上部に、分離後の水は該タンク1
3の下部に、それぞれ別れて貯留され、空気溜り部分と
水溜り部分との容積比によって上記タンク13内の空気
圧が調整される。
【0016】従って、上記タンク13の空気圧調整に格
別の外的動力を必要とせず、例えば上記空気圧調整手段
Xをモータあるいはエンジンを駆動源とするエアポンプ
機構で構成する場合に比して、装置の運転経費の低廉化
が図れることになる。
【0017】また、かかるタンク13の空気圧調整は、
水力発電装置の稼働準備作業において行われることが多
いが、かかる準備作業においては未だ電力供給がされて
いないのが通例であることを考慮すれば、電力供給がさ
れていない状況下においても適用できるということは、
それだけ本願発明の水力発電装置の設置自由度がさらに
高くなるということであり、それだけその適用範囲がさ
らに拡大されることになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本願発明を好適な実施形態
に基づいて具体的に説明する。
【0019】第1の実施形態 図1には、本願発明にかかる水力発電装置の第1の実施
形態にかかる水力発電装置Z1を示している。
【0020】A:構造の説明 この水力発電装置Z1は、設置条件として、取水側の高
水位部と放水側の低水位部との間の水位差が比較的大き
く採れる設置条件下、具体的には、例えば河川30を水
源とした場合、該河川30が比較的急勾配の流れをも
ち、その上流側の高水位部31と下流側の低水位部32
との間の水位差が比較的大きいという条件下において好
適な水力発電装置であって、この実施形態においては、
図1に示すように、上記河川30の上流側の適所に止水
堰10を設置し、該止水堰10の堰作用により水位が上
昇した部分を高水位部31(水面位「h1」)として利
用し、また該高水位部31より下流側で且つ上記高水位
部31に対して所定以上の水位差をもつ部位を低水位部
32(水面位「h2」)として利用し、上記低水位部3
2から取水した水の位置エネルギーを利用して後述の如
く発電するとともに、使用済みの水はこれを後述するよ
うにサイホン効果を利用して上記低水位部32側に放水
することで連続的な発電を可能としている。
【0021】尚、上記止水堰10は、河川30の景観維
持、環境改変の抑制、あるいは設置工事の容易且つ低コ
スト化等の観点から、従来一般的なコンクリート製の止
水堰とはせずに、例えばゴム製の止水堰としている。
【0022】上記水力発電装置Z1は、上記河川30の
略直下、例えば上記高水位部31に対応する川岸部分の
直下の地下に、その内部を機械室12とした所定大きさ
のコンクリート製の地下構造体11を埋設構築するとと
もに、該地下構造体11の機械室12内には密閉室状の
タンク13を配置している。また、このタンク13は、
その上部を水車収容部14、下部を貯水部15とすると
ともに、上記水車収容部14内には、例えばペルトン型
の水車1を配置している。そして、このタンク13内の
水車1の出力軸は上記タンク13の側壁を貫通して上記
機械室12内に突出しているとともに、該出力軸には増
速機2を介して発電機3が連結されており、上記水車1
の回転力を受けて上記発電機3が回転駆動されることで
発電が行われるようになっている。また、上記タンク1
3の上面側にはバルブ26を備え且つ該タンク13の内
部と上記機械室12とを選択的に連通可能とする通気管
17が設けられている。
【0023】一方、上記上記水車1の近傍と上記高水位
部31との間には、地中を上下方向に向けて延びる所定
径の落水管4が埋設配置されており、該落水管4の上端
は取水口19とされ上記高水位部31の底部側に臨んで
開口している。また、落水管4の下端はノズル18とさ
れ、上記水車1のバケットに対向配置されている。さら
に、上記落水管4の上記ノズル18寄り位置には、止水
用のバルブ21が取り付けられている。
【0024】従って、上記バルブ21を開弁させて上記
落水管4を介して上記高水位部31側の水Wを上記ノズ
ル18側に落下供給し且つこれを該ノズル18から上記
水車1に向けて噴出させることで、上記水Wのもつ位置
エネルギーが上記水車1の運動エネルギーに変換され、
さらにこれが上記発電機3において電気エネルギーに変
換されることになる。
【0025】一方、上記タンク13の上記貯水部15部
分には、次述の放水管5と連絡管6とが配設されてい
る。
【0026】上記放水管5は、上記水車1の駆動作用を
為したのち上記貯水部15側に溜った水Wをサイホン効
果を利用して上記低水位部32側に排出させるものであ
って、所定径の管体で構成される。そして、この放水管
5は、その一端5aを上記貯水部15の底部に開口させ
るとともに、そのまま上記タンク13及び上記地下構造
体11を貫通して地表近くまで上下方向に向けて埋設配
置される。そして、地表近くにおいて屈曲した後、上記
河川30の傾斜に沿う如く地表から所定深さ位置に埋設
されて上記高水位部31側から上記低水位部32側に延
び、その終端である他端5bは上記低水位部32内に開
口するとともに止水用のバルブ22が備えられている。
尚、この場合、上記放水管5の一端5aの高さ位置は、
少なくとも上記貯水部15における貯留水W0の設定水
面位「h0」よりも下方に位置していることが必要なこ
とは言うまでもない。また、この実施形態においては、
この貯水部15における貯留水W0の設定水面位「h0
を、上記低水位部32の水面位「h2」よりも水位差
「H0」だけ高い位置に設定している。
【0027】さらに、上記放水管5の上記屈曲部分、即
ち、最高部には、バルブ23を備えた排気管9が接続さ
れており、上記放水管5内の空気は該排気管9から大気
側に排出されることになる。
【0028】上記連絡管6は、上記タンク13内に空気
を送り込んで該タンク13内の空気圧を調整するための
ものであって、上記タンク13及び地下構造体11の壁
面を貫通して、上記貯水部15から上記高水位部31に
向けて上下方向に埋設配置され、その下端6aはほぼ上
記放水管5の一端5aと同じ高さ位置において開口し、
またその上端6bは上記高水位部31内に埋没状態で開
口している。また、この連絡管6は、その下端6a寄り
位置にバルブ24を備えるとともに、その上端6b寄り
位置には気水混合器8を備えている。上記気水混合器8
は、上記連絡管6の内部通路に連通する所定大きさの容
積部8aと、該容積部8aに連通して大気に開放される
とともにバルブ25が介設された通気管7とで構成さ
れ、上記容積部8aにおいて高水位部31からの水Wと
上記通気管7からの空気とを混合させるものである。従
って、この実施形態のものにおいては、上記連絡管6と
上記気水混合器8及び上記バルブ24によって特許請求
の範囲中の「空気圧調整手段X」が構成されている。
【0029】尚、図1においては、作図の便宜上、上記
通気管7及び排気管9を長大に画いているが、これらは
ともにその開口端が大気に臨めば十分であり、従って、
地形に合わせて適宜長さ調整されるものである。
【0030】B:装置の作動説明 次に、上述の如き構成をもつ水力発電装置Z1を使用し
て水力発電を行う場合の作動等について説明する。
【0031】B−1:稼働準備作業 先ず、図1に示す如き水力発電装置Z1が建設された
後、これを実際に作動させて水力発電を行わしめるため
には、以下に述べる如き準備作業が必要となる。以下、
この稼働準備作業について説明する。
【0032】先ず、各バルブの初期設定として、バルブ
21とバルブ22とバルブ24とバルブ26を共に閉弁
し、バルブ23とバルブ25はこれを共に開弁する。
【0033】この初期設定の状態で、上記バルブ21を
開弁し、上記高水位部31側から水Wを上記タンク13
内に供給し、該タンク13内に水Wが所定量、例えば、
図1に示す水位差「H0」の近くまで充填された時点で
上記バルブ21とバルブ26とを閉弁する。この場合、
当初から上記タンク13内に存在していた空気は、上記
バルブ26が開弁している間に上記通気管17から排出
される。
【0034】次に、上記排気管9から上記放水管5内に
水Wを投入し、該放水管5内に存在する空気を該水Wに
よって順次上記排気管9から排出させながら該放水管5
内に水Wを充填する。水Wの充填完了後、上記バルブ2
3を閉弁する。
【0035】しかる後、上記連絡管6に設けた上記バル
ブ24を開弁させるとともに、上記放水管5の他端5b
に設けた上記バルブ22を開弁する。すると、上記放水
管5の最高部と上記高水位部31との水位差H3に相当
する水頭圧で、上記高水位部31側の水Wが上記連絡管
6を介して上記タンク13内に導入されるが、この際、
上記気水混合器8において上記水Wに上記通気管7から
供給される空気が混合され、上記水Wは空気との混合流
体となって上記タンク13内に導入される。このタンク
13内に導入された混合流体は、該タンク13内への導
入後、空気と水とに分離し、空気はその浮力によって上
記タンク13の上部に次第に溜る。また、分離後の水W
は、上記タンク13の下部側に溜るが、上記放水管5に
設けた上記バルブ22が開弁していることから、順次こ
の放水管5を通って上記低水位部32側に排出される。
従って、上記連絡管6から混合流体が連続的に供給され
るに従って、封入状態にある空気は上記タンク13の上
部、即ち、上記水車収容部14内に次第にその容積を増
大させながら貯留される。
【0036】この場合における上記タンク13の貯水部
15側における貯留水W0の水面位「h0」と上記水車収
容部14における空気圧と、上記低水位部32の水面位
「h2」との相対関係は次のようになっている。即ち、
上記低水位部32にかかる大気圧を「P1」、上記水車
収容部14の空気圧を「P2」、上記低水位部32の水
面位「h1」と上記貯水部15内の貯留水W0の水面位
「h0」との水位差を「H0」、水Wの比重を「1」とす
ると、「P1=H0+P2」となる。
【0037】従って、目標とする上記貯留水W0の水面
位「h0」と上記低水位部32の水面位「h2」との水位
差が「H0」となった時点において上記連絡管6に設け
た上記バルブ24を閉弁することで、上記水車収容部1
4内の空気圧は、上記水位差「H0」を維持し得るよう
に大気圧「P1」よりも水位差「H0」に相当する圧力だ
け低い圧力「P2」に保持され、その時の上記水面位
「h0」は「設定水面位」とされる。また、この場合、
上記低水位部32の水面位「h2」と上記貯水部15内
の貯留水W0の水面位「h0」とは、上記水車収容部14
内の空気圧と大気圧との相対関係に基づいて平衡状態に
ある。
【0038】以上で、水力発電装置Z1の稼働準備作業
が完了する。
【0039】B−2:発電作動 上述の如くして稼働準備作業が完了すると、次に実際の
発電作動に移行する。
【0040】発電作動は、上記落水管4に設けた上記バ
ルブ21を開弁することで開始される。即ち、上記バル
ブ21が開弁されると、上記高水位部31側の水Wが上
記ノズル18から上記水車1の各バケットに向けて順次
噴出され、この噴流水のもつ運動エネルギーを受けて上
記水車1が回転駆動され、さらにこの水車1の回転力が
上記増速機2を介して上記発電機3に増速して伝達され
ることで該発電機3が回転駆動され、該発電機3により
発電が行われる。この発電により生じた電力は、図示し
ない送電装置を介して地上側に取り出され、所要の電力
需要に供せられる。尚、この発電に供せられる上記水W
の運動エネルギーは、上記タンク13を介して上記落水
管4と放水管5とが連通していることから、上記高水位
部31の水面位「h1」と上記低水位部32の水面位
「h2」との水位差「H1」に基づく水頭圧となる。
【0041】一方、上記落水管4のノズル18から噴出
されて上記水車1を駆動した後の水、即ち「放流水」
は、上記タンク13の貯水部15側に溜る。この場合、
この放流水の貯留により上記貯留水W0の水面位「h0
が上昇し、上記低水位部32の水面位「h2」との間に
上記水位差「H0」を越える水位差が生じるとともに、
上記水車収容部14の容積の減少によってその空気圧も
上昇する。すると、この水位差の増加と上記空気圧の増
加とを受けて、上記貯留水W0は上記設定水面位「h0
を維持すべく順次サイホン効果により上記放水管5を通
して上記低水位部32側に放出され、上記貯留水W0
水面位「h0」は上記ノズル18からの水Wの噴出(即
ち、発電作動の継続)にも拘わらず常時一定に収束せし
められる。この結果、上記水車1が常時水車収容部14
内、即ち、回転抵抗の少ない空気中において回転駆動さ
れ、損失水頭の少ない効率の良い発電が実現されるもの
である。
【0042】尚、例えば、上記低水位部32の水面位
「h2」と上記貯留水W0の水面位「h0」とを同一高さ
に設定した場合には、上記水車収容部14内の空気圧
「P2」は大気圧に設定されることになる。
【0043】以上のように地下設置される水力発電装置
1においては、従来一般的な水力発電装置に比較し
て、次のような特有の効果が得られる。
【0044】第1に、上記水車1、発電機3等の発電装
置の主要部を水源30の下方の地中に埋設配置し、上記
水源30の水Wを地中に配置した上記落水管4を介して
上記水車1に導いて発電する構成であることから、例え
ば従来一般的な水力発電装置の如く巨大なダムを建設す
ることなく、簡易な止水堰10の設置により所定の有効
落差をもつ水流を確保することができ、それだけ水力発
電装置の建設が工期的あるいは費用的に容易であり、延
いては電力の低価格供給が可能となるものである。
【0045】第2に、上記水車1、発電機3等の発電装
置の主要部が水源30の下方の地中に埋設配置される構
成であることから、例えば従来のように発電装置が地上
に設置される場合に比して、該発電装置の設置に起因す
る周辺環境の破壊、周辺景観の低下が可及的に少なく、
地球的な自然保護が強く叫ばれている昨今の状況下にお
いて好適な水力発電装置を提供できることになる。
【0046】第3に、地中に配置した上記タンク13内
の空気圧を上記空気圧調整手段Xによって調整すること
で該タンク13内の貯留水W0の水面位「h0」を設定水
面位に維持するようにしているので、該タンク13を介
して連通する上記落水管4と放水管5とが実質的に一連
の通路となり、例えば上記タンク13の貯水部15にお
ける貯留水W0の水面位「h0」が上記低水位部32の水
面位「h2」よりも高い場合は勿論のこと、該低水位部
32の水面位「h2」よりも低い場合であっても、上記
放水管5のサイホン効果を利用して上記タンク13内の
貯留水W0を排水することができる。この結果、上記水
車1の地中への配置深さを任意に設定することができ、
水力発電装置の設置に際して、例えば設置位置の地形等
からの制約をほとんど受けることがなく、それだけ水力
発電装置の適用範囲が拡大されることになる。
【0047】第4に、上記放水管5は、地中に設置され
た上記タンク13から地表側に立ち上がった後、該地表
に沿って低水位部32側まで埋設配置されるものである
ため、該放水管5の配置による周辺景観の阻害が皆無で
ある。さらに、例えば水源が、流れ勾配が小さな河川で
あったとしても、上記放水管5の地表側配置部分を川下
側へ長く延ばすことで発電に必要な有効落差「H1」を
確保することができることから、水源の形態に拘わらず
水力発電を行うことが可能であり、これらによっても水
力発電装置の適用範囲の拡大が図られることになる。
【0048】第5に、高水位部31と低水位部32とが
上記落水管4と放水管5を介して連通されており、例え
ば河川の増水により上記高水位部31の水位が上昇して
も、これと同様に上記低水位部32の水位も上昇し、発
電に関与する有効水頭はほとんど変化しないので、安定
した電力供給が可能となるものである。また、上記タン
ク13及び水車1等の発電機構が地中に埋設配置されて
いるので、例えば河川が増水したような場合であっても
発電作用には何らの影響がなく、このことからも安定し
た電力供給が可能となるものである。
【0049】第2の実施形態 図2には、本願発明の第2の実施形態にかかる水力発電
装置Z2を示している。この実施形態の水力発電装置Z2
は、高水位部31と低水位部32との間の水位差H1
比較的小さい場合に好適な水力発電装置であって、上記
第1の実施形態における上記水力発電装置Z1とその基
本構成を同一とし、該第1の実施形態にかかる水力発電
装置Z1と異なる点は、上記高水位部31と低水位部3
2との間の水位差「H1」が小さく、従ってこの水位差
「H1」の大きさに対応して上記地下構造体11の設置
深さも地表近くに設定されている点、及び上記低水位部
32の水面位「h2」よりも上記タンク13内の貯留水
0の水面位「h0」が低く、これら両者間に大きな水位
差「H0」が存在する点である。
【0050】このような設定の水力発電装置Z2におい
ては、上記タンク13の貯水部15側における貯留水W
0の水面位「h0」と上記水車収容部14における空気圧
と、上記低水位部32の水面位「h2」との相対関係は
次のようになっている。即ち、上記低水位部32にかか
る大気圧を「P1」、上記水車収容部14の空気圧を
「P2」、上記低水位部32の水面位「h1」と上記貯水
部15内の貯留水W0の水面位「h0」との水位差を「H
0」、水Wの比重を「1」とすると、「P1+H0=P2
となる。
【0051】従って、目標とする上記貯留水W0の水面
位「h0」と上記低水位部32の水面位「h2」との水位
差が「H0」となった時点において上記連絡管6に設け
た上記バルブ24を閉弁することで、上記水車収容部1
4内の空気圧は、上記水位差H0を維持し得るように大
気圧「P1」よりも水位差「H0」に相当する圧力だけ高
い圧力「P2」に保持され、その時の上記水面位「h0
は「設定水面位」とされる。 また、この場合、上記低
水位部32の水面位「h2」と上記貯水部15内の貯留
水W0の水面位「h0」とは、上記水車収容部14内の空
気圧と大気圧との相対関係に基づいて平衡状態にある。
【0052】このような状態下において上記バルブ21
が開弁されて、発電作動が開始されると、上記高水位部
31側の水Wが上記ノズル18から上記水車1の各バケ
ットに向けて順次噴出され、この噴流水のもつ運動エネ
ルギーを受けて上記水車1が回転駆動され、さらにこの
水車1の回転力が上記増速機2を介して上記発電機3に
増速して伝達されることで該発電機3が回転駆動され、
該発電機3により発電が行われる。この発電により生じ
た電力は、図示しない送電装置を介して地上側に取り出
され、所要の電力需要に供せられる。尚、この発電に供
せられる上記水Wの運動エネルギーは、上記タンク13
を介して上記落水管4と放水管5とが連通していること
から、上記高水位部31の水面位「h1」と上記低水位
部32の水面位「h2」との水位差「H1」に基づく水頭
圧となる。
【0053】一方、上記落水管4のノズル18から噴出
されて上記水車1を駆動した後の水、即ち「放流水」
は、上記タンク13の貯水部15側に溜る。この場合、
この放流水の貯留により上記貯留水W0の水面位「h0
が上昇し、上記低水位部32の水面位「h2」との間の
水位差が、上記水位差「H0」よりも減少するととも
に、上記水車収容部14の容積の減少によってその空気
圧が上昇する。すると、この水位差の減少と上記空気圧
の増加とを受けて、上記貯留水W0は上記設定水面位
「h0」を維持すべく順次サイホン効果により上記放水
管5を通して上記低水位部32側に放出され、上記貯留
水W0の水面位「h0」は上記ノズル18からの水Wの噴
出(即ち、発電作動の継続)にも拘わらず常時一定に収
束せしめられる。
【0054】この結果、上記水車1が常時水車収容部1
4内、即ち、回転抵抗の少ない空気中において回転駆動
され、損失水頭の少ない効率の良い発電が実現されるも
のである。
【0055】尚、この第2の実施形態にかかる水力発電
装置Z2においても上記第1の実施形態にかかる水力発
電装置Z1と同様の効果が得られるものであり、従って
効果については上記第1の実施形態における該当箇所の
説明を援用することとし、ここでの説明は省略する。
【0056】その他 (1) 上記各実施形態においては、水車1としてペル
トン型のものを使用しているが、本願発明は水車の形態
が限定されるものではなく、ペルトン型以外の各種形態
の水車を適用できることは勿論である。
【0057】(2) 上記各実施形態においては、単一
の水車1を備えた水力発電装置を例にとって説明してい
るが、本願発明はかかる水車1の設置個数に限定される
ものでなく、水車1の設置個数は所要の発電量、水源の
可能取水量等の各種の条件に合わせて適宜水車1の設置
個数を増減設定し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施形態にかかる水力発電装
置の全体システム図である。
【図2】本願発明の第2の実施形態にかかる水力発電装
置の全体システム図である。
【符号の説明】
1は水車、2は増速機、3は発電機、4は落水管、5は
放水管、6は連絡管、7は通気管、8は気水混合器、9
は排気管、10は止水堰、11は地下構造体、12は機
械室、13はタンク、14は水車収容部、15は貯水
部、17は通気管、18はノズル、19は取水口、21
〜26はバルブ、30は河川、31は高水位部、32は
低水位部、H0〜H3は水位差、Xは空気圧調整手段、Z
1及びZ2は水力発電装置である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 河川、湖沼等の水源(30)の高水位部
    (31)の略直下の土中に、水車(1)を内蔵配置した
    密閉室状のタンク(13)を設置するとともに、上記高
    水位部(31)と上記水車(1)との間を落水管(4)
    により所要の水位差(H2)を確保した状態で連通し、
    上記落水管(4)を介して上記高水位部(31)から落
    下供給される水(W)の運動エネルギーにより上記水車
    (1)を回転させ、該水車(1)の回転力により発電機
    (3)を駆動して電力を取り出す如く構成する一方、 上記タンク(13)の下部に設けた貯水部(15)と、
    上記水源(30)の上記高水位部(31)に対して下方
    に所定の水位差(H1)をもつ低水位部(32)とを、
    上記タンク(13)側から地表近傍まで立ち上がった
    後、地表近傍に埋設された状態で上記低水位部(32)
    側まで降下して該低水位部(32)内に開放された放水
    管(5)により接続するとともに、 上記タンク(13)には、該タンク(13)の上記貯水
    部(15)内に貯留される貯留水(W0)の水面位
    (h0)を上記水車(1)の下方位置に設定維持して上
    記水車(1)を空気中に位置せしめるべく上記タンク
    (13)内の空気圧を、上記低水位部(32)の水面位
    (h2)と上記貯留水(W0)の水面位(h0)との水位
    差(H0)に対応させて調整する空気圧調整手段(X)
    を備え、 上記落水管(4)を介して上記タンク(13)内に供給
    され上記水車(1)を回転駆動させた後に上記タンク
    (13)の上記貯水部(15)に貯留される上記貯留水
    (W0)をサイホン効果を利用して上記低水位部(3
    2)側に順次排出させるように構成されていることを特
    徴とする水力発電装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記空気圧調整手段(X)は、上記高水位部(31)と
    上記タンク(13)の貯水部(15)との間を連通する
    連絡管(6)と、該連絡管(6)の中段部に設けられて
    上記高水位部(31)から供給される水(W)に空気を
    混合させる気水混合器(8)と、上記連絡管(6)の通
    路を開閉するバルブ(24)とを備えた構成されたこと
    を特徴とする水力発電装置。
JP9242902A 1997-09-08 1997-09-08 水力発電装置 Expired - Fee Related JP3037221B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9242902A JP3037221B2 (ja) 1997-09-08 1997-09-08 水力発電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9242902A JP3037221B2 (ja) 1997-09-08 1997-09-08 水力発電装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1181288A JPH1181288A (ja) 1999-03-26
JP3037221B2 true JP3037221B2 (ja) 2000-04-24

Family

ID=17095924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9242902A Expired - Fee Related JP3037221B2 (ja) 1997-09-08 1997-09-08 水力発電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3037221B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0815311D0 (en) 2008-08-21 2008-09-24 Jankel Paul Hydroelectric power generation system
JP6012109B2 (ja) * 2011-06-15 2016-10-25 リバイアサン エナジー ハイドロエレクトリック エルティーディー. 気泡を伴う管内ハイドロタービン
CN102912773B (zh) * 2012-11-02 2015-01-28 中国水电顾问集团华东勘测设计研究院 水电站扩机施工中的蜗壳保护方法
CN102926361B (zh) * 2012-11-22 2014-07-02 张俊岭 蓄水式水轮机进水落差井
CN103966987A (zh) * 2013-02-05 2014-08-06 李志顺 管流式水力发电法
CN103410209B (zh) * 2013-06-03 2015-10-28 张可池 社区节能排水装置
JP5475182B1 (ja) * 2013-11-21 2014-04-16 英一 猪坂 堰堤型の発電装置
JP6499984B2 (ja) * 2016-02-23 2019-04-10 山田技研株式会社 ペルトン式ピコ水力発電機を用いた水力外灯及び路面外灯装置
CN110685846B (zh) * 2019-10-14 2021-01-29 青海民族大学 一种水利水电提水装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1181288A (ja) 1999-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4182123A (en) Hydraulic power plant
US7656050B2 (en) Hydroelectric pumped-storage
JP2006029277A (ja) 発電装置
JP3037221B2 (ja) 水力発電装置
WO1998058130A1 (en) Fishway system
US20130088015A1 (en) Hydroelectric generators
RU2616692C2 (ru) Способ вырабатывания электроэнергии при помощи преобразования давления под водой
US20100170236A1 (en) Atmospheric pressure hydropower plant
US4216655A (en) Wave-operated power plant
JP5486600B2 (ja) 流体発電機
US4311410A (en) Self commanded hydrostation
JP3687790B2 (ja) 水力発電設備
US20210148327A1 (en) Power Generator
JP2000352371A (ja) 圧縮空気貯蔵複合発電システム
JPS58178878A (ja) 揚水発電装置
US3970859A (en) Hydro-electric generation of power from small bodies of water
CN208153239U (zh) 一种河道水力浮动发电装置
JP3125134B2 (ja) 自動循環水式発電装置
JP2004084586A (ja) 小型水力発電ユニット
EP4184002A1 (en) Hydropower barge
US20160138564A1 (en) A fluid driven prime mover system
JPS61145374A (ja) 沈下式水圧利用の発電装置
JPS58133486A (ja) 海水落下式発電方法および装置
JPH0271053A (ja) 圧縮空気エネルギー貯蔵システム
JP2000009015A (ja) 海水又は河川水を利用した地下水力発電方法とその発電機構

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees