JP3037089B2 - 連想メモリ - Google Patents

連想メモリ

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JP3037089B2
JP3037089B2 JP6310639A JP31063994A JP3037089B2 JP 3037089 B2 JP3037089 B2 JP 3037089B2 JP 6310639 A JP6310639 A JP 6310639A JP 31063994 A JP31063994 A JP 31063994A JP 3037089 B2 JP3037089 B2 JP 3037089B2
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各データをそれぞれ記
憶する複数のメモリワードを備えるとともに、各メモリ
ワードに記憶されたデータと検索データとの一致不一致
を検索する機能を備えた連想メモリ(Associat
ive Memory,内容アドレス式メモリ;Con
tent Addressable Memory)に
関し、特に、その連想メモリが複数個互いに直列にカス
ケード接続されて共通のデータ入力バスに接続され、そ
のデータ入力バスを経由して入力されたデータを用いた
検索がそれら複数の連想メモリそれぞれにおいて行われ
る連想メモリに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、上記のような検索機能を備えた連
想メモリが提案されている。ここでは、先ず最初に、連
想メモリの構造、機能について説明し、次いで連想メモ
リの適用分野の例について説明する。図9は従来の連想
メモリの一例を表わした回路ブロック図である。
【0003】この連想メモリ10には、互いに図の横方
向に並ぶ複数のメモリセルからなるメモリワード11
a,11b,…,11nが多数備えられている。またこ
の連想メモリ10は、検索データが入力されラッチされ
る検索レジスタ12を備え、検索レジスタ12にラッチ
された検索データの全部もしくは所定の一部のビットパ
ターンと、各メモリワード11a,11b,…,11n
に記憶されたデータのうち、上記ビットパターンと対応
する部分のビットパターンとの一致不一致が比較され、
各メモリワード11a,11b,…,11nのそれぞれ
に対応して備えられた一致線14a,14b,…,14
nのうちビットパターンが一致したメモリワード11
a,11b,…,11nに対応する一致線14a,14
b,…,14nに論理‘1’の一致信号が出力され、そ
れ以外の一致線14a,14b,…,14nに論理
‘0’の不一致信号が出力される。
【0004】ここでは各フラグ線14a,14b,…,
14nにそれぞれ‘0’,‘1’,‘0’,‘0’,
‘1’,…,‘0’の信号が出力されたものとする。こ
の信号はプライオリティエンコーダ15に入力され、こ
のプライオリティエンコーダ15からは論理‘1’の一
致信号が出力された一致線(ここでは一致線14bと一
致線14eの2本)のうちの優先度の最も高い最優先一
致線に対応するアドレス信号ADが出力される。ここで
は、添字のアルファベットが若いほど優先順位が高いも
のとし、従ってここでは一致線14bが最優先一致線と
なる。このプライオリティエンコーダ15から出力され
た、最優先一致線14bに対応するアドレス信号AD
は、必要に応じて、アドレスデコーダ16に入力され
る。アドレスデコーダ16ではこの入力されたアドレス
信号ADをデコードして各メモリワード11a,11
b,…,11nのそれぞれに対応して備えられたワード
線17a,17b,…,17nのうちの入力されたアド
レス信号ADに対応するいずれか1本のワード線(ここ
ではワード線17b)にアクセス信号(ここでは論理
‘1’の信号)を出力する。これによりアクセス信号の
出力されたワード線17bに対応するメモリワード11
bに記憶されているデータが出力レジスタ18に読出さ
れる。
【0005】上記のように連想メモリ10は、検索デー
タを用いて多数のメモリワード11a,11b,…,1
1nに記憶された内容(データ)を検索し、一致するデ
ータが記憶されたメモリワードのアドレスを得てそのメ
モリワードに記憶されたデータ全体を読出すことができ
るメモリである。図10は、連想メモリ中の1つのメモ
リワードを表わした詳細回路図である。
【0006】このメモリワード11は、同一構成のn個
のメモリセル11−1,11−2,…,11−nから構
成されている。各メモリセル11−1,11−2,…,
11−nには、互いの出力が互いの入力に接続された、
第1インバータ20−1,20−2,…,20−nと第
2のインバータ21−1,21−2,…,21−nが備
えられており、これらのインバータ20−1,21−
1;20−2,21−2;…;20−n,21−nによ
り各メモリセル11−1,11−2,…,11−nに論
理‘1’もしくは論理‘0’の1ビットの情報が記憶さ
れる。
【0007】また各メモリセル11−1,11−2,
…,11−nにおいて、第1インバータ20−1,20
−2,…,20−nの出力はNチャンネルトランジスタ
22−1,22−2,…,22−nを介してビット線2
3−1,23−2,…,23−nと接続されており、こ
のトランジスタ22−1,22−2,…,22−nのゲ
ートはワード線24に接続されている。また第2のイン
バータ21−1,21−2,…,21−nの出力はNチ
ャンネルトランジスタ25−1,25−2,…,25−
nを介してビットバー線26−1,26−2,…,26
−nと接続されており、このトランジスタ25−1,2
5−2,…,25−nのゲートもワード線24に接続さ
れている。さらに各メモリセル11−1,11−2,
…,11−nは、ビット線23−1,23−2,…,2
3−nとビットバー線26−1,26−2,…,26−
nとの間をつなぐように互いにシリーズに接続された2
つのNチャンネルトランジスタ27−1,28−1;2
7−2,28−2;…;27−n,28−nが配置され
ており、これら各2つのトランジスタ27−1,28−
1;27−2,28−2;…;27−n,28−nのう
ちの一方のトランジスタ27−1,27−2,…,27
−nのゲートは第1のインバータ20−1,20−2,
…,20−nの出力、他方のトランジスタ28−1,2
8−2,…,28−nのゲートは第2のインバータ21
−1,21−2,…,21−nの出力と接続されてい
る。
【0008】また一致線14には、各メモリセル11−
1,11−2,…,11−nに対応して1つずつトラン
ジスタ36−1,36−2,…,36−nが備えられて
おり、それらのトランジスタ36−1,36−2,…,
36−nは互いにシリーズに接続され、それらのトラン
ジスタ36−1,36−2,…,36−nの各ゲート
は、各2つのトランジスタ27−1,28−1;27−
2,28−2;…;27−n,28−nの中点と接続さ
れている。
【0009】またこの一致線14にはもう1つのトラン
ジスタ36−0がシリーズに接続されており、一致線1
4の図10の左端はこのトランジスタ36−0を介して
接地されている。またこのトランジスタ36−0のゲー
トは制御線30に接続されている。一致線14の、図1
0の右端にはセンス用インバータ31が配置され、この
インバータ31の出力からは一致線14がさらに延び、
図1に示すプライオリティエンコーダ15に接続されて
いる。
【0010】またこのインバータ31の入力と電源Vnn
との間には2つのPチャンネルトランジスタ32,33
が配置されており、これら2つのトランジスタ32,3
3のうちの一方のトランジスタ32のゲートは制御線3
0と接続され、他方のトランジスタ33のゲートはイン
バータ31の出力と接続されている。このような構造の
メモリワード及びその周辺回路を備えた連想メモリにお
いて、一致検索は以下のようにして行なわれる。
【0011】メモリセル11−1には、論理‘1’の情
報が記憶されているものとする。即ちこの場合第1のイ
ンバータ20−1の出力側が論理‘1’、第2のインバ
ータ21−1の出力側が論理‘0’の状態にある。この
メモリセル11−1に対して論理‘1’の検索が行なわ
れるものとする。即ち、ビット線23−1が論理
‘1’、ビットバー線26−1が論理‘0’とされる。
ワード線24は論理‘0’のままの状態に保持されてい
る。この場合トランジスタ27−1のゲートには論理
‘1’の電圧が印加され、ビット線23−1の論理
‘1’の信号がトランジスタ36−1のゲートに印加さ
れ、これによりトランジスタ36−1が‘オン’状態と
なる。即ちメモリセル11−1に記憶されたビット情報
とビット線23−1、ビットバー線26−1を経由して
入力された検索データ中のビット情報が一致する場合
に、対応するトランジスタ36−1が‘オン’状態とな
る。
【0012】また、メモリセル11−2には論理‘0’
の情報が記憶されているものとする。この場合第1のイ
ンバータ20−2の出力側が論理‘0’、第2のインバ
ータ21−2の出力側が論理‘1’の状態にある。この
メモリセル11−2に対してやはり論理‘1’の検索が
行なわれるものとする。即ち、ビット線23−2が論理
‘1’、ビットバー線26−2が論理‘0’とされる。
この場合、トランジスタ28−2を経由して論理‘0’
の状態にあるビットバー線26−2の信号がトランジス
タ36−2のゲートに印加され、したがってこのトラン
ジスタ36−2は‘オフ’状態にととどまることにな
る。即ち不一致の場合、一致線14にプリチャージされ
ていた電荷はディスチャージされない。
【0013】また、マスクをかけたビットについては、
メモリセル11−nに示すように、ビット線23−n、
ビットバー線26−nの双方とも論理‘1’とされる。
この場合このメモリセル11−nに論理‘1’の情報が
記憶されているか論理‘0’の情報が記憶されているか
に応じてトランジスタ27−nもしくはトランジスタ2
8−5のいずれかが‘オン’状態となり、これによりい
ずれの場合もトランジスタ36−5が‘オン’状態にな
る。すなわちそのメモリセルについては、記憶された情
報と検索の情報とが一致しているものとみなされる。
【0014】検索にあたっては制御線30が先ず論理
‘0’となり、トランジスタ32が‘オン’状態となっ
てインバータ31の入力側の一致線14がプリチャージ
され、その後制御線30が論理‘1’となり、トランジ
スタ32が‘オフ’状態となってプリチャージが停止す
るとともにトランジスタ36−0が‘オン’状態とな
る。
【0015】このとき、メモリセルに記憶された情報と
入力された検索の情報がこのメモリワード11を構成す
る全てのメモリセルにわたって一致している(上述した
ようにマスクされたビットは一致とみなす)場合、トラ
ンジスタ36−1,36−2,…,36−nの全てが
‘オン’状態となり一致線14にプリチャージされた電
荷がディスチャージされ、インバータ31から論理
‘1’の信号が出力される。
【0016】尚、図10に示す連想メモリのメモリ構造
は一例に過ぎず、種々の構造のものが提案されている
(例えば特願平5−216424号参照)。次に、連想
メモリの適用の一例として、LAN(Local Ar
ea Network)への適用例について説明する。
図11は、LANの一例を示した図である。
【0017】図11(A)に示すように2つの通信回線
LAN1,LAN2に、それぞれ複数の端末A〜G,T
〜Zが接続され、これにより2つの通信綱が構成されて
いるものとする。通信回路LAN1,LAN2のトラフ
ィック量(その通信回線を流れるデータの量;その通信
回線の混粒度)は、それぞれ’10’であるとする。こ
れら2つの通信回線を互いに接続する必要が生じた場合
に、図11(B)に示すように単純に接続すると、通信
回路LAN1,LAN2のトラフィック量は20とな
り、極めて混雑し、各端末間がなかなか接続されず、待
ち時間、空き時間が増大してしまうという結果を招く。
【0018】そこで通常は、図11(C)に示すように
2つの通信回路LAN1,LAN2の中間に、これらの
通信回線LAN1,LAN2のうちの一方から発信され
たデータを他方に伝送するか否かのフィルタリングを行
なうブリッジを接続する。このブリッジを接続した場
合、このブリッジを通過するデータのトラフィック量、
すなわち2つの通信綱に跨るデータの授受についてのト
ラフィック量を1とすると、各通信回路LAN1.LA
N2内部でのトラフィック量10を合わせ、各通信回線
LAN1,LAN2のトラフィック量はそれぞれ11と
なり、2つの通信回線LAN1,LAN2を単純に接続
した図11(B)の場合と比べトラフィック量は大きく
低下する。ここでは2つの通信回線LAN1,LAN2
の接続について説明したが、1つのブリッジに多数の通
信回線を接続すると、この差はさらに顕著となる。
【0019】図12は、ブリッジの機能説明図である。
ブリッジは内部にメモリを持ち、最初は全て空白の状態
から出発し、例えば通信回線LAN1の端末Aからデー
タが送信されると、LAN1側からそのデータが送信さ
れてきたことを受けて、端末Aが通信回線LAN1に接
続されていることを学習する。この学習は、概念的に
は、ブリッジ内部のメモリに、通信回線LAN1,LA
N2それぞれについてテーブル1,テーブル2を持ち、
通信回線LAN1に対応するテーブル1に端末Aを書込
むことによって行われる。端末Aから送信されたデータ
の受信先が、端末Aと同じLAN1側の通信網内にある
か否かは端末Aについてのみ学習した時点では判らずし
たがってこの時点は無条件にブリッジを通過させる。
【0020】このような学習を繰り返すことにより、ブ
リッジ中に図12に示すようなテーブル1,テーブル2
が作成され、これらが作成された後は、例えば図示のよ
うに、発信先が端末B(LAN1側)、受信先が端末X
(LAN2側)のデータは、ブリッジで、それら端末
B,Xがブリッジを跨っていることを認識してブリッジ
を通過させ、発信先,受信先がいずれもLAN1側の端
末A,Eの場合は、それらの端末A,Eがブリッジから
見て同じ側の通信網にあることを認識してブリッジデー
タの通過を遮断する。これにより、前述したように、ト
ラフィック量の低減化が図られる。
【0021】このブリッジに備えられるメモリとして連
想メモリを採用すると、処理の高速化が図られる。例え
ば各端末A〜G,T〜Zの情報と、それらの各端末がテ
ーブル1に属するか(LAN1側に接続されている
か)、あるいはテーブル2に属するか(LAN2側に属
するか)という情報を連想メモリに記憶し、データを通
過させるか否かの判断にあたっては、例えば受信先が端
末Xであった場合、そのXを検索データとして検索して
そのXがテーブル2(LAN2)に属する端末であるこ
とを認識し、これに基づいてデータを通過させるか否か
を定めることができる。
【0022】これに対し、ブリッジに通常のRAMメモ
リ等を備えた場合は、メモリされたデータを1つずつ読
み出してはそのデータが端末Xのデータであるかを逐次
比較により検索する必要があり、ブリッジを通過させる
か遮断するかを定めるために多大な時間を要することと
なる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、連想メ
モリは、例えばLANネットワーク等に好適に用いられ
るが、例えば端末Aからデータが送信されてきたとき、
それを受けて端末Aがブリッジ内のメモリに既に登録さ
れているかどうか確認し、未登録の場合は登録を行なう
必要があるが、従来、既に登録されているかどうかの確
認と、未登録の場合の登録との2つのステップを必要と
しており、このことが、ブリッジの動作をさらに高速化
する際の妨げの1つとなっている。
【0024】これを解決する目的で、未登録データの登
録を高速に行うことのできる連想メモリを提案した(特
願平5−248120号参照)。一方、連想メモリのメ
モリ容量が不足する場合に備え、同一構造の連想メモリ
を複数個カスケード接続し、外部からは、あたかも、大
容量の1つの連想メモリであるかのように動作するよう
に、あらかじめ構成しておくことが考えられている。
【0025】ところが上述の提案にかかる未登録データ
の登録を高速に行う技術をカスケード接続されるように
構成された連想メモリにそのまま適用すると、その連想
メモリをカスケード接続して動作させる際にカスケード
接続された複数の連想メモリにその未登録データが重複
して登録されてしまうことになり、カスケード接続して
もメモリ容量を実質的に増加させることができないとい
う問題がある。
【0026】本発明は、上記事情に鑑み、複数個カスケ
ード接続された場合にカスケード接続された個数分だけ
メモリ容量を実質的に大容量化でき、かつ、未登録デー
タの登録を高速に行うことのできる連想メモリを提供す
ることを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の連想メモリは、各格納データをそれぞれ書換え自在
に記憶する複数のメモリワードを備え、検索用のデータ
が入力され、入力されたデータを用いて所定の格納デー
タが記憶されたメモリワードの検索を行う連想メモリで
あって、該連想メモリ複数が互いにカスケード接続され
て共通のデータ入力バスに接続され、これら複数の連想
メモリのそれぞれにおいて該データ入力バスを経由して
入力されたデータを用いた検索が行われる連想メモリに
おいて、検索時に、検索に用いられたデータを、上記複
数の連想メモリのうち、検索の対象とされる有効な格納
データが記憶されておらずしたがって上書きが許容され
る空き状態にあるメモリワードを有する連想メモリの中
の1つの連想メモリの、前記空き状態にあるメモリワー
ドの中の1つのメモリワードに記憶させるデータ登録を
行うデータ登録手段を備えたことを特徴とする。
【0028】ここで、データ登録の対象となる「検索に
用いられたデータ」は、外部から入力された「検索用の
データ」そのものであってもよいが、それに限定される
ものではなく、その検索用のデータにマスクをかけたり
あるいは何らかの付加ビットを付加したりしてその検索
用のデータを変更したデータであってもよい。また上記
データ登録手段は、検索時に、検索に用いられたデータ
を常に登録するものである必要はなく、そのデータを登
録するかしないかを定める何らかの条件が付加されたも
のであってもよい。
【0029】上記本発明の連想メモリにおいて、上記デ
ータ登録手段は、上記要件を満足する限り、具体的には
どのように構成されたものであってもよいが、第1の例
として、上記データ登録手段は、 (1−1)複数のメモリワードそれぞれに対応して備え
られた、対応するメモリワードが空き状態にあることを
表わす空きフラグが記憶される空きフラグレジスタ (1−2)複数のメモリワードに対応する複数の空きフ
ラグレジスタのうちの少なくとも1つに空きフラグが記
憶されているデータ登録可能状態にあるか否かを検出す
るデータ登録可能状態検出回路 (1−3)検索時に、検索に用いられたデータを、空き
フラグが記憶された空きフラグレジスタの1つに対応す
るメモリワードに書き込む検索データ書込回路 (1−4)データ登録を指示するデータ登録制御信号を
入力するデータ登録制御信号入力端子 (1−5)上記複数の連想メモリのうち自分よりも前段
側に接続された全ての連想メモリに亘って空きフラグレ
ジスタの少なくとも1つに空きフラグが格納されている
ことを表わす第1のプライオリティ信号を入力するプラ
イオリティ信号入力端子 (1−6)プライオリティ信号入力端子から第1のプラ
イオリティ信号が入力されたこと、および自分自身のデ
ータ登録可能状態検出回路においてデータ登録可能状態
が検出されたことのうちの少なくとも一方の事象の発生
を表わす第2のプライオリティ信号を出力するプライオ
リティ信号出力端子 (1−7)上記データ登録制御信号の入力を受けて、第
1のプライオリティ信号の入力がなく、かつ自分自身が
データ登録可能状態にある場合に、検索に用いられたデ
ータが書き込まれたメモリワードに対応する空きフラグ
レジスタを、有効な格納データが記憶されていることを
表わす状態にリセットするフラグリセット回路 を備えた構成とすることができる。
【0030】尚、このデータ登録手段は、さらに、 (1−8)上記複数の連想メモリのうち自分よりも前段
側に接続された全ての連想メモリのいずれにおいても上
記所定の格納データが記憶されたメモリワードが存在し
なかったことを表わす第1のミスヒット信号を入力する
ミスヒット信号入力端子 (1−9)上記複数の連想メモリのうち自分よりも前段
側に接続された全ての連想メモリのいずれにおいても、
かつ自分自身においても上記所定の格納データが記憶さ
れたメモリワードが存在しなかったことを表わす第2の
ミスヒット信号を出力するミスヒット信号出力端子を備
えた構成としてもよい。
【0031】また、本発明の連想メモリにおけるデータ
登録手段の第2の例として、 (2−1)複数のメモリワードそれぞれに対応して備え
られた、対応するメモリワードが空き状態にあることを
表わす空きフラグが記憶される空きフラグレジスタ (2−2)複数のメモリワードに対応する複数の空きフ
ラグレジスタのうちの少なくとも1つに空きフラグが記
憶されているデータ登録可能状態にあるか否かを検出す
るデータ登録可能状態検出回路 (2−3)検索時に、検索に用いられたデータを、空き
フラグが記憶された空きフラグレジスタの1つに対応す
るメモリワードに書き込む検索データ書込回路 (2−4)データ登録を指示するデータ登録指示フラグ
を書換え自在に格納する登録指示フラグレジスタ (2−5)上記複数の連想メモリのうち自分よりも前段
側に接続されたすべての連想メモリに亘って空きフラグ
レジスタの少なくとも1つに空きフラグが格納されてい
ることを表わす第1のプライオリティ信号を入力するプ
ライオリティ信号入力端子 (2−6)プライオリティ信号入力端子から第1のプラ
イオリティ信号が入力されたこと、および自分自身のデ
ータ登録可能状態検出回路においてデータ登録可能状態
が検出されたことのうちの少なくとも一方の事象の発生
を表わす第2のプライオリティ信号を出力するプライオ
リティ信号出力端子 (2−7)登録指示フラグレジスタに登録指示フラグが
格納されており、かつ第1のプライオリティ信号の入力
がなく、さらに自分自身がデータ登録可能状態にある場
合に、検索に用いられたデータが書き込まれたメモリワ
ードに対応する空きフラグレジスタを、有効な格納デー
タが記憶されていることを表わす状態にリセットするフ
ラグリセット回路 を備えた構成とすることができる。
【0032】
【作用】上記本発明の連想メモリは、検索時に、検索に
用いられたデータを、いずれかの連想メモリのいずれか
のメモリワードに記憶させる(データ登録)を行なうデ
ータ登録手段を備えたものであるため、検索動作と書き
込み動作とが同時に行なわれ、処理の高速化が図られる
ことになる。
【0033】ここで、このデータ登録手段が、上記(1
−1)〜(1−7)の構成を備えたものである場合、上
記(1−4)のデータ登録制御信号入力端子からデータ
登録制御信号を入力するか否かに応じて検索時にデータ
登録を行なうか否かを定めることができる。上記(1−
1)〜(1−7)の構成を備えたデータ登録手段にさら
に上記(1−8),(1−9)の構成を備えた場合、検
索時に、カスケード接続された最後段の連想メモリの、
上記(1−9)のミスヒット信号出力端子から上記第2
のミスヒット信号が出力されたことを受けて、上記(1
−4)のデータ登録制御信号入力端子から上記データ登
録制御信号を入力するように構成すると、カスケード接
続された複数の連想メモリのいずれにも、所定の格納デ
ータが記憶されたメモリワードが検出されなかった場合
に、データ格納が行なわれる。
【0034】尚、上記(1−8),(1−9)が、デー
タ登録の目的以外の目的に備えられている場合は、それ
らをデータ登録用に兼用すればよい。またデータ登録手
段が上記(2−1)〜(2−7)の構成を備えたもので
ある場合、上記(2−4)の登録指示フラグレジスタに
データ登録指示フラグを格納しておくか否かに応じて、
検索時にデータ登録を行なうか否かを定めることができ
る。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は、複数の連想メモリがカスケード接続された状態を
示す模式図である。簡単のため、以下、各連想メモリ
を、「チップ」と称することがある。各チップ10a,
10b,…,10kには、第1のプライオリティ信号F
LIを入力するプライオリティ信号入力端子71a,7
1b,…,71kおよび第2のプライオリティ信号FL
Oを出力するプライオリティ信号出力端子72a,72
b,…,72kが備えられており、前段側(図1の上方
側)のチップ10a,10b,…のプライオリティ信号
出力端子72a,72b,…と、後段側(図1の下方
側)に隣接するチップ10b,…,10kのプライオリ
ティ信号入力端子71b,…,71kが接続されてい
る。また最前段(図1の最上段)に配置されたチップ1
0aのプライオリティ信号入力端子71aは接地されて
いる。
【0036】第1のプライオリティ信号FLIは、自分
よりも前段側のチップに、検索時にその検索に用いたデ
ータを登録する優先権が存在することを表わしており、
第2のプライオリティ信号FLOは、自分よりも前段側
のチップないし自分自身に、データ登録の優先権が存在
することを表わしている。また、図1に示す互いにカス
ケード接続された複数のチップ10a,10b,…,1
0kには、共通の信号線100が接続されている。この
図1には、この共通の信号線100は、代表的に一本の
み示されているが、例えば図2に示すように、複数本の
信号線がそれら複数のチップ10a,10b,…,10
kに共通に接続されている。
【0037】図2は、図1に示すようにカスケード接続
される複数の連想メモリ(チップ)のうちの1つの内部
構成図である。ここには、データの書き込みに必要な要
素のみ図示されており、データの読み出し側の構成は本
発明には直接関係しないため省略されている。図2に示
すチップ10Aのプライオリティ信号入力端子71から
は、第1のプライオリティ信号FLIが入力される。こ
の第1のプライオリティ信号FLIは、このチップ10
Aよりも前段側のいずれかのチップに検索時のデータ登
録の優先権があるときに“H”レベルにあり、前段側の
全てのチップの全てのメモリワードに有効な検索データ
が登録され、空き状態のメモリワードが存在しなくなっ
た時点で“L”レベルとなる。自分が最前段の場合、そ
れ以上優先度の高いチップは存在しないのだから、プラ
イオリティ信号入力端子71は、常に“L”レベルの信
号が入力されるように接地される(図1参照)。
【0038】プライオリティ信号入力端子71から第1
のプライオリティ信号FLI(“H”レベルの信号)が
入力されている場合、その“H”レベルの信号は、オア
ゲート73を経由し第2のプライオリティ信号FLO
(“H”レベルの信号)として後段側のチップに伝達さ
れる。また、このチップ10Aのメモリ部80には複数
のメモリ領域(80a,80b,…,80mが備えられ
ており、各メモリ領域80a,80b,…,80mに
は、それぞれ1ワード分の格納データを記憶するメモリ
ワード81とそのメモリワード81に検索の対象とされ
る有効な検索データが記憶されているか(論理“0”)
又は、有効な検索データが記憶されておらず、したがっ
て上書きが許容される空き状態にあるか(論理“1”)
を表わす空きフラグが格納される空きフラグレジスタ8
2が備えられている。この空きフラグレジスタ82に
は、最初は空き状態を表わす論理“1”の空きフラグが
格納されている。尚、この図2では、図示の煩雑さを避
けるため、メモリワード81および空きフラグレジスタ
82は、メモリ部80aにのみ図示されている。
【0039】全てのメモリ領域80a,80b,…,8
0mの全ての空きフラグレジスタ82の出力はオアゲー
ト74に入力され、そのオアゲート74の出力はオアゲ
ート73に入力される。したがって、全てのメモリ領域
80a,80b,…,80mの全ての空きフラグレジス
タ82の1つにでも空きフラグ“1”が格納されている
場合、プライオリティ信号入力端子71から第1のプラ
イオリティ信号FLI(“H”レベル)が入力されなく
ても、プライオリティ信号出力端子72からは、第2の
プライオリティ信号FLO(“H”レベル)が出力され
る。
【0040】また、このチップ10Aには、複数のチッ
プがカスケードに接続された場合にそれら複数のチップ
に共通に接続される信号入力端子として、入力データD
ATAを伝達するデータ入力バスに接続されるデータ入
力端子75、検索動作を指示する検索制御信号SRCH
_CTLを入力する検索制御信号入力端子76、検索時
にデータ登録を指示するデータ登録制御信号DT_RE
G_CTLを入力するデータ登録制御信号入力端子7
7、およびデータの書込みを指示するデータ書込制御信
号WRを入力するデータ書込制御信号入力端子78が備
えられている。
【0041】図3は、図2に示すチップ10Aのタイミ
ングチャートである。以下、図2とともに図3を参照し
て、図2に示すチップ10Aについての説明を続行する
データ入力端子75からデータDATAを入力し、デー
タ書込制御信号入力端子78にデータ書込制御信号WR
(“H”レベル)を入力すると、そのデータ書込制御信
号WRは、オアゲート79を経由してアドレス制御部8
3に入力される。アドレス制御部83には、メモリ部8
0からどのメモリ領域が空き状態にあるかを表わすデー
タが入力されており、アドレス制御部83では、空き状
態にあるメモリ領域のうちの最もアドレスの若いメモリ
領域に対応するアドレスADDRESSが生成されて出
力される。このアドレスADDRESSは、デコーダ部
84に入力され、デコーダ部84では、そのアドレスA
DDRESSのメモリ領域のワード線が活性化され、デ
ータ入力端子75から入力されたデータDATAがその
メモリ領域のワードメモリ81に記憶される。尚、メモ
リ部80からデコーダ部84に、メモリ部80の全ての
メモリ領域のうちの少なくとも1つが空き状態にある
か、それとも1つも空き状態にないかが通知され、1つ
も空き状態にない場合には、アドレス制御部83から、
例えば過渡的な擬似データが入力されても、どのメモリ
領域のワード線も活性化されないようデコーダ部84で
制御される。
【0042】また、データ書込制御信号WRは、ゲート
回路85にも入力される。ゲート回路85は、プライオ
リティ信号入力端子71から第1のプライオリティ信号
FLI(“H”レベル)が入力されておらず、かつ、メ
モリ部80のうちの少なくとも1つのメモリ領域が空き
状態にある場合(オアゲート74の出力が“H”レベル
にある場合)、すなわち、自分自身にデータ登録の優先
権が存在する場合に、データ書込制御信号WRをフラグ
制御信号FLG_CTLとして通過させるものである。
そのフラグ制御信号FLG_CTLは、メモリ部80に
入力され、そのフラグ制御信号FLG_CTにより、デ
ータ入力端子75から入力されたデータが記憶されたア
ドレスのメモリ領域の空きフラグレジスタ82に、有効
な格納データが記憶されている旨を表わす論理“0”が
格納される。尚、自分自身のチップに空き状態のメモリ
領域が存在さえすれば、アドレス制御部83で生成され
たアドレスADDRESSに対応する、空き状態にある
メモリ領域のメモリワードにデータDATAは記憶され
るが、プライオリティ信号入力端子71から、自分より
も前段側にデータ格納の優先権が存在することを表わす
第1のプライオリティ信号FLI(“H”レベル)が入
力されている場合、ゲート回路85からフラグ制御信号
FLG_CTLは出力されず、そのメモリ領域の空きフ
ラグレジスタは、引き続き空きフラグ(論理“1”)が
格納された状態にとどまり、したがってそのメモリ領域
は、引き続き空き状態にとどまる。また、自分自身のメ
モリ部80に空き状態のメモリ領域が存在しないとき
は、どのメモリ領域に対応するワード線も活性化され
ず、したがってどのメモリ領域のメモリワードにもデー
タDATAは記憶されず、かつ、ゲート回路85からは
フラグ制御信号FLG_CTLも出力されない。
【0043】図3に示すタイミングチャートには、自分
自身にデータ登録の優先権が存在し、3回連続して書込
み用のデータDATAが入力されて記憶される場合のタ
イミングが示されている。検索を行なう場合は、データ
入力端子75から検索用のデータDATAが入力され、
かつ検索制御信号入力端子76から検索制御信号SRC
H_CTLが入力される。すると、メモリ部80ではそ
の入力されたデータDATAと一致するデータの検索が
行なわれる。
【0044】また、検索制御信号SRCH_CTLは、
上述のデータ書込制御信号と同様に、オアゲート79を
経由してアドレス制御部83にも入力される。すなわ
ち、検索用のデータDATAを用いて検索を行なうと同
時に、その検索用のデータDATAは、空き状態にある
メモリ領域のメモリワードに記憶される。その後、デー
タ登録制御信号入力端子77からデータ登録制御信号D
T_REG_CTLが入力されると、そのデータ登録制
御信号DT_REG_CTLは、上述したデータ書込制
御信号WRと同様に、自分自身にデータ登録の優先権が
存在する場合にゲート回路85を経由しフラグ制御信号
FLG_CTLとして出力されてメモリ部80に入力さ
れ、検索用のデータが記憶されたメモリワード81を有
するメモリ領域の空きフラグレジスタ82が、有効な検
索データが記憶されていることを表わす論理“0”の状
態にリセットされる。自分自身にデータ登録の優先権が
存在しない場合は、ゲート回路85からフラグ制御信号
FLG_CTLは出力されず、検索用のデータが空き状
態にあるメモリワードに記憶されても、それに対応する
空きフラグレジスタは引き続き空きフラグ(論理
“1”)が格納された状態にとどまり、次の検索用のデ
ータもそのメモリワードに上書きされる。
【0045】図3に示すタイミングチャートには、自分
自身にデータ登録の優先権が存在する場合において、検
索用のデータが3回続けて入力され、最初の2回の検索
ではその入力されたデータと一致する格納データが検出
され、したがってデータ登録制御信号DT_REG_C
TLは入力されず、3回目の検索では一致する格納デー
タは検出されず、したがってデータ登録制御信号DT_
REG_CTLが入力され、そのときの検索用データが
登録されたことを示すタイミングが示されている。この
図2に示す連想メモリの場合、データ書込制御信号WR
の入力による格納データの登録によって変化した、デー
タ登録の優先権は、データ登録制御信号DT_REG_
CTLの入力によるデータ登録の時点までに、すなわち
図3に示す時間T1 の間に確定していればよく、したが
って、データ書込制御信号WRの入力によるデータ登録
後、時間を置かずに検索を開始することができる。
【0046】図4は、図1に示すようにカスケード接続
される連想メモリの他の実施例を示す内部構成図、図5
はそのタイミングチャートである。図2,図3に示す実
施例における要素と同一の要素には、図2,図3に付し
た符号と同一の信号を付して示し、相違点のみについて
説明する。図4に示す連想メモリ10Bには、図2に示
す実施例におけるデータ登録制御信号入力端子77に代
わり、検索時にデータ登録を指示するデータ登録指示フ
ラグを書換え自在に格納する登録指示フラグレジスタ8
7が備えられており、それに伴って、図1に示すゲート
回路85が若干変更されたゲート回路88と、図1に示
すオアゲート79に代わるセレクタ86が備えられてい
る。セレクタ86は、データ書込時には入力86Aを選
択し、検索時には入力86Bを選択するように切り換え
られる。
【0047】登録指示フラグレジスタ87には、図5に
示すタイミングチャートでは、2回目の検索時点迄、デ
ータ登録指示フラグ(論理“1”)が格納されている。
データ書込時には、セレクタ86は入力86Aを選択し
ており、図1に示す実施例の場合と同様にして書込みが
行なわれる。図5に示すタイミングチャートには、自分
自身に優先権が存在し、3回連続して検索データの書込
みを行なうシーケンスが示されている。
【0048】一方、検索時には、セレクタ86は入力8
6Bを選択するように切り換えられる。登録指示フラグ
レジスタ87にデータ登録指示フラグDT_REG_F
LG(論理“1”)が格納されている場合、自分自身に
優先権が存在すれば、図2に示す実施例のように外部か
らデータ登録制御信号DT_CTLを入力することな
く、自動的に、検索と同時に空き状態にあるメモリワー
ドにその検索用データが登録される。
【0049】この図4に示す実施例では、上記のよう
に、登録指示フラグレジスタ87にデータ登録指示フラ
グDT_REG_FLGが格納されている間、検索と同
時にその検索用のデータが自動的に記憶されるため、デ
ータ入力バスを経由して順次入力されてくるデータを機
械的に登録するモードを必要とする場合に有利である。
ただし、この図4に示す実施例では、検索と同時に自動
的にそのデータが記憶されるため、データ登録により変
化した優先権は検索開始までに確定されている必要があ
り、図5に示す時間T2 だけ待ってから検索を開始する
必要がある。
【0050】図6は、カスケード接続される連想メモリ
のもう1つの実施例を示す内部構成図、図7はそのタイ
ミングチャート、図8は、図6に示す連想メモリがカス
ケード接続された状態を示す模式図である。これらの図
において、前述した実施例(図1〜図5)と同一の要素
には、それらの図に付した符号と同一の符号を付して示
し、相違点のみについて説明する。
【0051】図6に示す実施例には、検索時に、自分よ
りも前段側に接続された全ての連想メモリのいずれにお
いても一致が検出されなかった場合に第1のミスヒット
信号MHI(“H”レベル)が入力されるミスヒット信
号入力端子91と、検索時に、自分よりも前段側に接続
された全ての連想メモリのいずれにおいても一致が検出
されず、かつ、自分自身においても一致が検出されなか
ったことを表わす第2のミスヒット信号MHO(“H”
レベル)を生成するゲート回路93と、そのゲート回路
93の出力端子と接続され、その第2のミスヒット信号
MHOを出力するミスヒット信号出力端子92が備えら
れている。
【0052】図6に示す連想メモリ10Cは、図8に示
すようにカスケード接続される。この図8には、図1に
示すカスケード接続と同様の配線に、前段側の連想メモ
リ10a,10b,…のミスヒット信号出力端子92
a,92b,…が、後段側に隣接する連想メモリ10
b,…,10kのミスヒット信号入力端子91b,…,
91kとの間をつなぐ配線が付加されており、さらに、
最後段の連想メモリ10kのミスヒット信号出力端子9
2kは、全ての連想メモリ10a,10b,…,10k
の、データ登録制御信号入力端子77a,77b,…,
77kに接続されている。また、最前段の連想メモリ1
0aのミスヒット信号入力端子92aは、それよりも前
段側で一致が検出されることはあり得ないため、常にミ
スヒット信号(“H”レベル)が入力されるようにプル
アップされている。
【0053】図6に示す連想メモリ10Cを図8に示す
ようにカスケード接続して動作させると、図7のタイミ
ングチャートに示すように、データ書込みの場合および
検索時に一致が検出された場合の動作は、図2に示す実
施例の場合と同等であるが、カスケード接続された連想
メモリ10a,10b,…,10kの全てにわたって一
致が検出されなかった場合、自分自身のチップから第2
のミスヒット信号MHOを出力した後、遅れ時間T3
け遅れて、最終段の連想メモリ10kから出力されたミ
スヒット信号MHOがデータ登録制御信号DT_REG
_CTLとして自分自身のチップに入力され、そのデー
タ登録制御信号DT_REG_CTLの入力により、一
致が検出されなかった検索用のデータが自動的に登録さ
れる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
検索時に、検索に用いられたデータが、カスケード接続
された複数の連想メモリのうちのいずれかの連想メモリ
のいずれかのメモリワードに登録され、したがって検索
と書込みが同時に行なわれ、処理の高速化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数の連想メモリがカスケード接続された状態
を示す模式図である。
【図2】図1に示すようにカスケード接続される複数の
連想メモリのうちの1つの内部構成図である。
【図3】図2に示す連想メモリのタイミングチャートで
ある。
【図4】図1に示すようにカスケード接続される連想メ
モリの他の実施例を示す内部構成図である。
【図5】図4に示す連想メモリのタイミングチャートで
ある。
【図6】カスケード接続される連想メモリのもう1つの
実施例を示す内部構成図である。
【図7】図6に示す連想メモリのタイミングチャートで
ある。
【図8】図6に示す連想メモリがカスケード接続された
状態を示す模式図である。
【図9】連想メモリの一例を表わした回路ブロック図で
ある。
【図10】連想メモリ中の1つのメモリワードを表わし
た詳細回路図である。
【図11】LANの一例を示した図である。
【図12】ブリッジの機能説明図である。
【符号の説明】
10a,10b,…,10k,10A,10B,10C
連想メモリ 71,71a,71b,…,71k プライオリティ信
号入力端子 72,72a,72b,…,72k プライオリティ信
号出力端子 77,77a,77b,…,77k データ登録制御信
号入力端子 80 メモリ部 80a,80b,…,80n メモリ領域 81 ワードメモリ 82 空きフラグレジスタ 87 登録指示フラグレジスタ 91 ミスヒット信号入力端子 92 ミスヒット信号出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 15/00 - 15/06 WPI(DIALOG)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各格納データをそれぞれ書換え自在に記
    憶する複数のメモリワードを備え、検索用のデータが入
    力され、入力されたデータを用いて所定の格納データが
    記憶されたメモリワードの検索を行う連想メモリであっ
    て、該連想メモリ複数が互いにカスケード接続されて共
    通のデータ入力バスに接続され、これら複数の連想メモ
    リのそれぞれにおいて該データ入力バスを経由して入力
    されたデータを用いた検索が行われる連想メモリにおい
    て、 検索時に、検索に用いられたデータを、前記複数の連想
    メモリのうち、検索の対象とされる有効な格納データが
    記憶されておらずしたがって上書きが許容される空き状
    態にあるメモリワードを有する連想メモリの中の1つの
    連想メモリの、前記空き状態にあるメモリワードの中の
    1つのメモリワードに記憶させるデータ登録を行うデー
    タ登録手段を備えたことを特徴とする連想メモリ。
  2. 【請求項2】 前記データ登録手段が、 前記複数のメモリワードそれぞれに対応して備えられ
    た、対応するメモリワードが前記空き状態にあることを
    表わす空きフラグが記憶される空きフラグレジスタと、 前記複数のメモリワードに対応する複数の空きフラグレ
    ジスタのうちの少なくとも1つに前記空きフラグが記憶
    されているデータ登録可能状態にあるか否かを検出する
    データ登録可能状態検出回路と、 検索時に、検索に用いられたデータを、前記空きフラグ
    が記憶された空きフラグレジスタの1つに対応するメモ
    リワードに書き込む検索データ書込回路と、 前記データ登録を指示するデータ登録制御信号を入力す
    るデータ登録制御信号入力端子と、 前記複数の連想メモリのうち自分よりも前段側に接続さ
    れた全ての連想メモリに亘って前記空きフラグレジスタ
    の少なくとも1つに前記空きフラグが格納されているこ
    とを表わす第1のプライオリティ信号を入力するプライ
    オリティ信号入力端子と、 前記プライオリティ信号入力端子から前記第1のプライ
    オリティ信号が入力されたこと、および自分自身の前記
    データ登録可能状態検出回路において前記データ登録可
    能状態が検出されたことのうちの少なくとも一方の事象
    の発生を表わす第2のプライオリティ信号を出力するプ
    ライオリティ信号出力端子と、 前記データ登録制御信号の入力を受けて、前記第1のプ
    ライオリティ信号の入力がなく、かつ自分自身が前記デ
    ータ登録可能状態にある場合に、検索に用いられたデー
    タが書き込まれたメモリワードに対応する空きフラグレ
    ジスタを、前記有効な格納データが記憶されていること
    を表わす状態にリセットするフラグリセット回路とを備
    えたことを特徴とする請求項1記載の連想メモリ。
  3. 【請求項3】 前記データ登録手段が、さらに、 前記複数の連想メモリのうち自分よりも前段側に接続さ
    れた全ての連想メモリのいずれにおいても前記所定の格
    納データが記憶されたメモリワードが存在しなかったこ
    とを表わす第1のミスヒット信号を入力するミスヒット
    信号入力端子と、 前記複数の連想メモリのうち自分よりも前段側に接続さ
    れた全ての連想メモリのいずれにおいても、かつ自分自
    身においても前記所定の格納データが記憶されたメモリ
    ワードが存在しなかったことを表わす第2のミスヒット
    信号を出力するミスヒット信号出力端子とを備えたこと
    を特徴とする請求項2記載の連想メモリ。
  4. 【請求項4】 前記データ登録手段が、 前記複数のメモリワードそれぞれに対応して備えられ
    た、対応するメモリワードが前記空き状態にあることを
    表わす空きフラグが記憶される空きフラグレジスタと、 前記複数のメモリワードに対応する複数の空きフラグレ
    ジスタのうちの少なくとも1つに前記空きフラグが記憶
    されているデータ登録可能状態にあるか否かを検出する
    データ登録可能状態検出回路と、 検索時に、検索に用いられたデータを、前記空きフラグ
    が記憶された空きフラグレジスタの1つに対応するメモ
    リワードに書き込む検索データ書込回路と、 前記データ登録を指示するデータ登録指示フラグを書換
    え自在に格納する登録指示フラグレジスタと、 前記複数の連想メモリのうち自分よりも前段側に接続さ
    れたすべての連想メモリに亘って前記空きフラグレジス
    タの少なくとも1つに前記空きフラグが格納されている
    ことを表わす第1のプライオリティ信号を入力するプラ
    イオリティ信号入力端子と、 前記プライオリティ信号入力端子から前記第1のプライ
    オリティ信号が入力されたこと、および自分自身の前記
    データ登録可能状態検出回路において前記データ登録可
    能状態が検出されたことのうちの少なくとも一方の事象
    の発生を表わす第2のプライオリティ信号を出力するプ
    ライオリティ信号出力端子と、 前記登録指示フラグレジスタに前記登録指示フラグが格
    納されており、かつ前記第1のプライオリティ信号の入
    力がなく、さらに自分自身が前記データ登録可能状態に
    ある場合に、検索に用いられたデータが書き込まれたメ
    モリワードに対応する空きフラグレジスタを、前記有効
    な格納データが記憶されていることを表わす状態にリセ
    ットするフラグリセット回路とを備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の連想メモリ。
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